JPH03251090A - 圧電アクチュエータ - Google Patents

圧電アクチュエータ

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Publication number
JPH03251090A
JPH03251090A JP2047026A JP4702690A JPH03251090A JP H03251090 A JPH03251090 A JP H03251090A JP 2047026 A JP2047026 A JP 2047026A JP 4702690 A JP4702690 A JP 4702690A JP H03251090 A JPH03251090 A JP H03251090A
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JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric
piezoelectric actuator
vibration
vibrator
excitation source
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Pending
Application number
JP2047026A
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English (en)
Inventor
Masaki Yamaguchi
昌樹 山口
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH03251090A publication Critical patent/JPH03251090A/ja
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、超音波振動エネルギを駆動源とし、摩擦力に
より駆動力を得る圧電アクチュエータに関するものであ
る。
[従来技術] 近年、超音波振動子の高周波機械振動エネルギを利用し
、摩擦力を駆動源とする圧電アクチュエータが種々開発
され、応用研究が勧められている。
これは、超音波振動子に可動子を圧着し、その圧着力に
起因する摩擦力により推力を発生して相対運動を行なう
ものである。
円環の伸縮振動を用いた圧電アクチュエータが各種開発
されており、その1例として岩絵、土羽、森らによる「
円環の伸縮振動を用いた超音波モータ」、信学会超音波
研究会、技術研究報告US84−50がある。その従来
例を第7図に示す。
圧電アクチュエータ11は、圧電素子リング21の外周
面に、2つのスライダーユニット22a及び22bがコ
イルスプリング23a及び23bにより圧着されている
と言う構成をとっている。
前記圧電素子リング21は、径方向に分極され、分極方
向が逆向きの2つの部分から構成されている。該圧電素
子リング21に正弦波と余弦波を印加すると進行波が励
振され、スライダーユニット22a及び22bが駆動さ
れる。
このような圧電アクチュエータに於いては、励振源の微
小振幅を効果的に増幅するために、共振振動を利用して
いる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、圧電アクチュエータの振動子の振動振幅
は、共振振動を利用していると言っても、実働状態に於
いてはその振動振幅の拡大率は数百倍が限度であった。
そのため、実振幅は数ミクロンオーダが限度であった。
その結果、固定子と可動子との摺動面にミクロンオーダ
の高機械加工精度が要求され、製作が非常に困難である
とともに、高効率、大出力動作の実現が困難であった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、横効果圧電体を薄く積層させることにより、
圧電アクチュエータに高機械加工精度が要求されず、低
価格で高効率、大出力動作の実現が容易な圧電アクチュ
エータを得ることをその目的としている。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するために本発明の圧電アクチュエータ
は、第1励振源と該第1励振源の振動方向に対し略直交
する方向の振動を励振する為の第2励振源とから構成さ
れる振動子と、該振動子に圧着した弾性体とを具備し、
前記振動子に励振される定在波振動のエネルギにより前
記弾性体が駆動され相対運動を行なう圧電アクチュエー
タに於て、該第一励振源は、略円板形状あるいは略円環
形状を有する横効果圧電体を、該第1励振源の振動方向
を含む面に水平に複数積層させて構成させている。
また、横効果圧電体の一層当りの圧電体層の厚さtは、
5μm≦t≦40μmの範囲にある事が望ましい。
[作用コ 圧電アクチュエータの励振源として、略円板形状あるい
は略円環形状を有する横動集積層型圧電体を用い、該積
層型圧電体の一層当りの厚さtが5μm≦t≦40μm
の範囲にあるよう構成されているので、その励振振幅が
10μm以上得られ、その結果圧電アクチュエータの摺
動面の機械加工精度がそれほど高く無くとも大出方、高
効率動作が実現できる。
[実施例] 以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。
第1図乃至第3図は、本実施例の圧電アクチュエータを
示したものである。第1図(a)及び(b)は、圧電ア
クチュエータの上面図及び側面図を示している。本実施
例の圧電アクチュエータ30に用いる振動子40は、略
円環形状を有する横動集積層圧電体41の中心に円孔4
1aが設けられ、せん断振動を励振する圧電素子42と
ともに、ボルト43により基台44に締め付は固定され
ている。そして、前記横動集積層圧電体41外周側面に
は、円環形状を有するスライダ45がその弾性を利用し
てはめ込まれており、回転型圧電アクチュエータを構成
している。該横動集積層圧電体41は、−層の厚さが5
μm〜数十μmの圧電体を厚さ方向に分極し、給電電極
と交互に積層したという構造をとっている。
前記横動集積層圧電体41の振動形態を第2図を参照し
て説明する。図示しない電源より直流あるいは交流電気
信号を印加すると、第2図に示すように径方向に拡張す
る。この形状変化は、共振振動によるものではなく、静
歪である。
又、前記せん断振動を励振する圧電素子42は、例えば
第3図に示すように、同図中矢印で示した方向に分極し
た扇型の圧電素子を円環状に配置し、上下方向に電圧を
印加することにより得られる。
この圧電素子42は、大振幅の振動を得るために、その
形状寸法で決定される共振周波数で共振振動される。
以上のように構成された圧電アクチュエータ30の動作
原理を以下に説明する。
まず、圧電素子42に前記所定周波数の交流電圧を印加
して振動させると、該圧電素子42はせん断振動モード
で共振し、ねじり振動の定在波が励起される。
次に、前記横動集積層圧電体41に同一周波数の交流電
圧を印加して振動させると、該横動集積層圧電体41は
径方向の拡張振動が励振される。
このとき、前記圧電素子42と前記横動集積層圧電体4
1に印加する電圧の位相或は振幅を調節すると、前記横
動集積層圧電体41の外周部には、任意の形状の略楕円
運動振動を発生することが可能となる。
そして、該横動集積層圧電体41の外周側面に着設され
た円環形状を有するスライダ45は、略楕円運動振動に
よる駆動力を受け、第1図中矢印へ方向に駆動される。
この駆動力は、前記横動集積層圧電体41と該スライダ
45との摩擦力によって発生するものである。
次に、大出力、高効率動作が可能で、且つ、製作容易な
圧電アクチュエータを実現するために、横動集積層型圧
電体を用いた圧電アクチュエータに要求される振動振幅
を求める。積層型圧電体の半径をr[m]、−層当りの
厚さをt  [m]とした時、径方向の変位Δrは以下
のように計算できる。
と= drxVx’+MrxV2x−!−rm)   
     (S)で           jZ ここに、dr:圧電定数 [m/V] Mr:電歪定数 [m/V2] E:電界   [V/m] 本発明に用いる横動集積層型圧電体の物性定数としては
、−射的な超音波アクチュエータを参照すれば、たとえ
ば以下のものが挙げられる。
dr=−140X 10−12 [m/V] 、 Mr
=−5゜48X10−17 [m/V2] 、rm30
X10−3[m] 印加電圧60[V]において、所望振幅10μmを得る
ためには、積層型圧電体の一層当りの厚さtは式(1)
よりt=40μmとなる。すなわち、横動集積層型圧電
体の一層当りの厚さtは40μm以下とする必要がある
。さらに、t=20μmとすれば、所望振幅は20μm
も得られる。
一方、圧電体の原料粉末の粒径は0.5μm程度が限度
であり、焼結後の平均粒径は第4図の顕微鏡写真に示す
ように、1μmが得られている。
増白による「電子機能性セラミックスの展望」、ファイ
ンセラミック協会刊行1984年9月(Vol、 2.
 No、 9. P、 5)によれば、圧電体を完全な
誘電体とするためには、ボイドをなくし、誘電体層とし
て少なくとも5個以上の結晶で構成させねばならない。
すなわち、積層型圧電体の一層当りの厚さtは5μm以
上とする必要がある。
つまり、横動集積層型圧電体41の一層当りの厚さtと
しては、5μm≦t≦40μmの範囲が要求される。こ
こに、該積層型圧電体の一層当りの厚さtは、電極厚さ
を含まないことを前提として試算した。
次に、前記横動集積層圧電体41を用いてリニア圧電ア
クチュエータを構成した第2の実施例につき、第5図及
び第6図を参照しつつ以下に説明する。第5図は、本発
明のリニア圧電アクチュエータ50の振動子60の斜視
図であり、第6図は、該リニア圧電アクチュエータ50
の一部断面図である。
振動子60は、略円板形状を有する横動集積層型圧電体
61a及び61bが、縦動集積層型圧電体62により結
合された構造をとっている。
そして、振動子60が円管63内に装着され、リニア圧
電アクチュエータ50を構成している。
該リニア圧電アクチュエータ50は、積層型圧電体のみ
によって構成されているので、完全非共振タイプの圧電
アクチュエータとして駆動することができる。すなわち
、その電源電圧は、交流信号のみでなく、直流信号も用
いることができる。その結果、高速駆動と微動駆動を1
つのアクチュエータで容易に行なうことができると言う
利点がある。
本実施例に於いては、共振振動の1例としてせん断振動
を例にとり説明したが、それに限定されるものではなく
、縦振動、曲げ振動等積々の振動が考えられ、又その高
次モードを利用することも可能である。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が
考えられる。
[発明の効果コ 以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
、横効果型圧電体を薄型にし積層する事によって、圧電
アクチュエータに高機械加工精度が要求されず、低価格
で高効率、大出力動作の実現が容易な圧電アクチュエー
タを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図までは本発明を具体化した実施例を示
すもので、 第1図は、本実施例のアクチュエータの構成を示す図で
あり、 第2図は、上記アクチュエータに用いられる横動集積層
型圧電体の動作説明図であり、 第3図は、上記アクチュエータに用いられる圧電素子の
動作説明図であり、 第4図は、本発明に用いる横動集積層型圧電体の顕微鏡
写真であり、 第5図は、リニア圧電アクチュエータの第2の実施例を
示す図であり、 第6図は、上記リニア圧電アクチュエータの構成を示す
図である。 また、第7図は、圧電アクチュエータの一従来例を示す
図である。 41 横動集積層型圧電体 42 圧電素子

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、第1励振源と該第1励振源の振動方向に対し略直交
    する方向の振動を励振する為の第2励振源とから構成さ
    れる振動子と、該振動子に圧着した弾性体とを具備し、
    前記振動子に励振される定在波振動のエネルギにより前
    記弾性体が駆動され相対運動を行なう圧電アクチュエー
    タに於て、該第一励振源は、略円板形状あるいは略円環
    形状を有する横効果圧電体を、該第1励振源の振動方向
    を含む面に略水平に複数積層させて構成させたことを特
    徴とする圧電アクチュエータ。 2、請求項1記載の圧電アクチュエータに於て、該横効
    果圧電体の一層当りの圧電体層の厚さtが5μm≦t≦
    40μmの範囲にある事を特徴とする圧電アクチュエー
    タ。
JP2047026A 1990-02-27 1990-02-27 圧電アクチュエータ Pending JPH03251090A (ja)

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