JP2011249644A - 太陽光発電モジュールの架台用アースファスナー及びその架台導通方法 - Google Patents

太陽光発電モジュールの架台用アースファスナー及びその架台導通方法 Download PDF

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Abstract

【課題】太陽光発電モジュールを載置するために直列状に配置された複数の金属製架台を電気的に導通させるために、構造が簡単で安価なアースファスナーを用いて前記導通の為の作業を簡単に確実に行って作業時間を短縮する。
【解決手段】アースファスナー20は、弾性を有する金属製薄板を断面コ字状に折り曲げて形成され且つ隣接する2つの金属製架台の板状部を挟持可能なファスナー本体21、ファスナー本体21の対向する1対の平板部21aの先端側部分に内側に折り返して形成された1対の内側突出部22、1対の内側突出部22に形成された複数の尖鋭突起部23を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、太陽光発電モジュールを載置するために直列状に配置された複数の金属製架台を電気的に導通させる技術に関する。
従来、複数の太陽光発電モジュール(以下、モジュールと記す)を屋根に並べて設置する場合、先ず、屋根上にモジュール取付架台を組立ててから、このモジュール取付架台上に複数のモジュールを載置して固定する。屋根の形状等にもよるが、一般に、モジュール取付架台は、屋根の縦方向(傾斜方向)へ延びる縦ラック(金属製架台)を屋根の横方向(幅方向)に間隔をあけて複数組配設し、屋根の横方向へ直列状に配置された複数の横ラック(金属製架台)を屋根の縦方向に間隔をあけて複数組配設した構造になっている。
このモジュール取付架台において、複数の縦ラックが屋根に固定され、この複数の縦ラック上に複数の横ラックが固定され、この複数の横ラックに複数のモジュールが載置支持される。金属製架台(縦ラック、横ラック)はアルミニウム材で形成されたものが多く、その表面には酸化皮膜が形成されている。ところで、直列状に配置された複数の金属製架台を電気的に導通させるために、次のモジュールの架台導通技術が実用に供されている。
図18に示す架台導通技術では、モジュール100 を載置するために直列状に配置された複数の金属製架台101 を電気的に導通させるために、隣接する2つの金属製架台101 の板状部101a(又はその他の板状部)であってモジュール100 の設置に邪魔にならない板状部101aに、金属性のアースプレート102 が1対の金属製のビス103 で取付けられる。各ビス103 は、アースプレート102 に形成された穴102aに挿入されて、板状部101aに孔を拡大形成しつつ螺合され、アースプレート102 を板状部101aに締結して、2つの金属製架台101 がアースプレート102 及び1対のビス103 を介して電気的に導通された状態になる。このアースプレート102 の取付け作業は現場(屋根上)において行われる。
一方、特許文献1には、モジュールの塗装された金属板を固定する金属製の固定部材を利用して、隣接する2つのモジュールを電気的に導通させる技術が開示されている。この固定部材は屋根側の部材(さん木)にネジ止めされるものであり、2つのモジュールの金属板の一方又は両方を固定部材に設けた折り返し部に挿入するとともに、固定部材のネジ止めにより、固定部材に設けた突起部を2つのモジュールの金属板の塗装面に食い込ませて金属板の導電性の有る部分に接触させる。
特許第3880180号公報
図18に示す架台導通技術では、前記のように、現場(屋根上)において、隣接する2つの金属製架台の板状部であってモジュールの設置に邪魔にならない板状部にアースプレートを1対のビスで取付ける作業が煩雑であり、アースプレートやビスを屋根から落とす虞もある。隣接する金属製架台を電気的に導通させる箇所は多数あるため、その為に使用する部品(アースプレート及びビス)の数も多くなり、何より、多数のアースプレートの取付け作業が非常に負荷が大きいものとなり、かなり長い作業時間を要する。
一方、特許文献1の技術は、隣接するモジュールを電気的に導通させる技術であり、隣接する金属製架台を電気的に導通させる技術ではない。尚、この技術に用いられる固定部材は屋根側の部材(さん木)にネジ止めされ、そのネジ止めにより、固定部材の突起部を2つのモジュールの金属板の塗装面に食い込ませるが、金属製架台を固定する構造とは別に電気的に導通させる構造が必要であるという理由からも、特許文献1に記載の技術(固定部材)を図18に示す架台導通技術に適用して、上記課題を改善することは困難である。
本発明の目的は、太陽光発電モジュールを載置するために直列状に配置された複数の金属製架台を電気的に導通させるために、構造が簡単で安価な部材を用いて前記導通の為の作業を簡単に確実に行って作業時間を短縮すること、等である。
請求項1の発明は、太陽光発電モジュールを載置するために直列状に配置された複数の金属製架台を電気的に導通させるために、隣接する金属製架台の端部同士が接近した分断部において隣接する金属製架台に取付けられる太陽光発電モジュールの架台用アースファスナーであって、弾性を有する金属製薄板を断面コ字状又はU字状に折り曲げて形成され且つ隣接する2つの金属製架台の板状部を挟持可能なファスナー本体と、前記ファスナー本体の対向する1対の平板部のうちの少なくとも一方の平板部の先端側部分に内側に折り返して又は切り起こして形成された内側突出部とを備え、非取付け状態で前記一方の平板部の内側突出部と他方の平板部又はその内側突出部との間の隙間が前記板状部の板厚よりも小さくなるように構成されたことを特徴とする。
この太陽光発電モジュールの架台用アースファスナー(アースファスナー)は、隣接する2つの金属製架台の板状部を1対の平板部間に差し込むようにしてワンタッチで取付けられる。ここで、1対の平板部間の隙間が拡大するようにファスナー本体等が弾性変形して、一方の平板部の内側突出部と他方の平板部又はその内側突出部とで2つの金属製架台の板状部が挟持される。故に、少なくとも一方の平板部の内側突出部が2つ金属製架台の板状部に押圧された状態で電気的接続が確保されて、このアースファスナーを介して2つの金属製架台が電気的に導通される。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、取付け時に前記2つの金属製架台の板状部の表面を傷付けて金属製架台の導電性の有る部分を露出させる複数の尖鋭突起部を前記内側突出部に設けたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記1対の平板部に1対の折り返し部が前記内側突出部として形成され、前記各折り返し部は、先端側ほど前記平板部の先端部から内側へ遠ざかるように傾斜していることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、前記ファスナー本体は、前記2つの金属製架台の板状部を夫々挟持可能な1対のファスナー部と、この1対のファスナー部を繋ぐ接続板部と、1対のファスナー部間に形成された切欠き部とを有し、1対のファスナー部が前記板状部の板厚方向へ相対的に変位可能に構成したことを特徴とする。
請求項5の発明は、太陽光発電モジュールを載置するために直列状に配置された複数の金属製架台を、請求項1〜4の何れか1項に記載の太陽光発電モジュールの架台用アースファスナーを用いて電気的に導通させる太陽光発電モジュールの架台導通方法。
請求項1の太陽光発電モジュールの架台用アースファスナー(アースファスナー)によれば、隣接する2つの金属製架台の板状部を1対の平板部間に差し込むようにして、アースファスナーをワンタッチで簡単に取付けることができる。ここで、1対の平板部間の隙間が拡大するようにファスナー本体等が弾性変形して、一方の平板部の内側突出部と他方の平板部又はその内側突出部とで2つの金属製架台の板状部が挟持される。故に、少なくとも一方の平板部の内側突出部を2つ金属製架台の板状部に押圧した状態で電気的接続を確保して、このアースファスナーを介して2つの金属製架台を電気的に導通させることができ、また、この内側突出部によりアースファスナーが2つの金属製架台の板状部から脱落しないように抜け止めすることができる。アースファスナーを1部品として構造を簡単にすることができ、つまり、構造が簡単で安価なアースファスナーを用いて前記導通の為の作業を簡単に確実に行って作業時間を短縮することができる。
請求項2の太陽光発電モジュールの架台用アースファスナーによれば、アースファスナーの取付け時、2つの金属製架台の板状部の表面に押圧された内側突出部の複数の尖鋭突起部により、それら板状部の表面を傷付けて金属製架台の導電性の有る部分を露出させることができ、故に、アースファスナーを取付けた状態で、内側突出部の複数の尖鋭突起部を2つ金属製架台の板状部に確実に電気的に接続すること、つまり、アースファスナーを介して2つの金属製架台を確実に電気的に導通させることができる。しかも、複数の尖鋭突起部により、アースファスナーの抜け止め機能を高くすることができる。
請求項3の太陽光発電モジュール用アースファスナーによれば、アースファスナーの取付け時、2つの金属製架台の板状部を1対の平板部間に差し込む際、1対の折り返し部が金属製架台の板状部の端部に案内されることで、1対の平板部間の隙間が拡大するため、アースファスナーの取付け作業が簡単になる。しかも、1対の折り返し部によって、アースファスナーの2つ金属製架台の板状部への電気的接続を確実に確保し、更に、アースファスナーの抜け止め機能を高くすることができる。
請求項4の太陽光発電モジュール用アースファスナーによれば、隣接する2つの金属製架台が設置された状態で、その2つの金属製架台の板状部にその板厚方向に段差が生じている場合でも、主に接続板部が弾性変形することにより、1対のファスナー部が前記板厚方向へ相対的に変位して、1対のファスナー部で2つの金属製架台の板状部を夫々確実に挟持させることができ、2つの金属製架台を確実に電気的に導通させることができる。
請求項5の太陽光発電モジュールの架台導通方法によれば、請求項1〜4の何れか1項と同様の効果を奏する。
実施例1のアースファスナー及び太陽光発電モジュールとその取付け架台の斜視図である。 図1の要部(アースファスナーを取外した状態)の斜視図である。 図1の要部(アースファスナーを取付けた状態)の断面図である。 実施例1のアースファスナーの斜視図である。 図4のV−V線断面図である。 図4のVI矢視図である。 実施例2のアースファスナー及び太陽光発電モジュールとその取付け架台の要部(アースファスナーを取付けた状態)の断面図である。 実施例2のアースファスナーの斜視図である。 図8のIX矢視図である。 実施例3のアースファスナーの断面図である。 実施例4のアースファスナーの斜視図である。 図11のXII−XII線断面図である。 図11のXIII矢視図である。 実施例4のアースファスナーを取付けた状態の図である。 実施例5のアースファスナーの斜視図である。 図15のXVI−XVI線断面図である。 図15のXVII矢視図である。 従来技術のアースファスナー及び太陽光発電モジュールとその取付け架台の斜視図である。
本発明は、複数の太陽光発電モジュールを屋根に設置する場合、この複数の太陽光発電モジュールを載置するために屋根上に直列状に配置された複数の金属製架台を電気的に導通させるための技術に適用されている。
図1に示すように、複数の太陽光発電モジュール1(以下、太陽光発電モジュールをモジュールと記す)を屋根Rに並べて設置するために、屋根R上に、屋根Rの縦方向(傾斜方向)へ延びる縦ラック2(金属製架台2)が屋根Rの横方向(幅方向)に間隔をあけて複数組配設され、屋根Rの横方向へ直列状に配置された複数の横ラック3(金属製架台3)が屋根Rの縦方向に間隔をあけて複数組配設される。
複数の縦ラック2が屋根Rに固定され、この複数の縦ラック2上に複数の横ラック3が固定され、この複数の横ラック3に複数のモジュール1が載置支持される。モジュール1は、太陽光発電パネル5と、この太陽光発電パネル5の外周部を支持する金属製外周材6とを有し、金属製外周材6が横ラック3に載置され固定される。尚、縦ラック2と横ラック3と金属製外周材6はアルミニウム材で形成され、その表面には酸化皮膜が形成されている。
図1〜図3に示すように、横ラック3は、底板10、複数のリブ11、横支持板12、縦支持板13を有し、これら10〜13等を一体形成して構成されている。底板10が複数の縦ラック2に載置されて、各縦ラック2に1対の位置決め金具15により位置決め固定されている。屋根Rの縦方向に隣接する2つのモジュール1の金属製外周材6が横支持板12に載置支持され、そのうちの少なくとも一方のモジュール1の金属製外周材6が、横支持板12に1又は複数の固定金具16により固定されている。
前記一方のモジュール1の金属製外周材6と縦支持板13とは、アースビス17を介して電気的に導通されている。このアースビス17には、先端側部分にドリルネジ部17aと通常ネジ部17bとが先端側から順に形成され、基端部に鍔部17cが形成されている。このアースビス17の取付けについては、アースビス17を縦支持板13に形成されたビス穴13aに挿通させ、金属製外周材6に押圧した状態で回転させる。すると、ドリルネジ部17aが金属製外周材6に孔を拡大形成しつつ螺合され、その後、その穴に通常ネジ部17bが螺合され、これにより、金属製外周材6とアースビス17とが電気的に導通された状態になり、最終的に鍔部17cが縦支持板13に当接して取付け完了となる。
鍔部17cには、先端側へ突出する1又は複数の突起部(図示略)が形成され、その突起部が縦支持板13に当接してから暫く回転することにより、縦支持板13の表面の酸化皮膜を傷付けて(破壊して)導電性の有る部分に接触するため、縦支持板13とアースビス17とが電気的に導通された状態になる。尚、横ラック3の上側において、2つのモジュール1の間の上端をカバーする金属製(アルミニウム製)のモジュール間カバー18が設けられ、そのモジュール間カバー18は縦支持板13に取付けられている。
さて、図1〜図3に示すように、直列状に配置された複数の横ラック3には、この複数の横ラック3(金属製架台3)を電気的に導通させるために、複数の架台導通構造7が付設され、各架台導通構造7は、隣接する横ラック3の端部同士が接近した分断部8において隣接する横ラック3に取付けられる太陽光発電モジュールの架台用アースファスナー20(以下、アースファスナー20と記す)を備えている。
図4〜図6に示すように、アースファスナー20は、弾性且つ導電性を有する金属製薄板(例えば、ステンレスバネ鋼で形成された厚さ約0.3〜0.4mmの薄板)を断面コ字状に折り曲げて形成され且つ隣接する2つの横ラック3の板状部3aを挟持可能なファスナー本体21と、このファスナー本体21の対向する1対の平板部21aの先端側部分に内側に折り返して形成された1対の折り返し部22(内側突出部)とを備えている。
ここで、各横ラック3のうち屋根Rの縦方向両一端部分に、底板10の端部とリブ11と横支持板12の端部とからなる断面コ字状部3bが形成され、本実施例では、この断面コ字状部3bの下板部(つまり、底板10の端部)を前記板状部3aとしている。その板状部3aの板厚は、例えば、約3mmである。
ファスナー本体21は、1対の平板部21aと、1対の平板部21aの基端部を繋ぐ基端繋ぎ部21bとを有する。1対の平板部21aはその間隔が多少先端側ほど広がるように互いに傾斜し、基端繋ぎ部21bは平板状に形成されている。ファスナー本体21は、2つの横ラック3の板状部3aを挟持して、その基端繋ぎ部21bが板状部3aの端部に略当接した状態で、平板部21aが断面コ字状部3bの奥端壁(つまり、リブ11)に当らないように、その奥端壁から3mm以上退いて位置し、更に、2つの横ラック3の板状部3aを確実に挟持可能にある程度細長い形状・サイズに形成されている。
アースファスナー20は、非取付け状態で1対の折り返し部22間の隙間(例えば、約1〜2mm)が板状部3aの板厚(約3mm)よりも小さくなるように構成され、各折り返し部22は、先端側ほど平板部21aの先端部から内側へ遠ざかるように傾斜している。各折り返し部22は、もう一方の折り返し部22の先端部に向かって略ストレートに延びるように傾斜し、1対の折り返し部22の先端部間の隙間が最小の隙間(約1〜2mm)になる。
1対の折り返し部22には、夫々、アースファスナー20の取付け時に2つの横ラック3の板状部3aの表面を傷付けて、つまり酸化皮膜を破壊して(削ぎ落として)横ラック3の導電性の有る部分を露出させる複数の尖鋭突起部23が形成されている。この複数の尖鋭突起部23は、各折り返し部22の先端部にギザギザの歯として形成されている。
次に、アースファスナー20の取付け方法及びアースファスナー20を用いた架台導通方法について説明する。
アースファスナー20の長さ方向略中央部が隣接する2つの横ラック3の分断部8に一致するように、その2つの横ラック3の板状部3aをファスナー本体21の1対の平板部21a間に差し込んでいく。その際、先ず、1対の折り返し部22が2つの横ラック3の板状部3aの端部に接触し案内されて、1対の平板部21a間の隙間が拡大するようにファスナー本体21等が弾性変形する。
こうして、1対の折り返し部22の先端部の複数の尖鋭突起部23が、2つの横ラック3の板状部3aの上下両面に接触し、この1対の折り返し部22で2つの横ラック3の板状部3aが挟持された状態になる。続いて、複数の尖鋭突起部23が2つの横ラック3の板状部3aの上下両面を傷付けながら板状部3aの奥側へ移動し、最終的に基端繋ぎ部21bが板状部3aの端部に略当接して、アースファスナー20の取付けが完了する。
以上説明したアースファスナー20とそのアースファスナー20を用いた架台導通方法によれば次の効果を奏する。
隣接する2つの横ラック3の板状部3aを1対の平板部21a間に差し込むようにして、アースファスナー20をワンタッチで簡単に取付けることができる。ここで、1対の平板部21a間の隙間が拡大するようにファスナー本体21が弾性変形して、1対の平板部21aの折り返し部22で2つの横ラック3の板状部3aが挟持される。
故に、1対の折り返し部22を2つ横ラック3の板状部3aに押圧した状態で電気的接続を確保して、このアースファスナー20を介して2つの横ラック3を電気的に導通させることができ、また、1対の折り返し部22によりアースファスナー20が2つの横ラック3の板状部3aから脱落しないように抜け止めすることができる。アースファスナー20を1部品として構造を簡単にすることができ、つまり、構造が簡単で安価なアースファスナー20を用いて前記導通の為の作業を簡単に確実に行って作業時間を短縮することができる。
アースファスナー20の取付け時、2つの横ラック3の板状部3aの表面に押圧された1対の折り返し部22の複数の尖鋭突起部23により、それら板状部3aの表面を傷付けて横ラック3の導電性の有る部分を露出させることができ、故に、アースファスナー20を取付けた状態で、1対の折り返し部22の複数の尖鋭突起部23を2つ横ラック3の板状部3aに確実に電気的に接続すること、つまり、アースファスナー20を介して2つの横ラック3を確実に電気的に導通させることができる。
アースファスナー20の取付け時、2つの横ラック3の板状部3aを1対の平板部21a間に差し込む際、1対の折り返し部22が横ラック3の板状部3aの端部に案内されることで、1対の平板部21a間の隙間が拡大するため、アースファスナー20の取付け作業が簡単になる。しかも、1対の折り返し部22により、アースファスナーの2つ横ラック3の板状部3aへの電気的接続を確実に確保し、更に、1対の折り返し部22の複数の尖鋭突起部23により、アースファスナー20の抜け止め機能を高くすることができる。
尚、断面コ字状部3bの上板部(つまり、横支持板12)を前記板状部3aとし、この板状部3aにアースファスナー20を取付けるようにしてもよい。横支持板12には金属製外周材6が載置されるが、アースファスナー20を取付け後、横支持板12に載置された金属製外周材6により、アースファスナー20の上側の平板部21aと折り返し部22とが折り重なるように潰されても、その潰れた部分の厚さは非常に薄いため、モジュール1の設置に邪魔になることはなく、むしろ、金属製外周材6で板状部3aに押え付けられたアースファスナー20が板状部3aからより脱落しにくくなることも期待できる。
次に、実施例1を部分的に(主にアースファスナー20を)変更した別の実施例について説明する。但し、実施例1と同一又は類似するものにはついては、同一又は類似する符号を付し、実施例1と基本的に同じ機能や作用・効果についての記載も省略する。
図7〜図9に示すように、このアースファスナー20Aは、隣接する2つの横ラック3の板状部3aを挟持可能なファスナー本体21Aと、このファスナー本体21Aの対向する1対の平板部21a,21Aaのうちの一方の平板部21aの先端側部分に内側に折り返して形成された折り返し部22(内側突出部)とを備え、折り返し部22の先端部に複数の尖鋭突起部23が形成されている。
ファスナー本体21Aは、1対の平板部21a,21Aaと、1対の平板部21a,21Aaの基端部を繋ぐ基端繋ぎ部21Abとを有する。1対の平板部21aの間隔が多少先端側ほど広がるように、一方の平板部21aが他方の平板部21Aaに対して傾斜し、基端繋ぎ部21Abは平板状に形成されている。そして、アースファスナー20Aは、一方の平板部21aの内側突出部22と他方の平板部21Aaとの間の隙間が板状部3aの板厚よりも小さくなるように構成されている。
尚、断面コ字状部3bの上板部(横支持板12)を板状部3aとし、この板状部3aにアースファスナー20Aを取付ける場合には、折り返し部33が無い側の平板部21Aaを板状部3aの上面側に位置させるように取付けることが好ましい。即ち、横支持板12にはモジュール1の金属製外周材6が載置されても、板厚が非常に小さい平板部21Aaだけが、横支持板12と金属製外周材6との間に挟まれることになるため、モジュール1の設置に殆ど悪影響を与えない。
図10に示すように、このアースファスナー20Bでは、ファスナー本体21Bが、弾性且つ導電性を有する金属製薄板を断面U字状に折り曲げて形成されている。ファスナー本体21Bは、1対の平板部21aと、1対の平板部21aの基端部を繋ぐ湾曲状の基端繋ぎ部21Bbとを有し、実施例1のアースファスナー20の平板状の基端繋ぎ部21bを前記基端繋ぎ部21Bbに変更した構造が、このアースファスナー20Bである。
図11〜図13に示すように、このアースファスナー20Cでは、ファスナー本体21Cが、隣接する2つの金属製架台3の板状部3aを夫々挟持可能な1対のファスナー部30と、この1対のファスナー部30を繋ぐ1対の接続板部31と、1対のファスナー部30間に形成された3つの切欠き部32,33とを有し、1対のファスナー部30が板状部3aの板厚方向へ相対的に変位可能に構成されている。実施例1のアースファスナー20に前記切欠き部32,33を形成した構造が、このアースファスナー20Cである。
各ファスナー部30に、対向する1対の平板部21Caと、1対の平板部21Caの基端部を繋ぐ基端繋ぎ部21Cbとが形成されるとともに、1対の平板部21Caの先端側部分に1対の折り返し部22Cが内側に折り返して形成され、その1対の折り返し部22Cに複数の尖鋭突起部23Cが形成されている。1対のファスナー部30の各平板部21Ca同士が接続板部31により繋がれている。
図14に示すように、隣接する2つの金属製架台3が設置された状態で、その2つの金属製架台3の板状部3aにその板厚方向に段差が生じている場合でも、主に接続板部31が弾性変形することにより、1対のファスナー部30が板状部3aの板厚方向へ相対的に変位して、1対のファスナー部30で2つの金属製架台3の板状部3aを夫々確実に挟持させることができ、2つの金属製架台3を確実に電気的に導通させることができる。
尚、1対の繋ぎ板部31の一方を省略してもよい。尚、1対のファスナー部30が板状部3aの板厚方向へ相対的に変位可能であれば、接続部31及び切欠き部32,33の数や形状については適宜変更可能である。
図15〜図17に示すように、このアースファスナー20Dは、隣接する2つの横ラック3の板状部3aを挟持可能なファスナー本体21Dと、このファスナー本体21Dの対向する1対の平板部21Daに内側に切り起こして形成された2対の切り起こし部22D(内側突出部)とを備え、各切り起こし部22Dの先端部に複数の尖鋭突起部23Dが形成されている。実施例1のアースファスナー20の折り返し部22と尖鋭突起部23とを省略して、前記切り起こし部22Dと尖鋭突起23Dとを設けた構造が、このアースファスナー20Dである。
2対の切り起こし部22Dは、2つの横ラック3の板状部3aを夫々挟持可能に形成され、各1対の切り起こし部22Dは対向し、各切り起こし部22Dは、先端側ほど平板部21Daの先端部から内側へ遠ざかるように傾斜している。各切り起こし部22Dは、もう一方の切り起こし部22Dの先端部に向かって略ストレートに延びるように傾斜し、1対の切り起こし部22Dの先端部間の隙間が最小の隙間(約1〜2mm)になる。
尚、各平板部21Daの2つの切り起こし部22D(尖鋭突起部23D)を連続的に形成してもよい。尚、一方の平板部21Daにのみ切り起こし部と尖鋭突起部とを形成してもよい。この場合、実施例2のアースファスナー20Aの折り返し部22と尖鋭突起部23とを省略して、前記切り起こし部と尖鋭突起とを設けた構造になる。
その他、前記開示事項以外に種々の変更を付加して実施可能である。例えば、アースファスナーのファスナー本体(1対の平板部、基端繋ぎ部、折り返し部や切り起こし部)の形状や、複数の尖鋭突起部の形状、数などについては、適宜変更可能である。また、アースファスナーについては、2つの横ラックの前記板状部以外に略連続的に連なる板状部に取付けるようにしてもよい。また、複数の縦ラックが直列状に配置されている場合に、隣接する2つの縦ラック2の板状部にアースファスナーを取付けて、その2つの縦ラックを電気的に導通させるようにすることもできる。
1 モジュール(太陽光発電モジュール)
3 横ラック(金属製架台)
3a 板状部
20,20A,20B,20C,20D アースファスナー
21,21A,21B,21C,21D ファスナー本体
21a,21Aa,21Ca,21Da 平板部
22,22C 折り返し部(内側突出部)
22D 切り起こし部(内側突出部)
23,23C,23D 尖鋭突起部
30 ファスナー部
31 接続板部
32,33 切欠き部

Claims (5)

  1. 太陽光発電モジュールを載置するために直列状に配置された複数の金属製架台を電気的に導通させるために、隣接する金属製架台の端部同士が接近した分断部において隣接する金属製架台に取付けられる太陽光発電モジュールの架台用アースファスナーであって、
    弾性を有する金属製薄板を断面コ字状又はU字状に折り曲げて形成され且つ隣接する2つの金属製架台の板状部を挟持可能なファスナー本体と、
    前記ファスナー本体の対向する1対の平板部のうちの少なくとも一方の平板部の先端側部分に内側に折り返して又は切り起こして形成された内側突出部とを備え、
    非取付け状態で前記一方の平板部の内側突出部と他方の平板部又はその内側突出部との間の隙間が前記板状部の板厚よりも小さくなるように構成されたことを特徴とする太陽光発電モジュールの架台用アースファスナー。
  2. 取付け時に前記2つの金属製架台の板状部の表面を傷付けて金属製架台の導電性の有る部分を露出させる複数の尖鋭突起部を前記内側突出部に設けたことを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電モジュールの架台用アースファスナー。
  3. 前記1対の平板部に1対の折り返し部が前記内側突出部として形成され、
    前記各折り返し部は、先端側ほど前記平板部の先端部から内側へ遠ざかるように傾斜していることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽光発電モジュールの架台用アースファスナー。
  4. 前記ファスナー本体は、前記2つの金属製架台の板状部を夫々挟持可能な1対のファスナー部と、この1対のファスナー部を繋ぐ接続板部と、1対のファスナー部間に形成された切欠き部とを有し、1対のファスナー部が前記板状部の板厚方向へ相対的に変位可能に構成したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の太陽光発電モジュールの架台用アースファスナー。
  5. 太陽光発電モジュールを載置するために直列状に配置された複数の金属製架台を、請求項1〜4の何れか1項に記載の太陽光発電モジュールの架台用アースファスナーを用いて電気的に導通させる太陽光発電モジュールの架台導通方法。
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