JP2011252197A - 軟窒化機械構造部品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】C:0.20〜0.50%、Si:0.10〜0.50%、Mn:0.60〜1.60%、P≦0.05%、S≦0.10%、Cr:0.03〜0.40%、Ti:0.003〜0.050%、Al:0.001〜0.050%及びN:0.003〜0.030%を含有するとともに、〔1.30<0.5Si+Mn+4Cr+8Al+10Tieff<2.40〕を満たし、残部はFeと不純物からなる鋼を、仕上げ温度が850〜1250℃で、仕上げ温度〜300℃の平均冷却速度が5℃/秒以下である熱間鍛造を施し、その後部品形状に加工し、該加工材に620〜700℃の温度域で軟窒化を施した後、連続的に450〜600℃の温度域に冷却して、その温度域で熱処理を行う。
【選択図】なし
Description
(c)軟窒化温度が高温になると、拡散層における化合物層直下の領域が、軟窒化中にγ化し、冷却によってα’組織が生成する。α’相は非常に硬く、曲げ矯正性を大きく低下させるため、高温で軟窒化処理を行うと、窒素の拡散が阻害されていなくとも曲げ矯正性が低下することがある。
Eq1=0.5Si+Mn+4Cr+8Al+10Tieff・・・・・(1-1)
1.30<Eq1<2.40・・・・・(1-2)
上記のTieffは、Ti−(14/48)N、または0(ゼロ)の大きい方の値を意味し、上記の式におけるSi、Mn、Cr、Al、TiおよびNは、その元素の質量%での含有量を意味する。
Eq2=0.5Si+Mn+4Cr+8Al+0.5Mo+4V+10Tieff・・・・・(2-1)
1.30<Eq2<2.40・・・(2-2)
上記のTieffは、Ti−(14/48)N、または0(ゼロ)の大きい方の値を意味し、上記の式におけるSi、Mn、Cr、Al、Mo、V、TiおよびNは、その元素の質量%での含有量を意味する。
C:0.20〜0.50%
Cは、軟窒化機械構造部品の強度、靱性を担うための必須元素であることに加え、製品(軟窒化機械構造部品)の耐摩耗性を確保するためにも0.20%以上の含有量が必要である。しかしながら、Cの含有量が0.50%を超えると、被削性が低下する。したがって、Cの含有量を0.20〜0.50%とした。なお、Cの作用をより十分に発揮させるためには、Cの含有量は0.25%以上、0.45%以下とすることが好ましい。
Siは、軟窒化中に侵入してきた窒素と窒化物やクラスターを形成し、疲労強度を向上させる。また、固溶強化により芯部を強化する作用も有する。これらの効果を得るためにはSiの含有量を0.10%以上とする必要がある。一方、Siの含有量が0.50%を超えると、鋼の熱間変形抵抗を高めたり、靱性や被削性を低下させたりしてしまう。したがって、Siの含有量を0.10〜0.50%とした。なお、Siの強化の作用をより十分に発揮させるためには、Siの含有量は0.14%以上とすることが好ましい。また、熱間加工性、靱性の確保のためには、Siの含有量は0.40%以下とすることが好ましい。
Mnは、Siと同様に軟窒化中に侵入してきた窒素と窒化物やクラスターを形成し、疲労強度を向上させる。さらに、Mnは鋼中のSと結合してMnSを形成し、被削性改善にも効果がある。これらの効果を得るためにはMnの含有量を0.60%以上とする必要がある。一方、Mnの含有量が1.60%を超えると、軟窒化中に導入される窒素とMnが窒化物を形成し、拡散層における化合物層直下の領域を過度に硬化させ曲げ矯正性を低下させる。したがって、Mnの含有量を0.60〜1.60%とした。なお、Mnの作用をより十分に発揮させるためには、Mnの含有量は0.65%以上とすることが好ましい。また、拡散層における化合物層直下の領域の過度の硬化を抑制するためには、Mnの含有量は1.50%以下とすることが好ましい。
Pは、鋼に含有される不純物であり、粒界に偏析して粒界脆化割れを助長し、特に、その含有量が0.05%を超えると粒界脆化割れの発生が著しくなる。したがって、Pの含有量を0.05%以下とした。なお、Pの含有量は0.03%以下とすることが好ましい。
Sは、鋼に含有される不純物である。また、鋼材の被削性を高める作用を有するので、被削性を高める場合には意図的に含有させる。しかしながら、Sを過剰に含有すると鋼片内での偏析欠陥が発生したり、熱間加工性の低下を招き、特に、Sの含有量が0.10%を超えると、鋼片内での偏析欠陥の発生や熱間加工性の低下が著しくなる。したがって、Sの含有量を0.10%以下とした。なお、鋼片内での偏析欠陥の発生や熱間加工性の低下を抑止するためには、Sの含有量は0.09%以下とすることが好ましい。一方、Sの被削性向上効果を確実に得るためには、Sの含有量は0.01%以上とすることが好ましい。
Crは、軟窒化中に導入される窒素量を増大させることにより、疲労強度を向上させる。この効果を得るためにはCrの含有量を0.03%とする必要がある。一方、Crの含有量が0.40%以上になると、疲労強度向上の効果が飽和するだけでなく、軟窒化後の曲げ矯正性が低下する。したがって、Crの含有量を0.03〜0.40%とした。なお、Crによる疲労強度向上効果を確実に得るためには、Crの含有量は0.05%以上とすることが好ましい。軟窒化後の曲げ矯正性の低下を抑止するためには、Crの含有量は0.35%以下とすることが好ましい。
Tiは、熱間鍛造時の結晶粒粗大化を抑えるためのピンニング粒子を形成させるために必須の元素である。十分な分布密度のピンニング粒子を生成させるためには、Tiの含有量を0.003%以上とする必要がある。一方、Tiの含有量が0.050%を超えても前記の効果が飽和するうえに、ピンニング粒子として析出しきれなかった過剰のTiがTi(S、C)を形成するため、硬さのばらつきが大きくなる。したがって、Tiの含有量を0.003〜0.050%とした。なお、Tiによるピンニング効果を確実に得るためには、Tiの含有量を0.005%以上とすることが好ましい。過剰のTiによる弊害を抑止するためには、Tiの含有量を0.035%以下とすることが好ましい。
Alは、脱酸剤として、通常、溶製時に添加される。脱酸材としての効果を得るためにはAlの含有量を0.001%以上とする必要がある。しかし、Alの含有量が0.050%を超えると靱性が低下する。したがって、Alの含有量を0.001〜0.050%とした。なお、Alによる靱性低下を確実に抑制するためには、Alの含有量は0.040%以下とすることが好ましい。
Nは、結晶粒粗大化を抑えるためのピンニング粒子を構成したり、固溶窒素として固溶強化に寄与して生地の強度を増大させたりする作用を有する。上記の効果を得るためには、Nの含有量を0.003%以上とする必要がある。一方、Nの含有量が0.030%を超えると、インゴット中で気泡欠陥が生成して材質を損なうことがある。したがって、Nの含有量を0.003〜0.030%とした。なお、Nの作用をより十分に発揮させるためには、Nの含有量を0.005%以上とすることが好ましい。また、インゴット中での気泡欠陥の発生を抑止するためには、Nの含有量を0.025%以下とすることが好ましい。
Moは、鋼の焼入れ性を高めて高強度化に寄与し疲労強度を向上させるので、この効果を得るためにMoを含有させてもよい。しかしながら、Moの含有量が0.60%を超えると、熱間鍛造時の焼入れ性が高くなりすぎて、マルテンサイトの生成が促進されるので、被削性が低下する。したがって、含有させる場合のMoの量を0.60%以下とした。なお、被削性の低下を抑制するためには、含有させる場合のMoの量は0.40%以下とすることが好ましい。一方、Moの疲労強度向上効果を確実に得るためには、含有させる場合のMoの量は0.03%以上とすることが好ましい。
Vは、炭化物として微細に析出し生地を強化したり、軟窒化中に導入される窒素量を増大させることで疲労強度を向上させる。これらの効果を得るためにVを含有させてもよい。しかしながら、Vの含有量が0.60%を超えると、熱間鍛造時の焼入れ性が高くなりすぎて、マルテンサイトの生成が促進されるとともに、V炭化物の析出量が多くなり、生地の硬さが上昇し被削性が低下する。したがって、含有させる場合のVの量を0.60%以下とした。なお、被削性の低下を抑制するためには、含有させる場合のVの量は0.40%以下とすることが好ましい。一方、Vの疲労強度向上効果を確実に得るためには、含有させる場合のVの量は0.03%以上とすることが好ましい。
Cuは、フェライトを強化し、疲労強度を向上させるので、この効果を得るためにCuを含有させてもよい。しかしながら、Cuは、融点が1083℃と低いので、製鋼工程における凝固の過程で液相として残存する時間が長くなり、鋼の粒界に偏析して熱間割れを誘起することとなり、特に、その含有量が0.60%を超えると、上記の傾向が著しくなる。したがって、含有させる場合のCuの量を0.60%以下とした。なお、熱間での割れの誘起を抑止するためには、含有させる場合のCuの量は0.50%以下とすることが好ましい。一方、Cuの疲労強度向上効果を確実に得るためには、含有させる場合のCuの量は0.05%以上とすることが好ましい。
Niは、フェライトを強化し、疲労強度を向上させる作用を有する。また、Niは、鋼がCuを含む場合に、Cuに起因する熱間での割れを防止するのに有効な元素である。しかしながら、こうした効果はNiの含有量が多くなると飽和するので、製鋼コストを高めないために、含有させる場合のNiの量を0.60%以下とした。Niの効果を確実に得るためには、含有させる場合のNiの量は0.05%以上とすることが好ましい。
Caは、鋼材の被削性を高める作用を有するので、この効果を得るためにCaを含有させてもよい。しかしながら、Caを過剰に含有させると鋼片内での偏析欠陥が発生したり、熱間加工性の低下を招き、特に、Caの含有量が0.005%を超えると、鋼片内での偏析欠陥の発生や熱間加工性の低下が著しくなる。したがって、Caの含有量を0.005%以下とした。なお、鋼片内での偏析欠陥の発生や熱間加工性の低下を抑止するためには、含有させる場合のCaの量は0.003%以下とすることが好ましい。一方、Caの被削性向上効果を確実に得るためには、含有させる場合のCaの量は0.0001%以上とすることが好ましい。
本発明の軟窒化機械構造部品の製造方法に用いる鋼は、前記MoおよびVのうちの1種以上を含有しない場合には、
Eq1=0.5Si+Mn+4Cr+8Al+10Tieff・・・・・(1-1)
の式(1-1)で表されるEq1が、式(1-2)、つまり、
1.30<Eq1<2.40・・・・・(1-2)
を満たす必要があり、また、前記MoおよびVのうちの1種以上を含有する場合には、
Eq2=0.5Si+Mn+4Cr+8Al+0.5Mo+4V+10Tieff・・・・・(2-1)
の式(2-1)で表されるEq2が、式(2-2)、つまり、
1.30<Eq2<2.40・・・・・(2-2)
を満たす必要がある。ただし、「Tieff」は、〔Ti−(14/48)N〕、または0(ゼロ)の大きい方の値を意味し、上記の各式におけるSi、Mn、Cr、Al、Mo、V、TiおよびNは、その元素の質量%での含有量を意味する。
本発明においては、(A)項に記載した化学組成の鋼を、仕上げ温度が850〜1250℃で、仕上げ温度から300℃までの平均冷却速度が5℃/秒以下である熱間鍛造を施し、その後部品形状に加工する。
熱間鍛造の仕上げ温度が高くなりすぎると、高い温度で再結晶が生じることになるため、オーステナイト粒が粗大化し、窒化後の曲げ矯正性が低下する。オーステナイト粒の粗大化を抑制するためには熱間鍛造の仕上げ温度を1250℃以下とする必要がある。一方、熱間鍛造の仕上げ温度が低くなると、鍛造に使用する金型への負荷が大きくなる。このため、熱間鍛造の仕上げ温度は850℃以上とする必要がある。したがって、仕上げ温度が850〜1250℃の熱間鍛造を行うこととした。金型の負担を低減するために、仕上げ温度は900℃以上とするのが好ましい。
熱間鍛造仕上げ温度から300℃までの冷却速度が速くなりすぎると、組織の主相がベイナイトになったり、マルテンサイトが混在したりすることにより、熱間鍛造ままの硬さが高くなりすぎ、曲げ矯正性が低下する。熱間鍛造ままの硬さが高くなりすぎないために、熱間鍛造仕上げ温度から300℃までの平均冷却速度を5℃/秒以下とする必要がある。上記の熱間鍛造仕上げ温度から300℃までの平均冷却速度に下限はないが、生産性を考慮すると、0.01℃/秒以上とするのが好ましい。
熱間鍛造後に、所望の機械構造部品形状に仕上げるための加工は、例えば、切削加工など適宜の方法で行えばよく、部品形状に合わせて適宜選択すればよい。
本発明においては、(A)項に記載した化学組成の鋼を(B)項に記載の条件で熱間鍛造し、部品形状への加工を行った後、前記の加工材に、620〜700℃の温度域で軟窒化を施した後、連続的に450〜600℃の温度域に冷却して、その温度域で熱処理を行う。
前記(A)項に記載の化学組成を有する鋼を(B)項に記載の条件で熱間鍛造し、その後部品形状に加工した加工材に、軟窒化を行う際には、先ず、保持温度の下限を620℃として軟窒化を行う必要がある。この時の保持温度が620℃未満であれば、侵入窒素量が多くならず、窒素の侵入深さも浅くなり、疲労強度が向上しない。また、この時の保持温度が700℃を超えると、化合物層直下に生成するγが厚くなりすぎ、後述する熱処理によってもγをαとγ’に変態させることが困難になる。そこで、軟窒化における保持温度を620〜700℃とした。なお、軟窒化の保持温度は、軟窒化の際に一定である必要はなく、620〜700℃の温度範囲内で変化してもよい。例えば、620℃で軟窒化を開始し、30分かけて連続的に700℃まで昇温させてもよい。
軟窒化の保持温度から熱処理を行う450〜600℃の温度域へ連続的に冷却する方法は、特に限定するものではない。
軟窒化を行ったままの状態から水冷または油冷によって室温まで冷却すると、化合物層直下にα’が生成するので、曲げ矯正性が低下する。α’の生成を抑制するためには、γをαとγ’に変態させる必要がある。上記の変態を速やかに進行させるためには、軟窒化の保持温度から連続的に600℃以下の温度域まで冷却する必要がある。ただし、上記軟窒化の保持温度から連続的に450℃未満の温度域まで冷却すると、γがα’やベイナイトに変態するため曲げ矯正性が低下する。したがって、軟窒化を施した後、連続的に450〜600℃の温度域に冷却して、その温度域で熱処理を行うこととした。なお、熱処理の保持温度についても、熱処理の際に一定である必要はなく、450〜600℃の温度範囲内で変化してもよい。
熱処理の保持温度から冷却する方法は、特に限定するものではない。
Claims (4)
- 質量%で、C:0.20〜0.50%、Si:0.10〜0.50%、Mn:0.60〜1.60%、P:0.05%以下、S:0.10%以下、Cr:0.03〜0.40%、Ti:0.003〜0.050%、Al:0.001〜0.050%およびN:0.003〜0.030%を含有するとともに、下記の式(1-1)で表されるEq1が式(1-2)を満たし、残部はFeおよび不純物からなる鋼を、仕上げ温度が850〜1250℃で、仕上げ温度から300℃までの平均冷却速度が5℃/秒以下である熱間鍛造を施し、その後部品形状に加工し、その加工材に、620〜700℃の温度域で軟窒化を施した後、連続的に450〜600℃の温度域に冷却して、その温度域で熱処理を行うことを特徴とする軟窒化機械構造部品の製造方法。
Eq1=0.5Si+Mn+4Cr+8Al+10Tieff・・・・・(1-1)
1.30<Eq1<2.40・・・・・(1-2)
上記のTieffは、Ti−(14/48)N、または0(ゼロ)の大きい方の値を意味し、上記の式におけるSi、Mn、Cr、Al、TiおよびNは、その元素の質量%での含有量を意味する。 - 質量%で、C:0.20〜0.50%、Si:0.10〜0.50%、Mn:0.60〜1.60%、P:0.05%以下、S:0.10%以下、Cr:0.03〜0.40%、Ti:0.003〜0.050%、Al:0.001〜0.050%およびN:0.003〜0.030%に加えて、Mo:0.60%以下およびV:0.60%以下のうちの1種以上を含有するとともに、下記の式(2-1)で表されるEq2が式(2-2)を満たし、残部はFeおよび不純物からなる鋼を、仕上げ温度が850〜1250℃で、仕上げ温度から300℃までの平均冷却速度が5℃/秒以下である熱間鍛造を施し、その後部品形状に加工し、その加工材に、620〜700℃の温度域で軟窒化を施した後、連続的に450〜600℃の温度域に冷却して、その温度域で熱処理を行うことを特徴とする軟窒化機械構造部品の製造方法。
Eq2=0.5Si+Mn+4Cr+8Al+0.5Mo+4V+10Tieff・・・・・(2-1)
1.30<Eq2<2.40・・・(2-2)
上記のTieffは、Ti−(14/48)N、または0(ゼロ)の大きい方の値を意味し、上記の式におけるSi、Mn、Cr、Al、Mo、V、TiおよびNは、その元素の質量%での含有量を意味する。 - 鋼が、Feの一部に代えて、質量%で、Cu:0.60%以下およびNi:0.60%以下のうちの1種以上を含有するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の軟窒化機械構造部品の製造方法。
- 鋼が、Feの一部に代えて、質量%で、Ca:0.005%以下を含有するものであることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の軟窒化機械構造部品の製造方法。
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JPH09291339A (ja) * | 1996-04-23 | 1997-11-11 | Daido Steel Co Ltd | 窒化鋼 |
JP2010090457A (ja) * | 2008-10-10 | 2010-04-22 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 軟窒化用非調質鋼 |
JP2010270346A (ja) * | 2009-05-19 | 2010-12-02 | Jfe Bars & Shapes Corp | 曲げ疲労強度が高く、繰り返し応力による変形量の小さい熱間鍛造用非調質鋼およびその部品の製造方法 |
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2010
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