JP4914895B2 - 超音波モータの圧電アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、ロータリ超音波モータ及びリニア・モータのための圧電アクチュエータに関する。これらは、リニア動作及びロータリ動作用モータを駆動するために使用されてもよい。さらに、これらは、計器ラック、光学レンズ、光読取り/書込みヘッド、並びに高い位置合わせ精度、小寸法の駆動系及び低い供給電圧を要する他の類似デバイスを駆動するために使用されてもよい。
共振器内で音波を励起させる、層状圧電素子が貼り付けられた金属製の音波共振器で構成される超音波モータの圧電アクチュエータが知られている(特に、米国特許第5,665,918号、米国特許第5,672,930号参照)。
これらのアクチュエータの欠点は、金属共振器の寸法によって画定される、その大きい寸法にある。さらに、これらのアクチュエータは圧電活性部分の容積が小さく、のみならず圧電素子の厚さが大きく、これにより電気機械的結合係数が大幅に下がり、よって励起電圧は著しく高まる。加えて、このようなアクチュエータは複雑な構造を有し、人手による組立が必要であって製造コストが増大する。
さらに、その圧電素子が薄い層状パケットとして金属共振器へ接続される超音波モータ用圧電アクチュエータ(特に、米国特許第5,134,334号、米国特許第5,416,375号参照)も知られている。これらのアクチュエータの欠点は、その大きな寸法、その複雑な構造及び高い製造コストにある。
さらに、その主たる2つの表面に電極が取り付けられる圧電プレートで構成される、超音波モータ用圧電アクチュエータも知られている(特に、米国特許第6,384,515号、米国特許第7,714,833号参照)。
欠点は、これらのアクチュエータが高い励起電圧を必要とすることにある。これは、電気機械的結合係数が低い曲げ共振が使用されるという事実に起因する。このようなアクチュエータの最大励起電圧値は、300Veffに達する。別の重要な欠点は、曲げ共振の領域内にある第2の縦共振の存在にある。これは、これらのアクチュエータの制御をより困難にし、その結果、アクチュエータ自体が励振周波数を決定する自励原理によって作動される単純な励起回路を構築することが不可能となる。これにより、駆動装置の熱安定性は著しく低下し、アクチュエータの動作安全性は下がり、製造経費は高くなる。
さらに、多層圧電素子が金属共振器本体内へ押し付けられる、超音波モータの小型圧電アクチュエータも知られている(特に、米国特許出願第2004/0256954 A1号参照)。これらのアクチュエータは小型サイズであり、低い励起電圧を有する。
これらのアクチュエータの動作原理は、近接して存在する共振周波数における共振器内の2タイプの定在波の励起を基礎とする。従って、移動素子の動作を反転させるためには、励起回路の周波数は一方から他方の共振周波数へ同調されなければならない。この場合は、励起回路を、その周波数がアクチュエータの機械パラメータによって予備決定される自励原理を基礎として構成することはできない。これにより、アクチュエータの動作安定性は下がり、励起回路の構造はより複雑なものとなり、駆動システムは全体としてより高価になる。
本発明の目的は、より小さい寸法、より低い励起電圧、より大きい動作安定性及び安全性、並びに単純化された制御及びより低い製造コストを特徴とする、改良された汎用タイプの圧電アクチュエータを提供することにある。
この目的は、請求項1に記載された特徴を備えるデバイスによって達成される。本発明的考案の有益な実施形態は、従属請求項に定義されている。
本発明は、構造的実施形態で、超音波モータ用圧電アクチュエータをこのアクチュエータ用制御ユニットを備えて構築する考案を含み、これによって、励振周波数がアクチュエータの機械パラメータによって予備決定される自励原理に従って動作する、制御ユニット内の単純構造の励起素子が可能になる。
音響定在波の多層発生器を有する音響振動共振器で構成される超音波モータ用圧電アクチュエータでは、上記音響振動共振器は、2つの主要な表面と、2つの側面と、2つの端面とを備える長方形の圧電プレートとして形成され、かつその内部に多層構造体を有することが規定されている。この多層構造体は、共通電極の層と交互する励起電極の層、及びこれらの間に置かれる分極セラミックの層を表し、分極ベクトルは電極の表面に対して垂直に伸張する。全ての励起電極は、互いに接続されない、先述のプレートの対称面に対して対称に配置される2グループに分割される。これにより、この対称面はプレートの主表面及び側面に対して垂直に、即ちその中心を通って伸張し、励起電極の各グループは、共通電極及びこれらの間の圧電セラミックと共に、圧電プレートの対称面に対して非対称に配置される音波の多層発生器を形成する。
圧電アクチュエータの好適な一実施形態では、共通電極は、その形状が励起電極の形状の反復である2つの部分で構成されてもよい。これにより、提案しているアクチュエータを使用する可能性は高まる。
アクチュエータの実施形態の様々な変形例では、励起電極及び共通電極は、圧電プレートの端面に並行して配置されてもよい。これにより、アクチュエータの変形の縦成分は増大する。
超音波モータの圧電アクチュエータの他の変形例では、励起電極及び共通電極は、圧電プレートの側方の端に対して並行に配置されてもよい。これにより、アクチュエータの変形の垂直成分は増大する。
アクチュエータの以下の有益な実施形態では、励起電極及び共通電極は、圧電プレートの主要な表面に並行して配置されてもよい。これにより、アクチュエータの変形の縦成分と垂直成分との間の励起強度差が補償される。
提案しているアクチュエータでは、超音波モータの圧電プレートの少なくとも一方の側面に、励起電極と共通電極とを互いに接続する導電電極が取り付けられてもよい。
また、励起電極と共通電極とを互いに接続する導電電極は、圧電プレートの少なくとも一方の主要な表面に取り付けられてもよい。
また、励起電極と共通電極とを互いに接続する導電電極は、圧電プレートの両端面に取り付けられてもよい。
これらは全て、本発明によるアクチュエータの構造上の可能性を高める。
提案している圧電アクチュエータの変形例によっては、アクチュエータの圧電プレートの少なくとも一方の側面に摩擦エレメントが設けられてもよい。これは、提案しているアクチュエータの可動摩擦レールを有するモータにおける使用を可能にする。
本発明による圧電アクチュエータの他の実施形態では、アクチュエータの圧電プレートの少なくとも一方の側面に摩擦層が設けられてもよい。これは、提案しているアクチュエータの滑動ブロックを有するモータにおける使用を可能にする。
本発明によれば、アクチュエータの制御ユニットは、電力増幅器及びフィードバック・ループを備える単チャネルの自動発生器で構成されてもよく、上記フィードバック・ループはフィードバック・エレメント及び方向反転スイッチを備え、上記方向反転スイッチは電力増幅器を対応する音波発生器へ交互に結合する。これは、制御ユニットの単純化を可能にする。
また、アクチュエータの制御ユニットは、2つの電力増幅器及び1つのフィードバック・ループを備える2チャネルの自動発生器で構成されてもよく、上記フィードバック・ループはフィードバック・エレメント及び方向反転スイッチを備え、上記方向反転スイッチは上記フィードバック・ループを自動発生器の対応するチャネルへ交互に結合する。これにより、アクチュエータの効率が上がる。
アクチュエータの制御ユニット内のフィードバック・エレメントは、抵抗器、キャパシタまたはこれら双方の構成要素で形成されてもよく、上記双方の構成要素は、並列して上記圧電アクチュエータの共通電極のグループへ接続される。これにより、フィードバック・エレメントは単純化される。
アクチュエータの制御ユニットの任意の変形例では、フィードバック・エレメントは、圧電アクチュエータの共通電極のグループへ接続される直列LC回路の形式である可変周波数フィルタのキャパシタを備えてもよい。これにより、フィードバック・ループ内の電圧を上げることができる。
提案しているアクチュエータの制御ユニットでは、可変周波数フィルタを備える直列LC回路のフィードバック・ループ内のキャパシタの容量は、励起電極グループの一方と共通電極グループとの間のアクチュエータの静電容量に等しくてもよい。これにより、可変周波数フィルタのパラメータは最適化される。
さらに、本発明によるアクチュエータの制御ユニットは、出力が単チャネルまたは2チャネル自動発生器の電圧源の入力へ接続される広域パルス電圧コントローラを有してもよく、その制御入力は、アクチュエータの励起レベルを制御するためのアナログ入力を形成する。これにより、アクチュエータをアナログ制御することができる。
アクチュエータの制御ユニット内の広域パルス電圧コントローラの同期入力は、単チャネルまたは2チャネルの自動発生器の信号回路へ直に、または周波数逓倍器を介して接続されることが可能である。これにより、組立ての妨害保護及びその動作速度を高めることができる。
本発明の優位点及び効果は、図面を使用して行う好適な実施形態に関する以下の説明からさらに明らかとなるであろう。
図1は、超音波モータの圧電アクチュエータ1を示す。これは、音響振動共振器2で構成される。共振器2は、2つの主要な表面4と、2つの側面5と、2つの端面6とを有する長方形の圧電プレート3として形成され、Lは側面5に沿ったプレート3の長さであり、Hは端面6に沿った高さである。提案しているアクチュエータ1のL/H比は、2と3の間である。
圧電プレート3は、その内部に多層構造体を有し、これは、並行する共通電極8の層と交互に並行する励起電極7の層、及びこれらの電極間に置かれる分極圧電セラミック9の層で形成され(図3参照)、分極ベクトルは電極表面7及び8に対して垂直に伸張する。図3の矢印、位置10及び11を参照されたい。分極ベクトルの方向は、圧電プレート3の分極軸に一致する。図3及び他の図面に示す点線12を参照されたい。
全ての励起電極7は、プレート3の主表面4及び側面5に対して垂直に、即ちこれらの縁の中心を通って延びる対称面15に対して対称に配置される、互いに接続されない2つの電極グループ13及び14に分割される。図1及び他の全ての図面における点線16は、面15と面4及び5とが交差するラインを示す。これらのラインは各々、対応する面の中線となる。
励起電極グループ13及び14は、共通電極7のパーツ及びこれらの間に置かれる圧電セラミック層9と共に、音響定在波の多層発生器17及び18を形成する。発生器17または18は各々、対称面15に対して非対称に配置される。
圧電セラミック多層プレート3は、多層技術に対応して製造される。概して、この技術は、次のように説明することができる。第1に、有機結合剤により粒子が互いに結合される、低温圧電原料の薄いテープが製造される。次に、テープからシートが切り抜かれる。この時点で、パラジウム・ペースト製の電極が付着される。次に、シートはコンパクト・ブロックとして互いに押し付けられてプレート3が形成され、炉内で焼き付けられる。焼成の間、有機結合剤は圧電セラミックから揮発し、圧電セラミックが焼結され、パラジウム・ペーストから金属電極が形成される。この技術による一般的な層の厚さは、30から50マイクロメートルになる。
共通電極8は、図10に示すように、励起電極7の形状が反復される2つの類似パーツ19及び20から成ってもよい。
電極7、8の各々、またはこれらの電極の各パーツ19、20は、導電電極22、23及び24(図1、4、6、8、11、13、14、15、16参照)へ電気接続される導電ショルダ21(図1、2、4、5、6、7、8、9、10、11、12参照)を有する。
クロム、銅、ニッケル、銀のイオン・スパッタリング及びこれに続く焼付けによって、導電電極を、プレート3の焼結面へ装着することが可能である。
提案しているアクチュエータでは、励起電極7及び共通電極8は、プレートの端面6に並行して配置されてもよい(図1、4参照)。電極7及び8は、プレート3の側面5に並行して配置されてもよい(図6参照)。さらに、電極7及び8は、プレート3の主表面4に並行して配置されてもよい(図8、11参照)。
導電電極22、23、24は、プレート3の側面5の一方へ(図1、8、13、15)、またはこれらの双方へ(図示されていない)装着されてもよい。また、導電電極22、23及び24は、プレート3の主表面4の一方へ(図示されていない)、または双方へ(図4参照)装着されてもよい。また、電極22、23、24は、プレート3の端面6へ装着されてもよい(図6、11、14、16参照)。
図13、14に示すように、提案している発振器の変形実施形態は、プレート3の側面5の一方または双方へ固定される摩擦エレメント25を有してもよい。
摩擦エレメントは、例えば酸化アルミニウムAl、酸化ジルコニウムZrO、窒化珪素Si、炭化珪素SiC、窒化ホウ素BN、炭化ホウ素BC、炭化タングステンWC、炭化チタンTiCまたはこれらに類似するものである硬質の耐摩耗性物質で製造される。
これらの耐摩耗性エレメントは、プレート3の圧電セラミックへ化学的に結合される物質によってプレート3へ固定されることが可能である。これは、含鉛ガラスまたは類似物質によって達成されてもよい。さらに、上記エレメントは、プレート3へエポキシ樹脂接着剤によって接着されてもよい。
摩擦エレメントは、添加剤と同様の耐性があるフィラーを有する硬質の耐摩耗性プラスチック材料で製造されてもよい。これらのフィラーには、半結晶性の構造体及びガラス繊維を有するポリアリールアミドを基礎とする材料、グラファイト繊維、金属粉末、酸化物セラミック粉末、またはプラスチック材料を凝固しかつ熱伝導率を高める別のフィラーとしての材料が含まれる。
これらの摩擦エレメントは、固体硬化型エポキシ樹脂接着剤によってプレート3へ接着することが可能である。
提案しているアクチュエータの他の実施形態では、図15、16に示すように、プレート3の側面5の一方または双方へ摩擦層26が配置されてもよい。
摩擦層26は、プレート3の表面へ融解される硬質の耐摩耗性ガラス層で製造されてもよい。このようなガラスでは、アルミニウム粉末、酸化ジルコニウム粉末または他の任意の耐摩耗性物質がフィラとして使用されてもよい。また、層26は、チタンTi、クロムCr、窒化チタンTiN、炭化チタンTiC、炭窒化チタンTiCN、窒化クロムCrN、窒化チタンアルミTiAlN、窒化ジルコニウムZrN、窒化チタンジルコニウムTiZrN、窒化チタンクロムTiCrNまたは他の任意の材料の薄層を蒸着することによって製造されてもよい。
アクチュエータ1のプレート3は、表面を湿気から保護するために、有機ラッカー、ガラス、セラミックまたは他の任意の非導電材料の薄層(図示されていない)で被覆されてもよい。
ある有益な実施形態は、方向選択スイッチ29を伴う自動発生器28で構成される制御ユニット27(図17参照)を含む。
図18は、プレート30と、自動発生器28へ接続される音波発生器17とを示す。電極7及び8へは交流電圧が印加され、電流iがアクチュエータを介して流される。
図18の数字31、32は、プレート3の変形パターンを示す。位置33は、側面5の表面上に配置される点35の動作経路34、並びに動作経路34の包絡曲線36を示す。
図19は、超音波モータと、可動摩擦レール37と相互作用する摩擦エレメント25を備えるアクチュエータ1とを示す。アクチュエータ1は、ばね38によって可動摩擦レール37へ押し付けられる。
図20は、超音波モータと、引張りばね40によりアクチュエータ1の側面5へ押し付けられる滑動ブロック39と相互作用する2つの摩擦層26を備えるアクチュエータ1とを示す。
図21の位置41は、電気的励起電圧Uの周波数fに対するアクチュエータ1の入力抵抗Zの依存性を示し、位置42は、電流iに対する電気的励起電圧U間の位相シフトVの依存性を示す。アクチュエータ1の動作周波数は、周波数fに等しい。
図22に示す自動発生器28の発明的実施形態では、制御ユニット27は単チャネルの自動発生器43として構成されてもよい。このような自動発生器は、電源入力45を備える電力スイッチ44と、フィードバック・ループ46と、フィードバック・エレメント47と、制御入力49を備える方向反転スイッチ48と、可変周波数フィルタ50とで構成されてもよい。供給電圧Uは、電源入力45へ印加される。電力増幅器44は、ハーフブリッジ最終増幅器51と駆動装置52とから成ってもよい。フィードバック・ループ46は、増幅セクション53と、フィルタ・セクション54と、制御入力56を備える回路ブレーカ55とを含んでもよい。フィードバック・エレメント47は、抵抗器57と、キャパシタ58または双方を含んでもよく、これらは共通電極8のグループへ並行して接続される。可変周波数フィルタ50は、直列LC回路のインダクタンス・コイル59とキャパシタ60とで構成されてもよい。
図23に示す自動発生器28のさらなる発明的変形実施形態では、制御ユニット27は2チャネル自動発生器61として構成されてもよい。このような自動発生器61は、2つのチャネル62及び63を形成する電力増幅器44で構成される。
自動発生器の全ての変形例においては、可変周波数フィルタ50のキャパシタ60がフィードバック・エレメント47の代わりに使用されてもよく、フィードバック・ループ46はさらに位相シフタ・セクション64(図23参照)を備えてもよい。
全ての変形実施形態で、可変周波数フィルタ50のキャパシタ60の静電容量は、励起電極13または14の一方のグループと共通電極のグループとの間の静電容量に等しくてもよい。
以下の実施形態では、制御ユニット27は、電源入力66を備える広域パルス電圧コントローラ65で構成されてもよく、その出力67は自動発生器28の電源入力45へ接続される。
広域パルス電圧コントローラ65は、電力増幅器68と、フィルタ69と、アナログ制御入力71を備える広域パルス信号のアナログ信号変換器70とで構成される。また、上記変換器は同期入力72を含んでもよい。
同期入力72は、自動発生器28の信号回路73へ直に、または周波数逓倍器74を介して接続されることが可能である。
図20は、光集束ユニット75を駆動するための本発明によるアクチュエータを示す。アクチュエータ1は集束ユニット75のハウジング76内に収容され、ハウジング76上にガイド77がガイド上を滑動可能なレンズ・グループ79のホルダ78と共に付着される。アクチュエータ1は、半球として形成される滑動ブロック39の側面5へ、プロファイルされたばね80によって押し付けられる。
提案している圧電アクチュエータ1は、次のように動作する。制御ユニット27へ供給電圧が印加されると、周波数がアクチュエータ1の動作周波数fに等しい自動発生器28によって電圧が生成される(図17、18の位置30参照)。この電圧は、共通電極8及び励起電極7のグループ13または14へ供給され、圧電セラミック層9と共に音響定在波の多層発生器17及び18を形成する。
これにより、電極グループ8と7との間に圧電セラミックの層9に作用する時変性の電界Eが発生され、そのベクトルは圧電セラミックの分極方向に沿って、即ち圧電セラミック・プレート3の極軸12に沿って配向される。圧電セラミック層9は薄い(30−50マイクロメートル)ことから、小さい電圧でアクチュエータ内に十分大きな電界を生成することが可能である。従って、アクチュエータ1の駆動に要する電圧を大幅に下げることができる。
圧電セラミックに作用する交番電界Eは、圧電セラミック・プレート3が周波数fで極軸12沿いに、かつさらには互いに対して垂直である二方向へ拡大/縮小を交互に開始する、という効果を有する。圧電モジュールd33は、極軸に沿ったプレート3の変形効率を規定し、圧電モジュールd31は、互いに対して垂直である他の二方向での変形効率を規定する。
極軸15は、端面6に垂直に(図1、4参照)、側面5に垂直に(図6参照)かつその主表面4に垂直に(図11参照)伸張することができる。
制御ユニット27は、供給電圧Uにより発生される動作周波数fが自動的に共振周波数fに等しく(または、これに近く)維持されるようにして実現される。上記共振周波数は、アクチュエータ1内で発生器17または18により非対称定在波が発生される、アクチュエータ1のプレート3の非対称発振の共振周波数に等しい(図19、位置37参照)。この波は、その励起中、プレート3の側面5に配置される点の動作経路の主たる傾向が採用されることにおいて、他のタイプの波とは異なる。
プレート3の長さL及び高さHは、励起波の共振規模を表す。プレート3の厚さは、共振規模を表さない。従って、励起波の主要な変形成分は、常にプレート3の主表面4に対して並行に配置される。プレート3は、実質的に、その厚さに関しては変形されない。従って、発生される波は、プレート3の主表面4に対して並行に伸張する「表面」波を表す。
図18の位置31及び32は、アクチュエータ1における非対称定在波の発生中に形成される圧電セラミック・プレート3の主表面4の2つの変形フェーズを示す。これらの図は、時間が発振周期の半分だけシフトされている。図18の位置33は定在波の非対称性を説明しているが、これは、プレート3の側面5上の点35の点移動経路34も示す。ライン36は、移動34の包絡曲線を表す。このラインは、表面15の動作を非対称に反復している。位置33は、発生器17または18から離れて方向づけられる点移動経路34の支配的傾向を示す。
共振の発生及び非対称定在波自体の共振周波数は、選択されるL/H比及び音響振動の発生器17、18の構成上の実現によって決定され、この場合、これらの発生器はプレート3の対称面15に対して非対称に配置される(お互いに関しては、発生器17、18は対称面15に対して対称に配置される)(図18、位置30参照)。最適なL/H比は、約2.25である。最適なL/H比を有するプレートの共振周波数fは、公式f=N/Lに従って決定することができる。ここで、Nは個々のタイプの定在波の圧電セラミックの周波数定数であり、使用される材料は圧電セラミック材料である。PI Ceramic社の圧電セラミックPIC181の場合は、N=4352kHz mmである。
図19は、摩擦エレメント25がプレート3の側面5に固定されている超音波モータの変形実施形態を示す。プレート3内に非対称定在波を発生させることにより、摩擦エレメント25は側面5と共に、可動摩擦レール37に対して傾斜された動作経路上で振動し、これにより、摩擦エレメントは発生器17または18から遠ざかる方向へ、即ち電圧が印加される発生器に支配されて移動させられる。
図20は、摩擦層26がプレート3の側面5へ装着されている超音波モータの変形実施形態を示す。プレート3内に非対称定在波を発生させることにより、点は摩擦層26の中心で傾斜経路上を移動し、滑動ブロックは、作動される発生器17または18から離れて移動させられる。
図21の位置41は、50から550kHzの範囲における、励起電圧Uの周波数に対するアクチュエータ1の入力インピーダンスZの依存性を示す。このグラフ表示は、PI Ceramic社の圧電セラミックPIC181で製造された寸法16×6.6×3mmのアクチュエータ1を示す。位置38は、このアクチュエータ1の電流I(図18の位置30参照)に対する励起電圧Uの位相シフトVの依存性を示す。
周波数に対するインピーダンスZの依存性(位置41)は、周波数fの範囲では特に優れた共振のみが発生することを実証している。この共振は広域で特に優れ、これにより、周波数fでは、アクチュエータ1の電気抵抗は他の共振周波数範囲の場合の約10分の1である。
周波数fにおける位相シフトVの角度は0に等しいため、アクチュエータ1の励振器を、アクチュエータ1の励起電圧の周波数がアクチュエータの機械パラメータによって予め定義される自励原理を基礎として単純な構成で構築することが可能である。
これは、共振周波数fにおけるアクチュエータ1のリアクタンスが力学的質量のリアクタンスによって補償され、よって、この周波数における位相シフトVはゼロに等しくなる、という事実によって説明することができる。即ち、周波数スケールでの位相シフトのゼロ位置は、アクチュエータ1の重量及び硬度によって決定される。
ほぼ共振周波数fに等しい電圧Uの周波数fを自動調整するために、提案している制御ユニット27の実装は自動発生器28から成る(図17)。
概して、自動発生器28の電気回路は正のフィードバックを有するセクションの閉回路から成り、上記回路では、周波数fでの位相シフトが各々0または360゜に等しく、この周波数における増幅係数は1より大きい。
図22は、自動発生器28の単チャネル変形例の電気回路を示す。この変形例では、セクションの閉回路は、アクチュエータ1及びフィードバック・エレメント47、増幅セクション53とフィルタ・セクション54と回路ブレーカ55とを有するフィードバック・ループ46、電力増幅器44、及び可変周波数フィルタ50から成る。
自動発生器のこの変形例では、抵抗器57は、電圧がアクチュエータを流れる電流Iに比例するフィードバック・エレメントを表す。増幅セクション53は、フィードバック・ループ46において信号を増幅させる働きをする。フィルタ・セクション54は、フィードバック・ループ46内で増幅エレメント53によって形成されるフィードバック信号から第1の調波を濾波する働きをする。この増幅器は、アクチュエータ1の電力増幅器44である。可変周波数フィルタ50は、アクチュエータ1上のハーフブリッジ最終増幅器51の同調に必要である。
フィルタ・セクション54及び可変周波数フィルタは、広い通過帯域幅を有する帯域通過フィルタであり、その共振周波数はアクチュエータ1の周波数fに同調される。これらのフィルタの通過帯域幅は、周波数fの10・・・30%である。フィードバック・エレメント47の抵抗器57を備えるアクチュエータ1は、0.5・・・1.0%の通過帯域幅を有する狭帯域フィルタを表す。
エレメント50及び54は、周波数fにおいて位相シフトを生じさせないが、他の全ての周波数で位相シフトを生じさせる。周波数fにおける位相シフトの不発生は、増幅セクション53の増幅係数が相応して選択され、周波数fにおける自動発生器28の電気回路全体における増幅係数が1より大きければ、自動発生器28は常に周波数fで発振を開始することを意味する。フィードバック・エレメント57を備えるアクチュエータ1の通過帯域幅はエレメント54及び50の通過帯域幅より遙かに小さいことから、自動発生器28の励振周波数を決定するのは主としてアクチュエータ1である。
回路ブレーカ55は、電力増幅器44の駆動装置52からのフィードバック・ループ46の分離を可能にし、これにより、自動発生器28の自励が停止される。
キャパシタ58は、自動発生器28の周波数fへの小さな位相シフトしか必要でない場合、フィードバック・エレメント47として使用される。
図23は、自動発生器28の2チャネル変形例61を示す。自動発生器28は、方向反転スイッチ48によってフィードバック・ループ46へ接続されるチャネル62及び63で構成される。チャネル62、63及び方向反転スイッチ48は、チャネル62または63をフィードバック・ループ46へ接続した時点で、導電電極22または23が中性線及び電源入力45から分離されるように構成される。これにより、アクチュエータ1の効率が高まる。
自動発生器28の全ての変形例において、可変周波数フィルタ50のキャパシタ60がフィードバック・エレメント47として使用されてもよい。これにより、フィードバックの信号レベルが高まる。
キャパシタ60へ印加される電圧は、アクチュエータを介して流れる電流Iに対して90゜位相シフトされる。位相シフト部材64は、フィードバック・ループ内の位相補償をもたらし、よって信号は反対方向へ90゜シフトされる。
可変周波数フィルタ50の直列LC回路のキャパシタ60の容量は、一方の励起電極グループと共通電極グループとの間に形成されるアクチュエータの電気容量に等しくてもよい。これにより、可変周波数フィルタの特性は向上し、よって、その特性抵抗はアクチュエータ1の抵抗に対して最適である。
図24は、追加的に広域パルス電圧コントローラ65を備える制御ユニット27の変形実施形態を示す。広域パルス電圧コントローラ65は、アナログ制御入力71を伴う広域パルス信号のアナログ信号変換器70を含む。この変換器は、電力増幅器68を介してフィルタ69へ供給される広域パルス信号を発生する。
変換器65の出力67へ印加される電圧は、出力71におけるアナログ電圧に比例する。電圧は、出力67から、電力増幅器44の電源入力45へ供給される。入力45における電圧変動は、結果的に、アクチュエータ1の励起レベルを増大または低下させる。
変換器70は、自動発生器28の信号回路73へ直に接続される、または周波数逓倍器74を介して上記信号回路へ接続される同期入力72を備えてもよい。
図20に示すアクチュエータの変形例は、次のように動作する。制御ユニット27からの励起電圧が発生器17または18へ印加されると直ぐに、アクチュエータ1は、ばね80によりアクチュエータ1の側面5へ押し付けられる滑動ブロック39を動作させる。滑動ブロックのこの動作はばね80を介してホルダへ伝達され、ガイド77上のレンズ・グループ79が変位される。
金属製の音響振動共振器が免除されることにより、本発明による実現は、アクチュエータの寸法の3倍から5倍の低減を可能にする。さらに、本発明は、アクチュエータの励起電圧をほぼ100分の1に減らすことができる。アクチュエータの動作安定性は、音響振動共振器と圧電変換器との間の接着式接続が免除されることにより著しく高まる。本発明は、アクチュエータを励起する電圧の周波数がアクチュエータ自体により発生される単純なアクチュエータ制御ユニットの構築を可能にする。これにより、アクチュエータの動作安定性は、広い温度範囲及び機械応力範囲に渡って著しく高まる。多層技術は、製造プロセスの自動化、及びこれによる製造コストの低減を可能にする。さらに制御ユニットは、その構成の単純化によってコストの大幅な低減を可能にする。
提案しているアクチュエータの主要な変形例を示す。 提案しているアクチュエータの基本的変形例の電極構成を示す。 アクチュエータの圧電セラミックの分極方向を示す。 提案しているアクチュエータの変形実施形態を示す。 図4のアクチュエータ電極の変形実施形態を示す。 本発明によるアクチュエータを具現したものである。 図6のアクチュエータの電極構成を示す。 提案しているアクチュエータの変形実施形態を示す。 図8のアクチュエータの電極構成の変形実施形態を示す。 図8のアクチュエータの電極構成の変形実施形態を示す。 提案しているアクチュエータの変形実施形態を示す。 図11のアクチュエータの電極構成の変形を示す。 摩擦エレメントを1つ備えるアクチュエータを示す。 摩擦エレメントを2つ備えるアクチュエータを示す。 摩擦層を1つ備えるアクチュエータを示す。 摩擦層を2つ備えるアクチュエータを示す。 制御ユニットを備えるアクチュエータを示す。 提案しているアクチュエータの動作原理を説明する諸図を示す。 提案しているアクチュエータを備える超音波モータの変形実施形態を示す。 提案しているアクチュエータを備える超音波モータの変形実施形態を示す。 提案しているアクチュエータの周波数特性を示す。 単チャネルの自動発生器を有するアクチュエータの制御ユニットの電気回路を示す。 2チャネルの自動発生器を有するアクチュエータの制御ユニットの電気回路を示す。 広域パルス電圧コントローラを有するアクチュエータの制御ユニットの電気回路を示す。 提案しているアクチュエータの使用例を示す。
符号の説明
1 アクチュエータ
2 音響振動共振器
3 直角圧電プレート
4 プレート3の主表面
5 プレート3の側面
6 プレート3の端面
7 励起電極
8 共通電極
9 圧電セラミック層
10,11 圧電セラミックの分極方向
12 圧電プレート3の極軸
13,14 励起電極7のグループ
15 対称面
16 端4及び5と対称面との交線
17,18 音響定在波の多層発生器
19,20 共通電極8のパーツ
21 導電ショルダ
22,23,24 導電電極
25 摩擦エレメント
26 摩擦層
27 制御ユニット
28 自動発生器
29 制御ユニット27の方向選択スイッチ
30 プレート3の略表示
31,32 プレート3の変形パターン
33 点の動作経路の表示
34 点35の動作経路
35 側面5の表面の点
36 移動経路34の包絡曲線
37 可動摩擦レール
38 ばね
39 滑動ブロック
40 引張りばね
41 アクチュエータ1のインピーダンス/周波数依存性
42 アクチュエータ1の位相/周波数依存性
43 単チャネルの自動発生器
44 自動発生器28の電力増幅器
45 電力増幅器44の電源入力
46 フィードバック・ループ
47 フィードバック・エレメント
48 自動発生器28の方向反転スイッチ
49 反転スイッチ48の制御入力
50 可変周波数フィルタ
51 ハーフブリッジ最終増幅器
52 駆動装置
53 増幅セクション
54 フィルタ・セクション
55 回路ブレーカ
56 回路ブレーカ55の制御入力
57 フィードバック・エレメント47としての抵抗器
58 フィードバック・エレメント47としてのキャパシタ
59 可変周波数フィルタ50のインダクタンス・コイル
60 可変周波数フィルタ50のキャパシタ
61 2チャネル自動発生器
62,63 自動発生器61のチャネル
64 フィードバック・ループ46の位相シフト部材
65 広域パルス電圧コントローラ
66 広域パルス電圧コントローラ65の電源入力
67 広域パルス電圧コントローラ65の出力
68 広域パルス電圧コントローラ65の電力増幅器
69 広域パルス電圧コントローラ65のフィルタ
70 広域パルス信号のアナログ信号変換器
71 アナログ信号変換器70のアナログ制御入力
72 アナログ信号変換器70の同期入力
73 自動発生器28の信号回路
74 周波数逓倍器
75 光集束ユニット
76 ユニット75のハウジング
77 ガイド
78 光学レンズ・グループのホルダ
79 光学レンズ・グループ
80 プロファイルされたばね

Claims (16)

  1. 実質的に、2つの主要な表面と、2つの側面と、2つの端面とを備える長方形の圧電プレートとして形成される音響振動共振器を備える、特に超音波モータのための圧電アクチュエータであって、
    前記圧電プレートの少なくとも一方の側面に摩擦エレメント又は摩擦層が設けられ、
    前記音響振動共振器は、その内部に多層構造体を有し、
    前記多層構造体は、共通電極の層と交互する励起電極の層、及びこれらの間に置かれる分極セラミックの層を表し、分極ベクトルは前記電極の表面に対して垂直に伸張し、
    全ての励起電極は、前記圧電プレートの主表面及び側面に対して垂直に、即ちこれら主表面及び側面の縁の中心を通って延びる対称面に対して対称に配置される、互いに接続されない2グループに分割され、
    前記励起電極の各グループは、前記共通電極及びこれらの間の圧電セラミックと共に、前記圧電プレートの対称面に対して非対称に配置される音響定在波の多層発生器を形成し、
    前記音響定在波の励起中、圧電プレートの側面に配置される点の動作経路が前記対称面に対して傾斜していることを特徴とする圧電アクチュエータ。
  2. 前記共通電極は、その形状が前記励起電極の形状の反復である2つの部分で構成される、請求項1記載の圧電アクチュエータ。
  3. 前記励起電極及び前記共通電極は、前記圧電プレートの端面に並行して配置されることを特徴とする、請求項1または2記載の圧電アクチュエータ。
  4. 前記励起電極及び前記共通電極は、前記圧電プレートの側面に並行して配置されることを特徴とする、請求項1または2記載の圧電アクチュエータ。
  5. 前記励起電極及び前記共通電極は、前記圧電プレートの主表面に並行して配置されることを特徴とする、請求項1または2記載の圧電アクチュエータ。
  6. 前記圧電プレートの少なくとも一方の側面に、前記励起電極と前記共通電極とを互いに接続する導電電極が取り付けられることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項記載の圧電アクチュエータ。
  7. 前記圧電プレートの少なくとも一方の主表面に、前記励起電極と前記共通電極とを互いに接続する導電電極が取り付けられることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項記載の圧電アクチュエータ。
  8. 前記圧電プレートの端面に、前記励起電極と前記共通電極とを互いに接続する導電電極が取り付けられることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項記載の圧電アクチュエータ。
  9. 制御ユニットは単チャネルまたは2チャネルの自動発生器を有することを特徴とする、請求項1からのいずれか一項記載の圧電アクチュエータ。
  10. 前記制御ユニットは、可変周波数フィルタを伴う電力増幅器と、フィードバック・エレメント及び方向反転スイッチへ接続されるフィードバック・ループとを備える単チャネルの自動発生器を備え、前記方向反転スイッチは前記電力増幅器を対応する音波発生器へ交互に結合することを特徴とする、請求項記載の圧電アクチュエータ。
  11. 前記制御ユニットは、2つの電力増幅器と、フィードバック・エレメント及び方向反転スイッチへ接続される1つのフィードバック・ループとを備える2チャネルの自動発生器を備え、前記方向反転スイッチは前記フィードバック・ループを前記自動発生器の対応するチャネルへ交互に結合することを特徴とする、請求項記載の圧電アクチュエータ。
  12. 前記フィードバック・エレメントは、抵抗器、キャパシタ、または並列して接続されるこれら双方の構成要素で形成され、かつ前記圧電アクチュエータの前記共通電極のグループへ接続されることを特徴とする、請求項10または11記載の圧電アクチュエータ。
  13. 前記フィードバック・エレメントは、前記圧電アクチュエータの前記共通電極のグループへ接続される、直列LC回路の形式である可変周波数フィルタのキャパシタを備えることを特徴とする、請求項10または11記載の圧電アクチュエータ。
  14. 前記直列LC回路のキャパシタの静電容量は、前記励起電極グループの一方と前記共通電極グループとの間のアクチュエータの静電容量に等しいことを特徴とする、請求項13記載の圧電アクチュエータ。
  15. 前記制御ユニットはさらに、出力が前記単チャネルまたは前記2チャネル自動発生器の電圧源の入力へ接続される広域パルス電圧コントローラを備え、その制御入力は、前記アクチュエータの励起レベルを制御するためのアナログ入力を形成することを特徴とする、請求項から14のいずれか一項記載の圧電アクチュエータ。
  16. 前記広域パルス電圧コントローラの同期入力は、単チャネルまたは2チャネルの自動発生器の信号回路へ直に、または周波数逓倍器を介して接続されることを特徴とする、請求項15記載の圧電アクチュエータ。
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