JP2011256093A - 窒素含有炭素材料 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い酸素還元活性を有する窒素含有炭素材料を提供すること。該材料を省資源、省エネルギーで製造する方法を提供すること。
【解決手段】アズルミン酸と遷移金属を含むプレカーサーを炭化して得られる窒素含有炭素材料。
【選択図】なし

Description

本発明は、窒素含有炭素材料に関する。
炭素材料は、従来、吸着材等として主に使用されていたが、導電性等の電子材料物性、高い熱伝導率、低い熱膨張率、軽さ、耐熱性等の基本的な性質を持つために幅広い用途が検討されるようになってきている。特に最近はその化学的機能に着目されて、リチウムイオン二次電池負極、キャパシタ用電極、固体高分子型燃料電池の電極、化学反応の触媒等の分野で検討されている。
かかる炭素材料は、椰子殻、石炭コークス、石炭又は石油ピッチ、フラン樹脂、フェノール樹脂等を原料とし、炭化処理して製造されている。
近年になって、かかる炭素材料に他の元素を含有させて炭素材料の物性の幅をさらに広げて発展させようとする試みがある。
こうした中、最近は、窒素がドープされた炭素材料(以下、窒素含有炭素材料という)を用いて酸素還元活性を発現させて、固体高分子型燃料電池の電極や化学反応の触媒等に用いるという検討が進められている(例えば特許文献1)。
国際公開第2008/123380号
しかし、いまだ窒素含有炭素材料の酸素還元等の活性は不十分である。
また窒素含有炭素材料を製造するには、特殊な出発物質を合成する必要があり、製造プロセスが複雑であったり、資源、エネルギーの消費が大きいという問題があり、製造コストも高くなるという問題がある。
本発明は、以上の状況を鑑み、化学反応の触媒、燃料電池の電極等の用途において、従来の窒素含有炭素材料と比較して、高い活性を有する窒素含有炭素材料を提供することを目的とする。
また本発明は、従来の窒素含有炭素材料と比較して、エネルギーの消費が少なく製造プロセスが比較的簡易である製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、アズルミン酸と遷移金属を含むプレカーサーを炭化して得られる窒素含有炭素材料は、上記課題を解決できることを見出し、本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は、下記のとおりである。
(1)アズルミン酸と遷移金属を含むプレカーサーを炭化する工程を有する窒素含有炭素材料を製造する方法
(2)アズルミン酸と遷移金属と溶媒とを混合し、次いで溶媒を除去することにより前記プレカーサーを製造する工程を有する(1)に記載の窒素含有炭素材料の製造方法
(3)アズルミン酸と遷移金属とを含む窒素含有炭素材料のプレカーサー
(4)アズルミン酸と遷移金属を含むプレカーサーを炭化して得られた窒素含有炭素材料
(5)炭素原子に対する窒素原子の原子数比(N/C)が0.03〜0.6の窒素含有炭素材料であって、
CuKα線をX線源として得られるX線回折図において、回折角(2θ)が24.0〜26.5°の位置にピークを有し、該ピークの半値幅が7.5°以下
である窒素含有炭素材料
(6)炭素原子に対する窒素原子の原子数比(N/C)が0.03〜0.6の窒素含有炭素材料であって、
大気圧下200Ncc/min.の窒素気流中で60分かけて1000℃まで昇温し、1000℃で1時間保持した後、CuKα線をX線源として得たX線回折図において、回折角(2θ)が24.0〜26.5°の位置にピークを有し、該ピークの半値幅が7.5°以下、
である窒素含有炭素材料。
本発明の窒素含有炭素材料は、燃料電池の電極として有用である。
本発明の方法を含む窒素含有炭素材料の製造方法の一例を示すフロー図である。 実施例7と比較例4のXRDチャートである。
アズルミン酸とは、主として青酸を重合して得られる重合物の総称である。
図1は、窒素含有炭素材料を製造するための工程の一例を示す。図1に示すように、青酸を含む原料を重合してアズルミン酸を製造する工程S10と、アズルミン酸と遷移金属を含むプレカーサーを製造する工程S12と、炭化する工程S14とを有する。
工程S10で用いる青酸は、特に限定されず、公知の方法で製造されるものを用いることができる。具体的には、プロピレン、イソブチレン、tert−ブチルアルコール、プロパンまたはイソブタンを触媒存在下にアンモニア、酸素含有ガスと反応させる気相接触反応によってアクリロニトリルやメタクリロニトリルを製造する方法において副生されるものを用いることができる。このために工程S10で用いる青酸は非常に安価に入手することが可能である。例えばメタノールのようにアンモ酸化反応によって青酸を生成するような原料を、アクリロニトリルやメタクリロニトリルの反応器に供給すると副生する青酸を増産することができる。
また天然ガスの主成分であるメタンを触媒存在下にアンモニア、酸素含有ガスと反応させるアンドリュッソー法によって青酸を製造されることができる。この方法はメタンを原料とするために、非常に安価に青酸を入手できる方法である。
もちろん青化ソーダ等を用いる実験室的な製造方法であってもかまわないが、コストの観点では上記の工業的に製造される青酸を用いるのが好ましい。
工程S12で用いるアズルミン酸は、特に限定されないが、主として青酸を含む原料を重合して得られる黒色〜黒褐色の青酸重合物である。青酸を含む原料において、青酸に対するその他の重合性物質の存在比は40質量%以下であるのが好ましく、より好ましくは10質量%以下であり、さらに好ましくは5質量%以下であり、特に好ましくは1質量%以下である。 アズルミン酸は、青酸を種々の方法で重合させることにより製造することができる。例えば液化青酸や青酸水溶液を加熱する方法、長時間放置する方法、塩基を添加する方法、光を照射する方法、高エネルギーの放射をする方法、種々の放電を行う方法や、シアン化カリウム水溶液の電気分解による方法が挙げられる。この他、文献にもアズルミン酸の重合方法の記載があり、例としてAngew.Chem.72巻、379−384(1960年)及びその引用文献、並びに真空科学、16巻、64−72(1969年)及びその引用文献が挙げられる。
塩基の存在下に青酸を重合させる方法において、塩基として、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、シアン化ナトリウム、シアン化カリウム、有機塩基、アンモニア、アンモニア水を例示することができる。有機塩基としては、一級アミンR1NH2、二級アミンR12NH、三級のアミンR123N、四級アンモニウ塩R1234+が一般的に用いられる(但し、R1〜R4は互いに同一又は異なってもよい炭素数1〜10のアルキル基、フェニル基、ヘキシル基、およびこれらが結合して得られる基、である。R1〜R4に官能基を含んでよい。)。脂肪族又は環式脂肪族の第三級アミンが好ましい。例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジシクロヘキシルメチルアミン、テトラメチルアンモニウムヒドロキサイド、N−メチルピロリジン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)を挙げることができる。青酸の重合方法のうち、重合段階で金属成分を含まないという観点で好ましいのは、液化青酸や青酸水溶液を加熱する、あるいは長時間放置する、光を照射する、高エネルギーの放射をする、アンモニア、有機塩基の存在下で重合する方法である。
また、プロピレン等のアンモ酸化工程で副生する青酸の精製工程において見られる装置の付着物から回収することによってもアズルミン酸を製造することができる。
アズルミン酸の組成は、CHN分析計を用いて測定することができる。(窒素元素の質量%)/(炭素元素の質量%)は0.2〜1.0が好ましく、より好ましくは0.3〜0.9であり、特に好ましくは0.4〜0.9である。(水素元素の質量%)/(炭素元素の質量%)は0.03〜0.2が好ましく、より好ましくは0.05〜0.15であり、特に好ましくは0.08〜0.11である。
アズルミン酸は、波数1000〜2000cm-1のレーザーラマンスペクトル図において、ラマンシフトが1300〜1400cm-1、1500〜1600cm-1の位置にピークを持つことが好ましく、特に好ましくは1360〜1380cm-1、1530〜1550cm-1の位置にピークを持つ。
アズルミン酸は、CuKα線をX線源として得られるX線回折図の10〜50°の範囲において、回折角(2θ)が26.8±1°の位置に、好ましくは26.8±0.5°の位置に、より好ましくは26.8±0.2°の位置に強いピークを示す。また、前述のピークに加えて、本発明で用いるアズルミン酸は、CuKα線をX線源として得られるX線回折図の10〜50°の範囲において、回折角(2θ)が12.3±1°の位置に、好ましくは12.3±0.5°の位置にもピークを示す。
次いで、アズルミン酸と遷移金属を含むプレカーサーを製造する(工程12)。アズルミン酸と遷移金属の原料とを溶媒中で混合し、次いで溶媒を除去することにより、プレカーサーを製造するのが好ましい。
遷移金属としては、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Y、Zr、Nb、Mo、Tc、Ru、Rh、Pd、Ag、Ta、W、Re、Ir、Pt、Au、ランタノイド元素が好ましい。より好ましくは、Fe、Co、Ni、Pd、Pt、Au、La、Ceであり、特に好ましくはPt、Fe、Co、Niである。
遷移金属の原料としては、遷移金属のシュウ酸塩、水酸化物、酸化物、亜硝酸塩、硝酸塩、酢酸塩、アンモニウム塩、炭酸塩、塩化物、臭化物、アルコキシド、アセチルアセトナート、フタロシアニン、ポルフィリン等を用いることができる
鉄原料としては、鉄(II)フタロシアニン、鉄(III)アセチルアセトネート、鉄(II)メトキシド、鉄(III)エトキシド、鉄(III)イソプロポキシド、ビス(シクロペンタジエニル)鉄、ビス(エチルシクロペンタジエニル)鉄 ビス(エチルシクロペンタジエニル)鉄、ビス(イソプロピルシクロペンタジエニル)鉄、ビス(テトラメチルシクロペンタジエニル)鉄、塩化第二鉄、クエン酸第二鉄 、りん化第二鉄、酒石酸第二鉄、フマル酸第一鉄、 ヘキサシアノ鉄(II)酸アンモニウム、ヘキサシアノ鉄(II)酸アンモニウム鉄(III)、しゅう酸アンモニウム鉄(III)三水和物 、硫酸鉄(III)アンモニウム、硫酸アンモニウム鉄(III)、ビス(シクロペンタジエニル)鉄、塩化第二鉄、エチレンジアミン四酢酸、クエン酸鉄アンモニウム、硝酸第二鉄、酢酸鉄(II)、フマル酸鉄(II)、グルコン酸鉄(II) 、シュウ酸鉄及び水酸化鉄(III)を例示できる。好ましくは鉄(II)フタロシアニン、硝酸鉄である。
ニッケル原料としては、ニッケル(II)フタロシアニン、ニッケル(II)トリフルオロアセチルアセトナート、ビス(シクロペンタジエニル)ニッケル、ビス(イソプロピルシクロペンタジエニル)ニッケル ビス(ペンタメチルシクロペンタジエニル)ニッケル、ビス(テトラメチルシクロペンタジエニル)ニッケル、ほう酸ニッケルヒドロキシ酢酸ニッケル、ナフテン酸ニッケル、ビス(エチルシクロペンタジエニル)ニッケル、硫酸ニッケル(II)アンモニウム、ビス(1,5-シクロオクタジエン)ニッケル、ビス(テトラメチルシクロペンタジエニル)ニッケル、臭化ヘキサアンミンニッケル(II)、 (metals basis)、塩化ヘキサアンミンニッケル(II) 、酢酸ニッケル(II) 四水和物、アセチルアセトン酸ニッケル(II)、硫酸ニッケルアンモニウム、塩化ニッケル(II) HTMLCONTROL Forms.HTML:Hidden.1 、臭化ニッケル、炭酸ニッケル(II)、ぎ酸ニッケル(II)、ヘキサフルオロアセチルアセトナトニッケル(II)、酸化ニッケル(II)、ヒドロキシ酢酸ニッケル(II)、乳酸ニッケル(II)、ナフテン酸ニッケル(II)、硝酸ニッケル、しゅう酸ニッケル(II)、2,4-ペンタンジオン酸ニッケル(II)、硫酸ニッケル、アミド硫酸ニッケル、水酸化ニッケルを例示できる。好ましくは、ニッケル(II)フタロシアニン、硝酸ニッケルである。
コバルト原料としては、コバルト(II)フタロシアニン、コバルト(II)トリフルオロアセチルアセトナート、ビス(シクロペンタジエニル)コバルト、ビス(イソプロピルシクロペンタジエニル)コバルト ビス(ペンタメチルシクロペンタジエニル)コバルト、ビス(テトラメチルシクロペンタジエニル)コバルト、ほう酸コバルトヒドロキシ酢酸コバルト、ナフテン酸コバルト、ビス(エチルシクロペンタジエニル)コバルト、硫酸コバルト(II)アンモニウム、ビス(1,5-シクロオクタジエン)コバルト、ビス(テトラメチルシクロペンタジエニル)コバルト、臭化ヘキサアンミンコバルト(II)、 (metals basis)、塩化ヘキサアンミンコバルト(II) 、酢酸コバルト(II) 四水和物、アセチルアセトン酸コバルト(II)、硫酸コバルトアンモニウム、塩化コバルト(II) HTMLCONTROL Forms.HTML:Hidden.1 、臭化コバルト、炭酸コバルト(II)、ぎ酸コバルト(II)、ヘキサフルオロアセチルアセトナトコバルト(II)、酸化コバルト(II)、ヒドロキシ酢酸コバルト(II)、乳酸コバルト(II)、ナフテン酸ニッケル(II)、硝酸コバルト、しゅう酸コバルト(II)、2,4-ペンタンジオン酸コバルト(II)、硫酸コバルト、アミド硫酸コバルト、水酸化コバルトを例示できる。好ましくは、コバルト(II)フタロシアニン、硝酸コバルトである。
白金原料としては、白金(II)アセチルアセトナート、ヘキサブロモ白金酸(IV)アンモニウム、ヘキサクロロ白金(IV)酸アンモニウム、テトラクロロ白金(II)酸アンモニウム、ビス(アセチルアセトナート)白金(II)、ビス(エチレンジアミン)白金(II)クロリド、クロロ白金酸六水和物、クロロ白金酸六水和物、ジクロロジアンミン白金(II)、テトラクロロジアンミン白金(IV)、1,1-シクロブタンジカルボシラトジアンミン白金(II)、ジアンミンジクロロ白金(II)、亜硝酸ジアンミン白金(II)、ジクロロビス(ベンゾニトリル)白金(II)、ヘキサクロロ白金酸(IV)二水素、ヘキサブロモ白金酸(IV)二水素、ヘキサヒドロオクソ白金酸(IV) HTMLCONTROL Forms.HTML:Hidden.1 、ジフェニル(1,5-シクロオクタジエン)白金(II)、ヘキサヒドロキソ白金(IV)酸、臭化白金(II)、塩化白金(II)、ヘキサフルオロアセチルアセトン酸白金(II)、塩化テトラアンミン白金(II)、炭酸水素テトラアンミン白金(II) HTMLCONTROL Forms.HTML:Hidden.1 、テトラアンミン白金(II)水酸化物、硝酸テトラアミン白金 (II)、テトラアミン白金(II)テトラクロロ白金(II)酸及びヘキサヒドロキソ白金硝酸水溶液を例示できる。
溶媒としては、アズルミン酸との親和性が高い溶媒が好ましい。有機溶媒、水、水溶液を例示できる。極性溶媒の方が、アズルミン酸との親和性が高い傾向がある。
有機溶媒としては、極性溶媒が好ましい。クロロホルム、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、塩化メチレン、アセトン、アセトニトリル、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、酢酸、1-ブタノール、2-プロパノール、1-プロパノール、エタノール、メタノール、ギ酸、アミノ基を有する溶媒を例示できる。アミノ基を有する溶媒として、第一級アミンを例示することができる。具体的には、アミノ基を有する溶媒として、アンモニア、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、イソプロピルアミン、ブチルアミン、アミルアミン、ヘキシルアミン、ヘプチルアミン、オクチルアミン、ノニルアミン、デシルアミン、ウンデシルアミン、ドデシルアミン、トリデシルアミン、テトラデシルアミン、ペンタデシルアミン、セチルアミン、シクロプロピルアミン、シクロプロピルアミン、シクロブチルアミン、シクロペンチルアミン、シクロヘキシルアミン、アニリン、トルイジン、ベンジルアミン、ナフチルアミン、アリルアミン等のモノアミン、エチレンジアミン、トリメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、1,7−ジアミノヘプタン、1,8−ジアミノオクタン、1,9−ジアミノノナン、1,10−ジアミノデカン、フェニレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンエキサミン等のジアミン、1,2,3−トリアミノプロパン、トリアミノベンゼン、トリアミノフェノール、メラミン等のトリアミンを例示できる。
これらの中で、エチレンジアミン、トリメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、1,2,3−トリアミノプロパンが好ましく、エチレンジアミンがより好ましい。
塩基性水溶液としては、例えば、第一級アミンの水溶液、アルカリ金属の水溶液、アルカリ土類金属の水溶液、4級アンモニウム塩の水溶液等を例示することができる。第一級アミンの水溶液としては、アンモニア水溶液、メチルアミン水溶液、エチルアミン水溶液、プロピルアミン水溶液、イソプロピルアミン水溶液、ブチルアミン水溶液、アミルアミン水溶液、ヘキシルアミン水溶液の等のモノアミン水溶液、エチレンジアミン水溶液、トリメチレンジアミン水溶液、テトラメチレンジアミン水溶液等のジアミン水溶液、メラミン水溶液等のトリアミン水溶液を例示できる。アルカリ金属の水溶液としては水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶液等を、アルカリ土類金属の水溶液としては水酸化カルシウム水溶液、水酸化バリウム水溶液等を、4級アンモニウム塩の水溶液としてはテトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド水溶液、テトラプロピルアンモニウムヒドロキシド水溶液、テトラブチルアンモニウムヒドロキシド水溶液等を例示することができる。これらの中で、好ましくはアンモニア水溶液、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶液、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド水溶液である。
酸性水溶液として、硫酸水溶液、硝酸水溶液、塩酸水溶液、燐酸水溶液を例示することができる。これらの中で、好ましくは硫酸水溶液である。
アズルミン酸と遷移金属の原料の比率は限定されないが、好ましくはアズルミン酸に対して遷移金属の原料は0.001以上であり、より好ましくは0.005以上であり、特に好ましくは0.01以上である。またアズルミン酸に対して遷移金属の原料は10以下であり、より好ましくは1以下であり、特に好ましくは0.1以下である。
溶媒との混合に先立って、アズルミン酸は予めボールミル等で粉砕しておくことが好ましい。
アズルミン酸と溶媒の混合比率は、溶解性、希釈したい比率、混合方法に応じて決めればよい。アズルミン酸に対して質量比で1〜10000倍、好ましくは10〜100倍を例示できる。質量比が低いと溶解性が悪く、高いと溶媒の除去のために消費するエネルギーが増える。
溶媒の種類によってはアズルミン酸と反応する可能性もあるが、全体として溶解した状態になる限り、反応していても差し支えない。すなわち、溶液又は不溶物を含む混合液中に、アズルミン酸と溶媒の少なくとも一部が反応したものを含む態様を経由する窒素含有炭素材料の製造方法も、本実施形態の範疇である。また水等の溶媒中で青酸を重合することによってアズルミン酸を得ることができるが、生成したアズルミン酸を含む溶液又は不溶物を含む混合液をプレカーサーの製造に利用することもできる。生成したアズルミン酸は難溶性の場合が多いが、酸及び/又は塩基を添加する等によって、溶解状態にすることも可能である。
アズルミン酸と溶媒を混合する温度は特に限定されないが、溶媒の融点以上かつ溶媒の沸点若しくは分解温度以下が好ましい。混合時間としては、1分間〜100時間を例示できる。好ましくは10分から20時間であり、より好ましくは30分から2時間である。混合中は振とうしたり攪拌したり超音波をかけたりすることが好ましい。
溶媒を除去する方法としては、常圧あるいは減圧下で加熱して溶媒を除去する方法、噴霧乾燥させる方法を例示できる。
工程S14について説明する。
炭化の方法は、以下のものに限定されないが、回転炉、トンネル炉、管状炉、流動焼成炉等を用い、プレカーサーを不活性ガス雰囲気下で500〜1500℃、好ましくは600〜1200℃、より好ましくは700〜1100℃、特に好ましくは、800〜1000℃の範囲で熱処理することにより行うことができる。上記不活性ガスとしては、以下のガスに限定されないが、例えば窒素、アルゴン、ヘリウム、ネオン、二酸化炭素等の不活性ガスが挙げられ、コスト的には窒素ガスが好ましい。なお、不活性ガス雰囲気で熱処理する代わりに、真空中で熱処理しても良い。
不活性ガス雰囲気で炭化する場合、不活性ガスは静止していても流通していてもよいが、流通しているのが好ましい。窒素含有炭素材料の酸化を防ぐ観点で、不活性ガス中の酸素濃度は5%以下が好ましく、より好ましくは1%以下であり、特に好ましくは1000ppm以下である。炭化処理時間としては10秒〜100時間、好ましくは5分〜10時間、より好ましくは15分〜5時間、さらにより好ましくは30分〜2時間の範囲である。炭化工程の圧力は、0.01〜5MPa、好ましくは0.05〜1MPa、より好ましくは0.08〜0.3MPa、特に好ましくは、0.09〜0.15MPaである。高圧処理はsp3軌道によって構成されるダイヤモンド構造となるために好ましくない。
窒素含有炭素材料は、触媒や電極用途には平均粒子径(体積基準のメディアン径:50%D)が0.1μm以上100μm以下であることが好ましく、0.5μm以上30μm以下であることがより好ましい。また触媒や電極用途向けにはBET法により測定した比表面積は、30〜2500m2/gの範囲内にすることが好ましい。比表面積を30m2/g未満であれば活性が低く、2500m2/gを超えるものは、合成が難しい。からである。BET法により測定した比表面積のさらに好ましい範囲は、50〜600m2/gである。
得られた窒素含有炭素材料中の遷移金属の含有量は、0.01〜70質量%の範囲内にすることが望ましい。より好ましい範囲は、0.1〜50質量%であり、特に好ましくは0.5〜8%である。
なお、工程S14で得られた窒素含有炭素材料を後処理することもできる。後処理としては粉砕、溶媒による洗浄、再焼成が挙げられる。洗浄用の溶媒としては酸性水溶液を例示できる。
本実施態様の窒素含有炭素材料は、
(1)炭素原子に対する窒素原子の原子数比(N/C)が0.03〜0.6、
(2)CuKα線をX線源として得られるX線回折図において、回折角(2θ)が24.0〜26.5°の位置にピークを有し、該ピークの半値幅が7.5°以下、
である。
好ましくは(N/C)が0.04以上、より好ましくは0.05以上、特に好ましくは0.06以上である。好ましくは(N/C)が0.5以下、より好ましくは0.4以下、特に好ましくは0.3以下である。
好ましくは回折角(2θ)が25.0〜26.4°の位置に、より好ましくは、25.4〜26.3°の位置に、特に好ましくは25.6〜26.1°ピークを有する。好ましくは該ピークの半値幅が7°以下であり、より好ましくは6°以下であり、特に好ましくは5°以下である。好ましくは該ピークの半値幅が0.001°以上であり、より好ましくは0.01°以上であり、特に好ましくは0.04°以上である。
なお上述のX線回折ピークを示さない窒素含有炭素材料についても、高温で再焼成した後に、24.0〜26.5°の位置に7.5°以下の半値幅を有するピークを示すものであれば、本実施態様の窒素含有炭素材料の範疇である。
すなわち、窒素含有炭素材料の試験片を作製し、これを大気圧下200Ncc/min.の窒素気流中で60分かけて1000℃まで昇温し、1000℃で1時間ホールド(保持)した後、CuKα線をX線源としてX線回折図を得る。このX線回折図において、回折角(2θ)が24.0〜26.5°の位置にピークを有し、該ピークの半値幅が7.5°以下であるものは、本実施態様の窒素含有炭素材料である。
したがって、製造履歴の不明な窒素含有炭素材料についてX線回折ピークを調べる場合、(再焼成しない状態で)試験片のX線回折を測定して所定のピークを示さないときは、サンプルを大気圧下200Ncc/min.の窒素気流中で60分かけて1000℃まで昇温し、1000℃で1時間ホールド(保持)した後のX線回折ピークも調べるのが好ましい。
本実施態様の窒素含有炭素材料は、化学反応の触媒、固体高分子型燃料電池の電極、金属―空気電池の電極等に用いることができる。アズルミン酸の原料としてはアクリロニトリル等基礎原料の製造において、プロピレンやプロパン等の原料が反応する際に副生物として得られる青酸が利用可能である。青酸を熱処理して製造されるアズルミン酸から窒素含有炭素材料を製造する方法は、工程数が少なく、比較的高い収率である。よって省資源、省エネルギーに窒素含有炭素材料を製造する方法と言える。従って、燃料電池の電極及びこの電極を用いて得られる燃料電池に利用する場合も、効率的且つ安価で、しかも省資源、省エネルギーで製造することができ、工業上非常に有用である。
以下に本発明の実施例等を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、これらは例示的なものであり、本発明は以下の具体例に制限されるものではない。当業者は以下に示す実施例に様々な変更を加えて本発明を実施することができ、かかる変更は本願の特許請求の範囲に包含される。
分析方法は以下のとおりとした。
<分析方法>
(CHN分析)
ジェイサイエンスラボ社製MICRO CORDER JM10を用い、2500μgの試料を試料台に充填してCHN分析を行った。試料炉は950℃、燃焼炉(酸化銅触媒)は850℃、還元炉(銀粒+酸化銅のゾーン、還元銅のゾーン、酸化銅のゾーンからなる)は550℃に設定されている。酸素は15ml/min、Heは150ml/minに設定されている。検出器はTCDである。アンチピリン(Antipyrine)を用いてマニュアルに記載の方法でキャリブレーションを行う。
(金属量の分析)
XRF(リガク RIX−3000、X線管球:Rh管球、管電圧:50kV、管電流50mA)を用いて定量分析を行い、窒素含有炭素材料中に含まれる金属量を定量した。
(X線回折の測定)
X線回折パターンは、試料をメノウ乳鉢で粉砕後、粉末用セルに充填して下記の条件で測定した。装置:リガク社製Rint2500、X線管球:Cu管球(Cu−Kα線) 管電圧:40kV、管電流:200mA、分光結晶:あり、散乱スリット:1°、発散スリット:1°、受光スリット:0.15mm、スキャン速度:2°/分、サンプリング幅:0.02°、スキャン法:2θ/θ法。X線回折角(2θ)の補正は、シリコン粉末について得られたX線回折角データを用いて行った。
<アズルミン酸の製造例>
水350gに青酸150gを溶解させた水溶液を調製し、攪拌を行いながら、25%アンモニア水溶液120gを10分かけて添加し、得られた混合液を35℃に加熱した。重合が始まり黒褐色の重合物が析出し始め、温度は徐々に上昇し45℃となった。2時間後から30質量%青酸水溶液を200g/hの速度で添加し、4時間かけて800g添加した。添加中は反応温度50℃保つようにコントロールした。この温度で100時間攪拌した。得られた黒色沈殿物をろ過によって分離し、黒色のアズルミン酸を得た。このときの収率は96%であった。分離後の沈殿物を水洗した後、乾燥器にて120℃で4時間乾燥させてアズルミン酸を得た。
[実施例1]
<窒素含有炭素材料の製造>
硝酸鉄(III)・9水和物0.7gを純水20gに溶解させて硝酸鉄水溶液を調製した。アズルミン酸10gを25%アンモニア水200gと混合して50℃で1時間加熱したのちに硝酸鉄水溶液を添加し、そのまま50℃で1時間攪拌してプレカーサー混合液を得た。プレカーサー混合液を、ロータリーエバポレーターにて200rpmで回転させながら、減圧下で溶媒を蒸発させて、プレカーサーを得た。得られたプレカーサーを内径25mmの石英管に充填し、大気圧下、200Ncc/ min.の窒素気流中で60分かけて800℃まで昇温させ、800℃で1時間ホールドすることにより炭化させ3gの窒素含有炭素材料を得た。
<窒素含有炭素材料の解析>
(CHN分析結果)
CHN分析より、炭素原子に対する窒素原子の原子数比(N/C)を分析した。結果を表1に示す。
(金属量の分析結果)
結果を表1に示す。
<電極作製>
得られた窒素含有炭素材料を粉砕、分級して平均粒径約10μm(日機装社製Microtrac MT3300)として電極作製に用いた。
窒素含有炭素材料の粉末5mgに精製水を加え5gに調整し、超音波を印加して分散させ、0.1%触媒懸濁液を得た。この触媒懸濁液を回転ディスクカーボン電極上に120μl滴下し、乾燥機において120℃で乾燥させた。次に導電性樹脂溶液(アシプレックス、旭化成ケミカルズ登録商標、含有量0.15%エタノール溶液)を90μl滴下し、同じく乾燥機において120℃で約2時間乾燥させ、触媒試験電極を作製した。
<電気化学的測定>
白金線を対極、銀/塩化銀電極を参照極とした。酸性溶液中での酸素還元活性を調べるために、0.5Mの硫酸水溶液を使用した。この硫酸水溶液を純酸素で酸素飽和にするために1時間バブリングを行った。
次に、作用極を+0.8Vから+0Vの電位まで2mV/secで掃引し、電位−電流曲線を測定した。電位が0.5Vのときの電流を表1に示す。
[実施例2]
<窒素含有炭素材料の製造>
鉄(II)フタロシアニン0.9gをエチレンジアミン20gに溶解させてエチレンジアミン溶液を調製した。アズルミン酸10gをエチレンジアミン200gと混合して90℃で1時間加熱したのちにエチレンジアミン溶液を添加し、そのまま90℃で1時間攪拌してプレカーサー混合液を得た。プレカーサー混合液を、ロータリーエバポレーターにて200rpmで回転させながら、減圧下で溶媒を蒸発させて、プレカーサーを得た。得られたプレカーサーを内径25mmの石英管に充填し、大気圧下、200Ncc/ min.の窒素気流中で60分かけて800℃まで昇温させ、800℃で1時間ホールドして炭化処理をして3gの窒素含有炭素材料を得た。
<窒素含有炭素材料の解析>
(CHN分析結果)
CHN分析より、炭素原子に対する窒素原子の原子数比(N/C)を分析した。結果を表1に示す。
(金属量の分析結果)
結果を表1に示す。
<窒素含有炭素材料の粉砕と分級>
実施例1の粉砕と分級と同様に実施した。
<電極作製>
実施例1の電極作製と同様にして作製した。
<電気化学的測定>
実施例1の電気化学的測定と同様にして測定した。結果を表1に示す。
[実施例3]
<窒素含有炭素材料の製造>
硝酸ニッケル(II)・6水和物0.7gを純水20gに溶解させて硝酸ニッケル水溶液を調製した。アズルミン酸10gを25%アンモニア水200gと混合して50℃で1時間加熱したのちに硝酸ニッケル水溶液を添加し、そのまま50℃で1時間攪拌してプレカーサー混合液を得た。プレカーサー混合液を、ロータリーエバポレーターにて200rpmで回転させながら、減圧下で溶媒を蒸発させて、プレカーサーを得た。得られたプレカーサーを内径25mmの石英管に充填し、大気圧下、200Ncc/ min.の窒素気流中で60分かけて800℃まで昇温させ、800℃で1時間ホールドして炭化処理をして3gの窒素含有炭素材料を得た。
<窒素含有炭素材料の解析>
(CHN分析結果)
CHN分析より、炭素原子に対する窒素原子の原子数比(N/C)を分析した。結果を表1に示す。
(金属量の分析結果)
結果を表1に示す。
<窒素含有炭素材料の粉砕と分級>
実施例1の粉砕と分級と同様に実施した。
<電極作製>
実施例1の電極作製と同様にして作製した。
<電気化学的測定>
実施例1の電気化学的測定と同様にして測定した。結果を表1に示す。
[実施例4]
<窒素含有炭素材料の製造>
ニッケル(II)フタロシアニン0.9gをエチレンジアミン20gに溶解させてエチレンジアミン溶液を調製した。アズルミン酸10gをエチレンジアミン200gと混合して90℃で1時間加熱したのちにエチレンジアミン溶液を添加し、そのまま90℃で1時間攪拌してプレカーサー混合液を得た。プレカーサー混合液を、ロータリーエバポレーターにて200rpmで回転させながら、減圧下で溶媒を蒸発させて、プレカーサーを得た。得られたプレカーサーを内径25mmの石英管に充填し、大気圧下、200Ncc/ min.の窒素気流中で60分かけて800℃まで昇温させ、800℃で1時間ホールドして炭化処理をして3gの窒素含有炭素材料を得た。
<窒素含有炭素材料の解析>
(CHN分析結果)
CHN分析より、炭素原子に対する窒素原子の原子数比(N/C)を分析した。結果を表1に示す。
(金属量の分析結果)
結果を表1に示す。
<窒素含有炭素材料の粉砕と分級>
実施例1の粉砕と分級と同様に実施した。
<電極作製>
実施例1の電極作製と同様にして作製した。
<電気化学的測定>
実施例1の電気化学的測定と同様にして測定した。結果を表1に示す。
[実施例5]
<窒素含有炭素材料の製造>
硝酸コバルト(II)・6水和物0.7gを純水20gに溶解させて硝酸コバルト水溶液を調製した。アズルミン酸10gを25%アンモニア水200gと混合して50℃で1時間加熱したのちに硝酸コバルト水溶液を添加し、そのまま50℃で1時間攪拌してプレカーサー混合液を得た。プレカーサー混合液を、ロータリーエバポレーターにて200rpmで回転させながら、減圧下で溶媒を蒸発させて、プレカーサーを得た。得られたプレカーサーを内径25mmの石英管に充填し、大気圧下、200Ncc/ min.の窒素気流中で60分かけて800℃まで昇温させ、800℃で1時間ホールドして炭化処理をして3gの窒素含有炭素材料を得た。
<窒素含有炭素材料の解析>
(CHN分析結果)
CHN分析より、炭素原子に対する窒素原子の原子数比(N/C)を分析した。結果を表1に示す。
(金属量の分析結果)
結果を表1に示す。
<窒素含有炭素材料の粉砕と分級>
実施例1の粉砕と分級と同様に実施した。
<電極作製>
実施例1の電極作製と同様にして作製した。
<電気化学的測定>
実施例1の電気化学的測定と同様にして測定した。結果を表1に示す。
[実施例6]
アズルミン酸10gを25%アンモニア水200gと混合して50℃で1時間加熱したのちに白金を0.01g含むヘキサヒドロキソ白金硝酸水溶液を添加し、そのまま50℃で1時間攪拌してプレカーサー混合液を得た。プレカーサー混合液を、ロータリーエバポレーターにて200rpmで回転させながら、減圧下で溶媒を蒸発させて、プレカーサーを得た。得られたプレカーサーを内径25mmの石英管に充填し、
大気圧下、200Ncc/ min.の10%水素ガス中(窒素90%)で400℃で2時間ホールドし、ついで大気圧下、200Ncc/ min.の窒素気流中で60分かけて800℃まで昇温させ、800℃で1時間ホールドして炭化処理をして3gの窒素含有炭素材料を得た。
<窒素含有炭素材料の解析>
(CHN分析結果)
CHN分析より、炭素原子に対する窒素原子の原子数比(N/C)を分析した。結果を表1に示す。
(金属量の分析結果)
結果を表1に示す。
<窒素含有炭素材料の粉砕と分級>
実施例1の粉砕と分級と同様に実施した。
<電極作製>
実施例1の電極作製と同様にして作製した。
<電気化学的測定>
実施例1の電気化学的測定と同様にして測定した。結果を表1に示す。
[比較例1]
<窒素含有炭素材料の製造>
アズルミン酸10gを内径25mmの石英管に充填し、大気圧下、200Ncc/ min.の窒素気流中で60分かけて800℃まで昇温させ、800℃で1時間ホールドして炭化処理をして3.4gの窒素含有炭素材料を得た。
<窒素含有炭素材料の解析>
(CHN分析結果)
CHN分析より、炭素原子に対する窒素原子の原子数比(N/C)を分析した。結果を表1に示す。
(金属量の分析結果)
結果を表1に示す。
<窒素含有炭素材料の粉砕と分級>
実施例1の粉砕と分級と同様に実施した。
<電極作製>
実施例1の電極作製と同様にして作製した。
<電気化学的測定>
実施例1の電気化学的測定と同様にして測定した。結果を表1に示す。
[比較例2]
<窒素含有炭素材料の製造>
硝酸鉄(III)・9水和物0.7gを純水20gに溶解させて硝酸鉄水溶液を調製した。比較例1と同様にして窒素含有炭素材料を得て、得られた窒素含有炭素材料3gを25%アンモニア水200gと混合して50℃で1時間加熱したのちに硝酸鉄水溶液を添加し、そのまま50℃で1時間攪拌してプレカーサー混合液を得た。プレカーサー混合液を、ロータリーエバポレーターにて200rpmで回転させながら、減圧下で溶媒を蒸発させて、プレカーサーを得た。得られたプレカーサーを内径25mmの石英管に充填し、大気圧下、200Ncc/ min.の窒素気流中で60分かけて800℃まで昇温させ、800℃で1時間ホールドして炭化処理をして2.9gの窒素含有炭素材料を得た。
<窒素含有炭素材料の解析>
(CHN分析結果)
CHN分析より、炭素原子に対する窒素原子の原子数比(N/C)を分析した。結果を表1に示す。
(金属量の分析結果)
結果を表1に示す。
<窒素含有炭素材料の粉砕と分級>
実施例1の粉砕と分級と同様に実施した。
<電極作製>
実施例1の電極作製と同様にして作製した。
<電気化学的測定>
実施例1の電気化学的測定と同様にして測定した。結果を表1に示す。
比較例3においては、アズルミン酸以外では、窒素含有炭素材料の前駆体として最も窒素含有量の多い樹脂であるメラミン樹脂を用いた。
[比較例3]
<メラミン樹脂の製造>
メラミン252gと37%ホルムアルデヒド水溶液650mLを混合し、攪拌しながら6mol/Lの水酸化カリウム水溶液を少量加えて、pH8〜9にした。還流させながら、70℃で攪拌して40時間重合させた。この間、適宜水酸化カリウム水溶液を加えてpHを8〜9に保つようにした。50時間後に加熱を停止し冷却し、1500gの水を添加して反応液から分離してきた粘調な樹脂を取り出し、80℃で真空乾燥させてメラミン樹脂を得た。
<窒素含有炭素材料の製造>
硝酸鉄(III)・9水和物0.7gを純水20gに溶解させて硝酸鉄水溶液を調製した。メラミン樹脂10gを25%アンモニア水200gと混合して50℃で1時間加熱したのちに硝酸鉄水溶液を添加し、そのまま50℃で1時間攪拌してプレカーサー混合液を得た。プレカーサー混合液を、ロータリーエバポレーターにて200rpmで回転させながら、減圧下で溶媒を蒸発させて、プレカーサーを得た。得られたプレカーサーを内径25mmの石英管に充填し、大気圧下、200Ncc/ min.の窒素気流中で60分かけて800℃まで昇温させ、800℃で1時間ホールドして炭化処理をして1.1gの窒素含有炭素材料を得た。
<窒素含有炭素材料の解析>
(CHN分析結果)
CHN分析より、炭素原子に対する窒素原子の原子数比(N/C)を分析した。結果を表1に示す。
(金属量の分析結果)
結果を表1に示す。
<窒素含有炭素材料の粉砕と分級>
実施例1の粉砕と分級と同様に実施した。
<電極作成>
実施例1の電極作製と同様にして作製した。
<電気化学的測定>
実施例1の電気化学的測定と同様にして測定した。結果を表1に示す。
[実施例7]
<窒素含有炭素材料の製造>
実施例1において硝酸鉄(III)・9水和物0.7gを1.4gに、800℃の焼成温度を1000℃に変更した以外は実施例1を反復して2.6gの窒素含有炭素材料を得た。
<窒素含有炭素材料の解析>
(CHN分析結果)
CHN分析より、炭素原子に対する窒素原子の原子数比(N/C)を分析した。結果を表1に示す。
(金属量の分析結果)
結果を表1に示す。
<窒素含有炭素材料の粉砕と分級>
実施例1の粉砕と分級と同様に実施した。
<電極作製>
実施例1の電極作製と同様にして作製した。
<電気化学的測定>
実施例1の電気化学的測定と同様にして測定した。結果を表1に示す。
[実施例8]
<窒素含有炭素材料の製造>
実施例2において鉄(II)フタロシアニン0.9gを1.4gに、800℃の焼成温度を1000℃に変更した以外は実施例2を反復して2.6gの窒素含有炭素材料を得た。
<窒素含有炭素材料の解析>
(CHN分析結果)
CHN分析より、炭素原子に対する窒素原子の原子数比(N/C)を分析した。結果を表1に示す。
(金属量の分析結果)
結果を表1に示す。
<窒素含有炭素材料の粉砕と分級>
実施例1の粉砕と分級と同様に実施した。
<電極作製>
実施例1の電極作製と同様にして作製した。
<電気化学的測定>
実施例1の電気化学的測定と同様にして測定した。結果を表1に示す。
[実施例9]
<窒素含有炭素材料の製造>
実施例3において硝酸ニッケル(II)・6水和物0.7gを1gに、800℃の焼成温度を1000℃に変更した以外は実施例3を反復して2.6gの窒素含有炭素材料を得た。
<窒素含有炭素材料の解析>
(CHN分析結果)
CHN分析より、炭素原子に対する窒素原子の原子数比(N/C)を分析した。結果を表1に示す。
(金属量の分析結果)
結果を表1に示す。
<窒素含有炭素材料の粉砕と分級>
実施例1の粉砕と分級と同様に実施した。
<電極作製>
実施例1の電極作製と同様にして作製した。
<電気化学的測定>
実施例1の電気化学的測定と同様にして測定した。結果を表1に示す。
[実施例10]
<窒素含有炭素材料の製造>
実施例4においてニッケル(II)フタロシアニン0.9gを1gに、800℃の焼成温度を1000℃に変更した以外は実施例4を反復して2.6gの窒素含有炭素材料を得た。
<窒素含有炭素材料の解析>
(CHN分析結果)
CHN分析より、炭素原子に対する窒素原子の原子数比(N/C)を分析した。結果を表1に示す。
(金属量の分析結果)
結果を表1に示す。
<窒素含有炭素材料の粉砕と分級>
実施例1の粉砕と分級と同様に実施した。
<電極作製>
実施例1の電極作製と同様にして作製した。
<電気化学的測定>
実施例1の電気化学的測定と同様にして測定した。結果を表1に示す。
[実施例11]
<窒素含有炭素材料の製造>
実施例5において硝酸コバルト(II)・6水和物0.7gを1.3gに、800℃の焼成温度を1000℃に変更した以外は実施例5を反復して2.6gの窒素含有炭素材料を得た。
<窒素含有炭素材料の解析>
(CHN分析結果)
CHN分析より、炭素原子に対する窒素原子の原子数比(N/C)を分析した。結果を表1に示す。
(金属量の分析結果)
結果を表1に示す。
<窒素含有炭素材料の粉砕と分級>
実施例1の粉砕と分級と同様に実施した。
<電極作製>
実施例1の電極作製と同様にして作製した。
<電気化学的測定>
実施例1の電気化学的測定と同様にして測定した。結果を表1に示す。
[比較例4]
<窒素含有炭素材料の製造>
比較例1において800℃の焼成温度を1000℃に変更した以外は比較例1を反復して2.8gの窒素含有炭素材料を得た。
<窒素含有炭素材料の解析>
(CHN分析結果)
CHN分析より、炭素原子に対する窒素原子の原子数比(N/C)を分析した。結果を表1に示す。
(金属量の分析結果)
結果を表1に示す。
<窒素含有炭素材料の粉砕と分級>
実施例1の粉砕と分級と同様に実施した。
<電極作製>
実施例1の電極作製と同様にして作製した。
<電気化学的測定>
実施例1の電気化学的測定と同様にして測定した。結果を表1に示す。
Figure 2011256093
実施例の窒素含有炭素材料は、高い酸素還元活性を有することがわかる。
実施例7、実施例8、実施例11、比較例4のXRDを図2に示す。いずれも回折角(2θ)が24.0〜26.5°の位置にピークを有し、各ピークの半値幅は、それぞれ2.4°、4.5°、5.9°、8.2°であった。
実施例1、比較例1で得られた窒素含有炭素材料をそれぞれ内径25mmの石英管に充填し、大気圧下、200Ncc/ min.の窒素気流中で60分かけて1000℃まで昇温し、1000℃で1時間ホールドして試験用窒素含有炭素材料を得た。
得られた試験用窒素含有炭素材料の(N/C)、XRDを測定したところ、実施例1の試験用窒素含有炭素材料の(N/C)は0.06、回折角(2θ)が24.0〜26.5°の位置にピークを有し、該ピークの半値幅は、2.4°であった。一方、比較例1の試験用窒素含有炭素材料の(N/C)は0.09、回折角(2θ)が24.0〜26.5°の位置にピークを有したが、該ピークの半値幅は、8.2°であった。
本発明の窒素含有炭素材料は、化学反応の触媒、燃料電池の電極、金属―空気電池の電極等として有用である。
また本実施態様の窒素含有炭素材料の製造方法は、アクリロニトリル等基礎原料の製造において副生物として製造されている青酸の重合体を利用可能であり、工程数が少なく、しかも炭素化収率が高い。そのため、省資源、省エネルギーとなる製造方法として有用である。

Claims (6)

  1. アズルミン酸と遷移金属を含むプレカーサーを炭化する工程を有する窒素含有炭素材料の製造方法。
  2. アズルミン酸と遷移金属と溶媒とを混合し、次いで溶媒を除去することにより前記プレカーサーを製造する工程を有する請求項1に記載の窒素含有炭素材料の製造方法。
  3. アズルミン酸と遷移金属とを含む窒素含有炭素材料のプレカーサー。
  4. アズルミン酸と遷移金属を含むプレカーサーを炭化して得られた窒素含有炭素材料。
  5. 炭素原子に対する窒素原子の原子数比(N/C)が0.03〜0.6の窒素含有炭素材料であって、
    CuKα線をX線源として得られるX線回折図において、回折角(2θ)が24.0〜26.5°の位置にピークを有し、該ピークの半値幅が7.5°以下
    である窒素含有炭素材料。
  6. 炭素原子に対する窒素原子の原子数比(N/C)が0.03〜0.6の窒素含有炭素材料であって、
    大気圧下200Ncc/min.の窒素気流中で60分かけて1000℃まで昇温し、1000℃で1時間保持した後、CuKα線をX線源として得られるX線回折図において、回折角(2θ)が24.0〜26.5°の位置にピークを有し、該ピークの半値幅が7.5°以下、
    である窒素含有炭素材料。
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