JP2011500329A - 巻取り装置と前記巻取り装置で束或いはコイルを固定する方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】厚いストリップから巻上られたコイルの場合にも、コイルの安全且つ確実な固定を可能とする巻上装置と巻上装置において束或いはコイルを固定する適切な方法とを創作すること。
【解決手段】この発明は、熱延ストリップ(11)を巻上げる巻取り装置(13)と束或いはコイル(12)を固定する手段とを備えて、この手段が溶接結合部(16)を製造する少なくとも一つの装置(14)を包含する、束或いはコイル(12)に対する圧延後に熱延ストリップ(11)を巻上げる巻上装置、特に熱延ストリップ巻上装置に関する。この発明によると、溶接結合部(16)を製造するこの装置(14)が最終の束或いはコイル巻を最終の二番目の束或いはコイル巻と結合する溶接結合部(16)を製造するように形成されていることが企図される。さらに、この発明は、駆動される巻取り装置(13)による熱延ストリップ(11)の巻上げが行われ、少なくとも一つの溶接結合部(16)の製造による束或いはコイル(12)の固定が行われ、束或いはコイル(12)に対する圧延後に熱延ストリップ(11)を巻上げる巻上装置、特に熱ベルト巻上装置において束或いはコイル(12)を固定させる方法に関する。この発明によると、束或いはコイル(12)の固定が最終の束或いはコイル巻を最終の二番目の束或いはコイル巻と結合する溶接結合部(16)の製造によって行われることが企図される。
【解決手段】この発明は、熱延ストリップ(11)を巻上げる巻取り装置(13)と束或いはコイル(12)を固定する手段とを備えて、この手段が溶接結合部(16)を製造する少なくとも一つの装置(14)を包含する、束或いはコイル(12)に対する圧延後に熱延ストリップ(11)を巻上げる巻上装置、特に熱延ストリップ巻上装置に関する。この発明によると、溶接結合部(16)を製造するこの装置(14)が最終の束或いはコイル巻を最終の二番目の束或いはコイル巻と結合する溶接結合部(16)を製造するように形成されていることが企図される。さらに、この発明は、駆動される巻取り装置(13)による熱延ストリップ(11)の巻上げが行われ、少なくとも一つの溶接結合部(16)の製造による束或いはコイル(12)の固定が行われ、束或いはコイル(12)に対する圧延後に熱延ストリップ(11)を巻上げる巻上装置、特に熱ベルト巻上装置において束或いはコイル(12)を固定させる方法に関する。この発明によると、束或いはコイル(12)の固定が最終の束或いはコイル巻を最終の二番目の束或いはコイル巻と結合する溶接結合部(16)の製造によって行われることが企図される。
Description
この発明は、熱延ストリップを巻き上げる駆動される巻取り手段と束或いはコイルを固定する手段とを備えて、この手段が溶接結合部を製造する少なくとも一つの装置を包含する束或いはコイルに対する圧延後に熱延ストリップを巻き上げる巻取り装置、特に熱延ストリップ巻取り装置に関する。この発明は、さらに、駆動された巻取り装置による熱延ストリップの巻上げが行われ、少なくとも一つの結合部を形成することによる束或いはコイルの固定が行われ、束或いはコイルに対する圧延後に熱延ストリップを巻き上げる巻取り装置、特に熱延ストリップ巻取り装置の際に束或いはコイルを固定させる方法に関する。
基本的には熱延ストリップ巻上機が熱延ストリップ通路の端部に配置されていて、熱延ストリップを圧延後所謂コイルを束にするよう巻き上げる機能を有する。この場合に、ストリップが引張応力の下で巻き上げられ、十分にしっかりと巻き取られたコイルを発生させ、仕上げ巻き取り後の束の飛上りを回避させる。引張応力が必要であり、ストリップと心棒を曲げて、それにより可塑的に変形させる。特に厚いストリップの際には、大きな張力が必要であって、可塑性曲げモーメントを克服させる。この場合に、今日の先行技術の後にコイルが直接に巻上機の後に或いは束放出ワゴン上に結合ストリップによって一倍或いは数倍に解かれる。そのための例として、次の印刷物で明らかになるだろう。
日本特許出願公開第2005−279725号公報(特許文献1)は、鋼ストリップーコイルの端部分を点溶接によって固定するのに用いられる鋼ストリップーコイルの端部分を固定させる装置に関し、その据付け空間が減少されていて、加工時間が鋼ストリップーコイルの端部分を固定させるために短縮される。鋼ストリップーコイルの端部分を固定させる装置は、鋼ストリップーコイルのこれら端部分を点溶接によって固定させる。鋼ストリップを押圧する緩衝ロールと点溶接を実施する点溶接装置が一つの構成部材に一体化されている。点溶接装置の溶接ピストルが電極を放出する据付け空気シリンダを備える構成を有し、この溶接ピストルが鋼ストリップーコイルの中心点の方向に配置されていて、真さに鋼ストリップーコイルの中心点の方向に前進して、鋼ストリップーコイルの端部分を点溶接させる。
日本特許出願公開第2000−007015号公報(特許文献2)は、結合ストリップ、結合装置とコイル状胴体用の結合方法と、コイル状胴体用の結合ストリップの使用に関し、コイル状胴体用の結合ストリップが労働者に結合ストリップの激しい跳ね返りによる傷害から保護するために用いられ、コイル状胴体用の結合時間を短縮させ、しかも解かれた或いは解かれていないコイルでも制限なしに結合時間を短縮させる。コイル状胴体用の結合ストリップは、鋼ストリップコイルを解くように使用され、ストリップ状領域、第一部分領域と第二部分領域とを備える結合領域、ゴム状磁石を備える接続要素を備えている。結合ストリップの使用下のコイル状胴体を解く方法では、結合ストリップがその端部の保持によって巻解かれない、というのは、結合領域用の表面固定器が使用されるからである。結合ストリップが巻解かれない限り、コイル状胴体用の結合ストリップの端部が望まれなかった形式には跳ね返らなく、労働者が損傷されるのを保護する。
ドイツ特許第3843889号明細書(特許文献3)は、各束の周辺の周りに巻付ける包装ストリップによる巻解き中に軸方向に隣接して整列された束のストリップ始端部を保持する押圧梁に関し、その押圧梁の束に接触する部分が多数の並んで配置されて押圧梁の案内において個々に移動自在に支承され、曲げ易く支持された押圧要素から成り、その押圧要素の幅が押圧梁の長手方向に束の幅より短い。この場合に、押圧梁の長手方向における調整によって個別束に整列できる外部作動される少なくとも一つのレバーが設けられ、このレバーは作動の際に包装ストリップの少なくとも幅と同じ全幅を備える一つの或いは複数の互いに並んで配置された押圧要素を包装ストリップに作用する支持力に対してもたらすことが企図される。この場合に、実施態様では、レバーが押圧要素と平行に延びている行程梁上に移動自在に支承されていること、さらに、レバーが包装ベルト用の供給器と押圧梁の長手方向に調整できることが企図されている。この種の構成によって、各束の周辺の周りに巻付ける包装ストリップによる巻解き中に隣接した束のストリップ始端部を保持する押圧梁が創作され、包装ストリップの導入が負荷なしに行われる。
新たな材料の開発は、一部ではより大きい端厚で、例えば管物品で25.4mmまで或いはそれ以上のより丈夫な工作材料の方向に発展する。コイルを結合ストリップなどによって固定する従来のプラクテスは境界に衝突する。結合ベルトの強度と寸法並びにコイル当たりの結合部の数が限定されている。コイルが直接に巻上機の後に結合ストリップによって固定されないならば、コイルが時計ばねのように跳ね返されるか、或いはコイルが少なくともルーズになる危険が生じる。
この発明の課題は、厚いストリップから巻上られたコイルの場合にも、コイルの安全且つ確実な固定を可能とする巻上装置と巻上装置において束或いはコイルを固定する適切な方法とを創作することである。
この課題は、巻上装置に関してこの発明によると、溶接結合部を製造する装置が最終の束或いはコイル巻を最終の二番目の束或いはコイル巻と結合する溶接結合部を製造するように形成されていることによって解決される。それにより簡単な形式で巻きの溶接によって例えば束取出しワゴン上に更なる輸送の際にコイルの跳ね返りが阻止される。この発明の好ましい実施態様では、溶接結合部を製造する装置が少なくとも一つの溶接ロボットによって形成されている。
この発明の他の構成特徴によると、溶接結合部を製造する装置が束或いはコイルの外面に位置する溶接結合部を製造するように形成されていることが企図される。コイルが再加工の際に通常には縁取りされるので、コイルのこの溶接によって外面には取出し損失が最小にされる。
発明を基礎とする課題は、この方法に関してこの発明によると、束或いはコイルの固定が最終の束或いはコイル巻を最終の二番目の束或いはコイル巻と結合する溶接結合部の製造によって行われることによって解決される。この場合に生じる利点に関して、繰り返しを回避するためにこの発明による巻上装置の記載された利点を参照される。
この発明による方法の好ましい実施態様では、束或いはコイルの固定が少なくとも一つの溶接ロボットにより最終の束或いはコイル巻を最終の二番目の束或いはコイル巻と結合する溶接結合部の製造によって行われることが企図される。
この発明の他の構成特徴によると、束或いはコイルの外面に溶接結合部の製造が行われることが推薦される。生じる利点に関して、巻上装置に対する実施態様を参照される。
この発明による方法の最終特徴によると、溶接結合部の製造が直接に巻上げ過程後に行われることが企図される。
この発明の他の利点と細部は、従属請求項と次の明細書から明らかになり、図面の唯一の図に図示されたこの発明の実施態様が詳細に説明される。この場合に、特徴の上記組合せの他に、特徴が単独に或いは他の組合せでこの発明の本質である。
この発明による巻上装置、特に熱延ストリップ巻上装置が一般に10を付記されていて、図面の唯一の図に参照符号12を備えている束或いはコイルに対する圧延後に熱延ストリップ11を巻上げるのに用いられる。図面の図1には、この発明による巻上装置10が概略的に図示されている。巻上装置10が図示されていない支持軸などに存在して駆動される熱延ストリップ11を巻上げる巻取り装置13と束或いはコイルを固定する手段とを包含し、この手段が溶接結合部16を製造する少なくとも一つの装置14を包含する。この場合に、この発明による巻上装置10の際には、溶接結合部16を製造する装置14が最終の束或いはコイル巻を最終の二番目の束或いはコイル巻と結合する溶接結合部16を製造するように形成されていることが企図されている。これは、図面の図1には概略的に強力な簡略化で示されている。この構成によって簡単な形式で巻きの溶接によって例えば束取出しワゴン上に再輸送の際にコイルの跳ね返りが阻止される。この場合に図示された実施態様では、溶接結合部16を製造する装置14がこの場合に正確な少なくとも一つの溶接ロボットによって形成されていて、この溶接ロボットがそれ自体を見てそれ自体公知の構成を有し得る。さらに、図示された実施態様では、溶接結合部16を製造する装置14が束或いはコイル12の外面に位置する溶接結合部16を製造するように形成されている。外面17におけるコイル12のこの溶接によって、上記説明されるように、取出し損失が最小にされる。
この発明による方法は、そのようなこの発明による巻上装置10において特に束或いはコイルに対する圧延後に熱延ストリップ11を巻上げる熱延ストリップ巻上装置において束或いはコイル12を固定させるのに用いられ、駆動された巻取り装置13により熱延ストリップ11の巻上げが行われ、溶接結合部16の製造による束或いはコイル12の固定が行われる。この場合に、この発明によると、最終の束或いはコイル巻を最終の二番目の束或いはコイル巻と結合する溶接結合部16の製造による束或いはコイル12の固定が行われ、この場合に、図示された実施態様では、図示された溶接ロボットによる固定が行われる。この場合に、溶接結合部16の製造が束或いはコイル12の外面において行われる。さらに、溶接結合部16の製造が直接に巻上過程後に例えば18により示した束取出しワゴン上で行われることが企図される。
10.....巻上装置
11.....熱延ストリップ
12.....コイル
13.....巻取り装置
14.....溶接結合部を製造する装置
15.....溶接ロボット
16.....溶接結合部
17.....コイルの外面
18.....束取出しワゴン
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Claims (7)
- 熱延ストリップ(11)を巻上げる巻取り装置(13)と束或いはコイル(12)を固定する手段とを備えて、この手段が溶接結合部(16)を製造する少なくとも一つの装置(14)を包含する、束或いはコイル(12)に対する圧延後に熱延ストリップ(11)を巻上げる巻上装置(10)、特に熱延ストリップ巻上装置において、溶接結合部(16)を製造するこの装置(14)が最終の束或いはコイル巻を最終の二番目の束或いはコイル巻と結合する溶接結合部(16)を製造するように形成されていることを特徴とする巻上装置。
- 溶接結合部(16)を製造するこの装置(14)が少なくとも一つの溶接ロボット(15)によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の巻上装置。
- 溶接結合部(16)を製造するこの装置(14)が束或いはコイル(12)の外面(17)に位置する溶接結合部(16)を製造するように形成されていることを特徴とする請求項1或いは2に記載の巻上装置。
- 駆動される巻取り装置(13)による熱延ストリップ(11)の巻上げが行われ、少なくとも一つの溶接結合部(16)の製造による束或いはコイル(12)の固定が行われ、束或いはコイル(12)に対する圧延後に熱延ストリップ(11)を巻上げる巻上装置(10)、特に熱延ストリップ巻上装置において束或いはコイル(12)を固定させる方法において、束或いはコイル(12)の固定が最終の束或いはコイル巻を最終の二番目の束或いはコイル巻と結合する溶接結合部(16)の製造によって行われることを特徴とする方法。
- 束或いはコイル(12)の固定が少なくとも一つの溶接ロボット(15)によって最終の束或いはコイル巻を最終の二番目の束或いはコイル巻と結合する溶接結合部(16)の製造によって行われることを特徴とする請求項4に記載の方法。
- 束或いはコイル(12)の外面(17)における溶接結合部(16)の製造が行われることを特徴とする請求項4或いは5に記載の方法。
- 溶接結合部(16)の製造が直接に巻上げ過程後に行われることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の方法。
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