JPH07214160A - 熱延コイルの巻き取り方法 - Google Patents
熱延コイルの巻き取り方法Info
- Publication number
- JPH07214160A JPH07214160A JP787194A JP787194A JPH07214160A JP H07214160 A JPH07214160 A JP H07214160A JP 787194 A JP787194 A JP 787194A JP 787194 A JP787194 A JP 787194A JP H07214160 A JPH07214160 A JP H07214160A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- winding
- winding part
- reel
- end surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
- Basic Packing Technique (AREA)
- Replacement Of Web Rolls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 巻き取り後の熱延コイルの内巻き部、外巻き
部の巻き緩みを防ぎ、良質の表面と巻き姿のコイルを製
造することを可能にする熱延コイルの巻き取り方法を提
供することを目的とする。 【構成】 熱間圧延後、冷却された鋼帯がリールに巻き
取られた直後に、コイルの内巻き部と外巻き部の両方又
は片方を電気溶接で固定し、リールから抜き出した後
に、コイルの外巻き部を結束することを特徴とする熱延
コイルの巻き取り方法。
部の巻き緩みを防ぎ、良質の表面と巻き姿のコイルを製
造することを可能にする熱延コイルの巻き取り方法を提
供することを目的とする。 【構成】 熱間圧延後、冷却された鋼帯がリールに巻き
取られた直後に、コイルの内巻き部と外巻き部の両方又
は片方を電気溶接で固定し、リールから抜き出した後
に、コイルの外巻き部を結束することを特徴とする熱延
コイルの巻き取り方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は熱延鋼板コイルの巻き取
り方法に関するものであり、さらに詳しくは、巻き姿の
良好な熱延鋼板コイルの巻き取り方法に関するものであ
る。
り方法に関するものであり、さらに詳しくは、巻き姿の
良好な熱延鋼板コイルの巻き取り方法に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来は、図３に示すように、熱間圧延さ
れ、冷却され、リールに巻き取られてコイル状になった
鋼帯が（ａ）、リールから抜き出され（ｂ）、アップエ
ンダーでコイルの向きを変更し（ｃ）、コイル移送用コ
ンベヤに載せて（ｄ）、コイルを移送している。巻き取
られたコイルをそのまま移送すると、コイルが少しずつ
巻き緩んで巻き姿が悪くなり、コイルが変形したり、鋼
帯間の摩擦による表面疵が発生するので、コイルが巻き
緩まないように、コンベヤ上にコイル結束機を設置し、
外周部のバンド結束、時には内外周部の幅方向でのバン
ド結束が行われるのが普通である（ｅ）。最近では、コ
イル移送中に巻き緩むのを防ぐために、コイル結束機を
アップエンダー上に設置し、早期にコイル結束を完了さ
せる方法が採用されている。
れ、冷却され、リールに巻き取られてコイル状になった
鋼帯が（ａ）、リールから抜き出され（ｂ）、アップエ
ンダーでコイルの向きを変更し（ｃ）、コイル移送用コ
ンベヤに載せて（ｄ）、コイルを移送している。巻き取
られたコイルをそのまま移送すると、コイルが少しずつ
巻き緩んで巻き姿が悪くなり、コイルが変形したり、鋼
帯間の摩擦による表面疵が発生するので、コイルが巻き
緩まないように、コンベヤ上にコイル結束機を設置し、
外周部のバンド結束、時には内外周部の幅方向でのバン
ド結束が行われるのが普通である（ｅ）。最近では、コ
イル移送中に巻き緩むのを防ぐために、コイル結束機を
アップエンダー上に設置し、早期にコイル結束を完了さ
せる方法が採用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した方法では、リ
ールに巻き取られたコイルをリールから抜き出す時、お
よびアップエンダーに載せる時の巻き緩みを防げない。
また、内巻き部の結束は、結束スペースが狭くて実施さ
れていないため、時間とともに巻き緩みが発生してい
た。本発明は、上記内巻き部、外巻き部の巻き緩みを防
ぎ、良質の表面と巻き姿のコイルを製造することを可能
にする熱延コイルの巻き取り方法を提供することを目的
としてなされたものである。
ールに巻き取られたコイルをリールから抜き出す時、お
よびアップエンダーに載せる時の巻き緩みを防げない。
また、内巻き部の結束は、結束スペースが狭くて実施さ
れていないため、時間とともに巻き緩みが発生してい
た。本発明は、上記内巻き部、外巻き部の巻き緩みを防
ぎ、良質の表面と巻き姿のコイルを製造することを可能
にする熱延コイルの巻き取り方法を提供することを目的
としてなされたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来法の欠点を有利に排除し得る熱延コイルの巻き取り方
法であり、その要旨とするところは、熱間圧延後、冷却
された鋼帯がリールに巻き取られた直後に、コイルの内
巻き部と外巻き部の両方又は片方を電気溶接で固定し、
リールから抜き出した後に、コイルの外巻き部を結束す
ることを特徴とする熱延コイルの巻き取り方法にある。
来法の欠点を有利に排除し得る熱延コイルの巻き取り方
法であり、その要旨とするところは、熱間圧延後、冷却
された鋼帯がリールに巻き取られた直後に、コイルの内
巻き部と外巻き部の両方又は片方を電気溶接で固定し、
リールから抜き出した後に、コイルの外巻き部を結束す
ることを特徴とする熱延コイルの巻き取り方法にある。
【０００５】
【作用】以下、図面を参照しながら、本発明を具体的に
説明する。図１に示すように、本発明では、巻き取りリ
ール４に近接してスポット溶接機５を配置する。このス
ポット溶接機５は、コイル１を検出して３次元で移動す
る機構を有し、内巻き部を検出して移動しかつコイル端
面に近接し、内巻き部端面を溶接し固定する。その後、
スポット溶接機５が外巻き部に移動し、コイル端面へ近
接し、外巻き部端面を溶接し固定する。
説明する。図１に示すように、本発明では、巻き取りリ
ール４に近接してスポット溶接機５を配置する。このス
ポット溶接機５は、コイル１を検出して３次元で移動す
る機構を有し、内巻き部を検出して移動しかつコイル端
面に近接し、内巻き部端面を溶接し固定する。その後、
スポット溶接機５が外巻き部に移動し、コイル端面へ近
接し、外巻き部端面を溶接し固定する。
【０００６】溶接、固定して、コイルの巻き緩みを防ぎ
ながら、コイル１をリール４から抜き出し、移送して、
コイル１の外巻き部をバンド３で結束し、最終的に図２
に示すような巻き姿のコイル１を製造する。なお、溶
接、固定は一時的なものであって、最終的な固定は、コ
イルの外巻き部のバンド結束により行う。又、スポット
溶接の固定部が残っていても、後処理工程では、鋼帯の
張力で簡単にスポット溶接部を開放することができる。
スポット溶接の代替として熱硬化性の強力接着材でコイ
ル端面の一部を固定することもできる。
ながら、コイル１をリール４から抜き出し、移送して、
コイル１の外巻き部をバンド３で結束し、最終的に図２
に示すような巻き姿のコイル１を製造する。なお、溶
接、固定は一時的なものであって、最終的な固定は、コ
イルの外巻き部のバンド結束により行う。又、スポット
溶接の固定部が残っていても、後処理工程では、鋼帯の
張力で簡単にスポット溶接部を開放することができる。
スポット溶接の代替として熱硬化性の強力接着材でコイ
ル端面の一部を固定することもできる。
【０００７】
【実施例】表１に実施例のコイル仕様を表２にスポット
溶接機の例を示す。
溶接機の例を示す。
【０００８】
【表１】
【０００９】
【表２】
【００１０】実施例ではスポット溶接機による溶接、固
定の処理時間の延長を考慮し、外巻き部のみの溶接、固
定を実施した。リール近辺は冷却水のスプラッシュがあ
るため、水を除去する目的でスポット溶接機ヘッド部全
体について強力にエアパージを行った。バンド結束はコ
イルアップエンダー上に設置し外巻き部のみ１本又は２
本のバント結束を実施した。
定の処理時間の延長を考慮し、外巻き部のみの溶接、固
定を実施した。リール近辺は冷却水のスプラッシュがあ
るため、水を除去する目的でスポット溶接機ヘッド部全
体について強力にエアパージを行った。バンド結束はコ
イルアップエンダー上に設置し外巻き部のみ１本又は２
本のバント結束を実施した。
【００１１】上記のような本実施例では、コイル巻き姿
が良好となり、コイル外巻き部の表面疵発生率が半減し
た。従来、不良部を切断除去することにより歩留が低下
していたが、今回の実施例では約１％歩留が向上した。
後工程ではスポット溶接部は簡単にはずれ、処理上の問
題は発生しなかった。
が良好となり、コイル外巻き部の表面疵発生率が半減し
た。従来、不良部を切断除去することにより歩留が低下
していたが、今回の実施例では約１％歩留が向上した。
後工程ではスポット溶接部は簡単にはずれ、処理上の問
題は発生しなかった。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、コイルの内巻き部およ
び／又は外巻き部を電気溶接で固定することにより、内
巻き部、外巻き部の巻き緩みを防ぎ、良質の表面と巻き
姿のコイルを製造することができる。
び／又は外巻き部を電気溶接で固定することにより、内
巻き部、外巻き部の巻き緩みを防ぎ、良質の表面と巻き
姿のコイルを製造することができる。
【図１】スポット溶接機の設置方法の概略図である。
【図２】本発明のコイル内巻き部、外巻き部のスポット
溶接と、外巻き部結束を行ったコイルの斜視図である。
溶接と、外巻き部結束を行ったコイルの斜視図である。
【図３】（ａ）〜（ｅ）は熱延コイルの製造プロセスの
説明図である。
説明図である。
１ コイル ２ スポット溶接部 ３ コイル結束バンド ４ リール ５ スポット溶接機
Claims (1)
- 【請求項１】 熱間圧延後、冷却された鋼帯がリールに
巻き取られた直後に、コイルの内巻き部と外巻き部の両
方又は片方を電気溶接で固定し、リールから抜き出した
後に、コイルの外巻き部を結束することを特徴とする熱
延コイルの巻き取り方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP787194A JPH07214160A (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | 熱延コイルの巻き取り方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP787194A JPH07214160A (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | 熱延コイルの巻き取り方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07214160A true JPH07214160A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11677701
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP787194A Pending JPH07214160A (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | 熱延コイルの巻き取り方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07214160A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020050378A (ko) * | 2000-12-21 | 2002-06-27 | 이구택 | 코일 내권부 풀림 방지장치 |
| WO2009056279A1 (de) * | 2007-10-31 | 2009-05-07 | Sms Siemag Ag | Haspelvorrichtung und verfahren zur fixierung der bunde bzw. coils bei dieser haspelvorrichtung |
| EP2982452A1 (de) * | 2014-08-05 | 2016-02-10 | SMS group GmbH | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines Coils aus metallischem Band |
| CN113950387A (zh) * | 2019-06-13 | 2022-01-18 | Sms集团有限公司 | 金属带材卷的带材端部区段在相邻的带材卷圈处的固定 |
-
1994
- 1994-01-27 JP JP787194A patent/JPH07214160A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020050378A (ko) * | 2000-12-21 | 2002-06-27 | 이구택 | 코일 내권부 풀림 방지장치 |
| WO2009056279A1 (de) * | 2007-10-31 | 2009-05-07 | Sms Siemag Ag | Haspelvorrichtung und verfahren zur fixierung der bunde bzw. coils bei dieser haspelvorrichtung |
| CN102066018A (zh) * | 2007-10-31 | 2011-05-18 | Sms西马格股份公司 | 卷取装置和在卷取装置中固定钢卷或带卷的方法 |
| EP2982452A1 (de) * | 2014-08-05 | 2016-02-10 | SMS group GmbH | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines Coils aus metallischem Band |
| CN113950387A (zh) * | 2019-06-13 | 2022-01-18 | Sms集团有限公司 | 金属带材卷的带材端部区段在相邻的带材卷圈处的固定 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021015 |