JP2010116857A - エアフロセンサの異常診断装置及び異常診断方法 - Google Patents

エアフロセンサの異常診断装置及び異常診断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】EGRを使用するエンジンにも適用することができ、エアフロセンサの異常を高精度で診断することができるエアフロセンサの異常診断装置及び異常診断方法を提供する。
【解決手段】排気通路に連続再生式DPF(Diesel Particulate Filter)を装着したエンジンに吸入する空気量の計測を行うエアフロセンサの異常診断装置において、前記DPFの前後の差圧を検出する差圧検出手段と、前記DPFの再生終了直後に、前記DPFの前後差圧と流量係数とを用いてオリフィスの流量式を適用し、前記エンジンの排気流量を予測する排気流量予測手段と、前記エアフロセンサによる検出値から前記エンジンの排気流量を計算する排気流量計算手段と、前記排気流量予測手段による予測値と、前記排気流量計算手段による計算値とを比較し、前記予測値と計算値との差が規定値以上であれば前記エアフロセンサの異常と診断する異常診断手段とを設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、エアフロセンサの異常診断装置及び異常診断方法に関するものであり、特に排気通路に排ガス中のPM(Particulate Matter)を除去するDPF(Diesel Particulate Filter)を装着したエンジンに吸入する空気量の計測を行うエアフロセンサの異常診断装置及び異常診断方法に関するものである。
エンジンに吸入する吸入空気流量を検出する装置として、エアフロセンサが知られている。また、エンジンを制御するためには、エンジン回転速度、前記吸入空気流量などの運転状態の情報が必要である。そのため、前記エアフロセンサに異常が生じると、吸入空気流量の検出値に誤りが生じ、エンジンを適正に制御することが出来なくなるため、エアフロセンサの異常の有無を診断し、その結果を監視する必要がある。
エアフロセンサの異常の有無を診断する手法として、エアフロセンサの出力値と、エンジンコンピュータで計算によって求めた吸入空気流量計算値とを比較することが行われている。
前記吸入空気量計算値Gincalは、以下の(1)式で求めることが出来る。
incal=P/(R×T)×η×N×V/120 ・・・(2)
但し、(2)式において、各記号は以下を表す。
incal:吸入空気量計算値
:ブースト圧力
R:気体定数
:吸入空気温度
η:体積効率
:エンジン回転数
V:エンジン排気量
なお、体積効率ηは、エンジンにおいてピストンの動いた体積と吸排気量との比を表す定数である。
このようにして、(2)式を用いて計算した吸入空気量計算値Gincalと、エアフロセンサの出力値Gairとを比較することにより、エアフロセンサの異常の有無を診断することができる。
このように、吸入空気流量計算値とエアフロセンサの出力値を比較することによってエアフロセンサの異常の有無を診断する手法として、例えば特許文献1には、エンジン運転状態を検出する運転状態検出手段と、該運転状態検出手段により検出されたエンジン回転速度及び過給器回転速度に基づいて、エンジンへの吸入空気流量を推定する吸入空気流量推定手段と、エアフロセンサにより測定された吸入空気流量と前記吸入空気流量推定手段により推定された吸入空気流量との差の絶対値が所定値より大きいときに、前記エアフロセンサに故障が発生していると診断する故障診断手段と、を含んで構成されたことを特徴とするエアフロセンサの故障診断装置が開示されている。
特開2006−329138号公報
しかしながら、近年のエンジンにおいては、燃焼後の排気ガスの一部を取り出し、吸気側へ導いて再度吸気させるEGR(Exhaust GAS Recirculation:排気ガス再循環)と称される技術が使用されている。前記EGRが使用されるエンジンでは、エンジンに吸入される空気量Ginは、エアフロセンサの出力値Gairと、EGR還流流量Gegrを用いて以下の(3)式で表すことができる。
in=Gair+Gegr ・・・(3)
(2)式を用いて計算した吸入空気量計算値GincalはEGR還流流量Gegrを含む流量であるが、エアフロセンサの出力値GairはEGR還流流量Gegrを含まない流量であるため、従来のように吸入空気量計算値Gincalと、エアフロセンサの出力値Gairを比較してもEGR還流流量Gegrの分だけ誤差が生じるためエアフロセンサの異常を診断することは困難であり、特にEGRを導入量が大きくなるほど前記誤差が大きくなりエアフロセンサの異常を診断することがさらに困難となる。
また、前記吸入空気量計算値Gincalを求めるためには、(2)式に示したようにエンジンの特性を表す体積効率ηを使用するが、体積効率ηはエンジンごとに特有の値を示すエンジン固有の値であるため、吸入空気量計算値Gincalにはエンジン誤差が含まれることになる。
従って、本発明はかかる従来技術の問題に鑑み、EGRを使用するエンジンにも適用することができ、エアフロセンサの異常を高精度で診断することができるエアフロセンサの異常診断装置及び異常診断方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明においては、排気通路に連続再生式DPF(Diesel Particulate Filter)を装着したエンジンに吸入する空気量の計測を行うエアフロセンサの異常診断装置において、前記DPFの前後の差圧を検出する差圧検出手段と、前記DPFの再生終了直後に、前記DPFの前後差圧と流量係数とを用いてオリフィスの流量式を適用し、前記エンジンの排気流量を予測する排気流量予測手段と、前記エアフロセンサによる検出値から前記エンジンの排気流量を計算する排気流量計算手段と、前記排気流量予測手段による予測値と、前記排気流量計算手段による計算値とを比較し、前記予測値と計算値との差が規定値以上であれば前記エアフロセンサの異常と診断する異常診断手段と、を設けたことを特徴とする。
連続再生式DPFでは、通常運転時にはエンジンから排出されるPMを捕集するとともに、不燃成分であるアッシュが堆積する。DPFはPM捕集量に限界があるため、ある規定のPM量を捕集すると、DPFの温度を加熱用ヒータなどの加熱手段によって強制的に上昇させてPMを燃焼させて強制的に除去する再生を行う。
このような再生を行った直後においては、DPFにおけるPM捕集量は略0である。またアッシュは不燃成分であるため再生作業を行っても堆積量は減らない。しかし、DPFの再生が終了した直後は、アッシュがDPF内に堆積していても、DPFの前後差圧が低く安定するという特性がある。
そこで、前述のDPFの再生直後にはDPFの前後差圧が低く安定するという特性を利用して、DPFの再生終了直後に、DPFの前後差圧と流量係数とを用いてオリフィスの流量式を適用することでエンジンの排気流量の予測値を精度良く求めることができる。ここで前記流量係数とは、DPFの断面積などによって決まる定数である。
従って、前記エンジンに外部から導入される空気量を検出するエアフロセンサの検出値から計算した排気流量と、前記エンジンから外部に排出される排気流量の予測値とを比較することで、EGRの使用の有無に関わらず、エアフロセンサの異常を精度よく診断することができる。
また、前記排気流量予測手段は、オリフィスの流量式を適用して予め作成した前記DPFの前後差圧と前記エンジンの排気流量との関係を表したマップを用いて、前記エンジンの排気流量を予測することを特徴とする。
これにより、前記予測手段による排気流量の予測を簡単に行うことができる。
また、エンジンの排気の一部をエンジンの吸気通路に戻すことが可能なEGR通路を備え、前記エアフロセンサを、前記EGR通路の前記吸気通路への接続部よりも吸気上流側に設けるとともに、前記排気流量計算手段は計算式(1)
ex=(Qair+G)×R×Tex/Pex・・・(1)
(但し、Qexはエンジンの排気量の予測値、Qairはエアフロセンサの検出値、Gはエンジンに導入される燃料量、Rは気体定数、TexはDPFにおける排気温度、Pexは排気圧力)によって前記エンジンの排気流量を計算することを特徴とする。
これにより、(1)式を用いてエアフロセンサによる検出値からエンジンの排気流量を計算することで、EGRの使用の有無に関わらず、エンジンに導入される燃料、排気温度、排気圧力を考慮し、より高精度でエアフロセンサの異常を診断することができる。
また、前記排気流量予測手段によるエンジンの排気流量の予測と、前記異常診断手段によるエアフロセンサの診断を前記DPFの再生を実施してから30分以内に行うことを特徴とする。
前述したDPFの再生終了直後にはアッシュがDPF内に堆積していてもDPFの前後差圧が低く安定するという特性が見られるのは、再生後のDPFに再度PMが蓄積される前の期間であり、この期間はDPFの再生を実施してからおおむね30分以内である。従って、DPFの再生を実施してから30分以内にエアフロセンサの診断を行うことで、精度よくエアフロセンサの異常の診断を行うことができる。
また、課題を実現するための方法の発明として、排気通路に連続再生式DPF(Diesel Particulate Filter)を装着したエンジンに吸入する空気量の計測を行うエアフロセンサの異常診断方法において、前記DPFの再生終了直後に、前記DPFの前後の差圧と流量係数とを用いてオリフィスの流量式を適用し、前記エンジンの排気流量を予測するとともに、前記エアフロセンサによる検出値から前記エンジンの排気流量を計算し、前記排気流量の予測値と計算値とを比較し、前記予測値と計算値との差が規定値異常であれば、前記エアフロセンサの異常と診断することを特徴とする。
オリフィスの流量式を適用して予め作成した前記DPFの前後差圧と前記エンジンの排気流量との関係を表したマップを用いて前記排気流量の予測を行うことを特徴とする。
前記エアフロセンサにより、エンジンの排気の一部を吸気通路に戻すEGR通路よりも吸気上流側の吸気流量を検出し、計算式(1)
ex=(Qair+G)×R×Tex/Pex・・・(1)
(但し、Qexはエンジンの排気量の予測値、Qairはエアフロセンサの検出値、Gはエンジンに導入される燃料量、Rは気体定数、TexはDPFにおける排気温度、Pexは排気圧力)
によって、前記エンジンの排気流量の計算を行うことを特徴とする。
前記エンジンの排気流量の予測と、前記エアフロセンサの診断とを、前記DPFの再生を実施してから所定時間以内に行うことを特徴とする。
以上記載のごとく本発明によれば、EGRを使用するエンジンにも適用することができ、エアフロセンサの異常を高精度で診断することができるエアフロセンサの異常診断装置及び異常診断方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は、本実施例に係るエアフロセンサを備えたエンジンの吸気及び排気系統の構成図である。
図1において、エンジンの吸気口から吸気通路2に吸入された吸気は、エアクリーナ4で塵埃を除去された後、ターボチャージャ6を通過し、インタークーラ8で冷却されてからエンジン10に吸気される。エンジン10には、インジェクタ12が設けられており、該インジェクタ10から高圧燃料がエンジンの燃焼室内に噴射され、前記吸気と混合して燃焼される。
また、排気通路14の途中から、EGR通路16が分岐されている。排気の一部は、EGRバルブ16によって流量を調整されてEGR通路16を通り、EGRクーラ(不図示)で降温され、インタークーラよりも吸気流れ下流側で吸気通路2内に投入される。
エンジン10で発生する燃焼ガス即ち排気は、排気通路14を通って、排ガス処理装置18を構成するDOC(Diesel Oxidation Catalyst:ディーゼル用酸化触媒)20、DPF22に送り込まれ、DPF22でPMを捕集されて排出される。
前記DPF22の再生時には、DOC20が活性化されて排気中の燃料がDOC20で酸化される際に発生する酸化熱によって排気が600℃以上に昇温され、該昇温された排気によってDPF22に捕集されたPMを燃焼させる。
このように構成されたエンジンの吸気及び排気系統には、前記吸気通路2上であり、エアクリーナ4の下流側且つターボチャージャ6の上流側に吸気通路2内を流れる吸気の流量を検知するエアフロセンサ3が設けられており、該エアフロセンサ3による検出値はエンジンの制御等に用いられる。エアフロセンサ3の検出値は、エンジンを制御するために必要不可欠な情報であるため、常時又は定期的にエアフロセンサの異常の有無を診断する必要がある。エアフロセンサ3の異常の有無の診断は、後述する異常診断装置30で行われる。
前記エアフロセンサの異常診断装置30の作動について、図1、図3及び図4を参照しながら図2を用いて説明する。
図2は、本実施例におけるエアフロセンサの異常を診断するための手順を示すフローチャートであり、図3はDPFにおけるアッシュ堆積量、PM堆積量及びDPF前後差圧の関係を表すグラフ、図4はDPF前後差圧と排気流量の関係を表すグラフである。
図2において、エアフロセンサの異常の診断が開始されると、ステップS1でDPF22が再生終了から30分以内であるか否か判断する。
ステップS1でNoと判断されると、ステップS9に進み、エアフロセンサの異常の診断は行わず処理を終了する。
ステップS1でYesと判断されると、ステップS2及びステップS4に進む。ステップS2及びステップS4の処理は平行して行われる。
ここで、ステップS1の判断について図3を用いて説明する。図3はDPFにおけるアッシュ堆積量、PM堆積量及びDPF前後差圧の関係を表すグラフであり、縦軸はDPF前後差圧、横軸はDPFへのアッシュ堆積量であり、DPFへのPM堆積量0、中、大の3種類のグラフを記載している。図3から明らかであるように、DPF前後差圧はアッシュ堆積量にはほとんど依存せず、PM堆積量に大きく依存する。従って、DPF再生直後はPM堆積量が略0であることから、DPF前後差圧が低く安定するといえる。このDPF前後差圧が低く安定する期間がDPFの再生終了から30分である。従って、DPF再生終了から30分以内、即ちDPF前後差圧が低く安定している期間にエアフロセンサの異常の診断を行う。
ステップS1でYesと判断された後は、前述の通りステップS2及びS4が平行して行われるが、まずステップS2から説明する。
ステップS2では、図1に示したエアフロセンサ3の出力値、DOC20の排気流れ上流側に設けられた圧力計19で検出される排気圧力、DOC20の下流側且つDPF22の上流側に設けられた温度計21で検出される排気温度、エンジンに導入される燃料量のそれぞれが、異常診断装置30を構成する計算装置36に送られ、該計算装置36では以下の式(3)によってエンジンの排気流量Qex1を計算する。
ex1=(Qair+G)×R×Tex/Pex・・・(4)
(但し、Qex1はエンジンの排気流量の計算値、Qairはエアフロセンサ3の検出値、Gはエンジンに導入される燃料量、Rは気体定数、Texは温度計21で検出されるDPFにおける排気温度、Pexは圧力計19で検出される排気圧力)
このような(4)式を用いることで、高精度でエアフロセンサの検出値からエンジンの排気流量Qex1を計算することができる。
ステップS2による計算が終了すると、ステップ3でローパスフィルタを用いて前記Qex1のなまし処理を行う。
一方、ステップS4では、DPF22の前後差圧を検出する差圧計23によって検出された差圧が予測装置32に送られ、該予測装置32では、前記差圧と図4に示したようなDPFの前後差圧とエンジンの排気流量との関係を表したマップ34を用いて排気流量Qex2を予測する。なお、図4に示したようなマップ34は予め作成しておく必要があり、該マップ34はオリフィスの流量式を適用し、以下の数1で表す式によって作成することができる。マップ34を用いることでエンジンの排気流量Qex2の予測を簡単に行うことができる。
Figure 2010116857
ステップS4による予測が終了すると、ステップ5でローパスフィルタを用いて前記Qex2のなまし処理を行う。
ステップS3及びステップS5が終了すると、計算装置36によって計算されてなまし処理がなされた計算値、及び予測装置32によって予測されてなまし処理がなされた予測値が診断装置38に送られ、ステップS6で前記計算値と予測値の差|Qex1−Qex2|が所定値以上であるか否か判断する。
ステップS6でNoと判断されると、エアフロセンサに異常がないため、ステップS9に進み、処理を終了する。
ステップS6でYesと判断されると、エアフロセンサに異常がある可能性があるため、ステップS7で前記計算値と予測値の差|Qex1−Qex2|が所定値以上である状態が所定時間経過したか否かを判断する。なお、ステップS7の判断も診断装置38で行われる。
ステップS7でYesと判断される、即ち前記計算値と予測値の差|Qex1−Qex2|が所定値以上である状態が所定時間以上経過すると、エアフロセンサに異常があると判断し、ステップS8で該異常を車両の使用者に知らせるためにエラーランプ40を点灯させ、ステップS9で処理を終了する。
ステップS7でNoと判断されると、エアフロセンサに異常がないと判断できるため、ステップS9に進み、処理を終了する。
このようにして、エアフロセンサの異常の診断を行うことにより、EGRの使用の有無に関わらず、エアフロセンサの異常を精度よく診断することができる。また、図1に参考として記載した従来エアフロセンサの異常を診断するために必要であった吸気温度計102、吸気圧力計104、エンジンの回転数計108は、少なくともエアフロセンサの異常の診断には必要なくなる。
EGRを使用するエンジンにも適用することができ、エアフロセンサの異常を高精度で診断することができるエアフロセンサの異常診断装置及び異常診断方法として利用することができる。
本実施例に係るエアフロセンサを備えたエンジンの吸気及び排気系統の構成図である。 本実施例におけるエアフロセンサの異常を診断するための手順を示すフローチャートである。 DPFにおけるアッシュ堆積量、PM堆積量及びDPF前後差圧の関係を表すグラフである。 DPF前後差圧と排気流量の関係を表すグラフである。
符号の説明
2 吸気通路
3 エアフロセンサ
4 エアクリーナ
6 ターボチャージャ
8 インタークーラ
10 エンジン
12 インジェクタ
14 排気通路
16 EGR通路
18 排ガス処理装置
19 圧力計
20 DOC(Diesel Oxidation Catalyst:ディーゼル用酸化触媒)
21 温度計
22 DPF(Diesel Particulate Filter)
23 差圧計(差圧検出手段)
30 異常診断装置
32 予測装置(排気流量予測手段)
34 マップ
36 計算装置(排気流量計算手段)
38 診断装置(異常診断手段)
40 エラーランプ

Claims (8)

  1. 排気通路に連続再生式DPF(Diesel Particulate Filter)を装着したエンジンに吸入する空気量の計測を行うエアフロセンサの異常診断装置において、
    前記DPFの前後の差圧を検出する差圧検出手段と、
    前記DPFの再生終了直後に、前記DPFの前後差圧と流量係数とを用いてオリフィスの流量式を適用し、前記エンジンの排気流量を予測する排気流量予測手段と、
    前記エアフロセンサによる検出値から前記エンジンの排気流量を計算する排気流量計算手段と、
    前記排気流量予測手段による予測値と、前記排気流量計算手段による計算値とを比較し、前記予測値と計算値との差が規定値以上であれば前記エアフロセンサの異常と診断する異常診断手段と、を設けたことを特徴とするエアフロセンサの異常診断装置。
  2. 前記排気流量予測手段は、オリフィスの流量式を適用して予め作成した前記DPFの前後差圧と前記エンジンの排気流量との関係を表したマップを用いて、前記エンジンの排気流量を予測することを特徴とする請求項1記載のエアフロセンサの異常診断装置。
  3. エンジンの排気の一部をエンジンの吸気通路に戻すことが可能なEGR通路を備え、
    前記エアフロセンサを、前記EGR通路の前記吸気通路への接続部よりも吸気上流側に設けるとともに、
    前記排気流量計算手段は計算式(1)
    ex=(Qair+G)×R×Tex/Pex・・・(1)
    (但し、Qexはエンジンの排気量の予測値、Qairはエアフロセンサの検出値、Gはエンジンに導入される燃料量、Rは気体定数、TexはDPFにおける排気温度、Pexは排気圧力)
    によって前記エンジンの排気流量を計算することを特徴とする請求項1記載のエアフロセンサの異常診断装置。
  4. 前記排気流量予測手段によるエンジンの排気流量の予測と、前記異常診断手段によるエアフロセンサの診断を前記DPFの再生を実施してから30分以内に行うことを特徴とする請求項1〜3何れかに記載のエアフロセンサの異常診断装置。
  5. 排気通路に連続再生式DPF(Diesel Particulate Filter)を装着したエンジンに吸入する空気量の計測を行うエアフロセンサの異常診断方法において、
    前記DPFの再生終了直後に、
    前記DPFの前後の差圧と流量係数とを用いてオリフィスの流量式を適用し、前記エンジンの排気流量を予測するとともに、
    前記エアフロセンサによる検出値から前記エンジンの排気流量を計算し、
    前記排気流量の予測値と計算値とを比較し、前記予測値と計算値との差が規定値異常であれば、前記エアフロセンサの異常と診断することを特徴とするエアフロセンサの異常診断方法。
  6. オリフィスの流量式を適用して予め作成した前記DPFの前後差圧と前記エンジンの排気流量との関係を表したマップを用いて前記排気流量の予測を行うことを特徴とする請求項5記載のエアフロセンサの異常診断方法。
  7. 前記エアフロセンサにより、エンジンの排気の一部を吸気通路に戻すEGR通路よりも吸気上流側の吸気流量を検出し、計算式(1)
    ex=(Qair+G)×R×Tex/Pex・・・(1)
    (但し、Qexはエンジンの排気量の予測値、Qairはエアフロセンサの検出値、Gはエンジンに導入される燃料量、Rは気体定数、TexはDPFにおける排気温度、Pexは排気圧力)
    によって、前記エンジンの排気流量の計算を行うことを特徴とする請求項5記載のエアフロセンサの異常診断方法。
  8. 前記エンジンの排気流量の予測と、前記エアフロセンサの診断とを、前記DPFの再生を実施してから所定時間以内に行うことを特徴とする請求項5〜7何れかに記載のエアフロセンサの異常診断方法。
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