JP2011248008A - レンズ鏡筒及び撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性の良いレンズ鏡筒及び撮影装置を提供する提供する。
【解決手段】本発明のレンズ鏡筒は、内面側に備えられた第1突起143と、第1突起143から光軸方向に間隔を隔てて内面側に備えられた第2突起144と、第1突起143と第2突起144との問に備えられた凹部141とを有する固定筒14と、固定筒14の内面側に備えられた内面側部分150を有し、固定筒14に対して回転可能に固定筒14に保持される回転筒15とを含み、内面側部分150は、第1突起143と第2突起144に案内され凹部141内を筒の周方向に移動する、回転筒15の周方向に間隔を隔てて複数備えられた第3突起151と、周方向において第3突起151が備えられていない部分に備えられた貫通孔152とを有し、第1突起143は、周方向において貫通孔152に対応する部分に切欠き部142が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、レンズ鏡筒及び撮影装置に関するものである。
鏡筒内部が外部に対して密閉されてレンズ鏡筒を、例えば暖かい室内から低温の外部に持ち出すと、レンズに結露を生じる場合がある。このため、レンズ鏡筒の鏡筒壁に薄肉部を設けて、その薄肉部がレンズ部分よりも先に外部と同じ温度まで低下するようにし、当該薄肉部に結露を生じさせてレンズに結露を生じさせないようにしているレンズ鏡筒がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−194048号公報
しかし、気温の差が大きい場合、上記従来技術のように薄肉部を設けても、結露を排除しきれない場合がある。レンズに結露を生じると、故障の原因となる可能性がある。また、鏡筒内部が外部に対して密閉されていると、レンズ鏡筒が伸縮する際に、気圧の変化を生じて操作しにくいという問題がある。
そこで、本発明の課題は、操作性の良いレンズ鏡筒及び撮影装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、内面側に備えられた第1突起(143)と、前記第1突起(143)から光軸方向に間隔を隔てて内面側に備えられた第2突起(144)と、前記第1突起(143)と前記第2突起(144)との問に備えられた凹部(141)とを有する固定筒(14)と、前記固定筒(14)の内面側に備えられた内面側部分(150)を有し、前記固定筒(14)に対して回転可能に前記固定筒(14)に保持される回転筒(15)とを含み、前記内面側部分(150)は、前記第1突起(143)と前記第2突起(144)に案内され前記凹部(141)内を筒の周方向に移動する、前記回転筒(15)の周方向に間隔を隔てて複数備えられた第3突起(151)と、前記周方向において前記第3突起(151)が備えられていない部分に備えられた貫通孔(152)とを有し、前記第1突起(143)は、前記周方向において前記貫通孔(152)に対応する部分に切欠き部(142)が形成されていることを特徴とするレンズ鏡筒(10)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のレンズ鏡筒(10)において、前記貫通孔(152)と前記第3突起(151)は、周方向に交互に設けられていること、を特徴とするレンズ鏡筒(10)である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のレンズ鏡筒(10)において、前記貫通孔(152)及び前記切欠き部(142)は、周方向に延び、前記回転筒(15)の前記固定筒(14)に対する全移動範囲において、前記貫通孔と前記切欠き部(142)との少なくとも一部は、互いに隣接していること、を特徴とするレンズ鏡筒(10)である。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒(10)において、前記固定筒(14)と前記回転筒(15)との間に、外部空間と前記切欠き部(142)とを連通する間隙(D2)が設けられていること、を特徴とするレンズ鏡筒(10)である。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒(10)において、前記貫通孔(152)の内周側には、防水性及び通気性を有する部材(101)が配置されていることを特徴とするレンズ鏡筒(10)である。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒(10)において、前記回転筒(15)はズーム操作環又はフォーカス操作環であること、を特徴とするレンズ鏡筒(10)である。
請求項7に記載の発明は、外面側に備えられた第1突起(143a)と、前記第1突起(143a)から光軸方向に間隔を隔てて外面側に備えられた第2突起(144a)と、前記第1突起(143a)と前記第2突起(144a)との間に備えられた凹部(141a)とを有する固定筒(14a)と、前記固定筒(14a)の外面側に備えられた外面側部分(15A)を有し、前記固定筒(14a)に対して回転可能に前記固定筒(14a)に保持される回転筒(15a)とを含み、前記外面側部分(15A)は、前記第1突起(143)と前記第2突起(144)に案内され前記凹部(141a)内を筒の周方向に移動する、前記回転筒(15a)の周方向に間隔を隔てて複数備えられた第3突起(151a)と、前記周方向において前記第3突起(151)が備えられていない部分に備えられた貫通孔(152a)とを有し、前記第1突起(143a)は、前記周方向において前記貫通孔(152a)に対応する部分に切欠き部(142a)が形成されていること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項8に記載の発明は、周方向に間隔を隔てて内面側に複数備えられた第1突起(143b)と、前記周方向において前記第1突起(143b)が備えられていない部分に備えられた貫通孔(142b)とを有する固定筒(14b)と、前記固定筒(14b)の内面側に備えられた内面側部分(15B)を有し、前記固定筒(14b)に対して回転可能に前記固定筒(14b)に保持される回転筒(15b)とを含み、前記内面側部分(15B)は、外面側に備えられた第2突起(153b)と、前記第2突起(153b)から光軸方向に間隔を隔てて外面側に備えられた第3突起(154b)と、前記第2突起(153b)と前記第3突起(154b)との間に備えられた凹部(152b)とを有し、前記第2突起(153b)は、前記周方向において前記貫通孔(152)に対応する部分に切欠き部(152b)が形成されていること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項9に記載の発明は、周方向に問隔を隔てて外面側に複数備えられた第1突起(141c)と、前記周方向において前記第1突起(141c)が備えられていない部分に備えられた貫通孔(142c)とを有する固定筒(14c)と、前記固定筒(14c)の内面側に備えられた内面側部分(15Cを有し、前記固定筒(14c)に対して回転可能に前記固定筒(14c)に保持される回転筒(15c)とを含み、前記内面側部分(15Cは、内面側に備えられた第2突起(153c)と、前記第2突起(153c)から光軸方向に間隔を隔てて内面側に備えられた第3突起(154c)と、前記第2突起(153c)と前記第3突起(154c)との問に備えられた凹部(151c)とを有し、前記第2突起(153c)は、前記周方向において前記貫通孔(142c)に対応する部分に切欠き部(152c)が形成されていること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒(10)を備える撮影装置(1)である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。また、周方向において貫通孔に対応する部分に切欠き部が形成されているとは、例えば、周方向における貫通孔の少なくとも一部が切欠き部と重なる位置にあることをいう。
本発明によれば、操作性の良いレンズ鏡筒及び撮影装置を提供することができる。
本発明の一実施形態である広角状態におけるレンズ鏡筒を備えるカメラの概念図である。 レンズ鏡筒の望遠状態における断面図である。 図1のA−A断面に相当する光軸と直交する面における連結部の断面図である。 図2のB−B断面に相当する光軸と直交する面における連結部の断面図である。 連結部100の組み立て工程を説明する図3と対応する断面図である。 連結部を分解して示す図3と対応する図であって、(a)は固定筒の嵌合凹部における断面図,(b)はズーム操作筒の内側嵌合部における断面図である。 連結部の光軸を含む面における拡大断面図を示し、(a)は図3のC−C断面、(b)は図3のD−D断面、(c)は図3のE−E断面にそれぞれ対応する。 連結部を周方向に展開した断面図を示し、(a)は図3のF−F断面,(b)は図4のG−G断面にそれぞれ対応する。 連結部を説明するための図である。 本発明の変形形態を示す、図9に対応する図である。 本発明の変形形態を示す、図9に対応する図である。 本発明の変形形態を示す、図9に対応する図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態である広角状態におけるレンズ鏡筒10を備えるカメラ1の概念図である。図2は、レンズ鏡筒10の望遠状態における断面図である。
なお、図1,図2および以下に説明する各図には、説明と理解を容易にするために、XYZ直交座標系を設けた。この座標系では、撮影者が光軸OAを水平として横長の画像を撮影する場合のカメラ1の位置(以下、正位置という)において撮影者から見て左側に向かう方向をX軸プラス方向、正位置において上側に向かう方向をY軸プラス方向、正位置において被写体に向かう方向をZ軸プラス方向とする。また、以下の説明では、光軸OAと平行な方向を「前後」とし、被写体側を「前面側」、他端側を「背面側」とそれぞれ称する。
カメラ1は、カメラボディ2と、カメラボディ2にマウント部3を介して着脱可能に結合されたレンズ鏡筒10とにより構成されたデジタルカメラである。なお、本発明は、デジタルカメラに限定されるものではなく、たとえばフィルムを用いるスチルカメラにも適用可能である。
カメラボディ2は、光学的な被写体像を電気信号に変換する撮像素子21を備えている。
レンズ鏡筒10は、詳しくは後述するが、結像光学系を構成する4組のレンズ群(L1,L2,L3,L4)を備えており、入射した被写体光をカメラボディ2の撮像素子21に結像させる。
上記構成のカメラ1は、レンズ鏡筒10によって結像された被写体光像を撮像素子21によって電気信号に変換し、画像情報としてカメラボディ2が備える図示しないメモリに記録する。
つぎに、本実施形態に係るレンズ鏡筒10について説明する。
レンズ鏡筒10は、光学系の合成焦点距離を変化させることのできる、いわゆるズームレンズである。図1は、レンズ鏡筒10における焦点距離が最も短い状態(以下広角状態と言う)を示している。また、図2は、レンズ鏡筒10における焦点距離が最も長い状態(望遠状態)を示している。
レンズ鏡筒10は、第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4の4組のレンズ群を備えている。これらのレンズ群L1〜L4は、前面側から背面側に向かって順番に配設されている。第1レンズ群L1は、後述する直進筒13の前面側の端部に支持されている。また、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3および第4レンズ群L4は、それぞれ第2レンズ保持枠F2、第3レンズ保持枠F3および第4レンズ保持枠F4に固定されている。
レンズ鏡筒10は、内筒11と、カム筒12と、直進筒13と、固定筒14と、回転筒15と、を備えている。これらの各部材は、それぞれ円筒状に形成されている。
固定筒14とその内側に位置する内筒11とは、基端部(背面側の端)で結合されてレンズ鏡筒10の基部を構成し、他の構成要素を保持している。固定筒14の背面側端面にはカメラボディ2と結合するレンズマウント31が設けられている。
固定筒14と回転筒15とは、固定筒14の前面側に回転筒15が連結部100を介して相対回転可能に連結され、両者でレンズ鏡筒10の外形を形成している。
内筒11は、固定筒14および回転筒15の内部に同心状に位置し、前述したようにその背面側の端で固定筒14に固定されている。内筒11は、前面側(Z軸プラス側)の大径部11Aと、背面側(Z軸マイナス側)の小径部11Bとから成り、大径部11Aの内周側にカム筒12を保持し、小径部11Bの内周側に第3レンズ群L3および第4レンズ群L4を保持している。
内筒11の大径部11Aには、図示しない直進カム溝が、光軸OA方向に沿って設けられている。この直進カム溝は、第2レンズ保持枠F2の光軸OA方向における移動範囲に亘って設けられている。また、内筒11の大径部11Aには、図示しないリードカム溝が、光軸OA方向と交差する方向に沿って設けられている。このリードカム溝は、直進筒13の光軸OA方向における移動範囲に対応して設けられている。
カム筒12は、内筒11の大径部11Aの内周に摺動回転可能に嵌合している。
カム筒12には、図示しないリードカム溝が、内筒11の直進溝に対応して、光軸OAと交差する方向に沿って設けられている。
また、カム筒12は、その内周側に、第2レンズ保持枠F2(第2レンズ群L2)を摺動移動可能に保持している。
第2レンズ保持枠F2の外周面には、図示しないフォロアピンが、光軸OA方向と交差する方向に突出して設けられている。このフォロアピンは、カム筒12のリードカム溝を貫通して内筒11の直進カム溝と係合している。これにより、第2レンズ保持枠F2は、カム筒12の回転によって直進カム溝に沿って光軸OA方向に移動駆動されるようになっている。
直進筒13は、前面側端部の内周側に第1レンズ群L1を保持している。直進筒13は、内筒11の大径部11Aの外周に、摺動移動可能に嵌合している。
直進筒13の内周面には、図示しない第1固定ピンが、径方向に突設されている。この第1固定ピンは、内筒11に設けられたリードカム溝に係合している。また、直進筒13の外周面には、図示しない第2固定ピンが、径方向に突設されている。この第2固定ピンは、回転筒15の内周面に設けられた図示しない直進溝に係合している。
固定筒14は、前述したように、その背面側の端部に内筒11が固定されており、この内筒11を介してカム筒12を周方向に回転可能に保持するとともに、直進筒13を光軸OA方向に移動可能に保持している。
固定筒14の外周側には、図示しない円環状の回転操作部が、固定筒14に対して周方向に回転可能に設けられている。この回転操作部は図示しない係合部においてカム筒12と係合し、カム筒12と一体的に回転可能となっている。
固定筒14の前面側には、前述したように、回転筒15が連結部100を介して連結されている。回転筒15は、ズーム操作を行うためのズーム操作環である。
連結部100は、固定筒14の前面側の端部内周に形成された周方向の係合溝141に、回転筒15の背面側の端部外周に形成された周方向所定角度の係合爪部151が摺動移動可能に嵌合し、いわゆるバヨネット結合している。これにより、回転筒15と固定筒14とは、固定筒14に対して回転筒15が光軸OA方向には移動不能且つ相対回転可能に連結されている。この連結部100については、後に詳述する。
回転筒15の内周面には、直進筒13の外周に突設された第2固定ピンが摺動移動可能に嵌合する図示しない直進溝が設けられている。この直進溝は、直進筒13の光軸OA方向の移動範囲に対応して、光軸OA方向に沿って設けられている。
回転筒15の前面側の内周面と、直進筒13の外周面との間には、封止部材16が設けられている。
封止部材16は、円筒状の部材であって、回転筒15の内周面に固定され、直進筒13の外周面と摺動可能に設けられている。封止部材16は、回転筒15と直進筒13との間の間隙を封止することで、塵芥や水分などが外部からレンズ鏡筒10の内部に侵入することを防止する。
上記のように構成されたレンズ鏡筒10は、下記のように作用する。
図1に示す広角状態において、回転筒15を固定筒14に対して周方向の一方向(背面側から見て反時計回り)に回転させる。これにより、回転筒15の内周面の直進溝に係合する第2固定ピンを備える直進筒13が、回転筒15と一体的に周方向に回転し、内筒11に対して周方向に回転する。直進筒13が内筒11に対して周方向に回転すると、直進筒13の内周面に突設された第1固定ピンが、内筒11に設けられたリードカム溝に沿って移動する。また、直進筒13の外周面に突設された第2固定ピンは、回転筒15の内周面に設けられた直進カム溝に沿って移動する。
その結果、直進筒13(第1レンズ群L1)は、回転筒15とともに周方向に回転しながら光軸OA方向に沿って前面側に移動して、レンズ鏡筒10は図2に示す望遠状態となる。また、図2に示す望遠状態から回転筒15を逆方向に回転させると、直進筒13は、周方向に回転筒15と一体的に回転しながら、光軸OA方向に沿って背面側に移動し、図1に示す広角状態となる。このズーム操作による直進筒13(第1レンズ群L1)の移動に伴ってレンズ鏡筒10の光軸OA方向における全長も変化し、広角状態では短く、望遠状態では長くなる。
また、固定筒14の外周側に設けられた図示しない回転操作部を固定筒14に対して周方向に回転させると、カム筒12が回転操作部と一体的に回転し、カム筒12が内筒11に対して周方向に回転する。その結果、第2レンズ保持枠F2に設けられたフォロアピンが内筒11の直進溝及びカム筒12のリードカム溝に沿って移動する。これにより、第2レンズ保持枠F2(第2レンズ群L2)は光軸OA方向に沿って移動する。
つぎに、前述した図1および図2に加えて図3〜図9を参照して、固定筒14と回転筒15とを連結する連結部100について、詳細に説明する。
図3は、図1のA−A断面に相当する光軸OAと直交する面における連結部100の断面図である。図4は、図2のB−B断面に相当する光軸OAと直交する面における連結部100の断面図である。図5は、連結部100の組み立て工程(回転筒15の固定筒14への組み付け)を説明する図3と対応する断面図である。図6は、連結部100を分解して示す図3と対応する図であって、(a)は固定筒14の外側嵌合部140における断面図,(b)は回転筒15の内側嵌合部150における断面図である。図7は、連結部100の光軸OAを含む面における拡大断面図を示し、(a)は図3のC−C断面、(b)は図3のD−D断面、(c)は図3のE−E断面にそれぞれ対応する。図8は、連結部100を周方向に展開した断面図を示し、(a)は図3のF−F断面,(b)は図4のG−G断面にそれぞれ対応する。図9は、連結部100を説明するための図で、図8のE―E断面の斜視図である。なお、図8(b)は図9のF−F方向から見た図である。なお、図3〜図5では、煩雑さを避けるために連結部100より内側の構造は省略してある。
連結部100は、固定筒14の前面側端部に形成された外側嵌合部140に、回転筒15の背面側端部に形成された内側嵌合部150が嵌合し、外側嵌合部140の内周に形成された係合溝141に、外側嵌合部140の外周に突設された係合爪部151が嵌合して構成されている。
固定筒14における外側嵌合部140は、固定筒14の前面側開口端部の内径が大径化されて、光軸OA方向に所定の長さで形成されている。
外側嵌合部140は、その内周面に、係合溝141と、切欠き部142と、係合爪部143と、を備えている。
係合溝141は、光軸OA方向に所定の幅で径方向には所定深さの矩形の断面形状で、固定筒14の前面側端面から所定量背面側に、周方向に沿って連続して形成されている。
外側嵌合部140における、係合溝141より背面側の部位は嵌合段部144となっており、係合溝141より前面側(開放側)の係合爪部143は嵌合段部144より大径となっている。
切欠き部142は、係合溝141より前面側の係合爪部143が、所定の角度範囲で切り欠かれて形成されている。この切欠き部142の角度範囲は、後述する内側嵌合部150における係合爪部151が光軸OA方向に嵌入可能なように、係合爪部151より大きく設定されている。切欠き部142の底面は、係合溝141の底面と一致している。切欠き部142は、後述する内側嵌合部150における係合爪部151と対応して、周方向に等角度間隔で3箇所(すなわち120°間隔で)形成されている。
係合爪部143は、切欠き部142により分断され、係合溝141より前面側に設けられている。つまり、係合爪部143は、周方向に3箇所、所定角度範囲に形成されている。
回転筒15における内側嵌合部150は、回転筒15の背面側端部に設けられている。内側嵌合部150の外径は、当該回転筒15の外径より小径で、固定筒14における外側嵌合部140の嵌合段部144に回転可能に嵌合するように設定されている。
内側嵌合部150は、係合爪部151と、貫通孔152とを備えている。
係合爪部151は、内側嵌合部150の外周に周方向所定角度範囲で突設されており、周方向に等角度間隔で3箇所(すなわち120°間隔で)設けられている。係合爪部151の断面形状は、その光軸OA方向が外側嵌合部140の係合溝141に摺動移動可能に嵌合する矩形であって、径方向の高さは係合溝141の深さより小さく設定されている。
貫通孔152は、3箇所の係合爪部151の配設位置の中間部位に、それぞれ周方向に所定角度範囲で、内側嵌合部150の内外を連通するように開口形成されている。
貫通孔152は、光軸OA方向における位置が固定筒14における外側嵌合部140の係合溝141と対応しており、係合溝141より所定量幅広に形成されている。すなわち、図7(a)および(b)に示すように、貫通孔152の背面側の縁は、係合溝141の背面側の縁より背面側に位置し、貫通孔152の前面側の縁は、係合溝141の前面側の縁より前面側に位置するようになっている。
また、貫通孔152の内周側には、光軸OA方向および周方向において貫通孔152より一回り大きく開口するシート装着凹部153が、径方向に所定深さで形成されている。このシート装着凹部153には、防水通気シート101が取り付けられている。
防水通気シート101は、水滴や塵埃等は透過させずに気体の流通は許容する、防水性及び通気性を有する部材によって形成されている。防水通気シート101は、シート装着凹部153にその周縁部で、たとえば接着剤等によって固定され、貫通孔152の内周側にその全域を覆って配設されている。
上記のように構成された連結部100は、内側嵌合部150の先端(背面側の端部)が、外側嵌合部140の嵌合段部144に摺動回転可能に嵌合すると共に、外側嵌合部140の係合溝141に内側嵌合部150の係合爪部151が嵌合して、外側嵌合部140(固定筒14)と内側嵌合部150(回転筒15)とを相対回転可能に連結している。内側嵌合部150が嵌合段部144に嵌合することで、内側嵌合部150(回転筒15)の外側嵌合部140(固定筒14)に対する傾き(すなわち光軸OAに対する傾き)を防いでいる。
この連結部100が固定筒14(外側嵌合部140)と回転筒15(内側嵌合部150)とを連結した状態において、図7に示すように、外側嵌合部140における係合爪部143の内周面と、内側嵌合部150の外周面との間には、間隙D1が形成されている。また、固定筒14の前端面と、回転筒15の外周と内側嵌合部150との段差面(背面側に向かう面)との間には、間隙D2が形成されている。
これにより、図7(a)に示す貫通孔152と対応する位置では、図中矢印で示すように、係合溝141が切欠き部142および間隙D2を介して外部と空気が流通可能に連通する。また、図7(b)に示す係合溝141に係合爪部151が嵌合していない位置では、係合溝141が、間隙D1および間隙D2介して外部と空気が流通可能に連通する。
上記構成の連結部100の組み立て(固定筒14への回転筒15の結合)は、下記のようにして行われる。
すなわち、図5に示すように、回転筒15における内側嵌合部150の係合爪部151を、固定筒14における外側嵌合部140の切欠き部142に合致させて、回転筒15の内側嵌合部150を固定筒14の外側嵌合部140へ嵌入させる。そして、係合爪部151の背面側の端面が、外側嵌合部140の係合溝141の背面側の面に当接した状態で、回転筒15を図5中矢印Rで示すように反時計回りに回転させる。これによって、図3に示すように係合爪部151を係合爪部143の形成領域に移動させ、外側嵌合部140の係合溝141に係合爪部151を嵌合(係合爪部151を係合爪部143に係合)させた状態とする。
ここで、当該レンズ鏡筒10の広角側端から望遠側端に至るズーム操作時における、係合爪部143(固定筒14)に対する、係合爪部151(回転筒15)の周方向の位置および回転角度は、以下のように設定されている。
すなわち、広角状態では、図3に示すように、内側嵌合部150の係合爪部151は、外側嵌合部140における係合爪部143の、回転筒15の広角側から望遠側への回転方向(図3中矢印Rで示す方向)下流側に位置する。そして、望遠状態では、係合爪部151が、係合爪部143の上流側まで移動する。つまり、ズーム操作時には、係合爪部151は係合爪部143の形成角度範囲内を移動し、係合爪部151が外れる位置(切欠き部142と対応する位置)とはならないようになっている。
また、貫通孔152の周方向における形成範囲は、図3および図8(a)に示す広角状態において、望遠側への回転方向(図中矢印Rで示す方向)上流側が切欠き部142と所定角度範囲θ1で重合し、図4および図8(b)に示す望遠状態においてはその下流側が切欠き部142と所定角度範囲θ2で重合するように設定されている。つまり、広角状態と望遠状態の中間において切欠き部142全体が貫通孔152と重合し、この状態から内側嵌合部150が広角側または望遠側の何れの側に回転しても、貫通孔152と切欠き部142との所定角度範囲の重合が維持されるように設定されている。
このような構成により、貫通孔152と切欠き部142とが重合する領域は、ズーム操作範囲の全域において常に周方向の3箇所に所形成されることとなる。このように貫通孔152と切欠き部142とが重合する領域では、図7(a)および図8中に矢印で空気の流れを示すように、回転筒15の内周側と当該レンズ鏡筒10の外部とが貫通孔152と切欠き部142および間隙D2を介して通気可能に連通する。
これにより、広角状態から望遠状態に至るズーム範囲全域において、回転筒15の内周側とレンズ鏡筒10の外部とが、貫通孔152と切欠き部142および間隙D2を介して通気可能に連通する。
また、図7(b)に示す係合爪部151が係合溝141に係合していない部位において、係合溝141は貫通孔152を介して回転筒15の内周側と通気可能に連通する。前述したように、係合溝141は、間隙D1および間隙D2介して外部と空気が流通可能に連通する。その結果、回転筒15の内周側と当該レンズ鏡筒10の外部とが通気可能に連通する。
上記のように構成された連結部100は、レンズ鏡筒10のズーム操作時において、レンズ鏡筒10の内部と外部との間で空気を円滑に流通させて、レンズ鏡筒10の内外の内圧差を迅速に解消させることができる。
すなわち、回転筒15の回転操作によって、図1に示す広角状態から図2に示す望遠状態に焦点距離を変化させる際には、直進筒3に保持された第1レンズ群L1と第2レンズ群L2とが離間して、両者の間の空間S1の容積が増大する。空間S1の容積が増大するとその内圧が低下するため、空間S1に、内筒11と回転筒15との間の空間S2から、内筒11の直進カム溝及びリードカム溝、カム筒12のリードカム溝、および内筒11と直進筒13との間の間隙などを介して空気が流入する。この際、連結部100は、空間S2へ間隙D2と切欠き部142および貫通孔152を介して円滑に空気を流入させる。
一方、回転筒15の回転操作によって、図2に示す望遠状態から図1に示す広角状態から焦点距離を変化させる際には、直進筒3に保持された第1レンズ群L1と第2レンズ群L2とが接近して、両者の間の空間S1の容積が減少する。空間S1の容積が減少するとその内圧が増加し、空間S1から内筒11と回転筒15との間の空間S2に、内筒11の直進カム溝及びリードカム溝、カム筒12のリードカム溝、および内筒11と直進筒13との間の間隙などを介して空気が流出する。この際、連結部100は、空間S2から貫通孔152と切欠き部142および間隙D2を介して円滑に空気を排出させる。
空気が流通する切欠き部142は、係合爪部151を嵌挿させるために径方向の開口が大きく、少ない流路抵抗で空気を迅速に流通させることができる。また、貫通孔152の内周側に配設された防水通気シート101は、水滴や塵埃等のレンズ鏡筒10の内部への侵入を防ぐ。
これにより、ズーム操作時におけるレンズ鏡筒10の内外の気圧差に起因するズーム操作の抵抗を抑制することができ、円滑なズーム操作が可能となる。
なお、回転筒15と直進筒13との間を介した空間S2と外部との空気の流通は封止部材16によって阻止され、また、固定筒14の背面側は閉塞状態にある。このため、連結部100によって空気の流通が行われない場合には、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2との間の空間S1の容積変化に伴う圧力変化が抵抗として作用し、円滑なズーム操作を阻害することになる。
以上、本実施形態によると、以下の効果を有する。
(1)レンズ鏡筒10は、固定筒14と回転筒15とを結合する連結部100に、その内外を連通する貫通孔152と切欠き部142とを備えている。これにより、この連結部100における貫通孔152と切欠き部142を介してレンズ鏡筒10の内外で空気を円滑に流通させることができる。
すなわち、周方向において貫通孔152に対応する部分に切欠き部142が形成されているので、気体が貫通孔152から切欠き部142に抜けることができる。
その結果、ズーム操作時における第1レンズ群L1の移動等によって生ずるレンズ鏡筒10の内外の気圧差に起因するズーム操作の抵抗を低減することができ、円滑なズーム操作が可能となる。
(2)連結部100は、径方向に大きく開口する切欠き部142を空気の流通路として利用する。このため、少ない抵抗で空気を迅速に流すことができ、円滑なズーム操作が可能となる。
(3)連結部100は、内側嵌合部150における貫通孔152の内周側に防水通気シート101を備えているため、水滴や塵埃等が空気の流入と共にレンズ鏡筒10の内部への侵入を防ぐことができる。
(変形形態)
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)本実施形態では、固定筒14が外側で回転筒15が内側である形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。図10に示すように固定筒14aが内側であって回転筒15aが外側であってもよい。
すなわち、外面側に備えられた係合爪部143aと、係合爪部143aから光軸方向に間隔を隔てて外面側に備えられた嵌合段部144aと、係合爪部143aと嵌合段部144aとの間に備えられた係合溝141aとを有する固定筒14aと、固定筒14aの外面側に備えられた外面側部分15Aを有し、固定筒14aに対して回転可能に固定筒14aに保持される回転筒15aとを含み、外面側部分15Aは、係合爪部143と嵌合段部144に案内され係合溝141a内を筒の周方向に移動する、回転筒15aの周方向に間隔を隔てて複数備えられた係合爪部151aと、周方向において係合爪部151が備えられていない部分に備えられた貫通孔152aとを有し、係合爪部143aは、周方向において貫通孔152aに対応する部分に切欠き部142aが形成されていてもよい。
(2)また、本実施形態では、係合爪部151が回転筒15にある形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。図11に示すように係合爪部143bが固定筒14bに設けられていてもよい。
すなわち、周方向に間隔を隔てて内面側に複数備えられた係合爪部143bと、周方向において係合爪部143bが備えられていない部分に備えられた貫通孔142bとを有する固定筒14bと、固定筒14bの内面側に備えられた内面側部分15Bを有し、固定筒14bに対して回転可能に固定筒14bに保持される回転筒15bとを含み、内面側部分15Bは、外面側に備えられた嵌合径部153bと、嵌合径部153bから光軸方向に間隔を隔てて外面側に備えられた係合爪部154bと、嵌合径部153bと係合爪部154bとの間に備えられた係合溝151bとを有し、嵌合径部153bは、周方向において貫通孔152に対応する部分に切欠き部152bが形成されていてもよい。
(3)さらに、本実施形態では、固定筒14が外側で回転筒15が内側であり、係合爪部151が回転筒15にある形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。図12に示すように固定筒14cが内側であって回転筒15cが外側であり、係合爪部143bが固定筒14bに設けられていてもよい。
すなわち周方向に問隔を隔てて外面側に複数備えられた係合爪部141cと、周方向において係合爪部141cが備えられていない部分に備えられた貫通孔142cとを有する固定筒14cと、固定筒14cの内面側に備えられた内面側部分15Cを有し、固定筒14cに対して回転可能に固定筒14cに保持される回転筒15cとを含み、内面側部分15Cは、内面側に備えられた嵌合径部153cと、嵌合径部153cから光軸方向に間隔を隔てて内面側に備えられた係合爪部154cと、嵌合径部153cと係合爪部154cとの問に備えられた係合溝151cとを有し、嵌合径部153cは、周方向において貫通孔142cに対応する部分に切欠き部152cが形成されていてもよい。
(4)本実施形態は、本発明をズーム操作する回転筒15の固定筒14との連結部100に適用した形態である。しかし、本発明の適用部位はこれに限定されるものではなく、2つの部材を相対回転可能に結合する部位、たとえばフォーカス操作リングの結合部位等に適用しても良い。
(5)さらに、本実施形態では、着脱式のレンズ鏡筒について説明したが、本発明はこれに限定されず、カメラボディとレンズ鏡筒が一体となったカメラに適用しても良い。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
1:カメラ、2:カメラボディ、21:撮像素子、10:レンズ鏡筒、14:固定筒、15:ズーム操作筒、100:連結部、101:防水通気シート、140:嵌合凹部、141:係合溝、142:切欠き部、143:係合爪部、144:嵌合段部、150:内側嵌合部、151:係合爪部、152:貫通孔、D1,D2:間隙、OA:光軸、S1,S2:空間

Claims (10)

  1. 内面側に備えられた第1突起と、前記第1突起から光軸方向に間隔を隔てて内面側に備えられた第2突起と、前記第1突起と前記第2突起との問に備えられた凹部とを有する固定筒と、
    前記固定筒の内面側に備えられた内面側部分を有し、前記固定筒に対して回転可能に前記固定筒に保持される回転筒とを含み、
    前記内面側部分は、前記第1突起と前記第2突起に案内され前記凹部内を筒の周方向に移動する、前記回転筒の周方向に間隔を隔てて複数備えられた第3突起と、前記周方向において前記第3突起が備えられていない部分に備えられた貫通孔とを有し、
    前記第1突起は、前記周方向において前記貫通孔に対応する部分に切欠き部が形成されていること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 請求項1に記載のレンズ鏡筒において、
    前記貫通孔と前記第3突起は、周方向に交互に設けられていること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 請求項1または2に記載のレンズ鏡筒において、
    前記貫通孔及び前記切欠き部は、周方向に延び、前記回転筒の前記固定筒に対する全移動範囲において、前記貫通孔と前記切欠き部との少なくとも一部は、互いに隣接していること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、
    前記固定筒と前記回転筒との間に、外部空間と前記切欠き部とを連通する間隙D2が設けられていること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、
    前記貫通孔の内周側には、防水性及び通気性を有する部材が配置されていること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、
    前記回転筒はズーム操作環又はフォーカス操作環であること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  7. 外面側に備えられた第1突起と、前記第1突起から光軸方向に間隔を隔てて外面側に備えられた第2突起と、前記第1突起と前記第2突起との間に備えられた凹部とを有する固定筒と、
    前記固定筒の外面側に備えられた外面側部分を有し、前記固定筒に対して回転可能に前記固定筒に保持される回転筒とを含み、
    前記外面側部分は、前記第1突起と前記第2突起に案内され前記凹部内を筒の周方向に移動する、前記回転筒の周方向に間隔を隔てて複数備えられた第3突起と、前記周方向において前記第3突起が備えられていない部分に備えられた貫通孔とを有し、
    前記第1突起は、前記周方向において前記貫通孔に対応する部分に切欠き部が形成されていること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  8. 周方向に間隔を隔てて内面側に複数備えられた第1突起と、前記周方向において前記第1突起が備えられていない部分に備えられた貫通孔とを有する固定筒と、
    前記固定筒の内面側に備えられた内面側部分を有し、前記固定筒に対して回転可能に前記固定筒に保持される回転筒とを含み、
    前記内面側部分は、外面側に備えられた第2突起と、前記第2突起から光軸方向に間隔を隔てて外面側に備えられた第3突起と、前記第2突起と前記第3突起との間に備えられた凹部とを有し、
    前記第2突起は、前記周方向において前記貫通孔に対応する部分に切欠き部が形成されていること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  9. 周方向に問隔を隔てて外面側に複数備えられた第1突起と、前記周方向において前記第1突起が備えられていない部分に備えられた貫通孔とを有する固定筒と、
    前記固定筒の内面側に備えられた内面側部分を有し、前記固定筒に対して回転可能に前記固定筒に保持される回転筒とを含み、前記内面側部分は、内面側に備えられた第2突起と、前記第2突起から光軸方向に間隔を隔てて内面側に備えられた第3突起と、前記第2突起と前記第3突起との問に備えられた凹部とを有し、
    前記第2突起は、前記周方向において前記貫通孔に対応する部分に切欠き部が形成されていること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を備える撮影装置。
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