JP2010106679A - パティキュレートフィルタ再生バーナの燃料噴射ノズル閉塞防止方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料噴射ノズル内に残留した燃料の炭化を予防して、該燃料噴射ノズルの閉塞を確実に防止し得、パティキュレートフィルタの再生を安定して行い得るパティキュレートフィルタ再生バーナの燃料噴射ノズル閉塞防止方法及び装置を提供する。
【解決手段】燃料噴射ノズル4を冷却する冷却手段50と、燃料噴射ノズル4からの燃料噴射終了時に該燃料噴射ノズル4のエアパージを行うエアパージ手段60とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディーゼルエンジン、特に、農業用等のように過酷な条件で使用されるディーゼルエンジンにおいて、高度な制御装置を備えることなしに簡単な制御で安価に排気浄化を行えるようにした排気浄化装置に適用可能なパティキュレートフィルタ再生バーナの燃料噴射ノズル閉塞防止方法及び装置に関するものである。
一般に、内燃機関としてのディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンのようにプラグによる火花点火を行わず、高圧縮によって高温となった空気に、直接、燃料としての軽油を噴射して自然着火させるものである。
前記ディーゼルエンジンから排出される排ガス中にはパティキュレート(Particulate Matter:粒子状物質)が含まれており、該パティキュレートは、炭素質からなる煤(Soot:スート)と、高沸点炭化水素成分からなるSOF分(Soluble Organic Fraction:可溶性有機成分)とを主成分とし、更に微量のサルフェート(ミスト状硫酸成分)を含んだ組成をなすものであるが、この種のパティキュレートの低減対策としては、ディーゼルエンジンからの排ガスが流通する排気管の途中に、DPF(Diesel Particulate Filter)と称されるパティキュレートフィルタを装備することが従来より行われている。
前記パティキュレートフィルタは、コージェライト等のセラミックからなる多孔質のハニカム構造を有し、格子状に区画された各流路の入口が交互に目封じされ、入口が目封じされていない流路については、その出口が目封じされるようになっており、各流路を区画する多孔質薄壁を透過した排ガスのみが下流側へ排出されるようになっている。
ところで、排ガス中のパティキュレートは、前記多孔質薄壁の内側表面に捕集されて堆積するので、目詰まりにより排気抵抗が増加しないうちにパティキュレートを適宜燃焼除去してパティキュレートフィルタの再生を図る必要があるが、ディーゼルエンジンの運転状態によっては、パティキュレートが自己燃焼するほどの高い排気温度が得られない場合があり、このために、排気温度の低い運転領域では、パティキュレートの再生処理量よりも捕集量が上まわってしまい、よってこのような排気温度が低い運転状態が続いた場合には、パティキュレートフィルタの再生が良好に進まずに該パティキュレートフィルタが過捕集状態に陥る虞がある。
そこで、パティキュレートフィルタに対するパティキュレートの堆積量が増加してきた段階で、ディーゼルエンジンにおいて通常の燃料噴射の他にポスト噴射を行うことによって排ガスの温度を高め、パティキュレートフィルタの温度を再生温度(例えば約630℃以上)に高めることによりパティキュレートを燃焼させる強制再生を行うことが考えられている。
しかし、この方法の場合は非常に複雑な制御が必要であり、よって制御装置が高価になるという問題がある。
このため、従来においては、排ガス温度をある温度以上に高めるべく、パティキュレートフィルタの上流側に、燃料噴射ノズルと着火手段としての放電端子とを有するパティキュレートフィルタ再生バーナを配置し、該パティキュレートフィルタ再生バーナの燃料噴射ノズルから燃料を噴射して放電端子で着火燃焼させ、火炎を生じさせることにより、パティキュレートフィルタへ導入される排ガスを強制加熱し、パティキュレートフィルタの温度を再生温度まで高め、該パティキュレートフィルタに捕集されたパティキュレートを燃焼させ、パティキュレートフィルタを再生することが考えられている。
尚、前述の如きパティキュレートフィルタ再生バーナに関連する一般的技術水準を示すものとしては、例えば、特許文献1がある。
特開平8−260944号公報
しかしながら、前述の如き従来のパティキュレートフィルタ再生バーナにおいては、燃料噴射ノズルが自身から生じる火炎並びに高温の排ガスに晒されるため、燃料噴射ノズル内に残留した燃料が炭化し、該燃料噴射ノズルが閉塞する虞があった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、燃料噴射ノズル内に残留した燃料の炭化を予防して、該燃料噴射ノズルの閉塞を確実に防止し得、パティキュレートフィルタの再生を安定して行い得るパティキュレートフィルタ再生バーナの燃料噴射ノズル閉塞防止方法及び装置を提供しようとするものである。
本発明は、内燃機関から排出される排ガス中のパティキュレートを捕集するパティキュレートフィルタの上流側に燃料噴射ノズルから燃料を噴射して着火燃焼させることにより、パティキュレートフィルタの昇温を行うパティキュレートフィルタ再生バーナの燃料噴射ノズル閉塞防止方法であって、
前記燃料噴射ノズルを冷却することを特徴とするパティキュレートフィルタ再生バーナの燃料噴射ノズル閉塞防止方法にかかるものである。
前述の如く、燃料噴射ノズルを冷却すると、該燃料噴射ノズルが自身から生じる火炎並びに高温の排ガスに晒されたとしても、燃料噴射ノズル内に残留した燃料が炭化せず、該燃料噴射ノズルが閉塞する心配がなくなる。
前記パティキュレートフィルタ再生バーナの燃料噴射ノズル閉塞防止方法においては、前記燃料噴射ノズルからの燃料噴射終了時に該燃料噴射ノズルのエアパージを行うことが好ましく、このようにすると、燃料噴射ノズル内に残留した燃料は強制的に排出されるため、燃料噴射ノズルの閉塞をより確実に防止可能となる。
一方、本発明は、内燃機関から排出される排ガス中のパティキュレートを捕集するパティキュレートフィルタの上流側に燃料を噴射する燃料噴射ノズルと、
該燃料噴射ノズルから噴射される燃料を着火燃焼させる着火手段と、
前記燃料噴射ノズルを冷却する冷却手段と
を備えたことを特徴とするパティキュレートフィルタ再生バーナの燃料噴射ノズル閉塞防止装置にかかるものである。
前述の如く構成すると、冷却手段によって燃料噴射ノズルが冷却されるため、該燃料噴射ノズルが自身から生じる火炎並びに高温の排ガスに晒されたとしても、燃料噴射ノズル内に残留した燃料が炭化せず、該燃料噴射ノズルが閉塞する心配がなくなる。
前記パティキュレートフィルタ再生バーナの燃料噴射ノズル閉塞防止装置においては、前記冷却手段を、燃料噴射ノズルに巻き付けられ且つ内部に冷却媒体が流通される冷却配管によって構成することができる。
又、前記パティキュレートフィルタ再生バーナの燃料噴射ノズル閉塞防止装置においては、前記燃料噴射ノズルからの燃料噴射終了時に該燃料噴射ノズルのエアパージを行うエアパージ手段を備えることが好ましく、このようにすると、燃料噴射ノズル内に残留した燃料はエアパージ手段によって強制的に排出されるため、燃料噴射ノズルの閉塞をより確実に防止可能となる。
更に又、前記パティキュレートフィルタ再生バーナの燃料噴射ノズル閉塞防止装置においては、前記エアパージ手段を、空気を圧送するエアパージポンプと、該エアパージポンプから圧送される空気を燃料噴射ノズルへ導入するエアパージラインとによって構成することができる。
本発明のパティキュレートフィルタ再生バーナの燃料噴射ノズル閉塞防止方法及び装置によれば、燃料噴射ノズル内に残留した燃料の炭化を予防して、該燃料噴射ノズルの閉塞を確実に防止し得、パティキュレートフィルタの再生を安定して行い得るという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は本発明を実施する形態の一例であって、図1中、1はディーゼルエンジン(内燃機関)であり、2は内部にパティキュレートフィルタ3が収納されたフィルタケースを示している。
前記パティキュレートフィルタ3は、コージェライト等のセラミックから成る多孔質のハニカム構造を成しており、格子状に区画された各流路の入口が交互に目封じされ、入口が目封じされていない流路については、その出口が目封じされるようになっており、ディーゼルエンジン1から排出される排ガスG中のパティキュレートが多孔質薄壁の内側表面に捕集され、各流路を区画する多孔質薄壁を透過した排ガスGのみが下流側へ排出されるようにしてある。
前記パティキュレートフィルタ3の上流(図1の上側)におけるフィルタケース2の中心位置には、下流側のパティキュレートフィルタ3に向けて燃料を噴射する燃料噴射ノズル4を設け、更に該燃料噴射ノズル4の先端部近傍には放電によって燃料を着火燃焼させる放電端子5(着火手段)を設けてある。
又、軽油からなる燃料が収容された燃料タンク6の燃料は、低圧の燃料供給ポンプ7によって前記ディーゼルエンジン1のエンジンポンプに供給されるようになっており、更に、燃料供給ポンプ7からの燃料の一部は、高圧の噴射用ポンプ8及び燃料弁9を介して前記燃料噴射ノズル4に供給されるようになっている。
前記フィルタケース2の上流端(上端)内部には、燃料噴射ノズル4の先端を包囲する燃焼用開口10が形成された燃焼ガス導入室11を有する前部チャンバ12を設けてあり、該前部チャンバ12の下流側(下側)には、筒形の希釈室13を形成し且つ下流側内周面に排ガスGを噴出するための希釈用開口14が穿設された希釈チャンバ15を設けてある。
又、前記前部チャンバ12の燃焼用開口10には、燃料噴射ノズル4の周りから排ガスGに旋回(スワール)を与えて噴射するようにしたスワーラ16を設けてある。
更に、前記パティキュレートフィルタ3の上流側(上方)には、排ガス温度を均一化するためのポーラス材等からなる均熱部材17を設けてある。
そして、前記燃料噴射ノズル4と、放電端子5と、燃焼ガス導入室11に設けたスワーラ16とによってバーナ装置18が構成されており、更に、該バーナ装置18と、希釈チャンバ15と、前記均熱部材17とによってパティキュレートフィルタ再生バーナ19が構成されている。
一方、前記ディーゼルエンジン1からの排ガスGを導出する排気管20には、排ガスGを前記燃焼ガス導入室11に供給することによりバーナ装置18における燃料噴射ノズル4の周りのスワーラ16から希釈チャンバ15の内側を通してパティキュレートフィルタ3へ導くようにした燃焼用ガス流路21と、排ガスGを燃料噴射ノズル4を迂回し、希釈チャンバ15の希釈室13及び希釈用開口14を通してパティキュレートフィルタ3へ導くようにしたバイパス流路22とに二股状に分岐した分岐部を形成している。更に、燃焼用ガス流路21とバイパス流路22の分岐部には、通常時には燃焼用ガス流路21を閉じて排ガスGをバイパス流路22に流し、パティキュレートフィルタ3の再生時には排ガスGの一部を燃焼用ガス流路21へ導くように作動するダンパ23を備えている。尚、ダンパ23に代えて流路切換弁を用いるようにしても良く、更に、燃焼用ガス流路21に導く排ガスGの流量を調節できるようになっていても良い。
又、前記ダンパ23を設けることなく、燃焼用ガス流路21とバイパス流路22とに所定の割合で排ガスGが流動されるように予めそれぞれの断面積等を設定しておくようにしても良い。
更に、前記燃焼用ガス流路21には、空気24を供給することによって、燃焼ガス導入室11に供給される排ガスG中の酸素濃度を高めるようにした空気供給装置25を接続してある。図1中、25´は逆止弁である。前記空気供給装置25は、前記排ガスGの圧力よりも高い圧力の空気24を供給でき、且つディーゼルエンジン1の燃焼によって酸素濃度が低下した排ガスGの酸素濃度を、前記燃料噴射ノズル4から噴射される燃料を安定燃焼させ得る濃度まで高められる量の空気24を供給できるものを用いる。
そして、本図示例においては、前記燃料噴射ノズル4を冷却する冷却手段50と、前記燃料噴射ノズル4からの燃料噴射終了時に該燃料噴射ノズル4のエアパージを行うエアパージ手段60とを備えることにより、前記燃料噴射ノズル4の閉塞を防止するようにしてある。
前記冷却手段50は、燃料噴射ノズル4に巻き付けられ且つ内部に冷却媒体が流通される冷却配管51によって構成してある。
又、前記エアパージ手段60は、空気を圧送するエアパージポンプ61と、該エアパージポンプ61から圧送される空気を燃料噴射ノズル4へ導入するエアパージライン62とによって構成してある。尚、前記エアパージライン62には逆止弁63を設けてある。
更に、図1中、33は制御装置(ECU)であり、この制御装置33には、ディーゼルエンジン1において検出される回転数信号34とスロットル開度信号35とが入力されており、更に、前記パティキュレートフィルタ3の前後の圧力差を検出する差圧計36からの差圧信号37が入力されており、この差圧信号37によって制御装置33はパティキュレートフィルタ3におけるパティキュレートの堆積状況を計測するようにしてある。
そして、前記制御装置33は、通常時には燃焼用ガス流路21を閉じるようにダンパ23を作動させる信号23aを出力し、これによって、全ての排ガスGをバイパス流路22により希釈チャンバ15の希釈室13へ供給し、希釈用開口14を通してパティキュレートフィルタ3へ導くことによりパティキュレートの補集を行うようにしてある。
又、前記制御装置33は、前記差圧計36からの差圧信号37によって、パティキュレートフィルタ3にパティキュレートが堆積し、目詰まりで排気抵抗が増加していることが計測された際には、排ガスGの一部を前記燃焼用ガス流路21に供給するようにダンパ23を作動させる信号23aを出力すると共に、前記空気供給装置25を作動させる信号25aを出力して空気24を前記燃焼用ガス流路21に供給するようにし、更に高圧の噴射用ポンプ8を作動させる信号8aを出力しつつ燃料弁9を開く信号9aを出力して燃料噴射ノズル4に燃料を供給し、且つ、放電端子5(着火手段)により点火を行うための信号5aを出力するようにしてある。これにより、バーナ装置18による火炎Fが形成され、この火炎Fは、前記バイパス流路22により希釈室13に供給されて希釈用開口14から噴出される排ガスGを加熱し、該加熱された排ガスGは、均熱部材17により温度が均一化されて前記パティキュレートフィルタ3に供給され、該パティキュレートフィルタ3に堆積したパティキュレートが燃焼除去されてパティキュレートフィルタ3の再生が行われるようになっている。
更に、前記制御装置33は、前記燃料噴射ノズル4からの燃料噴射終了時に前記エアパージ手段60のエアパージポンプ61を作動させる信号61aを出力して燃料噴射ノズル4のエアパージを行うようにしてある。
次に、上記図示例の作用を説明する。
通常時には、制御装置33から燃焼用ガス流路21を閉じるようにダンパ23を作動させる信号23aが出力され、これによって、全ての排ガスGがバイパス流路22により希釈チャンバ15の希釈室13へ供給され、希釈用開口14を通してパティキュレートフィルタ3へ導かれることによりパティキュレートの補集が行われる。
前記パティキュレートフィルタ3にパティキュレートが堆積すると、差圧計36からの差圧信号37によって、目詰まりで排気抵抗が増加していることが計測され、前記制御装置33から排ガスGの一部を前記燃焼用ガス流路21に供給するようにダンパ23を作動させる信号23aが出力されると共に、前記空気供給装置25を作動させる信号25aが出力されて空気24が前記燃焼用ガス流路21に供給され、更に高圧の噴射用ポンプ8を作動させる信号8aが出力されつつ燃料弁9を開く信号9aが出力されて燃料噴射ノズル4に燃料が供給され、且つ、放電端子5(着火手段)により点火を行うための信号5aが出力される。これにより、バーナ装置18による火炎Fが形成され、前記バイパス流路22により希釈室13に供給されて希釈用開口14から噴出される排ガスGが前記火炎Fによって加熱され、該加熱された排ガスGが、均熱部材17により温度が均一化されて前記パティキュレートフィルタ3に供給されるので、該パティキュレートフィルタ3に堆積したパティキュレートが燃焼除去されてパティキュレートフィルタ3の再生が行われる。
更に、前記燃料噴射ノズル4は、該燃料噴射ノズル4に巻き付けられ且つ内部に冷却媒体が流通される冷却配管51からなる冷却手段50によって冷却されると共に、前記燃料噴射ノズル4からの燃料噴射終了時には、前記制御装置33から前記エアパージ手段60のエアパージポンプ61を作動させる信号61aが出力されて燃料噴射ノズル4のエアパージが行われる。
上記したように、バイパス流路22と分岐した燃焼用ガス流路21に、空気供給装置25により空気24を供給するようにしたので、ディーゼルエンジン1の運転状態によって排ガスG中の酸素濃度が低い状態が生じても、空気24が供給された燃焼用ガス流路21からの排ガスGによって燃料噴射ノズル4から噴射される燃料を安定して確実に燃焼させることができ、従って、パティキュレートフィルタ3の再生を常に安定して行うことができる。
この時、前記バーナ装置18には、燃焼用ガス流路21からの排ガスGに旋回を与えて噴射するスワーラ16を有しているので、バーナ装置18から噴射される燃料は更に安定して均一に燃焼されるようになる。
又、前記空気供給装置25では、燃焼用ガス流路21からバーナ装置18に導かれる排ガスGがバーナ装置18から噴射される燃料を燃焼させるのに必要な酸素量に対して不足している分だけを供給すれば良いため、空気供給装置25は少流量の空気を供給する小型のものとすることができる。
更に又、前記空気供給装置25によって空気24が供給された排ガスGと燃料噴射ノズル4から噴射される燃料とが混合することにより緩慢燃焼が行われ、その後、バイパス流路22から希釈室13に供給された排ガスGが混合されて緩慢燃焼が行われることにより、局部的な高温部が生じる問題を防止できる。更に、パティキュレートフィルタ3の前部には、排ガス温度を均一化するための均熱部材17を配設しているので、パティキュレートフィルタ3に導かれる排ガスGの温度が更に均一化されるようになる。このように、パティキュレートフィルタ再生バーナ19により排ガスGの温度が均一化されてパティキュレートフィルタ3に導かれるようになるので、パティキュレートフィルタ3が局部的に溶損する心配もない。
しかも、本図示例の場合、前述の如く、燃料噴射ノズル4に巻き付けられ且つ内部に冷却媒体が流通される冷却配管51からなる冷却手段50によって燃料噴射ノズル4が冷却されるため、該燃料噴射ノズル4が自身から生じる火炎並びに高温の排ガスGに晒されたとしても、燃料噴射ノズル4内に残留した燃料が炭化せず、該燃料噴射ノズル4が閉塞する心配がなくなる。
尚、ディーゼルエンジン1自体の冷却系統(図示せず)を利用して前記冷却手段50の冷却配管51に冷却媒体を流通させれば良いことから、専用の冷却ポンプ等を特別に設ける必要もない。
又、本図示例の場合、前記燃料噴射ノズル4からの燃料噴射終了時には、エアパージ手段60のエアパージポンプ61からエアパージライン62を介して圧送される空気が燃料噴射ノズル4へ導入され、該燃料噴射ノズル4のエアパージが行われ、燃料噴射ノズル4内に残留した燃料は前記エアパージ手段60によって強制的に排出されるため、燃料噴射ノズル4の閉塞をより確実に防止可能となる。
こうして、燃料噴射ノズル4内に残留した燃料の炭化を予防して、該燃料噴射ノズル4の閉塞を確実に防止し得、パティキュレートフィルタ3の再生を安定して行い得る。
尚、本発明のパティキュレートフィルタ再生バーナの燃料噴射ノズル閉塞防止方法及び装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明を実施する形態の一例を示す全体概要構成図である。
符号の説明
1 ディーゼルエンジン(内燃機関)
3 パティキュレートフィルタ
4 燃料噴射ノズル
5 放電端子(着火手段)
18 バーナ装置
19 パティキュレートフィルタ再生バーナ
20 排気管
21 燃焼用ガス流路
22 バイパス流路
50 冷却手段
51 冷却配管
60 エアパージ手段
61 エアパージポンプ
62 エアパージライン
G 排ガス

Claims (6)

  1. 内燃機関から排出される排ガス中のパティキュレートを捕集するパティキュレートフィルタの上流側に燃料噴射ノズルから燃料を噴射して着火燃焼させることにより、パティキュレートフィルタの昇温を行うパティキュレートフィルタ再生バーナの燃料噴射ノズル閉塞防止方法であって、
    前記燃料噴射ノズルを冷却することを特徴とするパティキュレートフィルタ再生バーナの燃料噴射ノズル閉塞防止方法。
  2. 前記燃料噴射ノズルからの燃料噴射終了時に該燃料噴射ノズルのエアパージを行う請求項1記載のパティキュレートフィルタ再生バーナの燃料噴射ノズル閉塞防止方法。
  3. 内燃機関から排出される排ガス中のパティキュレートを捕集するパティキュレートフィルタの上流側に燃料を噴射する燃料噴射ノズルと、
    該燃料噴射ノズルから噴射される燃料を着火燃焼させる着火手段と、
    前記燃料噴射ノズルを冷却する冷却手段と
    を備えたことを特徴とするパティキュレートフィルタ再生バーナの燃料噴射ノズル閉塞防止装置。
  4. 前記冷却手段を、燃料噴射ノズルに巻き付けられ且つ内部に冷却媒体が流通される冷却配管によって構成した請求項3記載のパティキュレートフィルタ再生バーナの燃料噴射ノズル閉塞防止装置。
  5. 前記燃料噴射ノズルからの燃料噴射終了時に該燃料噴射ノズルのエアパージを行うエアパージ手段を備えた請求項3又は4記載のパティキュレートフィルタ再生バーナの燃料噴射ノズル閉塞防止装置。
  6. 前記エアパージ手段を、空気を圧送するエアパージポンプと、該エアパージポンプから圧送される空気を燃料噴射ノズルへ導入するエアパージラインとによって構成した請求項5記載のパティキュレートフィルタ再生バーナの燃料噴射ノズル閉塞防止装置。
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