JP2011256782A - Dpf再生制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】DPFの再生中におけるユーザの作業効率向上を図ることの可能なDPF再生制御装置を提供する。
【解決手段】バーナによるDPFに対する燃焼ガスの供給を制御することで前記DPFの再生を行うDPF再生制御装置であって、前記DPFのPM堆積量及びPM減少量の推定に必要なセンサ検出値を入力するための入力部と、前記DPFの再生開始時点から一定の推定周期で、前記入力部から得られる前記センサ検出値を基に前記DPFのPM堆積量及びPM減少量を推定し、その推定結果に基づいて前記DPFの再生終了までの残り時間を算出する演算部と、前記残り時間の算出結果を表示させるために必要な表示データを外部の表示装置に出力するための出力部とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、DPF(Diesel Particulate Filter)再生制御装置に関する。
周知のように、ディーゼルエンジンの排気系統には排気ガスに含まれるスス等の粒子状物質(PM:Particulate Matter)を捕集するためのDPFが設置されている。このDPFのスス堆積量が大きくなると、排気ガス浄化性能の低下及び背圧の上昇を招くため、定期的にDPFに付着したススを燃焼させて除去することでDPFの再生を行う必要がある。近年では、電子制御装置を用いてDPFの再生を自動的に行うことが一般的である(下記特許文献1参照)。
特開2005−90359号公報
一方、本出願人は、DPFの再生中にスス堆積量を推定し、その推定結果を表示することでDPFの再生状況をユーザに認識させることの可能な発明(ディーゼルエンジンのPM堆積量演算表示装置)を出願済みである(出願番号:特願2009−275595号)。この発明はDPFのスス堆積量を表示するのみであるため、ユーザはDPFの再生が終了する時期を判断することができず、DPFの再生終了まで他の作業を中断する必要があり、作業効率の低下を招くことになる。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、DPFの再生中におけるユーザの作業効率向上を図ることの可能なDPF再生制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、DPF再生制御装置に係る第1の解決手段として、バーナによるDPFに対する燃焼ガスの供給を制御することで前記DPFの再生を行うDPF再生制御装置であって、前記DPFのPM堆積量及びPM減少量の推定に必要なセンサ検出値を入力するための入力部と、前記DPFの再生開始時点から一定の推定周期で、前記入力部から得られる前記センサ検出値を基に前記DPFのPM堆積量及びPM減少量を推定し、その推定結果に基づいて前記DPFの再生終了までの残り時間を算出する演算部と、前記残り時間の算出結果を表示させるために必要な表示データを外部の表示装置に出力するための出力部とを具備することを特徴とする。
また、本発明では、DPF再生制御装置に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記演算部は、前記DPFの入口温度が目標温度以上である場合、PM堆積量の推定結果Q、再生終了とするPM堆積量Q0、PM減少量の推定結果D、推定周期ΔT、及びバーナの消火処理に要する時間TBからなる下記(1)式に基づいて、前記DPFの再生終了までの残り時間TEを算出することを特徴とする。
TE =(Q−Q0)/D・ΔT + TB ・・・(1)
また、本発明では、DPF再生制御装置に係る第3の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記演算部は、前記DPFの入口温度が目標温度未満である場合、PM堆積量の推定結果Q、再生終了とするPM堆積量Q0、目標温度に対するPM減少量の推定結果D1、推定周期ΔT、入口温度が目標温度に到達するまでの予測時間TR、及びバーナの消火処理に要する時間TBからなる下記(2)式に基づいて、前記DPFの再生終了までの残り時間TEを算出することを特徴とする。
TE =(Q−Q0)/D1・ΔT + TR +TB ・・・(2)
また、本発明では、DPF再生制御装置に係る第4の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記演算部は、前記バーナの消火処理が開始された場合、当該消火処理の開始時点から現在までの経過時間TP、及びバーナの消火処理に要する時間TBからなる下記(3)式に基づいて、前記DPFの再生終了までの残り時間TEを算出することを特徴とする。
TE = TB − TP ・・・(3)
また、本発明では、DPF再生制御装置に係る第5の解決手段として、上記第1〜第4いずれかの解決手段において、前記センサ検出値には、エンジン回転数、エンジン負荷及び前記DPFの入口温度が含まれることを特徴とする。
本発明に係るDPF再生制御装置によれば、DPFの再生開始時点から一定の推定周期で再生終了までの残り時間を算出し、その算出結果を示す表示データを外部の表示装置に出力するため、表示装置の表示画面にDPFの再生終了までの残り時間を表示させることができるようになる。その結果、ユーザはDPFの再生終了までの残り時間を認識することができるようになるため、DPFの再生終了まで別の作業を行うなど、その残り時間を有効利用することができ、DPFの再生中におけるユーザの作業効率向上を図ることが可能となる。
本実施形態におけるDPF再生制御装置を備えた排気ガス浄化システムの構成概略図である。 ディーゼルエンジン1による単位時間当りのスス発生量を示す特性図である。 DPF3の入口温度Tinと単位時間当りのスス減少量との対応関係を示す特性図である。 DPF3の再生開始時点tsから再生終了時点(バーナ4の消火処理終了時点)teまでの期間内におけるDPF3の入口温度Tinの時間推移を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態におけるDPF再生制御装置を備えた排気ガス浄化システムの構成概略図である。この図1に示すように、本実施形態における排気ガス浄化システムは、ディーゼルエンジン1、排気管2、DPF3、バーナ4、温度センサ5、回転数センサ6、負荷センサ7、表示装置8及びDPF再生制御装置9から構成されている。
ディーゼルエンジン1は、不図示の吸気管を介してシリンダの燃焼室内に吸気された空気をピストンの上昇によって圧縮し、燃焼室上部に配置されたインジェクタから燃焼室内に燃料を噴射することで高圧の燃焼ガスを発生させて、出力軸(クランクシャフト)の回転動力を得る4サイクルエンジンである。このディーゼルエンジン1の排気ポートには排気管2が接続されており、燃焼行程で発生した燃焼ガスは、次の排気行程において排気ガスとして排気管2を通じて外部に排出される。
排気管2の途中には、排気ガスに含まれるスス等の粒子状物質(PM)を捕集するためのDPF3が設置されている。また、排気管2におけるDPF3の前段には、DPF3に付着したススを燃焼させて除去することでDPF3の再生を行うためのバーナ4と、DPF3の入口温度を検出するための温度センサ5が設置されている。なお、排気管2におけるDPF3の前段には、排気ガスに含まれる炭化水素や一酸化炭素を酸化して浄化するための酸化触媒コンバータも設置されていることが一般的であるが、図1では図示を省略している。
バーナ4は、DPF再生制御装置9による制御の下、排気管2を通じてDPF3に対する燃焼ガスの供給を行うものである。詳細には、このバーナ4の内部空間は排気管2の内部空間(排気ガス流路)と連通しており、ディーゼルエンジン1から排出される排気ガスの一部がバーナ4の内部空間に導入される構成となっている。また、バーナ4には、その内部空間に向けて燃料を噴射するインジェクタと、内部空間に火花を発生させる点火プラグが設けられている(いずれも図示省略)。
つまり、DPF3の再生時には、DPF再生制御装置9によるインジェクタの制御によって、バーナ4の内部空間に燃料を供給して排気ガスと燃料との混合ガスを生成し、さらに、DPF再生制御装置9による点火プラグの制御によって、バーナ4の内部空間に存在する混合ガスを燃焼させて高温の燃焼ガスを発生させることで、バーナ4によるDPF3に対する燃焼ガスの供給が実現される。
温度センサ5は、DPF3の入口温度Tinを検出し、そのセンサ検出値をDPF再生制御装置9に出力する。回転数センサ6は、ディーゼルエンジン1の出力軸であるクランクシャフトの回転数をエンジン回転数Nとして検出し、そのセンサ検出値をDPF再生制御装置9に出力する。
負荷センサ7は、ディーゼルエンジン1のエンジントルクをエンジン負荷Lとして検出し、そのセンサ検出値をDPF再生制御装置9に出力する。なお、エンジントルクはエンジン動力伝達機構にトルクセンサを設置することで直接検出することができるが、ディーゼルエンジン1に対する燃料供給量とエンジントルクとの間には相関関係が存在するため、ディーゼルエンジン1に対する燃料供給量を検出することで間接的にエンジントルクを検出しても良い。
表示装置8は、例えば液晶表示装置或いはLED表示装置などであり、DPF再生制御装置9から入力される表示データに応じた画像を表示するものである。
DPF再生制御装置9は、バーナ4によるDPF3に対する燃焼ガスの供給を制御することでDPF3の再生を行うECU(Electronic Control Unit)であり、入力インターフェイス9a、A/D変換器9b、バーナ駆動回路9c、出力インターフェイス9d、ROM(Read Only Memory)9e、RAM(Random Access Memory)9f及びCPU(Central Processing Unit)9gを内蔵している。
入力インターフェイス9a(入力部)は、温度センサ5、回転数センサ6及び負荷センサ7と接続されており、各センサから入力されるエンジン回転数N、エンジン負荷L及びDPF3の入口温度Tinのセンサ検出値(アナログ値)をA/D変換器9bに出力する。A/D変換器9bは、入力インターフェイス9aから入力される各センサ検出値をデジタル値に変換してCPU9gに出力する。なお、CPU9gにA/D変換機能が実装されている場合にはA/D変換器9bを設ける必要はない。
バーナ駆動回路9cは、CPU9gによる制御の下、バーナ4のインジェクタ及び点火プラグを作動させてDPF3に対する燃焼ガスの供給を行うために必要なバーナ駆動信号を生成し、当該生成したバーナ駆動信号を出力インターフェイス9dに出力する。出力インターフェイス9d(出力部)は、バーナ4及び表示装置8と接続されており、バーナ駆動回路9cにて生成されたバーナ駆動信号をバーナ4に出力すると共に、CPU9gにて生成された表示データを表示装置8に出力する。
ROM9eは、CPU9gの各種機能を実現するための制御プログラムや各種設定データを予め記憶している不揮発性メモリである。RAM9fは、CPU9gがROM9eに記憶されている制御プログラムを実行して各種動作を行う際に、データの一時保存先に用いられる揮発性のワーキングメモリである。
CPU9g(演算部)は、A/D変換器9bから得られる各センサ検出値(エンジン回転数N、エンジン負荷L及びDPF3の入口温度Tin)に基づいて、バーナ4によるDPF3に対する燃焼ガスの供給を制御する機能(DPF3の再生を制御する機能)を有している。また、このCPU9gは、本実施形態における特徴的な機能として、DPF3の再生開始時点から一定の推定周期で、A/D変換器9bから得られる各センサ検出値を基にDPF3のPM堆積量及びPM減少量を推定し、その推定結果に基づいてDPF3の再生終了までの残り時間TEを算出し、その算出結果を表示させるために必要な表示データを生成して表示装置8に出力する機能を有している。
以下では、図2〜図4を参照しながら、DPF3の再生制御機能(バーナ4の制御機能)及び再生終了までの残り時間TEの算出機能を実現するためにCPU9gが実行する各処理について詳細に説明する。
<スス堆積量監視処理>
まず、CPU9gは、一定の推定周期(例えば1秒周期)で、A/D変換器9bから得られるエンジン回転数N及びエンジン負荷Lを基に、DPF3の現在のスス堆積量を推定し、その推定したスス堆積量が所定量を越えたか否かを監視する。
図2は、ディーゼルエンジン1による単位時間当りのスス発生量を示す特性図である。この図2に示すように、単位時間当りのスス発生量は、ディーゼルエンジン1のエンジン回転数N及びエンジン負荷Lから一義的に定まることがわかる。つまり、推定周期毎に、エンジン回転数N及びエンジン負荷Lのセンサ検出値から単位時間当りのスス発生量を求めて積算することで、DPF3の現在のスス堆積量を算出(推定)することができる。
本実施形態では、図2に示したような単位時間当りのスス発生量と、エンジン回転数N及びエンジン負荷Lとの対応関係を示すテーブルデータが予めROM9eに記憶されており、CPU9gは、推定周期毎に、A/D変換器9bから得られるエンジン回転数N及びエンジン負荷Lに対応する単位時間当りのスス発生量を上記テーブルデータから求めて積算することで、DPF3の現在のスス堆積量を推定する。
<DPF3の再生処理>
CPU9gは、上記のスス堆積量監視処理において、現在のスス堆積量の推定結果が所定量を越えた場合、バーナ駆動回路9cに対してバーナ駆動信号の生成開始を指令する。この時、バーナ4によるDPF3に対する燃焼ガスの供給が開始されて、DPF3の再生(ススの燃焼除去)が開始される。
CPU9gは、DPF3の再生開始後も一定の推定周期でスス堆積量を推定し、その推定したスス堆積量が予め設定された再生終了とするスス堆積量に到達したか否かを監視する。ここで、再生開始後におけるスス堆積量の推定手法は、以下に述べるように再生開始前と若干異なる。
図3は、DPF3の入口温度Tinと単位時間当りのスス減少量との対応関係を示す特性図である。この図3に示すように、単位時間当りのスス減少量は、DPF3の入口温度Tinから一義的に定まることがわかる。つまり、DPF3の再生開始後は、一定の推定周期で、DPF3の入口温度Tinのセンサ検出値から単位時間当りのスス減少量を求め、DPF3の再生開始時点で得られていたスス堆積量から逐次減算していくことにより、現在のスス堆積量を算出(推定)することができる。
本実施形態では、図3に示したようなDPF3の入口温度Tinと単位時間当りのスス減少量との対応関係を示すテーブルデータが予めROM9eに記憶されており、CPU9gは、DPF3の再生開始後、推定周期毎に、A/D変換器9bから得られるDPF3の入口温度Tinに対応する単位時間当りのスス減少量を上記テーブルデータから求め、DPF3の再生開始時点で得られていたスス堆積量から逐次減算することで、DPF3の現在のスス堆積量を推定する。
<バーナ4の消火処理>
そして、CPU9gは、DPF3の再生開始後、上記のように推定したスス堆積量が予め設定された再生終了とするスス堆積量に到達した場合、バーナ駆動回路9cに対してバーナ駆動信号の生成停止を指令すると共に、バーナ4の内部に残留する混合ガスを除去するためのドライアップを行う(図1ではバーナ4のドライアップに必要な装置の図示を省略している)。
CPU9gは、上記のようなバーナ4の消火処理が終了した時点(ドライアップが終了した時点)をDPF3の再生終了時点として認識する。なお、CPU9gは、予め設定された時間だけドライアップを行うため、バーナ4の消火処理に要する時間はドライアップ時間とほぼ同じである。
<再生終了までの残り時間TEの算出処理>
また、CPU9gは、DPF3の再生開始後、上述したDPF3の再生処理及びバーナ4の消火処理と並行して、再生終了までの残り時間TEの算出処理を実行する。図4は、DPF3の再生開始時点tsから再生終了時点(バーナ4の消火処理終了時点)teまでの期間内におけるDPF3の入口温度Tinの時間推移を示す図である。また、図4において、t1はDPF3の入口温度Tinが目標温度に到達した時点、t2はバーナ4の消火処理が開始された時点を示す。
図4中のt1からt2までの期間、つまりDPF3の入口温度Tinが目標温度以上である場合、CPU9gは、スス堆積量の推定結果Q、再生終了とするスス堆積量Q0、スス減少量の推定結果D、推定周期ΔT、及びバーナ4の消火処理に要する時間TBからなる下記(1)式に基づいて、DPF3の再生終了までの残り時間TEを算出する。
TE =(Q−Q0)/D・ΔT + TB ・・・(1)
なお、上記(1)式において、スス堆積量の推定結果Qは、DPF3の再生処理で説明した推定手法によって得られた値である。また、スス減少量の推定結果Dは、図3に示したようなDPF3の入口温度Tinと単位時間当りのスス減少量との対応関係を示すテーブルデータから求めた、現在の入口温度Tin(センサ検出値)に対応する単位時間当りのスス減少量である。また、再生終了とするスス堆積量Q0、推定周期ΔT及びバーナ4の消火処理に要する時間TBは、既知の値(設定値)である。
また、図4中のtsからt1までの期間、つまりDPF3の入口温度Tinが目標温度未満である場合、CPU9gは、スス堆積量の推定結果Q、再生終了とするPM堆積量Q0、目標温度に対するスス減少量の推定結果D1、推定周期ΔT、入口温度Tinが目標温度に到達するまでの予測時間TR、及びバーナ4の消火処理に要する時間TBからなる下記(2)式に基づいて、DPF3の再生終了までの残り時間TEを算出する。
TE =(Q−Q0)/D1・ΔT + TR +TB ・・・(2)
なお、上記(2)式において、目標温度に対するスス減少量の推定結果D1は、DPF3の入口温度Tinと単位時間当りのスス減少量との対応関係を示すテーブルデータから求めた、目標温度に対応する単位時間当りのスス減少量である。また、入口温度Tinが目標温度に到達するまでの予測時間TRは、図4中のtsからt1までの期間における入口温度Tinの温度勾配から推定(算出)した値である。
さらに、図4中のt2からteまでの期間、つまりバーナ4の消火処理が開始された場合、CPU9gは、消火処理の開始時点t2から現在までの経過時間TP、及びバーナ4の消火処理に要する時間TBからなる下記(3)式に基づいて、DPF3の再生終了までの残り時間TEを算出する。
TE = TB − TP ・・・(3)
CPU9gは、上記のような条件分岐に従って、DPF3の再生開始時点から推定周期毎に残り時間TEを算出すると、その算出結果を表示させるために必要な表示データを生成して表示装置8に出力する。これにより、表示装置8の表示画面には、現時点からDPF3の再生が終了するまでの残り時間TEが表示され、この表示される残り時間TEは推定周期毎に逐次更新されることになる。
以上説明したように、本実施形態のDPF再生制御装置9によれば、DPF3の再生開始時点から一定の推定周期で再生終了までの残り時間TEを算出し、その算出結果を示す表示データを外部の表示装置8に出力するため、表示装置8の表示画面にDPF3の再生終了までの残り時間TEを表示させることができるようになる。その結果、ユーザはDPF3の再生終了までの残り時間TEを認識することができるようになるため、DPF3の再生終了まで別の作業を行うなど、その残り時間TEを有効利用することができ、DPF3の再生中におけるユーザの作業効率向上を図ることが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、以下のような変形例が挙げられる。
(1)上記実施形態では、DPF3のスス堆積量及びスス減少量の推定に必要なセンサ検出値として、エンジン回転数N、エンジン負荷L及びDPF3の入口温度Tinを用いた場合を説明したが、本発明はこれに限らず、DPF3のスス堆積量及びスス減少量を推定可能であれば他のセンサ検出値を用いるようにしても良い。
(2)表示装置8の表示画面に残り時間TEの数字だけを表示させるのではなく、図4に示したようなDPF3の入口温度Tinの時間推移曲線を表示させると共に、現在がこの時間推移曲線上のどの時点に相当し、その時点での残り時間TEが表示されるように、表示データを生成する機能をCPU9gに実装しても良い。これにより、ユーザはより直感的にDPF3の再生終了までの残り時間TEを認識できるようになる。
1…ディーゼルエンジン、2…排気管、3…DPF、4…バーナ、5…温度センサ、6…回転数センサ、7…負荷センサ、8…表示装置、9…DPF再生制御装置、9a…入力インターフェイス(入力部)、9b…A/D変換器、9c…バーナ駆動回路、9d…出力インターフェイス(出力部)、9e…ROM、9f…RAM、9g…CPU(演算部)

Claims (5)

  1. バーナによるDPFに対する燃焼ガスの供給を制御することで前記DPFの再生を行うDPF再生制御装置であって、
    前記DPFのPM堆積量及びPM減少量の推定に必要なセンサ検出値を入力するための入力部と、
    前記DPFの再生開始時点から一定の推定周期で、前記入力部から得られる前記センサ検出値を基に前記DPFのPM堆積量及びPM減少量を推定し、その推定結果に基づいて前記DPFの再生終了までの残り時間を算出する演算部と、
    前記残り時間の算出結果を表示させるために必要な表示データを外部の表示装置に出力するための出力部と
    を具備することを特徴とするDPF再生制御装置。
  2. 前記演算部は、前記DPFの入口温度が目標温度以上である場合、PM堆積量の推定結果Q、再生終了とするPM堆積量Q0、PM減少量の推定結果D、推定周期ΔT、及びバーナの消火処理に要する時間TBからなる下記(1)式に基づいて、前記DPFの再生終了までの残り時間TEを算出することを特徴とする請求項1に記載のDPF再生制御装置。
    TE =(Q−Q0)/D・ΔT + TB ・・・(1)
  3. 前記演算部は、前記DPFの入口温度が目標温度未満である場合、PM堆積量の推定結果Q、再生終了とするPM堆積量Q0、目標温度に対するPM減少量の推定結果D1、推定周期ΔT、入口温度が目標温度に到達するまでの予測時間TR、及びバーナの消火処理に要する時間TBからなる下記(2)式に基づいて、前記DPFの再生終了までの残り時間TEを算出することを特徴とする請求項1に記載のDPF再生制御装置。
    TE =(Q−Q0)/D1・ΔT + TR +TB ・・・(2)
  4. 前記演算部は、前記バーナの消火処理が開始された場合、当該消火処理の開始時点から現在までの経過時間TP、及びバーナの消火処理に要する時間TBからなる下記(3)式に基づいて、前記DPFの再生終了までの残り時間TEを算出することを特徴とする請求項1に記載のDPF再生制御装置。
    TE = TB − TP ・・・(3)
  5. 前記センサ検出値には、エンジン回転数、エンジン負荷及び前記DPFの入口温度が含まれることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のDPF再生制御装置。
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