JP2011251572A - 作業機の伝動構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンからの動力を油圧ポンプ及び走行装置に伝達する伝動機構やそれを操作する操作機構のコンパクト化を可能とする。
【解決手段】エンジン19の動力にて回転駆動される駆動軸71と油圧ポンプのポンプ駆動軸60とが連動連結され、変速装置21における伝動上手側の複数の上手側ギア77,78の夫々が、駆動軸71に軸芯方向に沿って並ぶ状態で且つ相対回転自在に軸支される状態で外嵌装着され、それら隣り合う上手側ギア77,78同士が一体回転すべく連結され、且つ、伝動下手側の複数のシフトギア86,87が従動軸75に一体回転自在並びにスライド移動自在に外嵌装着され、主クラッチ72が、駆動軸71に外嵌装着されて、駆動軸71の動力を軸芯方向一端側に位置する上手側ギア77に伝える伝動状態と動力伝達を断つ遮断状態とに切り換え操作自在に構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンからの動力が主クラッチ及びギア式の変速装置を介して走行装置に伝達されるとともに、エンジンからの動力により駆動されて油圧アクチュエータに圧油を供給する油圧ポンプが備えられている作業機の伝動構造に関する。
上記構成の作業機において従来では、エンジンからの動力が主クラッチを構成するベルトテンション式クラッチを兼用するベルト伝動装置を介してギア式の変速装置の伝動上手側の駆動軸に伝達され、ギア式の変速装置における上手側ギアが駆動軸に一体回転自在に外嵌装着され、上手側ギアに咬み合う下手側のシフトギアが従動軸に一体回転自在並びにシフト操作部材の操作により軸芯方向にスライド移動自在に外嵌装着される構成となっていた(例えば、特許文献1参照。)。
ちなみに、特許文献1に記載のものでは、走行機体の後部に油圧アクチュエータとしての油圧シリンダにより昇降自在に作業装置を備え、且つ、油圧シリンダに作動油を供給するための油圧ポンプを備える構成となっている。
そして、特許文献1には記載されていないが、エンジンの動力をギア式の変速装置に伝達するベルト伝動装置とは別に、エンジンの動力を油圧ポンプに伝達するためのポンプ駆動専用の伝動装置を備える構成となっていた(例えば、特許文献2参照。)。
特開平5−169998号公報 特開平10−288150号公報
上記従来構成では、主クラッチをベルトテンション式クラッチにて構成するものであるから、テンションプーリをクラッチ入り位置とクラッチ切り位置とにわたり大きく移動させてその位置で保持するためのクラッチ入切操作構造が大掛かりなものとなり、しかも、エンジンの動力を油圧ポンプに伝達するためのポンプ駆動専用の伝動装置が必要となるから、エンジンからの動力を油圧ポンプ及び走行装置に伝達するための伝動機構やそれを操作するための操作機構が大型化する不利があった。
本発明の目的は、エンジンからの動力を油圧ポンプ及び走行装置に伝達するための伝動機構やそれを操作するための操作機構をコンパクト化することが可能となる作業機の伝動構造を提供する点にある。
本発明に係る作業機の伝動構造は、エンジンからの動力が主クラッチ及びギア式の変速装置を介して走行装置に伝達されるとともに、エンジンからの動力により駆動されて油圧アクチュエータに圧油を供給する油圧ポンプが備えられているものであって、その第1特徴構成は、前記エンジンの動力にて回転駆動される駆動軸と前記油圧ポンプのポンプ駆動軸とが連動連結され、前記変速装置における伝動上手側の複数の上手側ギアの夫々が、前記駆動軸にその駆動軸の軸芯方向に沿って並ぶ状態で且つ夫々の上手側ギアが前記駆動軸に対して相対回転自在に軸支される状態で外嵌装着されるとともに、それら隣り合う上手側ギア同士が一体回転すべく連結され、且つ、前記変速装置における伝動下手側の複数のシフトギアが、従動軸に一体回転自在並びにシフト操作部材の操作により軸芯方向にスライド移動自在に外嵌装着され、前記主クラッチが、前記駆動軸に外嵌装着されて、前記駆動軸の動力を前記軸芯方向に沿って並ぶ複数の上手側ギアのうちの軸芯方向一端側に位置する上手側ギアに伝える伝動状態と動力伝達を断つ遮断状態とに切り換え操作自在に構成されている点にある。
第1特徴構成によれば、エンジンの動力にて回転駆動される駆動軸とポンプ駆動軸とが連動連結されるから、エンジンが作動していれば油圧ポンプが駆動されることになる。
主クラッチが遮断状態に切り換わると、駆動軸に外嵌装着される複数の上手側ギアは駆動軸に対して相対回転自在に直接に又はニードルベアリング等を介して外嵌装着されているから、駆動軸が回転駆動されていても複数の上手側ギアは駆動されないので従動軸に動力が伝達されることはない。
主クラッチが伝動状態に切り換わると、複数の上手側ギア同士が一体回転すべく連結されているから、駆動軸の回転動力が軸芯方向一端側に位置する上手側ギアを介して複数の上手側ギアの全てが回転駆動される状態となり、このように複数の上手側ギアの全てが回転駆動されている状態において、シフトギアがスライド移動操作されて複数の上手側ギアに対して選択的に咬み合うことにより、変速された回転動力が従動軸に伝達されることになる。
このように駆動軸は油圧ポンプを駆動するための動力伝達軸として機能するだけではなく、主クラッチ並びに主クラッチの従動側の動力が伝えられる複数の上手側ギアを支持するための支軸としても機能するものであり、油圧ポンプを駆動するためにエンジンが作動している間は常時駆動されるポンプ用の伝動軸と、主クラッチの入り切りにより伝動状態が変化する従動側の伝動軸とを夫々各別に設けるものに比べて、伝動軸の本数を少なくして伝動機構のコンパクト化を図ることができる。
説明を加えると、主クラッチの入り切りにより伝動状態が変化する従動側の伝動軸として円筒状の外筒軸を前記駆動軸に相対回動自在に外嵌する二重筒構造として、この円筒状の外筒軸に複数の上手側ギアをスプライン外嵌させる構成とすることもできるが、上記構成によれば、このような構成に比べて、円筒状の外筒軸が不要となり、伝動軸の本数を少なくして伝動機構のコンパクト化を図ることができるのである。
又、主クラッチは、駆動軸に外嵌装着されて、駆動軸の動力を軸芯方向一端側に位置する上手側ギアに伝える伝動状態と動力伝達を断つ遮断状態とに切り換え操作自在に構成される。この主クラッチは、例えば、摩擦式のクラッチや咬み合い式クラッチ等で構成されるが、このような構成のクラッチは摩擦板や咬み合い部材等を軸芯方向に短い距離を移動させるだけで伝動状態と遮断状態とに切り換え操作することが可能であり、ベルトテンションクラッチに比べると操作機構をコンパクト化することが可能となる。
従って、エンジンからの動力を油圧ポンプ及び走行装置に伝達するための伝動機構やそれを操作するための操作機構をコンパクト化することが可能となる作業機の伝動構造を提供できるに至った。
本発明の第2特徴構成は、第1特徴構成に加えて、前記主クラッチが多板摩擦式クラッチにて構成されている点にある。
第2特徴構成によれば、多板摩擦式クラッチは、駆動側摩擦板と従動側摩擦板が夫々複数備えられるので、駆動側摩擦板と従動側摩擦板との間の伝動用の接触面積を大きくしながらも外形寸法を小さくすることができ、しかも、摩擦板を軸芯方向に移動させる距離は短くてよいので操作構造も小形になり、そのことにより伝動機構のコンパクト化を図ることができる。
本発明の第3特徴構成は、第1特徴構成又は第2特徴構成に加えて、前記シフト操作部材が係合する被係合部を前記シフトギアにおける前記従動軸の軸芯方向一方側の端部に位置させた状態で備えて構成されている点にある。
第3特徴構成によれば、シフトギアは、被係合部が従動軸の軸芯方向一方側の端部に位置する状態で備えており、この被係合部にシフト操作部材が係合して、従動軸の軸芯方向に移動操作される。
シフトギアには、例えばギア径が異なる2つのギア歯が備えられるが、被係合部を2つのギア歯の軸芯方向の中間部に位置させると、2つのギア歯が咬み合う上手側ギアは、少なくともシフトギアの軸芯方向の幅よりも軸芯方向に離間した状態で設ける必要がある。
これに対して、第3特徴構成では、被係合部が従動軸の軸芯方向一方側の端部に位置するので、2つのギア歯は軸芯方向に近接する状態で設けられ、2つのギア歯が咬み合う上手側ギアは2つのギア歯が有する軸芯方向の幅だけ離間した状態で設けるだけでよく、被係合部を2つのギア歯の中間に位置させる場合に比べて、被係合部の幅分だけ軸芯方向にコンパクトに配置することができ、そのことにより、伝動機構のコンパクト化を図ることができる。
本発明の第4特徴構成は、第3特徴構成に加えて、前記複数のシフトギアにおける前記被係合部の夫々が、前記従動軸の軸芯方向における同じ側の端部に位置させた状態で形成されている点にある。
第4特徴構成によれば、複数のシフトギアにおける被係合部の夫々が、従動軸の軸芯方向における同じ側の端部に位置するので、各被係合部に係合する複数のシフト操作部材を近付けた状態で配備することができ、それらを操作するための操作機構をコンパクトにすることができる。
本発明の第5特徴構成は、第1特徴構成〜第4特徴構成のいずれかに加えて、前記変速装置における隣り合う一対の上手側ギアが、ギア歯部同士を近接させた状態で、且つ、ギア歯部が形成される径方向外端部と駆動軸に相対回動自在に外嵌される径方向内端部との間に位置するギア側壁部同士にわたって前記駆動軸の軸芯方向に沿って連結ピンを嵌め込み装着することにより、一体回転すべく連動連結されるように構成されている点にある。
第5特徴構成によれば、隣り合う一対の上手側ギアのギア歯部同士を近接させた状態で且つギア側壁部同士にわたって連結ピンを嵌め込み装着するという簡単な構造により、軸芯方向での無駄なスペースが発生することがなく、一体回転すべく連動連結される一対の上手側ギアを隙間の無い近接させた状態で配備することができ、複数の上手側ギアを駆動軸の軸芯方向にコンパクトに配置することができ、そのことにより、伝動機構のコンパクト化を図ることができる。
本発明の第6特徴構成は、第1特徴構成〜第5特徴構成のいずれかに加えて、前記駆動軸と前記ポンプ駆動軸とが中継軸を介して連動連結されるとともに、この中継軸に前記変速装置における後進変速用の動力反転用ギアが相対回転自在に外嵌装着され、前記駆動軸が前記従動軸よりも下方側に寄った状態で前記駆動軸と前記従動軸とが横方向に並び、且つ、前記中継軸が前記駆動軸の上方に位置する状態で、前記駆動軸、前記従動軸、前記中継軸の夫々が伝動ケース内に配備されている点にある。
第6特徴構成によれば、駆動軸とポンプ駆動軸とが中継軸を介して連動連結されるので、中継軸はエンジンが作動しているときは常に回転駆動されるが、この中継軸を利用して後進変速用の動力反転用ギアを外嵌装着するようにしてあり、後進変速用の動力反転用ギアを支持するための軸とポンプ駆動用の中継軸とを兼用して、伝動機構のコンパクト化を図ることができる。
又、駆動軸が従動軸よりも下方側に寄った状態で駆動軸と従動軸とが横方向に並び、且つ、中継軸が駆動軸の上方に位置する状態で、駆動軸、従動軸、中継軸の夫々が伝動ケース内に配備されるので、中継軸を駆動軸の上方側の空間を利用して配備することで、駆動軸と従動軸との並び方向での伝動ケースの寸法をコンパクトにすることができ、そのことにより、伝動機構のコンパクト化を図ることができる。
乗用型田植機の全体側面図である。 乗用型田植機の全体平面図である。 ミッションケースの横断平面図である。 ミッションケースの横断平面図である。 ミッションケースの出力軸の付近の横断平面図である。 変速操作用の連係機構を示す側面図である。 ミッションケースの横断平面図である。 ミッションケースの前部の側面図である。 ミッションケースの前部の平面図である。 連係操作機構の側面図である。 連係操作機構の正面図である。 連係操作機構の縦断正面図である。 連係操作機構の横断平面図である。 レバー操作ガイドを示す平面図である。 連係操作機構の一部分解斜視図である。 変速レバーの変速操作状態を示す平面図である。 変速段と車速との相関関係を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明に係る作業機の伝動構造の実施形態を乗用型田植機に適用した場合について説明する。
図1に示すように、走行装置として左右一対の前輪1及び左右一対の後輪2を備えた走行機体Aの後部に、リンク機構3及びリンク機構3を昇降駆動するアクチュエータとしての油圧シリンダ4が備えられており、リンク機構3の後部に作業装置としての苗植付装置5が支持されて、作業機の一例である乗用型田植機が構成されている。
図1に示すように、苗植付装置5は、伝動ケース6、伝動ケース6の後部に回転駆動自在に支持された植付ケース7、植付ケース7の両端に備えられた一対の植付アーム8、接地フロート9及び苗のせ台10等を備えて構成され、苗のせ台10が左右に往復横送り駆動されるのに伴って、植付ケース7が回転駆動され、苗のせ台10の下部から植付アーム8が交互に苗を取り出して田面に植え付けるように構成されている。
図1に示すように、肥料を貯留するホッパー12及び繰り出し部13が運転座席11の後側に固定されて、運転座席11の下側にブロア14が備えられている。又、接地フロート9に作溝器15が備えられて、繰り出し部13と作溝器15とに亘って、ホース16が接続され、前述のような苗の植え付けに伴って、ホッパー12から肥料が所定量ずつ繰り出し部13によって繰り出され、ブロア14の送風により肥料がホース16を通って作溝器15に供給され、作溝器15を介して肥料が田面に供給されるように構成されている。
図1に示すように、走行機体Aの前部にミッションケース17Aが固定され、ミッションケース17Aの前部に連結された支持フレーム18にエンジン19が支持されている。ミッションケース17Aの右及び左の横側部に右及び左の前車軸ケース20が連結されており、右及び左の前輪1が右及び左の前車軸ケース20の縦軸芯周りに操向自在に支持されている。
次に、伝動構造について説明する。
図3〜図5に示すように、エンジン19の動力が伝動ベルト70を介してミッションケース17Aの前部側横側に接続された変速装置用の伝動ケース17Bに備えられた駆動軸71に伝達され、この駆動軸71の動力が主クラッチ72を介して走行変速装置としてのギア式の主変速装置21に伝達され、主変速装置21にて変速された動力が副変速装置74を介して前輪1及び後輪2に伝達され、一方、主変速装置21にて変速された動力が株間走行変速装置50及び植付クラッチ57を介して苗植付装置5に伝達されるように構成されている。
伝動ベルト70は、エンジン19の出力軸19aに備えた出力プーリ70Aと、伝動ケース17Bの駆動軸71に備えた入力プーリ70Bとに亘って巻回されている。入力プーリ70Bの外側に冷却ファン70Cが配置されて駆動軸71と一体回転可能に連結されている。伝動ケース17Bの外側ケース部分17Baは、伝動ケース17Bの内側ケース部分に対してボルト連結されており、その駆動軸71の外周部に位置する部分に駆動軸71の軸芯を頂点とする円錐状部17BTが形成されている。また、伝動ケース17Bの外側ケース部分17Baにおける変速出力軸75が軸支される部分にも変速出力軸75の軸芯を頂点とする円錐状部17BTが形成されており、この円錐状部17BTと駆動軸71の外周部の円錐状部17BTとが部分的に繋がっている。これらの円錐状部17BT,17BTの外周面には、放射状のリブが設けられており、円錐状部17BT,17BTにより外側ケース部分17Baのコンパクト化を図りながらも必要な強度を確保できるように構成されている。
入力プーリ70Bには、外側ケース部分17Baの円錐状部17BTの外面に沿う円錐形状に形成されたプーリ本体部70Baと、このプーリ本体部70Baの外周に配設されたベルト巻回部70Bbとが一体的に形成されている。プーリ本体部70Baの内側には円錐形状の凹部70Bcが形成されており、この凹部70Bcに外側ケース部分17Baの円錐状部17BTの一部が入り込んだ状態で入力プーリ70Bが駆動軸71に連結されている。これにより、入力プーリ70Bの外周側ほど冷却ファン70Cとの間における駆動軸71の軸芯方向での距離が拡大する空間Qが形成され、この空間Qに対して入力プーリ70Bに妨げられ難い状態で冷却ファン70Cによる冷却風を伝動ケース17Bの横外側に流通させて、コンパクトな構造で伝動ケース17Bの横外面を効率的に冷却できるように構成されている。
主変速装置21は、走行機体Aの走行変速状態を、低速前進変速状態(以下、前進第1速という)、中速前進変速状態(以下、前進第2速という)、高速前進変速状態(以下、前進第3速という)、及び、後進変速状態(以下、後進状態という)、つまり、前進3段及び後進1段の4つの変速段に切り換え操作自在に構成されている。
すなわち、図3に示すように、主変速装置21は、伝動ケース17Bに、駆動軸71、変速出力軸75、逆転用中継軸76の夫々が、回転軸芯を横方向に向けて並ぶ方向で回転自在に支持されている。そして、2個の上手側ギア77,78の夫々が、駆動軸71にその駆動軸71の軸芯方向に沿って並ぶ状態で且つ夫々の上手側ギア77,78が駆動軸71に対してニードルベアリング149を介して相対回転自在に軸支される状態で外嵌装着されるとともに、それら2個の上手側ギア77,78同士が一体回転すべく連動連結された状態で備えられている。
2個の上手側ギア77,78のうち主クラッチ72側に位置する上手側第1ギア77には、ギア歯部としての前進第1速用の駆動ギア部79及び前進第2速用の駆動ギア部80が備えられ、主クラッチ72と反対側に位置する上手側第2ギア78には、ギア歯部としての前進第3速用の駆動ギア部81及び後進用の駆動ギア部82が備えられ、そのうち、後進用の駆動ギア部82は、逆転用中継軸76にベアリング83を介して回転自在に支持されている中継ギア84に咬み合う状態で備えられている。
2個の上手側ギア77,78は、互いに隣接する上手側第1ギア77の前進第2速用の駆動ギア部80と、上手側第2ギア78の前進第3速用の駆動ギア部81とにわたって駆動軸71の軸芯方向に沿って連結ピン85を嵌め込み装着することにより一体回転すべく連動連結されるように構成されている。
説明を加えると、隣り合う2個の上手側ギア77,78が、上手側第1ギア77の前進第2速用のギア歯部としての駆動ギア部80と、上手側第2ギア78のギア歯部としての前進第3速用の駆動ギア部81とを近接させた状態で、且つ、駆動ギア部80の径方向外端部と径方向内端部との間に位置するギア側壁部と前進第3速用の駆動ギア部81の径方向外端部と径方向内端部との間に位置するギア側壁部とにわたって駆動軸71の軸芯方向に沿って連結ピン85を嵌め込み装着することにより、一体回転すべく連動連結されるように構成されている。
又、変速出力軸75に、2個のシフトギア86,87が一体回転自在に且つ軸芯方向にスライド操作自在に外嵌装着されている。2個のシフトギア86,87のうち主クラッチ72側に位置する第1シフトギア86には、前進第1速用の従動ギア部88及び前進第2速用の従動ギア部89が備えられ、主クラッチ72と反対側に位置する第2シフトギア87には、前進第3速用の従動ギア部90及び後進用の駆動ギア部91が備えられている。
第1シフトギア86は、前進第1速用の従動ギア部88が前進第1速用の駆動ギア部79と咬み合う第1速用位置、前進第2速用の従動ギア部89が前進第2速用の駆動ギア部80と咬み合う第2速用位置、いずれの従動ギア部も咬み合わない中立位置の3位置にスライド操作自在に設けられ、第2シフトギア87は、前進第3速用の従動ギア部90が前進第3速用の駆動ギア部81と咬み合う第3速用位置、後進用の従動ギア部91が後進用の中継ギア84と咬み合う後進位置、いずれの従動ギア部も咬み合わない中立位置の3位置にスライド操作自在に設けられている。
つまり、第2シフトギア87を中立位置に操作し且つ第1シフトギア86を第1速位置に操作すると前進第1速に切り換わり、第2シフトギア87を中立位置に操作し且つ第1シフトギア86を第2速位置に操作すると前進第2速に切り換わり、第1シフトギア86を中立位置に操作し且つ第2シフトギア87を第3速位置に操作すると前進第3速に切り換わり、第1シフトギア86を中立位置に操作し且つ第2シフトギア87を後進位置に操作すると後進状態に切り換わる。
図7に示すように、第1シフトギア86を軸芯方向に移動操作させるための第1シフト操作部材92は、ミッションケース17Aにスライド自在に支持され、且つ、ボールデテント機構Bにより位置保持するように構成された操作ロッド94に一体的に備えられ、この操作ロッド94をスライド操作することにより前記3位置に切り換え自在に構成されている。又、第2シフトギア87を軸芯方向に移動操作させるための第2シフト操作部材93も、第1シフト操作部材92と同様に、ボールデテント機構Bにより位置保持するように構成された操作ロッド95に一体的に備えられ、この操作ロッド95をスライド操作することにより前記3位置に切り換え自在に構成されている。
前記各操作ロッド94,95は伝動ケース17Bの外方に突出する状態で備えられており、これらの操作ロッド94,95の操作構造については後述する。
前記シフトギア86,87において、シフト操作部材92,93が係合する被係合部kを変速出力軸75の軸芯方向一方側の端部に位置させた状態で備えて構成されている。すなわち、2個のシフトギア86,87における被係合部kの夫々が、変速出力軸75の軸芯方向における同じ側の端部(図7に示すものでは左側の端部)に位置させた状態で形成されている。
そして、図3に示すように、シフトギア86が中立位置にあるときに、シフトギア86の被係合部kが変速出力軸75の軸芯と直交する方向視で前進第1速用の駆動ギア部79と重複する状態で配備されている。又、シフトギア87が中立位置にあるときに、シフトギア87の被係合部kが変速出力軸75の軸芯と直交する方向視で前進第3速用の駆動ギア部81と重複する状態で配備されている。
図17に示すように、主変速装置21は、前進第3速(F3)における変速比α3と前進第2速(F2)における変速比α2との差Δαaが、前進第2速(F2)における変速比α2と前進第1速(F1)における変速比α1との差Δαbよりも小となるように構成されている。
説明を加えると、図17に示すように、原点と前進第3速F3とを結ぶ直線L、言い換えると、変速比の差が一定になる状態で複数の変速段毎の変速比が設定される場合に比べて、前進第2速(F2)における変速比α2が大きめに設定され、前進第1速(F1)における変速比α1が小さめに設定される状態となっている。
ちなみに、副変速装置74が高速側に切り換えられるのは、圃場での走行ではなく、路上走行に適した走行速度になるように副変速装置74の変速比が設定されている。従って、圃場での作業中には、副変速装置74は低速側に切り換えた状態が維持されることになる。
次に、主変速装置21の変速操作構造について説明する。
図2及び図6に示すように、機体操縦部96の前部に立設されたハンドルポスト97における操縦ハンドル98の左側箇所に主変速装置21を操作するための変速レバー99がガイド孔152に沿って操作可能に備えられている。
この変速レバー99は、図16に示すように、主変速装置21を前進第1速に切り換える低速前進操作位置(以下、前進第1速位置(F1)という)、前進第2速に切り換える中速前進操作位置(以下、前進第2速位置(F2)という)、前進第3速に切り換える高速前進操作位置(以下、前進第3速位置(F3)という)の夫々に切り換え操作自在に構成され、且つ、主変速装置21を後進状態に切り換える後進操作位置(R)と前進第3速位置(F3)とが、機体前後方向に沿う移動操作に伴って互いに切り換え操作可能な状態で対向する位置に設けられている。
変速レバー99は、ハンドルポスト97の横側部における上面に形成された前後に細長い矩形状の開口部97Aを上下に連通する状態で配備された縦杆身部分99aと、この縦杆身部分99aの延出端部に設けられた把持部99bとを備えて構成されている。変速レバー99の縦杆身部分99aは、開口部97Aに対する連通箇所から横外方上方に斜めに延出され、その延出端において屈曲させて後方上方に斜めに延出されている。変速レバー99の把持部99bは、操縦ハンドル98の外周端の近傍に側面視で操縦ハンドル98と重複する状態で配備されている。これにより、ハンドルポスト97の横側や後側に出っ張ったレバーガイド等を設けないでハンドルポスト97周辺をコンパクトに構成しながらも、変速レバー99の把持部99bを操縦ハンドル98の近傍の操作し易い位置に配備することができる。
そして、変速レバー99が機体左右方向並びに機体前後方向の夫々に揺動操作自在に支持され、変速レバー99が、中立位置Nから左方向に揺動された状態において、前方向に操作されることにより前進第3速位置(F3)に切り換わり、後方向に操作されることにより後進操作位置(R)に切り換わるように、変速レバー99と主変速装置21とを連係する連係操作機構101が備えられている。
以下、連係操作機構101について説明する。
図6に示すように、連係操作機構101は、ハンドルポスト97の内部における変速レバー99の基端側箇所に位置する状態で設けられている。そして、図10〜図12、図15に示すように、ハンドルポスト97の縦フレーム102から延設した枠体102Aに固定された側面視略U字状の支持部材100に、機体左右方向に沿って支持軸103が架設支持されている。この支持軸103に、変速レバー99を横軸芯X1周りで回動自在に支持するための第1ボス部材104が回動自在に支持され、この第1ボス部材104に一体的固定された連結具105の上端部に、変速レバー99を前後軸芯X2周りで回動自在に支持するための第2ボス部材106が連結されている。
丸棒を略L字形に折り曲げて構成されて、その前後向き姿勢の上部107Aが第2ボス部材106に相対回動自在に内嵌装着され、且つ、下部107Bが上下向き姿勢で下方に向けて延設される連動操作部材107が備えられ、この連動操作部材107には変速レバー99の下端部に固定状態で連結された連結用部材153が一体的に固定連結されている。つまり、この連動操作部材107は変速レバー99と一体的に揺動操作される構成となっている。
従って、変速レバー99が、支持軸103の軸芯(横軸芯X1)周りでの回動により機体前後方向に揺動操作自在であり、第2ボス部材106の軸芯(前後軸芯X2)周りでの回動により機体左右方向に揺動操作自在に支持部材100に支持されている。
図10〜図13、図15に示すように、支持軸103における第1ボス部材104の左右両側の箇所に、支持軸103の軸芯X1周りで回動自在に支持される状態で第1連係部材109及び第2連係部材108が備えられている。
第1連係部材109は、支持軸103に回動自在に支持するための枢支部109A、その枢支部109Aから一体的に下方に延び且つ略L字状に折り曲げ形成される係合作用部109B、及び、枢支部109Aから一体的に後方に延び且つ押し引きロッド111の一端側が枢支連結される操作部109Cを備えて構成されている。第2連係部材108も第1連係部材109と同様に、枢支部108A、係合作用部108B、及び、押し引きロッド110の一端側が枢支連結される操作部108Cを備えて構成されている。
図7〜図9に示すように、シフト操作用の操作ロッド94の近傍におけるミッションケース17Aの外方側に、自身の軸芯周りで回動自在な回動操作軸112が備えられ、この回動操作軸112の一方側に備えられた操作アーム113に押し引きロッド110の他端側が枢支連結され、回動操作軸112の他方側に操作ロッド94の被操作部94Aに係止作用する操作具114が備えられ、押し引きロッド110が上下に押し引き操作されるに伴って、回動操作軸112が回動して操作ロッド94をスライド操作させることができるように構成されている。
シフト操作用の操作ロッド95についても、操作ロッド94と同様に、自身の軸芯周りで回動自在な回動操作軸115、押し引きロッド111の他端側が枢支連結される操作アーム116、操作ロッド95の被操作部95Aに係止作用する操作具117が備えられ、押し引きロッド111が上下に押し引き操作されるに伴って、回動操作軸115が回動して操作ロッド95をスライド操作させることができるように構成されている。
図11及び図12に示すように、第1連係部材109及び第2連係部材108は夫々、板材を折り曲げて係合作用部108B,109Bと操作部108C,109Cとが形成されており、第1連係部材109の係合作用部109Bと第2連係部材108の係合作用部108Bとは、その下方側先端部同士が対向して突き合わせる状態で配備され、且つ、連動操作部材107が左右揺動することにより嵌り合い係合する係合凹部119、120が形成されている。又、各係合作用部108B,109Bには夫々、連動操作部材107が係合する係合凹部119,120の内縁部に沿って丸棒を折り曲げて形成された棒状部材121,122を一体的に溶接固定してある。
そして、図13に示すように、第1連係部材109と第2連係部材108(具体的には、それらに一体的に溶接固定してある棒状部材121,122)が、中立位置にある連動操作部材107に対して機体前後方向(図13の紙面上下方向)に重複する形態で備えられている。
前記支持部材100の下部の底面部100Aには、図14に示すように、連動操作部材107の中立位置から機体左右方向の操作を許容する左右移動経路L1と、その左右移動経路L1の左側端部位置から機体前後方向の操作を許容する左側前後移動経路L2と、前記左右移動経路L1の右側端部位置から機体前後方向の操作を許容する右側前後移動経路L3とを備えるレバーガイド孔123が形成されており、この支持部材100の底面部100Aによりレバー操作ガイドGが構成されている。
但し、連動操作部材107の移動方向と変速レバー99の移動方向とは逆方向になり、変速レバー99を左方向に揺動すると連動操作部材107は右方向に揺動することになり、変速レバー99を前方向に揺動すると連動操作部材107は後方向に揺動することになる。
上記構成の連係操作機構101では、連動操作部材107が中立位置から左右移動経路L1の右側端部位置に揺動された状態で機体前後方向に操作されることにより第1連係部材109が連動操作され、且つ、連動操作部材107が中立位置から左右移動経路L1の左側端部位置に揺動された状態で機体前後方向に操作されることにより第2連係部材108が連動操作されるように構成され、主変速装置21が、第1連係部材109の操作により前進第3速と後進状態とに切り換えられ、且つ、第2連係部材108の操作により前進第2速と前進第1速とに切り換えられる。
又、主変速装置21が後進状態に切り換えられたことを検出する後進状態検出センサSが、連係操作機構101における第1連係部材109に対して検出作用することにより、主変速装置21が後進状態に切り換えられたことを検出するように構成されている。
すなわち、図10に示すように、第1連係部材109の前方側箇所に支持部材100に支持される状態で後進状態検出センサSが備えられ、第1連係部材109が前方側に揺動操作されると、第1連係部材109が後進状態検出センサSに接触して、そのことが後進状態検出センサSにて検出されるように構成されている。このようにして、第1連係部材109を後進状態検出センサSの検出作用部材として兼用する構成としている。
この後進状態検出センサSにて後進走行状態が検出されると、各部の運転を制御する制御手段としての制御装置Hが苗植付装置5を最大上昇位置まで上昇させるように油圧シリンダ4に対する油圧制御弁Vの作動を制御するよう構成されている。尚、詳述はしないが、制御装置Hは、圃場内で作業走行しているときには、中央の接地フロート9の接地圧変動に基づく上下移動量を検出して苗植付装置5の田面に対する高さを設定値に維持すべく油圧シリンダ4を制御する昇降制御を行う構成となっている。
連動操作部材107(変速レバー99)を、左右移動経路L1に位置する状態において、手動操作にて付勢力に抗して左右移動経路L1での操作が可能な状態で、左右方向両側から中立位置に復帰すべく押圧付勢する中立付勢機構125と、連動操作部材107が中立位置に復帰しているときは作用状態に切り換わり、中立付勢機構125の付勢力に抗して連動操作部材107が左右移動経路L1の左側端部位置又は右側端部位置に操作されると非作用状態に切り換わるように、中立付勢機構125に連動して切り換わる移動規制部材124とが備えられている。
次に、中立付勢機構125について説明を加える。
図12、図13及び図15に示すように、支持部材100の左右両側の縦壁部100Bの外方側に、略コの字形のブラケット126が固定され、各ブラケット126に横方向の軸芯X3周りで揺動自在に揺動アーム127が夫々枢支連結されている。各揺動アーム127の下端部には、支持部材100の前後方向外方側にまで延び且つ前後中央部が連動操作部材107側に突出するように丸棒を略コの字状に折り曲げて形成された接当規制部材128が一体的に固定されており、左右両側の揺動アーム127における接当規制部材128の前後両側部同士にわたって、各接当規制部材128が互いに接近する方向に引っ張り付勢するコイルスプリング129が張設されている。
左右両側の接当規制部材128がコイルスプリング129の付勢力により互いに接近する方向に引っ張り付勢され、揺動アーム127が縦壁部100Bに接当してそれ以上の揺動が規制される状態では、中立位置にある連動操作部材107に接近して中立位置に位置保持することができるように構成されている。
又、連動操作部材107を、中立位置から左方向あるいは左方向に移動すると、コイルスプリング129の付勢力により連動操作部材107を中立位置に復帰付勢されることになる。但し、コイルスプリング129の付勢力は、その付勢力に抗して変速レバー99を左右方向に手動操作することが可能な程度に小さめに設定されている。
そして、左右両側の揺動アーム127夫々の上下中間部には、連動操作部材107が中立位置にある状態において、支持部材100に形成された挿通孔130を通して、第1連係部材109及び第2連係部材108夫々の係合作用部108B、109Bに形成された係合凹部119,120に嵌り込み係合して、第1連係部材109,第2連係部材108の前後方向の揺動を規制する移動規制部材124が一体的に固定される状態で設けられている。
このように移動規制部材124は揺動アーム127に固定状態で設けられることから、中立付勢機構125の付勢力に抗して連動操作部材107が左右移動経路L1の左側端部位置又は右側端部位置に操作されると、それに連動して揺動し、係合凹部119、120に対する嵌り込み係合が解除され、第1連係部材109及び第2連係部材108のうちのいずれか対応するものの前後方向の揺動を許容する非作用状態に切り換わることになる。
従って、移動規制部材124は、変速レバー99が中立位置に復帰しているときは作用状態に切り換わり、中立付勢機構125の付勢力に抗して変速レバー99が操作されることにより、左右移動経路の左側端部位置又は右側端部位置に操作されると非作用状態に切り換わるように、中立付勢機構125に連動して切り換わるように構成されている。
主クラッチ72は、駆動軸71の動力を軸芯方向に沿って並ぶ2個の上手側ギア77,78のうちの軸芯方向一端側に位置する上手側第1ギア77に伝える伝動状態と動力伝達を断つ遮断状態とに切り換え操作自在な多板摩擦式クラッチにて構成されている。
説明を加えると、主クラッチ72は、駆動軸71と一体回転する駆動側部材72aに対して、一体回動自在に且つ駆動軸71の軸芯方向に移動自在に複数の駆動側摩擦板72bが備えられている。又、上手側第1ギア77にスプライン嵌合することにより一体回動自在に且つ駆動軸71の軸芯方向に移動自在に従動側部材72cが備えられ、この従動側部材72cに一体回動自在に且つ駆動軸71の軸芯方向に移動自在に複数の従動側摩擦板72dが備えられている。そして、これらの駆動側摩擦板72bと従動側摩擦板72dとが交互に重なる状態で配備されており、圧縮バネ131の付勢力により従動側部材72bを軸芯方向に移動付勢することで、それらの摩擦板72b,72dが圧接されることにより伝動状態に切り換わるようになっている。つまり、圧縮バネ131の付勢力によりクラッチ入り状態に付勢されている。
主クラッチ72の駆動側部材72aには、その外側部分に駆動軸71の軸芯を頂点とする円錐状部72aTが外側ケース部分17Baの円錐状部17BTに所定の隙間を開けて対向する状態で形成されている。
そして、走行機体Aの操縦部96に備えられた操作ペダル132の踏み操作によってクラッチ切り状態に切り換わり、操作ペダル132の踏み操作を解除するとクラッチ入り状態に切り換わるように構成されている。
つまり、図6、図8及び図9に示すように、操作ペダル132を回動自在に支持する横向き回動支軸133が左右方向に延設され、その回動支軸133に備えられた揺動アーム134とクラッチ操作アーム135とを枢支連結される押し引きロッド136にて連動連係してある。又、クラッチ操作アーム135は、ミッションケース17Aの内部に縦軸芯周りで回動自在に支持された回動支軸150にて回動自在に支持され、操作ペダル132を踏み操作することにより、クラッチ操作アーム135が回動操作されると、回動支軸150に備えられた操作具151により、圧縮バネ131の付勢力に抗して反対方向に従動側部材72bが移動操作され、主クラッチ72を切り操作することができるように構成されている。
又、操作ペダル132は、踏み込みを解除すると、復帰バネ137の付勢力により操作ペダル132を元の位置に復帰付勢するように構成され、圧縮バネ131の付勢力によって主クラッチ72はクラッチ入り状態に復帰することになる。
次に、主変速装置21の出力を前輪1及び後輪2に伝達する構造について説明する。
図4に示すように、ミッションケース17Aに、変速上手側の伝動軸22がベアリング23を介して回転自在に支持され、主変速装置21の変速出力軸75と変速上手側の伝動軸22とがスプライン構造により接続されている。
変速上手側の伝動軸に低速ギヤ25及び高速ギヤ24が固定されており、変速下手側の伝動軸26に、シフトギヤ27がスプライン構造にて一体回転及びスライド自在に外嵌されている。シフトギヤ27をスライド操作して低速ギヤ25及び高速ギヤ24に咬合させることにより、変速上手側の伝動軸22の動力が高低2段に変速されて変速下手側の伝動軸26に伝達される。これにより、主変速装置21の出力を高低2段に変速自在な副変速装置74が構成されている。
尚、この副変速装置74は副変速装置用の切り換えレバー(図示せず)を操作することにより、高速と低速とに切り換え操作することができるように構成されている。
図4に示すように、右及び左の前車軸ケース20に亘って一対の伝動軸28が突き合わせて配置されて、一対の伝動軸28の間にデフ機構29が備えられており、デフ機構29のケース29aがベアリング33を介して回転自在にミッションケース17Aに支持されている。変速下手側の伝動軸26に伝動ギヤ30が固定されており、デフ機構29のケース29aに固定された伝動ギヤ31が伝動ギヤ30に咬合している。
一方の伝動軸28には、円筒部材32がキー構造により一体回転及びスライド自在に外嵌されており、円筒部材32をスライド操作する操作軸41、及び操作軸41に連係されたデフロックペダル(図示せず)が備えられている。デフロックペダルを踏み操作すると、操作軸41が回転操作され、円筒部材32がスライド操作されてデフ機構29のケース29aの端部に咬合するのであり、円筒部材32をデフ機構29のケース29aの端部に咬合させることによって、デフ機構29をロック状態とすることができる。
さらに、ミッションケース17Aの後部に走行出力軸34が後向きに突出する状態で備えられ、デフ機構29のケース29aに固定されたベベルギヤ35が、走行出力軸34に備えられたベベルギヤ36に咬合している。図1に示すように、後輪2を支持する後車軸ケース37が備えられて、走行出力軸34と後車軸ケース37の入力軸(図示せず)とに亘って伝動軸38が接続されている。
つまり、主変速装置21の変速出力軸75の動力が、副変速装置74、デフ機構29、伝動軸28を介して前輪1に伝達され、デフ機構29のケース29a、走行出力軸34及び伝動軸38を介して後輪2に伝達されるように走行伝動系が構成されている。
又、図4に示すように、ミッションケース17Aの内部の壁部と走行出力軸34との間に複数の摩擦板39が備えられ、円盤状の操作部材40が走行出力軸34に相対回転自在に外嵌されており、操作部材40をスライド操作する操作軸42が設けられている。
そして、操作ペダル132の回動支軸133と前記操作軸42とが図示しないリンク機構を介して連動連係され、操作ペダル132を踏み操作すると、主クラッチ72が切り状態に操作されるとともに、操作軸42が回転操作され、操作部材40がスライド操作されて、操作部材40が摩擦板39を押圧し、走行出力軸34に制動が掛かる。走行出力軸34に制動が掛けられると、デフ機構29及び伝動軸28を介して前輪1に制動が掛かり、走行出力軸34及び伝動軸38を介して後輪2に制動が掛かる。
次に、苗植付装置5への伝動構造について説明する。
図4に示すように、円筒状の上手側の伝動ギヤ43がワンウェイクラッチ44を介して変速上手側の伝動軸22に外嵌されており、ワンウェイクラッチ44により、変速出力軸75の前進の動力が上手側の伝動ギヤ43に伝達され、後進の動力が上手側の伝動ギヤ43に伝達されないように構成されている。
下手側の伝動ギヤ45及び6枚の変速上手側伝動ギヤ46が一体で回転するように互いに連結されて、下手側の従動ギヤ45及び6枚の変速用の伝動ギヤ46が下手側の伝動軸26に相対回転自在に外嵌されており、上手側の伝動ギヤ43と下手側の従動ギヤ45とが咬み合い連動する状態となっている。
そして、図5に示すように、下手側の伝動軸26と平行に配置された選択動力出力軸47に6枚の変速下手側伝動ギヤ48が相対回転自在に外嵌されて、6枚の変速上手側伝動ギヤ46及び変速下手側伝動ギヤ48の各々が咬み合っており、6枚の変速下手側伝動ギヤ48のうちの一つを選択して選択動力出力軸47に連結及び連結解除自在な操作ロッド49が備えられている。
6枚の変速上手側伝動ギヤ46及び変速下手側伝動ギヤ48及び操作ロッド49等により、株間走行変速装置50が構成されており、操作ロッド49により6枚の変速下手側伝動ギヤ48のうちの一つを選択して選択動力出力軸47に連結することによって、変速出力軸75の前進用動力が6段に変速されて選択動力出力軸47に伝達されるように構成されている。
ミッションケース17Aの後部の上部に出力軸51が備えられて後向きに突出しており、出力軸51に相対回転自在に外嵌されたベベルギヤ52が、伝動軸47に固定されたベベルギヤ53に咬合している。シフト部材54がスプライン構造により出力軸51と一体回転及びスライド自在に外嵌され、シフト部材54をベベルギヤ52との咬合側に付勢するバネ55が備えられて、シフト部材54をベベルギヤ52から離し操作する操作ロッド56が備えられており、変速出力軸75の動力を出力軸51に伝動及び遮断自在な植付クラッチ57が構成されている。図1に示すように、出力軸51と苗植付装置5の入力軸(図示せず)とに亘って、伝動軸58が接続されている。
従って、伝動軸26の動力が、株間走行変速装置50、ベベルギヤ52,53、植付クラッチ57、出力軸51及び伝動軸58を介して苗植付装置5に伝達されるように構成されている。
次に、油圧ポンプ59の伝動構造について説明する。
図3及び図4に示すように、ミッションケース17Aに、逆転用中継軸76に一体回転自在な従動ギア138が備えられ、駆動軸71にはこの従動ギア138と咬み合う駆動ギア139が備えられている。又、逆転用中継軸76の横側に位置する状態でポンプ用出力軸140が備えられ、逆転用中継軸76とポンプ用出力軸140とが増速用ギア機構141を介して連動連結されている。
そして、ミッションケース17Aには、ポンプ用出力軸140と油圧ポンプ59の入力軸59aとに亘ってポンプ駆動軸60が配置されており、ポンプ用出力軸140とポンプ駆動軸60とが円筒状の連結部材61を介してスプライン構造により接続され、油圧ポンプ59の入力軸59aとポンプ駆動軸60とが円筒状の連結部材62を介して接続されている。
このようにして、エンジン19の動力が駆動軸71、逆転用中継軸76、増速用ギア機構141、ポンプ用出力軸140を介してポンプ駆動軸60に伝達され、エンジン19が作動している間は常に油圧ポンプ59が駆動されるように構成されている。
図8に示すように、ミッションケース17Aの側面視において、駆動軸71が変速出力軸75よりも前方側の下方側に寄った状態で、駆動軸71と変速出力軸75とが、回転軸芯を機体横幅方向に向けて水平方向に並び、且つ、逆転用中継軸76が駆動軸71の上方に位置する状態で、駆動軸71、変速出力軸75、逆転用中継軸76の夫々がミッションケース17内に配備されている。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、2個のシフトギア86,87における被係合部kの夫々が、変速出力軸75の軸芯方向における同じ側の端部に位置させた状態で形成されているものを示したが、このような構成に代えて、2個のシフトギア86,87における被係合部kの夫々が互いに変速出力軸75の軸芯方向における逆側の端部に位置させるものでもよい。
又、上記実施形態では、各シフト操作部材92,93が係合する被係合部kをシフトギア86,87における変速出力軸75の軸芯方向一方側の端部に位置させた状態で備えて構成されるものを示したが、このような構成に代えて、被係合部kがシフトギア86,87の中間に位置する状態で備える構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、一対の上手側ギア77,78がギア側壁部同士にわたって駆動軸71の軸芯方向に沿って連結ピン85を嵌め込み装着することにより、一体回転すべく連動連結されるものを示したが、一対の上手側ギア77,78がスプライン嵌合により一体回転すべく連動連結されるものでもよく、ギア側壁部同士に咬み合い爪を形成するもの等でもよい。又、上記実施形態では、一対の上手側ギア77,78がニードルベアリング149を介して駆動軸71に外嵌されるものを示したが、ニードルベアリング149を廃止して直接に駆動軸71に外嵌されるものでもよい。
(3)上記実施形態では、主クラッチ72が多板摩擦式クラッチにて構成されるものと示したが、主クラッチ72は、単板式摩擦クラッチ、咬み合い式爪クラッチ等、種々の構成のクラッチを用いることができる。
(4)上記実施形態では、駆動軸71、変速出力軸75、逆転用中継軸76の夫々が、回転軸芯を機体横幅方向に向けて水平方向に並ぶ状態で回転自在に支持されるものを示したが、このような構成に代えて、駆動軸71、変速出力軸75、逆転用中継軸76の夫々が、回転軸芯を機体前後方向に向けて並ぶ方向で回転自在に支持される構成としてもよい。
(5)上記実施形態では、油圧アクチュエータとして油圧シリンダ4を示したが、油圧シリンダ4に代えて、又は、それに加えて、油圧式ステアリング機構や油圧モータ等種々の油圧アクチュエータを用いてもよい。
(6)上記実施形態では、作業機として田植機を示したが、本発明は、田植機に限らず、直播機やその他の作業機にも適用できる。
本発明は、例えば、田植機や直播機等、エンジン、ギア式の変速装置、油圧ポンプ等を備えた作業機に適用できる。
1,2 走行装置
4 油圧アクチュエータ
17 伝動ケース
19 エンジン
21 変速装置
59 油圧ポンプ
60 ポンプ駆動軸
71 駆動軸
72 主クラッチ
75 従動軸
76 中継軸
77,78 上手側ギア
80,81 ギア歯部
84 動力反転用ギア
85 連結ピン
86,87 シフトギア
92,93 シフト操作部材
k 被係合部

Claims (6)

  1. エンジンからの動力が主クラッチ及びギア式の変速装置を介して走行装置に伝達されるとともに、エンジンからの動力により駆動されて油圧アクチュエータに圧油を供給する油圧ポンプが備えられている作業機の伝動構造であって、
    前記エンジンの動力にて回転駆動される駆動軸と前記油圧ポンプのポンプ駆動軸とが連動連結され、
    前記変速装置における伝動上手側の複数の上手側ギアの夫々が、前記駆動軸にその駆動軸の軸芯方向に沿って並ぶ状態で且つ夫々の上手側ギアが前記駆動軸に対して相対回転自在に軸支される状態で外嵌装着されるとともに、それら隣り合う上手側ギア同士が一体回転すべく連結され、且つ、前記変速装置における伝動下手側の複数のシフトギアが、従動軸に一体回転自在並びにシフト操作部材の操作により軸芯方向にスライド移動自在に外嵌装着され、
    前記主クラッチが、前記駆動軸に外嵌装着されて、前記駆動軸の動力を前記軸芯方向に沿って並ぶ複数の上手側ギアのうちの軸芯方向一端側に位置する上手側ギアに伝える伝動状態と動力伝達を断つ遮断状態とに切り換え操作自在に構成されている作業機の伝動構造。
  2. 前記主クラッチが多板摩擦式クラッチにて構成されている請求項1記載の作業機の伝動構造。
  3. 前記シフト操作部材が係合する被係合部を前記シフトギアにおける前記従動軸の軸芯方向一方側の端部に位置させた状態で備えて構成されている請求項1又は2記載の作業機の伝動構造。
  4. 前記複数のシフトギアにおける前記被係合部の夫々が、前記従動軸の軸芯方向における同じ側の端部に位置させた状態で形成されている請求項3記載の作業機の伝動構造。
  5. 前記変速装置における隣り合う一対の上手側ギアが、ギア歯部同士を近接させた状態で、且つ、ギア歯部の径方向外端部と径方向内端部との間に位置するギア側壁部同士にわたって前記駆動軸の軸芯方向に沿って連結ピンを嵌め込み装着することにより、一体回転すべく連動連結されるように構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の作業機の伝動構造。
  6. 前記駆動軸と前記ポンプ駆動軸とが中継軸を介して連動連結されるとともに、この中継軸に前記変速装置における後進変速用の動力反転用ギアが相対回転自在に外嵌装着され、
    前記駆動軸が前記従動軸よりも下方側に寄った状態で前記駆動軸と前記従動軸とが水平方向に並び、且つ、前記中継軸が前記駆動軸の上方に位置する状態で、前記駆動軸、前記従動軸、前記中継軸の夫々が伝動ケース内に配備されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の作業機の伝動構造。
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