JPH05175567A - 積層型アクチュエータ - Google Patents

積層型アクチュエータ

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JPH05175567A
JPH05175567A JP3354941A JP35494191A JPH05175567A JP H05175567 A JPH05175567 A JP H05175567A JP 3354941 A JP3354941 A JP 3354941A JP 35494191 A JP35494191 A JP 35494191A JP H05175567 A JPH05175567 A JP H05175567A
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JP
Japan
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laminated
voltage
electrode
electrodes
displacement
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3354941A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Wakabayashi
勝裕 若林
Tomoki Funakubo
朋樹 舟窪
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1〜3次元の位置決め、駆動、角度調節を低
い電圧により行うことができ、コンパクトで組み立てを
容易にする。 【構成】 圧電セラミックス板5において、対向する電
極のうち+側電極2は4ヵ所に分けた分割電極2a〜d
とし、−側電極3は共通電極とする。積層型3次元変位
素子1aは、圧電セラミックス板5を分極方向4を交互
に変え、+側電極2のスリット部8を合わせて接着剤に
より積層する。−側電極3を接続したリード線7、分割
電極2a〜dを縦方向に接続したリード線6a,6b,
・・・を、独立した電圧印加装置および制御装置に接続
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走査型トンネル顕微
鏡、原子間力顕微鏡等の走査型プローブ顕微鏡における
検出探針や、レーザー反射鏡の角度調整、そして超音波
モータ等の駆動源となる積層型アクチュエータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の分析装置、半導体関連装置、光学
装置等の駆動源においては、高精度で高速の3次元方向
の位置決めが要求されている。要求される高速・高精度
のアクチュエータとして、現在は圧電素子、電歪素子等
の所謂電気−機械エネルギー変換素子が注目されてい
る。
【0003】例えば走査型トンネル顕微鏡における検出
探針の3次元の微動・位置決め手段として、特公平3−
24016号公報に記載のものが知られている。これ
は、立方体のセラミックスを加工し、X軸、Y軸、Z軸
に棒状圧電素子体を一体的に作成したものである。この
棒状圧電素子体には各々対向する面に電極が形成され、
3軸の交点にはZ軸方向に延びる検出探針ホルダーが固
定されている。電極のうちX軸、Y軸用のものは、検出
探針のZ軸に対する傾きを減らすために検出探針ホルダ
ーより所定寸法離れた位置に設けられている。検出探針
の駆動時には、各軸用の各電極に適宜駆動電圧を印加し
て、各軸上の移動量、位置を制御する。
【0004】また、2次元の位置決め・移動装置として
は、所謂超音波モータが最近注目されている。この超音
波モータは、従来より使用されている電磁用モータに対
して以下のような点で優れている。 (1) 小型・軽量であり、消費電力が少ない。 (2) 減速ギヤなしで低速・高トルクが得られる。 (3) 部品点数が少なく、組み立ても容易で信頼性が
高い。 (4) 磁気的影響の授受がない。 (5) バックラッシュがなく位置決めが容易である。 かくしてこれらの利点を生かすべく、種々の往々技術の
研究・開発が進められている。
【0005】一般的に超音波モータは、回転駆動型とリ
ニア駆動型とに大別できる。回転駆動型としては、例え
ば特公平1−17353号公報に記載されるものがあ
る。これは、円環状の弾性体(通常は金属)の裏面に電
歪素子を固定し、該電歪素子に高周波電圧を印加するこ
とにより弾性体の表面に進行性の超音波振動を発生させ
る。そして、該進行性超音波振動により生じる、弾性体
表面の楕円振動により、該弾性体表面に圧接された物体
を進行性超音波振動の進行方向とは逆の方向に回転駆動
するものである。
【0006】また、回転駆動型の他の例としては、特開
昭61−52167号公報に記載されたものも広く知ら
れている。これは、片持梁の固定端に圧電素子の振動を
与え、該片持梁の自由端にねじり楕円振動を発生させる
ものであって、該自由端に回転子を圧接して回転力を得
るものである。
【0007】しかしながら、上記特公平1−17353
号公報に記載されたものは、印加する高周波電圧の周波
数を、弾性体と電歪素子との接合体の共振周波数にほぼ
一致させる必要がある。この共振周波数は、環境温度や
駆動負荷等の変化により逐次変化するため、駆動中にこ
の共振周波数の変化を追尾する必要があり、駆動に必要
な電気回路が極端に複雑で大規模なものとなってしま
う。
【0008】また、特開昭61−52167号公報に記
載されたものは、部品点数が多く、構造が複雑であり、
組み立てが難しく、微調整が必要であって製品の信頼性
が低い。
【0009】このような回転駆動型の超音波モータに対
し、例えば特開平2−7875号に記載された如き、リ
ニア駆動型の超音波モータが考えられる。
【0010】このリニア駆動型の超音波モータは、2対
の圧電素子と、板状の圧電素子を多数枚積層してなる積
層型圧電部材と、該圧電部材の上面及び下面に各々接着
された金属等からなる上台、下台とにより構成されてい
る。2対の圧電素子はどちらも分極方向が同一となるよ
うに絶縁部材を介して接着されている。2対の圧電素子
及び積層型圧電部材は夫々独立した駆動電圧印加用のリ
ード線に接続されている。
【0011】上記構成の超音波モータは、積層型圧電部
材と該部材に取り付けた圧電素子とを振動させ、これに
より発生する縦・横方向の合成振動により、振動子上の
質点が任意の大きさ及び態様の楕円振動を行う。そこ
で、振動子の上面に可動部材を接触させると、該可動部
材が2次元的に駆動される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
公平3−24016号公報に記載された検出探針の駆動
装置では、加工、電極塗布、圧電素子の分極動作が困難
であり、なおかつ、駆動には高い電圧が必要であり、ま
た、棒状の圧電素子を使用するために、変位量及び駆動
力が装置全体に大きさに比べ極端に小さいという欠点が
ある。
【0013】更に、特開平2−7875号公報に記載さ
れた超音波モータにおいては、2対の圧電素子により振
動子に横方向の振動を発生させるため、電圧の高い駆動
電圧が必要であり、圧電素子の共振点での駆動が必要で
あった。そのために、印加する駆動電圧の電源周波数に
制限があると共に消費電力が大きくなり、また、経時変
化や使用中の発熱により共振周波数にずれが生じるた
め、駆動特性の安定性に欠けるという欠点がある。
【0014】本発明の目的は、以上の点を鑑み、1〜3
次元の位置決め、駆動、角度調節を低い電圧により行う
ことができ、コンパクトで組み立てが容易な積層型アク
チュエータを得ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、両面に設けられた電極の内、少なくとも
一面側の電極を複数に分割構成した電気−機械エネルギ
ー変換素子を、複数枚積層した積層型アクチュエータに
おいて、上記電気−機械エネルギー変換素子上の分割さ
れた電極にそれぞれ印加する駆動電圧を、該分割された
電極毎に制御することとした。
【0016】また、本発明は、両面に設けられた電極の
内、少なくとも一面側の電極を複数に分割構成した電気
−機械エネルギー変換素子を、複数枚積層した積層型ア
クチュエータにおいて、上記複数枚積層された電気−機
械エネルギー変換素子を複数のブロックに分割し、個々
のブロックの内の上記分割された電極に、ブロック毎に
共通した駆動電圧を印加することにより、動作の制御を
行うこととした。
【0017】本発明においては、上記積層された電気−
機械エネルギー変換素子の間に、該電気−機械エネルギ
ー変換素子と弾性係数、熱伝導率、熱膨張率がほぼ等し
い部材を挿入すると良い。また、上記積層された電気−
機械エネルギー変換素子の積層方向の端面に、突起を設
けると良い。
【0018】
【作用】上記の如く構成することにより、変位させる方
向と反対の電極に駆動電圧を印加することにより積層型
アクチュエータが変位し位置決めが行われる。また、走
査型プローブ顕微鏡の検出探針のように、3次元の移動
とZ軸の平行度が必要なものの場合は、駆動ブロックを
2つ以上に分割して制御することによりZ軸の平行度が
保たれる。
【0019】また、積層型アクチュエータの全ての分割
電極に周波駆動電圧を印加することにより、積層方向の
振動が得られ、任意の分割電極に周波駆動電圧を印加す
ることにより部分的な伸縮が発生し、横方向に振動が起
こる。そこで積層型アクチュエータの積層方向の端面に
可動部材を接触させることにより、該可動部材が所望の
方向に駆動される。
【0020】
【実施例1】[構成]図1および図2を用いて本実施例
の構成を説明する。図1は本実施例の積層型3次元変位
素子1aの斜視図である。図2は圧電セラミックス板5
を示したもので、対向する電極のうち+側電極2は4箇
所に分けた分割電極2a〜d、−側は共通の電極3とし
たセラミックス板であり、矢印4は分極方向を示してい
る。前記変位素子1aは、この圧電セラミックス板5を
分極方向を交互に変え、+側電極2のスリット部8を合
わせて接着剤により積層したものである。そして、それ
ぞれの−側電極3を接続したりリード線7、分割電極2
a〜dをそれぞれ縦方向に接続したリード線6a,6b
(残り二つは図示していない)は、独立した図示しない
省略の電圧印加装置および制御装置に接続されてい
る。。
【0021】[作用]上記積層型3次元変位素子1a
は、分割電極2a〜dへ印加する電圧の違いにより制御
される。図3は駆動時の一例の概略図で、3Aは実線が
電圧印加前、破線が電圧印加中の状態を示す。3AのA
Aの+側電極2aの面を表した3B〜Eは電圧印加する
電極部分と変位の方向を図示したものである。3Bは
(a)の分割電極2aにのみ正の電圧を印加したことを
意味し、矢印13はその時の変位の方向を示している。
同様に3Cは(b)のみに電圧印加した時、3Dは
(a),(d)に等しい正の電圧〔(a)=(d)〕を
印加した時、3Eは(a),(d)に電圧を印加するが
(a)が(d)より高い〔(a)>(d)〕電圧を印加
したときの変位方向を示した状態図である。変位方向は
印加する電極部分で決定され、変位量は印加電圧の高低
により決まる。なお、長さ方向は(a)〜(d)全てに
電圧を印加することで制御ができ、3次元の位置決めが
この変位素子1aにより可能である。
【0022】[効果]本実施例によれば、1個の積層型
圧電変位素子で3次元動作が可能であるため、形状的に
コンパクトで高速・高精度の3次元アクチュエータを作
ることが容易である。
【0023】なお、この実施例では円柱状で+側電極2
を4分割したものを例としたが、図4における4A,4
Bに示すように、2つ以上の分極電極でリング状や多角
形柱状の積層型変位素子でも同様な効果が得られる。ま
た、図4の4Cのように切欠き16を設けておくと、接
着時の位置合わせが容易である。さらに、−側電極3は
共通電極としたが、分割電極にしても効果に違いはな
い。また、本実施例では圧電セラミックス板5を接着固
定して積層型3次元変位素子1aを作製したが、グリー
ンシートに内部電極を印刷し、積層、切断して作製して
もよい。
【0024】
【実施例2】[構成]図5は変位素子をレーザ光反射制
御装置に応用した例の概略構成図である。前記実施例と
の違いのみを説明すると、駆動源である積層型3次元変
位素子1aの両端には、未分極圧電素子10aが積層さ
れ、上側の未分極圧電素子10aの上面には、レーザ光
反射鏡9が取り付けられている。+側の分割した分割電
極2a〜dはそれぞれ独立した4個の電圧印加装置11
a〜dに接続され、各々が制御装置12に接続されてい
る。
【0025】[作用]実施例1との差異のみを説明す
る。積層型3次元変位素子1aの両端には、駆動時のセ
ラミックス板の変形により発生する熱(熱損失に基づく
発熱)や歪みを吸収するセラミックス(未分極圧電素子
10a)が積層されている。この未分極圧電素子10a
は本実施例にて使用している圧電素子の分極処理を行う
前のものである。この自らが変形しない未分極圧電素子
10aを積層することにより、積層型3次元変位素子1
aの両端面にて、熱や歪みが緩和される。例えば、本実
施例においてはレーザ光反射鏡9が積層型3次元変位素
子1aに接着固定されているが、未分極圧電素子10a
を積層することにより、駆動による接着面の剥がれや素
子の破壊は発生しない。なお、駆動動作は未分極圧電素
子10aを両端面に積層しても、実施例1のものと同じ
である。また、未分極圧電素子10aの代わりに、圧電
素子と弾性係数、熱伝導率、熱膨張率がほぼ等しい部材
を用いても同様の作用を得ることはもちろんである。
【0026】[効果]積層型3次元圧電変位素子1aと
他の物質との境界面での剥離・破壊が無くなり、耐久性
が高い、形状的にコンパクトで高速・高精度の微小角度
調整装置を作ることが容易である。
【0027】
【実施例3】[構成]図6を用いて、本発明を走査型ト
ンネル顕微鏡(STM)や走査型原子間力顕微鏡(AF
M)の検出探針先端部の位置決め装置に利用したものに
ついて、説明する。図6は前記位置決め装置駆動部の斜
視図であり、実施例1と同様に図示しない分割電極をも
つ2つの積層型3次元変位素子1a、1bで未分極圧電
素子10bを挟んだ構成をしたものに検出探針ホルダー
14および検出探針15を取り付けた基準面平行移動型
3次元変位素子20aである。前記実施例と同様に、各
電極は、対応するものでどうしで繋がっており、更に図
示しない電圧印加装置および制御回路へ接続されてい
る。
【0028】[作用]STM,AFM用の位置決め装置
は、装置の特徴上、検出探針15が常にZ軸にほぼ平行
でなくてはならないという規制条件がある。本実施例の
位置決め装置は、この規制条件を満足するようにしたも
ので、基本構造の駆動時の状態を図7に示した。2つの
積層型3次元変位素子1a,1bの対称的な電極位置に
図示しない独立した電圧印加装置により電圧を印加する
ことで、検出探針のZ軸に対するずれを無くしている。
位置決め装置には未分極圧電素子10bが付加されてい
るが、これらは変形時の歪を緩和し、長寿命化のために
付けられたものであるとともに、X−Y方向の変位位置
量拡大の作用があり、半分極品もしくは無くはも動作は
行われる。
【0029】[効果]STMやAFMの検出探針を始め
とする位置決め装置において、X軸、Y軸に関して回転
成分の無い変位を高速且つ高精度で得ることができる。
さらに図8に示したように、同じ構成の2つの積層型3
次元変位素子1a,1bを直列に配置した基準面平行移
動型3次元変位素子20aにおいて、上下で対称的な位
置の電極同士を接続することにより最小限の電圧印加装
置で回転成分の無い変位を得ることができる。
【0030】
【実施例4】[構成]図9において9Aで示すのは前記
実施例3の基準面平行移動型3次元変位素子20aに、
さらに未分極圧電素子10a,10bと圧電セラミック
ス板の対向する電極を全て全面電極した一般的な積層型
1次元変位素子17とを直列に配置し、図示しない独立
した電圧印加装置へ接続した、基準面平行移動型3次元
変位素子20bである。
【0031】[作用]上記構成の素子を駆動した一例が
図9の9Bで示す状態である。分割電極部の積層方向の
伸縮は電極境界部にストレスが掛り、破損のおそれがあ
るため大きくは取れない。そこで、新たに付加した積層
型1次元変位素子17に電圧を印加することで積層方向
に伸縮させ、Z軸方向の位置決めを行う。基準平行移動
型3次元変位素子20bの両端面には未分極圧電素子1
0aが積層されているが、これは実施例2と同じ歪の緩
和の働きをもつ。
【0032】[効果]X−Y方向の必要変位量に比較
し、Z軸方向の必要変位量が大きい際は、本実施例のよ
うな実駆動部を3層構造以上にすることにより、精度良
くコンパクトな基準面平行移動型3次元変位素子20b
ができる。
【0033】
【実施例5】[構成・作用]図10を用いて、本発明を
比較的大きなものをのせる微動位置決めステージ利用し
たものについて、説明する。図10はベース19に前実
施例4で記載した基準面平行移動型3次元変位素子20
bを3個並列に固定し、ステージ18を取り付けたもの
である。3個の基準面平行移動型3次元変位素子20b
の電極方向を同方向に配置し、対応する電極を接続、図
示しない電圧印加装置および制御回路繋ぐことで上記変
位素子20bが同方向に平行移動し、実施例3,4と同
様な3次元の変位をステージ18に与えることができ
る。
【0034】なお、実施例としては基準面平行移動型3
次元変位素子20bを3個利用したものについて説明し
たが、数は幾つでも、微動ステージを構成した際には同
様な効果が得られる。
【0035】[効果]今までのアクチュエータを3個以
上組み合わせた3次元の微動ステージよりも非常にコン
パクトで部品点数の少ない位置決め装置を作製すること
ができる。また、複数個の基準面平行移動型3次元変位
素子20bを独立に制御することで、ステージの角度調
整を同時に行うことも可能である。
【0036】
【実施例6】[構成・作用]図11は前実施例5と同
様、微動位置決めステージの概略構成図である。構成は
ステージ18の両端面に前記基準面平行移動型3次元変
位素子20bをそれぞれ固定し、ベース19に取り付け
た位置決め装置である。前実施例5の基準面平行移動型
3次元変位素子20bと同様に図示しない電圧印加装置
により電圧を印加することでステージの位置決めができ
る。
【0037】なお、実施例としては基準面平行移動型3
次元変位素子20bを2個利用したものを説明したが、
少なくとも1個であれば同様な効果が得られる。
【0038】[効果]今までのアクチュエータを3個以
上組み合わせた3次元の微動ステージよりも非常にコン
パクトで部品点数の少ない位置決め装置を作製すること
かできる。前記実施例5と比較して形状的に薄いものが
できる。
【0039】
【実施例7】[構成]図12及び図13を用いて本実施
例の構成を説明する。図12は本実施例の積層型超音波
振動子の斜視図である。この振動子21は、圧電セラミ
ックス板5を多数枚積層してなる圧電積層部材22と、
この圧電積層部材22の両端に設けられた未分極圧電素
子10と、上端の未分極圧電素子10の上面に設けられ
た上台23とにより構成されている。
【0040】上記圧電セラミックス板5において、板状
で対向する電極のうち+側電極2は4ヵ所に分けた分割
電極2a〜d、−側は共通の−側電極3としたもので、
矢印4は分極方向を示している。前記圧電積層部材22
は、この圧電セラミックス板5を分極方向に交互に変
え、電極のスリット部8を合わせて数枚〜数十枚積層
し、エポキシ等の接着剤により接着したものである。上
台23はステンレス等の金属またはアルミナ等のセラミ
ックス材からなり、所定の厚みの円板である。この上台
23は圧電積層部材22の上面に接着され、上台23の
上面中央部には半球状の突起部24が設けられている。
【0041】圧電積層部材22を構成する圧電セラミッ
クス板5は、+側の分割電極2a〜dおよび全面電極の
−側電極3がそれぞれ一層おきにコモン接続され、そし
て−側電極3を接続したリード線7、分割電極2a〜d
をそれぞれ縦方向に接続したリード線6a,6b,6c
(残り一つは図示していない)は独立した図示しない電
圧印加装置に接続されている。
【0042】図13は本振動子21を駆動させるための
駆動回路の一例である。周波数fの交流を出力する交流
電源25と、移相器26a〜dと、移相器26a〜dか
らの交流電流を増幅する電力増幅器27a〜dから成
る。
【0043】[作用]上記構成による作用を図14〜図
16を用いて説明する。上記積層型超音波振動子21の
分割電極2a〜dへ同時に交流電圧を印加すると図14
の14Aのように振動子21は縦方向に振動する。一
方、横方向の振動は、それぞれの分割電極2a〜dに印
加する電圧の大きさで決定され、14Bのように振動す
る。振動の大きさと方向は、印加する電圧と印加する電
極位置により制御可能である。図14において、圧電セ
ラミックス板5の+側電極2面を表した14C〜Fは電
圧印加する電極部分と変位の方向を図示したものであ
る。
【0044】14Cは(a)の電極部に正の電圧を印加
し、(a)と点対象の位置にある(c)の電極部には負
の電圧を印加したことを意味し、矢印13はその時の変
位の方向を示している。同様に14Dは(b)に正の電
圧を印加し、(d)に負の電圧を印加した時、14Eは
(a),(d)に等しい正の電圧〔(a)=(d)〕
を、そして(b),(c)に等しい負の電圧を印加した
時、さらに14Fは(a),(d)に正の電圧を印加す
るが(a)が(d)より高い〔(a)>(d)〕電圧を
印加し、同様に(c),(b)には(b)より(c)に
大きな負の電圧を印加したときの変位方向を示した状態
図である。振動は交流電圧を印加することで発生し、そ
の振動方向は印加する電極部分で決定され、振動の大き
さは印加電圧の大小により決まる。
【0045】上記二つの振動を同時に励起させ、かつ移
相制御を行う突起部24は図15に示すような15A〜
Iの各種の振動軌跡を描く。本振動子21をリニアモー
タとして使用するためには15C,15Gなる楕円軌跡
が得らればよく、個々の電力増幅器27a〜dの増幅率
を変えることで図15の15Jに示す、楕円軌跡の成分
v,uの大きさを変化させることが可能である。
【0046】図17は上述した積層型超音波振動子21
を用いた駆動装置の構成を示す図である。17Aが振動
子21とスライダ28とを示す斜視図、17Bがスライ
ダ28を振動子21の突起部24に対し一定の押圧力に
より接触させた一例の断面図である。この場合、上記ス
ライダ28を突起部24に対し一定の力で押圧する手段
としては17B示すようにベアリング29とバネ30と
を備えた押圧機構が考えられる。
【0047】次に本実施例の振動子21に楕円振動を発
生させる具体的な電圧印加方法について説明する。図1
4の14Cにおいて可動部材を矢印13の方向に動かす
場合の電圧印加方法は次の通りである。楕円振動は横方
向と縦方向の振動を合成することで得られる。図16を
用いて、図14の14Cの矢印の方向に可動部材を動か
す方法の一例を説明すると、横方向の振動を得るため
(b),(d)の電極部には電圧を印加せず、(a)部
に図16の16BのようにQのようなbcosωtを
(c)にPのような−bcosωtを印加する。そし
て、縦振動を得るには全ての電極部に同一な電圧を印加
すれば良く、例えばこれを図16の16Aのoのような
asinωtとすると、楕円振動を得るにはこれらを足
し合わせれば良く、(a)〜(d)に印加する電圧はそ
れぞれ数1〜4のようになる。数1〜4において、ta
nφ=b/a,tanθ=a/bである。
【0048】
【数1】
【0049】
【数2】
【0050】
【数3】
【0051】
【数4】
【0052】上記のように電圧を印加すると振動子21
は楕円振動を行い、図14における14Cの矢印13方
向に可動部材は移動する。図14における14E,14
Fの矢印13方向の移動は、横方向の振動を(a),
(d)および(b),(c)の電圧比を制御すると任意
に得られるため、14Cの時と同様な考え方で縦方向の
振動を起こす電圧と組み合わせ任意の方向へ移動可能で
ある。
【0053】[効果]本実施例の振動子21を用いると
コンパクトで電源周波数等に規制がなく、設計が容易な
2次元のリニアモータが作製できる。
【0054】この実施例では円柱状で電極を4分割した
ものを例としたが、実施例1で説明したものと同時に、
図18における18A〜Cのように2つ以上の分割した
+側電極2でリング状や多角柱状の積層型変位素子でも
同様な効果が得られる。また、本実施例では圧電セラミ
ックス板5を積層・接着して振動子21を作製したが、
図18の18Aのように切欠き31を設けておくと接着
時の位置合わせが容易である。また、振動子21はグリ
ーンシートに内部電極を印刷し、積層、切断して作製し
ても同様な効果を示す。さらに、−側電極3は共通電極
としたが分割電極にしても効果に違いはない。
【0055】
【実施例8】[構成]図19は本発明の実施例8を示す
図で、19Aは基準面平行移動型超音波振動子32の斜
視図、19Bは同振動子32aの駆動時の一例、19C
図は振動軌跡の状態図である。なお、前記実施例7と同
一のものには同一符号を付し、前記実施例7との違いの
み説明する。19Aの基準面平行移動型超音波振動子3
2aは、実施例7と同じように図示しない分割電極をも
つ2つの積層型超音波振動子21a,21bで未分極圧
電素子10を挟んだ構成をしたものに直方体の突起33
を取り付けた振動子である。前記実施例7と同様に、各
圧電積層部材22の電極は縦方向に対応するものどうし
で繋がっており、更に図示しない電圧印加装置へ接続さ
れている。
【0056】[作用]図19の振動子32aは、2つの
積層型超音波振動子21a,21bの対称的な電極位置
に図示しない独立した電圧印加装置により同位相の電圧
を印加することで、直方体の突起33の上面が常にX−
Y平面と平行になるようにしている。19Bは駆動時の
一例であり、19Cは振動の軌跡と振動子上部の状態を
示した図である。振動子32aには未分極圧電素子10
が付加されているが、これは変形時の歪を緩和し、長寿
命化のために付けられたものであるとともにX−Y方向
の振動拡大の作用を有し、半分極品もしくは無くても動
作は行われる。
【0057】[効果]従来の超音波リニアモータと異な
り、突起33に回転成分がないために突起33の形状を
半球状等にする必要がなく、可動部材との接点が従来は
点接触であるに対し、本実施例の振動子32aでは、円
柱や多角形柱状の突起33を使用することで面接触とな
る。また、突起33を用いなくとも上台23上面部を可
動部材との接触面とすることができる。面接触のために
可動部材および突起33の磨耗が減り、耐久性が上がる
と共に、滑りが減るために高精度の位置決め精度を持つ
モータが容易にできる。
【0058】また、基準面平行移動型超音波振動子32
aにおいて、2つの積層型超音波振動子21a,1bに
同形状のものを180度回転させ、直列に配置した振動
子は上下で180度対称的な位置の電極どうしを接続す
ることにより最小限の電圧印加装置で回転成分の無い変
位を得ることができる。
【0059】
【実施例9】[構成]図20を用いて本発明の実施例9
の構成を説明する。20Aは基準面平行移動型超音波振
動子32bの斜視図を表したものである。前記実施例の
基準面平行移動型超音波振動子32aに未分極圧電素子
10a,10bと圧電セラミック板の対向する電極を全
て全面電極とした一般的な積層型1次元変位素子17を
直列に配置し、図示しない独立した電圧印加装置へ接続
した構成の基準面平行移動型超音波振動子である。
【0060】[作用]上記構成の振動子32bを駆動し
た際の一例が図20の20Bである。積層型超音波振動
子21a,21bおよび未分極圧電素子10bにより、
前実施例8と同様に突起34の上面は常に本振動子32
b取り付け面(図示省略)と平行な状態を保って楕円振
動する。この楕円振動の途中で積層型1次変位素子17
に電圧を印加させると、突起34は図21に示したよう
な直線運動部分(XーZ間)を持つ楕円振動の軌跡を描
く。スライダ28と突起34の関係をY以上の高さでス
ライダ28に接するようにすると、本振動子32bでは
垂直方向の成分のみの運動で時に可動部材と突起物が面
接触し始め、また離れる。そのために可動部材は横滑り
することがない。よって本駆動装置には従来問題であっ
た突起34にかかる重量により変位量が微妙に異なると
いうことがない。図22は本振動子32bでスライダ2
8を移動させている状態を示した図で22A〜Dは図2
1の符号位置と一致する。なお、本振動子32bの両側
面には未分極電圧素子10aが積層されているが、これ
は実施例8と同じように歪の緩和の働きを有する。
【0061】[効果]本実施例の振動子32bは、従来
の超音波リニアモータと異なり、振動軌跡に直接部分を
有するため、滑りがなく高精度なリニアモータを作製す
ることができる。また、可動部材および突起34の磨耗
が少なくなり、クリーンで耐久性の高いモータを作製で
きる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、1〜3次元の微小
位置決めを本発明の分割電極を有する積層型変位素子で
行えば、低電圧で変位量、発生力が大きく取れ、コンパ
クトで組み立てが容易な微動制御装置を作製することで
きる。また、積層体自身もグリーンシートに内部電極を
印刷、積層、切断後焼成を行う一体焼成法と、セラミッ
クス板を積層、接着する接着法で作成が容易にできるた
め、利用範囲が非常に拾い。さらに、本素子は端面にお
いて楕円振動を発生させることが可能であり、移動体を
左右及び2次元的に駆動する素子としても利用できる。
なお、積層型圧電変位素子の代わりに積層型電歪素子を
使用したものも同等の効果を示す。また、数V〜数十V
という低い電圧で駆動することができ、非共振領域で駆
動させるために、消費電力も小さいコンパクトで大きな
振動出力を取り出すことの可能な超音波振動を作製でき
る。リニアモータとして用いた場合は、駆動対象物を2
次元的に移動可能である上、設計上の制約が少なく、作
製容易な超音波振動子およびこの振動子を有する駆動装
置を提供できる。また、積層体自身もグリーンシートに
内部電極を印刷、積層、切断後焼成を行うために作成が
容易で、利用範囲が非常に広い。さらに、本振動子は、
両端面を固定して個々の電極部に位相差を持たした電圧
印加することで、カードリーダ等用のモータとしても使
用可能である。なお、積層型圧電素子の代わりに積層型
電歪振動子を使用したものも同等の効果を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の積層型3次元変位素子を示
す斜視図である。
【図2】同実施例1の積層型3次元変位素子における圧
電セラミックス板を示す斜視図である。
【図3】同実施例1の積層型3次元変位素子を駆動させ
た時の概略構成図である。
【図4】同実施例1の積層型3次元変位素子の変形例を
示す斜視図である。
【図5】本発明の実施例2のレーザ光反射制御装置を示
す概略構成図である。
【図6】本発明の実施例3の基準面平行移動型3次元変
位素子を示す斜視図である。
【図7】同実施例3の基準面平行移動型3次元変位素子
を駆動させた時の斜視図である。
【図8】同実施例3の基準面平行移動型3次元変位素子
を電気的に接続した状態を示す概略構成図である。
【図9】本発明の実施例4の基準面平行移動型3次元変
位素子を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施例5の微動位置決めステージを
示す概略構成図である。
【図11】本発明の実施例6の微動位置決めステージを
示す概略構成図である。
【図12】本発明の実施例7の積層型超音波振動子を示
す斜視図である。
【図13】同実施例7の振動子を駆動させるための駆動
回路を示す回路図である。
【図14】同実施例7の振動子を駆動させた時の概略構
成図である。
【図15】同実施例7の振動子の振動軌跡を示す図であ
る。
【図16】同実施例7の振動子の電圧印加方法を示す波
形図である。
【図17】同実施例7の振動子を用いた駆動装置を示す
概略構成図である。
【図18】同実施例7の振動子の変形例を示す斜視図で
ある。
【図19】本発明の実施例8の基準面平行移動型超音波
振動子を示す斜視図である。
【図20】本発明の実施例9の基準面平行移動型超音波
振動子を示す斜視図である。
【図21】同実施例9の振動子の振動軌跡を示す図であ
る。
【図22】同実施例9の振動子でスライダを移動させた
状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1a,1b 積層型3次元変位素子 2 +側電極 2a,2b,2c,2d 分割電極 3 −側電極 5 圧電セラミックス板 9 レーザ光反射鏡 10,10a,10b 未分極圧電素子 11a,11b,11c,11d 電圧印加装置 12 制御装置 17 積層型1次元変位素子 20a,20b 基準面平行移動型3次元変位素子 21,21a,21b 積層型超音波振動子 22 圧電積層部材 24,33,34 突起 25 交流電源 26a,26b,26c,26d 移相器 27a,27b,27c,27d 電力増幅器 32a,32b 基準面平行移動型超音波振動子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面に設けられた電極の内、少なくとも
    一面側の電極を複数に分割構成した電気−機械エネルギ
    ー変換素子を、複数枚積層した積層型アクチュエータに
    おいて、上記電気−機械エネルギー変換素子上の分割さ
    れた電極にそれぞれ印加する駆動電圧を、該分割された
    電極毎に制御することを特徴とする、積層型アクチュエ
    ータ。
  2. 【請求項2】 両面に設けられた電極の内、少なくとも
    一面側の電極を複数に分割構成した電気−機械エネルギ
    ー変換素子を、複数枚積層した積層型アクチュエータに
    おいて、上記複数枚積層された電気−機械エネルギー変
    換素子を複数のブロックに分割し、個々のブロックの内
    の上記分割された電極に、ブロック毎に共通した駆動電
    圧を印加することにより、動作の制御を行うことを特徴
    とする、積層型アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 上記積層された電気−機械エネルギー変
    換素子の間に、該電気−機械エネルギー変換素子と弾性
    係数、熱伝導率、熱膨張率がほぼ等しい部材を挿入した
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の積層型アク
    チュエータ。
  4. 【請求項4】 上記積層された電気−機械エネルギー変
    換素子の積層方向の端面に、突起を設けたことを特徴と
    する、請求項1又は2に記載の積層型アクチュエータ。
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