JP5218335B2 - 太陽電池モジュールの設置用金具 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば建物の屋根等に施工した架台上に、太陽電池モジュールを設置するための設置用金具に関する。
近年、太陽光発電システムを装備した住宅が急速に普及している。この種の住宅においては、その屋根部分に架台を施工して、それら架台上に太陽電池モジュールを設置しているものが多く見受けられる。例えば、陸屋根タイプの住宅の場合には、そのフラットな屋根面に束材を介して複数の梁材を取り付け、それら梁材間に複数の架台を高さを異ならせて差し渡して、それら架台間に跨るようにして太陽電池モジュールを傾斜状に設置している(例えば、特許文献1参照)。
太陽電池モジュールの設置に際しては、太陽電池モジュールの外周枠を、そのボルト挿通用穴と架台のボルト挿通用穴とを互いに一致させるように架台上に載置して、それらボルト挿通用穴に挿通したボルトにナットを螺合して締め付けることで、太陽電池モジュールの外周枠を架台に固定していることが多い。
特開2002−21266号公報
しかしながら、上記のように、ボルト及びナットを使用して、太陽電池モジュールの外周枠を架台上に固定する場合、架台のボルト挿通用穴に対応して太陽電池モジュールの外周枠にボルト挿通用穴を精度良く形成する必要があり、しかもボルト挿通用穴同士の位置合わせも煩雑であることから、施工性が悪いといった不具合があった。加えて、太陽電池モジュールの外周枠にボルト挿通用穴を形成するために、その分だけ外周枠が大きくなって材料費が嵩み、太陽電池モジュールのコストアップにつながっていた。
また、各種の設置用金具を使用して、太陽電池モジュールの外周枠を架台上に固定することも行われているが、依然として太陽電池モジュールにおいて外周枠の加工精度や取付精度が要求されて施工性が悪かったり、また太陽電池モジュールの外周枠の形状変更等に対する設置用金具の使い回しが困難であって、汎用性に乏しいといった問題があり、改良の余地があった。
そこで、この発明は、上記の不具合を解消して、太陽電池モジュールの架台上への設置に際しての施工性や汎用性の向上を図ることができ、また太陽電池モジュールのコストダウンにも貢献する設置用金具の提供を目的とする。
この発明の設置用金具20、60、70は、形鋼からなる架台5上に太陽電池モジュール2を設置するためのものであって、前記架台5にその長手方向に沿ってスライド可能に外嵌して、前記太陽電池モジュール2の外周枠11に係合する係合体21と、この係合体21を前記架台5に固定するための固定体22とを備え、前記係合体21は、そのスライド方向に延びる長穴30を有し、前記固定体22は、前記係合体21の長穴30に根角部44を係合して回転不能とした状態で、前記係合体21の長穴30及び前記架台5のボルト挿通用穴7に挿通する根角ボルト40と、この根角ボルト40に螺合するナット41とからなることを特徴とする。また、前記架台5と前記係合体21との間に着脱可能に介装して、前記係合体21の高さ位置を調整する高さ調整体50を備えている。
具体的に、前記係合体21は、前記外周枠11の側方張出片18を挟持する前記長穴30付きの挟持片23と、この挟持片23から垂下した一対の嵌合片24、24とを備え、前記挟持片23を前記架台5の上面に配置した状態で、前記一対の嵌合片24、24によって前記架台5の上端部を挟み込むことで、前記係合体21を前記架台5に外嵌させるようにしている。
また、前記係合体21は、前記外周枠11の側方張出片18を前記架台5の上面に押し付ける前記長穴30付きの押付片71と、この押付片71から垂下した一対の嵌合片24、24とを備え、前記押付片71を前記架台5の上面に配置した状態で、前記一対の嵌合片24、24によって前記架台5の上端部を挟み込むことで、前記係合体21を前記架台5に外嵌させるようにしている。
さらに、前記係合体21は、表面塗装を施した金属製の前記外周枠11への係合に際して、前記外周枠11の表面塗装を剥がしながら接触する塗装剥離部位28、29、29を備え、この塗装剥離部位28、29、29の接触によって、前記外周枠11と前記架台5とを電気的に接続可能としている。
この発明の設置用金具においては、係合体が長穴の範囲内で架台に対してスライド可能となっているので、係合体のスライド量を調整することで、多少の寸法誤差(例えば加工精度や取付精度のバラツキによる寸法誤差、外周枠の形状変更等に伴う寸法誤差)を吸収しながら、係合体を太陽電池モジュールの外周枠に確実に係合させることができる。しかも、根角ボルトの根角部を係合体の長穴に係合することによって、根角ボルトの回転が規制され、さらに係合体を架台に外嵌することによって、係合体の回転が規制されることから、ナットの締め付けに伴う根角ボルト及び係合体の連れ回りを防止することができ、根角ボルトや係合体を保持することなくナットを片側から締め付けるだけで、係合体を架台に固定することができる。これにより、太陽電池モジュールの設置に際しての施工性及び汎用性の向上を図ることができる。加えて、太陽電池モジュールの外周枠にボルト挿通用穴を形成する必要がないことから、外周枠の大きさを必要最小限に抑えて材料費を低減することができ、太陽電池モジュールのコストダウンにも貢献する。さらに、太陽電池モジュールの設置状態において、地震等の発生により太陽電池モジュールに負荷がかかっても、係合体の位置ずれによって負荷を受け流すことで、太陽電池モジュールの破損の危険性を少なくすることができる。
また、高さ調整体を用いることで、太陽電池モジュールの外周枠の高さ位置に応じて係合体の高さ位置を調整(嵩上げ)することができ、例えば多雪地域仕様のような特殊な太陽電池モジュールの設置も可能となって、施工性のより一層の向上を図ることができる。
さらに、太陽電池モジュールの外周枠に、その表面塗装を剥がしながら係合体の塗装剥離部位を接触させて、外周枠と架台とを電気的に接続することで、接地工事に際しての面倒なアース線による接続作業が不要となって、施工性のより一層の向上を図ることができる。
住宅の陸屋根における太陽電池モジュールの施工例を示す縦断面図である。 同じくその平面図である。 太陽電池モジュールの一部破断斜視図である。 同じくその縦断面図である。 設置用金具の分解斜視図である。 太陽電池モジュールの設置状態を示す縦断面図である。 太陽電池モジュールの設置状態を示す縦断面図である。 設置作業を説明するための縦断面図である。 多雪地域仕様の太陽電池モジュールの一部破断斜視図である。 同じくその縦断面図である。 高さ調整体を備えた設置用金具の分解斜視図である。 太陽電池モジュールの設置状態を示す縦断面図である。 太陽電池モジュールの設置状態を示す縦断面図である。 他の実施形態に係る設置用金具の分解斜視図である。 太陽電池モジュールの設置状態を示す縦断面図である。 別の実施形態に係る設置用金具の分解斜視図である。 太陽電池モジュールの設置状態を示す縦断面図である。
(第1実施形態)
図1及び図2は、住宅の陸屋根1における太陽電池モジュール2・・の施工例を示している。陸屋根1のフラットな屋根面には、束材3・・を介して複数の梁材4・・が取り付けられ、左右の梁材4、4間には、表面に溶融亜鉛めっき処理を施した溝形鋼からなる複数の架台5・・が差し渡されている。具体的に、これら架台5・・は、前後の架台5、5の溝開放部が互いに対向するように、且つ、前後の架台5、5の上面の高さが異なるようにして、梁材4、4上に架台受け材8、9を介して取り付けられている。そして、複数の太陽電池モジュール2・・が、前後の架台5、5の上面間に跨るようにして、横並びにそれぞれ傾斜状に設置されている。なお、太陽電池モジュール2・・の前端部は、前側の架台受け材8によって受けられていて、太陽電池モジュール2・・の傾斜方向への滑りが防止されている。
太陽電池モジュール2は、図3及び図4に示すように、例えば多結晶シリコンからなるセル(太陽電池の基本単位)を必要枚配列して、屋外で利用できるよう強化ガラスで覆って方形状にパッケージ化した太陽電池パネル10を備え、その太陽電池パネル10の周端部を囲むようにして、表面に防錆塗装を施した金属製の外周枠11を取り付けた構造となっている。
外周枠11は、前後左右の枠材12、13・・を方形枠状に組み付けてなり、各枠材12、13は、太陽電池パネル10の周端部に外嵌されるコ字形の嵌合溝片14と、この嵌合溝片14の下面から垂下された内外の側片15、16と、これら側片15、16の下端部間を連結する底片17とを一体的に形成してなる。また、外周枠11の左右の枠材13、13においては、内側の側片16の下端部から略水平な側方張出片18が枠内方向に張り出している。なお、この外周枠11においては、左右の枠材13、13間に補強バー19が差し渡されている。
そして、太陽電池モジュール2の架台5、5上への設置に際しては、設置用金具20・・が使用されている。具体的には、図2に示すように、太陽電池モジュール2における外周枠11の左右の枠材13、13を、合計4個の設置用金具20・・を使用して架台5、5に止め付けるようにしている。
設置用金具20は、図5乃至図7に示すように、架台5にその長手方向に沿ってスライド可能に外嵌して、太陽電池モジュール2の外周枠11に係合する係合体21と、この係合体21を架台5に固定するための固定体22とを備えている。
係合体21は、外周枠11の側方張出片18を挟持する側面視略U字状の挟持片23と、架台5の上端部である上フランジ6部分を挟み込む一対の帯板状の嵌合片24、24とを一体的に備えている。
挟持片23は、上面部25及び下面部26の基端部分同士を湾曲部27を介して連結してなり、上面部25の先端部分が下面部26の先端部分に対して僅かに近接離間可能となるような弾性を有している。そして、上面部25の先端部分が下方へ向けて折曲されて係止爪28とされ、下面部26の先端部分には、上方へ向けて突出する一対の突起29、29がエンボス加工されている。また、挟持片23の上面部25及び下面部26には、長方形状の長穴30、30が上方から見て互いに合致するようにそれぞれ形成されている。嵌合片24、24は、挟持片23の下面部26の側端部分から垂下している。
この係合体21は、挟持片23の下面部26を架台5の上フランジ6の上面に載置して、一対の嵌合片24、24によって架台5の上フランジ6を挟み込むことで、架台5に対してその長手方向に沿ってスライド可能に外嵌されるようになっている。
固定体22は、係合体21の長穴30、30及び架台5の上側フランジ6に形成されたボルト挿通用穴7に挿通する根角ボルト40と、この根角ボルト40に螺合するナット41とからなる。根角ボルト40は、頭部42とボルト部43との連結部分に直方体状の根角部44を備えており、長穴30、30及びボルト挿通用穴7へ上方から挿通して、その頭部42を係合体21の挟持片23の上面部25に当接させた状態において、根角部44が上側の長穴30に嵌まり込んで係合することで、係合体21のスライドを許容しながら、根角ボルト40自身は回転不能となるように構成されている。
次に、上記構成の設置用金具20を使用した太陽電池モジュール2の設置方法について説明する。なお、上述したように、1つの太陽電池モジュール2の設置に際して、合計4個の設置用金具20・・を使用して、外周枠11の角部付近の4箇所を架台5、5に止め付けることになるが、その止め付けはすべて同様になされることから、1箇所についてのみ説明して残りは省略する。
まず、設置用金具20を、図8(a)に示すように、架台5の上側フランジ6における太陽電池モジュール2の外周枠11の載置部位を避けるようにして、架台5の上側フランジ6に仮止めする。この仮止めは、係合体21を架台5の上側フランジ6部分に外嵌させるとともに、係合体21の長穴30、30及び架台5のボルト挿通用穴7へ根角ボルト40を上方から挿通させて、その根角部44を上側の長穴30に係合させた状態で、ボルト部43の先端部分にナット41を螺合して仮締めすることでなされる。この仮止め状態において、係合体21は、架台5の長手方向すなわちスライド方向に延びる長穴30、30の範囲内においてスライド可能となっている。
続いて、太陽電池モジュール2を、前後の架台5、5の上面間に跨るように載置する。具体的には、外周枠11の左右の枠材13、13を、前後の架台5、5の上側フランジ6、6上に載置する。この載置状態において、図8(b)に示すように、枠材13、13の側方張出片18、18が架台5、5の上フランジ6、6に対して僅かに隙間をあけて配されている。また、太陽電池モジュール2によって、設置用金具20が外部に露出しないように覆われている。
そして、太陽電池モジュール2の裏側に手をもぐり込ませて、図8(c)に示すように、設置用金具20の係合体21を側方張出片18に近接する方向へスライドさせて、挟持片23の上面部25と下面部26との間に側方張出片18を入り込ませることで、挟持片23の上面部25側の係止爪28及び下面部26側の突起29、29が、側方張出片18の表面を覆っている防錆塗装を剥がしながら、側方張出片18に接触する。
この状態から仮締めしてあるナット41を本締めして、根角ボルト40の頭部42によって挟持片23の上面部25を下方へ押し付けることで、上面部25側の係止爪28及び下面部26側の突起29、29によって側方張出片18を挟持しながら、係合体21を架台5に固定する。このナット41の本締めに際して、根角ボルト40の根角部44が係合体21の上側の長穴30に係合して、根角ボルト40の回転が規制され、さらに係合体21が架台5に外嵌して、係合体21の回転が規制されているので、ナット41の締め付けに伴う根角ボルト40及び係合体21の連れ回りを防止することができる。従って、根角ボルト40や係合体21を保持することなく、ナット41を回転させるだけで済むことになる。
このように設置用金具20の係合体21を架台5に固定することで、太陽電池モジュール2が架台5、5上にしっかりと保持された状態で設置される。この設置状態において、設置用金具20における塗装剥離部位である挟持片23の係止爪28及び突起29、29が、太陽電池モジュール2における側方張出片18の防錆塗装剥離後の金属素地に接触していることから、太陽電池モジュール2の外周枠11と架台5とが設置用金具20を介して電気的に接続された状態となる。なお、架台5には、その表面に塗装ではなく溶融亜鉛めっき処理が施されているので、設置用金具20を接触させるだけで電気的な接続が可能となっている。これにより、架台5、5に設置された太陽電池モジュール2・・の外周枠11・・同士が電気的に接続されることから、一般的なアース線による接続を不要とすることができる。
以上のように、設置用金具20は、係合体21が長穴30、30の範囲内で架台5に対してスライド可能となっているので、係合体21のスライド量を調整することで、多少の寸法誤差(例えば加工精度や取付精度のバラツキによる寸法誤差、外周枠11の形状変更等に伴う寸法誤差)を吸収しながら、係合体21を太陽電池モジュール2の側方張出片18に確実に係合させることができ、しかも根角ボルト40や係合体21を保持することなくナット41を片側から締め付けるだけで、係合体21を架台5に固定することができることから、太陽電池モジュール2の設置に際しての施工性及び汎用性の向上を図ることができる。
また、設置用金具20を覆うようにして太陽電池モジュール2を設置する場合、太陽電池モジュール2の裏側において設置用金具20による止め付け作業を行う必要があるが、設置用金具20を太陽電池モジュール2よりも先に架台5に仮止めしておけば、太陽電池モジュール2の裏側での作業は、係合体21のスライドとナット41の締め付けだけの簡単な作業だけで済むことになる。従って、設置用金具20を外部に露出させない意匠性に優れた設置構造としながらも、施工性を良好に維持することができる。
さらに、太陽電池モジュール2を架台5、5に設置するだけで、太陽電池モジュール2の外周枠11と架台5とが設置用金具20を介して電気的に接続されて、接地工事に際しての面倒なアース線による接続作業が不要となることから、施工性のより一層の向上を図ることができる。
図9及び図10は、多雪地域仕様の太陽電池モジュール2を示している。この太陽電池モジュール2においては、その剛性を高めるために、外周枠11の左右の枠材13、13間だけでなく、前後の枠材12、12間にも補強バー19が差し渡されている。すなわち、十字状に組み合わされた2本の補強バー19、19が、外周枠11に取り付けられていて、前後の枠材12、12間に差し渡した下側の補強バー19が、外周枠11の下面よりも下方へ僅かに突出した状態となっている。このため、太陽電池モジュール2を、前後の架台5、5の上面間に跨るように載置したときには、下側の補強バー19が架台5、5上に当接することで、外周枠11が架台5、5の上面に対して若干浮いた状態となって、外周枠11の側方張出片18、18が設置用金具20の係合体21よりも高い位置に配置されることになる。
そこで、このような多雪地域仕様の太陽電池モジュール2を架台5、5上に設置するにあたっては、図11乃至図13に示すように、設置用金具20において高さ調整体50を用いるようにしている。この高さ調整体50は、波板状に形成されていて、その凸部には、根角ボルト40を挿通するボルト挿通用穴51が形成されている。そして、この高さ調整体50を、係合体21と架台5との間に着脱可能に介装して、係合体21の高さ位置を側方張出片18の高さ位置に合うように調整(嵩上げ)することで、係合体21の側方張出片18への係合を可能としている。なお、高さ調整体50は、多雪地域仕様の太陽電池モジュール2の設置だけではなく、係合体21の高さ調整を必要とするようなその他の太陽電池モジュール2の設置に用いるようにしても良い。
(第2実施形態)
太陽電池モジュール2としては、外周枠11の左右の枠材13、13において、底片17の下面と側方張出片18の下面とが面一になっているものがあり、このような外周枠11の枠材13を、架台5上に載置したときには、側方張出片18が架台5の上フランジ6に対して重ね合わされた状態となって、側方張出片18と架台5との間に隙間が生じない。従って、第1実施形態に係る設置用金具20では、このような太陽電池モジュール2の止め付けが困難となる。
そこで、第2実施形態に係る設置用金具60においては、このような太陽電池モジュール2の止め付けを可能とするために、図14及び図15に示すように、係合体21における挟持片23の下面部26が延長されていて、この延長部分26aを太陽電池モジュール2の枠材13と架台5との間にもぐり込ませた状態で、挟持片23によって側方張出片18を挟持するようになっている。なお、この設置状態においても、挟持片23の係止爪28が側方張出片18の防錆塗装を剥がしながら接触することで、太陽電池モジュール2の外周枠11と架台5とが設置用金具60を介して電気的に接続される。その他の構成及び作用効果は、第1実施形態と同様であり、図14及び図15において、第1実施形態と同様の機能を有する部材については同符号を付してある。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る設置用金具70は、第2実施形態に示す太陽電池モジュール2の止め付けを可能とするために、図16及び図17に示すように、係合体21において挟持片23の代わりに、外周枠11の側方張出片18を架台5の上面に押し付ける押付片71を備えている。
押付片71は、挟持片23から下面部26を取り除いた形状となっており、その先端部分が下方へ向けて折曲されて係止爪28とされ、基端部分が下方へ向けて折曲されて当接爪72とされ、係止爪28と当接爪72との間に根角ボルト40を挿通する長方形状の長穴30が形成されている。そして、押付片71の側端部分から一対の嵌合片24、24が垂下している。
この係合体21は、押付片71を架台5の上フランジ6の上面に載置して、一対の嵌合片24、24によって架台5の上フランジ6を挟み込むことで、架台5に対してその長手方向に沿ってスライド可能に外嵌されるようになっている。そして、押付片71の係止爪28を側方張出片18に被せた状態で、根角ボルト40に螺合したナット41を締め付けることで、押付片71によって側方張出片18を上方から押さえ付けるようになっている。なお、この設置状態においても、押付片71の係止爪28が側方張出片18の防錆塗装を剥がしながら接触することで、太陽電池モジュール2の外周枠11と架台5とが設置用金具70を介して電気的に接続される。その他の構成及び作用効果は、第1実施形態と同様であり、図16及び図17において、第1実施形態と同様の機能を有する部材については同符号を付してある。
この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。例えば、この発明の設置用金具は、陸屋根に施工した架台に太陽電池モジュールを設置する場合に使用するだけに限らず、切妻屋根や寄棟屋根等に施工した架台、さらには屋根以外の部位に施工した架台に太陽電池モジュールを設置する場合にも勿論使用することができる。また、太陽電池モジュールを設置する架台としては、溝形鋼だけに限らず、その他の形鋼であっても良い。
2・・太陽電池モジュール、5・・架台、11・・外周枠、20、60、70・・設置用金具、21・・係合体、22・・固定体、23・・挟持片、24・・嵌合片、28・・係止爪、29・・突起、30・・長穴、40・・根角ボルト、41・・ナット、44・・根角部、50・・高さ調整体、71・・押付片

Claims (5)

  1. 形鋼からなる架台(5)上に太陽電池モジュール(2)を設置するための設置用金具(20)(60)(70)であって、前記架台(5)にその長手方向に沿ってスライド可能に外嵌して、前記太陽電池モジュール(2)の外周枠(11)に係合する係合体(21)と、この係合体(21)を前記架台(5)に固定するための固定体(22)とを備え、前記係合体(21)は、そのスライド方向に延びる長穴(30)を有し、前記固定体(22)は、前記係合体(21)の長穴(30)に根角部(44)を係合して回転不能とした状態で、前記係合体(21)の長穴(30)及び前記架台(5)のボルト挿通用穴(7)に挿通する根角ボルト(40)と、この根角ボルト(40)に螺合するナット(41)とからなることを特徴とする太陽電池モジュールの設置用金具。
  2. 前記架台(5)と前記係合体(21)との間に着脱可能に介装して、前記係合体(21)の高さ位置を調整する高さ調整体(50)を備えた請求項1記載の太陽電池モジュールの設置用金具。
  3. 前記係合体(21)は、前記外周枠(11)の側方張出片(18)を挟持する前記長穴(30)付きの挟持片(23)と、この挟持片(23)から垂下した一対の嵌合片(24)(24)とを備え、前記挟持片(23)を前記架台(5)の上面に配置した状態で、前記一対の嵌合片(24)(24)によって前記架台(5)の上端部を挟み込むことで、前記係合体(21)を前記架台(5)に外嵌させるようにした請求項1又は2記載の太陽電池モジュールの設置用金具。
  4. 前記係合体(21)は、前記外周枠(11)の側方張出片(18)を前記架台(5)の上面に押し付ける前記長穴(30)付きの押付片(71)と、この押付片(71)から垂下した一対の嵌合片(24)(24)とを備え、前記押付片(71)を前記架台(5)の上面に配置した状態で、前記一対の嵌合片(24)(24)によって前記架台(5)の上端部を挟み込むことで、前記係合体(21)を前記架台(5)に外嵌させるようにした請求項1又は2記載の太陽電池モジュールの設置用金具。
  5. 前記係合体(21)は、表面塗装を施した金属製の前記外周枠(11)への係合に際して、前記外周枠(11)の表面塗装を剥がしながら接触する塗装剥離部位(28)(29)(29)を備え、この塗装剥離部位(28)(29)(29)の接触によって、前記外周枠(11)と前記架台(5)とを電気的に接続可能とする請求項1乃至4のいずれかに記載の太陽電池モジュールの設置用金具。
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