JP6089945B2 - 排気浄化装置の制御装置 - Google Patents

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本発明は、ディーゼル内燃機関から排出される排気を浄化する排気浄化装置を制御する制御装置に関する。
ディーゼル内燃機関には、パティキュレート・マター(以下、「PM」という。)を含む排気を浄化する排気浄化装置が設けられている。なお、PMは、煤などの粉粒体と、燃え残った燃料などの可溶性有機成分(以下、「SOF」という。)とを含んでいる。
ディーゼル内燃機関の排気浄化装置は、排気通路に設けられるディーゼル・パティキュレート・フィルタ(以下、「DPF」という。)と、このDPFの上流の排気通路に設けられる酸化触媒とを備えている。DPFは、同DPFを通過する排気に含まれるSOFを捕集する機能を有している。しかし、こうしたDPFでは、SOFの捕集量が一定量を超えると、SOFを捕集しきれなくなってしまう。
これに対して特許文献1には、DPFに捕集されているSOFの量を推定し、推定された捕集量が所定量を超えた場合に排気温度を上昇させる再生処理を実行することが開示されている。再生処理が開始されると、排気温度の上昇によってDPFに捕集されているSOFが燃焼されるため、再びSOFをDPFによって捕集することができるようになる。
特開2011−163202号公報
ところで、排気に含まれるSOFは、DPFの上流の排気通路に配置される酸化触媒にも捕集される。そのため、DPFに到達するSOFの量は酸化触媒に捕集されるSOFの量や酸化触媒から脱離するSOFの量によって変化し、酸化触媒の状態に応じて変化する。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は酸化触媒の状態の変化による影響を加味して再生処理の開始タイミングを制御することができる排気浄化装置の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するための排気浄化装置の制御装置は、ディーゼル内燃機関の排気通路に設けられるディーゼル・パティキュレート・フィルタ(以下、「DPF」という。)と、このDPFの上流の排気通路に設けられる酸化触媒と、を備えた排気浄化装置を制御する制御装置を前提としている。そして、この制御装置は、酸化触媒に捕集されている可溶性有機成分(以下、「SOF」という。)の捕集量が多いほど大きくなる指標値として酸化触媒からのSOFの最大脱離量を算出し、算出された指標値が開始判定値を超えたときに酸化触媒の温度を上昇させる再生処理を開始する。
ディーゼル内燃機関の燃焼室から排気通路に排出された排気に含まれるSOFは酸化触媒に捕集され、酸化触媒から脱離したSOFが同酸化触媒の下流の排気通路に設けられているDPFに到達することになる。また、酸化触媒の温度がある境界温度を超えると、同酸化触媒に捕集されているSOFが一気に脱離する。このように酸化触媒から一気に脱離し得るSOFの量は、酸化触媒に捕集されているSOFの捕集量が多いときほど多くなると推定することができる。
そこで、上記構成では、酸化触媒からSOFが一気に脱離し得る量、すなわち酸化触媒からのSOFの最大脱離量を、酸化触媒に捕集されているSOFの捕集量に応じて変化する指標として算出し、算出された指標値が開始判定値を超えたときに再生処理を開始するようにしている。これにより、酸化触媒によるSOFの捕集量がある程度多くなってきた段階で再生処理が開始されるようになる。そして、再生処理が行われると、酸化触媒に捕集されているSOFが燃焼され、同酸化触媒によるSOFの捕集量が少なくなる。その結果、酸化触媒に大量のSOFが捕集されている状態でそのSOFが一気に脱離され、捕集しきれないほど大量のSOFが一気にDPFに流入するといった事象が生じにくくなる。したがって、酸化触媒の状態の変化による影響を加味して適切に再生処理の開始タイミングを制御することができるようになる。
なお、上記排気浄化装置の制御装置が行う再生処理は、酸化触媒に流入する排気に燃料を添加する処理を含んでいる。こうした再生処理の実施によって酸化触媒に流入する排気に燃料を添加し、同燃料を酸化触媒で酸化させることにより排気の温度を上昇させるようにするためには、酸化触媒に流入する排気の温度をある程度高温にする必要がある。そこで、上記排気浄化装置の制御装置では、上記指標値が開始判定値を超えた状態で排気の温度が開始判定温度未満であるときには、排気の温度を同開始判定温度以上まで上昇させる排気昇温処理を再生処理よりも先に開始し、排気の温度が同開始判定温度以上まで上昇してから同再生処理を開始するようにしている。このように排気昇温処理によって排気の温度が開始判定温度以上まで上昇してから再生処理を開始させることにより、同再生処理の実施によって酸化触媒及びDPFに捕集されているSOFを好適に燃焼させることができるようになる。
その一方で、上記排気浄化装置の制御装置では、上記指標値が開始判定値を超えた状態で排気の温度が開始判定温度以上であるときには、排気昇温処理を行うことなく再生処理を開始するようにしている。この場合、上記指標値が開始判定値を超えると再生処理が速やかに開始されるため、酸化触媒及びDPFに捕集されているSOFを早期に燃焼させることができるようになる。
ところで、機関運転中において酸化触媒の温度が上記の境界温度未満であるときには、燃焼室から排気とともに排出されたSOFが酸化触媒に捕集される一方で、同酸化触媒からは同酸化触媒に捕集されているSOFが少しずつ脱離してDPFに捕集される。そのため、酸化触媒に捕集されているSOFの捕集量は、燃焼室からのSOFの排出量から、酸化触媒からのSOFの脱離量を減じた値を積算することにより求めることができる。
ここで、燃焼室からのSOFの排出量は、機関回転速度及び燃料噴射量に基づいて推定することができる。また、酸化触媒からのSOFの脱離量は、排気の温度が高いときほど多くなりやすい。
そのため、上記指標値は、機関回転速度及び燃料噴射量に基づいて推定される燃焼室から排出されるSOFの排出量から排気の温度が高いときほど大きい値に設定される脱離量を減じた値を積算した捕集量に基づき算出することができる。こうした指標値を用いることにより、DPFでは捕集しきれないほどの大量のSOFが酸化触媒から一気に脱離される前に、再生処理を開始させることができるようになる。
なお、酸化触媒からのSOFの脱離量は、酸化触媒の温度がある程度上昇すると急激に多くなる。そこで、上記排気浄化装置の制御装置では、脱離量を、排気の温度が規定温度未満であるときには第1の量とし、排気の温度が規定温度以上であるときには第1の量よりも多い第2の量とすることが好ましい。この構成によれば、酸化触媒の温度と相関を有する排気の温度の変化に応じて脱離量を変化させることになるため、酸化触媒の温度の変化による実際の脱離量の変化態様に即したかたちで脱離量を設定することができるようになる。
一実施形態の制御装置によって制御される排気浄化装置と同排気浄化装置が設けられたディーゼル内燃機関を示す模式図。 同実施形態の制御装置が制御する排気浄化装置の酸化触媒から脱離するSOFの脱離量と排気温度との関係を示すマップ。 再生処理の開始タイミング及び終了タイミングを決定するために同実施形態の制御装置が実行する処理ルーチンを説明するフローチャート。 同実施形態の制御装置によって、排気昇温処理を行うことなく再生処理が開始されるときの様子を示すタイミングチャートであって、(a)は酸化触媒の温度の推移を示し、(b)は指標値の推移を示し、(c)は再生処理の実施の有無の推移を示し、(d)は排気昇温処理の実施の有無の推移を示す。 同実施形態の制御装置によって、排気昇温処理の開始後に再生処理が開始されるときの様子を示すタイミングチャートであって、(a)は酸化触媒の温度の推移を示し、(b)は指標値の推移を示し、(c)は再生処理の実施の有無の推移を示し、(d)は排気昇温処理の実施の有無の推移を示す。 別の実施形態の制御装置において参照される酸化触媒から脱離するSOFの脱離量と排気温度との関係を示すマップ。
以下、図1〜図5に従って、ディーゼル内燃機関から排出される排気を浄化する排気浄化装置を制御する制御装置を具体化した一実施形態について説明する。なお、本実施形態の排気浄化装置の制御装置は、ディーゼル内燃機関を制御する制御装置を兼ねている。
図1には本実施形態の制御装置が制御するディーゼル内燃機関と排気浄化装置が示されている。図1に示すディーゼル内燃機関の燃焼室11では、吸気通路12を通じて吸入された吸入空気と、インジェクタ13から噴射された燃料とが混合される。そして、吸入空気及び燃料を含む混合気が燃焼室11で燃焼されると、この燃焼によって生じた力によってピストン14が往復動する。また、燃焼室11で混合気が燃焼されると、排気が燃焼室11から排気通路15に排出される。
また、ディーゼル内燃機関には、通電されることによって、インジェクタ13から噴射された燃料を加熱するグロープラグ16が設けられている。このグロープラグ16は、機関始動の初期などに通電される。なお、グロープラグ16が通電されている場合、グロープラグ16が通電されていない場合と比較して、燃焼室11から排気通路15に排出される排気の温度が高くなる。
本実施形態の制御装置が制御するディーゼル内燃機関には、排気通路15を流れる排気を浄化する排気浄化装置20が設けられている。この排気浄化装置20は、排気通路15に設けられる酸化触媒21と、酸化触媒21よりも排気下流の排気通路15に設けられるディーゼル・パティキュレート・フィルタ(以下、「DPF」という。)22とを備えている。酸化触媒21では、排気に含まれている炭化水素及び一酸化炭素が水及び二酸化炭素に変換されたり、一酸化窒素が二酸化窒素に酸化されたり、燃焼せずに同酸化触媒21に到達した燃料が酸化されたりする。一方、DPF22は、排気に含まれるパティキュレート・マター(以下、「PM」という。)を捕集する機能を有している。なお、PMは、煤などの粉粒体と、燃え残った燃料などの可溶性有機成分(以下、「SOF」という。)とを含んでいる。
こうしたディーゼル内燃機関を制御する本実施形態の制御装置である制御装置50は、CPU、ROM及びRAMなどで構築されるデジタルコンピュータを有している。この制御装置50には、クランクポジションセンサ51、排気温センサ52及び差圧センサ53などの各種センサが電気的に接続されている。クランクポジションセンサ51は機関回転速度であるクランク軸の回転速度を検出し、排気温センサ52は酸化触媒21よりも排気上流の排気通路15を流れる排気の温度である排気温度TMP_EXを検出する。また、差圧センサ53は、酸化触媒21とDPF22との間の排気通路15内の圧力からDPF22の排気下流の排気通路15内の圧力を減じた圧力差であるDPF前後差圧を検出する。そして、制御装置50は、各種センサによって検出される情報に基づいて、インジェクタ13及びグロープラグ16を適宜制御するようになっている。
ところで、排気に含まれるPMは、DPF22だけではなく、このDPF22の排気上流に配置されている酸化触媒21にも捕集される。しかし、酸化触媒21やDPF22ではPMを際限なく捕集できるわけではない。そのため、制御装置50は、酸化触媒21やDPF22を昇温させてこれらに捕集されているPMを燃焼させる再生処理を行うようになっている。この再生処理では、燃焼室11での燃焼行程後の排気行程でインジェクタ13から燃料を噴射させることにより排気に燃料が添加され、同燃料が排気とともに排気通路15を流れて酸化触媒21に付着する。すると、酸化触媒21に付着した燃料が酸化反応を起こし、この際に生じる反応熱によって排気の温度が上昇する。こうした排気の温度上昇によって酸化触媒21及びDPF22の温度が上昇し、酸化触媒21及びDPF22に付着しているSOFが燃焼することによって除去される。
なお、再生処理の開始タイミング及び終了タイミングは、DPF22への煤の付着具合と、酸化触媒21によるSOFの捕集具合とに基づいて決定される。
<DPF22への煤の付着具合に基づく再生処理の開始タイミング及び終了タイミングの決定方法>
DPF22への煤の付着量が多くなると、差圧センサ53によって検出されるDPF前後差圧が大きくなる。そこで、制御装置50では、DPF前後差圧が所定の開始判定圧力差以上であるときに再生処理が開始される。そして、DPF前後差圧が開始判定圧力差よりも小さい終了判定圧力差未満であるときに再生処理が終了される。
<酸化触媒21によるSOFの捕集具合に基づく再生処理の開始タイミング及び終了タイミングの決定方法>
酸化触媒21からは同酸化触媒21に捕集されているSOFの少なくとも一部が脱離し、酸化触媒21から脱離されたSOFがDPF22に流入することとなる。このとき、酸化触媒21の温度が所定の境界温度を超えると、酸化触媒21から脱離するSOFの脱離量は、酸化触媒21の温度が境界温度以下であるときと比較して急激に増大する。また、酸化触媒21の排気下流に配置されるDPF22では、あまりにも大量のSOFが流入する場合に、SOFを捕集しきれず、一部のSOFがDPF22を通過するおそれがある。
そこで、本実施形態の制御装置50では、酸化触媒21の温度が上記境界温度を超えたと仮定した場合に同酸化触媒21から一気に脱離するSOFの量の推定値である指標値ΣQbが、その時点での酸化触媒21によるSOFの捕集量が多いときほど大きい値に算出される。そして、この指標値ΣQbが所定の開始判定値ΣQb_Th1よりも大きいときには、酸化触媒21によるSOFの捕集量がこれ以上に多くなった状態で同酸化触媒21からSOFが一気に脱離すると、酸化触媒21から脱離した大量のSOFをDPF22で捕集しきれない可能性があるため、再生処理を開始するようにしている。
酸化触媒21によるSOFの捕集量の推定値は、所定期間での燃焼室11からのSOFの排出量Qaから、所定期間での酸化触媒21からのSOFの脱離量Xを減じた値を積算することにより求めることができる。そして、本実施形態の制御装置50では、こうして算出された捕集量の推定値を指標値ΣQbとしている。この指標値ΣQbは、酸化触媒21によるSOFの捕集量の推定値から推定することのできる最大脱離量に相当する。
なお、所定期間における燃焼室11からのSOFの排出量Qaは、クランク軸の回転速度やインジェクタ13から燃焼室11への燃料噴射量によって変わる。そのため、クランク軸の回転速度及び燃焼室11への燃料噴射量と、燃焼室11からのSOFの排出量との関係を示す公知のマップを用いることにより、排出量Qaを求めることができる。
ただし、燃焼室11から排気されて酸化触媒21に捕集されるSOFの量は、排気温度TMP_EXが高いときほど少なくなる。そこで、上記マップを用いて求められた排出量Qaを排気温度TMP_EXで補正し、この補正後の値を用いて捕集量の推定値を算出するようにしてもよい。
また、所定期間における酸化触媒21からのSOFの脱離量Xは、酸化触媒21の温度が高温であるときほど多くなる。例えば、酸化触媒21の温度と相関を有する排気温度TMP_EXが第1の排気温度TMP1未満である場合、酸化触媒21に捕集されているSOFは酸化触媒21からほとんど脱離されない。また、排気温度TMP_EXが第1の排気温度TMP1を超えているときには、酸化触媒21に捕集されているSOFの一部が酸化触媒21から脱離されるようになる。そして、排気温度TMP_EXが第1の排気温度TMP1よりも高い第2の排気温度TMP2を超えているときには、酸化触媒21に捕集されているSOFの大部分が酸化触媒21から脱離されるようになる。
そこで、本実施形態の制御装置50では、図2に示すマップを用いて、排気温度TMP_EXに応じた脱離量Xを設定するようにしている。
図2に示すように、脱離量Xは、排気温度TMP_EXが第1の排気温度TMP1未満である場合には「0(零)」とされ、排気温度TMP_EXが第1の排気温度TMP1以上であって且つ第2の排気温度TMP2未満である場合には「0(零)」よりも多い「第1の量X1」とされる。また、脱離量Xは、排気温度TMP_EXが第2の排気温度TMP2以上である場合、「第1の量X1」よりも多い「第2の量X2」となる。すなわち、第2の排気温度TMP2が、脱離量Xが第1の量X1に設定されるのか第2の量X2に設定されるのかの境界の温度となる「規定温度」に相当する。
次に、図3に示すフローチャートを参照して、酸化触媒21によるSOFの捕集具合に基づいて再生処理の開始タイミング及び終了タイミングを決定する際に制御装置50が実行する処理ルーチンについて説明する。この処理ルーチンは、上記所定期間に相当する制御サイクル毎に実行される。
図3に示すように、本処理ルーチンにおいて、制御装置50は、再生処理が行われているか否かを判定する(ステップS11)。再生処理が行われていない場合(ステップS11:NO)、制御装置50は、燃焼室11から排出されるSOFの排出量Qaを演算する(ステップS12)。続いて、制御装置50は、図2に示すマップを用い、脱離量Xを排気温度TMP_EXに応じた値に設定する(ステップS13)。そして、制御装置50は、ステップS12で演算した排出量QaからステップS13で設定した脱離量Xを減算し、上記所定期間での酸化触媒21によるSOFの捕集量の増大値である捕集量増大値Qbを求める(ステップS14)。
続いて、制御装置50は、前回の指標値ΣQbに今回の捕集量増大値Qbを加算して今回の指標値ΣQbを求める積算処理を行う(ステップS15)。つまり、ステップS15では、このタイミングで酸化触媒21の温度が境界温度を超えたと仮定した場合におけるSOFの脱離量、すなわち酸化触媒21による現時点のSOFの捕集量から想定することのできる最大脱離量として、指標値ΣQbが算出される。そして、制御装置50は、この今回の指標値ΣQbが所定の開始判定値ΣQb_Th1を超えているか否かを判定する(ステップS16)。
ここで、排気温度TMP_EXが高くなる過程で酸化触媒21の温度が境界温度を超えると、酸化触媒21からのSOFの脱離量が一気に多くなる。このように大量のSOFが一気にDPF22に流入する場合、DPF22による単位時間あたりのSOFの捕集限界を超え、SOFの一部がDPF22に捕集されることなくDPF22を通過してしまうことがある。そこで、開始判定値ΣQb_Th1は、DPF22では捕集しきれないほどの大量のSOFが酸化触媒21から一気に脱離する前に再生処理を開始できるように捕集限界に相当する値よりも小さな値に設定されている。
そして、指標値ΣQbが開始判定値ΣQb_Th1以下である場合(ステップS16:NO)、制御装置50は、再生処理を開始させることなく本処理ルーチンを一旦終了する。一方、指標値ΣQbが開始判定値ΣQb_Th1を超えている場合(ステップS16:YES)、制御装置50は、酸化触媒21の温度と相関を有する排気温度TMP_EXが予め設定されている開始判定温度TMP_Th未満であるか否かを判定する(ステップS17)。
ここで、酸化触媒21に排気上流から流入する排気の温度である排気温度TMP_EXが低い状態、すなわち酸化触媒21の温度が低い状態で再生処理を行っても、酸化触媒21では同酸化触媒21に付着している燃料が酸化しにくい。そのため、酸化触媒21の温度が低い場合には再生処理を実施しても酸化触媒21の温度を十分に上昇させることができず、酸化触媒21及びDPF22に付着しているSOFを十分に燃焼させることができない。そこで、開始判定温度TMP_Thは、酸化触媒21に付着している燃料の酸化によって酸化触媒21及びDPF22におけるSOFの付着量を減少させることのできる酸化触媒21の温度の下限値又は同下限値よりも大きい値に設定されている。
そして、排気温度TMP_EXが開始判定温度TMP_Th未満である場合(ステップS17:YES)、制御装置50は、グロープラグ16への通電によって排気温度TMP_EXを上昇させる排気昇温処理を開始し(ステップS18)、本処理ルーチンを一旦終了する。一方、排気温度TMP_EXが開始判定温度TMP_Th以上である場合(ステップS17:NO)、制御装置50は、排気昇温処理を行うことなく再生処理を開始し(ステップS19)、本処理ルーチンを一旦終了する。
その一方で、再生処理が行われている場合(ステップS11:YES)、制御装置50は、指標値ΣQbの減算処理を行う(ステップS20)。再生処理中にあっては、排気の温度が高いときほど、酸化触媒21及びDPF22に付着しているSOFが効率良く燃焼される。そのため、このステップS20では、酸化触媒21を通過する排気の温度が高いときほど指標値ΣQbが大幅に減算される。
続いて、制御装置50は、減算処理後の指標値ΣQbが開始判定値ΣQb_Th1よりも小さい値に設定されている終了判定値ΣQb_Th2以下であるか否かを判定する(ステップS21)。指標値ΣQbが終了判定値ΣQb_Th2よりも大きい場合(ステップS21:NO)、制御装置50は、再生処理を継続させるために本処理ルーチンを一旦終了する。一方、指標値ΣQbが終了判定値ΣQb_Th2以下である場合(ステップS21:YES)、制御装置50は、DPF22での煤の堆積に伴う再生処理の要求があるか否かを判定する(ステップS22)。DPF22での煤の堆積に伴う再生処理の要求がある場合(ステップS22:NO)、制御装置50は、再生処理を継続させるために本処理ルーチンを一旦終了する。一方、DPF22での煤の堆積に伴う再生処理の要求がない場合(ステップS22:YES)、制御装置50は、再生処理及び排気昇温処理を終了させ(ステップS23)、本処理ルーチンを一旦終了する。
次に、図4に示すタイミングチャートを参照し、上記指標値ΣQbが開始判定値ΣQb_Th1を超えたときに排気昇温処理を行うことなく再生処理が開始される場合の動作について説明する。なお、再生処理が実施されていない場合では、DPF22に流入する排気の温度及び酸化触媒21の温度は、排気温度TMP_EXとほぼ一致している。
図4(a),(b)に示すように、酸化触媒21の温度が第2の排気温度TMP2未満である場合、酸化触媒21からは同酸化触媒21に付着しているSOFが少しずつしか脱離しない。この場合、酸化触媒21から離脱するSOFの量よりも、排気上流から酸化触媒21に排気とともに流入して同酸化触媒21に新たに捕集されるSOFの量のほうが多いため、DPF22によるSOFの捕集量が次第に多くなる。そのため、指標値ΣQbが時間の経過とともに徐々に大きくなり、第1のタイミングt11で指標値ΣQbが開始判定値ΣQb_Th1を超える。
このとき、排気温度TMP_EX及び酸化触媒21の温度は開始判定温度TMP_Th以上であるため、図4(c),(b)に示すように、排気昇温処理が行われることなく再生処理が開始される。このように再生処理が実施されると、燃焼行程後の排気行程において燃焼室11内にインジェクタ13から燃料が噴射され、燃焼室11からは、燃料が添加された排気が排気通路15に排出される。そして、このように排気に添加された燃料が排気通路15内に設けられている酸化触媒21に付着すると、酸化触媒21に付着した燃料が酸化され、燃料の酸化に伴って発生する反応熱によって酸化触媒21の温度が上昇する。こうした再生処理が実施されると、酸化触媒21からDPF22側に流出する排気の温度もまた、酸化触媒21の温度上昇によって高くなる。その結果、酸化触媒21に加え、DPF22の温度もまた上昇され、酸化触媒21及びDPF22に捕集されていたSOFが燃焼される。
こうした再生処理の実施により、酸化触媒21及びDPF22に捕集されているSOFの量が減少し、指標値ΣQbが小さくされる。そして、指標値ΣQbが終了判定値ΣQb_Th2未満となる第2のタイミングt12で、酸化触媒21及びDPF22にはSOFがほとんど捕集されていない状態となり、再生処理が終了される。
なお、指標値ΣQbが開始判定値ΣQb_Th1以下である場合、酸化触媒21の温度が上記境界温度を超えて酸化触媒21からSOFが一気に脱離したとしても、DPF22では、酸化触媒21から一気に脱離したSOFを捕集しきることができる。
次に、図5に示すタイミングチャートを参照し、上記指標値ΣQbが開始判定値ΣQb_Th1を超えたときに再生処理よりも先に排気昇温処理が開始される場合の動作について説明する。
図5(a),(b)に示すように、酸化触媒21の温度が第2の排気温度TMP2未満である場合、酸化触媒21からは同酸化触媒21に付着しているSOFが少しずつしか脱離しない。この場合、酸化触媒21から離脱するSOFの量よりも、排気上流から酸化触媒21に排気とともに流入して同酸化触媒21に新たに捕集されるSOFの量のほうが多いため、DPF22に捕集されるSOFの捕集量が次第に多くなる。そのため、指標値ΣQbが時間の経過とともに徐々に大きくなり、第1のタイミングt21で指標値ΣQbが開始判定値ΣQb_Th1を超える。
しかし、第1のタイミングt21では、酸化触媒21に流入する排気の温度である排気温度TMP_EX及び酸化触媒21の温度が開始判定温度TMP_Th未満であるため、図5(c),(d)に示すように、再生処理は開始されずに、排気昇温処理が開始される。すると、グロープラグ16が通電されることにより、燃焼室11から排気通路15に排出される排気の温度、すなわち排気温度TMP_EXが上昇され、酸化触媒21の温度もまた上昇される。そして、第2のタイミングt22で排気温度TMP_EX及び酸化触媒21の温度が開始判定温度TMP_Thに達すると、再生処理が開始される。
再生処理が実施されると、酸化触媒21からDPF22側に流出する排気の温度もまた、酸化触媒21の温度上昇に合わせて高くなる。その結果、酸化触媒21に加え、DPF22の温度もまた上昇され、酸化触媒21及びDPF22に捕集されていたSOFが燃焼される。なお、再生処理の実施期間中であっても、排気昇温処理の実施が継続されている。
このように排気昇温処理及び再生処理の実施中では、酸化触媒21及びDPF22によるSOFの捕集量が減少し、指標値ΣQbが小さくされる。そして、指標値ΣQbが終了判定値ΣQb_Th2未満となる第3のタイミングt23で、酸化触媒21及びDPF22にはSOFがほとんど捕集されていない状態となり、排気昇温処理及び再生処理が終了される。
上述した構成及び作用によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)本実施形態の制御装置50では、現時点での酸化触媒21に捕集されているSOFの捕集量に基づいた指標値ΣQbを算出し、指標値ΣQbが開始判定値ΣQb_Th1を超えたときに再生処理を開始するようにしている。これにより、酸化触媒21に捕集されているSOFの捕集量がある程度多くなってきた段階で、再生処理が開始されるようになる。そして、再生処理によって、酸化触媒21に捕集されているSOFが燃焼され、同酸化触媒21によるSOFの捕集量が少なくなる。その結果、酸化触媒21に大量のSOFが捕集されている状態でそのSOFが一気に脱離され、捕集しきれないほど大量のSOFが一気にDPF22に流入するといった事象が生じにくくなる。したがって、酸化触媒21の状態の変化による影響を加味して適切にDPF22の再生処理の開始タイミングを制御することができる。
(2)本実施形態の制御装置50では、クランク軸の回転速度及び燃料噴射量に基づいて設定される燃焼室11から排出されるSOFの排出量Qaから酸化触媒21の温度が高いときほど大きい値に設定される脱離量Xを減じた値である捕集量増大値Qbを積算することにより、指標値ΣQbを求めている。そのため、酸化触媒21の状態の変化を反映させた指標値ΣQbを算出することができる。
(3)なお、酸化触媒21からのSOFの脱離量は、酸化触媒21の温度がある程度上昇すると急激に多くなる。そこで、本実施形態の制御装置50では、酸化触媒21の温度と相関を有する排気温度TMP_EXの変化に応じて脱離量Xを設定するようにしたため、酸化触媒21の温度の変化による実際の脱離量の変化態様に即したかたちで脱離量Xを設定することができる。
(4)指標値ΣQbが開始判定値ΣQb_Th1を超えた状態であっても排気温度TMP_EXが開始判定温度TMP_Th未満であるときには、酸化触媒21の温度が低く同酸化触媒21に捕集されているSOFを十分に燃焼させることができないため、排気昇温処理が実施される。そして、この排気昇温処理によって排気温度TMP_EX及び酸化触媒21の温度が上昇されると、再生処理が開始される。このように排気昇温処理によって
酸化触媒21の温度と相関を有する排気温度TMP_EXが開始判定温度TMP_Th以上まで上昇してから再生処理を開始させることにより、再生処理の実施によって酸化触媒21及びDPF22に捕集されているSOFを好適に燃焼させることができる。
(5)その一方で、指標値ΣQbが開始判定値ΣQb_Th1を超えた状態で排気温度TMP_EXが開始判定温度TMP_Th以上であるときには、排気昇温処理を行うことなく再生処理が開始される。この場合、指標値ΣQbが開始判定値ΣQb_Th1を超えると再生処理が速やかに開始されるため、酸化触媒21及びDPF22に捕集されているSOFを早期に燃焼させることができる。
(6)なお、本実施形態の制御装置50が実施する排気昇温処理では、ディーゼル内燃機関の始動性を向上させるために設けられているグロープラグ16への通電によって排気の温度及び酸化触媒21の温度を上昇させている。そのため、排気の温度を上昇させるための発熱体をグロープラグ16とは別に設ける必要がない分、ディーゼル内燃機関の部品点数の増加を抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・指標値ΣQbが開始判定値ΣQb_Th1を超えた状態で排気温度TMP_EXが開始判定温度TMP_Th以上であるときでも、再生処理に加え、排気昇温処理を実施するようにしてもよい。この場合、グロープラグ16への通電によって車両の電力消費量が多少増大するものの、排気の温度が上昇しやすくなる分、酸化触媒21及びDPF22に捕集されているSOFの早期燃焼に貢献することができる。
・指標値ΣQbが開始判定値ΣQb_Th1を超えた状態で排気温度TMP_EXが開始判定温度TMP_Th未満であったために開始された排気昇温処理は、再生処理の開始を契機に終了させてもよい。この場合、排気昇温処理を再生処理の開始と同時に終了させてもよいし、再生処理が開始されてから所定時間経過後に排気昇温処理を終了させるようにしてもよい。このような構成を採用しても、上記効果(4)と同等の効果を得ることができる。
・グロープラグ16とは別に、排気通路15内に排気の温度を上昇させる発熱体を設け、排気昇温処理では同発熱体を発熱させることにより排気温度TMP_EXを上昇させるようにしてもよい。
・機関運転中の排気温度TMP_EXが開始判定温度TMP_Th未満になりにくい場合などにあっては、上記ステップS17,S18の各処理を省略してもよい。この場合、指標値ΣQbが開始判定値ΣQb_Th1を超えたときには、排気温度TMP_EXに拘わらず、再生処理が速やかに開始されるようになる。
・酸化触媒21からのSOFの実際の脱離量が、図6に実線で示すように排気温度TMP_EXの変化に合わせて変化する場合、排気温度TMP_EXと脱離量Xとの関係を示すマップとして、図6に示すグラフに準じたマップを採用してもよい。この場合、排気温度TMP_EXの変化に合わせて脱離量Xが徐々に変化するようになり、指標値ΣQbの算出精度が向上し、結果として、再生処理をより適切なタイミングで開始させることができる。
・酸化触媒21の排気上流の排気通路15内に燃料を噴射する添加弁を設け、再生処理時にはこの添加弁によって燃料を排気に添加させるようにしてもよい。この場合であっても、排気に添加された燃料を酸化触媒21に付着させることができる。
・酸化触媒21からのSOFの脱離量は、その時点の酸化触媒21の温度だけではなく、その時点の酸化触媒21によるSOFの捕集量によっても変わると考えることもできる。こうした考えに基づき、その時点の酸化触媒21の温度によって脱離率を決定し、その時点の酸化触媒21によるSOFの捕集量に対して酸化触媒21の温度によって決定された脱離率を乗じることにより、脱離量Xを算出するようにしてもよい。この場合、捕集量増大値Qbを、「排出量Qa − 脱離率 × 前回の指標値ΣQb」という算出式を用いることにより算出することができる。
11…燃焼室、15…排気通路、20…排気浄化装置、21…酸化触媒、22…DPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルタ)、50…制御装置、TMP2…規定温度の一例である第2の排気温度、TMP_EX…排気温度、X…脱離量、X1…第1の量、X2…第2の量、Qa…排出量、ΣQb…指標値、ΣQb_Th1…開始判定値。

Claims (3)

  1. ディーゼル内燃機関の排気通路に設けられるディーゼル・パティキュレート・フィルタと、同ディーゼル・パティキュレート・フィルタの上流の排気通路に設けられる酸化触媒と、を備えた排気浄化装置を制御する排気浄化装置の制御装置であって、
    前記酸化触媒に捕集されている可溶性有機成分の捕集量が多いほど大きくなる指標値として前記酸化触媒からの前記可溶性有機成分の最大脱離量を算出し、算出された指標値が開始判定値を超えたときに前記酸化触媒の温度を上昇させる再生処理を開始し、
    前記再生処理は、前記酸化触媒に流入する排気に燃料を添加する処理を含み、
    前記指標値が前記開始判定値を超えた状態で排気の温度が開始判定温度未満であるときには、排気の温度を同開始判定温度以上まで上昇させる排気昇温処理を前記再生処理よりも先に開始し、排気の温度が同開始判定温度以上まで上昇してから同再生処理を開始し、
    前記指標値が前記開始判定値を超えた状態で排気の温度が前記開始判定温度以上であるときには、前記排気昇温処理を行うことなく前記再生処理を開始する
    ことを特徴とする排気浄化装置の制御装置。
  2. 機関回転速度及び燃料噴射量に基づいて推定される燃焼室から排出される可溶性有機成分の排出量から排気の温度が高いときほど大きい値に設定される脱離量を減じた値を積算することにより、前記指標値を算出する
    請求項1に記載の排気浄化装置の制御装置。
  3. 前記脱離量は、排気の温度が規定温度未満であるときには第1の量に設定され、同排気の温度が前記規定温度以上であるときには前記第1の量よりも多い第2の量に設定される
    請求項2に記載の排気浄化装置の制御装置。
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