JP2011255846A - 四輪駆動車の駆動システム及び四輪駆動車の駆動システムの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】四輪駆動車の2輪駆動状態から4輪駆動状態への切り換えに要する時間を短縮しながら、4輪駆動状態への切り換え時における衝撃や振動を抑制することが可能な四輪駆動車の駆動システム及び四輪駆動車の駆動システムの制御方法を提供する。
【解決手段】四輪駆動車101の駆動システム1は、エンジン102の駆動力を後輪105a,105bに伝達するプロペラシャフト2と、エンジン102とプロペラシャフト2との間の連結を遮断可能な噛み合いクラッチ3と、プロペラシャフト2と後輪105a,105bとの間の伝達トルクを調整可能なトルクカップリング4と、トルクカップリング4による伝達トルクを高めてプロペラシャフト2の回転速度を上昇させた後にトルクカップリング4による伝達トルクを低減し、伝達トルクを低減した状態で噛み合いクラッチ3を連結状態とするECU5とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】四輪駆動車101の駆動システム1は、エンジン102の駆動力を後輪105a,105bに伝達するプロペラシャフト2と、エンジン102とプロペラシャフト2との間の連結を遮断可能な噛み合いクラッチ3と、プロペラシャフト2と後輪105a,105bとの間の伝達トルクを調整可能なトルクカップリング4と、トルクカップリング4による伝達トルクを高めてプロペラシャフト2の回転速度を上昇させた後にトルクカップリング4による伝達トルクを低減し、伝達トルクを低減した状態で噛み合いクラッチ3を連結状態とするECU5とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は四輪駆動車の駆動システム及び四輪駆動車の駆動システムの制御方法に関する。
従来の四輪駆動車には、2輪駆動状態におけるプロペラシャフトの回転による動力ロスを低減するため、2輪駆動状態の走行時には、プロペラシャフトの入力側及び出力側における連結を解除し、プロペラシャフトを回転させないようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載の四輪駆動車は、フロントプロペラシャフトのトルク伝達前段部にトランスファクラッチを設けると共に後段部にADD機構(断続機構)を設け、トランスファクラッチとADD機構とが共に開放された2輪駆動状態から4輪駆動状態へ移行する際には、フロントプロペラシャフトが回転を開始する必要トルクでトランスファクラッチを接続し、その後ADD機構の同期を確認してからADD機構を切り離し状態からロック状態に切り換えるように構成されている。
しかしながら、特許文献1の四輪駆動車では、ADD機構の同期を確認してからADD装置をロック状態に切り換えるので、4輪駆動状態への切り換えに時間がかかる場合がある。また、ADD機構が完全に同期しない状態でロック状態に切り換えると、衝撃や振動が発生する場合がある。
従って、本発明の目的は、四輪駆動車の2輪駆動状態から4輪駆動状態への切り換えに要する時間を短縮しながら、4輪駆動状態への切り換え時における衝撃や振動を抑制することが可能な四輪駆動車の駆動システム及び四輪駆動車の駆動システムの制御方法を提供することにある。
(1)本発明は、上記目的を達成するために、駆動源の駆動力が常時伝達される主駆動輪、及び走行状態に応じて前記駆動源の駆動力が伝達される補助駆動輪を有する四輪駆動車に搭載され、前記駆動源の駆動力を前記補助駆動輪に伝達する駆動力伝達軸と、前記駆動源と前記駆動力伝達軸との間の連結を遮断可能な断続装置と、前記駆動力伝達軸と前記補助駆動輪との間の伝達トルクを調整可能な駆動力伝達装置と、前記補助駆動輪に駆動力を伝達しない2輪駆動状態では、前記断続装置による連結を遮断すると共に前記駆動力伝達装置による伝達トルクを抑制し、前記2輪駆動状態から4輪駆動状態に移行する際には、前記駆動力伝達装置による伝達トルクを高めて前記駆動力伝達軸の回転速度を上昇させた後に前記駆動力伝達装置による伝達トルクを低減し、当該伝達トルクを低減した状態で前記断続装置を制御して前記駆動源と前記駆動力伝達軸とを連結する制御部とを備えた四輪駆動車の駆動システムを提供する。
本構成によれば、駆動力伝達軸と補助駆動輪との連結が緩和された状態で断続装置によって駆動源と駆動力伝達軸との間の連結が行われる。
(2)前記制御部は、前記断続装置によって連結が遮断される一方の部材と他方の部材との回転差が閾値以下となったときに前記駆動力伝達装置による伝達トルクを低減して前記一方の部材と前記他方の部材とを連結するようにしてもよい。
(3)また、本発明は、上記目的を達成するために、四輪駆動車の補助駆動輪に駆動源の駆動力を伝達する駆動力伝達軸と、前記駆動力伝達軸と前記駆動源との間の連結を遮断可能な断続装置と、前記駆動力伝達軸と前記補助駆動輪との間の伝達トルクを調整可能な駆動力伝達装置とを備えた駆動システムの制御方法であって、前記補助駆動輪に駆動力が伝達されない2輪駆動状態から4輪駆動状態に移行するにあたり、前記駆動力伝達装置による伝達トルクを高めて前記駆動力伝達軸の回転速度を上昇させ、その後前記駆動力伝達装置による伝達トルクを低減し、当該伝達トルクを低減した状態で前記断続装置によって前記駆動源と前記駆動力伝達軸とを連結する駆動システムの制御方法を提供する。
本発明によると、四輪駆動車の2輪駆動状態から4輪駆動状態への切り換えに要する時間を短縮しながら、4輪駆動状態への切り換え時における衝撃や振動を抑制することが可能となる。
[第1の実施の形態]
図1は四輪駆動車の概略の構成例を示す。図1に示すように、四輪駆動車101は、駆動源としてのエンジン102,トランスミッション103,主駆動輪としての一対の前輪104,104及び補助駆動輪としての一対の後輪105a,105bと、駆動力としてのエンジン102のトルクを一対の前輪104,104及び一対の後輪105a,105bに伝達する駆動システム1とを備えている。
図1は四輪駆動車の概略の構成例を示す。図1に示すように、四輪駆動車101は、駆動源としてのエンジン102,トランスミッション103,主駆動輪としての一対の前輪104,104及び補助駆動輪としての一対の後輪105a,105bと、駆動力としてのエンジン102のトルクを一対の前輪104,104及び一対の後輪105a,105bに伝達する駆動システム1とを備えている。
駆動システム1は、四輪駆動車101におけるトランスミッション103側から後輪側に至る駆動力伝達経路にフロントディファレンシャル106及びリヤディファレンシャル107と共に配置され、かつ四輪駆動車101に搭載されている。
そして、駆動システム1は、駆動力伝達軸の一例としてのプロペラシャフト2、断続装置の一例としての噛み合いクラッチ3、及び駆動力伝達装置の一例としてのトルクカップリング4を有し、四輪駆動車101の走行状態に応じて4輪駆動状態を2輪駆動状態に、また2輪駆動状態を4輪駆動状態にそれぞれ切り替え可能に構成されている。
フロントディファレンシャル106は、一対の前輪側アクスルシャフト108,108に連結された一対のサイドギヤ109,109、一対のサイドギヤ109,109にギヤ軸を直交させて噛合する一対のピニオンギヤ110,110、一対のピニオンギヤ110,110を支持するピニオンギヤ支持部材111a、及びこれら一対のピニオンギヤ110,110と一対のサイドギヤ109,109とを収容するフロントデフケース111を有し、トランスミッション103と噛み合いクラッチ3との間に配置されている。
リヤディファレンシャル107は、一対のサイドギヤ113,113、一対のサイドギヤ113,113にギヤ軸を直交させて噛合する一対のピニオンギヤ114,114、一対のピニオンギヤ114,114を支持するピニオンギヤ支持部材115、及びこれらピニオンギヤ支持部材115、一対のピニオンギヤ114,114、一対のサイドギヤ113,113を収容するリヤデフケース116を有し、プロペラシャフト2とトルクカップリング4との間に配置されている。
一対のサイドギヤ113のうち左側のサイドギヤ113には、サイドギヤシャフト14が相対回転不能に連結されている。また、一対のサイドギヤ113のうち右側のサイドギヤ113には、右後輪側アクスルシャフト112bが相対回転不能に連結されている。
エンジン102は、トランスミッション103及びフロントディファレンシャル106を介してトルクを一対の前輪側アクスルシャフト108,108に出力することにより一対の前輪104,104を駆動する。
また、エンジン102は、トランスミッション103,噛み合いクラッチ3,プロペラシャフト2,リヤディファレンシャル107,サイドギヤシャフト14,及びトルクカップリング4を介して駆動力を左後輪側アクスルシャフト112aに出力することにより左側の後輪105aを、またトランスミッション103,噛み合いクラッチ3,プロペラシャフト2及びリヤディファレンシャル107を介して駆動力を右後輪側アクスルシャフト112bに出力することにより右側の後輪105bをそれぞれ駆動する。
〔駆動システム1の全体構成〕
駆動システム1は、図1に示すように、プロペラシャフト2,噛み合いクラッチ3及びトルクカップリング4に制御部としての車両用のECU(Electronic Control Unit)5を加えて大略構成されている。
駆動システム1は、図1に示すように、プロペラシャフト2,噛み合いクラッチ3及びトルクカップリング4に制御部としての車両用のECU(Electronic Control Unit)5を加えて大略構成されている。
(プロペラシャフト2の構成)
プロペラシャフト2は、噛み合いクラッチ3とトルクカップリング4との間に配置されている。そして、プロペラシャフト2は、エンジン102のトルクを回転部材としてのフロントデフケース111から受けて、前輪104,104側から後輪105a,105b側に伝達するように構成されている。プロペラシャフト2の前輪側端部には、互いに噛合するドライブピニオン6a及びリングギヤ6bからなる前輪側の歯車機構6が配置されている。プロペラシャフト2の後輪側端部には、互いに噛合するドライブピニオン7a及びリングギヤ7bからなる歯車機構7が配置されている。
プロペラシャフト2は、噛み合いクラッチ3とトルクカップリング4との間に配置されている。そして、プロペラシャフト2は、エンジン102のトルクを回転部材としてのフロントデフケース111から受けて、前輪104,104側から後輪105a,105b側に伝達するように構成されている。プロペラシャフト2の前輪側端部には、互いに噛合するドライブピニオン6a及びリングギヤ6bからなる前輪側の歯車機構6が配置されている。プロペラシャフト2の後輪側端部には、互いに噛合するドライブピニオン7a及びリングギヤ7bからなる歯車機構7が配置されている。
(噛み合いクラッチ3の構成)
図2(a)は、噛み合いクラッチ3の概略の構成例を示す断面図である。噛み合いクラッチ3は、フロントデフケース111の端部に固定された第1回転部材31と、第1回転部材31に対して同軸状で相対回転可能な第2回転部材32と、第1回転部材31及び第2回転部材32の外周側を軸方向に移動可能なスリーブ33とを有している。
図2(a)は、噛み合いクラッチ3の概略の構成例を示す断面図である。噛み合いクラッチ3は、フロントデフケース111の端部に固定された第1回転部材31と、第1回転部材31に対して同軸状で相対回転可能な第2回転部材32と、第1回転部材31及び第2回転部材32の外周側を軸方向に移動可能なスリーブ33とを有している。
第1回転部材31は、前輪側アクスルシャフト108を挿通させる環状であり、例えばボルト締めによってフロントデフケース111の端部に固定され、フロントデフケース111と一体に回転する。第1回転部材31の外周には、複数の噛み合い歯31aが形成されている。
第2回転部材32は、第1回転部材31に対向する側の軸方向の一方の端部321が外側に拡径した円筒状であり、その中心部を前輪側アクスルシャフト108が貫通している。第1回転部材31の端部321の外周には、複数の噛み合い歯32aが形成されている。第2回転部材32の軸方向の他方の端部322の外周には、リングギヤ6bが例えばボルト締めにより相対回転不能に固定されている。
第2回転部材32及びフロントデフケース111は、図略の軸受によって車体に対してそれぞれ独立して回転可能かつ軸方向移動不能に支持されている。
スリーブ33は環状であり、その内周面には第2回転部材32の複数の噛み合い歯32aと常時噛み合い、前輪側アクスルシャフト108の回転軸Oに沿った軸方向移動によって第1回転部材31の複数の噛み合い歯31aとも噛み合うことが可能な複数の噛み合い歯33aが形成されている。また、スリーブ33の外周側には環状の溝33bが形成され、溝33bにフォーク34が摺動可能に嵌合されている。フォーク34は、図略のアクチュエータによって、スリーブ33と共に矢印Aの方向に進退移動されるように構成されている。
第1回転部材31に対応する位置に、車体に固定された近接センサ35が配置されている。近接センサ35は、例えば高周波発信型であり、スリーブ33が第1回転部材31側(矢印A方向)に移動して、噛み合い歯31aと噛み合い歯33aとが噛み合う状態になると、オン信号を出力するように構成されている。近接センサ35の出力信号は、図略の配線によりECU5に送られる。
図2(b)は、第1回転部材31の複数の噛み合い歯31a及び第2回転部材32の複数の噛み合い歯32aと、スリーブ33の複数の噛み合い歯33aとの噛み合い状態の一例を示す概略図である。この図に示す状態では、第2回転部材32の複数の噛み合い歯32aとスリーブ33の複数の噛み合い歯33aとが噛み合っているが、第1回転部材31の複数の噛み合い歯31aとスリーブ33の複数の噛み合い歯33aとは噛み合っていない。従って、噛み合いクラッチ3は、第1回転部材31と第2回転部材32との相対回転が可能な解放状態であり、フロントデフケース111とプロペラシャフト2との間の連結が遮断されている。
また、この状態からスリーブ33が矢印Aの方向に移動すると、スリーブ33の噛み合い歯33aが第1回転部材31の隣り合う噛み合い歯31aの間に入り込み、噛み合い歯31aと噛み合い歯33aとが噛み合う係合状態となる。この係合状態では、スリーブ33の複数の噛み合い歯33aが、第1回転部材31の複数の噛み合い歯31a及び第2回転部材32の複数の噛み合い歯32aに共に噛み合うので、第1回転部材31と第2回転部材32との相対回転が不能となる。従って、フロントデフケース111とプロペラシャフト2とがトルク伝達可能に連結される。
(トルクカップリング4の構成)
図3はトルクカップリング4及びその周辺部の構成例を示す。トルクカップリング4は、図3に示すように、多板クラッチ8,電磁クラッチ9,及びカム機構10を有し、リヤディファレンシャル107,及び歯車機構7と共にディファレンシャルキャリア11に収容されて、四輪駆動車101の後輪105a側に配置されている。
図3はトルクカップリング4及びその周辺部の構成例を示す。トルクカップリング4は、図3に示すように、多板クラッチ8,電磁クラッチ9,及びカム機構10を有し、リヤディファレンシャル107,及び歯車機構7と共にディファレンシャルキャリア11に収容されて、四輪駆動車101の後輪105a側に配置されている。
そして、トルクカップリング4は、サイドギヤシャフト14と左後輪側アクスルシャフト112aとの間の伝達トルクを調整可能に構成されている。
すなわち、トルクカップリング4による連結時には、左後輪側アクスルシャフト112aとプロペラシャフト2とが歯車機構7,リヤディファレンシャル107及びサイドギヤシャフト14を介して、また右後輪側アクスルシャフト112bとプロペラシャフト2とが歯車機構7及びリヤディファレンシャル107を介してトルク伝達可能に連結される。
一方、トルクカップリング4による伝達トルクが抑制されてサイドギヤシャフト14と左後輪側アクスルシャフト112aとの連結が実質的に解除されると、左後輪側アクスルシャフト112aにプロペラシャフト2からのトルクが伝達されなくなり、これに伴って右後輪側アクスルシャフト112bにもプロペラシャフト2からのトルクが伝達されなくなる。なお、右後輪側アクスルシャフト112bにもトルクが伝達されなくなるのは、一方のサイドギヤが空転すると他方のサイドギヤにもトルクが伝達されないという一般的なディファレンシャル装置の特性によるものである。
ここで、トルクカップリング4の構成について詳述すると、多板クラッチ8は、複数のインナクラッチプレート8a及び複数のアウタクラッチプレート8bを有する摩擦式のメインクラッチからなり、内部に収容空間を有するハウジング12と軸状のインナシャフト13との間に配置されている。そして、多板クラッチ8は、インナクラッチプレート8a及びアウタクラッチプレート8bのうち互いに隣り合う内外のクラッチプレート同士を摩擦係合させ、またその摩擦係合を解除してハウジング12とインナシャフト13とをトルク伝達可能に連結するように構成されている。
ハウジング12は、サイドギヤシャフト14に例えばスプライン嵌合によって相対回転不能に連結され、左後輪側アクスルシャフト112aの軸線回りに相対回転可能に支持されている。インナシャフト13は、ハウジング12の収容空間内に配置され、かつ左後輪側アクスルシャフト112aに例えばスプライン嵌合によって相対回転不能に連結されている。
電磁クラッチ9は、コイル9a及びアーマチャカム9bを有し、ハウジング12の回転軸線上に配置されている。そして、電磁クラッチ9は、コイル9aによる電磁力の発生によってアーマチャカム9bをコイル9a側に移動させ、ハウジング12にアーマチャカム9bを連結するように構成されている。
カム機構10は、カム部材としてのアーマチャカム9bを含み、このアーマチャカム9bにハウジング5の回転軸線に沿って並列するメインカム10a、及びこのメインカム10aとアーマチャカム9bとの間に介在するカムフォロア10bを有し、ハウジング12内に収容されている。そして、カム機構10は、コイル9aへの通電によってアーマチャカム9bがハウジング12からの回転力を受け、多板クラッチ8のクラッチ力となる押圧力に変換するように構成されている。コイル9aへの通電量が多くなるとアーマチャカム9bとハウジング12との摩擦力が増大し、メインカム10aがより強く多板クラッチ8を押圧する。すなわち、コイル9aへの通電量に応じて多板クラッチ8の押圧力が制御可能であり、トルクカップリング4はプロペラシャフト2と後輪105a,105bとの間の伝達トルクを調整可能である。
(ECU5の構成)
ECU5は、図1に示すように、四輪駆動車101に搭載され、かつ噛み合いクラッチ3及びトルクカップリング4に接続されている。また、ECU5には、フロントデフケース111の回転速度を検出するための回転センサ15、噛み合いクラッチ3の第2の回転部材32の回転速度を検出するための回転センサ16、及び各車輪の回転速度を検出する図示しない車輪速センサが接続されている。
ECU5は、図1に示すように、四輪駆動車101に搭載され、かつ噛み合いクラッチ3及びトルクカップリング4に接続されている。また、ECU5には、フロントデフケース111の回転速度を検出するための回転センサ15、噛み合いクラッチ3の第2の回転部材32の回転速度を検出するための回転センサ16、及び各車輪の回転速度を検出する図示しない車輪速センサが接続されている。
そして、ECU5は、四輪駆動車101の車速、操舵角、ヨーレイト、前後輪の差回転等の走行状態、あるいは運転者の設定に基づいて、駆動システム1を制御する。例えば、運転者が4輪走行モードを選択操作した場合には、噛み合いクラッチ3のアクチュエータを動作させてクラッチ3を係合状態にすると共に、トルクカップリング4に対する伝達指令トルクを制御して、走行状態に適したトルクを後輪105a,105bに配分する。
また、ECU5は、四輪駆動車101が各車輪の回転速度の変動が小さく、ほぼ一定の速度で直進する定常走行状態では、トルクカップリング4に対する伝達指令トルクを抑制し、例えば伝達指令トルクをゼロにすると共に、噛み合いクラッチ3のアクチュエータを動作させてクラッチ3を解放状態とする。これにより、四輪駆動車101が前輪104,104のみを駆動する2輪駆動状態で走行していても、第2回転部材32、歯車機構6、プロペラシャフト2、歯車機構7、リヤデフケース116は回転せず、これら各部の回転により発生し得る走行抵抗を抑制する。
またさらに、ECU5は、プロペラシャフト2が回転していない2輪駆動状態から、後輪105a,105bをも駆動する4輪駆動状態に移行する際には、トルクカップリング4による伝達トルクを高めてプロペラシャフト2の回転速度を上昇させた後にトルクカップリング4による伝達トルクを低減し、伝達トルクを低減した状態で噛み合いクラッチ3を制御して係合状態とする。そして、噛み合いクラッチ3が係合状態となったことを確認後、走行状態に適した伝達トルクをトルクカップリング4に発生させる。
(駆動システム1の動作)
図4は、2輪駆動の定常走行状態から4輪駆動状態に切り換える際のECU5の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、このフローチャートに示す処理の初期状態では、第2回転部材32からリヤデフケース116に至る駆動力伝達系の各部が回転せず、トルクカップリング4の伝達指令トルクがゼロであるものとする。
図4は、2輪駆動の定常走行状態から4輪駆動状態に切り換える際のECU5の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、このフローチャートに示す処理の初期状態では、第2回転部材32からリヤデフケース116に至る駆動力伝達系の各部が回転せず、トルクカップリング4の伝達指令トルクがゼロであるものとする。
ECU5は、2輪駆動状態から4輪駆動状態への切り替えを行う際、まずトルクカップリング4のコイル9aへのコイル電流の供給を開始する(S01)。このコイル電流は、四輪駆動車101の走行に従動して回転する左側の後輪105aのトルクの一部がリヤディファレンシャル107及び歯車機構7を介してプロペラシャフト2に伝達され、プロペラシャフト2が回転を始めるのに必要な程度の大きさである。
次に、ECU5は、回転センサ15の検出値に基づいてフロントデフケース111の回転速度を計算し(S02)、続いて回転センサ16の検出値に基づいて第2の回転部材32の回転速度を計算する(S03)。
次に、ECU5は、ステップS02で計算したフロントデフケース111の回転速度に対する、ステップS03で計算した第2の回転部材32の回転速度の比を計算し(S04)、その比が所定の閾値以上かを判定する(S05)。この閾値は、例えば0.9とすることができ、この場合には第2の回転部材32がフロントデフケース111の回転速度の90%以上の回転速度で回転しているときにステップS05の判定結果がYesとなる。なお、この閾値を0.95としてもよい。
ステップS05の判定結果がNoの場合、ECU5は、ステップS02以降の処理を繰り返して行う。
一方、ステップS05の判定結果がYesの場合、ECU5は、トルクカップリング4のコイル電流を低減する(S06)。より具体的には、トルクカップリング4のコイル電流を、ステップS05でYesと判定された時の2分の1以下の値に低減する。
続いてECU5は、噛み合いクラッチ3のアクチュエータを制御して、噛み合いクラッチ3を作動させる(S07)。
次に、ECU5は、近接センサ35の出力信号に基づいて、噛み合いクラッチ3の係合動作が完了したか否かを判定する(S08)。この判定結果がNoの場合には、繰り返してこの判定を行い、判定結果がYesの場合には、このフローチャートに示す処理を終了する。
図5は、ECU5が図4のフローチャートに示す処理を実行した場合の各種信号等の時間的変化を示すグラフであり、(a)は第2回転部材32の回転速度を、(b)はトルクカップリング4のコイル電流を、(c)は噛み合いクラッチ3のアクチュエータの駆動電流を、(d)は噛み合いクラッチ3が係合状態となったことを表す係合完了フラグを、それぞれ示す。
図5(a)及び(b)に示すように、時刻t1でトルクカップリング4へのコイル電流I2の供給が開始されると、第2回転部材32の回転速度がゼロから徐々に増大する。そして、時刻t2で第2回転部材32の回転速度がフロントデフケース111の回転速度V1よりも低い閾値VS(VSは、例えばV1の90%)以上となると、図5(b)及び(c)に示すように、ECU5はトルクカップリング4へのコイル電流をI2からI1(I1は、例えばI2の30%)に低減すると共に、噛み合いクラッチ3のアクチュエータに駆動電流を供給する。
そして、図5(d)に示すように、時刻t3で近接センサ35の出力信号に基づいてオン又はオフの信号状態が切り替わる係合完了フラグがオンすると、ECU5は噛み合いクラッチ3のアクチュエータへの駆動電流の供給を停止する。なお、噛み合いクラッチ3は、アクチュエータへの駆動電流の供給が停止されても係合状態を維持し、ECU5から噛み合いクラッチ3のアクチュエータに逆向きの駆動電流が供給されると解放状態となるように構成されているものとする。
ECU5は、時刻t3以降は四輪駆動車101の走行状態に対応した駆動力を後輪105a,105bに分配すべく、トルクカップリング4にコイル電流I3を供給する。I3は、例えば前輪104,104及び後輪105a,105bに駆動力を等配分することができる程度の電流である。
[実施の形態の効果]
以上説明した実施の形態によれば、次に示す効果が得られる。
以上説明した実施の形態によれば、次に示す効果が得られる。
(1)噛み合いクラッチ3が係合状態になる際、トルクカップリング4のコイル電流は低減された状態であるため、コイル電流を低減しない場合に比較して、プロペラシャフト2の回転速度が噛み合いクラッチ3の係合によって急激に変化しても、その衝撃又は振動が後輪側アクスルシャフト112a,112b及び後輪105a,105bに伝達しにくい。従って、四輪駆動車101の車体に発生する衝撃又は振動を抑制することができる。
(2)また、噛み合いクラッチ3が係合状態になる際、トルクカップリング4のコイル電流は低減された状態であるため、コイル電流を低減しない場合に比較して、噛み合いクラッチ3の第2回転部材32よりもトルク伝達下流側における駆動力伝達部材の慣性モーメントが小さくなる。そのため、第1回転部材31と第2回転部材32との間に差動回転があっても、噛み合いクラッチ3を係合させやすくなり、より速く解放状態から係合状態に移行させることができる。従って、例えば2輪駆動状態で左右の前輪104,104の一方又は両方にスリップが発生した場合には、速やかに後輪105a,105bに駆動力を伝達して4輪駆動状態とし、走行を安定化させることができる。
以上、本発明の駆動力伝達装置を上記の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能であり、例えば次に示すような変形も可能である。
(1)上記実施の形態では、図5に示す時刻t2からt3の間にトルクカップリング4に供給するコイル電流I1を、時刻t1からt2の間にトルクカップリング4に供給するコイル電流I2の30%としたが、これに限らない。コイル電流I1はコイル電流I2よりも小さい値であれば、それに応じた効果を奏することができる。また、コイル電流I1はゼロであってもよい。
(2)上記実施の形態では、時刻t1からt2の間にトルクカップリング4に供給するコイル電流を一定値としたが、これに限らない。例えば、時刻t1からt2まで、徐々にコイル電流を増大してもよい。この場合、時刻t2からt3の間にトルクカップリング4に供給するコイル電流は、第2回転部材32の回転速度が閾値VSを超えたときの値よりも小さければよい。
(3)上記実施の形態では、回転センサ15及び回転センサ16により、フロントデフケース111(第1回転部材31)の回転速度、及び第2回転部材32の回転速度を検出したが、これに限らず、例えばプロペラシャフト2の回転速度を検出し、その検出値に歯車機構6のギヤ比を乗じて第2回転部材32の回転速度を演算により求めてもよい。また、第1回転部材31の回転速度は、エンジン102の回転速度にトランスミッション103の変速ギヤ比等を乗じて演算により求めてもよいし、前車輪速の平均値としてもよい。
(4)上記実施の形態では、フロントデフケース111の回転速度に対する第2回転部材32の回転速度の比が閾値以上であるか否かによって図4に示すステップS05の判定を行ったが、この判定は、フロントデフケース111の回転速度と第2回転部材32の回転速度との差動回転速度が閾値以下か否かによって行ってもよい。つまり、フロントデフケース111と第2回転部材32との回転差が閾値以下であることを、それぞれの回転速度の比率又は差分に応じて判定し、回転差が閾値以下である場合には、トルクカップリング4のコイル電流を低減して噛み合いクラッチ3を作動させればよい。
1…駆動システム、2…プロペラシャフト、3…噛み合いクラッチ、4…トルクカップリング、5…ハウジング、6…歯車機構、6a…ドライブピニオン、6b…リングギヤ、7…歯車機構、7a…ドライブピニオン、7b…リングギヤ、8…多板クラッチ、8a…インナクラッチプレート、8b…アウタクラッチプレート、9…電磁クラッチ、9a…コイル、9b…アーマチャカム、10…カム機構、10a…メインカム、10b…カムフォロア、12…ハウジング、13…インナシャフト、14…サイドギヤシャフト、15,16…回転センサ、31…第1の回転部材、31a…噛み合い歯、32…第2の回転部材、32a…噛み合い歯、33…スリーブ、33a…噛み合い歯、33b…溝、34…フォーク、35…近接センサ、101…四輪駆動車、102…エンジン、103…トランスミッション、104…前輪、105a,105b…後輪、106…フロントディファレンシャル、107…リヤディファレンシャル、108…前輪側アクスルシャフト、109…サイドギヤ、110…ピニオンギヤ、111…フロントデフケース、112a…左後輪側アクスルシャフト、112b…右後輪側アクスルシャフト、113…サイドギヤ、115…ピニオンギヤ支持部材、116…リヤデフケース、321,322…端部
Claims (3)
- 駆動源の駆動力が常時伝達される主駆動輪、及び走行状態に応じて前記駆動源の駆動力が伝達される補助駆動輪を有する四輪駆動車に搭載され、前記駆動源の駆動力を前記補助駆動輪に伝達する駆動力伝達軸と、
前記駆動源と前記駆動力伝達軸との間の連結を遮断可能な断続装置と、
前記駆動力伝達軸と前記補助駆動輪との間の伝達トルクを調整可能な駆動力伝達装置と、
前記補助駆動輪に駆動力を伝達しない2輪駆動状態では、前記断続装置による連結を遮断すると共に前記駆動力伝達装置による伝達トルクを抑制し、前記2輪駆動状態から4輪駆動状態に移行する際には、前記駆動力伝達装置による伝達トルクを高めて前記駆動力伝達軸の回転速度を上昇させた後に前記駆動力伝達装置による伝達トルクを低減し、当該伝達トルクを低減した状態で前記断続装置を制御して前記駆動源と前記駆動力伝達軸とを連結する制御部と
を備えた四輪駆動車の駆動システム。 - 前記制御部は、前記断続装置によって連結が遮断される一方の部材と他方の部材との回転差が閾値以下となったときに前記駆動力伝達装置による伝達トルクを低減して前記一方の部材と前記他方の部材とを連結する請求項1に記載の四輪駆動車の駆動システム。
- 四輪駆動車の補助駆動輪に駆動源の駆動力を伝達する駆動力伝達軸と、前記駆動力伝達軸と前記駆動源との間の連結を遮断可能な断続装置と、前記駆動力伝達軸と前記補助駆動輪との間の伝達トルクを調整可能な駆動力伝達装置とを備えた駆動システムの制御方法であって、
前記補助駆動輪に駆動力が伝達されない2輪駆動状態から4輪駆動状態に移行するにあたり、前記駆動力伝達装置による伝達トルクを高めて前記駆動力伝達軸の回転速度を上昇させ、その後前記駆動力伝達装置による伝達トルクを低減し、当該伝達トルクを低減した状態で前記断続装置によって前記駆動源と前記駆動力伝達軸とを連結する駆動システムの制御方法。
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