JP2011247997A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 表示素子が傾斜配置されている場合であっても、コントラストの高い表示視認性を得ることが可能なヘッドアップディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】 表示光Lを発する液晶表示素子(表示素子)23と、表示光Lを反射させる凹面鏡31とを備え、液晶表示素子23は、液晶表示素子23の中心点C1と凹面鏡31の中心点C2とを結ぶ光路である表示光Lの理想光軸L’が液晶表示素子23の法線N方向と所定角度Θをなすように傾斜配置され、凹面鏡31によって反射された表示光Lを投影部材13に投影して観察者14に対して表示を行うヘッドアップディスプレイ装置において、凹面鏡31と傾斜配置された液晶表示素子23との間には、液晶表示素子23が発する表示光Lを屈折させるレンズ部材25が配設されてなり、レンズ部材25は、液晶表示素子23側が平坦面25aであるとともに凹面鏡31側が凹面25bである平凹レンズからなる。
【選択図】図7

Description

本発明は、表示器(表示素子)が発した表示光を車両のフロントガラス等の投影部材に投影して観察者に対して表示を行うヘッドアップディスプレイ装置に関するものである。
従来より、この種のヘッドアップディスプレイ装置にあっては、例えば下記特許文献1に記載のごとく、車両のフロントガラス(投影部材)に表示器からの表示光を投射(照射)して虚像(表示像)の表示を行うものが知られている。
特開2009−280076号公報
この特許文献1に記載のヘッドアップディスプレイ装置は、車両のインストルメントパネル(以下、インパネと言う)内部に取り付けられており、図9に示すように表示光L1を発する表示器1と、この表示器1が発する表示光L1を反射させる凹面鏡(反射部材)2と、表示器1及び凹面鏡2を収容するハウジング3とを備え、凹面鏡2によって反射された表示光L1をハウジング3に形成された透光部3aを通じて図示省略したフロントガラス(投影部材)に投影して運転者(観察者)に対して虚像の表示を行うものである。
そして、この場合、表示器1は、硬質の回路基板1a上に実装された発光ダイオードからなる光源1bと、この光源1bからの照明光を透過して表示光L1を形成する(発する)ように光源1bの前方側に位置する液晶表示素子(表示素子)1cと、回路基板1aと光源1bと液晶表示素子1cとを収容する合成樹脂からなるケース体1dとを備え、液晶表示素子1cは、凹面鏡2と向かい合いよう直立した状態で(換言すれば回路基板1aと平行状態をなすように)ケース体1dに搭載されている。
しかしながら、図9にて図示した特許文献1に記載のヘッドアップディスプレイ装置の場合、太陽光等の外部からの光(以下、外光Mと言う)の一部が、ハウジング3に形成された透光部3aを通じてハウジング3内部に入射され、その後、凹面鏡2を介して凹面鏡2と向かい合う位置関係にある直立状態の液晶表示素子1c側に照射されることがあった。つまり、このことは、外光Mの一部が、透光部3a→凹面鏡2→液晶表示素子1cという外光入射光路を経て液晶表示素子1c側に照射される場合があることを意味している。
そして、外光Mの一部が液晶表示素子1cに照射されると、かかる照射光は、凹面鏡2側に反射されて前記外光入射光路とは逆の光路(つまり図9中、点線部分で示すごとく凹面鏡2、ハウジング3の透光部3a)を経て迷光Xとして前記フロントガラスに映し出されることで本来、表示されるべきでなない不要な像が発生し、運転者が視認する表示像の表示品質が低下してしまうという問題点が生じる。
そこで、図10に示すごとく、液晶表示素子1cと回路基板1aとが平行状態ではなく非平行状態となるように(具体的には図11に示すように凹面鏡2側から液晶表示素子1cを見たときの液晶表示素子1cの中心点R1と液晶表示素子1c側から凹面鏡2を見たときの凹面鏡2の中心点R2とを結ぶ表示光L1の理想光軸L1’が液晶表示素子1cの法線Q方向と所定の角度Rをなすように)、液晶表示素子1cをケース体1dに傾斜配置すれば、前記外光入射光路を経て液晶表示素子1c側に照射される外光Mの一部(つまり前記照射光)が、凹面鏡2側に反射されずに図10中、点線で示す光路Yのようにハウジング3の底壁側に反射されるので、前述した迷光Xの発生が抑制され、表示像の表示品質が低下してしまうという問題点を解消することができる。
ところで、液晶表示素子1cは、液晶の光学異方性のため視野角が比較的狭く、その結果、液晶表示素子1cを正面方向ではなく斜め方向から見たとき、液晶表示素子1cの表示品位(コントラスト)が低下し易い傾向にあることが知られている。従って、図10に示すごとく液晶表示素子(表示素子)1cが傾斜配置されている構成の場合、表示像を視認する運転者は、前記フロントガラス、凹面鏡2を介して液晶表示素子1cを斜めから視認していることになるため、表示像のコントラスト低下(視認性低下)を招く虞がある。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、表示素子が傾斜配置されている場合であっても、コントラストの高い表示視認性を得ることが可能なヘッドアップディスプレイ装置の提供を目的とするものである。
本発明は、表示光を発する表示素子と、前記表示光を反射させる反射部材とを備え、前記表示素子は、前記反射部材側から前記表示素子を見たときの前記表示素子の中心点と前記表示素子側から前記反射部材を見たときの前記反射部材の中心点とを結ぶ光路である前記表示光の理想光軸が前記表示素子の法線方向と所定角度をなすように傾斜配置され、前記反射部材によって反射された前記表示光を投影部材に投影して観察者に対して表示を行うヘッドアップディスプレイ装置において、前記反射部材と傾斜配置された前記表示素子との間には、前記表示素子が発する前記表示光を屈折させるレンズ部材が配設されてなり、前記レンズ部材は、前記表示素子側が平坦面であるとともに前記反射部材側が凹面である平凹レンズからなることを特徴とする。
本発明によれば、初期の目的を達成でき、表示素子が傾斜配置されている場合であっても、コントラストの高い表示視認性を得ることが可能なヘッドアップディスプレイ装置を提供できる。
本発明の実施形態によるヘッドアップディスプレイ装置の概略図。 同実施形態による表示装置の断面図。 同実施形態による表示器の断面図。 同実施形態によるレンズ部材を取り除いた状態での表示素子と反射部材とを示す図。 同実施形態によるレンズ部材の斜視図。 図5のC−C断面図。 同実施形態による表示素子とレンズ部材と反射部材とを示す図。 同実施形態によるレンズ部材を拡大して示す拡大図。 従来技術による表示装置の断面図。 従来技術による表示装置の他の断面図。 図10中、表示素子と反射部材との位置関係を示す図。
以下、図1〜図8に基づいて、本発明を車両用のヘッドアップディスプレイ装置に適用した一実施形態を説明する。
ヘッドアップディスプレイ装置は、図1に示すように車両10のインパネ11内部に配設された表示ユニットである表示装置12が投射する表示光Lを投影部材である車両10のフロントガラス13で車両10の運転者(観察者)14の方向に反射させ、虚像Vの表示を行うものである。換言すれば、ヘッドアップディスプレイ装置は、表示装置12の後述する表示器から発せられる表示光Lをフロントガラス13(前記投影部材)に照射(投射)し、この照射によって得られた虚像(表示像)Vを運転者14に視認させるものである。これにより運転者14は、運転席の正面前方に表示される虚像Vを風景と重畳させて観察することができる。
表示装置12は、図2に示すように表示器20と、反射器30と、ハウジング40とから主に構成されている。
表示器20は、図3に詳しく示すように直立状態となっている回路基板21と、回路基板21に実装された光源22と、この光源22からの照明光を透過して表示光Lを形成する(発する)ように光源22の前方側に位置する液晶表示素子(表示素子)23と、この液晶表示素子23を支持するケース体24と、液晶表示素子23上に載置されるレンズ部材25とを備えている。
回路基板21は、例えば所定の配線パターンが施された硬質配線基板からなり、前記配線パターン上に光源22が実装されている。
光源22は、例えばチップ型発光ダイオードからなり、液晶表示素子23に照明光を供給する発光体である。
液晶表示素子23は、例えば一対の透光性基板に液晶を封入した液晶セルの前後面に偏光膜を各々設けたTFT(薄膜トランジスタ)型の液晶表示パネルからなるものである。かかる液晶表示素子23は、車両10に設けられる車速センサやエンジン回転センサからの出力信号に基づいて車速,エンジン回転数を計測する演算回路(図示せず)並びにこの演算結果に基づいて前記液晶を駆動する素子駆動回路(図示せず)によって、車両10の速度またはエンジン回転数の計測値を数値として表示することができる。
また、この場合、液晶表示素子23は、図4に示すように反射器30の後述する凹面鏡31側から液晶表示素子23を見たときの液晶表示素子23の中心点H1と液晶表示素子23側から凹面鏡31を見たときの凹面鏡31の中心点H2とを結ぶ光路である表示光Lの理想光軸L’が液晶表示素子23の法線N方向と所定角度Θ(例えば30度)をなすように、ケース体24に傾斜配置されている構成となっている。ここで、本例における角度Θは、理想光軸L’と法線Nとのなす角度のうち狭角側の角度を指す。
なお、液晶表示素子23によって表示される表示情報は、車速やエンジン回転数に限らず任意であり、例えば走行距離情報、ナビゲーション情報、外気温情報であってもよい。
ケース体24は、合成樹脂からなり、略箱形状にて形成され、底壁部24aと、この底壁部24aに対応するように設けられる開口端部24bと、光源22を包囲するように底壁部24aに一体形成された周壁部24cとを有しており、底壁部24a上に光源22の実装された回路基板21が載置されているとともに、開口端部24bを塞ぐように液晶表示素子23が載置されている。
レンズ部材25は、透光性合成樹脂からなり、図2、図3に示すように凹面鏡31と傾斜配置された液晶表示素子23との間に配設され、液晶表示素子23から発せられる表示光Lを所望の方向に屈折させる光学部材からなる。本例におけるレンズ部材25は、図5(図3)に示すように背面側(液晶表示素子23側)が平滑な平坦面25aであるとともに前面側(凹面鏡31側)が所定の曲率を有する凹球面形状の凹面25bである平凹レンズからなり、平坦面25aが傾斜した状態となっている液晶表示素子23前面に密着するように、液晶表示素子23上にレンズ部材25が載置されている。
なお、図5中、上方側からレンズ部材25を正視したときのレンズ部材25の外形形状は、略矩形状となっており、またレンズ部材25の厚さは、レンズ部材25の下方側(図3、図5中、レンズ部材25の下端面D)からレンズ部材25の上方側(図3、図5中、レンズ部材25の上端面E)に向かうに従って次第に厚くなるように設定されている。
ここで、下端面Dとは図3中、矢印A方向から見たときのレンズ部材25の下側部分の面に相当するものであり、上端面Eとは図3中、矢印A方向から見たときのレンズ部材25の上側部分の面に相当する。
従って、レンズ部材25において、図5のB−B断面図形状は、図3に示すようにレンズ部材25の中心軸線Zを挟んで上下非対称形状となる。そして、図3中、液晶表示素子23の下端部Fにレンズ部材25の下端面Dが対応し、且つ、図3中、液晶表示素子23の上端部Gにレンズ部材25の上端面Eが対応するように、レンズ部材25が液晶表示素子23上に載置される構成となっている。なお、レンズ部材25において、図5のC−C断面図形状は、図6に示すように中心軸線Zをはさんで上下対称形状となっている。
反射器30は、表示器20から発せられる表示光Lを反射させる凹面鏡(反射部材)31と、この凹面鏡31を保持する合成樹脂からなるミラーホルダ(保持部材)32とを備えてなる(図2参照)。
凹面鏡31は、凹面を有するポリカーボネートからなる樹脂基板に反射層31aを蒸着形成してなるものである。かかる凹面鏡31は、その反射層31aが表示器20のレンズ部材25並びにハウジング40の後述する透光性カバーに対向し、前記透光性カバーから臨める位置に傾斜状態にて配設される。
また凹面鏡31は、表示器20からの表示光Lを拡大しつつ、前記透光性カバー(車両10のフロントガラス13)側へ反射(投射)させるものである。このことは、凹面鏡31が、表示器20から発せられる表示光Lを拡大し、この拡大された表示光Lを前記透光性カバーを通じてフロントガラス13に投射(照射)することを意味している。なお、凹面鏡31は、ミラーホルダ32に両面粘着テープにより接着されている。
ハウジング40は、例えば黒色の遮光性合成樹脂材料からなり、略箱型形状に形成され、その内部空間である空間部41に表示器20及び反射器30を保持して収容するものであり、反射器30における凹面鏡31の配設位置の上部(フロントガラス13側)が開口する開口窓部42を備えてなる。
またハウジング40には、開口窓部42を塞ぐように透光部である透光性カバー43が配設されてなる。かかる透光性カバー43は、透光性の合成樹脂材料(例えばアクリル樹脂)からなり、湾曲形状(曲面形状)に形成され、凹面鏡31で反射された表示光Lが透過(通過)する光透過性部材としての機能を有している。つまり、凹面鏡31によって反射された表示光Lは、ハウジング40に形成された透光性カバー43を通じてフロントガラス13に投影され、これにより運転者14に対して虚像Vの表示が行われることになる。
以上の各部により表示装置12が構成されている。次に、図7を用いて、液晶表示素子23の発する表示光Lが平凹レンズからなるレンズ部材25を介して凹面鏡31へと向かう光路について説明する。なお、説明を簡略化するために、凹面鏡31からフロントガラス13を経て運転者14の視点へと向かう光路については、説明を省略する。
また、以下の説明では、図7中、液晶表示素子23の中心点H1、右端部Gと中心点H1との中間に位置する液晶表示素子23の第1中間点H3、並びに左端部Fと中心点H1との中間に位置する液晶表示素子23の第2中間点H4からレンズ部材25を介して凹面鏡31へと向かう光路のみを例として挙げることにする。ここでの第1中間点H3や第2中間点H4は、液晶表示素子23の図示しない表示エリアの両端付近に相当する箇所となっている。
さらに、以下の説明では、第1中間点H3に対応する凹面25b箇所を第1屈折点S1、中心点H1に対応する凹面25b箇所を第2屈折点S2、第2中間点H4に対応する凹面25b箇所を第3屈折点S3と定義する。また、回路基板21の板面方向と平行であって第1屈折点S1を通るラインを第1仮想ラインW1、この第1仮想ラインW1と平行であって第2屈折点S2を通るラインを第2仮想ラインW2、これら両仮想ラインW1、W2と平行であって第3屈折点S3を通るラインを第3仮想ラインW3と定義する。
まず、本例におけるレンズ部材25の厚さは、下端面Dから上端面Eに向かうに従って次第に厚くなる(上端面Eから下端面Dに向かうに従って次第に薄くなる)ように設定されていることで、図8中、第1仮想ラインW1と第1屈折点S1を通る接線に相当する第1接線T1とのなす角度K1、第2仮想ラインW2と第2屈折点S2を通る接線に相当する第2接線T2とのなす角度K2、並びに第3仮想ラインW3と第3屈折点S3を通る接線に相当する第3接線T3とのなす角度K3の三者の大小関係は、角度K1>角度K2>角度K3という大小関係となっている。
つまり、このことは、第1の屈折点S1での光の屈折角は第2屈折点S2での光の屈折角よりも大きく、第2屈折点S2での光の屈折角は第3屈折点S3での光の屈折角よりも大きいことを意味している。このように凹面25bにおいては、下端面Dから上端面Eに向かうに従って、前述した光の屈折角が次第に大きくなるように設定されている。
従って、第1中間点H3、中心点H1、第2中間点H4のうち最も上端面E側から近い位置にある液晶表示素子23の第1中間点H3から発せられる表示光Lは、レンズ部材25を通過した後、第1屈折点S1から出射される際に大きく屈折し、その後、図7中、第1光路J1で示す光路にて凹面鏡31に到達する。具体的には、前述した角度K1は、角度K2や角度K3よりも大きいので、第1中間点H3から発せられる表示光Lは、レンズ部材25を通過後、第1屈折点S1にて上側に大きく屈折し、第1光路J1を経て凹面鏡31の上端側へと到達する。
また、液晶表示素子23の中心点H1から発せられる表示光Lは、レンズ部材25を通過した後、第2屈折点S2から出射される際に屈折し、その後、図7中、第2光路J2で示す光路にて凹面鏡31に到達する。具体的には、前述した角度K2は、角度K1よりも小さく、角度K3よりも大きいので、中心点H1から発せられる表示光Lは、レンズ部材25を通過後、第2屈折点S2にてある程度、屈折し、第2光路J2を経て凹面鏡31の中央側へと到達する。
また、第1中間点H3、中心点H1、第2中間点H4のうち最も上端面E側から遠い位置にある液晶表示素子23の第2中間点H4から発せられる表示光Lは、レンズ部材25を通過した後、第3屈折点S3から出射される際に僅かに屈折し、その後、図7中、第3光路J3で示す光路にて凹面鏡31に到達する。具体的には、前述した角度K3は、角度K1や角度K2よりも小さいので、第2中間点H4から発せられる表示光Lは、レンズ部材25を通過後、第3屈折点S3にて僅かに屈折し、第3光路J3を経て凹面鏡31の下端側へと到達する。
ここで、レンズ部材25を介して液晶表示素子23から凹面鏡31へと到達する各光路J1〜J3は、その後、フロントガラス13を経て運転者14の視点に到達し、運転者14は虚像Vを視認することができる。これを逆に運転者14側から見ると、運転者14は、フロントガラス13、凹面鏡31、レンズ部材25を経て液晶表示素子23を視認するにあたり、各光路J1〜J3は、図7中、点線部分にて示すように液晶表示素子23の前記表示エリアに至る。
このように本実施形態によれば、凹面鏡31と傾斜配置された液晶表示素子23との間にはレンズ部材25が配設され、このレンズ部材25は液晶表示素子23側が平坦面25aであるとともに凹面鏡31側が凹面25bである平凹レンズからなることにより、虚像Vを視認する運転者14は、従来のようにフロントガラス、凹面鏡を介して液晶表示素子を斜めから視認する構成ではなく、フロントガラス13、凹面鏡31並びにレンズ部材25を介して液晶表示素子23を視認するにあたり、前記光の屈折角が下端面D側から上端面E側に向かうに従って次第に大きくなるように設定された凹面25bでの光の屈折作用を利用して、液晶表示素子23の前記表示エリアを図7中、点線部分にて示すように正面方向から見ている構成となるため、虚像Vのコントラスト低下を招く虞がなくなり、コントラストの高い表示視認性を得ることができる。
また本実施形態では、レンズ部材25と液晶表示素子23とが密着するように液晶表示素子23上にレンズ部材25が載置されている例について説明したが、例えばレンズ部材25と液晶表示素子23との間に隙間が形成されるようにレンズ部材25を液晶表示素子23と凹面鏡31との間に配設してもよい。
なお本実施形態では、液晶表示素子23から発せられる表示光Lが、フロントガラス13に投射される例について説明したが、例えばフロントガラス13に表示光Lを良好に運転者14方向に反射させるコンバイナフィルムを設けてもよいし、あるいはフロントガラス13とは別の専用の反射体(投影部材)に表示光Lを投射する構成としてもよい。
13 フロントガラス(投影部材)
14 運転者(観察者)
20 表示器
22 光源
23 液晶表示素子(表示素子)
24 ケース体
25 レンズ部材
25a 平坦面
25b 凹面
30 反射器
31 凹面鏡(反射部材)
40 ハウジング
43 透光性カバー
H1 液晶表示素子の中心点
H2 凹面鏡の中心点
H3 第1中間点
H4 第2中間点
J1 第1光路
J2 第2光路
J3 第3光路
L 表示光
L’ 理想光軸
N 法線
S1 第1屈折点
S2 第2屈折点
S3 第3屈折点
V 虚像(表示像)
Θ 所定角度

Claims (1)

  1. 表示光を発する表示素子と、
    前記表示光を反射させる反射部材とを備え、
    前記表示素子は、前記反射部材側から前記表示素子を見たときの前記表示素子の中心点と前記表示素子側から前記反射部材を見たときの前記反射部材の中心点とを結ぶ光路である前記表示光の理想光軸が前記表示素子の法線方向と所定角度をなすように傾斜配置され、
    前記反射部材によって反射された前記表示光を投影部材に投影して観察者に対して表示を行うヘッドアップディスプレイ装置において、
    前記反射部材と傾斜配置された前記表示素子との間には、前記表示素子が発する前記表示光を屈折させるレンズ部材が配設されてなり、
    前記レンズ部材は、前記表示素子側が平坦面であるとともに前記反射部材側が凹面である平凹レンズからなることを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
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