JP2011500334A - スラスト軸受けの潤滑剤供給路を製作する方法 - Google Patents

スラスト軸受けの潤滑剤供給路を製作する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011500334A
JP2011500334A JP2010531479A JP2010531479A JP2011500334A JP 2011500334 A JP2011500334 A JP 2011500334A JP 2010531479 A JP2010531479 A JP 2010531479A JP 2010531479 A JP2010531479 A JP 2010531479A JP 2011500334 A JP2011500334 A JP 2011500334A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thrust bearing
passage
groove
lubricant supply
lubricant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010531479A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5216096B2 (ja
Inventor
フランケンシュタイン ディルク
ハウシルト ダーク
ハウザー ヨハン
ヘルト ヨッヘン
ノヴァック シュテファン
フィースマン コンラット
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Continental Automotive GmbH
Original Assignee
Continental Automotive GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Continental Automotive GmbH filed Critical Continental Automotive GmbH
Publication of JP2011500334A publication Critical patent/JP2011500334A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5216096B2 publication Critical patent/JP5216096B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
    • B21K1/00Making machine elements
    • B21K1/04Making machine elements ball-races or sliding bearing races
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J5/00Methods for forging, hammering, or pressing; Special equipment or accessories therefor
    • B21J5/06Methods for forging, hammering, or pressing; Special equipment or accessories therefor for performing particular operations
    • B21J5/12Forming profiles on internal or external surfaces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
    • B21K23/00Making other articles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/04Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for axial load only
    • F16C17/047Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for axial load only with fixed wedges to generate hydrodynamic pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/02Parts of sliding-contact bearings
    • F16C33/04Brasses; Bushes; Linings
    • F16C33/06Sliding surface mainly made of metal
    • F16C33/10Construction relative to lubrication
    • F16C33/1025Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant
    • F16C33/1045Details of supply of the liquid to the bearing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2360/00Engines or pumps
    • F16C2360/23Gas turbine engines
    • F16C2360/24Turbochargers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49636Process for making bearing or component thereof
    • Y10T29/49702Lubricating

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Supercharger (AREA)
  • Forging (AREA)

Abstract

本発明は、スラスト軸受けに潤滑剤供給路(32)を製作する方法であって、潤滑剤供給路(32)は、通路(32)として形成されており、該通路(32)は、潤滑剤を、スラスト軸受けの潤滑剤溜めからガイドするものにおいて、以下のステップ:スラスト軸受け−原形体(28)を準備し、通路(32)の設けられる部分で原形体(28)に押込加工を行い、溝(30)を形成し、溝(30)の少なくとも1区分に沿って、溝(30)の少なくとも片側または両側で、材料に押込加工および加圧成形を行い、溝(30)の側方で溝(30)に向かって材料を加圧成形して、溝(30)を有する材料が通路(32)を形成する、ステップを有する。

Description

本発明は、たとえば自動車の特にターボチャージャに用いることができるスラスト軸受けの潤滑剤供給路を製作する方法およびスラスト軸受けに関する。
一般的にターボチャージャは、内燃機関の作用効率を改善して、内燃機関の出力を高めるために用いられる。ターボチャージャのハウジング内で、軸が、縦軸線を中心に、たとえば2つのラジアル軸受けによって回動可能に支承されている。軸に、タービンホイールおよびコンプレッサホイールが配置されている。タービンホイールおよびコンプレサホイールに作用する流体の流れに基づいて、強い軸方向力が生じる。そのような軸方向力は、ラジアル軸受けによって適切に吸収できない。したがって通常、軸方向力を吸収するために、少なくとも1つまたは2つの追加的なスラスト軸受けが設けられる。
一般的にターボチャージャの軸の軸受けに、極めて高い要求が課せられる。ターボチャージャは、たとえばタービンホイールを駆動するために高温の排ガスが用いられるので、高い温度にさらされている。さらにターボチャージャの軸は、極めて高い回転数、たとえば300000U/minまでの回転数に達する。これによってターボチャージャの回転部分は、極めて正確にバランスをとる必要があり、これによって振動発生ができるだけ小さく維持される。
従来技術から、ドイツ連邦共和国EP特許の翻訳文69309860号明細書において開示されているが、スラスト軸受けが公知である。スラスト軸受けは、それぞれ反対側に位置するフラットな面と下位縁部に溝とを備えた、比較的肉薄で概ね円筒形の部品である。さらにスラスト軸受けは、貯油槽を備えている。貯油槽は、概ね矩形の袋穴スリットであり、これはスラスト軸受けの主要本体部分に形成されていて、完全にスラスト軸受けを通って延びてはいない。貯油槽は、穿孔された貫通部を通って中心孔と接続されている。
ドイツ連邦共和国EP特許の翻訳文69309860号明細書において開示されたスラスト軸受けでは、外側に位置する油溜めは、孔を介して、油供給のための、内側に位置する中心孔と接続されており、スラスト軸受けは、製作において不都合であり、屑およびばりが形成される。したがって孔は、念入りにクリーニングしないと、金属屑によって極めて容易に閉塞する恐れがある。さらに孔に生じるばりは、孔内に突出する場合、孔を狭幅にする恐れがある。
さらに欧州特許公開第1619356号明細書において、軸のための中央の貫通開口を備えた、概ねディスク状の軸受け本体を備えたスラスト軸受けが開示されている。さらにスラスト軸受けは、貫通開口を包囲する、軸に配置されたフランジのための少なくとも1つの支承面を有している。ここでは油供給通路が設けられており、油供給通路は、軸受け本体の半径方向外側部分から貫通開口に向かって延びている。油供給通路は、溝として形成されており、溝は、型鍛造、フライス加工またはプレス加工によって製作することができる。
したがって本発明の課題は、スラスト軸受けの潤滑剤供給路を形成する方法を改良して、潤滑剤供給路がばりまたは屑によって閉塞しない選択的な方法を提供することである。
この課題は、請求項1の特徴部に記載した方法によって解決される。
したがって本発明によれば、スラスト軸受けに潤滑剤供給路を製作する方法であって、潤滑剤供給路は、通路として形成されており、該通路は、潤滑剤を、スラスト軸受けの潤滑剤溜めからガイドするものにおいて、以下のステップ:スラスト軸受け−原形体を準備し、溝の設けられる部分で原形体に押込加工を行い、溝を形成し、溝の少なくとも1区分に沿って、溝の少なくとも片側または両側で、材料に押込加工および加圧成形を行い、溝の側方で溝に向かって材料を加圧成形して、溝を有する材料が通路を形成する、ステップを有している。
本発明による方法の利点によれば、通路は、潤滑剤供給路として形成することができ、特に少なくとも部分的または完全に閉じた通路を形成することができ、この場合製作方法によって通路を狭幅にするかまたは閉塞する恐れのある屑またはばりが生じることはない。潤滑剤供給路もしくは通路を通るスラスト軸受けの潤滑機能は、確実に保証される。
本発明の別の形態および改良形は、従属請求項ならびに図面に関する説明から理解することができる。
本発明による別の方法によれば、ステップd)において、材料を、溝の片側および/または両側で、溝に向かって加圧成形し、溝を有する材料が、開いた、少なくとも部分的に閉じた、または完全に閉じた通路を形成する。このようにすると非切削式の製作方法で、従来公知の穿孔による、穿孔中に屑およびばりの生じる恐れのある通路に対して代替的な通路を形成することができる。
本発明による別の方法によれば、通路の表面を平坦化する別のステップを有しているので、スラスト軸受けは、平らな通路を有する。このようにすると機能および使用目的に応じて、概ねフラットもしくは平坦に形成されたスラスト軸受けが提供され、この場合スラスト軸受けは、全面にわたって平坦に形成することができ、またはたとえば潤滑剤供給路もしくは通路の部分で平坦に形成することができる。
別の方法によれば、通路が、スラスト軸受けに、スラスト軸受けの、潤滑剤溜めと同じ面および/または反対側に位置する面で潤滑剤溜めをセグメント区分と接続するのに十分な押込加工深さを有する。このようにするとセグメント区分にスラスト軸受けの両面で潤滑剤が供給され、ここでは通路を1つだけ設ければよい。これによって追加的な製作コストが削減される。
本発明による別の形態によれば、本発明による方法に従って製作された少なくとも1つの潤滑剤供給路を備えたスラスト軸受けが提供される。そのようなスラスト軸受けの利点によれば、潤滑剤供給路は、ばりまたは屑を有しておらず、特に潤滑剤供給路が部分的または完全に閉じて形成されている場合に顕著である。ばりまたは屑の生じない製作は、従来技術から公知であるが、潤滑剤供給路の穿孔では、追加的なコストを掛けずには実現されない。
以下に、図示した実施の形態に基づいて本発明を詳説する。
従来技術によるスラスト軸受けを示す平面図である。 図1のA−A線に沿ったスラスト軸受けを示す断面図である。 本発明によるスラスト軸受けの潤滑剤供給路を製作するステップを略示する断面図である。
全図において、同一もしくは機能的に同一の構成要素および装置には、特に言及していない限り、同じ符号を付した。
図1には、従来技術によるスラスト軸受け10の1例を投影図で示した。スラスト軸受け10は、中央に貫通開口12を備えており、中央開口12には、たとえばターボチャージャの軸(図示していない)が貫通ガイドされる。さらにスラスト軸受け10の貫通開口12を中心にセグメント部分14が配置されている。セグメント部分14は、たとえば4つのセグメント16を備えており、セグメント16は、接触面を成す。セグメント16は、ここではたとえば楔形に形成されていて、半径方向に貫通開口12を中心に配置されている。ここではセグメント16は、追加的に傾斜部を有していてもよい。
さらに少なくとも1つの潤滑剤溜め18が、スラスト軸受け10の少なくとも第1面20に設けられている。潤滑剤溜め18は、セグメント部分14の外側に配置されている。潤滑剤溜め18から、セグメント部分14に通じる潤滑剤供給路22が形成されており、潤滑剤供給路22に孔24が設けられており、孔24は、潤滑剤溜め18をセグメント部分14と接続し、これによってセグメント部分14に潤滑剤もしくは潤滑油が供給される。
潤滑剤供給路としてのそのような孔24は不都合であり、上述したように、屑およびばりが形成され、屑は、除去が困難であり、しかも孔24が狭幅になるか、または孔24が閉塞する恐れがある。これはばりにも当てはまる。ばりがたとえば孔24に突出して、孔24を不都合に狭幅にし、スラスト軸受けの機能を大幅に損なうことを回避するために、ばりは、屑と同様に、追加的な作業ステップで除去する必要がある。そのような追加的な作業ステップおよびスラスト軸受けもしくは潤滑剤供給の適当な後コントロールによって追加的なコストが嵩む。
図2には、図1に示したスラスト軸受け10を、A−A線に沿って示した。ここではセグメント部分14は、凹部として示した。さらにセグメント16が図示されており、セグメント16は、セグメント部分14に配置されている。さらに孔24が図示されており、孔24は、潤滑剤溜め18をセグメント部分14と接続する。セグメント部分14およびセグメント16は、スラスト軸受け10の第1面20および第2面26に設けられている。
本発明によれば、図1および図2に示したスラスト軸受け10と比肩するスラスト軸受け10が提供される。原則として本発明によるスラスト軸受け10は、図1および図2に示した形態とは別の形態を有していてもよい。主要構造によれば、スラスト軸受け10の潤滑剤溜め18をたとえば少なくとも1つのセグメント部分14と接続する潤滑剤供給路22は、従来技術による穿孔された通路24とは異なって、非切削式の加工方法で製作される。
本発明による方法ステップを、図3のa〜eに示した。
図3のaには、たとえば金属または金属合金製の、たとえば概ねフラットな素材もしくはスラスト軸受け−原形体(スラスト軸受けの原形を有する本体)28を示した。素材もしくは原形体の厚さは、概ね完成したスラスト軸受け10の厚さに相当するか、またはあとで適切な厚さにされる。
これに関してスラスト軸受け−原形体28は、既に少なくとも部分的に加工され、あとで完成したスラスト軸受け10が形成される。選択的に潤滑剤供給路32の形成に続いて、別の加工ステップが行われ、これによって完成したスラスト軸受けが製作される。選択的に潤滑剤供給路32は、最後の加工ステップとして形成するか、またはたとえばスラスト軸受け10の製作を開始する最初の加工ステップとして、または最初の加工ステップのうちの1つとして形成してもよい。
換言すると、潤滑剤供給路32の製作は、スラスト軸受け10を製造する一連の加工ステップにおいて有利に、もしくは適切に組み入れられるので、スラスト軸受けは、たとえば簡単かつ安価に製造することができる。
最初のステップでは、図3のbに略示したように、先ず素材28の第1面(第1面に望ましくは通路32が設けられる)に溝30が押込加工により形成される。溝30は、潤滑剤溜め18を、図1に示したように、たとえばセグメント部分と接続する。前述したが、図1に示したスラスト軸受け10は、単にスラスト軸受け10の多くの形態の1例に過ぎない。
図3のcに示した別のステップでは、素材28の第2面26から、溝30の左右で、同様に押込加工によって、材料34に加圧成形が行われる。つまり材料34は、単に側方に押し退けられるのではなく、大体において素材28の第1面20に向かって押し込まれるか、または押し出されるか、または加圧成形される。第2面26からの材料の押込加工は、溝30の全長または少なくとも長さの一部にわたって行われ、あとで通路32が形成される。この場合長さは、通路32が全長にわたってたとえば少なくとも部分的にまたは完全に閉じるように形成しようとするか、またはたとえば少なくとも1つの追加的に開いた区分を有するようにするかに応じて選択することができる。ここでは加圧成形される材料の量または高さは、機能または使用目的に応じて溝30の左右で同じまたは異なっていてよい。
次のステップでは、図3のdに示したように、予め素材28の第1面20に成形された材料34が、内向きにたとえば溝30の中央に向かって押し合わされ、これによって通路もしくは潤滑剤供給路32が形成される。ここでは溝30の左右で突出する材料34は、材料34がたとえば中央で集められ、これによって大体において上向きに閉じた通路もしくは潤滑剤供給路32が形成されるまで押し合わされる。
機能および使用目的に応じて、通路32は、上向きに開いて形成する(図示していない)か、もしくは部分的に閉じて形成してもよい。ここでは溝30の左右で突出する材料34は、通路32が上向きに依然として少なくとも部分的に開いたままにするか、もしくは完全には閉じられないように押し合わされる。
材料34は、両方の場合、素材28の第1面20から当初は突出しており、これについては閉じた通路32の形態で図3のdに示した。
追加的な次のステップでは、図3のeに略示したように、必要な場合、第1面の表面が、少なくとも形成された通路32もしくは潤滑剤供給路32の上方で平坦化されるので、大体において平坦な表面が得られる。つまり図3のdに示した、上向きに突出する材料34が、溝30の上方で平坦化される。ここでは厚さは、完成したスラスト軸受け10の厚さに調和される。製作方法および得られるスラスト軸受け10は有利であり、少ないプロセスステップで、潤滑剤溜め18をたとえばセグメント部分と接続する通路もしくは潤滑剤供給路32を製作することができ、この場合特別な作業ステップで入念に除去する必要のある屑または鋭いばりが生じることはない。
図面には、本発明の有利な形態を示したが、本発明は、この形態に制限されるものではなく、むしろ多種多様に変化させることができる。
本発明は、特に図1および図2に示したスラスト軸受け10の形態に制限されるものではなく、潤滑剤供給路として少なくとも1つの通路が設けられたスラスト軸受けのあらゆる態様に適用させることができる。図1および図2に示したスラスト軸受け10は、本発明による原理を判りやすく理解するための1例でしかない。これについて述べておくと、スラスト軸受けの潤滑剤供給路としての溝30は、図3のeに示したように矩形の面を必ずしも有する必要はなく、たとえば円形、楕円形などの任意の横断面を有してもよい。
さらに図3のcに示したように、溝30の両面で材料34を押込加工するのではなく、溝30の片面にだけ材料34を押込加工することも考えられる。ここでは材料34は、溝30の片面に、図3のdに示したように、押込加工を行い溝を形成することができるので、溝30によって通路32が形成される。必要な場合、通路30の表面は、図3のdに示したように、押込加工により溝30を形成したあとで材料34が依然としてスラスト軸受け10の表面から不都合に突出する場合に、図3のeに示したように、適切に平坦化される。さらに溝30を深く押込加工して通路32を形成し、通路32が潤滑剤溜めをスラスト軸受け10の第1面および/または第2面でセグメント部分と接続するようにすることも考えられる。
さらに図3のb〜eに基づいて前述した個々の加工ステップは、相前後して実施されるだけでなく、個々のステップは、1作業ステップにまとめるか、もしくは1作業ステップで行うこともできる。したがって2例を挙げると、たとえば溝の押込加工(図3のb)と材料の加圧成形(図3のc)とは、またはたとえば材料の押し合わせ(図3のd)と表面の平坦化(図3のe)とは、1作業ステップで行うことができる。
本発明によるスラスト軸受け10は、ターボチャージャに用いるだけでなく、軸方向力を吸収するのにスラスト軸受けを必要とするあらゆる別の部品に用いることができる。

Claims (10)

  1. スラスト軸受けに潤滑剤供給路(32)を製作する方法であって、
    潤滑剤供給路(32)は、通路(32)として形成されており、該通路(32)は、潤滑剤を、スラスト軸受けの潤滑剤溜めからガイドするものにおいて、
    以下のステップ:
    a)スラスト軸受け−原形体(28)を準備し、
    b)通路(32)の設けられる部分で原形体(28)に押込加工を行い、溝(30)を形成し、
    c)溝(30)の少なくとも1区分に沿って、溝(30)の少なくとも片側または両側で、材料に押込加工および加圧成形を行い、
    d)溝(30)の側方で溝(30)に向かって材料を加圧成形して、溝(30)を有する材料が通路(32)を形成する、
    ステップを有することを特徴とする、スラスト軸受けに潤滑剤供給路を製作する方法。
  2. ステップd)において、材料を、溝(30)の片側および/または両側で、溝(30)に向かって加圧成形し、溝(30)を有する材料が、開いた、少なくとも部分的に閉じた、または完全に閉じた通路(32)を形成する、請求項1記載の方法。
  3. 潤滑剤供給路を製作する当該方法が、別のステップ
    e)通路(32)の表面を平坦化する、ステップを有しており、スラスト軸受けが、平らな通路を有する、請求項1または2記載の方法。
  4. 通路(32)が、スラスト軸受けに、スラスト軸受けの同じ面(20)および/または反対側に位置する面(26)で潤滑剤溜めをセグメント区分と接続するのに十分な押込加工深さを有する、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 請求項1から4までのいずれか1項記載の方法に従って形成された、潤滑剤供給路(32)を備えた、特にターボチャージャ用のスラスト軸受け。
  6. 当該スラスト軸受けは、少なくとも1つの潤滑剤溜めと少なくとも1つのセグメント区分とを備えており、潤滑剤溜めは、潤滑剤供給路(32)を介してセグメント区分と接続されている、請求項5記載のスラスト軸受け。
  7. 潤滑剤溜めおよびセグメント区分は、スラスト軸受けの同じ面(20)に配置されている、請求項6記載のスラスト軸受け。
  8. 潤滑剤溜めは、潤滑剤供給路(32)を介して、追加的にスラスト軸受けの反対側に位置する面(26)で、セグメント区分と接続されている、請求項6または7記載のスラスト軸受け。
  9. 潤滑剤供給路(32)は、開いて、少なくとも部分的に閉じて、または完全に閉じて形成されている、請求項5から8までのいずれか1項記載のスラスト軸受け。
  10. 請求項5から9までのいずれか1項記載の少なくとも1つのスラスト軸受けを備えたターボチャージャ。
JP2010531479A 2007-10-31 2008-09-16 スラスト軸受けの潤滑剤供給路を製作する方法 Expired - Fee Related JP5216096B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102007052102.4 2007-10-31
DE102007052102A DE102007052102B4 (de) 2007-10-31 2007-10-31 Verfahren zur Herstellung einer Schmiermittelzuführung eines Axiallagers
PCT/EP2008/062282 WO2009056393A1 (de) 2007-10-31 2008-09-16 Verfahren zur herstellung einer schmiermittelzuführung eines axiallagers

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011500334A true JP2011500334A (ja) 2011-01-06
JP5216096B2 JP5216096B2 (ja) 2013-06-19

Family

ID=40276094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010531479A Expired - Fee Related JP5216096B2 (ja) 2007-10-31 2008-09-16 スラスト軸受けの潤滑剤供給路を製作する方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8747053B2 (ja)
EP (1) EP2205377B1 (ja)
JP (1) JP5216096B2 (ja)
DE (1) DE102007052102B4 (ja)
WO (1) WO2009056393A1 (ja)

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS531676A (en) * 1976-06-28 1978-01-09 Yoshida Kogyo Kk Method of forming screw holes
JPS5747531A (en) * 1980-09-04 1982-03-18 Senjiyu Kinzoku Kogyo Kk Bearing plate and its grooving method
JPS581404A (ja) * 1981-06-26 1983-01-06 オカムラ精密工業株式会社 軸孔を有する連鎖用素材の製造方法
JPS60154824A (ja) * 1984-01-24 1985-08-14 Nakamura Press Kogyosho:Kk パイプ・丸棒等への金属板抱合せ加工法
JPS61202647U (ja) * 1985-06-10 1986-12-19
JPH06212990A (ja) * 1992-11-20 1994-08-02 Cummins Engine Co Inc ターボチャージャ用軸受装置
JPH07273270A (ja) * 1994-04-01 1995-10-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd リードフレーム及びその製造方法及びそれを用いた半導体装置
JPH11260983A (ja) * 1998-03-13 1999-09-24 Matsushita Electron Corp リードフレームの製造方法
US6122951A (en) * 1997-11-12 2000-09-26 Arbesman; Ray Method of manufacturing a disc brake plate with an edge hole
JP2002021893A (ja) * 2000-07-04 2002-01-23 Akebono Brake Ind Co Ltd ドラムブレーキのアンカ及びその製造方法
JP2005262278A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Sugawa Kogyo Kk 金属薄板の肉厚面に対する小孔形成方法及び同方法で製造したブレーキ用プレート

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB710958A (en) * 1951-01-20 1954-06-23 Maschf Augsburg Nuernberg Ag Improvements in or relating to steel rotors for gas turbines
AT227513B (de) * 1961-08-24 1963-05-27 Enzesfeld Caro Metallwerke Ag Verfahren und Vorrichtung zur spanlosen Herstellung von Schmiernuten in Gleitlagern
US3597027A (en) * 1969-02-28 1971-08-03 Gen Motors Corp Thrust bearing
US4639148A (en) * 1984-02-14 1987-01-27 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Thrust bearing for turbocharger
JPS63158316A (ja) * 1986-12-19 1988-07-01 Daido Metal Kogyo Kk スラスト軸受
DE3706571A1 (de) * 1987-02-28 1988-09-08 Glyco Metall Werke Axialgleitlager mit mindestens einer in die gleitflaeche eingepraegten nut
DE3901265A1 (de) * 1989-01-18 1990-07-19 Glyco Metall Werke Hydrodynamisches axialgleitlagersegment
ATE413936T1 (de) * 2003-03-01 2008-11-15 Ks Kolbenschmidt Gmbh Herstellungsverfahren für einen kühlkanalkolben mit umformbarem bund
EP1619356B1 (de) 2004-07-23 2016-03-16 BorgWarner, Inc. Axiallager für einen Turbolader

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS531676A (en) * 1976-06-28 1978-01-09 Yoshida Kogyo Kk Method of forming screw holes
JPS5747531A (en) * 1980-09-04 1982-03-18 Senjiyu Kinzoku Kogyo Kk Bearing plate and its grooving method
JPS581404A (ja) * 1981-06-26 1983-01-06 オカムラ精密工業株式会社 軸孔を有する連鎖用素材の製造方法
JPS60154824A (ja) * 1984-01-24 1985-08-14 Nakamura Press Kogyosho:Kk パイプ・丸棒等への金属板抱合せ加工法
JPS61202647U (ja) * 1985-06-10 1986-12-19
JPH06212990A (ja) * 1992-11-20 1994-08-02 Cummins Engine Co Inc ターボチャージャ用軸受装置
JPH07273270A (ja) * 1994-04-01 1995-10-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd リードフレーム及びその製造方法及びそれを用いた半導体装置
US6122951A (en) * 1997-11-12 2000-09-26 Arbesman; Ray Method of manufacturing a disc brake plate with an edge hole
JPH11260983A (ja) * 1998-03-13 1999-09-24 Matsushita Electron Corp リードフレームの製造方法
JP2002021893A (ja) * 2000-07-04 2002-01-23 Akebono Brake Ind Co Ltd ドラムブレーキのアンカ及びその製造方法
JP2005262278A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Sugawa Kogyo Kk 金属薄板の肉厚面に対する小孔形成方法及び同方法で製造したブレーキ用プレート

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009056393A9 (de) 2010-08-19
EP2205377B1 (de) 2012-06-27
DE102007052102A1 (de) 2009-05-20
DE102007052102B4 (de) 2009-11-05
WO2009056393A1 (de) 2009-05-07
JP5216096B2 (ja) 2013-06-19
US8747053B2 (en) 2014-06-10
US20110052389A1 (en) 2011-03-03
EP2205377A1 (de) 2010-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8764377B2 (en) Thrust bearing, especially for a turbocharger
US8240921B2 (en) Axial bearing for a turbocharger
US7726881B2 (en) Hydrodynamic bearing device
US4845817A (en) Method of forming a half-round bearing
JP6535584B2 (ja) コンプレッサハウジングの製造方法
JP2005330997A (ja) 円筒状軸受部材及びその製造方法
JP5216096B2 (ja) スラスト軸受けの潤滑剤供給路を製作する方法
CN111503135A (zh) 带有增材式制造的结构的滑动轴承
CN100564913C (zh) 烧结滑动轴承及其制造方法和实施该方法的装置
US6959576B2 (en) Cold forming of splined transmission hubs
JPH0356821B2 (ja)
DE102008063947A1 (de) Kolben mit standardisiertem Kolbenboden bei variabler Kompressionshöhe
CN108890236A (zh) 压缩机曲轴的制造方法及压缩机
JP2014516132A (ja) 内燃機関用のピストンおよび該ピストンの製造方法
JPH11236604A (ja) 焼結含油軸受およびその製造方法
JP3620814B2 (ja) 多孔質複合軸受
CN103781571B (zh) 冷压模制装置及使用该装置的冷压模制方法
KR20200020811A (ko) 냉각 구조를 갖는 내부 냉각 밸브 제조 방법 및 이 방법에 의해 제조된 밸브(process for manufacturing an internally cooled valve having a cooling structure, and valve manufactured by said method)
KR101353353B1 (ko) 캠샤프트 어셈블리 및 캠샤프트 어셈블리 제조방법
WO2010098117A1 (ja) ノズルベーンの製造方法
JP4638302B2 (ja) 冷間鍛造傘歯車
JP3602330B2 (ja) 動圧型滑り軸受およびその製造方法
JP3698352B2 (ja) 軸受の製造方法
JPH1137253A (ja) 焼結インターナルギヤ及び焼結インターナルギヤの製造方法
JP5075033B2 (ja) ロータ素材の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120614

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120914

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120924

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5216096

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160308

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees