JP2011259065A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯性に優れた遠隔操作可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】ボディユニット11およびレンズユニット12は、分離した状態において、相互に通信可能なデータ通信部84,69を有し、かつ、レンズユニット12がボディユニット11に結合された状態における通常撮影モードと、レンズユニット12がボディユニット11と分離した状態における分離時撮影モードとを有し、撮影モードの違いにより、操作部32の操作に対するカメラシステム10への指示内容が異なるようにしている。
【選択図】図5

Description

本発明は、撮像装置に関する。さらに詳述すると、遠隔から操作して撮影することができる撮像装置に関する。
撮像装置を遠隔から操作することに対する要望が高まりつつあり、撮影者が立ち入れないような狭いスペースにおける撮影や、高所からの撮影等を、簡易な装置構成により実現できる撮像装置が望まれている。
遠隔からの撮影を可能とする装置として、例えば、特許文献1には、無線により遠隔操作を可能とした移動型のロボットにカメラを搭載し、当該カメラにより撮像される風景を操作側においてモニタ表示されるようにした遠隔操作装置が開示されている。
また、特許文献2には、撮影光学系と撮像素子とを備えたカメラヘッドと、そのカメラヘッドが着脱自在に装着され、装着されたカメラヘッドから画像信号を受け取って信号処理を行なうカメラ本体とを備えたカメラシステムにおいて、カメラヘッドがカメラ本体に装着された状態だけでなく、カメラヘッドがカメラ本体から分離された状態にあるときにも、カメラヘッドとカメラ本体がそれぞれに無線通信装置を有することで、遠隔操作による撮影が行なえるようにした撮像システムが開示されている。
しかしながら、特許文献1のような遠隔操作を行う装置では、カメラが搭載され、無線等により遠隔操作可能とした移動型のロボットとは、別に当該ロボットの操作用の装置が必要であった。このため、撮影者は大掛かりな装置を持ち運ぶことが必要であり、携帯性に欠けるという問題があった。また、特許文献2のような遠隔操作を行うカメラシステムでは、撮影者がカメラヘッドを被写体に合わせて設置しなければならず、撮影者が立ち入れない場所等において所望の撮影を行うことができない場合があり、利便性に欠けるという問題があった。
そこで本発明は、携帯性に優れた遠隔操作可能な撮像装置を提供することを目的とする。また、レンズ部を撮影者の所望の位置に移動させることができ、利便性を向上することができる撮像装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1に記載の撮像装置は、撮像装置に各種の動作を指示する操作手段を備えた本体部に対し、被写体光を結像するためのレンズ系と、結像された被写体光を電気信号に変換する撮像部と、を備えたレンズ部を、結合および分離させることが可能な撮像装置において、本体部およびレンズ部は、分離した状態において、相互に通信可能な通信手段を有し、かつ、レンズ部が本体部に結合された状態における第1の撮影モードと、レンズ部が本体部と分離した状態における第2の撮影モードとを有し、撮影モードの違いにより、操作手段の操作に対する撮像装置への指示内容が異なるものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、レンズ部は、該レンズ部を設置位置に対して変位させる移動手段と、該移動手段を制御する移動制御手段と、を有し、第2の撮影モードにおける操作手段の操作は、移動制御手段による移動手段の制御であるものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2のいずれかに記載の撮像装置において、通信手段は、無線通信であるものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1または2のいずれかに記載の撮像装置において、通信手段は、有線通信であって、レンズ部は、本体部から電力供給を受けるものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から4までのいずれかに記載の撮像装置において、移動手段は、レンズ部内に収納可能であるものである。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1から4までのいずれかに記載の撮像装置において、移動手段は、レンズ部に対して着脱可能であるものである。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、レンズ部を搭載して、レンズ部を変位させる移動手段と、該移動手段を制御する移動制御手段とを備えた走行手段を備え、第2の撮影モードにおける操作手段の操作は、移動制御手段による移動手段の制御であるものである。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1から7までのいずれかに記載の撮像装置において、本体部およびレンズ部は、着脱検知手段を備え、着脱検知手段の状態に応じて、本体部とレンズ部とが結合した状態であるか否かを判断するものである。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1から8までのいずれかに記載の撮像装置において、第2の撮影モードにおいて、操作手段の操作に対する指示内容を、第1の撮影モードにおける指示内容に変更可能な切替手段を備えるものである。
本発明によれば、遠隔から操作して撮影することができる撮像装置を、携帯性に優れた構成とすることができる。
本発明に係る撮像装置の一実施形態であるカメラシステムの概略構成図である。 ボディユニットの背面図(1)である。 レンズユニットの内部構成を示す機能ブロック図である。 ボディユニットの内部構成を示す機能ブロック図である。 カメラシステムが実行する撮影動作の流れを示すフローチャートである。 カメラシステムの構成例(1)である。 カメラシステムの構成例(2)である。 操作部の機能テーブルの一例である。 カメラシステムの構成例(3)である。 レンズユニット内の駆動制御回路および移動手段の機能ブロック図(1)である。 レンズユニット内の駆動制御回路および移動手段の機能ブロック図(2)である。 カメラシステムの構成例(4)である。 走行装置内の駆動制御回路および移動手段の機能ブロック図である。 カメラシステムの構成例(5)である。 ボディユニットの背面図(2)である。
以下、本発明に係る構成を図1から図15に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
(撮像装置の構成)
図1は、本発明に係る撮像装置の一例としてのカメラシステムの概略構成図である。本実施形態に係るカメラシステム10は、ボディユニット(カメラ本体ともいう)11とレンズユニット12からなり、レンズユニット12は、ボディユニット11に着脱可能に構成される。
図2は、カメラシステム10のボディユニット11を背面から見た平面図である。ボディユニット11の背面には、カメラシステム10の電源のON/OFFを切り替える電源スイッチ28と、撮影した画像やスルー画像、及び各種のメニュー画面などを表示するLCD(表示手段)30と、カメラシステム10に対して種々の指示を入力するための操作部32とが設けられている。
操作部32には、例えば、撮影レンズ13のズームをワイド側、及びテレ側に変倍させるズーム操作ボタン33、LCD30にメニュー画面を表示させる際や選択内容を決定する際などに操作されるメニューボタン34、及びメニュー画面内でカーソルを移動させる十字キー35などが配設されている。
図3は、カメラシステム10のレンズユニット12の内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。撮影レンズ13は、光軸に沿って配列されたズームレンズ40、絞り41、及びフォーカスレンズ42によって構成されている。ズームレンズ40には、レンズモータ43が接続されている。レンズモータ43は、ズーム操作ボタン33の操作に連動して、ズームレンズ40をワイド側、もしくはテレ側に移動させる。絞り41には、アイリスモータ44が接続されている。アイリスモータ44は、レリーズボタン25の半押しにともなう撮影準備処理の際に、絞り41の開口面積(絞り値)を変化させてズームレンズ40から入射する光の量を調節する。また、フォーカスレンズ42には、レンズモータ45が接続されている。レンズモータ45は、ズームレンズ40の変倍やレリーズボタン25の半押しにともなって、フォーカスレンズ42を至近側、もしくは無限遠側に移動させる。
各モータ43、44、45は、モータドライバ46に接続されている。モータドライバ46は、システムバス47を介してレンズユニット12を統括的に制御するレンズCPU48に接続されており、このレンズCPU48からの制御信号に基づいて各モータ43、44、45に駆動パルスを送信する。各モータ43、44、45は、この駆動パルスに応じて回転軸を回転駆動する。なお、各モータ43、44、45としては、例えば、ステッピングモータなどが用いられる。
撮影レンズ13の背後には、撮影レンズ13を透過した被写体光を撮像するCCD14が配置されている。CCD14には、レンズCPU48によって制御されるタイミングジェネレータ(TG)49が接続され、このTG49から入力されるタイミング信号(クロックパルス)により、電子シャッタのシャッタ速度が決定される。
CCD14から出力された撮像信号は、相関二重サンプリング回路(CDS)50に入力される。CDS50は、相関二重サンプリングを行うことによって撮像信号からノイズの除去を行う。増幅器(AMP)51は、CDS50からノイズを除去した撮像信号を受け取り、レンズCPU48によって設定される撮影感度に応じたゲインで撮像信号を増幅する。A/D変換器(A/D)52は、AMP51から増幅後の撮像信号を受け取ってデジタル変換し、画像データとして出力する。
画像信号処理回路53は、階調変換、ホワイトバランス補正、ガンマ補正などの各種画像処理を、A/D52から入力された画像データに対し、処理後の画像データをシステムメモリ54に一時的に記録する。システムメモリ54は、ROMやRAMなどから構成されるものであって、各種制御用のプログラムや設定情報などを記録するとともに、これらのプログラムなどを展開する作業用メモリとして用いられる。YC変換処理回路55は、画像信号処理回路53で各種処理を施された画像データをシステムメモリ54から読み出し、RGBの画像データを輝度信号Yと色差信号Cr、Cbとに変換して再びシステムメモリ54に記録する。また、圧縮伸長処理回路56は、YC変換処理回路55でYC変換された画像データを、例えば、TIFFやJPEGなどといった所定の圧縮形式で圧縮する。
AF検出回路57は、いわゆるコントラスト方式のAF処理を行うためのものであり、レリーズボタン25の半押しにともなう撮影準備処理の際に、A/D52でデジタル化された画像データから画像のコントラストを表すフォーカス評価値を算出して、この算出結果をレンズCPU48に送信する。フォーカス評価値は、画像の特定のエリア、例えば、撮影画角の中央部分の画像データに対して、ハイパスフィルタなどで輪郭抽出処理を施し、これにより抽出した輪郭信号、及び中央部分の画像データの輝度値を積算することで得られる。なお、フォーカス評価値は、大きい程その部分の高周波成分が多く、その部分が合焦状態にあることを表す。レンズCPU48は、フォーカスレンズ42を所定量ずつ移動させながら複数の位置でのフォーカス評価値を取得し、フォーカス評価値が最も高くなる位置にフォーカスレンズ42を移動させることによってAF処理を行う。
AE/AWB検出回路58は、レリーズボタン25の半押しにともなう撮影準備処理の際に、YC変換処理回路55でYC変換された画像データの輝度信号Yと色差信号Cr、Cbとの積算値を基に、露出量、及びホワイトバランスの適否を検出し、この検出結果をレンズCPU48に送信する。レンズCPU48は、AE/AWB検出回路58から送信された検出結果に基づいて、絞り41やCCD14などの動作を制御する。
画素間引回路60は、入力された画像データの垂直方向の画素、及び水平方向の画素を任意の間隔で間引き、その画像データのデータ量を縮小する。なお、画素間引回路60が間引く画像データは、画像信号処理回路53から出力されたRGBの画像データでもよいし、YC変換処理回路55から出力されたYCの画像データでもよい。また、YCの画像データを間引く際には、Yと、Cr、Cbとで間引く間隔が違ってもよい。
また、システムバス47には、制御用シリアルドライバ61と、画像用シリアルドライバ62と、メディアコントローラ63と、残容量検出回路64とが接続されている。制御用シリアルドライバ61は、マウント部15のバヨネット爪16に設けられた接点16aを介してボディユニット11と接続される。この制御用シリアルドライバ61は、双方向通信可能に構成されており、例えば、ズームレンズ40の変倍信号などといった種々の制御信号をボディユニット11と送受する際に用いられる。なお、制御用シリアルドライバ61としては、例えば、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)などが用いられる。
画像用シリアルドライバ62は、接点16aを介してボディユニット11と接続される。この画像用シリアルドライバ62は、レンズユニット12からボディユニット11へと向かう一方向のみで構成されており、CCD14が取得した画像データをボディユニット11に転送する際に用いられる。なお、画像用シリアルドライバ62としては、例えば、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)などが用いられ、制御用シリアルドライバ61よりも速い転送速度を有している。
メディアコントローラ63は、レンズユニット12に着脱自在に装填されるメモリカード65に対して画像データなどの読み書きを行う。また、残容量検出回路64は、メディアコントローラ63を介してメモリカード65にアクセスし、メモリカード65の残容量を検出する。
レンズユニット12は、図示を省略したバッテリ収納室を有しており、このバッテリ収納室にバッテリ66が着脱自在に保持される。バッテリ66は、バッテリ収納室に設けられた電極を介してDC/DCコンバータ(DC/DC)67と電源制御回路68とに接続される。DC/DC67は、バッテリ66の電圧をレンズユニット12の各部に供給すべき所定の電圧に降圧、もしくは昇圧する。電源制御回路68は、ボディユニット11から送信される電源制御信号に基づいてDC/DC67の出力のON/OFFを制御する。これにより、DC/DC67によって変圧された電力がレンズユニット12の各部に供給され、レンズユニット12が起動する。
さらに、システムバス47には、データ通信部69と、駆動制御回路85とが接続されている。データ通信部69は、ボディユニット11側からのデータ信号を受信、またはボディユニット11側へデータ信号を送信する。駆動制御回路85は、レンズユニット12の筐体に収納可能な可動式機構である移動手段86を制御する制御手段として機能する。また、システムバス47には、接点16aの少なくとも1つが接続され、この接点16aは、ボディユニット11とレンズユニット12との着脱状態を検知するための着脱検知専用の着脱検知接点(着脱検知手段)として機能する。
図4は、カメラシステム10のボディユニット11の内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。ボディユニット11の各部は、本体CPU70によって統括的に制御される。本体CPU70は、システムバス71を介して各種制御用のプログラムや設定情報などを記録したシステムメモリ72に接続されており、このシステムメモリ72から各プログラムを読み出すことによってボディユニット11の各部を制御する。
システムバス71には、レンズユニット12と通信するための制御用シリアルドライバ73と画像用シリアルドライバ74、及びストロボ制御回路75、LCDドライバ76、メディアコントローラ77、残容量検出回路78などが接続されている。
制御用シリアルドライバ73は、各接点19a,16aを介してレンズユニット12の制御用シリアルドライバ61と接続される。各制御用シリアルドライバ73,61は、各CPU70,48からのパラレルの信号をシリアルの信号に変換して送信し、受信した信号をパラレルの信号に戻して各CPU70,48に入力する。これにより、ボディユニット11とレンズユニット12との間で種々の制御信号が送受される。また、画像用シリアルドライバ74も同様に、各接点19a,16aを介してレンズユニット12の画像用シリアルドライバ62と接続され、レンズユニット12から転送される画像データを受信する。
ストロボ制御回路75は、本体CPU70、またはレンズCPU48から送信されるストロボ発光信号に応じてストロボ発光部24を発光させる。LCDドライバ76は、例えば、入力された画像データをアナログのコンポジット信号に変換してLCD30に表示させる。メディアコントローラ77は、ボディユニット11に着脱自在に装填されるメモリカード79に対して画像データなどの読み書きを行う。また、残容量検出回路78は、メディアコントローラ77を介してメモリカード79にアクセスし、メモリカード79の残容量を検出する。
ボディユニット11は、図示を省略したバッテリ収納室を有しており、このバッテリ収納室にバッテリ80が着脱自在に保持される。バッテリ80は、バッテリ収納室に設けられた電極を介してDC/DCコンバータ(DC/DC)81と電源制御回路82とに接続される。DC/DC81は、バッテリ80の電圧をボディユニット11の各部に供給すべき所定の電圧に降圧、もしくは昇圧する。電源制御回路82には、電源スイッチ28が接続されている。電源制御回路82は、この電源スイッチ28の操作に応じてDC/DC81の出力のON/OFFを制御する。これにより、DC/DC67によって変圧された電力がボディユニット11の各部に供給され、ボディユニット11が起動する。また、バッテリ80は、各接点19a,16aを介してレンズユニット12のDC/DC67と電源制御回路68とに接続されており、レンズユニット12のバッテリ66が消耗してもレンズユニット12を駆動できるように構成されている。
本体CPU70の入出力ポートの1つは、各接点19a,16aを介してレンズユニット12の電源制御回路68に接続されている。本体CPU70は、DC/DC81から電力が供給されて起動した後、入出力ポートから電源制御回路68に電源制御信号を送信し、レンズユニット12を起動させる。また、本体CPU70の入出力ポートには、操作部32が接続されている。これにより、メニューボタン34などの操作が本体CPU70に入力される。
レリーズボタン25は、各接点19a,16aを介してレンズCPU48の入出力ポートに接続されている。これにより、レリーズボタン25の押圧操作に応じたシャッタレリーズ信号がレンズCPU48に入力される。前述のようにレリーズボタン25は、2段階押しのスイッチになっており、シャッタレリーズ信号も半押しと全押しとの2段階に分けられている。レンズCPU48は、レリーズボタン25の半押しに応じてAF検出回路57とAE/AWB検出回路58とを制御し、撮影準備処理を実施するとともに、レリーズボタン25の全押しに応じて被写体光の撮像を実施する。
カメラシステム10は、ボディユニット11に装填されるメモリカード79とレンズユニット12に装填されるメモリカード65とを有しており、撮像した画像データをメモリカード79に記録する本体側記録モードと、メモリカード65に記録するレンズ側記録モードとの2つの記録モードが設けられている。各記録モードの設定は、例えば、メニューボタン34と十字キー35との操作によって、メニュー画面のリストから設定される。また、各システムメモリ54,72には、どちらの記録モードが設定されているかを示す記録モード設定フラグ54a,72aが設けられている。各記録モード設定フラグ54a,72aは、例えば、1bitのフラグであって、本体側記録モードが設定されている際に「0」に設定され、レンズ側記録モードが設定されている際に「1」に設定される。
本体CPU70は、操作部32の操作によって各記録モードが設定されると、その設定に合わせて記録モード設定フラグ72aの状態を変化させるとともに、各制御用シリアルドライバ61,73を介してレンズCPU48にフラグの設定情報を送信する。設定情報を受信したレンズCPU48は、その設定に合わせて記録モード設定フラグ54aの状態を変化させる。このように、各記録モード設定フラグ54a,72aは、常に同じ状態になるように制御される。これにより、レンズCPU48は、逐一ボディユニット11にアクセスせずとも、各記録モードの状態を知ることができる。
本体側記録モードが設定されている場合、レンズCPU48は、CCD14で撮像され、圧縮伸長処理回路56で所定の圧縮形式に圧縮された画像データを、各画像用シリアルドライバ62,74を介してボディユニット11に送信する。レンズユニット12から画像データを受信した本体CPU70は、その画像データを撮影結果としてLCD30に表示するとともに、メモリカード79に記録する。
一方、レンズ側記録モードが設定されている場合、レンズCPU48は、CCD14で撮像され、圧縮伸長処理回路56で所定の圧縮形式に圧縮された画像データをメモリカード65に記録する。また、これとともに同じ画像データを画素間引回路60に送って、所定のデータ量に縮小した間引き画像データを作成し、作成した間引き画像データをボディユニット11に送信する。なお、間引き画像データは、データ量が小さいので、各画像用シリアルドライバ62,74からではなく、各制御用シリアルドライバ61,73から送信する。また、これ以降では、間引き画像データと区別するため、各メモリカード65,79に記録される間引き前の画像データを、「記録画像データ」と称す。
レンズユニット12から間引き画像データを受信した本体CPU70は、その間引き画像データを撮影結果としてLCD30に表示する。なお、間引き画像データは、LCD30に表示した後に消去してもよいし、再生表示用としてメモリカード79に記録するようにしてもよい。また、メモリカード79に記録する際には、例えば、メモリカード65に記録した記録画像データと間引き画像データとに共通のシリアルナンバーを付与するなどして、各画像データが対応付けられるようにしてもよい。
また、各CPU48,70は、撮像を行う前に各残容量検出回路64,78を制御して各メモリカード65,79の残容量を検出し、各メモリカード65,79の残容量が記録画像データのデータ量以上空いているか否かを判定する。各CPU48,70の判定結果は、各システムメモリ54,72に設けられた容量判定結果フラグ54b,72bに記憶される。各容量判定結果フラグ54b,72bは、例えば、2bitのフラグであって、各メモリカード65,79の双方の残容量が空いている場合に「00」に設定され、メモリカード79の残容量のみが空いていない場合に「01」に設定され、メモリカード65の残容量のみが空いていない場合に「10」に設定され、双方の残容量が空いていない場合に「11」に設定される。なお、各記録モード設定フラグ54a,72aと同様に、各容量判定結果フラグ54b,72bは、常に同じ状態になるように制御される。
また、システムバス71には、データ通信部84が接続されている。データ通信部84は、レンズユニット12からのデータ信号を受信、またはレンズユニット12へデータ信号を送信する。また、システムバス71には、接点19aの少なくとも1つが接続され、この接点19aは、ボディユニット11とレンズユニット12との着脱状態を検知するための着脱検知専用の着脱検知接点(着脱検知手段)として機能する。
(撮像装置の作用)
上記構成によるカメラシステム10の作用について説明する。カメラシステム10で撮影を行うためには、まずレンズユニット12をボディユニット11に取り付け、ボディユニット11に設けられた電源スイッチ28をONにする。電源スイッチ28をONにすると、その操作に応じて電源制御回路82がDC/DC81に変圧後の電力を出力させる。DC/DC81は、ボディユニット11の各部に電力が供給し、ボディユニット11を起動させる。起動したボディユニット11の本体CPU70は、レンズユニット12の電源制御回路68に電源制御信号を送信する。電源制御信号を受信した電源制御回路68は、DC/DC67に変圧後の電力を出力させてレンズユニット12の各部に電力を供給し、レンズユニット12を起動させる。これにより、カメラシステム10が起動し、撮影が可能な状態になる。
起動した各CPU48,70は、モード切替ダイヤル26の操作から撮影モードが選択されたことに応じて各残容量検出回路64,78をそれぞれ制御し、各メモリカード65,79の残容量の検出を行う。メモリカード65の残容量を検出したレンズCPU48は、残容量が記録画像データのデータ量以上空いているか否かを判定し、その判定結果を各制御用シリアルドライバ61,73を介してボディユニット11に送信する。また、メモリカード79の残容量を検出した本体CPU70は、残容量が記録画像データのデータ量以上空いているか否かを判定する。
各記録モードの設定が終了すると、レンズCPU48は、各画像用シリアルドライバ62,74を介してスルー画用の画像データを送信する。スルー画用の画像データとしては、例えば、YC変換処理回路55でYC変換された画像データを画素間引回路60で所定のデータ量に縮小したものが用いられる。スルー画用の画像データを受信した本体CPU70は、その画像データをLCDドライバ76に入力し、LCD30にスルー画を表示させる。
スルー画が表示された状態でレリーズボタン25が半押しされると、レンズCPU48によってAF検出回路57、AE/AWB検出回路58などの各部が制御され、撮影準備処理が実施される。設定された記録モードがレンズ側記録モードである場合、レリーズボタン25の全押しによってレンズCPU48にシャッタレリーズが指示されると、そのときの画像データが圧縮伸長処理回路56で圧縮処理され、メディアコントローラ63を経由してメモリカード65に記録画像データとして記録される。また、レンズCPU48は、同じ画像データを画素間引回路60に入力して、記録画像データに対応した間引き画像データを作成する。
間引き画像データを作成したレンズCPU48は、その間引き画像データを、各制御用シリアルドライバ61,73を介してボディユニット11に送信する。本体CPU70は、受信した間引き画像データをLCDドライバ76に入力し、撮影結果としてLCD30に表示させる。このように、レンズ側記録モードでは、データ量の小さい間引き画像データのみがレンズユニット12からボディユニット11に送信されるので、記録画像データ自体を転送していた従来に比して、画像データの転送にかかる消費電力を抑えることができる。また、データ量を小さくすることによって、転送にかかる時間が短くなるので、単位時間あたりの連写枚数を増やすこともできる。さらに、間引き画像データを、各制御用シリアルドライバ61,73を介して転送することにより、各画像用シリアルドライバ62,74を使用せずにすむので、消費電力をさらに抑えることができる。但し、間引き画像データは、もちろん各画像用シリアルドライバ62,74で転送してもよい。
レリーズボタン25の全押しによってレンズCPU48にシャッタレリーズが指示されると、圧縮伸長処理回路56で圧縮処理された記録画像データが、各画像用シリアルドライバ62,74を介してボディユニット11に送信される。本体CPU70は、受信した記録画像データをLCDドライバ76に入力し、撮影結果としてLCD30に表示するとともに、メモリカード79に記録する。
また、メモリカード79の残容量が記録画像データのデータ量以上空いていないと判定された場合、本体CPU70は、LCD30に警告を表示し、各メモリカード65,79の残容量がないことを撮影者に報知する。また、この際、レンズCPU48は、レリーズボタン25からのシャッタレリーズ信号を受け付けないようにし、CCD14による撮像動作を禁止する。これにより、無駄な撮影が行われることによる不要な電力消費を防止することができる。なお、上記に限ることなく、例えば、シャッタレリーズ信号が送信されないようにレリーズボタン25の押圧を阻止することによって、撮像動作を禁止するようにしてもよい。また、シャッタレリーズが行われた後、取得された記録画像データ、もしくは間引き画像データのボディユニット11への転送を防止することによって不要な電力消費を抑えるようにしてもよいし、記録画像データの各メモリカード65,79への記録を防止することによって不要な電力消費を抑えるようにしてもよい。
(撮影処理)
本実施形態に係るカメラシステム10(撮像装置)は、カメラシステム10に各種の動作を指示する操作部32(操作手段)等を備えたボディユニット11(本体部)に対し、被写体光を結像するための撮影レンズ13(レンズ系)と、結像された被写体光を電気信号に変換するCCD14(撮像部)等、を備えたレンズユニット12(レンズ部)を、結合および分離させることが可能なカメラシステム10において、ボディユニット11およびレンズユニット12は、分離した状態において、相互に通信可能なデータ通信部84,69(通信手段)を有し、かつ、レンズユニット12がボディユニット11に結合された状態における通常撮影モード(第1の撮影モード)と、レンズユニット12がボディユニット11と分離した状態における分離時撮影モード(第2の撮影モード)とを有し、撮影モードの違いにより、操作部32の操作に対するカメラシステム10への指示内容が異なるものである。
また、レンズユニット12は、自身を設置位置に対して変位させる移動手段86と、該移動手段86を制御する駆動制御回路85(移動制御手段)と、を有し、分離時撮影モードにおける操作部32の操作は、駆動制御回路85による移動手段86の制御であるものである。
図5は、本実施形態に係るカメラシステム10が実行する撮影処理の一例を示すフローチャートである。
先ず、ボディユニット11とレンズユニット12の着脱状態を検知する(S500)。この検知は、例えば、着脱検知接点16a,19aにより行い、着脱検知接点16aおよび19aが接している場合、レンズユニット12が装着されていることが判断できる。なお、着脱検知接点を有さず、撮影者が着脱状態を操作部32にて設定するようにしても良い。
ボディユニット11とレンズユニット12が結合状態にある場合(S501:Yes)は、通常撮影モードにより撮影が実行される(S502)。通常撮影モードは、公知の撮影処理によればよく、説明は省略する。
一方、ボディユニット11とレンズユニット12が分離状態にある場合(S501:No)は、レンズユニット12の遠隔操作モードである分離時撮影モードへ移行する。先ず、ボディユニット11とレンズユニット12が分離された状態においては、ボディユニット11からの電源供給が行われないため、レンズユニット12のバッテリ66からの電源供給が開始される(S503)。レンズユニット12は、上述のように、着脱自在な一次電池、または二次電池の格納室を備えることが好ましい。しかしながら、レンズユニット12に電池格納室を設けられない場合には、例えば、図6に示すように、ボディユニット11とレンズユニット12とをワイヤー87で接続し、該ワイヤー87内の送電手段を介してボディユニット11のバッテリ80から電源を供給するようにしても良い。
また、レンズユニット12の操縦モードの切り替えを行う(S504)。ここで、レンズユニット12の操縦モードの切り替えとは、撮影者による操作部32の操作内容のうち、少なくとも一部が、同一の操作であっても、ボディユニット11とレンズユニット12の結合時と分離時とで、カメラシステム10に対する動作指示内容が異なることをいう。
ボディユニット11とレンズユニット12との結合時には、マウント部18,15での信号のやり取りが行われるため、データ通信部84,69の機能を停止しておいて問題ない。しかし、ボディユニット11とレンズユニット12との分離時には、マウント部18,15での信号のやり取りが行われない。このため、信号の送受信は無線や赤外線などのワイヤレス通信により行うようにする。そこで、ボディユニット11およびレンズユニット12それぞれのデータ通信部84,69の機能をオンにして、ワイヤレス通信を開始する(S505)。なお、ボディユニット11とレンズユニット12とをワイヤー87で接続する場合は、電源の供給に併せて、上記信号の送受信を行う有線の通信手段もワイヤー87内に設けても良い。
また、モニタリングを開始する(S506)。本実施形態において、モニタリングは、レンズユニット12にて、撮像、デジタル変換、YUV変換、画像間引き、画像圧縮処理等を行った後で、圧縮済みデータをボディユニット11に無線送信することで行う。
また、移動手段の制御を開始する(S507)。本実施形態のレンズユニット12は、移動手段86として、図7に示すように、4つの車輪101を備えており、この車輪部分は、レンズユニット12の駆動制御回路85により制御される。なお、図7に示す例では、車輪101がレンズユニット12の側部に設けられているが、移動手段86を設ける位置はこれに限られるものではなく、レンズユニット12の底面側に設けても良い、また、移動手段86は、レンズユニット12を設置した位置から自走可能とするものであればよく、車輪101に限られるものではない。
移動手段86の操作は、例えば、操作部32の十字キー35による遠隔操作で行う。上述のように、ボディユニット11とレンズユニット12との結合時は、十字キー35は、メニュー画面内でカーソルを移動させるメニュー操作などに使用されるが、ボディユニット11とレンズユニット12との分離時には、操縦モードの切り替え(S504)が実行され、移動手段86の縦横移動などの方向制御が行われるように機能を変更する。具体的には、駆動制御回路85は、十字キー35の操作内容に応じて、移動手段86を制御し、レンズユニット12を撮影者の所望の位置へ移動させるものである。図8に、十字キー35の機能テーブルの一例を示す。なお、移動手段86の移動制御に用いないレリーズボタン25や、ズームボタン33等は、ボディユニット11とレンズユニット12との結合時、分離時ともに共通の制御内容とすればよい。
このように構成されたカメラシステム10により、撮影者は、ボディユニット11のモニタリングを見ながら、レンズユニット12を遠隔操作により自由に移動させ、目的の被写体を撮影することができる(S508:分離時撮影モード)。なお、ボディユニット11とレンズユニット12との結合状態を検知しない限りは、分離時撮影モードが継続され(S509,S510)、ボディユニット11とレンズユニット12との結合が検知されたときには、通常撮影モードに移行する(S510:No)。
以上のように、本実施形態に係るカメラシステムは、ボディユニット11およびレンズユニット12がデータ通信部84,69を備えることにより、ボディユニット11とレンズユニット12が結合されている状態での撮影はもちろん、分離された状態でも撮影を行うことができる。また、レンズユニット12の操縦モードの切り替えを行うことにより、ボディユニット11の操作部32の同一の操作内容で、結合時と分離時とにおいて、異なる制御を行うことが可能となる。
また、レンズユニット12を自走可能とすることにより、ボディユニット11とレンズユニット12を分離した状態において、ボディユニット11がレンズユニット12を移動操縦制御かつ撮影操作のできるリモコンとしての機能を備えることとなる。このように、カメラ本体とは別に、大掛かりなカメラを移動操縦するための装置等を必要とはせず、携帯性に優れたカメラシステムを提供できる。また、レンズユニット12を狭いスペースや手の届かないところなどに遠隔操作により移動させて撮影することで、撮影者が、従来撮影できなかったような場所、構図での撮影を可能とし、カメラの利便性を向上させることができる。
(その他の実施形態)
以下、本発明に係る撮像装置のその他の実施形態について説明する。以下、上記の実施形態と同様の点についての説明は省略する。
ここで、図9(b)に示すような分離時においては問題とならないが、ボディユニット11とレンズユニット12との結合時においては、移動手段86がレンズユニット12から突出していることが、カメラシステム10の使用の妨げとなる場合がある。そこで、移動手段86は、図9(a)に示すように、レンズユニット12の筐体内に格納可能であることが好ましい。
図10は、移動手段86が車輪101である場合における、レンズユニット筐体100内の駆動制御回路85と移動手段86との機能ブロック図を示している。車輪101の駆動方式は、前輪駆動方式、後輪駆動方式、四輪駆動方式等、特に限られるものではないが、図10に示す例では、前輪駆動方式による例を示している。
レンズユニット筐体100内には、車輪を回転駆動させる小型モータ105と、ボディユニット11のデータ通信部84から制御信号を受信し、かつレンズユニット12からの制御信号を送信するデータ通信部69と、小型モータ105の動作を制御するモータ制御部104を備えている。
また、車軸102には、それぞれ車軸可動部103が設けられている。この車輪可動部103を支点として車輪101を筐体内部へ回転させることにより、レンズユニット筐体100内部に車輪101を格納できるようにしている。図11に車輪101を格納した状態のレンズユニット筐体の機能ブロック図を示す。
このようにすることにより、ボディユニット11とレンズユニット12との結合時において、上述の効果に併せて、移動手段86が撮影者の使用の妨げとなることを防ぐことができ、携帯性及び利便性を向上させることができる。また、例えば、車輪101をレンズユニット12から着脱可能とし、分離して使用する際に、車輪101を装着させて使用するようにしても良い。
また、駆動制御回路85と移動手段86は、必ずしもレンズユニット12に搭載する必要はなく、例えば、図12に示すように、レンズユニット12とは、別に駆動制御回路85と移動手段86を備えた走行装置110(走行手段)にレンズユニット12を装着した状態で、レンズユニット12を撮影者の所望の位置に移動させるようにしても良い。
図13は、走行装置110の機能ブロック図を示している。走行装置110は、データ通信部111を備え、ボディユニット11のデータ通信部84からの制御信号を受信する。
また、バッテリ112を備え、走行装置110の各部への電源の供給を行う。すなわち、走行装置110は、着脱自在な一次電池または二次電池の格納室を有している。なお、走行装置110に、格納室を設けず、図14に示すように、ワイヤー87によりボディユニット11と走行手段110を接続して、ボディユニット11側から電源を供給するようにしても良い。この場合、電源の供給に併せて、上記信号の送受信を行う通信手段をワイヤー87内に設けても良い。
また、以上説明した実施形態に係るカメラシステム10は、ボディユニット11とレンズユニット12との結合時、分離時で同じ操作ボタンの機能テーブルを使い分けるため、ボディユニット11とレンズユニット12との分離時において、結合時に割り当てられていた機能が使用不可能となり、撮影操作において不便となる場合がある。例えば、図8に示したように、結合時において、十字キー35が、露光補正やホワイトバランス調整、ストロボ機能選択等のためのボタンに割り当てられていた場合、分離時にこれらの設定の変更ができないことが生じ得る。
そこで、図15に示すように、操作部32(例えば、十字キー35)の機能テーブルを切り替えられる切替スイッチ36(切替手段)を設け、分離時に切替スイッチ36を操作することにより、機能テーブルを変更させることが好ましい。
このようにすることにより、分離時においても結合時と同じ操作ボタンの機能を使用することができ、例えば、十字キー35の操作により、撮影者の所望の位置にレンズユニット12を移動させた後に、切替スイッチ36により、十字キー35の機能テーブルを切り替えて、露光補正等の操作を行うことが可能となる。なお、結合時においては、十字キー35を移動手段86の移動制御に用いる場合はないため、結合時においては、切替スイッチ36の操作は無効としておけばよい。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
10 カメラシステム(撮像装置)
11 ボディユニット(本体部)
12 レンズユニット(レンズ部)
13 撮影レンズ(レンズ系)
14 CCD(撮像部)
15,18 マウント部
16,19 バヨネット爪
16a,19a 接点
24 ストロボ発光部
25 レリーズボタン
26 モード切替ダイヤル
28 電源スイッチ
30 LCD
32 操作部(操作手段)
33 ズーム操作ボタン
34 メニューボタン
35 十字キー
36 切替スイッチ(切替手段)
40 ズームレンズ
41 絞り
42 フォーカスレンズ
43 レンズモータ
44 アイリスモータ
45 レンズモータ
46 モータドライバ
47,71 システムバス
48 レンズCPU
49 タイミングジェネレータ(TG)
50 相関二重サンプリング回路(CDS)
51 増幅器(AMP)
52 A/D変換器(A/D)
53 画像信号処理回路
54,72 システムメモリ
54a,72a 記録モード設定フラグ
54b、72b 容量判定結果フラグ
55 YC変換処理回路
56 圧縮伸長処理回路
57 AF検出回路
58 AE/AWB検出回路
60 画素間引回路
61,73 制御用シリアルドライバ
62,74 画像用シリアルドライバ
63,77 メディアコントローラ
64,78 残容量検出回路
65,79 メモリカード
66,80,112 バッテリ
67,81 DC/DCコンバータ(DC/DC)
68,82 電源制御回路
69,84,111 データ通信部
70 本体CPU
75 ストロボ制御回路
76 LCDドライバ
85 駆動制御回路(移動制御手段)
86 移動手段
87 ワイヤー
100 レンズユニット筐体
101 車輪
102 車軸
103 車軸可動部
104 制御部
105 小型モータ
110 走行装置(走行手段)
特開2009‐118072号公報 特開2006‐339755号公報

Claims (9)

  1. 撮像装置に各種の動作を指示する操作手段を備えた本体部に対し、
    被写体光を結像するためのレンズ系と、結像された被写体光を電気信号に変換する撮像部と、を備えたレンズ部を、結合および分離させることが可能な撮像装置において、
    前記本体部および前記レンズ部は、分離した状態において、相互に通信可能な通信手段を有し、かつ、前記レンズ部が前記本体部に結合された状態における第1の撮影モードと、前記レンズ部が前記本体部と分離した状態における第2の撮影モードとを有し、
    撮影モードの違いにより、前記操作手段の操作に対する撮像装置への指示内容が異なることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記レンズ部は、該レンズ部を設置位置に対して変位させる移動手段と、該移動手段を制御する移動制御手段と、を有し、
    前記第2の撮影モードにおける前記操作手段の操作は、前記移動制御手段による前記移動手段の制御であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記通信手段は、無線通信であることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の撮像装置。
  4. 前記通信手段は、有線通信であって、
    前記レンズ部は、前記本体部から電力供給を受けることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記移動手段は、前記レンズ部内に収納可能であることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の撮像装置。
  6. 前記移動手段は、前記レンズ部に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の撮像装置。
  7. 前記レンズ部を搭載して、前記レンズ部を変位させる移動手段と、該移動手段を制御する移動制御手段とを備えた走行手段を備え、
    前記第2の撮影モードにおける前記操作手段の操作は、前記移動制御手段による前記移動手段の制御であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記本体部および前記レンズ部は、着脱検知手段を備え、
    前記着脱検知手段の状態に応じて、前記本体部と前記レンズ部とが結合した状態であるか否かを判断することを特徴とする請求項1から7までのいずれかに記載の撮像装置。
  9. 前記第2の撮影モードにおいて、前記操作手段の操作に対する指示内容を、前記第1の撮影モードにおける指示内容に変更可能な切替手段を備えることを特徴とする請求項1から8までのいずれかに記載の撮像装置。
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