JP2011506110A - 流体を含む加工材料混合物を搬送するシステムおよび方法 - Google Patents

流体を含む加工材料混合物を搬送するシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

異なる(例えば、濃縮された)加工材料の共通供給源は、複数の加工ツールが付随する複数の混合マニホールド、加工ステーション、またはその他の使用位置に制御可能に供給され、各ツール、ステーション、または使用位置用の独立制御可能な加工材料混合物が生成される。複数構成要素の加工材料は、供給容器から混合マニホールドを介して還流容器へ循環され、混合および使用直前まで均一性が確保され得る。このような容器は、圧力分配するのに適したライナー式容器を含み得る。

Description

発明の詳細な説明
[関連出願の明示]
本願は、2007年12月6日に出願された、「流体を含む加工材料混合物を搬送するシステムおよび方法」という名称の米国特許出願第60/992,988号に対する優先権を主張する。前記出願の開示内容は、参照によって、本明細書に完全に記載されているものとして、本明細書に援用される。
[発明の分野]
本発明は、半導体製造において採用される加工を含む流体を使用する加工に、流体を含む加工材料を搬送するシステムおよび方法に関する。
[関連技術の説明]
流体を含む加工材料を加工装置(例えば、加工ツール)へ搬送することは、様々な製造工程で日常的に行われている。数多くの産業では、供給材料は高純度の形態で提供され、実質的に不純物を含まないことが求められる。「供給材料」という用語は、この文脈において、製造および/または工業工程で使用または消費されるあらゆる様々な材料を広く意味する。
半導体およびマイクロ電子デバイスの製造の状況において、少量であってもわずかな不純物が存在すれば、意図された目的に対して不十分またはさらに無用な結果の製品をもたらし得る。したがって、このような製造装置への供給材料の供給に用いられる(例えば、容器および搬送構成要素を含む)搬送システムは、汚染問題を回避する特徴を有していなければならない。粒子脱落、ガス放出、および、容器および搬送構成要素からこれらの内部に収容された供給材料あるいはこれらに接触する供給材料への不純物の他のあらゆる形態の伝達を回避しながら、材料搬送容器は、徹底的にクリーンな状態でなければならない。供給材料が紫外線、熱、環境ガス、加工ガス、破片、および不純物に曝されると供給材料に悪影響が及び得るため、材料搬送システムは、望ましくは、収容された材料を劣化または分解させることなく、供給材料を純粋な状態に維持するべきである。特定の供給材料同士が望ましくない方法(例えば、化学反応や沈殿)で互いに相互作用し得るため、このような構成要素を一緒に格納するのは回避すべきである。純粋な供給材料はかなり高価となり得るため、そのような材料の浪費は最小限にすべきである。また、有毒供給材料および/または危険供給材料に曝すことも回避すべきである。
化学機械研磨(CMP)または平坦化は、半導体ウェハおよび/またはウェハ製品の表面から物質を除去し、磨耗等の物理的加工と、溶解、酸化またはキレート化等の化学的加工とを組み合わせることにより、表面を研磨(平坦化)する加工である。最も初歩的な形態では、CMPは、不要な物質の除去とウェハ表面の平坦化との双方を達成するために、スラリー、具体的には研磨剤と1つまたは複数の活性化学物質との溶液を、ウェハ表面、または半導体ウェハの表面構造上の様々な材料を研磨する研磨パッドに適用することを含んでいる。
典型的なCMP加工では、様々な原材料を混合してCMP懸濁液を形成し、このCMP懸濁液を平坦化装置に送出して作業面に適用する。CMP加工用供給材料は、シリカ系研磨剤を含むこともあれば、反応剤(例えば、過酸化水素)を含むこともある。異なる加工作業の間で変化する組み合わせおよび割合で、様々な粒状物質および化学物質が使用され得る。
しかしながら、CMP懸濁液に関する1つの問題は、粒状物質が長時間均一で同質の懸濁液中に残っているようなことがない場合が多いことである。粒子が懸濁液中に確実に残るようにするため、例えば、貯蔵タンク内において、ある形態の撹拌、かき混ぜ、または混合が、典型的に、使用直前に行われる。(例えば、粒子分布や固体割合に基づく)懸濁液は、流体を常に流動させている状態に保つことにより維持され得るが、望ましくない凝集を生じさせ得る過剰なせん断力が同伴粒子に加えられるのを防止するために注意をしなければならない。CMP懸濁液は、研磨剤でもあり反応剤でもあるため、CMP懸濁液を移動させる専用のポンプまたは撹拌機が過剰に摩耗しやすく、実質的に効率が低下し、さらに早期故障を生じさせる。
CMPツールは、一般的に、複数の加工ステーションを含み、各ステーションは、連続した加工工程を実行するように構成されている。図1Aは、3つのステーション12,14,16を介してウェハを連続運搬するために用いられる中央ウェハ処理装置11を有する第1CMPツール10を図示しており、各ステーションは、プラテン13,15,17を有し、プラテン13,15,17上でウェハが加工される。このCMPツール10は、連続ウェハ加工を行うように設計されており、例えば、第1ステーション12では、第1ウェハに対して第1加工工程を実行し、第2ステーション14では、第2ウェハに対して第2加工工程が実行され、第3ステーション16では、第3ウェハに対して第3加工工程が実行され、さらなるウェハがウェハステージング領域18に装填され得る。図1Bは、第1CMPツールに類似する第2CMPツール20(即ち、中央ウェハ処理装置21と3つのステーション22,24,26とを有し、各ステーションは、プラテン23,25,27と、ウェハ装填/撤去領域28とを有している)を図示しているが、第2CMPツール20は、さらに、さらなるウェハ加工(例えば、モノエチレングリコール(meg)を用いた洗浄、粒子および/または有機物の除去のためのブラシ洗浄、および/またはウェハ乾燥)を行うための複数のブラッシングおよび/または仕上げステーション30を含み、ブラッシングおよび/または仕上げステーション30は、ウェハを運搬するように構成された、付随するウェハ処理装置31,32を有する。
図1Cに図示されるように、典型的な半導体装置製造設備40は、並行して作動する複数のCMPツール20A〜20Eを含んでいる。このようなツール20A〜20Eは、典型的に、製造フロア(「ファブ」)に配置され、供給材料容器および搬送構成要素は、隣接するサブレベル(「サブファブ」)に配置される。機械的ミキサー41は、供給容器42内のCMPスラリーを均一状態に維持するために用いられる。このスラリーは、配送タンク45に供給され、この配送タンク45からは、スラリー配送ポンプ46がグローバル配送ループ48を介してスラリーを各CMPツール20A〜20Eの1つのステーション(例えば、第1加工ステーションまたは第2加工ステーション)に送り込む。図1Cでは、読者が理解しやすいように、単一のスラリー配送網の構成要素のみが図示されており、ツール20A〜20Eにおける、加工ステーションの対応する各グループが、対応するグローバル供給ループを有している(例えば、各ツール20A〜20Eのための第1加工ステーションは、第1グローバル供給ループに連結されて、第1スラリーまたは混合物を第1グローバル供給ループに供給し、各ツール20A〜20Eのための第2加工ステーションは、第2グローバル供給ループに連結されて、第2スラリーまたは混合物を第2グローバル供給ループに供給するといったことなど)ことは理解されることになる。ポンプ46および/または他の構成要素を制御するための信号を供給するために、(例えば、配送ループ48とセンサ通信を行う)遠隔計測装置47が設けられてもよい。配送ループ48は、好ましくは、配送タンク45への還流を含むとともに、グローバル配送ループ48内の圧力を適切に維持するため、当該配送ループ48内に背圧制御弁49が配置される。残念ながら、共通のCMPスラリーを複数のCMPツールに送出する配送ループを使用すると、配送タンク45からグローバル配送ループ48を介した各ツール20A〜20Eまでの流体流路の長さが異なることに起因した異なるCMPスラリー供給圧力条件に少なくとも部分的に起因したばらつきが、これらのツールによって製造される装置間に生じる傾向がある。
複数ステーションCMPツールの異なる加工ステーションで実行される連続作業は、例えば、(例えば、第1ステーションでの)バルク銅除去、(例えば、第2ステーションでの)銅洗浄、(例えば、第3ステーションでの)障害物除去、その後の1つまたは複数のブラシ洗浄工程での(例えば、1つまたは複数のブラシ洗浄ステーションでの)ブラシ洗浄工程を含み得る。これらのような作業は、十分な結果をもたらすのに様々な時間を必要とし得る。上記作業の連続性を考慮すると、生産品質を犠牲にすることなく、生産効率を最適化するように、任意の複数ステーションCMPツールにおける連続する各ステーションでの加工時間を一致またはほとんど一致させるなどして、あらゆる「ボトルネック」作業の加工時間を短縮することが望ましいであろう。また、CMP加工ツールは、空になった供給材料容器を補充するための定期的中断を必要とせずに、連続してまたは実質的に連続して作動可能であることが望ましいであろう。
個別配送システムの数を減らすため、典型的には、1つまたは2つのCMPスラリー(即ち、CMP化学物質、化学物質/粒子状物質の組み合わせ、および/または粒子状物質の粒度)だけを各CMPツールに供給して、ツール内の各ステーションにとって使用可能なスラリー数を制限する。場合によっては、CMPスラリーは、CMPツールの異なる加工ステーションで採用される作業毎に異なり得る。このような場合、典型的には、各種のステーションは、撹拌またはかき混ぜによってスラリーを所望の状態に保つための専用の貯蔵タンクと、専用のスラリー配送タンクであって、この専用のスラリー配送タンクから異なるCMPツール間の同種のステーションにスラリーを配送する、専用のスラリー配送タンクとを有する。上記に示したように、いくつかの複数ステーションCMPツールを用いる半導体装置製造設備において、異なるCMPツール間の同種のステーションを1つまたは複数の共通の供給材料配送タンクに連結し、各ツールの専用貯蔵タンクの必要性を低減するようにしてもよい。CMPステーションの種類が異なれば、異なるスラリー(または他の供給材料)配送ループを有してもよい。複数のCMPツールにグローバルスラリー配送ループを用いると、各ツールへのスラリー供給条件にばらつきが生じ、製造加工の融通性が制限される。その理由は、(1)時間関数としてスラリー供給条件を迅速に変化させることができない、または(2)異なるCMPツールおよび/またはステーションで異なる化学物質を同時に使用できないためである。さらに、複数のグローバル配送ループの設置および保守費用を低減するため、典型的に、複数のCMPツール一式に対して、1つまたは2つのスラリー配送ループのみが採用される。別の構成では、各CMPツールに対して専用スラリー貯蔵/撹拌タンクが用いられるが、このような構成は、多数のタンクや関連する撹拌および搬送装置の購入および保守を伴う高い費用を必要とする。
理想的な供給材料搬送システムでは、異なるCMP化学物質、化学物質/粒状物質の組み合わせ、および/または粒状物質の粒度を、異なる時間に、および/または時間関数としての異なる組み合わせで、時間差がなく、最小数の供給材料容器から、最小限の浪費で、異なるCMPツールおよび異なる種類のCMPステーションに供給することが可能であろう。また、濃縮された材料は、事前混合された従来の製剤よりも長持ちし、高コスト効率であるため、高濃度の供給材料の使用が望ましい。
当業者によって理解されるように、複数構成要素供給材料の搬送に伴う前述の課題の様々な組み合わせは、食品および飲料加工、化学製品製造、医薬品製造、生体材料製造、およびバイオプロセスを含むがこれらに限定されない、CMP以外の分野における、流体を使用する加工に本質的に伴うものでもある。
流体を含む複数構成要素の加工材料を採用する流体使用の加工において、供給材料を供給する際に、前述の問題を軽減することが望ましいであろう。
[発明の概要]
本発明の特定の実施形態は、(少なくとも1つの供給源が好ましくは濃縮されている)異なる加工材料の共通供給源を使用し、各加工ツールおよび/またはステーション毎に少なくとも1つの専用混合マニホールドを使用し、各混合マニホールドへの各加工材料の供給を調節し、且つ、異なる加工ツールおよび/または加工ステーションに付随する各混合マニホールドにおいて所望の割合で加工材料を混合することにより、複数流体を使用する加工ツールおよび/または加工ステーションに流体を含む供給材料を供給することに付随する問題を回避する。複数構成要素の加工材料の供給源は、第1の供給容器と第1の還流容器とを含んでもよく、第1の材料の少なくとも一部を供給容器と還流容器との間で循環させるため、循環装置が設けられる。これらのような容器には、Advanced Technology Materials,Inc.(米国コネティカット州ダンベリー)から市販されている様々な容器(例えば、NOWPAK(商標)容器)等の、非ガス接触および圧力分配に適合されたライナー式容器が含まれ得る。
1つの局面では、本発明は、加工材料搬送システムであって、少なくとも1つの流体を含む第1の加工材料を収容するように構成された複数の第1の容器と、前記第1の加工材料の少なくとも一部を少なくとも1つの第1の循環流路を介して前記複数の第1の容器間に循環させるように構成された第1の循環装置と、前記第1の循環装置および第2の加工材料の供給源と少なくとも間欠的に流体連結する少なくとも1つの混合マニホールドと、少なくとも1つの流量制御要素であって、(i)前記少なくとも1つの混合マニホールドへの前記第1の加工材料と、(ii)前記少なくとも1つの混合マニホールドへの前記第2の加工材料とのいずれの搬送も調節するように構成された、少なくとも1つの流量制御要素と、を備える加工材料搬送システムに関する。
他の別の局面では、本発明は、加工材料を少なくとも1つの使用位置に搬送する方法に関し、この方法は、複数の第1の容器のうちの少なくとも2つの容器間における少なくとも1つの第1の循環流路に、少なくとも1つの流体を含む第1の加工材料を循環させることと、少なくとも1つの混合マニホールドへの前記第1の加工材料と第2の加工材料とのうちの少なくとも1つの供給を少なくとも1つの流量制御要素により調節することと、前記少なくとも1つの混合マニホールドにおいて前記第1の加工材料と前記第2の加工材料とを混合することと、前記混合された第1の加工材料と第2の加工材料とを含む所望の材料混合物を前記少なくとも1つの使用位置に分配することとを備える。好ましくは、前記少なくとも1つの第1の循環流路は、前記少なくとも1つの混合マニホールドを導通する。
他の別の局面では、本発明は、複数の独立制御可能な加工ステーションを有する少なくとも1つの製造加工ツールとともに使用するように構成されたシステムに関し、このシステムは、第1のツールおよび第2のツールのそれぞれによって用いられる前記第1の加工材料を供給するように構成された第1の加工材料の共通供給源への第1のインターフェースと、第1のツールおよび第2のツールのそれぞれによって用いられる前記第2の加工材料を供給するように構成された第2の加工材料の共通供給源への第2のインターフェースと、複数の加工ステーションにおける各加工ステーション専用の混合マニホールドを含む複数の混合マニホールドと、複数の混合マニホールドにおける各混合マニホールド毎に、第1の加工材料と第2の加工材料とのいずれかの混合マニホールドへの搬送を調節するように構成された少なくとも1つの流量制御要素とを含んでいる。
他の別の局面では、本発明は、半導体デバイス製造加工ツールにおける加工ステーションを使用して、半導体デバイスを加工する方法に関し、この方法は、加工材料の第1の混合物を生成するために、(i)共通の第1の加工材料供給源からの第1の加工材料と、(ii)共通の第2の加工材料供給源からの第2の加工材料と、のそれぞれの、加工ステーションと流体連結する第1の混合マニホールドへの供給を独立調節することと、第1の混合物を使用する加工ステーションで半導体デバイスに第1の加工工程を実行することと、加工材料の第2の混合物を生成するために、(i)共通の第3の加工材料供給源からの第3の加工材料と、(ii)(a)共通の第4の材料供給源からの第4の加工材料、または(b)共通の第1材料供給源からの第1の加工材料のいずれか、との各々の、加工ステーションと流体連結する第1の混合マニホールドへの供給を独立調節することと、第2の混合物を使用する加工ステーションで半導体デバイスに第2の加工工程を実行することであって、第2の加工工程は、実質的に中断することなく、第1の加工工程に続く、第2の混合物を使用する加工ステーションで半導体デバイスに第2の加工工程を実行することとを備えている。
他の別の局面では、本発明は、第1および第2の半導体デバイス製造加工ツールを用いて、複数の半導体デバイスを加工する方法であって、各半導体デバイス製造加工ツールは、複数の半導体デバイス加工ステーションを有する、複数の半導体デバイスを加工する方法に関し、この方法は、(A)(i)共通の第1の加工材料供給源からの第1の加工材料と、(ii)共通の第2の加工材料供給源からの第2の加工材料と、のそれぞれの、前記第1の半導体製造ツールにおける前記複数の半導体加工ステーションの第1の選択個別ステーションと流体連結する第1の混合マニホールドへの供給を独立調節して、第1の選択個別ステーションに供給される前記第1の加工材料および前記第2の加工材料の第1の混合物を生成することと、(B)(i)前記共通の第1の加工材料供給源からの前記第1の加工材料と、(ii)前記共通の第2の加工材料供給源からの第2の加工材料と、のそれぞれの、前記第1の半導体製造ツールにおける前記複数の半導体加工ステーションにおける第2の選択個別ステーションと流体連結する第2の混合マニホールドへの供給を独立調節して、前記第2の選択個別ステーションに供給される前記第1の加工材料および前記第2の加工材料の第2の混合物を生成することと、(C)前記第1の加工材料と前記第2の加工材料とのいずれかの、前記第1の混合マニホールドへの前記供給を変更して、第1の選択個別ステーション内での第1の半導体デバイスの加工中に第1の選択個別ステーションに供給される前記第1の混合物の組成を変化させることと、(D)前記第1の加工材料と前記第2の加工材料とのいずれかの、前記第2の混合マニホールドへの前記供給を変更して、前記第2の選択個別ステーション内での第2の半導体デバイスの加工中に前記第2の選択個別ステーションに供給される前記第2の混合物の組成を変化させることと、を備えている。
他の別の局面では、さらなる利点のために前述の局面のいずれかを組み合わせてもよい。
本発明の他の局面、特徴、および実施形態は、以下の開示および添付の特許請求の範囲から、より完全に明らかになるであろう。
複数の加工ステーションを有する第1従来型複数ステーション平坦化ツールの概略平面図であって、各ステーションが、ウェハ上で連続する加工工程を実行するように構成されている、概略平面図である。 複数の加工ステーションを有する第2従来型複数ステーション平坦化ツールの概略平面図であって、図1Aにおけるツールと類似しているが、複数のブラッシングおよび/または仕上げステーションと、関連するウェハ処理装置とが追加された、概略平面図である。 機械的混合または撹拌により第1スラリーを所望状態に維持し、グローバル配送ループを介して、一群の平坦化ツールの各平坦化ツールの1つの加工ステーションに第1スラリーを搬送するように構成された、従来型加工材料搬送システムの様々な構成要素間の連結を図示する概略図である。 本発明の1つの実施形態に係る第1加工材料搬送システムの少なくとも一部の様々な構成要素間の連結を図示する概略図であって、本システムが、共通の一式の加工材料供給源からの材料の様々な混合物を複数ステーション平坦化ツールの様々な加工ステーションに供給するように構成され、供給源のいくつかが、ポンプを介して加工材料を循環させることなく圧力分配するように構成されている、概略図である。 本発明の1つの実施形態に係る第2加工材料搬送システムの少なくとも一部の様々な構成要素間の連結を図示する概略図であって、本システムが、第1および第2流量制御装置によりそれぞれ搬送される第1加工材料および第2加工材料を受け入れるように構成された混合マニホールドを含んでいる、概略図である。 本発明の1つの実施形態に係る第3加工材料搬送システムの少なくとも一部の様々な構成要素間の連結を図示する概略的相互連結図であって、第1および第2濃縮材料供給源、および第3および第4追加材料供給源からの加工材料の制御された搬送を受け入れるように構成された混合マニホールドを含み、第1および第2材料供給源がそれぞれ、供給容器と還流容器とを有する、概略的相互連結図である。 本発明の特定の実施形態に係る材料搬送システムに使用可能な第1混合マニホールドの様々な構成要素間の連結を図示する概略的相互連結図である。 本発明の特定の実施形態に係る材料搬送システムに使用可能な第2混合マニホールドの様々な構成要素間の連結を図示する概略的相互連結図である。 本発明の特定の実施形態に係る材料搬送システムに使用可能な第3混合マニホールドの様々な構成要素間の連結を図示する概略的相互連結図である。 本発明の1つの実施形態に係る第4加工材料搬送システムの少なくとも一部の様々な構成要素間の連結を図示する概略的相互連結図であって、主供給容器および主還流容器と、冗長なまたは予備の供給容器および還流容器とを含み、切換モジュールが、好ましくは、(i)供給容器と還流容器との間、および(ii)主容器と2次容器との間のいずれかに流れを切り換えるように構成されている、概略的相互連結図である。 本発明の1つの実施形態に係る第5加工材料搬送システムの少なくとも一部の様々な構成要素間の連結を図示する概略的相互連結図であって、供給容器、還流容器、および予備容器を含み、切換モジュールが、好ましくは、いずれかの容器間で流れを切り換えるように構成されている、概略的相互連結図である。 本発明の1つの実施形態に係る第6加工材料搬送システムの少なくとも一部の様々な構成要素間の連結を図示する概略的相互連結図であって、供給容器、還流容器、および供給/還流切換モジュールを含み、供給/還流切換モジュールが、下流システム構成要素を介したバルク流方向に影響することなく、供給容器と還流容器との間の作動を切り換えるように構成されている、概略的相互連結図である。 (i)4つの材料を収容する冗長な対の(好ましくはライナー式)容器(合計で16個の容器)からの圧力分配により供給される4つの異なる加工材料と、(ii)管路により供給される2つの異なる加工材料と、の様々な組み合わせを、各々が少なくとも3つのウェハ加工ステーションを有する5つの異なる平坦化ツールに供給するように構成されたシステムの様々な構成要素間の連結を図示する相互連結図であって、本システムが、各平坦化ツールの各ウェハ加工ステーション毎に混合マニホールドを含んでいる、相互連結図である。 図11Aにおける相互連結図の(左)拡大部分である。 図11Aにおける相互連結図の(右)拡大部分である。 16個の容器を含む図11Aに図示されたシステムの一部を示す透視図である。 圧力キャビネット内に配置され、本発明の様々な実施形態に係る流体供給システムに使用可能な、圧縮部を含むドラムの上部断面図である。 図13Aにおける圧縮ドラムを収容する圧力キャビネットの透視図である。 複数ステーション半導体平坦化ツールに適用されるウェハ加工方法のパラメータを開示する表であって、加工材料の混合物が、第1ステーションP1に供給される時間に対して変化する組成を有している表である。 従来のシステムおよび加工方法を採用する複数ステーション半導体平坦化ツールにおける様々なステーションのウェハ加工時間を表す棒グラフである。 本発明の様々な実施形態に係るシステムおよび方法により、第1ステーションにおいて時変組成を有する加工材料を採用する複数ステーション半導体平坦化ツール、または異なる組成を有するあらゆる数の加工材料を連続的に採用する複数ステーション半導体平坦化ツールの、様々なステーションにおける改善されたウェハ加工時間を表す棒グラフである。 本発明の実施形態に係るシステムおよび方法を用いる複数ステーション半導体平坦化ツールにおける第1および第2プラテンにより採用された様々なテスト加工で得られた、加工時間およびディッシング(dishing)測定値を含むテストデータを、従来の加工と比較して提供する表である。 第1時間依存型混合物組成プロファイルを図示する、重ね合わせられた折れ線グラフであって、本発明の実施形態に係るシステムおよび方法に使用可能な、ウェハ加工中に半導体平坦化ツールの第1ステーションに供給される複数の加工材料の混合物における様々な構成要素についての時間の関数としての流量を含んでいる、折れ線グラフである。 第2時間依存型混合物組成プロファイルを図示する、重ね合わせられた折れ線グラフであって、本発明の実施形態に係るシステムおよび方法に使用可能な、ウェハ加工中に半導体平坦化ツールにおける第1ステーションに供給される複数の加工材料の混合物の様々な構成要素についての時間の関数としての流量を含んでいる、折れ線グラフである。 貯蔵容器から供給される、VAZと表示された事前混合された組成物で研磨された2つのウェハに関して得られたウェハ位置の関数としての銅除去率プロファイル(オングストローム/分)データの、重ね合わせられたプロットを含んでいる。 濃縮された加工材料構成要素を使用する使用位置またはその近傍で混合された、VAZと表示された組成物で研磨された2つのウェハに関して得られたウェハ位置の関数としての銅除去率プロファイル(オングストローム/分)データの重ね合わせられたプロットを含んでいる。 第1加工部において平坦化ツールの第1ステーションで「VUL」と表示された組成物を用いてウェハを研磨し、引き続き、中断することなく第2加工部において「VAZ」と表示された組成物を用いて研磨する研磨時間(秒)の関数としての予想および実際の銅除去量(オングストローム)を示す折れ線グラフである。 化学機械平坦化加工を適用する前の、マイクロ電子デバイス基板上に堆積された様々な例示的な層の概略断面図であって、バルク層およびランディング(landing)層の典型的な厚さの範囲を(キロオングストロームで)示している、概略断面図である。 化学機械平坦化加工を適用する前の、特定のバルクおよびランディング層の厚さを含む、マイクロ電子デバイス基板上に堆積された様々な層の第1例の概略断面図である。 化学機械平坦化加工を適用する前の、特定のバルクおよびランディング層の厚さを含む、マイクロ電子デバイス基板上に堆積された様々な層の第2例の概略断面図である マイクロ電子デバイス基板上に堆積された様々な層の第3例の概略断面図であって、「P1初期」加工部により除去されるバルク層の第1部分と、「P1後期」加工部により除去されるバルク層の第2部分とを示している、概略断面図である。 CMPツールの複数ステーションにおけるプラテンP3で加工可能な、マイクロ電子デバイス基板上の誘電層上に堆積された障壁層の概略断面図である。 図示された粒径分布プロファイル(右側)を有する第1加工材料前駆物質を含む混合された加工材料を生成するための0〜120秒以内の期間の時間関数としての流量パラメータ(左側)を含み、この第1加工材料前駆物質が75ナノメートルの識別粒径分布ピークを有している。 図示された粒径分布プロファイル(右側)を有する第2加工材料前駆物質を含む混合された加工材料を生成するための0〜120秒以内の期間の時間関数としての流量パラメータ(左側)を含み、この第2加工材料前駆物質が25ナノメートルの識別粒径分布ピークを有している。 図示された粒径分布プロファイル(右側)を有する第3加工材料前駆物質を含む混合された加工材料を生成するための0〜120秒以内の期間の時間関数としての流量パラメータ(左側)を含み、この第3加工材料前駆物質が50ナノメートルの識別粒径分布ピークを有している。 時間依存型加工材料混合物を得るために組み合わされる図22A〜22Cに図示された粒径分布プロファイルを有する第1、第2、および第3加工材料前駆物質の、61〜90秒以内の期間の時間関数としての前駆物質流量パラメータ(左側)を含み、第1、第2、および第3重複粒径分布プロファイル(右側)が重ね合わされている。 半導体装置平坦化に関する本発明の様々な実施形態に係るシステムおよび方法に使用可能な、「標準VAZ」と表示される第1不希釈複数構成要素加工材料の組成情報の表を提供している。 半導体装置平坦化に関する本発明の様々な実施形態に係るシステムおよび方法に使用可能な、「VAZ−X」、「VAZ−D」および「VAZ−C」と表示される第2、第3、および第4希釈複数構成要素平坦化加工材料の組成情報の表を提供している。 図23Bに開示された組成と同一または類似の組成を有する複数構成要素平坦化加工材料を用いて得られた銅除去率(オングストローム/秒)を示す棒グラフである。
[発明の詳細な説明、およびその好ましい実施形態]
以下の特許文献の開示は、参照によって、各々の全体が本明細書に援用される。
・2007年5月9日に出願された「SYSTEMS AND METHODS FOR MATERIAL BLENDING AND DISTRIBUTION」という名称の米国特許出願第60/916,966号
・2008年5月9日に出願され、2008年11月20日に国際特許出願公開第WO2008/141206号として公開された、「SYSTEMS AND METHODS FOR MATERIAL BLENDING AND DISTRIBUTION」という名称の国際特許出願第PCT/US08/63276号
・「RETURNABLE AND REUSABLE,BAG−IN−DRUM FLUID STORAGE AND DISPENSING CONTAINER SYSTEM」という名称の米国特許第6,698,619号
・「APPARATUS AND METHOD FOR MINIMIZING THE GENERATION OF PARTICLES IN ULTRAPURE LIQUIDS」という名称の米国特許第7,188,644号
・「CHEMICAL MECHANICAL POLISHING COMPOSITIONS,AND PROCESS FOR THE CMP REMOVAL OF IRIDIUM THIN USING SAME」という名称の米国特許第6,395,194号
・「PROCESSES FOR CHEMICAL−MECHANICAL POLISHING OF A SEMICONDUCTOR WAFER」という名称の米国特許第6,579,798号
・「CHEMICAL MECHANICAL POLISHING COMPOSITIONS FOR CMP REMOVAL OF IRIDIUM THIN FILMS」という名称の米国特許第6,699,402号
・2007年1月31日に出願された米国特許出願第60/887,435号
・2008年1月31日に出願され、2008年8月7日に国際特許出願公開第WO2008/095078号として公開された、「STABILIZATION OF POLYMER−SILICA DISPERSIONS FOR CHEMICAL MECHANICAL POLISHING SLURRY APPLICATIONS」という名称の国際特許出願第PCT/US2008/052614号
・2006年6月6日に出願され、2006年12月14日に国際特許出願公開第WO/2006/133249号として公開された、「INTEGRATED CHEMICAL MECHANICAL POLISHING COMPOSITION AND PROCESS FOR SINGLE PLATEN PROCESSING」という名称の国際特許出願第PCT/US2006/02203号
本発明は、特定の実施形態において、(少なくとも1つの供給源が好ましくは濃縮されている)異なる加工材料の共通供給源を使用し、各加工ツールおよび/またはステーション毎に少なくとも1つの専用混合マニホールドを使用し、各加工材料の各混合マニホールドへの供給を調節し、且つ異なる加工ツールおよび/または加工ステーションに付随する各混合マニホールドにおいて加工材料を所望の割合で混合することにより、流体を含む供給(加工)材料を、複数の流体を使用する加工ツールおよび/または加工ステーションに供給するシステムおよび方法に関する。構成要素の分離および/または成層化を最小限にするため、1つまたは複数の複数構成要素の加工材料を、好ましくは少なくとも1つの混合マニホールドを介して循環させてもよい。単一の加工材料容器内に配置される構成要素は、実質的な化学反応、沈殿、または分解を起こすことなく、相互に混合可能であるべきである。本明細書に記載されたような、異なる(例えば、濃縮された)加工材料は異なる組成を有することになるものと考えられるが、所望の最終使用用途と合致すれば、異なる加工材料供給源により供給される複数構成要素の加工材料において共通の構成要素が存在し得る。1つの実施形態では、少なくとも1つの加工材料は、複数の組成的に異なる構成要素を含む。
本発明の実施形態に係るシステムおよび方法は、以下を含む複数の利点を提供する。
・並行して作動する複数の流体を使用する加工ツールステーションへの加工材料の供給におけるばらつきの低減。
・連続した材料(例えば、半導体装置)加工工程中に、時間関数として加工材料の組成を変化させることが可能。
・スループットを最大化するために、プラテンからプラテンおよび/または層から層であろうとなかろうと、連続する複数工程加工作業を最適化させることが可能。
・使用位置で(例えば、相互におよび/または他の構成要素と)混合されるあらゆる数の高濃縮材料を使用可能。
・様々な加工材料混合成分の必要性の排除。
図2は、異なる加工材料混合物を半導体平坦化ツール20に供給するように構成され、且つ(図1Bに関して本明細書において上述した)複数の加工ステーション22,24,26,28,30を備える、本発明の1つの実施形態に係る加工材料搬送システム100における少なくとも一部の様々な構成要素間の連結を図示する概略図であり、少なくとも特定のステーション22,24,26は、加工プラテン23,25,27を含んでいる。第1〜第5加工材料の共通容器101〜105が、水および過酸化水素等の(例えば、管路により供給される)加工材料のさらなる供給物106,107とともに設けられている。共通容器101〜105はそれぞれ、好ましくは、オーバーパック内に配置された折り畳み式ライナーを含んで、流体供給源108により制御された加圧を受ける間隙空間を画定し、ライナーが圧縮されて加工材料がライナーから分配される。このような圧力分配は、ポンプによる加工材料の移動の必要性を排除し得る。別の実施形態では、様々な種類の容器と、加圧および/またはポンプ手段とが採用され得る。
加工材料搬送システム100は、好ましくは、各加工ステーション22,24,26,28,30について専用の材料混合マニホールド111,112,113,114,115を含み、各専用材料混合マニホールドは、(例えば、共通容器101〜105または供給物106,107からの)様々な加工材料を所望の割合で混合するよう構成されている。このような混合は、好ましくは、最終使用位置またはその近傍で行われる。混合されると反応したり、あるいは不適合となり得る加工材料の組み合わせの場合、このような加工材料を使用位置の直前で(所望の割合で)混合用に相互に分けておくことにより、上記問題が回避される。図示のように、各混合マニホールド111〜115は、(例えば、「サブファブ」レベルに配置された)付随する材料供給容器101〜105の1つ上のフロアに典型的に位置する、半導体加工設備の「ファブ」レベルに配置されてもよい。材料搬送システム100における容器101〜105および他のあらゆる所望の構成要素(例えば、フィルタ、脱気装置、流量制御要素等)は、適切なエンクロージャ110内に配置されてもよい。
本明細書において使用されるような「混合マニホールド」という用語は、材料の複数の流れを受け入れ、且つこのような材料を相互に接触可能とするように構成されたあらゆる様々な構造物を含むものとして解釈されるべきである。1つの実施形態では、混合マニホールドは、複数の流体連結を有する管または導管を画定する構造物を含む。別の実施形態では、混合マニホールドは、様々な材料の流れが相互に接触可能なように構成された、1つまたは複数の管または導管の取付部品(例えば、継手、エルボ等)を含む。混合マニホールドは、好ましくは、当該混合マニホールド内に収容される(例えば、流される)材料と反応しない材料から形成される。1つの実施形態では、混合マニホールドは、機械加工や穴あけ等の従来の技術により様々な流路が画定されたフルオロポリマー構造物(ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のブロック等)を含んでいる。混合マニホールドは、さらに、手動または自動で作動され得る、バルブ等のあらゆる様々な流量制御装置を含み得る。さらに、本明細書に記載されているような、あらゆる様々な種類のセンサがマニホールドにさらに追加または統合されてもよい。
図2は、本発明の理解を明確にするために、単純化した形態で提供されている。当業者であれば理解するように、および以下に詳細に説明するように、市販のシステムの動作および制御を拡張するため、多数の構成要素を追加することが望ましい。
1つの実施形態では、流体を含む複数構成要素の供給材料は、混合マニホールドおよびその後加工ツール内等の使用位置に分配される前、または材料の貯蔵および/または運搬用の1つまたは複数の容器に分配するため、実質的に均一状態に保たれる。1つの実施形態では、循環装置は、第1容器の折り畳み式ライナーと第2容器の折り畳み式ライナーとを含む流路において可逆的流量循環装置を含み得る。容器間に流体を循環させる加工は、流体を実質的に均一状態に保つためのに役立つ。循環を必要とする加工材料は、好ましくは、使用位置に分配する前に少なくとも一回、1つの容器から他の容器に循環される。好ましい循環装置は、1つの容器の内容物を他の容器に圧力分配し、また、その逆に圧力分配できるように構成された構成要素を含む。当業者であれば理解するように、代替的にまたは追加的に、循環装置は、(ポンプ、容積型ポンプ、蠕動ポンプ、ピストンまたはバネ駆動装置等を含む)あらゆる所望の材料循環構成要素を含み得る。
図3は、加工材料搬送システム50における少なくとも一部を図示しており、加工材料搬送システム50は、第1流体を含む複数構成要素供給材料を循環させるように構成され、加工ツール99(または、代替的に、材料貯蔵容器および/または材料運搬容器等の別の使用位置、または混合材料を貯蔵容器等の1つまたは複数の適切な容器に分配および/または梱包するために使用される分配および/または梱包ツール)に最終分配するため、混合マニホールド95に複数構成要素供給材料を制御放出する前に、複数構成要素供給材料の均一性を維持する。システム50は、加工材料供給容器51を含み、加工材料供給容器51は、第1折り畳み式ライナー54を収容する第1ハウジング52を有する。第1シール可能容積53は、第1ハウジング52と第1折り畳み式ライナー54との間に画定されている。第1ハウジング52は、好ましくは、第1ライナー54より強固であるため、第1シール可能容積53の加圧は、第1折り畳み式ライナー54を圧縮してライナー54内のあらゆる供給材料を供給容器51から放出するのに有効である。供給容器51に取り付けられた第1蓋56は、流体流路(即ち、流体供給路)を含み、この流体流路は、第1折り畳み式ライナー54の内部55と第1放出または還流導管71との間の流体連結を可能にする。オプションの第1浸漬管57は、第1蓋56から第1折り畳み式ライナー54の内部55内に延在し、分配を補助し得る。循環および分配前および/または循環および分配中であろうとなかろうと、供給容器51または供給容器51の内容物の重量または他の測定可能なパラメータを感知するため、オプションの第1スケールまたは他のセンサ59が配置され得る。
システム50は、さらに、供給容器51と特徴が同類または実質的に同一であり得る還流容器61を含む。代替的に、還流容器61は、容量、材料、分配の種類、または他の所望の局面において、供給容器51と異なってもよい。還流容器61は、第2折り畳み式ライナー64を収容する第2ハウジング62を含み、第2折り畳み式ライナー64と第2ハウジング62との間に第2シール可能容積63が配置されている。第2蓋66は、還流容器61に取り付けられ、第2折り畳み式ライナー64の内部65と第2放出または還流導管72との間の流体連結を許容する流体流路を含む。オプションの第2浸漬管67は、第2蓋66から第2折り畳み式ライナー64の内部まで延在し、分配を補助し得る。還流容器61または還流容器61の内容物とセンサ通信を行うオプションの第2スケールまたは他のセンサ69がさらに設けられてもよい。
容器51,61のうちの少なくとも1つの内容物が空になったときにシステム50に新しい(例えば、材料を含んだ)容器を導入できることを含む目的のため、放出/還流導管71,72に遮断弁75,76がそれぞれ設けられている。循環導管73は、遮断弁75,76間に延在し、循環導管73に沿って配置されているのは、オプションの加工材料特性センサ77、オプションの加工材料流量センサ78、および出口弁79であり、循環導管73と下流流量制御装置60との間で、間欠的に、あるいは制御可能に、あるいは選択的に流体連結が行われる。
供給容器51における第1シール可能容積53と、還流容器30における第2シール可能容積63と選択的に流体連結する少なくとも1つの圧力供給源80が設けられている。少なくとも1つの圧力供給源80と容器51,61との間に配置されているのは、弁83,84である。弁83は、導管81,85を介した少なくとも1つの圧力供給源80と第1シール可能空間53との間の流路を開くために選択的に作動可能であり、さらに第1シール可能空間53から通気孔83’に圧力を放出するために作動可能である。同様に、弁84は、導管82,86を介した少なくとも1つの圧力供給源80と第2シール可能空間63との間の流路を開くために選択的に作動可能であり、さらに第2シール可能空間63から通気孔84’に圧力を放出するために作動可能である。各弁83,84は、好ましくは三方弁であり、または1つまたは複数の二方弁と置換されてもよい。
循環導管73と流体連結する出口弁79または(図示しない)通気孔弁に吸引を行うなどして、システム50の作動前に、循環導管73から流体を抜いてもよい。循環導管73の長さおよび直径は、2つの容器51,61間に所望の容量を提供するように選択され得る。所望に応じて混合作用を向上させるため、オリフィスまたは弁等の1つまたは複数のオプションの流量制限要素または(図示しない)流入混合要素を循環導管73内に配置してもよい。
システム50の作動では、加圧流体(例えば、空気または窒素等の気体、または水等の液体等)が、少なくとも1つの圧力供給源80から、導管81、弁83、導管85、および蓋56を介して供給されて、第1シール可能容積または空間53が加圧され(またはその圧力が変更され)、第1折り畳み式ライナー54が圧縮されて第1供給材料の一部がライナー54から第1放出導管71と弁75とを介して循環導管73に放出される。本発明の特定の実施形態では、加圧流体を供給して折り畳み式ライナーまたはハウジング内部を圧縮し、折り畳み式ライナーまたはハウジング内部から材料を移動させているが、同じ結果をもたらす他の機械、装置または機構(例えば、ピストンおよび/またはバネ駆動機構)を使用することもできる。上記作動中、混合マニホールド95および加工ツール99(または他の使用位置)との流体連結を無効化するために、出口弁79が配置されている。第2弁76は、第1供給材料の流量が還流容器61の第2折り畳み式ライナー64に入るのが許容されるときに開かれ得り、折り畳み式ライナー64の容量が増大したときに、第2シール可能空間63を通気するため、弁84が開かれる。十分な量の第1供給材料が循環導管73に(およびオプション的に還流容器61内に)導入された後、加圧流体が、少なくとも1つの圧力供給源80から、導管82、弁84、導管86、および第2蓋66を介して供給されて、第2シール可能空間63が加圧されることで、第1供給材料が第2ライナー64から第2放出導管72および弁76を介して循環導管73に放出される。
各容器51,61の作動状態は、第1供給材料の循環方向に依存して、時間の経過とともに繰り返し変化し得る。「供給容器」および「還流容器」という名称は、本明細書では単に参照しやすいように用いられ、この点で制限することを意図するものではない。容器51,61の一方が、最初は第1供給材料で充填される一方で、容器51,61の他方が、最初は空であってもよい。容器51,61のいずれかまたは双方は、空になるとシステム50から排除され、好ましくは第1供給材料が補充された対応する容器と交換され得る。
少なくとも1つの圧力供給源80から第1シール可能容積53と第2シール可能容積63とを連続して加圧する加工は、必要に応じて逆転および繰り返され、最初に供給容器51内に収容される第1供給材料を循環させ、望ましくは第1供給材料を均一状態に維持する。第1供給材料の均一性は、センサ77で監視される。このようなセンサ77は、伝導性、濃度、pH、および組成等の、供給材料のあらゆる所望の1つまたは複数の特性を測定し得る。1つの実施形態では、センサ77は、光電気粒径分布センサ等の粒子センサを備える。別の実施形態では、センサ77は、高純度伝導性センサを備える。センサ77によって生成される信号に反応して、循環が実行および/または変更され得る。流量センサ78は、同様に、第1供給材料の均一性を監視するために用いられ得る。例えば、第1供給材料が実質的に異なる粘度の構成要素を含んでいる場合、流量が複数回逆転した後の循環導管73の流速が実質的に一定であれば、供給材料は実質的に均一状態にあると言えよう。
第1供給材料の均一状態が達成されたときに、第1供給材料は、弁79から第1流量制御要素60を介して混合マニホールド95に供給され得る。混合マニホールド95では、第1供給材料は、第2流量制御装置90を介して第2加工材料供給源91から供給される第2供給材料と混合される。第1供給材料の流速および割合と、第2供給材料の流速および割合とは、流量制御要素60,90によりそれぞれ調整され得る。混合マニホールドから、((図示しない)追加の供給材料供給源によって提供されるさらなる供給材料を含み得る)第1供給材料と第2供給材料とのうちのいずれかの混合物が、加工ツールや、1つまたは複数の(例えば、材料の貯蔵および/または運搬用)容器または混合された加工材料を1つまたは複数の容器に梱包するために採用される1つまたは複数のツール等の使用位置に供給される。
当業者であれば認識するように、所望の種類および程度の加工材料流量制御を提供するために、あらゆる望ましい流量制御要素が使用され得る。1つの実施形態では、専用流量制御要素を有さない加工材料供給源もあれば、専用流量制御要素を有する加工材料供給源もある。流量制御要素は、所望であれば、混合マニホールドに組み込まれてもよい。流量以外のパラメータ(例えば、粒子数、粒径分布、濃度、pH、伝導性、密度、および組成)を測定する1つまたは複数のセンサを、流量制御要素と併用し、適切な組成の混合物が提供されることを確実にしてもよい。例えば、以下の方法のいずれかにより、(例えば、1つまたは複数のATMI NOWPak(商標)容器からの)圧力により分配される材料の分配に対する流量制御を行ってもよい。
・固定されたオリフィスを介して分配する容器への供給圧力のI対P(電流対圧力)またはV対P(電圧対圧力)制御
・流量計によるフィードバックを用いた容器への供給圧力のI対P(電流対圧力)またはV対P(電圧対圧力)制御
・流量計のフィードバックにより制御される弁の制御
・時間に対する供給容器の重量の監視
好ましい実施形態では、流量制御要素は流量制御装置を備える。様々な種類の流量制御装置が採用され得るが、望ましい流量制御装置の種類の例は、NT(登録商標)電子流量制御装置(米国ミネソタ州チャスカのEntegris、Inc.)である。「流量制御装置」という用語は、以下のいくつかの実施形態で用いられることになる。それぞれの場合で、流量制御装置として他の種類の流量制御要素と置換され得ることを理解すべきである。1つの実施形態では、流量制御要素は、(例えば、ニードル弁または制御可能な流量特性を有する適切な他のあらゆる種類の弁を含む)手動または自動作動弁を備えている。
システム50の様々な構成要素のいずれかの作動は、制御装置96を用いるなどして自動化されてもよい。このような制御装置96は、さらに、(例えば、センサ77,78およびスケール59,69を含むがこれらに限定されない)様々な種類のセンサからのセンサ入力信号を受信し、予めプログラムされた命令に従って適切な動作を実行し得る。1つの実施形態では、制御装置96は、マイクロプロセッサを基礎とした産業用制御装置、パーソナルコンピュータ等を備える。
半導体製造の背景において、加工材料を循環させるためのライナー式容器の使用は、混合された供給容器を用いた従来型システムに対して特定の利点をもたらす。(例えば、スラリーを循環させるときの)ポンプ使用や加速するポンプ摩耗が回避され得る。ライナー式容器は、上部空間がない状態、または上部空間がないことに近い状態に加工材料を維持することを可能にするので、加工材料と環境ガス(例えば、空気)との間の接触が最小限となる。さらに、このようなライナーは使い捨て可能であるため、機械的に混合された加工材料の供給タンクの定期的な洗浄および保守は不要である。
図3に図示された循環導管73は、混合マニホールド95を介した加工材料の循環を行わない。循環路出口弁79が循環導管73と流量制御装置60との間の流体連結を無効化する場合、弁79と混合マニホールド95との間に配置された加工材料は、材料特性、導管寸法、貯蔵時間等を含む様々な要因に応じて、分離または成層化し得る。したがって、特定の実施形態おいては、第1材料の分離または成層化の可能性を排除するように、第1材料循環流路は混合マニホールドを導通することがより望ましいことがある。
図4には、混合マニホールドを介した加工材料の循環を含む加工材料搬送システムが図示されている。システム150は、加工材料を循環させるように構成された2つの供給源を含む、4つの異なる加工材料の供給源を含んでいる。第1複数構成要素加工材料は、第1供給容器151Aにより、第1流量制御装置152を介して、混合マニホールド195内に配置された第1循環弁157に供給され得る。第1加工材料を所望の均一状態に維持するため、第1加工材料は、第1循環弁157の1つの(例えば、ノーマルオープンの)ポートを介して第1還流容器151Bに循環され得る。第1加工材料を混合マニホールド195の共通導管196に分配することが望ましい場合、第1還流容器151Bへの(例えば、ノーマルオープンの)ポートを閉じ、別の(例えば、ノーマルクローズの)ポートを開き、第1加工材料を共通導管196に受け入れることにより、第1循環弁157を分配作動に切り換えてもよい。同様に、第2複数構成要素の加工材料は、第2供給容器161により、第2流量制御装置162を介して、混合マニホールド195内に配置された第2循環弁167に供給され得る。第2加工材料を第1循環弁167の1つの(例えば、ノーマルオープンの)ポートを介して第2還流容器161Bに循環させることにより、第2加工材料を望ましい均一状態に維持してもよい。第2加工材料を共通導管196内に分配することが望ましい場合、第2還流容器161Bへの(例えば、ノーマルオープンの)ポートを閉じ、弁167の別の(例えば、ノーマルクローズの)ポートを開き、第2加工材料を共通導管196に受け入れることにより、第2循環弁167を分配作動に切り換えてもよい。図4に図示されるように、第1加工材料は、研磨剤を含む濃縮材料であってもよく、第2加工材料は、阻害剤を含む濃縮材料であってもよい。
第3および第4加工材料供給源171,181はそれぞれ、再循環機能を有することなく、流量制御装置172,182および(例えば、ノーマルクローズの)弁177,187を介して、第3および第4加工材料を混合マニホールド195の共通導管196に供給し得る。例えば、加工材料は、単一の成分を含み、および/または分離または成層化しない場合、上記の再循環は必要とされないことがある。図示のように、第3加工材料は、過酸化水素を含み得り、第4加工材料は、水を含み得る。所望の別の加工材料を使用してもよい。
図4は、4つの供給源151A,161A,171,181から加工材料を受け入れる、混合マニホールド195内の(三方弁157,167および二方弁177,187を含む)特定の一群の弁197を図示しているが、任意の混合マニホールド195内にあらゆる所望の数または構成の弁および/または他の流量制御装置が設けられてもよく、混合マニホールド195が、あらゆる望ましい数の加工材料供給源から加工材料を受け入れるように構成されてもよいことは理解されるべきである。1つの実施例では、逆流を防止する1つまたは複数の逆止め弁が混合マニホールドに組み込まれてもよい。好ましい実施形態では、混合マニホールドの出口ポートまたは放出ポートで所望の混合生成物、流速、選択された材料の割当量等を得るため、所望の数の弁が、(例えば、混合マニホールド内にまたは混合マニホールドの上流に)設けられ、マニホールドを流通するあらゆる選択材料の流量を選択的に許可または防ぐ。
混合マニホールド195は、任意に、加工ツールまたは加工ツールのステーション(例えば、図1Bに関して上記で説明した加工ツールの第1プラテン23)等の使用位置に供給される所望の加工材料混合物の2つ以上の加工材料間の混合を促進するため、流入ミキサー198(例えば、静的ミキサー)を含んでもよい。
複数の加工ツールおよび/または複数の加工ツールの複数の加工ステーション(または他の所望の複数の使用位置)を含むシステムの場合、好ましくは、加工ツールおよび/またはステーション(または各他の使用位置)毎に、専用混合マニホールドが設けられる。図4は、混合マニホールド195に隣接配置される第2プラテン25および第3プラテン27を図示しているが、これらのようなプラテン25,27はそれぞれ、好ましくは、(図示しない)個別の専用混合マニホールドを有する。
1つの実施形態では、本明細書に記載のように、少なくとも1つの分配ツールが、システムにおける少なくとも1つの混合マニホールドに連結可能であり、この少なくとも1つの分配ツールは、第1および第2加工材料のうちの少なくとも1つの混合物を受け入れるように配置され、且つ前記少なくとも1つの混合物を少なくとも1つの貯蔵容器に分配または搬送するように構成される。また、1つまたは複数の分配ツールは、様々な貯蔵容器内に1つまたは複数の加工材料混合物を梱包する役割も果たし得る。このような梱包は、好ましくは、少なくとも1つの貯蔵容器内に混合された材料を密封する役割を果たす。混合された材料を収容する貯蔵容器は、次の段階で、分配ツールに隣接する別の加工ツールで短期的に使用されるか、または他の場所で使用されるために搬送され得る。
図5は、第1および第2供給容器201A,202Aからそれぞれ第1および第2加工材料を受け入れるように構成された混合マニホールド200を図示しており、第1および第2加工材料はそれぞれ、第1および第2循環制御弁211,212をそれぞれ介して、第1および第2還流容器201B,202Bに循環される。混合マニホールド200は、さらに、制御弁213,214をそれぞれ介して、第3および第4加工材料供給物203,204からそれぞれ第3および第4加工材料を受け入れるように構成されている。各制御弁211,212,213,214は、好ましくは、マニホールド200の共通導管219からの逆流を抑制するため、付随する逆止め弁211’,212’,213’,214’(各場合において、それぞれ、任意に、その出口に沿って弁211,212,213,214内に組み込まれている)を含んでいる。逆止め弁212’〜214’が対応する制御弁212〜214内に組み込まれる場合、逆止め弁212’〜214’を各制御弁212〜214の本体部分内に保持するため、プラグ215〜217が設けられ得る。様々な加工材料の導管を共通導管219に連結するため、継手および/または他の連結構成要素が設けられ得る。各加工材料は、望ましくは、混合マニホールド200の上流の(図示しない)専用の流量制御装置を介して供給される。混合マニホールド200は、さらに、任意の流入混合要素218を含み得る。(上述のような)加工ツール20、または代替的に、材料貯蔵および/または運搬容器は、望ましくは、第1〜第4加工材料のあらゆる組み合わせの混合物を受け入れるため、混合マニホールドの下流に配置され、このような混合物の組成および/または流速は、(図示しない)上流の流量制御装置および/または制御弁211〜214の作動により迅速に変化するようにされている。マニホールド200を使用して、例えば、平坦化ツールの(プラテンを含む)加工ステーションに加工材料を供給してもよい。
図6は、第1供給容器201から第1加工材料を受け入れるように構成された混合マニホールド210を図示しており、この第1加工材料は、第1循環制御弁211を介して第1還流容器201Bに循環される。混合マニホールド210は、さらに、第2および第3加工材料供給部202,203からそれぞれ、制御弁212,213をそれぞれ介して、第2および第3加工材料を受け入れるように構成されている。各制御弁211,212,213は、好ましくは、混合マニホールドの共通導管219からの逆流を抑制するため、付随する逆止め弁211’,212’,213’(各場合において、それぞれ、任意に、その出口に沿って弁211、212、213内に組み込まれている)を含んでいる。逆止め弁212’〜213’を対応する制御弁212〜213内に組み込む場合、逆止め弁212’,214’を各制御弁212,213の本体部分内に保持するため、プラグ215〜216が設けられ得る。様々な加工材料の導管を共通導管219に連結するため、継手および/または他の連結構成要素が設けられ得る。前述のように、各加工材料は、望ましくは、混合マニホールド210の上流に配置された(図示しない)専用の流量制御装置を介して供給され、混合マニホールド210は、さらに、任意の流入混合要素218を含み得る。混合マニホールド210は、好ましくは、第1〜第3加工材料のあらゆる組み合わせの混合物を下流の加工ツール20(または他の所望の使用位置)に供給するために配置され、このような混合物の組成および/または流速は、(図示しない)上流の流量制御装置および/または制御弁211〜213の作動により迅速に変化するようにされている。
図7は、第1加工材料供給部201から第1制御弁211を介して第1加工材料を受け入れ、且つ第2制御弁212を介して第2加工材料供給部202を受け入れるように構成された混合マニホールド220を図示しており、どちらの加工材料も混合マニホールド220を循環しないようにされている。各制御弁211,212は、好ましくは、付随する逆止め弁211’,212’を有する。第1および第2加工材料の導管を共通導管219に連結するため、継手215および/または他の相互連結構成要素が設けられ得る。前述のように、各加工材料は、望ましくは、混合マニホールド210の上流の(図示しない)専用流量制御装置を介して供給され、混合マニホールド220は、さらに、任意の流入混合要素218を含み得る。混合マニホールド220は、好ましくは、あらゆる所望の割合の第1および第2加工材料の混合物を下流の加工ツール20(または他の所望の使用位置)に供給するように配置されている。マニホールド220は、すすぎ洗いまたはパッド洗浄ステーションへの材料の供給に使用するのに適し得る。
図5〜7は、特定の混合マニホールド構成を図示しているが、当業者であれば、あらゆる望ましい数の加工材料を混合するために同類の混合マニホールドを構築し得ることを理解するであろう。この場合、あらゆる、または全ての加工材料も、混合マニホールドを循環するようにされている。混合マニホールドに供給されるあらゆる特定の加工材料用に冗長または予備の容器対を設ける場合、このような冗長対の一方または双方に含まれる材料を、アイドル状態時または使用前の所望のある時点で、混合または撹拌するようにされてもよい。好ましくは、制御システムは、対応する「有効な」容器対から特定量の材料が分配された後(または対応する「有効な」容器対内に閾量の材料が残っているとき)、「アイドル状態」の予備用容器対の間で混合作業を開始する。制御システムは、いつ混合を開始し、対応する「有効な」容器対から材料が完全になくなる前にいつ予備容器対に切り換えるのかを予測または決定するようにプログラムされ得る。1つの実施形態では、流量制御装置を用いて、任意の容器対から分配された材料の量を追跡または監視することができ、結果として得られる信号は、容器補充作動、容器切換作動、および/または容器対切換作動を開始するために使用できる。
図8は、混合マニホールド242を循環するようにされた第1加工材料用の冗長な容器対を含む、加工材料搬送システム220における少なくとも一部の様々な構成要素を図示している。図8には、単一の加工材料の混合マニホールド242への供給が図示されているが、このような材料をあらゆる所望の調整可能な流量および/または割合で混合し、且つ加工ツール(例えば、上述したようなCMPツール20のプラテン23)または他の所望の使用位置に分配するため、個別の流量制御を有し、且つ循環するようにされてもされていなくても、さらなる加工材料が混合マニホールド242に供給されるようにされていることを理解すべきである。
搬送システム220は、主第1材料供給容器221A、主第1材料還流容器221B、副第1材料供給容器221A、および主第1材料還流容器221Bを含み、主第1材料容器対221A,221Bからの第1加工材料が混合マニホールド242に送出される第1状態から、副第1材料容器対221C,221Dからの第1加工材料が混合マニホールド242に送出される第2状態に、流量を切換可能な供給/還流切換装置231を有している。主材料容器対221A,221Bが使用される場合、(混合マニホールド内の背圧を調節し、分配作動中の容器のいずれかへの第1加工材料の制御されない流量を防止するために)主第1材料供給容器221Aからの材料は、供給/還流切換装置231、流量制御装置240、混合マニホールド242、背圧マニホールド244を循環し、再び供給/還流切換装置231を介して主第1材料還流容器221Bに循環する。いずれか一方の容器対は、供給/還流切換装置231を用いて、選択的に分離され得る。副材料容器対221C,221Dの使用前または使用予定時に、副第1材料供給容器221Cからの材料は、供給/還流切換装置231、流量制御装置240、混合マニホールド242、背圧マニホールド244を循環し、再び供給/還流切換装置231を介して副第1材料還流容器221Dに循環する。
主および副第1材料容器対221A〜221B,221C〜221Dの使用により、混合マニホールド242への第1材料の供給を中断することなく、1つの容器または1つの容器対を(例えば、前記第1材料を収容する)別の容器または別の容器対に交換することができる。供給/還流切換装置231を用いることにより、さらに、流量制御装置240、混合マニホールド242、および背圧マニホールド244を介した第1材料流量方向を変えることなく、還流容器221B,221Dに対する供給容器221A,221Cの供給/還流作動を切り換えることが可能である。供給/還流切換装置231は、上記機能を提供するため、当業者が所望に応じて選択および構成するあらゆる種類および数の制御可能な弁を含み得る。切換動作を自動的に開始することができるように、(図示しない)あらゆる様々なセンサが、供給/還流切換装置231に連結されてもよい。例えば、センサは、任意の供給容器内の加工材料のレベルが低いことを検出すると、加工材料を別の容器(例えば、付随する還流容器、または冗長な供給容器)から流すことができるように、供給/還流切換装置231の切換を開始してもよい。
システム220は、好ましくは、脱気、濾過、およびレベル感知の設備のうちの少なくとも1つを含み、これら設備のうちの少なくとも1つは、例えば、これらの設備のうちのいずれかまたは全てを提供するモジュール238によって提供され得る。このようなモジュール238は、好ましくは、流量制御装置240(または他の種類の流量制御要素)の上流に配置される。1つの実施形態では、このようなモジュール238は、(図示しない)貯蔵容器を含み、この貯蔵容器の底部から、液体を含む加工材料が抽出され、この貯蔵容器の上部部分から、ガスが抽出されて通気孔に向けられる。このような貯蔵容器内の(例えば、液体を含む)加工材料のレベルおよび/または存在は、貯蔵容器とセンサ通信を行うように配置されたあらゆる適切なセンサで感知され得る。
さらなる実施形態は、第1加工材料が混合マニホールドを循環可能に構成された、(4つではなくむしろ)3つの容器を用い、いずれか1つの容器は、第1加工材料が補充された交換用容器と取り換えられるようにされている。図9を参照すると、加工材料搬送システム250の少なくとも一部は、3つの容器251A,251B,251Cを含み、これら3つの容器251A,251B,251Cは、最初は、供給容器251A、還流容器251B、および予備供給/還流容器251Cとして構成され得る。供給容器内に最初に配置される第1加工材料は、供給/還流切換装置261、流量制御装置270、混合マニホールド280、背圧マニホールドを介して循環し、再び供給/還流切換装置261を介して還流容器251Bに循環することができる。大量の第1加工材料が還流容器251Bに供給される場合、供給容器251Aが空になると、供給/還流切換装置261は、第1材料を含む還流容器251Bが供給容器として作動できるように、好ましくは、さらに、予備還流容器251Cが還流容器として作動できるように切り換えられ得る。あるいは、予備供給/還流容器251Cは、最初に多量の第1加工材料を収容し、最初の供給容器251Aが空になったら、供給/還流切換装置261は、予備供給/還流容器251Cが供給容器として作動できるように、好ましくは、さらに、還流容器251Bが還流容器として機能できるように切り換えられ得る。各容器251A,251B,251Cを独立的に分離させ、各容器を交換用容器と取り換えてもよい。
付随する(図示しない)流量制御装置を有する少なくとも1つのさらなる加工材料が混合マニホールド280に供給され、あらゆる所望の割合および流速で第1加工材料と混合されて加工材料混合物が生成され、加工ツール(例えば、上述のようなCMPツール20のプラテン23)または他の所望の使用位置に分配され得る。前述のように、システム250は、好ましくは、脱気、濾過、およびレベル感知の設備のうちの少なくとも1つを含み、これら設備のうちの少なくとも1つは、例えば、このような設備のうちのいずれかまたは全てを提供するモジュール238によって提供され得る。
図10は、図8〜9で示した実施形態に類似する加工材料搬送システム300の少なくとも一部を図示しているが、供給/還流切換装置311内の様々な切換流路312〜315が図示されている。システム300は、加工材料供給容器301Aおよび加工材料還流容器301Bを含む。加工材料は、供給/還流切換装置311、流量制御装置320、混合マニホールド330、背圧マニホールド340を介し、再び供給/還流切換装置311を介して、一方の容器から他方の容器に循環し得る。第1作動モードでは、供給/還流切換装置311は、流路312および313を構築し、加工材料供給容器301Aが混合マニホールド330に加工材料を供給し、加工材料還流容器301Bが混合マニホールド330から材料を受け入れることができるようにする。第2作動モードでは、供給/還流切換装置311は、流路314および315を構築し、加工材料還流容器301Bが加工材料を混合マニホールド330に供給し、加工材料供給容器301Aが混合マニホールド330から材料を受け入れることができるようにする。いずれの作動モードにおいても、流量制御装置320、混合マニホールド330、および背圧マニホールド340を流通する加工材料の方向は変わらない。
付随する(図示しない)流量制御装置を有する少なくとも1つのさらなる加工材料は混合マニホールド330に供給され、あらゆる所望の割合および流速で第1加工材料と混合されて加工材料混合物が生成され、加工ツール(例えば、上述したようなCMPツール20のプラテン23)または他の所望の使用位置に分配され得る。前述のように、システム300は、好ましくは、脱気、濾過、およびレベル感知の設備のうちの少なくとも1つを含み、これら設備のうちの少なくとも1つは、例えば、このような設備のうちのいずれかまたは全てを提供するモジュール318によって提供され得る。
図11A〜11Cは、(i)4つの材料を収容する冗長なライナー式容器対(合計16個の容器)から圧力分配することにより供給される4つの異なる加工材料と、(ii)2つの異なる管路により供給される加工材料と、の様々な組み合わせを、少なくともプラテンを含むウェハ加工ステーション23A〜23E,25A〜25E,27A〜27Eをそれぞれ有する5つの異なる平坦化ツールに供給するように構成された、加工材料供給システム400を図示している(図11B〜11Cには、拡大された部分400A〜400Bが図示されている)。システム400は、15個の混合マニホールド493A〜493E,495A〜495E,497A〜497Eを含み、さらに5つの平坦化ツール20A〜20Eの各ウェハ加工ステーション23A〜23E,25A〜25E,27A〜27Eに専用の1つの混合マニホールドを有している。各ウェハ加工ステーション23A〜23E,25A〜25E,27A〜27Eは専用マニホールドを含むため、ツール20A〜20Eの各ステーション23A〜23E,25A〜25E,27A〜27Eに供給される加工材料の各マニホールド流量および組成への各入力は、独立制御され得る。1つの実施形態では、全ツール20A〜20E間の各加工ステーション23A〜23E,25A〜25E,27A〜27Eは、独立制御される。別の実施形態では、ツール20A〜20Eの各対応する一式の加工ステーション23A〜23E,25A〜25E,27A〜27Eは、一群として制御され得る。このような構成は、単一ツールのステーション間の材料供給条件における変化は許容するが、異なるツールの対応するステーション間の材料供給条件における変化は許容しない。
第1材料は、二対の第1材料容器401A〜401B,401C−401Dにより、システム400への供給および/またはシステム400からの帰還がなされ、第2材料は、二対の第2材料容器402A〜402B,402C−402Dにより、システム400への供給および/またはシステム400からの帰還がなされ、第3材料は、二対の第3材料容器403A〜403B,403C−403Dにより、システム400への供給および/またはシステム400からの帰還がなされ、第4材料は、二対の第4材料容器404A〜404B,404C〜404Dにより、システム400への供給および/またはシステム400からの帰還がなされる。図示のように、容器401A〜401D,402A〜402E,403A〜403E,404A〜404Eは、外部圧力供給源480および様々な制御弁481への連結により圧力分配するように構成されたライナー式容器であってもよい。さらなる加工材料は、直接導管供給により(即ち、循環機能を用いずに)、供給源405,406から供給される。このようなさらなる加工材料は、例えば、過酸化水素および水、またはあらゆる適切な1つまたは複数の流体材料を含み得る。各供給源405,406は、脱気、濾過、およびレベル感知の設備のうちの1つまたは複数のいずれかを提供するため、付随する脱気/濾過/レベル感知モジュール425,426を有し得る。
供給/還流切換装置411〜414は、容器401A〜401D,402A〜402E,403A〜403E,404A〜404Eの各群毎に設けられており、例えば、他の容器対が加工材料で補充された場合、または容器内の材料を均一状態に維持して分配作動を容易にするために他の容器対を混合または撹拌する場合、各容器グループの一対の容器が他の容器対に代わって作動し得る。さらに、供給/還流切換装置411〜414は、好ましくは、各容器の作動モードを供給モードから還流モード、またはその反対方向に切換可能にさらに構成される。各供給/還流切換装置411〜414は、所望の切換設備を提供するため、複数の独立作動可能な制御弁を含む。各供給/還流切換装置411〜414は、前記脱気、濾過、およびレベル感知設備のうちのいずれかを提供するように構成された下流の脱気/濾過/レベル感知モジュール421〜424に加工材料を供給する。各モジュール421〜424は、望ましくない気体、不純物、濾液等を除去できるように、通気孔/排水溝モジュール431〜434と選択的に流体連結する。各供給/還流切換装置411〜414は、さらに、供給/還流切換装置411〜414に付随する一群の容器401A〜401D,402A〜402E,403A〜403E,404A〜404Eの各容器に上記材料を戻すため、背圧マニホールド441〜443から還流加工材料を受け入れる。
加工材料は、各脱気/濾過/レベル感知モジュール421〜426から、流量制御装置モジュール450A〜450Eに供給される。各第1〜第6加工材料は、各流量制御装置モジュール450A〜450Eに供給され、各流量制御装置モジュール450A〜450Eは、複数の流量制御装置を含む。異なる混合マニホールド493A〜493E,495A〜495E,497A〜497Eに供給される各加工材料の流量は、異なる流量制御装置で制御される。
図11A〜11Eに示された各混合マニホールド493A〜493E,495A〜495E,497A〜497Eの特徴は、上記図5に関連して記載した混合マニホールド200と一致し得り、各混合マニホールド493A〜493E,495A〜495E,497A〜497Eは、循環する2つの加工材料を受け入れ、循環しない2つの加工材料を受け入れ、且つこれらの材料の混合物を生成するように構成される。第3プラテンで採用される所望の障壁除去加工に応じて、各ツール20A〜20Eの第3ステーション27A〜27E(P3)に専用の各混合マニホールド497A〜497Eの特徴は、代替的に、図6または図7に示された混合マニホールドのいずれかと一致し得る。各々が3つのウェハ加工ステーション23A〜23E,25A〜25E,27A〜27Eを含む複数の平坦化ツール20A〜20Eは、混合マニホールド493A〜493E,495A〜495E,497A〜497Eの下流に配置される。循環作動中、第1および第2循環加工材料は、混合マニホールドを循環し、容器401A〜401D,402A〜402E,403A〜403E,404A〜404Eに戻る。分配作動中、各混合マニホールド493A〜493E,495A〜495E,497A〜497Eにより生成された加工材料混合物は、対応するウェハ加工ステーション23A〜23E,25A〜25E,27A〜27Eに供給される。
各混合マニホールド493A〜493E,495A〜495E,497A〜497Eは、循環するようにされた2つの加工材料を受け入れるように構成されている。システム400は、(容器401A〜401D,402A〜402E,403A〜403E,404A〜404Eに対して)循環するようにされた4つの異なる加工材料を含んでいる。つまり、異なる加工材料は、異なる混合マニホールド493A〜493E,495A〜495E,497A〜497Eに供給され得る。異なる加工材料が、異なる混合マニホールド493A〜493E,495A〜495E,497A〜497Eに供給され得るということは、各ウェハ加工ステーション23A〜23E,25A〜25E,27A〜27Eが異なるウェハ加工要件を有し得るという所望の最終用途と一致する。
加工材料の混合とその混合物のウェハ加工ステーションへの供給との間の時間差を最小化するため、各混合マニホールド493A〜493E,495A〜495E,497A〜497Eの出口と、混合された材料がその付随するウェハ加工ステーション23A〜23E,25A〜25E,27A〜27Eに放出される位置との間の導管容量は最小化されるべきである。導管容量の最小化は、導管長を短くし、導管直径を小さくすることによって達成することができる。重力によって補助されて加工材料を分配できるようにするには、ウェハ加工ステーション(またはウェハ加工ステーション内のプラテン)の上側に混合導管を配置することが望ましくなり得る。
システム400の様々な要素のいずれの作動も、好ましくは、(図示しない)集中または分散制御装置を用いるなどして自動化される。このような制御装置は、さらに、様々な種類のセンサからのセンサ入力信号を受信し、予めプログラムされた命令に従って適切な動作を実行し得る。1つの実施形態では、制御装置は、マイクロプロセッサを基礎とした産業用制御装置、パーソナルコンピュータ等を備える。好ましくは表示機能およびユーザー入力機能(例えば、タッチスクリーンディスプレイ)を含む上記制御装置用遠隔ユーザインターフェースが設けられてもよい。
図12は、図11A〜11Cにおけるシステム400の一部を示す透視図である。16個の容器401A〜401E,402A〜402E,403A〜403D,404A〜404Dは、好ましくは(図示しない)複数の平坦化ツールに対して床468の下に配設された、部屋またはエンクロージャ467内に設けられる。各供給容器の容量は、各付随する還流容器(例えば、40L)よりも大きくなり得る(例えば、180L)。流量制御装置モジュール450A〜450Eは、弁および制御構成要素を収容するキャビネット466とともに、エンクロージャ467の外側のキャビネット内に配置されてもよい。表示機能およびユーザー入力機能を提供するため、システム400と有線または無線通信する遠隔インターフェース479が設けられてもよい。
加工材料を分配するためのライナー式圧力分配容器について上述したが、本発明に係るシステムおよび方法は、このような特定の容器の使用に限定されない。強固または半強固な容器の空洞内に配置された第1袋の材料内容物は、同様に空洞内に配置され、第1袋を加圧する位置に配置される第2袋を膨張(例えば、第1袋内の化学反応または外部圧力供給源により供給される作動流体の追加による自己膨張)させることにより、分配され得る。ライナーを用いた容器またはライナーを用いない容器は、ピストン作動、バネ作動、または他の種類の圧力分配のために使用されてもよい。様々な種類のポンプ(例えば、往復ポンプ、容積型ポンプ、蠕動ポンプ等)を使用してもよい。重力に補助されたポンプ作用を使用してもよい。1つの実施形態では、図13A〜13Bを参照すると、加工材料を分配する分配装置500は、付随するドアシール506を有する回転ドア505を備える圧力キャビネット503を含み得る。折り畳み式容器501、または折り畳み式部分(またはライナー)を含む容器は、回転ドアを介して圧力キャビネット503内に挿入され得る。加圧流体(例えば、空気、窒素、水等)を圧力キャビネット503に制御可能に供給し、折り畳み式容器501から(図示しない)放出導管を介して加工流体を押してもよい。
加圧流体としての液体の使用は、このような液体に混入される気泡が、誤った計器測定を生じさせたり、このような液体と有害な作用を起こし得るため、加圧ガスが折り畳み式ライナーを通過(例えば、このようなライナーのピンホールによる漏れ)してライナーに収容された加工材料に接触するのを回避することが特に望ましいと考えられる。さらに、圧縮ガスの代わりに非圧縮流体(液体)を使用すると、ライナーの外側領域に印加される力をより大きくすることができる。この力の増加により分配圧力が高まり、ユーザーは長い管または高所の管の流量を克服することが可能となる。このような作動液は、(図示しない)供給弁を介して、容器とその容器内の折り畳み式ライナーとの間の間隙容量に供給され得る。このような作動液の加圧は、従来型油圧システムと同様に、作動可能な「マスター」シリンダーにより制御され得る。マスターシリンダーに力が加わるため、作動液はその力を(分配される材料を収容する)ライナーに伝達し、分配ポートを介して材料をライナーから押し出す。ライナーを通過するガスの減少、ライナーおよびライナー内に配置された材料に加えられる力の増加、および流量制御の改善可能性は全て、ライナー式圧力分配の作動材料として液体を用いることによりもたらされる利点である。
本発明の様々な実施形態に係る加工材料に接触することを意図された収容材料(例えば、ライナー、ライナー材料、容器材料、導管等)の特徴は、このような加工材料と適合すべきであって、例えば、このような加工材料の反応や劣化を促進するものであってはならない。材料収容ライナーが(例えば、圧力分配のために)気体と接触する場合、このようなライナーの内面および/または外面は、ガス不浸透性またはガス不透過性材料で被着または被覆されてもよい。代替的に、所望に応じて流体がライナーを通過できるように、選択性材料または半透過性材料でライナーを形成してもよい。ライナーは、実質的に純粋な単一材料層、または異なる材料の複数層で形成され得る。望ましいライナーは、所望の最終使用用途に適切な、許容限度内に高度な構造的完全性、弾力性、融通性、および信頼性(例えば、平均故障間隔)によって特徴付けられるべきである。
加工材料搬送システム400および本明細書に記載の本発明に係る同様のシステムは、複数の加工ツールおよび/または加工ステーション(または他の所望の使用位置)への供給にグローバル加工材料配送ループを必要としない。グローバルループは本質的に、グローバルループから材料を受け入れる複数のツールまたはステーションの搬送圧力にばらつきを伴うため、グローバルループを排除することにより、複数の使用位置への加工材料の供給におけるばらつきを低減する。
使用位置の直前で必要に応じて加工材料を混合することにより、数多くの利点が得られる。使用位置の直前で必要に応じて加工材料を混合することにより、従来型の事前混合製剤よりも長く持続する高濃度の化学物質または材料の使用が可能となる。また、使用位置の直前で必要に応じて加工材料を混合することにより、連続した材料(例えば、半導体デバイス)加工工程中に、時間関数として加工材料の組成を変化させることが可能になる。繊細な構造(例えば、パターン密度、機能アスペクト比、および副構造材料の組成等の要因に依存する、機械的変形、亀裂、および破砕のいずれかを生じさせる可能性のある構造)の平坦化を実行するとき、加工材料の組成を変化させることができれば、このような構造に研磨ヘッドからの高いダウンフォースを印加することなく所望の除去率を達成するのに有用となり得る。繊細な構造の例として、多孔質の低誘電率材料(例えば、誘電膜)で被覆されたウェハが挙げられる。このウェハは、高い研磨ダウンフォースに曝されると、応力亀裂や層間剥離を生じる傾向がある。したがって、このような材料は、典型的に、約1psi(7kPa)の研磨ヘッドダウンフォースで研磨される。加工材料の組成を制御可能に変化させる能力は、さらに、連続した複数工程加工作業を最適化し、スループットを最大化することを可能にする。連続研磨ステーションP1、P2、およびP3を含むウェハ加工ツールの場合、このような最適化は、例えば、P1、P2、またはP3時間の低減、P1、P2、およびP3の合計時間の低減、P1およびP2の合計時間の低減、およびP1、P2、およびP3時間のいずれかの均衡化を含み得る。
このような目標を達成するための代数的均衡化公式は、本開示の恩恵を受ける当業者によって考案され得る。研磨ツールのスループットを向上させる試みの中で考慮すべき要因は、研磨ツールの種類、研磨パッドの化学機械的特性、除去される材料の種類、除去される材料の量、および/または所望の終点厚さプロファイル、CMP製剤の化学機械的特性、およびウェハに加えられるダウンフォースを含むが、これらに限定されない。これらを含む要因の適切な選択および調整は、当業者の技術の範囲内である。
図14は、複数ステーション半導体平坦化ツールに適用されるウェハ加工パラメータを示しており、加工材料の混合物の組成は、第1ステーションP1に供給される時間に対して変化する。ツールは、連続バルク銅除去(P1)、銅洗浄(P2)、および障壁除去(P3)の加工を実行するために用いられ得る3つのステーションP1〜P3を含んでいる。図14の中央列に記載されているように、従来の複数ステーションツールの作動方法は、ステーションP1とP2とで同一の事前混合CMP組成物を使用する。右列に記載されているように、ステーションでの連続した平坦化作業は、それぞれ異なる加工材料組成を採用した2つの(「初期」対「後期」)加工に分割され得る。P1初期加工は、約10,000オングストローム/秒の除去率で35秒間、「VUL」と称される組成物を含み得る。P1プラテンの作動を中断することなく、前の「VUL」組成物に代わって、「VAZ」と称される第2組成物を供給することにより、P1後期加工が開始され、VAZ組成物は、約6,000オングストローム/秒の除去率を提供する。P1初期除去加工は高速除去と高平坦化効率とにより特徴付けられるのに対し、VAZを使用するP1後期除去加工は、低速除去と低欠陥性および低ディッシング率とにより特徴付けられる。(「ディッシング」とは、銅線または接着パッド等の堆積された表面形状における望ましくない凹部の形成を意味する。)第3列にさらに記載されているように、「VUL」および「VAZ」は、脱イオン水(「DIW」)、過酸化水素、および濃縮材料「V1−UL3.6倍」(VULおよびVAZの双方で使用)および「AZ10倍」(VAZのみで使用)を様々な割合で混合することにより形成され得る。記載されているように、V1−ULは、5部のV1−UL3.6倍と10部のDIWと3部の過酸化水素とを混合することにより形成され得る。VAZは、5部のV1−UL3.6倍と10部のDIWと3部の過酸化水素と2部のAZとを混合することにより形成され得る。P1加工の後、VAZは、P2加工において最長60秒間ウェハ製品上で使用され得る。P3加工の特徴は従来のP3加工と変わらないが、P1初期/P1後期ハイブリッド加工の適用によりウェハ表面条件が改善されるため、バフ研磨要件が低減され得る。
図15と図16とを比較すると、複数ステーション平坦化ツールにおける連続加工工程の最適化の利点は明らかである。図15は、従来の加工材料供給システムおよび加工方法を採用する複数ステーション半導体平坦化ツールにおける様々なステーションのウェハ加工時間を表す棒グラフを提供している。図示のように、(プラテン1、2、および3と、ブラシかけ洗浄1および2を表す)ステーションP1、P2、P3、BB1、およびBB2における加工時間はそれぞれ、60秒、120秒、70秒、30秒、および30秒である。ステーションP2における加工は、使用する加工材料は同じであるが相互に異なる作動パラメータ(例えば、パッド圧力、パッド速度等)を使用し得るベース加工、ベース過剰研磨、および拡張過剰研磨の各工程を含む。ステーションP2における120秒という加工時間は、ツール内の他のあらゆるステーションにおける加工時間をはるかに超えているため、明らかに製造上のボトルネックとなることを示している。
図16は、本発明の様々な実施形態に係るシステムおよび方法において、時変組成の加工材料を第1ステーションで採用する複数ステーション半導体平坦化ツールの様々なステーションの改善されたウェハ加工時間を表す棒グラフを提供している。具体的には、このようなステーションでの加工中に第1ステーションに供給される第1材料の組成がVULからVAZに変化することにより、第2ステーションにおける加工時間が大幅に短縮され(60秒対120秒)、さらに第3ステーションでの加工時間も短縮された(60秒対70秒)。上述の作動の背景となる基本原理は、もとのP2加工の内容をP1加工(例えば、「後期P1」中)にシフトすることにある。例えば、(例えば、VULを使用する)「初期P1」加工中のバルク銅除去率を上昇させることにより、ステーションP1での加工時間が短縮され、もとのP2加工を確保することができる。
図17は、本明細書に記載のシステムおよび方法を用いた複数ステーション半導体平坦化ツールの第1および第2プラテンで採用された様々なテスト加工で得られた加工時間およびディッシング測定値を含むテストデータを、従来型加工と比較して示した表である。特定のデータ一式は、(例えば、VULを採用する初期P1工程、およびVAZを採用する後期P1工程を含む)ウェハ加工中に少なくとも第1プラテンへの組成を変化させる加工を表している。第1項目では、プラテン1(P1)とプラテン2(P2)との双方における加工時間がそれぞれ60秒と57秒という許容可能な低い数値でほとんど一致し、また、ディッシング測定値が許容可能に低いという望ましい結果を示している。
図18Aおよび図18Bは、時間に依存する混合物組成プロファイルを示す第1および第2の重ね合わせられた折れ線グラフを提供しており、折れ線グラフには、ウェハ加工中に半導体平坦化ツールの第1ステーションに供給される複数加工材料混合物の様々な成分の時間(秒)の関数としての流量(ミリリットル/分)が含まれている。各折れ線グラフは、(A)脱イオン水、(B)「Cu−A」と称される組成物および過酸化物、(C)「Cu−B」と称される組成物、といった3つの構成要素と、合計(複合)流量を表す項目(D)とを表している。図18A〜18Bに提供されている流量測定値は、ツールの出口ノズル上流に配置された流量制御装置から得たものであり、算出遅延時間は、合計流速約100ミリリットル/分で14秒であることが留意される。
図18Aを参照すると、0秒から開始して10秒間、上流の混合マニホールドで材料混合を開始するために「出水」状態が構築され、あらゆる静的材料の混合マニホールドとツールとの間の供給導管をパージするためにツールに十分な材料が運搬される。10秒の時点で、構成要素A,B,Cの流量は所望レベルまで減少し、所望の流率の第1「VUL」混合物が生成され、「初期P1」研磨加工(例えば、バルク銅除去の実行)が開始される。16秒の時点で、構成要素Aの流量が減少し、構成要素Cの流量が増大して第2「VAZ」混合物が生成される。しかし、混合マニホールドから加工ツール(または他の所望の使用位置)への材料輸送遅延時間(例えば、14秒の輸送遅延)に起因して、このようなVAZ混合物は、30秒(即ち、16秒の開始時間に14秒の遅延を加えた時間)の時点までツールに到達しない。30秒から60秒の期間に、VAZ混合物を用いた「後期P1」加工が開始される。
図18Bも同様の結果を示しているが、「初期P1」の期間が長く、「後期P1」の期間が短くなっている。図18Bを参照すると、0秒の時点で開始して、10秒間、「出水」状態が構築されている。10秒の時点で、構成要素A,B,Cの流量は所望レベルまで減少し、所望の流率の第1「VUL」混合物が生成され、「初期P1」研磨加工(例えば、バルク銅除去の実行)が開始される。26秒の時点で、構成要素Aの流量は減少し、構成要素Cの流量は増加して、第2「VAZ」混合物が生成される。しかし、混合マニホールドから加工ツール(または他の所望の使用位置)への材料輸送遅延時間(例えば、14秒の輸送遅延)により、このようなVAZ混合物は40秒の時点までツールに到達しない。40秒から60秒の期間に、VAZ混合物を用いた「後期P1」加工が開始される。
本開示の恩恵を受ける当業者であれば理解するように、2つ以上の加工材料のあらゆる適切な組み合わせは、所望の流速および割合で混合マニホールドに供給され、この混合された生成物は(例えば、連続した加工作業中に)加工に供給され、複数工程の連続または他の加工作業に関して所望の結果が達成され得る。1つの実施形態では、相互に反応性を有する加工材料前駆物質は、加工ツールまたは他の所望の使用位置にその反応生成物を供給するために分配される直前に、混合マニホールドで混合され得る。
また、本発明に係るシステムおよび方法を用いて、ウェハ間およびウェハ内均一性(WIWNU)研磨均一性が実証された。図19Aは、貯蔵容器から供給されるVAZと称される事前混合組成物で研磨された2つのウェハについて得られたウェハ位置の関数としての銅除去率プロファイル(オングストローム/分)データの重ね合わせられたプロットを含んでいる。図19Bは、濃縮加工材料構成要素を用いて使用位置またはその近傍で混合されるVAZと称される組成物で研磨された2つのウェハについて得られたウェハ位置の関数としての銅除去率プロファイル(オングストローム/分)データの重ね合わせられたプロットを含んでいる。図19Bで示されているように除去のばらつき度合が低いことから明らかなように、図19Aより図19Bで優れた研磨結果が実証されている。
図20は、第1加工部において「VUL」と称される組成物を用いて平坦化ツールの第1ステーションでウェハを研磨し、引き続いて中断することなく第2加工部において「VAZ」と称される組成物を用いて研磨する場合の、研磨時間(秒)の関数としての予測および実際の銅除去(オングストローム)を示す折れ線グラフである。上の重ね合わせられた線は、第2加工部で行われるそれぞれ15、25、および35秒間のVAZを用いた研磨の前に行われる、VULを用いた30秒間の第1加工部を含む研磨に関する予測および実際のデータを提供している。下の重ね合わせられた線は、第1加工部で行われるそれぞれ20、30、および40秒間のVULを用いた研磨の後に行われる、25秒間のVAZを用いた第2加工部を含む研磨に関する予測および実際のデータを提供している。各場合において、VAZおよびVULは、平坦化ツールに隣接して配置された混合マニホールドで使用される直前に(濃縮スラリー含有組成物を含む)複数の構成要素を混合することにより、本明細書に開示されたシステムおよび方法に従って形成された。図示のように時間に対する除去が直線的であり、且つ算出された除去率と測定された除去率とがほぼ一致していることから、濃縮物から生成された使用位置加工材料混合物を用いた平坦化能力は予測可能であることがわかる。この場合、この混合物の組成は、連続したウェハ平坦化加工中に変化する。これにより、本明細書に開示されたシステムおよび方法は、複数工程の連続ウェハ平坦化加工の代数的均衡化工程に適用され得る。
複数工程の連続ウェハ平坦化加工を最適化(例えば、代数的均衡化)する際に採用可能な工程を示す例を、図21A〜21Dを参照しながら以下に説明する。図21Aは、化学機械平坦化加工の適用前の、マイクロ電子デバイス基板上に堆積されたバルク層およびランディング層の典型的な厚さ範囲(キロオングストローム)を提供している。図21B〜21Cは、化学機械平坦化加工の適用前の、特定のバルク層およびランディング層の厚さを含むマイクロ電子デバイス基板上に堆積された様々な層の例を提供している。
連続加工工程に適用される、(図1A、図1B、および図2に示すような)3つのプラテンP1,P2,P3を含む典型的なCMPシステムにおいて、第1プラテンP1の終点(「EP」)システムは、銅(Cu)の厚さを監視し、終点基準(例えば、破線で示された予め設定された厚さ)を検出すると研磨を中止する命令を生成する。同様に、第2プラテンP2のEPシステムは、Cuが除去されたことを(例えば、光学的に)検出すると、研磨を中止する命令を生成する。下記の記載において、除去率は「RR」と省略され得る。最適化は、以下の式により、P1、P2およびP3の研磨時間から判断することから開始されることになる。
P1時間(tP1)=バルクCu厚さ/RR(バルク)
P2時間(tP2)=Cu厚さ(ランディング)/RR(ランディング)
P3時間(tP3)=障壁厚さ/RR(障壁)
例えば、P1時間=60秒、P2時間=80秒、およびP3時間=100秒の場合、P2とP3とがボトルネックとなり、これらの研磨時間を第1に均衡化すべきである。
3,000オングストロームのランディング層の上に配置された8,000オングストロームのバルク層を開示している図22Bを参照すると、
典型的に、RRP1=4,000〜15,000A/分であり、RRP2=1,500〜2,500A/分である。
RRP1=5,000A/分、RRP2=1,700A/分の場合、
P1=8,000A/5,000A/分=96秒となり、
P2=3,000A/1,700A/分=106秒となる。
P1とtP2との間の時間差が相対的にかなり小さいため、この結果は比較的均衡化されている。
以下のパラメータの変化を仮定すると、
RRP1=10,500A/分の場合、およびRRP2が前記の例と同じままである場合、
P1=8,000A/10,500A/分=46秒となり、
P2=3,000A/1,700A/分=106秒となる。
P1とtP2との間の時間差は絶対的および割合的に非常に大きいため、この結果は非均衡である。
P1時間とP2時間とを均衡化するには、図21Cに示すように、P1にて、さらにCuを除去することができる。具体的には、
RRP1とRRP2とが上記と同じままである場合、
P1=9,500A/10,500A/分=54秒となり、
P2=1,500A/1,700A/分=53秒となる。
この結果は、プラテンP1およびP2において、加工時間に関して均衡化されている。
図21Dは、マイクロ電子デバイス基板上に堆積された様々な層の第3例の概略断面図であり、「P1初期」加工部により除去されるバルク層の第1部分と、「P1後期」加工部により除去されるバルク層の第2部分とを示している。ランディング層はプラテンP2により除去されると仮定する。図21Eを参照すると、障壁層および誘電層は、複数ステーションCMPツールの第3プラテンP3を用いて加工され得る。障壁材料および誘電層を研磨するとき、層ごとに最適化された2つ以上の研磨製剤をオンザフライで混合し、P3に搬送することができる。
前述に基づくと、一般的な均衡化式/方程式は、以下のように提供され得る。
したがって、複数工程の連続ウェハ平坦化加工の様々な工程は、最適化および/または代数的に均衡化され、ツール利用率と加工効率とを改善し得る。全体的な目標は、ステーションごとの個別の加工時間(例えばΣtP1)を短縮し、ステーション加工時間を相互に均衡化することである。合計加工時間が最長のステーションが、ツールのスループットを決定および制限する。
1つの実施形態では、加工材料混合物は、異なる粒径分布プロファイルで特徴づけられる加工材料または加工材料前駆物質から形成され得る。バルク材料膜を除去するには高粒径を有するスラリー組成物が望ましく、材料厚さが薄くなると、低粒径を有するスラリー組成物が望ましくなり得る。確実に流速が実質的に一定となるように、小さい粒径を有する第2構成要素が加えられるにつれて、大きい粒径を有する第1構成要素を含む溶液の割合は、徐々に縮小し得る。粒径分布が時間に対して変化するに従い、化学添加物(例えば、キレート化剤、酸化剤、阻害剤等)も調整してもよい。
図22Aは、図示の粒径分布プロファイル(右側)を有する第1加工材料前駆物質を含有する混合加工材料の生成における、0〜120秒以内の期間に関する時間の関数としての流量パラメータ(左側)を含み、第1加工材料前駆物質の識別可能な粒径分布ピークは、75ナノメートルである。図22Bは、図示の粒径分布プロファイル(右側)を有する第2加工材料前駆物質を含有する混合加工材料の生成における、0〜120秒以内の期間に関する時間の関数としての流量パラメータ(左側)を含み、第2加工材料前駆物質の識別可能な粒径分布ピークは、25ナノメートルである。図22Cは、図示の粒径分布プロファイル(右側)を有する第3加工材料前駆物質を含有する混合加工材料の生成における、0〜120秒以内の期間に関する時間の関数としての流量パラメータ(左側)を含み、第3加工材料前駆物質の識別可能な粒径分布ピークは、50ナノメートルである。図22Dは、時間に依存する加工材料混合物を得るために組み合わされる、図22A〜22Cに図示された粒径分布プロファイルを有する第1、第2、および第3加工材料前駆物質についての、61〜90秒以内の期間に関する時間の関数としての前駆物質流量パラメータ(左側)を含み、第1、第2、および第3粒径分布プロファイルが重ね合わされている(右側)。
したがって、混合された加工材料の組成の変化は、化学的組成だけでなく、粒径、粒子の種類(例えば、結晶構造)異性体含有率等の組成パラメータの変化も含み得る。特定の実施形態では、生物学的組成も時間に伴って変化し得る。
図23A〜23Bは、「VAZ」、「VAZ−X」(4.3倍希釈)、「VAZ−D」(4.33倍希釈)、および「VAZ−C」と称される組成物の組成情報に関する表を提供している。これらの図における「PVP」は、ポリビニルピロリドン(非イオン水溶性ポリマー)を指し、「SEA」は、ヒドロキシプロピルセルロースを指す。表に列挙された「研磨剤」の種類は特に指定されないが、CMP製剤用の望ましい研磨剤としては、DP6190コロイド珪酸(米国マサチューセッツ州アッシュランドのNyacol Nano Technologies,Inc.)が挙げられる。
図24は、図23Bに開示された組成と同一または同様の組成を有する複数構成要素の平坦化加工材料を用いて得られた銅除去率(オングストローム/秒)を示す棒グラフである。異なる除去率を有する各組成物は、使用位置のすぐ上流で必要に応じて様々な加工材料を混合することにより得ることができる。これは、特定の加工で特定の研磨時間を達成するため、スラリー組成を調整することが望ましい可能性を示している。
前述のように、本明細書に開示された新規のシステムおよび方法を用いて、好ましくは少なくとも1つの(好ましくは複数の)濃縮供給材料を含む、複数の供給材料を用いたあらゆる所望の製剤を調製し得る。所望の混合された生成物は、銅膜の平坦化効率が改善されたスラリーを含む、様々な平坦化工程に適切なCMPスラリー組成物を含む。1つの実施形態では、混合された最終生成物は、例えば、少なくとも1つの研磨剤、少なくとも1つの溶媒、少なくとも1つの不活性化剤、および少なくとも1つの反凝集剤を含み得る銅(Cu)のCMPスラリー(即ち、銅層の平坦化に適切なCMPスラリー)を含む。好ましくは、少なくとも1つの反凝集剤は、高分子添加物である。別の実施形態では、混合された最終生成物は、少なくとも1つの研磨剤、少なくとも1つの溶媒、および少なくとも1つのキレート化剤を含むCuのCMPスラリーを含み得る。別の実施形態では、混合された最終生成物は、少なくとも1つの研磨剤成分、少なくとも1つの溶媒、少なくとも1つの不活性化剤、少なくとも1つの高分子添加物、少なくとも1つのキレート化剤、少なくとも1つの抗菌剤、少なくとも1つの消泡剤、少なくとも1つのレオロジー剤、および少なくとも1つの緩衝剤を含むCuのCMPスラリーを含み得る。別の実施形態では、混合された最終生成物は、少なくとも1つの研磨剤成分、少なくとも1つの溶媒、少なくとも1つの不活性化剤、および少なくとも1つの高分子添加物を含むCuのCMPスラリーを含み得り、不活性化剤と高分子添加物との重量比は、約1:1〜20:1の範囲であり、研磨剤と高分子添加物との重量比は、約2:1〜50:1の範囲である。
1つの実施形態では、本明細書に記載の流体供給システムおよび方法は、金属を有するマイクロ電子デバイス基板と障壁層材料との研磨に適用され、この方法は、(a)マイクロ電子デバイス基板から実質的に金属を除去して障壁層材料を露出させるために、プラテン上の上記デバイス基板を十分な時間、CuのCMP条件下で第1CMP組成物と接触させることであって、前記CuのCMP組成物は、少なくとも1つの研磨剤、少なくとも1つの溶媒、少なくとも1つの不活性化剤、および少なくとも1つの高分子添加物を含む、プラテン上の上記デバイス基板を十分な時間、CuのCMP条件下で第1CMP組成物と接触させることと、(b)マイクロ電子デバイス基板から実質的に障壁層材料を除去するために、デバイス基板上に障壁層材料を有するデバイス基板を同一プラテン上で十分な時間、障壁のCMP条件下で障壁CMP組成物と接触させることであって、障壁CMP組成物は、少なくとも1つの不活性化剤、少なくとも1つの選択性修正添加物、少なくとも1つの溶媒、少なくとも1つの研磨剤、および任意の少なくとも1つの酸化剤を含む、デバイス基板上に障壁層材料を有するデバイス基板を同一プラテン上で十分な時間、障壁のCMP条件下で障壁CMP組成物と接触させることと、を含んでいる。
1つの実施形態では、本明細書に開示されたような、複数の容器を採用するシステムおよび方法は、CuのCMP組成試薬を含み、(a)CuのCMP組成物は、少なくとも1つの不活性化剤、少なくとも1つの高分子添加物、少なくとも1つの研磨剤、および少なくとも1つの溶媒を含み、(b)障壁CMP組成物を形成するためにCuのCMP組成物との組み合わせに適した1つまたは複数のさらなる成分が1つまたは複数の容器内に供給され、1つまたは複数のさらなる成分は、少なくとも1つの障壁層除去促進剤、少なくとも1つの選択性促進剤、およびこれらの組み合わせで構成される群から選択される、ことを特徴とする。
1つの実施形態では、本明細書に開示されたようなシステムおよび方法は、水溶性ポリマー(WSP)および架橋アクリル酸系ポリマーで構成される群から選択される架橋凝集を生じさせる添加物と、反凝集剤とを用いて、水素結合による凝集力に対抗して化学機械研磨(CMP)製剤を安定化させる。
銅との使用に適したCMP製剤、および銅を含有するウェハの化学機械平坦化を参照しながら本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はそのように限定されない。例えば、貴金属等の他のウェハ材料の化学機械平坦化に有用な製剤も同様に、本明細書におけるシステムおよび加工を用いて、使用位置またはその付近で混合且つ搬送され得る。このようなシステムおよび加工の設計は、本願が提供する教示を理解する当業者にとっては容易に明らかであろう。
本明細書に記載のシステムおよび方法は、CMPの特定の用途に限定されない。さらなる実施形態では、本明細書に記載のシステムおよび方法を用いて、半導体および/またはマイクロ電子の用途で使用されるフォトレジスト剥離剤、pCMP製剤、および洗浄液等の加工材料を混合および/または分配し得る。本明細書に記載の本発明のシステムおよび方法は、前記分野外の幅広い適用性を有し、且つ例えば使用位置において2つ以上の物質または成分の混合および/または搬送を必要とするあらゆる場合に用いられ得る。例えば、さらなる実施形態では、本明細書に記載のシステムおよび方法は、(A)人または動物が消費可能な食品または飲料の製造、(B)化学製品製造、(C)医薬品製造、(D)生体材料製造、および(E)バイオプロセスでの用途に適合され得る。
本発明は、本発明の特定の態様、特徴、例示的な実施形態を参照しながら本明細書において記載されているが、本発明の有用性はこのように限定されず、本明細書の開示に基づいて、本発明の技術分野の当業者に提案されているように、むしろ多数の他の変形、修正、および別の実施形態に拡大し、且つこれらを包含することが認識されよう。特定の最終使用または用途に望ましい場合は、本明細書において個別に開示されている様々な要素および工程を集約して、異なる組み合わせおよび置き換えを行い、さらなる利点を提供し得る。したがって、以下に記載の特許請求の範囲による本発明は、その精神および範囲内において、すべての上記の変形、修正、および他の実施形態を含むものとして、幅広く理解および解釈されることを意図している。

Claims (61)

  1. 加工材料搬送システムであって、
    少なくとも1つの流体を含む第1の加工材料を収容するように構成された複数の第1の容器と、
    前記複数の第1の容器の間の少なくとも1つの第1の循環流路を介して、前記第1の加工材料の少なくとも一部を循環させるように構成された第1の循環装置と、
    前記第1の循環装置と第2の加工材料の供給源と少なくとも間欠的に流体連結を行う少なくとも1つの混合マニホールドと、
    少なくとも1つの流量制御要素であって、(i)前記少なくとも1つの混合マニホールドへの前記第1の加工材料と、(ii)前記少なくとも1つの混合マニホールドへの前記第2の加工材料とのうちのいずれかの搬送を調節するように構成された、少なくとも1つの流量制御要素と
    を備えるシステム。
  2. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記少なくとも1つの第1の循環流路は、前記少なくとも1つの混合マニホールドを導通している
    ことを特徴とするシステム。
  3. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記少なくとも1つの流量制御要素は、
    前記少なくとも1つの混合マニホールドへの前記第1の加工材料の搬送を調節するように構成された第1の流量制御要素と、
    前記少なくとも1つの混合マニホールドへの前記第2の加工材料の搬送を調節するように構成された第2の流量制御要素と
    を備えることを特徴とするシステム。
  4. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記複数の第1の容器は、
    第1の供給容器と、
    第1の還流容器と
    を備えることを特徴とするシステム。
  5. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記第2の加工材料の供給源は、少なくとも1つの容器であって、前記第2の材料を収容し、且つ、該少なくとも1つの容器から前記第2の材料を圧力分配するように構成された、少なくとも1つの容器を備える
    ことを特徴とするシステム。
  6. 請求項1に記載のシステムであって、
    さらに、
    第1の加工材料の粒子数、粒径分布、伝導性、濃度、pH、密度、および組成のうちのいずれかを感知するように構成された感知要素を備えるシステム。
  7. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記少なくとも1つの循環装置は、前記複数の第1の容器と少なくとも間欠的に流体連結し、且つ、前記複数の第1の容器の少なくとも2つの容器間の流量方向を選択的に制御可能に構成されている
    ことを特徴とするシステム。
  8. 請求項1に記載のシステムであって、
    さらに、
    前記少なくとも1つの混合マニホールドと前記複数の第1の容器との間で流体的に連結された供給/還流切換装置を備え、
    前記供給/還流切換装置は、前記複数の第1の容器のうちの1つの第1の容器の作動モードを供給モードから受入モードに選択的に変更し、且つ、前記複数の第1の容器のうちの1つの第2の容器の作動モードを受入モードから供給モードに、およびその逆に変更するように構成されている
    ことを特徴とするシステム。
  9. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記複数の第1の容器は、前記第1の加工材料を収容するように構成された、第1の供給容器と、第1の還流容器と、第1の予備供給容器および第1の予備還流容器のうちの少なくとも1つとを備え、
    前記システムは、
    さらに、
    供給/還流切換装置であって、(i)前記第1の供給容器と、前記第1の還流容器と、前記第1の予備供給容器および第1の予備還流容器のうちの少なくとも1つと、(ii)前記少なくとも1つの混合マニホールドとの間に流体的に連結された、供給/還流切換装置を備え、
    前記供給/還流切換装置は、(a)前記第1の予備供給容器および第1の予備還流容器のうちの少なくとも1つの流体分配作動を、(b)前記第1の供給容器および前記第1の還流容器のうちの少なくとも1つに置き換えるように構成されている
    ことを特徴とするシステム。
  10. 請求項1に記載のシステムであって、
    さらに、
    前記複数の第1の容器と前記少なくとも1つの第1の流量制御要素との間に流体的に連結された脱気装置とフィルタとのうちの少なくとも1つを備えるシステム。
  11. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記少なくとも1つの混合マニホールドは、前記第1の加工材料と前記第2の加工材料との間の混合を補助するように構成された流入混合要素を備える
    ことを特徴とするシステム。
  12. 請求項1に記載のシステムであって、
    さらに、
    前記少なくとも1つの混合マニホールドと流体連結した背圧マニホールドを備え、
    前記背圧マニホールドは、分配作動中に、前記複数の第1の容器のいずれかへの前記第1の加工材料の制御されない流量を抑制するように構成されている
    ことを特徴とするシステム。
  13. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記第2の加工材料の供給源は、第2の加工材料分配導管と、前記第2の加工材料を収容するように構成された第2の容器とのうちのいずれかを備える
    ことを特徴とするシステム。
  14. 請求項13に記載のシステムであって、
    さらに、
    少なくとも1つの流体を含む第3の加工材料を収容するように構成された複数の第3の容器と、
    前記第3の加工材料の少なくとも一部を前記複数の第3の容器のうちの少なくとも2つの容器の間の少なくとも1つの第3の循環流路を介して循環させるように構成された第3の循環装置であって、前記混合マニホールドは、前記第3の循環装置と少なくとも間欠的に流体連結している、第3の循環装置と、
    前記少なくとも1つの混合マニホールドへの前記第3の加工材料の搬送を調節するように構成された少なくとも1つの第3の流量制御要素と
    を備えるシステム。
  15. 請求項14に記載のシステムであって、
    前記少なくとも1つの第3の循環流路は、前記少なくとも1つの混合マニホールドを導通していることを特徴とするシステム。
  16. 請求項14に記載のシステムであって、
    さらに、
    第4の加工材料の供給源を備え、
    前記少なくとも1つの混合マニホールドは、前記第4の加工材料の供給源と少なくとも間欠的に流体連結している
    ことを特徴とするシステム。
  17. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記少なくとも1つの混合マニホールドは、少なくとも1つの流体格納容器と流体連結していることを特徴とするシステム。
  18. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記少なくとも1つの混合マニホールドは、少なくとも1つの流体利用製造加工ツールと流体連結していることを特徴とするシステム。
  19. 請求項18に記載のシステムであって、
    前記少なくとも1つの流体利用製造加工ツールは、複数の独立制御可能な加工ステーションを含み、前記少なくとも1つの混合マニホールドは、複数の混合マニホールドを備え、前記複数の加工ステーションの各加工ステーションは、前記複数の混合マニホールドの専用混合マニホールドを有する
    ことを特徴とするシステム。
  20. 請求項18に記載のシステムであって、
    前記少なくとも1つの流体利用製造加工ツールは、複数の製造加工ツールを備えること
    を特徴とするシステム。
  21. 請求項20に記載のシステムであって、
    前記少なくとも1つの混合マニホールドは、複数の混合マニホールドを備え、各製造加工ツールは、前記複数の混合マニホールドの少なくとも1つの専用混合マニホールドを有する
    ことを特徴とするシステム。
  22. 請求項21に記載のシステムであって、
    各製造加工ツールは、複数の独立制御可能な加工ステーションを有し、前記複数の加工ステーションにおける各加工ステーションは、前記複数の混合マニホールドの専用混合マニホールドを有する
    ことを特徴とするシステム。
  23. 請求項22に記載のシステムであって、
    前記複数の製造加工ツールは、化学機械平坦化を実行するように構成された複数の平坦化ツールを備え、各加工ステーションは、半導体装置を加工するように構成されている
    ことを特徴とするシステム。
  24. 加工材料を少なくとも1つの使用位置に搬送する方法であって、
    前記方法は、
    複数の第1の容器のうちの少なくとも2つの容器の間における少なくとも1つの第1の循環流路内に、少なくとも1つの流体を含む第1の加工材料を循環させることと、
    少なくとも1つの混合マニホールドへの前記第1の加工材料と第2の加工材料とのうちの少なくとも1つの供給を少なくとも1つの流量制御要素により調節することと、
    前記少なくとも1つの混合マニホールド内で前記第1の加工材料と前記第2の加工材料とを混合することと、
    前記混合された第1の加工材料と第2の加工材料とを含む所望の材料混合物を、前記少なくとも1つの使用位置に分配することと
    を備える方法。
  25. 請求項25に記載の方法であって、
    前記少なくとも1つの第1の循環流路は、前記少なくとも1つの混合マニホールドを導通する
    ことを特徴とする方法。
  26. 請求項25に記載の方法であって、
    前記少なくとも1つの流量制御要素は、第1の流量制御要素と、第2の流量制御要素とを備え、
    前記供給を調節する工程は、前記少なくとも1つの混合マニホールドへの前記第1の加工材料の供給を前記第1の流量制御要素により調節することを含み、前記供給を調節する工程は、前記少なくとも1つの混合マニホールドへの前記第2の加工材料の供給を前記第2の流量制御要素により調節することを含む
    ことを特徴とする方法。
  27. 請求項25に記載の方法であって、
    前記少なくとも1つの流量制御要素は、第1の流量制御要素と、第2の流量制御要素とを備え、
    前記供給を調節する工程は、前記少なくとも1つの混合マニホールドへの前記第1の加工材料の供給を前記第1の流量制御要素により調節することを含み、前記供給を調節する工程は、前記少なくとも1つの混合マニホールドへの前記第1の加工材料の供給を前記第2の流量制御要素により調節することを含む
    ことを特徴とする方法。
  28. 請求項25に記載の方法であって、
    前記複数の第1の容器の各容器は、(i)弾力性のある膜材料を含み、且つ前記容器に対する加工材料の浸入または放出のための加工材料ポートを画定する折り畳み式ライナーと、(ii)前記折り畳み式ライナーを収容するように構成されたハウジングであって、前記第1のポートを受け入れるように構成された第1のオリフィスを少なくとも画定し、前記ハウジングと前記ライナーとは、該ハウジングと該ライナーとの間のシール可能容積を画定し、且つ前記ハウジングは前記ライナーよりも強固である、ハウジングと、(iii)前記シール可能容積内の圧力を変えて、前記加工材料ポートを介した加工材料の浸入または放出を促進するように構成された、少なくとも1つの圧力供給源に連結可能な流体供給路と、を備え、
    前記循環させる工程は、前記複数の第1の容器のうちのいずれかの容器の前記シール可能容積内の圧力を選択的に変化させることにより実行される
    ことを特徴とする方法。
  29. 請求項25に記載の方法であって、
    さらに、
    前記第1の加工材料の特性または状態を感知することと、前記感知に反応して前記循環を制御することとを備える方法。
  30. 請求項25に記載の方法であって、
    さらに、
    前記複数の第1の容器のうちのいずれかの容器の前記受入モードと供給モードとを選択的に変更することを備える方法。
  31. 請求項25に記載の方法であって、
    前記複数の第1の容器は、第1の供給容器、第1の還流容器、および少なくとも1つの予備容器とを備え、
    前記方法は、
    さらに、
    前記材料混合物の分配を中断することなく、前記第1の供給容器と前記第1の還流容器とのうちの少なくとも1つを、前記少なくとも予備容器の作動に選択的に置き換えること を備える方法。
  32. 請求項25に記載の方法であって、
    さらに、
    前記少なくとも1つの流量制御要素を用いた前記分配中に、前記材料混合物内の前記第1の加工材料と前記第2の加工材料との間の割合を調整することを備える方法。
  33. 請求項25に記載の方法であって、
    前記少なくとも1つの流量制御要素は、
    前記第1の加工材料の供給を調節するように構成された第1の流量制御要素と、
    前記第2の加工材料の供給を調節するように構成された第2の流量制御要素と
    を備え、
    前記方法は、
    さらに、
    前記第1の流量制御要素と前記第2の流量制御要素とを用いた前記分配中に、前記材料混合物内の前記第1の加工材料と前記第2の加工材料との間の割合を調整することを備える方法。
  34. 請求項25に記載の方法であって、
    さらに、
    前記第1の加工材料と第2の加工材料との間の混合を補助するため、前記少なくとも1つの混合マニホールドに付随する流入ミキサーを介して、前記第1の加工材料と前記第2の加工材料とを流通させることを備える方法。
  35. 請求項25に記載の方法であって、
    さらに、
    複数の第3の容器のうちの少なくとも2つの容器間の少なくとも1つの第3の循環流路内に、少なくとも1つの流体を含む第3の加工材料を循環させることと、
    前記少なくとも1つの流量制御要素により、前記少なくとも1つの混合マニホールドへの前記第3の加工材料の供給を調節することと
    を備え、
    前記混合することは、前記少なくとも1つの混合マニホールド内で前記第1、第2、および第3の加工材料を混合することを含み、前記材料混合物は、さらに、前記第3の加工材料を含む
    ことを特徴とする方法。
  36. 請求項36に記載の方法であって、
    さらに、
    第4の加工材料供給源から前記少なくとも1つの混合マニホールドへの第4の加工材料の供給を前記少なくとも1つの流量制御装置により調節することを備え、
    前記混合することは、前記少なくとも1つの混合マニホールド内で前記第1、第2、第3、および第4の加工材料を混合することを含み、前記材料混合物は、さらに、前記第4の加工材料を含む
    ことを特徴とする方法。
  37. 請求項37に記載の方法であって、
    前記少なくとも1つの流量制御要素は、複数の流量制御要素を備え、
    前記第1、第2、第3、および第4の加工材料のうちの少なくとも3つの流量は、前記複数の流量制御要素の異なる流量制御要素を用いて独立制御される
    ことを特徴とする方法。
  38. 複数の独立制御可能な加工ステーションを有する少なくとも1つの製造加工ツールで使用するように構成されたシステムであって、
    前記少なくとも1つの製造加工ツールにより使用される第1の加工材料を供給するように構成された前記第1の加工材料の共通供給源への第1のインターフェースと、
    前記少なくとも1つの製造加工ツールにより使用される第2の加工材料を供給するように構成された前記第2の加工材料の共通供給源への第2インターフェースと、
    前記複数の加工ステーションの各加工ステーション専用の混合マニホールドを含む複数の混合マニホールドと、
    前記複数の混合マニホールドの各混合マニホールド毎に、前記第1の加工材料と前記第2の加工材料とのうちのいずれかの前記混合マニホールドへの搬送を調節するように構成された少なくとも1つの流量制御要素と
    を備えるシステム。
  39. 請求項1または39に記載のシステムであって、
    前記第1の加工材料は、複数の組成上異なる構成要素を含む
    ことを特徴とするシステム。
  40. 請求項1または39に記載のシステムであって、
    前記少なくとも1つの流量制御要素は、流量制御装置を含む
    ことを特徴とするシステム。
  41. 請求項39に記載のシステムであって、
    前記少なくとも1つの流量制御要素は、
    前記複数の混合マニホールドへの前記第1の加工材料の搬送を調節するように構成された第1の流量制御要素と、
    前記複数の混合マニホールドへの前記第2の加工材料の搬送を調節するように構成された第2の流量制御要素と
    を備えることを特徴とするシステム。
  42. 請求項39に記載のシステムであって、
    前記第1の加工材料は、複数の組成上異なる構成要素を含み、
    前記第1の加工材料の供給源は、前記第1の加工材料を収容するように構成された複数の第1の容器を備える
    ことを特徴とするシステム。
  43. 請求項43に記載のシステムであって、
    さらに、
    前記複数の第1の容器のうちの少なくとも2つの容器の間の少なくとも1つの第1の循環流路を介して、前記第1の加工材料の少なくとも一部を循環させるように構成された第1の循環装置を備えるシステム。
  44. 請求項44に記載のシステムであって、
    前記少なくとも1つの第1の循環流路は、前記複数の混合マニホールドを導通する
    ことを特徴とするシステム。
  45. 請求項1または請求項44に記載のシステムであって、
    前記複数の第1の容器における各容器は、
    (i)弾力性のある膜材料を含み、且つ前記容器に対する加工材料の浸入または放出のための加工材料ポートを画定する折り畳み式ライナーと、
    (ii)前記折り畳み式ライナーを収容するように構成されたハウジングであって、前記ハウジングは、前記第1のポートを受け入れるように構成された第1のオリフィスを少なくとも画定し、前記ハウジングおよび前記ライナーは、該ハウジングと該ライナーとの間にシール可能容積を画定し、且つ前記ハウジングは、前記ライナーより強固である、ハウジングと、
    (iii)前記シール可能容積内の圧力を変えることにより、前記加工材料ポートを介した加工材料の浸入または放出を促進するように構成された、少なくとも1つの圧力源に連結可能な流体供給路と
    を備えることを特徴とするシステム。
  46. 請求項46に記載のシステムであって、
    前記第1の循環装置は、前記複数の第1の容器における各容器の前記ライナーと少なくとも間欠的に流体連結する可逆的流量循環装置を備える
    ことを特徴とするシステム。
  47. 請求項45に記載のシステムであって、
    前記第1の循環装置は、
    少なくとも1つの流体導管を含む流路と、
    複数の弁と
    を備え、
    前記少なくとも1つの圧力供給源は、前記第1の加工材料を所望の状態に維持することを促進するため、前記複数の第1の容器のうちの少なくとも2つの容器の間で、前記第1の加工材料の前記少なくとも一部を周期的に移動させるように構成されている
    ことを特徴とするシステム。
  48. 請求項44に記載のシステムであって、
    さらに、
    (i)前記複数の混合マニホールドと、(ii)前記複数の第1の容器と、の間で流体的に連結された供給/還流切換装置を備え、
    前記供給/還流切換装置は、前記複数の第1の容器における1つの第1の容器の作動モードを供給モードから受入モードに選択的に変更し、且つ前記複数の第1の容器のうちの1つの第2の容器の作動モードを受入モードから供給モードに、そしてその逆に変更するように構成されている
    ことを特徴とするシステム。
  49. 請求項44に記載のシステムであって、
    前記複数の第1の容器は、前記第1の加工材料を収容するように構成された、第1の供給容器と、第1の還流容器と、第1の予備供給容器および第1の予備還流容器のうちの少なくとも1つとを備え、
    前記システムは、
    さらに、
    (i)前記第1の供給容器と、前記第1の還流容器と、前記第1の予備供給容器および第1の予備還流容器の少なくとも1つと、(ii)前記複数の混合マニホールドと、の間で流体的に連結された供給/還流切換装置を備え、
    前記供給/還流切換装置は、(a)前記第1の予備供給容器および第1の予備還流容器のうちの少なくとも1つの作動を、(b)前記第1の供給容器および前記第1の還流容器のうちの少なくとも1つと置き換えるように構成されている
    ことを特徴とするシステム。
  50. 請求項39に記載のシステムであって、
    さらに、
    前記第1のインターフェースと前記少なくとも1つの流量制御要素との間で流体的に連結された脱気装置とフィルタとのうちの少なくとも1つを備えるシステム。
  51. 請求項39に記載の方法であって、
    前記複数の混合マニホールドのうちの各混合マニホールドは、前記第1の加工材料と第2の加工材料との間の混合を補助するように構成された流入混合要素を備える
    ことを特徴とするシステム。
  52. 請求項44に記載のシステムであって、
    さらに、
    前記第1のインターフェースと前記少なくとも1つの流量制御要素との間で流体的に連結された第1の脱気装置と第1のフィルタとのうちの少なくとも1つと、
    前記第2のインターフェースと前記少なくとも1つの流量制御要素との間で流体的に連結された第2の脱気装置と第2のフィルタとのうちの少なくとも1つと
    を備えるシステム。
  53. 請求項39に記載のシステムであって、
    さらに、
    前記複数の混合マニホールドと流体連結する少なくとも1つの背圧マニホールドを備え、
    前記背圧マニホールドは、分配作動中に、前記第1の加工材料の前記第1のインターフェースへの制御されない流量を抑制するように構成されている
    ことを特徴とするシステム。
  54. 請求項39に記載のシステムであって、
    さらに、
    前記少なくとも1つの製造加工ツールにより使用される第3の加工材料を供給するように構成された、前記第3の加工材料の共通供給源へのインターフェースを備え、
    前記複数の混合マニホールドのうちの各混合マニホールドは、該各混合マニホールドに付随して、前記混合マニホールドへの前記第3の加工材料の搬送を調節するように構成された第3の流量制御要素を備える
    ことを特徴とするシステム。
  55. 請求項1に記載のシステムであって、
    さらに、
    前記第1の加工材料と前記第2の加工材料との混合物を受け入れるために前記混合マニホールドと連結可能であり、且つ少なくとも1つの貯蔵容器に前記混合物を分配するように構成された分配ツールを備えるシステム。
  56. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記混合マニホールドによって生成された前記第1の加工材料および前記第2の加工材料の少なくとも1つの混合物を少なくとも1つの貯蔵容器に搬送するように構成されたシステム。
  57. 請求項25に記載の方法であって、
    前記使用位置は、
    (A)少なくとも1つの貯蔵容器と、
    (B)前記第1の加工材料および前記第2の加工材料の少なくとも1つの混合物を受け入れ、且つ前記混合物を少なくとも1つの貯蔵容器に分配するために、前記少なくとも1つの混合マニホールドと連結可能な少なくとも1つの分配ツールと
    のうちのいずれかを備える
    ことを特徴とする方法。
  58. 請求項39に記載のシステムであって、
    さらに、
    前記第1の加工材料および前記第2の加工材料の少なくとも1つの混合物を受け入れるために前記複数の混合マニホールドのうちの前記少なくとも1つの混合マニホールドと連結可能であり、且つ前記混合物を少なくとも1つの貯蔵容器に分配するように構成された少なくとも1つの分配ツールを備えるシステム。
  59. 請求項39に記載のシステムであって、
    前記複数の混合マニホールドのうちの少なくとも1つの混合マニホールドによって生成された前記第1の加工材料および前記第2の加工材料の少なくとも1つの混合物を少なくとも1つの貯蔵容器に搬送するように構成されたシステム。
  60. 半導体デバイス製造加工ツールの加工ステーションを使用する、半導体デバイスを加工する方法であって、
    前記方法は、
    加工材料の第1の混合物を生成するために、(i)共通の第1の加工材料供給源からの第1の加工材料と、(ii)共通の第2の加工材料供給源からの第2の加工材料と、のうちの各々を、加工ステーションと流体連結する第1の混合マニホールドへの供給を独立調節することと、
    前記第1の混合物を使用する前記加工ステーションで前記半導体デバイスに第1の加工工程を実行することと、
    加工材料の第2の混合物を生成するために、(i)共通の第3の加工材料供給源からの第3の加工材料と、(ii)(a)共通の第4の材料供給源からの第4の加工材料、または(b)前記共通の第1の材料供給源からの前記第1の加工材料の、いずれかと、の各々の、前記加工ステーションと流体連結する前記第1の混合マニホールドへの供給を独立調節することと、
    前記第2の混合物を使用する前記加工ステーションで前記半導体デバイスに第2の加工工程を実行することであって、前記第2の加工工程は、実質的に中断することなく前記第1の加工工程に続く、前記第2の混合物を使用する前記加工ステーションで前記半導体デバイスに第2の加工工程を実行することと
    を備える方法。
  61. 第1および第2の半導体デバイス製造加工ツールを使用する、複数の半導体デバイスを加工する方法であって、各半導体デバイス製造加工ツールは、複数の半導体デバイス加工ステーションを有する、複数の半導体デバイスを加工する方法であって、
    前記方法は、
    (i)共通の第1の加工材料供給源からの第1の加工材料と、(ii)共通の第2の加工材料供給源からの第2の加工材料と、の各々の、前記複数の半導体加工ステーションにおける第1の選択個別ステーションと流体連結する第1の混合マニホールドへの供給を独立調節し、前記第1の選択ステーションに供給される前記第1の加工材料および前記第2の加工材料の第1の混合物を生成することと、
    (i)前記共通の第1の加工材料供給源からの第1の加工材料と、(ii)共通の第3の加工材料供給源からの第3の加工材料と、の各々の、前記複数の半導体加工ステーションにおける第2の選択個別ステーションと流体連結する第2の混合マニホールドへの供給を独立調節し、前記第2の選択ステーションに供給される前記第1の加工材料および前記第3の加工材料の第2の混合物を生成することと、
    前記第1の加工材料と前記第2の加工材料とのいずれかの前記第1の混合マニホールドへの前記供給を変更し、前記第1の選択個別ステーション内での第1の半導体デバイスの加工中に、前記第1の選択個別ステーションに供給される前記第1の混合物の組成を変化させることと、
    前記第1の加工材料と前記第2の加工材料とのいずれかの前記第2の混合マニホールドへの前記供給を変更し、前記第2の選択個別ステーション内での第2の半導体デバイスの加工中に、前記第2の選択個別ステーションに供給される前記第2の混合物の組成を変化させることと
    を備える方法。
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