JP2009122654A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 表示素子を透過する照明光の輝度ムラを極力抑えることが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】 配線基板24に複数の光源25が設けられた光源ユニット27と、各光源25からの照明光を各々集光させるための複数のレンズ26bが各光源25に対応して設けられたレンズ部材26と、各レンズ26bを通じて各々出射される出射光によって透過照明される表示素子21とを備えた表示装置において、レンズ部材26には、各レンズ26b間の境界部分D3を繋ぐ繋ぎ部26cが形成されてなる。
【選択図】 図3
【解決手段】 配線基板24に複数の光源25が設けられた光源ユニット27と、各光源25からの照明光を各々集光させるための複数のレンズ26bが各光源25に対応して設けられたレンズ部材26と、各レンズ26bを通じて各々出射される出射光によって透過照明される表示素子21とを備えた表示装置において、レンズ部材26には、各レンズ26b間の境界部分D3を繋ぐ繋ぎ部26cが形成されてなる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、基板に複数の光源が設けられた光源ユニットと、各光源の発光に伴い透過照明される表示素子とを備えた表示装置に関する。
従来、この種の表示装置としては、光源の発光に伴い表示素子が発した表示光を反射させて虚像を表示するヘッドアップディスプレイ装置に用いられるものがあり、例えば特許文献1に開示されている。このヘッドアップディスプレイ装置は、車両のダッシュボードに配設された表示装置が投射する表示光を車両のフロントガラスで利用者の方向に反射させ、虚像を表示するものである。
特開平11−310055号公報
かかるヘッドアップディスプレイ装置で用いられるバックライト手段である表示装置の一例を図10を用いて説明する。表示装置Aは、一対の透光性基板間に液晶を封入した液晶セルの表裏面に偏光部材を貼り付けた液晶表示パネル(表示素子)1と、この液晶表示パネル1を背後から照明する光源ユニット2と、液晶表示パネル1と光源ユニット2との間に位置するレンズ部材3とから構成されている。
光源ユニット2は、液晶表示パネル1を照明する複数の光源2aと、各光源2aにそれぞれ電源を供給するための所定の配線パターンが形成された配線基板(基板)2bと、この配線基板2bの背面に密着するように配設され、各光源2aから発せられる熱を集約するための金属板2cとを備えている。
光源2aは、チップ型発光ダイオード(LED)からなり、互いに隣接するように配線基板2bの表面に実装され、この場合、列状をなす5個の光源2a1〜2a5にて構成される。なお、配線基板2bと金属板2cとは絶縁部材(図示せず)によって電気的に絶縁されている。
またレンズ部材3は、各光源2a1〜2a5に対応して設けられた複数個の球面形状からなるレンズ3a〜3eを一体的に形成したものである。なお、各レンズ3a〜3e間の境界部分3fは尖端形状となっている。そして、各光源2a1〜2a5からの照明光は、各レンズ3a〜3eを通じて各々集光された後、各レンズ3a〜3e表面(つまりレンズ部材3表面)から出射光として各々出射され、かかる出射光が液晶表示パネル1を透過照明する構成となっていた。なお、表示装置Aをヘッドアップディスプレイ装置に用いる場合には、通常、液晶表示パネル1の背面に沿うように拡散部材を設ける必要がある。
上述した表示装置Aでは、光源2a1〜2a5としてLEDを用いた構成となっている。ところで、LEDは、その発光面が所定の発光面積を備えていることに起因して、個々の光源2a1〜2a5における発光面の各箇所から発せられる照明光は、各レンズ3a〜3eの各部から出射される際に、図10中、X部を拡大して示す図10に示すように、ある発光幅Pを有して出射される。
なお、以下の説明では、図10に図示されてなる2個のレンズ3b、3cについてのみ説明し、これ以外のレンズ3a、3d、3eについては説明を省略する。また、図10において、レンズ3bから出射される発光幅PをP1、レンズ3cから出射される発光幅PをP2として説明することにする。なお、前述した発光幅P1、P2は、詳細図示は省略するが、レンズ3bの表面全箇所、並びにレンズ3cの表面全箇所から液晶表示パネル1側に出射される。
すると、レンズ3bとレンズ3cとの間に位置する尖端形状である境界部分3f及びその近傍に対応する液晶表示パネル1箇所(図10中、領域R1)では、光源2a2の発光に伴いレンズ3b表面から出射される発光幅P1と、光源2a3の発光に伴いレンズ3cから出射される発光幅P2とが重なった状態の照明光が到達することになる。
一方、レンズ3bやレンズ3cの略中央部分及びその近傍に対応する液晶表示パネル1箇所(図10中、領域R2)では前述したような発光幅P1と発光幅P2との重なり状態は発生せず、レンズ3bの略中央部分及びその近傍に対応する領域R2箇所は、光源2a2の発光に伴う照明光のみが到達し、レンズ3cの略中央部分及びその近傍に対応する領域R2箇所は、光源2a3の発光に伴う照明光のみが到達する。
従って、境界部分3f及びその近傍に対応する液晶表示パネル1における領域R1箇所が、各レンズ3b、3cの略中央部分及びその近傍に対応する液晶表示パネル1における領域R2箇所よりも明るくなり易くなる傾向にあり(なお、この傾向は液晶表示パネル1の背面に沿うように拡散部材がある場合でも同じことが言える)、これにより表示素子である液晶表示パネル1を透過する照明光の輝度ムラが生じてしまうという問題を有していた。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、表示素子を透過する照明光の輝度ムラを極力抑えることが可能な表示装置の提供を目的とするものである。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、表示素子を透過する照明光の輝度ムラを極力抑えることが可能な表示装置の提供を目的とするものである。
本発明は、基板に複数の光源が設けられた光源ユニットと、前記各光源からの照明光を各々集光させるための複数のレンズが前記各光源に対応して設けられたレンズ部材と、前記各レンズを通じて各々出射される出射光によって透過照明される表示素子とを備えた表示装置において、前記レンズ部材には、前記各レンズ間の境界部分を繋ぐ繋ぎ部が形成されてなることを特徴とする。
また本発明は、基板に複数の光源が設けられた光源ユニットと、前記各光源からの照明光を各々集光させるための複数のレンズが前記各光源に対応して設けられたレンズ部材と、前記各レンズを通じて各々出射される出射光によって透過照明される表示素子とを備えた表示装置において、前記レンズ部材には、前記各レンズ間の境界箇所に遮光部が形成されてなることを特徴とする。
また本発明は、第1の基板に複数の第1の光源が設けられた第1の光源ユニットと第2の基板に複数の第2の光源が設けられた第2の光源ユニットとで前記光源ユニットが構成されるとともに、前記各第1の光源からの第1の有色光を各々集光させるための複数の第1のレンズが前記各第1の光源に対応して設けられた第1のレンズ部材と前記各第2の光源からの第2の有色光を各々集光させるための複数の第2のレンズが前記各第2の光源に対応して設けられた第2のレンズ部材とで前記レンズ部材が構成され、前記表示素子は、前記各第1のレンズを通じて各々出射される第1の有色出射光及び前記各第2のレンズを通じて各々出射される第2の有色出射光を含む出射光によって透過照明され、前記繋ぎ部は、前記各第1のレンズ間の境界部分を繋ぐ第1の繋ぎ部及び前記各第2のレンズ間の境界部分を繋ぐ第2の繋ぎ部からなり、前記各第1のレンズを取り囲むように配設されるケース体を備え、前記ケース体の内壁部には前記内壁部に至る前記第1の有色出射光を拡散させる拡散処理が施されてなることを特徴とする。
また本発明は、第1の基板に複数の第1の光源が設けられた第1の光源ユニットと第2の基板に複数の第2の光源が設けられた第2の光源ユニットとで前記光源ユニットが構成されるとともに、前記各第1の光源からの第1の有色光を各々集光させるための複数の第1のレンズが前記各第1の光源に対応して設けられた第1のレンズ部材と前記各第2の光源からの第2の有色光を各々集光させるための複数の第2のレンズが前記各第2の光源に対応して設けられた第2のレンズ部材とで前記レンズ部材が構成され、前記表示素子は、前記各第1のレンズを通じて各々出射される第1の有色出射光及び前記各第2のレンズを通じて各々出射される第2の有色出射光を含む出射光によって透過照明され、前記遮光部は、前記各第1のレンズ間の境界箇所に形成される第1の遮光部及び前記各第2のレンズ間の境界箇所に形成される第2の遮光部からなり、前記各第1のレンズを取り囲むように配設されるケース体を備え、前記ケース体の内壁部には前記内壁部に至る前記第1の有色出射光を拡散させる拡散処理が施されてなることを特徴とする。
本発明によれば、初期の目的を達成でき、表示素子を透過する照明光の輝度ムラを極力抑えることが可能な表示装置を提供できる。
(第1実施形態)以下、本発明の第1実施形態を車両用のヘッドアップディスプレイ装置に適用したものを例に挙げて、添付図面に基づいて説明する。
ヘッドアップディスプレイ装置10は、車両11のダッシュボード12内に配設されている(図1参照)。かかるヘッドアップディスプレイ装置10が投射する表示光Lは、車両11のフロントガラス(投影部材)13により車両11の利用者(運転者)14側に反射される。利用者14は、虚像Vを風景と重畳させて視認することができる。換言すれば、ヘッドアップディスプレイ装置10は、ヘッドアップディスプレイ装置10に備えられる後述する透過型表示素子(被照明部材)から発せられる表示光Lをフロントガラス13に照射し、この照射によって得られた表示像(虚像)Vを利用者14に視認させるものである。これにより利用者14は、虚像Vを風景と重畳させて観察することができる。
ヘッドアップディスプレイ装置10は、表示装置20、反射器30等をハウジング40内に収容したものである(図2参照)。また表示装置20は、図3に示すように透過型表示素子(表示素子)21と、この透過型表示素子21を照明する照明手段22と、透過型表示素子21と照明手段22との間に配設される拡散部材23とを備えている。
透過型表示素子21は、例えば一対の透光性基板に液晶を封入した液晶セルの前後面に偏光膜を各々設けたTFT(薄膜トランジスタ)型の液晶表示パネルからなるものである。透過型表示素子21は、車両11に設けられる車速センサやエンジン回転センサからの出力信号に基づいて車速,エンジン回転数を計測する演算回路(図示しない)並びにこの演算結果に基づいて前記液晶を駆動する液晶駆動回路(図示しない)によって、車両11の速度またはエンジン回転数の計測値を数値として表示することができる。なお、透過型表示素子21によって表示される表示情報は、車速やエンジン回転数に限らず任意であり、例えば走行距離情報、ナビゲーション情報、外気温情報であってもよい。
一方、照明手段22は、配線基板(基板)24と、光源25と、レンズ部材(レンズアレイ)26とを備えている。
配線基板24は、例えば所定の配線パターンが施された熱伝導性の高いアルミ基板からなり、前記配線パターン上に各光源25が搭載されている。また配線基板24は、レンズ部材26とは所定の距離を隔てた状態で、且つレンズ部材26と略平行状態をなすようにハウジング40内に配設される。
光源25は、例えばチップ型発光ダイオードからなり、配線基板24上に等間隔に複数個実装されてなり、その発光面がレンズ部材26の後述する入射面と対向してなる。また複数の光源25は、その光軸がそれぞれ配線基板24の板面に対して略垂直となるように、レンズ部材26側となる配線基板24の面上に互いに隣接するように設けられている。なお、本実施形態では、配線基板24と複数の光源25とで光源ユニット27が構成される。
レンズ部材26は、透光性合成樹脂からなり、各光源25から発せられる照明光が各々入射する平滑な入射面26aと、拡散部材23(透過型表示素子21)側に突出する球面形状からなる複数のレンズ26bとを有してなる。
なお、この場合、個々のレンズ26bは、各光源25に対応して設けられており、各光源25からの照明光を各々集光させ、拡散部材23(透過型表示素子21)側に出射するように構成されてなる。換言すれば、各レンズ26bは、各光源25からの照明光に対し、所望の屈折を与えて拡散部材23(透過型表示素子21)側に出射光として出射してなるものである。
そして、レンズ部材26には、図3にて図示したレンズ部材26を拡大して示す図4に示すように、図4中、上方に位置するレンズD1とこのレンズD1と隣接するように図4中、レンズD1の下方に位置するレンズD2との間(境界)となる境界部分D3を繋ぐ連結部分からなる繋ぎ部26cが形成されてなる。このことは、繋ぎ部26cが、各レンズD1、D2同士を離間させて接続する連結部分であることを意味してなる。なお、ここで言う所定のレンズD1が複数のレンズ26bのうちの1つであり、レンズD2が複数のレンズ26bのうちの1つであることは言うまでもない。
また本実施形態では、レンズ26bが2個並設された例となっているが、例えばレンズ26bが列状に3個以上並設されている場合においては、個々のレンズ26b間の境界部分D3毎に、隣接するレンズ26b同士を連結するような繋ぎ部26cが各々形成されることは言うまでもない。また、図4では、レンズD1に対応して設けられる光源25を光源F1、レンズD2に対応して設けられる光源25を光源F2として、以下説明する。
かかる図4において、光源F1から発せられる照明光は、入射面26aを介してレンズ部材26内に入射され、その後、レンズD1全表面と繋ぎ部26c全表面から、従来技術にて説明したように各光源25の発光面が所定の発光面積を備えていることに起因して、発光幅Pを伴って拡散部材23側に出射光として出射される。
同様に、光源F2から発せられる照明光は、入射面26aを介してレンズ部材26内に入射され、その後、レンズD2全表面と繋ぎ部26c全表面から発光幅Pを伴って拡散部材23側に出射光として出射される。なお、以下の説明では、光源F1の発光に伴い生じる発光幅Pを発光幅P1、光源F2の発光に伴い生じる発光幅Pを発光幅P2とする。
そして、本実施形態では、繋ぎ部26cの全表面から出射される発光幅P1並びに発光幅P2をなす出射光が、略直進光として繋ぎ部26cの真上に導かれずに、例えば図4中、光路G1、G2のごとく拡散部材23の配設位置に到達しないように、繋ぎ部26cの形状が設定されてなる。例えば繋ぎ部26cにおける断面形状は、図4に図示された断面形状で見ると平面であるが、レンズ26b自体の形状が各々球面形状となっていることに起因して、図4の紙面に対する鉛直方向の断面形状は曲面となっている。
つまり、光源F1、F2の発光に伴い、繋ぎ部26cの全表面から出射される発光幅P1並びに発光幅P2をなす出射光は、拡散部材23には到達せずに、拡散部材23の配設位置から外れた箇所に出射(屈折)されるようになっている。このことは、繋ぎ部26c各部から出射される光源F1、F2からの照明光が、拡散部材23(つまり透過型表示素子21)の照明に寄与しないことを意味してなる。
つまり、本実施形態の場合、拡散部材23に到達する出射光は、図4に示すように光源F1の発光に伴い繋ぎ部26cを除くレンズD1全表面から出射される発光幅P1をなす光と、光源F2の発光に伴い繋ぎ部26cを除くレンズD2全表面から出射される発光幅P2をなす光とからなる。
このとき、拡散部材23(透過型表示素子21)における略中央部においては、発光幅P1と発光幅P2との重なり部分が、ぼとんどなくなり、仮に重なり部分が生じたとしても、図4に示すような僅かな領域R1のみとなるので、この結果、透過型表示素子21を透過する照明光の輝度ムラを従来技術よりも抑えることが可能となる。
拡散部材23は、例えば乳白色を有する光透過性の合成樹脂からなり、略平板状に形成され、透過型表示素子21の背面に沿うように配設されてなる。かかる拡散部材23は、各レンズ26bから出射される出射光を拡散させ、且つ透過型表示素子21から発せられる表示光Lを均一化させるための光拡散部材としての機能を有してなる。
そして、拡散部材23の前方に位置する透過型表示素子21は、各レンズ26bを通じて各々出射され、その後、拡散部材23を通じて拡散される拡散出射光(つまり前記出射光)によって透過照明されてなる。さらに、透過型表示素子21を照明してなる前記拡散出射光は、透過型表示素子21の前面側に輝度ムラの抑制された表示光Lとなって拡散発光し、この表示光Lが反射器30の後述する凹面鏡、ハウジング40の後述する透光性カバーを経て、フロントガラス13側に投影され、これにより利用者14は輝度ムラの抑制された虚像Vを視認することができる。
反射器30は、透過型表示素子21から発せられる表示光Lを反射させる凹面鏡31と、この凹面鏡31を保持するミラーホルダ32とを備えてなる(図2参照)。
凹面鏡31は、凹面を有するポリカーボネートからなる樹脂基板に反射層31aを蒸着形成してなるものである。かかる凹面鏡31は、その反射層31aが透過型表示素子21並びにハウジング40の後述する透光性カバーに対向し、前記透光性カバーから臨める位置に傾斜状態にて配設される。
また凹面鏡31は、透過型表示素子21からの表示光Lを拡大しつつ、前記透光性カバー(車両11のフロントガラス13)側へ反射(投射)させるものである。このことは、凹面鏡31が、透過型表示素子21から発せられる表示光Lを拡大し、この拡大された表示光Lを前記透光性カバーを通じてフロントガラス13に投射することを意味している。なお、凹面鏡31は、ミラーホルダ32に両面粘着テープにより接着されている。ミラーホルダ32は、合成樹脂(例えばABS樹脂)からなるものであり、ハウジング40に固定されてなる。
ハウジング40は、例えば黒色の遮光性合成樹脂材料からなり、略箱型形状に形成され、その内部空間である空間部41に表示装置20や反射器30を保持して収容するものであり、反射器30における凹面鏡31の配設位置の上部(フロントガラス13側)が開口する開口窓部42を備えてなる。
またハウジング40には、開口窓部42を塞ぐように透光性カバー43が配設されてなる。かかる透光性カバー43は、透光性の合成樹脂材料(例えばアクリル樹脂)からなり、湾曲形状(曲面形状)に形成され、凹面鏡31で反射された表示光Lが透過(通過)する光透過性部材としての機能を有している。つまり、凹面鏡31によって反射された表示光Lは、ハウジング40に形成された透光性カバー43を通じてフロントガラス13に投影され、これにより虚像Vの表示が利用者14に対し行われることになる。
なお、ハウジング40には遮光壁44が設けられており、太陽光等の外光が表示装置20に入射し虚像Vが見えにくくなる現象(ウォッシュアウト)を防止している。この遮光壁44は、平板形状になっており、ハウジング40の上部から斜めに垂下するように形成されている。
以上のように本実施形態では、配線基板24に複数の光源25が設けられた光源ユニット27と、各光源25からの照明光を各々集光させるための複数のレンズ26bが各光源25に対応して設けられたレンズ部材26と、各レンズ26bを通じて各々出射される出射光によって透過照明される透過型表示素子21とを備えた表示装置において、レンズ部材26には、各レンズ26b間の境界部分D3を繋ぐ繋ぎ部26cが形成されてなることにより、繋ぎ部26cから出射される出射光は、光路G1、G2(図4参照)のごとく拡散部材23から外れた箇所に出射されるため、これにより透過型表示素子21を透過する照明光の輝度ムラを極力抑えることが可能となる。
また本実施形態では、レンズ26b間の境界部分D3に、隣接するレンズ26b同士を連結するような繋ぎ部26cを形成した例について説明したが、例えば図5に示すように繋ぎ部26cを廃止して、レンズ26b間の境界部分D3を従来のように尖端形状のままとし、この尖端形状からなる境界部分D3に至る各光源25からの照明光を遮るような例えば黒色の遮光部26dを、境界部分D3付近(例えば境界部分D3及びその近傍)に対応するレンズ部材26の表面箇所に形成してもよい。なお、遮光部26は、蒸着等の適宜手段により形成することが可能である。
このように各レンズ26b間の境界部分D3付近に遮光部26dが形成されてなる場合であっても、遮光部26dに至る各光源25からの照明光は、拡散部材23側に出射されないため、前述した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。さらに、遮光部26dに代えて、例えば金属性の反射層からなる反射部を蒸着等の手段を用いて形成し、前記反射部に至る各光源25からの照明光を配線基板24側に反射させるような構成とすることも可能である。
(第2実施形態)次に、本発明の第2実施形態を図6〜図8に基づいて説明するが、前述の第1実施形態と同一もしくは相当個所には同一の符号を用いてその詳細な説明は省略する。この第2実施形態が、前述した第1実施形態と異なる点は、透過型表示素子21(拡散部材23)に至る照明光が、単一光源からの照明光ではなく、2種類の光源(後述する第1、第2の光源)からの照明光を混色した混色光となっている点にある。なお、2種類の光源を採用したことに伴い、前記第1実施形態にて説明した光源ユニット27は本第2実施形態では2つの光源ユニットから構成されることになり、また前記第1実施形態にて説明したレンズ部材26は本第2実施形態では2つのレンズ部材から構成されることになる。
かかる第2実施形態における表示装置50は、図6に示すように透過型表示素子21と、この透過型表示素子21を照明する照明手段60と、透過型表示素子21と照明手段60との間に配設される拡散部材23とを備えている。
照明手段60は、第1、第2の配線基板61、62と、第1、第2の光源63、64と、第1、第2のレンズ部材65、66と、第1、第2のケース体67、68と、ダイクロイックミラー69とを備えている。
第1の配線基板(第1の基板)61は、例えば所定の回路パターンが施された熱伝導性の高いアルミ基板からなり、前記回路パターン上に各第1の光源63が搭載されている。また第1の配線基板61は、第1のレンズ部材65とは所定の距離を隔てた状態で、且つ第1のレンズ部材65と略平行状態をなすようにハウジング40内に配設される。
第2の配線基板(第2の基板)62は、例えば所定の回路パターンが施された熱伝導性の高いアルミ基板からなり、前記回路パターン上に各第2の光源64が搭載されている。また第2の配線基板62は、第2のレンズ部材66とは所定の距離を隔てた状態で、且つ第2のレンズ部材66と略平行状態をなすようにハウジング40内に配設される。
第1の光源63は、例えば緑色光を発するチップ型発光ダイオードからなり、第1の配線基板61上に等間隔に複数個実装されてなり、その発光面が第1のレンズ部材65の後述する第1の入射面と対向してなる。また複数の第1の光源63は、その光軸がそれぞれ第1の配線基板61の板面に対して略垂直となるように、第1のレンズ部材65側となる第1の配線基板61の面上に互いに隣接するように設けられている。なお、本第2実施形態では、第1の配線基板61と複数の第1の光源63とで第1の光源ユニットK1が構成される。
第2の光源64は、例えば赤色光を発するチップ型発光ダイオードからなり、第2の配線基板62上に等間隔に複数個実装されてなり、その発光面が第2のレンズ部材66の後述する第2の入射面と対向してなる。また複数の第2の光源64は、その光軸がそれぞれ第2の配線基板62の板面に対して略垂直となるように、第2のレンズ部材66側となる第2の配線基板62の面上に互いに隣接するように設けられている。なお、本第2実施形態では、第2の配線基板62と複数の第2の光源64とで第2の光源ユニットK2が構成される。
第1のレンズ部材65は、透光性合成樹脂からなり、図7に示すように各第1の光源63から発せられる第1の有色光(緑色光)が各々入射する平滑な第1の入射面65aと、ダイクロイックミラー69側に突出する球面形状からなる複数の第1のレンズ65bとを有してなる。
なお、この場合、個々の第1のレンズ65bは、各第1の光源63に対応して設けられており、各第1の光源63からの前記第1の有色光を各々集光させ、ダイクロイックミラー69側に出射するように構成されてなる。換言すれば、各第1のレンズ65bは、各第1の光源63からの前記第1の有色光に対し、所望の屈折を与えてダイクロイックミラー69側に第1の有色出射光(緑色出射光)L1として出射してなるものである。
そして、第1のレンズ部材65には、図6にて図示した第1のレンズ部材65を拡大して示す図7に示すように、図7中、上方に位置するレンズM1とこのレンズM1と隣接するように図7中、レンズM1の下方に位置するレンズM2との間(境界)となる境界部分M3を繋ぐ連結部分からなる第1の繋ぎ部65cが形成されてなる。この第1の繋ぎ部65cは、前記第1実施形態にて採用した繋ぎ部26cと同一形状、且つ同一機能を備えてなるものとする。なお、詳細図示は省略するが、第1の入射面65aの周縁には、第1の配線基板61表面と当接するように第1の配線基板61側に向けて垂下する第1の垂下部が形成さてなる。
第2のレンズ部材66は、透光性合成樹脂からなり、図8に示すように各第2の光源64から発せられる第2の有色光(赤色光)が各々入射する平滑な第2の入射面66aと、ダイクロイックミラー69側に突出する球面形状からなる複数の第2のレンズ66bとを有してなる。
なお、この場合、個々の第2のレンズ66bは、各第2の光源64に対応して設けられており、各第2の光源64からの前記第2の有色光を各々集光させ、ダイクロイックミラー69側に出射するように構成されてなる。換言すれば、各第2のレンズ66bは、各第2の光源64からの前記第2の有色光に対し、所望の屈折を与えてダイクロイックミラー69側に第2の有色出射光(赤色出射光)L2として出射してなるものである。
そして、第2のレンズ部材66には、図6にて図示した第2のレンズ部材66を拡大して示す図8に示すように、図8中、左方に位置するレンズN1とこのレンズN1と隣接するように図8中、レンズN1の右方に位置するレンズN2との間(境界)となる境界部分N3を繋ぐ連結部分からなる第2の繋ぎ部66cが形成されてなる。この第2の繋ぎ部66cは、前記第1実施形態にて採用した繋ぎ部26cと同一形状、且つ同一機能を備えてなるものとする。なお、詳細図示は省略するが、第2の入射面66aの周縁には、第2の配線基板62表面と当接するように第2の配線基板62側に向けて垂下する第2の垂下部が形成さてなる。
第1のケース体67は、例えば白色系の合成樹脂材料からなり、略枠形状にて形成されてなり、各第1のレンズ65bを取り囲むように第1の配線基板61とダイクロイックミラー69との間に配置(配設)されてなる(図7参照)。また、この場合、第1のケース体67の内壁面(内壁部)67aには、内壁面67aに至る第1の有色出射光L1を拡散(乱反射)させるための微細な凹凸からなるシボ状の拡散処理(以下、第1の拡散処理という)が施されてなる。
本第2実施形態の場合、前記第1の拡散処理は、第1の配線基板61とダイクロイックミラー69との間に位置する内壁面67a箇所全体に設けられているが、例えば前述した内壁面67a箇所全体ではなく、第1のレンズ部材65の第1の入射面65aとダイクロイックミラー69との間に位置する内壁面67a箇所のみに設けてもよい。なお、第1のケース体67は、本願請求項3及び本願請求項4におけるケース体に相当する。
第2のケース体68は、例えば白色系の合成樹脂材料からなり、略枠形状にて形成されてなり、各第2のレンズ66bを取り囲むように第2の配線基板62とダイクロイックミラー69との間に配置(配設)されてなる(図8参照)。また、この場合、第2のケース体68の内壁面(内壁部)68aには、内壁面68aに至る第2の有色出射光L2を拡散(乱反射)させるための微細な凹凸からなるシボ状の拡散処理(以下、第2の拡散処理という)が施されてなる。
本第2実施形態の場合、前記第2の拡散処理は、第2の配線基板62とダイクロイックミラー69との間に位置する内壁面68a箇所全体に設けられているが、例えば前述した内壁面68a箇所全体ではなく、第2のレンズ部材66の第2の入射面66aとダイクロイックミラー69との間に位置する内壁面68a箇所のみに設けてもよい。なお、図6中、拡散部材23側に位置する第2のケース体68の立壁部分の先端は、ダイクロイックミラー69まで至らず、前記立壁部分の先端とダイクロイックミラー69との間には、前記第1、第2の有色出射光を拡散部材23側に導くための間隙部Yが形成されてなる。
ダイクロイックミラー(透過反射部材)69は、ガラス基板の前面(つまり、拡散部材23の背面と向かい合う面)に蒸着により形成された反射膜69aを有してなるもので、各第1のレンズ65bから出射される各第1の有色出射光L1の進行方向及び各第2のレンズ66bから出射される各第2の有色出射光L2の進行方向に対して各々略45度の傾きを有するように傾斜配置されてなる。なお、この場合、ダイクロイックミラー69は、第1のケース体67によって保持されてなるものとする。
またダイクロイックミラー69は、各第1のレンズ65bから出射される緑色出射光である各第1の有色出射光L1を透過させるとともに、各第2のレンズ66bから出射される赤色出射光である各第2の有色出射光L2を反射させるものである。
ここで、図7における各第1の光源63と第1のレンズ部材65に着目すると、各第1の光源63から発せられる第1の有色光(つまり緑色光)は、第1の入射面65aを介して第1のレンズ部材65内に入射され、その後、レンズM1、M2全表面と第1の繋ぎ部65c全表面から、前記第1実施形態と同じく(つまり図4に図示した発光幅Pと同様の)、ある発光幅を伴ってダイクロイックミラー69側に第1の有色出射光L1(つまり緑色出射光)として出射されることになる。
また、図8における各第2の光源64と第2のレンズ部材66に着目すると、各第2の光源64から発せられる第2の有色光(つまり赤色光)は、第2の入射面66aを介して第2のレンズ部材66内に入射され、その後、レンズN1、N2全表面と第2の繋ぎ部66c全表面から、前記第1実施形態と同じく(つまり図4に図示した発光幅Pと同様の)、ある発光幅を伴ってダイクロイックミラー69側に第2の有色出射光L2(つまり赤色出射光)として出射されることになる。
ところで、第1、第2のケース体67、68の内壁面67a、68aに前記第1、第2の拡散処理が施されていない場合、例えば第1のレンズ部材65において、第1の繋ぎ部65cとは反対側となるレンズM1の端部側(第1のケース体67付近となるレンズM1箇所)から出射される第1の有色出射光L1は、その一部が図7中、上方側であってダイクロイックミラー69まで延在する内壁面67aにて反射され、図7中、点線部分で示す緑色反射光Zとなってダイクロイックミラー69に導かれることがあった。
すると、本来であれば、ダイクロイックミラー69を透過する各第1の有色出射光L1と、ダイクロイックミラー69を通じて反射される各第2の有色出射光L2とが、ダイクロイックミラー69によってバランスよく混色される構成となるが、内壁面67aに前記第1の拡散処理が施されていないことで、ダイクロイックミラー69の所定箇所において、前述した余分な緑色反射光Zが原因で、前記所定箇所に至る第1の有色出射光L1と第2の有色出射光L2とがバランスよく混色されない場合があった。
すわなち、第1の有色出射光L1と第2の有色出射光L2とを混色してなる出射光(橙色出射光)L3は、その一部が前述した余分な緑色反射光Zの発生に伴い色ムラを有した状態で拡散部材23側に導かれることになる。
この拡散部材23側に導かれる色ムラを有した出射光L3は、拡散部材23を経て透過型表示素子21を透過照明し、これに伴い透過型表示素子21が発する表示光Lのフロントガラス13への照射により形成される虚像Vが色ムラを有した状態となって利用者14側から視認されてしまう虞があった。
これに対し、本第2実施形態では、第1、第2のケース体67、68における内壁面67a、68aに前記第1、第2の拡散処理を施したことで、例えば第1のレンズ部材65において、第1の繋ぎ部65cとは反対側となるレンズM1の端部側(第1のケース体67付近となるレンズM1箇所)から出射される前記発光幅を有する第1の有色出射光L1は、その一部が内壁面67aに至った際に内壁面67aにて拡散(乱反射)されやすくなる。
つまり、このことは、ダイクロイックミラー69の前記所定箇所において、前記所定箇所に至る前述した余分な緑色反射光Zの光量が、内壁面67aに前記第1の拡散処理を施さない場合よりも遙かに少なくなることを意味してなる。
従って、このときダイクロイックミラー69から拡散部材23へと導かれる第1の有色出射光L1と第2の有色出射光L2とを含む混色光である出射光L3は、内壁面67aに前記第1の拡散処理を施した場合の方が内壁面67aに前記第1の拡散処理を施さない場合に比べて、色ムラの抑制された状態となって拡散部材23を経て透過型表示素子21を透過照明してなる。これにより、透過型表示素子21が発する表示光Lのフロントガラス13への照射により形成される虚像Vが色ムラの抑制された状態となって利用者14側から視認される構成となる。
しかも本第2実施形態では、第1のレンズ部材65における境界部分M3に前記第1実施形態にて採用した繋ぎ部26cと同一機能を有する第1の繋ぎ部65cが形成され、且つ、第2のレンズ部材66における境界部分N3に前記第1実施形態にて採用した繋ぎ部26cと同一機能を有する第2の繋ぎ部66cが形成されてなることにより、ダイクロイックミラー69にて第1の有色出射光L1と第2の有色出射光L2とを混色する構成であっても、前記第1実施形態と同様に拡散部材23側(透過型表示素子21側)に至る混色光である出射光L3の輝度ムラが極力抑制されることは言うまでもない。
これにより本第2実施形態によれば、透過型表示素子21を透過する照明光(この場合、出射光L3)の色ムラ及び輝度ムラを極力抑制することが可能となる。換言すれば、利用者14は、色ムラ及び輝度ムラの抑制された虚像Vを視認することができる。
また本第2実施形態では、第1、第2のケース体67、68が白色系の合成樹脂材料からなる例について説明したが、各ケース体67、68はあらゆる色調の合成樹脂材料を採用することが可能であり、例えば各ケース体67、68を黒色系あるいは暗色系の合成樹脂材料により形成してもよい。
また本第2実施形態では、ダイクロイックミラー69を保持してなる第1のケース体67の内壁面67aに前記第1の拡散処理を施し、且つ、ダイクロイックミラー69と離間するように配置される第2のケース体68の内壁面68aに前記第1の拡散処理と同等の前記第2の拡散処理を施した例について説明したが、例えば前記拡散処理は、ダイクロイックミラー69を保持する側のケース体の内壁面(この場合、第1のケース体67の内壁面67a)のみに形成してもよい。
また本第2実施形態では、各第1、第2のレンズ65b、66bにおける境界部分M3、N3に第1、第2の繋ぎ部65c、66cが各々形成されてなる例について説明したが、例えば第1、第2の繋ぎ部65c、66cに代えて、前記第1実施形態の変形例として図5に示した遮光部26dと同等の第1、第2の遮光部(図示せず)を各第1のレンズ65b、66bの境界部分M3、N3に各々設けた構成としてもよい。さらには、前記第1、第2の遮光部に代えて、前述した金属性の反射層からなる反射部と同等の第1、第2の反射部(図示せず)を各第1のレンズ65b、66bの境界部分M3、N3に各々設けた構成としてもよい。
なお前記各実施形態では、透過型表示素子21から発せられる表示光Lが、凹面鏡31を介してフロントガラス13に投射される例について説明したが、例えばフロントガラス13に表示光Lを良好に利用者14方向に反射させるコンバイナフィルムを設けてもよいし、あるいはフロントガラス13とは別の専用の反射部材に表示光Lを投射する構成としてもよい。
21 透過型表示素子(表示素子)
22 照明手段
23 拡散部材
24 配線基板(基板)
25 光源
26 レンズ部材(レンズアレイ)
26a 入射面
26b レンズ
26c 繋ぎ部
26d 遮光部
27 光源ユニット
30 反射器
40 ハウジング
D3 境界部分
L 表示光
V 虚像
22 照明手段
23 拡散部材
24 配線基板(基板)
25 光源
26 レンズ部材(レンズアレイ)
26a 入射面
26b レンズ
26c 繋ぎ部
26d 遮光部
27 光源ユニット
30 反射器
40 ハウジング
D3 境界部分
L 表示光
V 虚像
Claims (4)
- 基板に複数の光源が設けられた光源ユニットと、前記各光源からの照明光を各々集光させるための複数のレンズが前記各光源に対応して設けられたレンズ部材と、前記各レンズを通じて各々出射される出射光によって透過照明される表示素子とを備えた表示装置において、
前記レンズ部材には、前記各レンズ間の境界部分を繋ぐ繋ぎ部が形成されてなることを特徴とする表示装置。 - 基板に複数の光源が設けられた光源ユニットと、前記各光源からの照明光を各々集光させるための複数のレンズが前記各光源に対応して設けられたレンズ部材と、前記各レンズを通じて各々出射される出射光によって透過照明される表示素子とを備えた表示装置において、
前記レンズ部材には、前記各レンズ間の境界箇所に遮光部が形成されてなることを特徴とする表示装置。 - 第1の基板に複数の第1の光源が設けられた第1の光源ユニットと第2の基板に複数の第2の光源が設けられた第2の光源ユニットとで前記光源ユニットが構成されるとともに、
前記各第1の光源からの第1の有色光を各々集光させるための複数の第1のレンズが前記各第1の光源に対応して設けられた第1のレンズ部材と前記各第2の光源からの第2の有色光を各々集光させるための複数の第2のレンズが前記各第2の光源に対応して設けられた第2のレンズ部材とで前記レンズ部材が構成され、
前記表示素子は、前記各第1のレンズを通じて各々出射される第1の有色出射光及び前記各第2のレンズを通じて各々出射される第2の有色出射光を含む出射光によって透過照明され、
前記繋ぎ部は、前記各第1のレンズ間の境界部分を繋ぐ第1の繋ぎ部及び前記各第2のレンズ間の境界部分を繋ぐ第2の繋ぎ部からなり、
前記各第1のレンズを取り囲むように配設されるケース体を備え、
前記ケース体の内壁部には前記内壁部に至る前記第1の有色出射光を拡散させる拡散処理が施されてなることを特徴とする請求項1記載の表示装置。 - 第1の基板に複数の第1の光源が設けられた第1の光源ユニットと第2の基板に複数の第2の光源が設けられた第2の光源ユニットとで前記光源ユニットが構成されるとともに、
前記各第1の光源からの第1の有色光を各々集光させるための複数の第1のレンズが前記各第1の光源に対応して設けられた第1のレンズ部材と前記各第2の光源からの第2の有色光を各々集光させるための複数の第2のレンズが前記各第2の光源に対応して設けられた第2のレンズ部材とで前記レンズ部材が構成され、
前記表示素子は、前記各第1のレンズを通じて各々出射される第1の有色出射光及び前記各第2のレンズを通じて各々出射される第2の有色出射光を含む出射光によって透過照明され、
前記遮光部は、前記各第1のレンズ間の境界箇所に形成される第1の遮光部及び前記各第2のレンズ間の境界箇所に形成される第2の遮光部からなり、
前記各第1のレンズを取り囲むように配設されるケース体を備え、
前記ケース体の内壁部には前記内壁部に至る前記第1の有色出射光を拡散させる拡散処理が施されてなることを特徴とする請求項2記載の表示装置。
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- 2008-10-16 JP JP2008267402A patent/JP2009122654A/ja active Pending
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