JP2011247848A - 指針式計器 - Google Patents

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英樹 増田
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Abstract

【課題】 指針式計器において、回転軸の軸方向の制動効果を大きくして耐振性能を高めながら、回転軸の回転方向の制動効果を抑えて応答性を速くすることが可能な指針式計器を提供する。
【解決手段】 回転軸3に装着された指針3と、回転軸3に装着されたダンパ部材4と、ダンパオイル5が充填されダンパオイル5内にダンパ部材4を浸漬させるオイル溜め部6と、を備え、指針2の動きを制御するとともに指針2によって計測量を指示する指針式計器1において、ダンパ部材4に回転軸3の軸方向を中心として周囲方向に突出した円盤形状の板部4bを設けたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、指針式計器に関し、特に、部品の制動を流体を用いて行う指針式計器に関する。
従来の指針式計器は、回転軸に固着されたダンパ部材をダンパオイルが充填されたオイル溜め部に収納したダンパ構造を備えていた(例えば、特許文献1)。
特開平4−79212号公報
しかし、従来の指針式計器では、回転軸の軸方向の耐振性が低いために針振れおよび指度変化が発生し、商品性を損なうという問題があった。これらの対策として、回転軸の軸方向の耐振性を高めるために、ダンパオイルの粘度を高くすると、回転軸の回転方向の制動効果も同時に大きくなるため、指針が計測量を指示する応答性が遅くなるといった問題点を有していた。また、ダンパ部材とオイル溜め部の間隔を狭くするといった手法で、同様に回転軸の軸方向の制動効果を大きくし、耐振性を高めた場合にも、回転軸の回転方向の制動効果も同時に大きくなるため、指針が計測量を指示する応答性が遅くなるといった問題点を有していた。
そこで、本発明は前述した問題点に着目し、指針式計器において、回転軸の軸方向の制動効果を大きくして耐振性能を高めながら、回転軸の回転方向の制動効果を抑えて応答性を速くすることが可能な指針式計器を提供することを目的とする。
本発明の指針式計器は、指針が装着された回転軸と、前記回転軸に装着されたダンパ部材と、ダンパオイルが充填され前記ダンパオイル内に前記ダンパ部材を浸漬させるオイル溜め部と、を備え、前記指針の動きを制御するとともに前記指針によって計測量を指示する指針式計器において、前記ダンパ部材に前記回転軸の軸方向を中心として周囲方向に突出した板部を設けたものである。
また、前記板部を、円盤形状としたものである。
また、前記板部の厚さtとし、前記オイル溜め部の内径半径rとし、前記円板部の外径半径rとし、t<r−rとしたものである。
また、前記回転軸の下部を受ける下軸受部を備えたケース体を設け、前記下軸受部に前記オイル溜め部を設け、前記下軸受部に前記ダンパオイルを充填したものである。
また、前記ダンパ部材は、前記板部を備えるとともに前記板部の外形半径よりも外形半径が十分小さい半径の筒部を備えたものである。
本発明は、指針式計器において、回転軸の軸方向の制動効果を大きくして耐振性能を高めながら、回転軸の回転方向の制動効果を抑えて応答性を速くすることができる。
本発明の第1実施形態の断面図。 同実施形態の要部拡大断面図。 同発明の第2実施形態の断面図。
以下、添付図面を用いて本発明の第1実施形態を説明する。
本発明の指針式計器1は、交差コイル式計器本体であり、指針2が装着された回転軸3と、回転軸3に装着されたダンパ部材4と、ダンパオイル5が充填され、ダンパオイル5内にダンパ部材4を浸漬させるオイル溜め部6と、を備えている。なお、7は、回転軸3に固定される磁石であり、8は、ダンパ部材4と磁石7を収納するケース体であり、9は、銅線からなるコイルであり、10は、磁性材料からなる磁気シールドケースである。
指針2は、回転軸3に装着され、図示しない目盛板と対比することによって、計測量を指示するものである。
回転軸3は、金属製で、細長い円柱形状である。指針2、ダンパ部材4および磁石7が圧入によって、固定されている。コイル9に電気が流れて、磁石7に生じた回転トルクを指針2に伝えるものである。
ダンパ部材4は、ダンパオイル5中に浸漬されて、オイル溜め部6とのクリアランスにより制動効果を得るものである。ダンパ部材4は、金属製で、回転軸3の下側に圧入によって固定されている。ダンパ部材4は、円筒状の筒部4aと、回転軸3の軸方向を中心として周囲方向に突出した板部4bとを備えている。この板部4bは、図1中、筒部4aの下端に設けられており、その形状は、回転軸3の軸方向から見た形状は、円盤形状である。
ダンパオイル5は、粘性を有する流体で、例えば、シリコーンオイルなどである。オイル溜め部6に保持され、粘性抵抗によって、制動効果を発生させるものである。
オイル溜め部6は、ダンパオイル5を溜めておく部分であり、本実施形態では、ケース体8に凹部として設けられている。オイル溜め部6の形状は、回転軸3の軸方向から見て円柱形状となる凹部である。
磁石7は、合成樹脂中に磁性材料を含んだプラスチックマグネットと呼ばれる磁石であり、回転軸3に圧入によって固定されている。この形状は、円盤形状であり、回転軸3を中心として回転可能にケース体8に支持されている。
ケース体8は、それぞれ合成樹脂からなる上ケース体8aと下ケース体8bと構成されている。ケース体8は、ダンパ部材4と磁石7を収納する収納空間8cを備えている。なお、この収納空間8cには、オイル溜め部6が、連続した空間として形成されている。
上ケース体8aは、回転軸3の中程を回転可能に支持する貫通した孔からなる上軸受部8dを備えている。下ケース体8bは、回転軸3の下部を受けて回転可能に支持する貫通していない穴からなる下軸受部8eを備えている。この下軸受部8eに連なる状態でオイル溜め部6が設けられている。
コイル9は、2本のコイルが、ケース体8に互いに交差するように巻き付けられており、それぞれのコイルにサイン波とコサイン波の波形を含んだ電流が流れることによって、コイル9に磁界が生じて、磁石7を回転させるものである。
磁気シールドケース10は、円筒形のカップ形状であり、磁石7やコイル9が、磁気シールドケース10の外側からの磁界の影響を受けないように設けたものである。
ここで、本発明の特徴部分であるダンパ部材4とオイル溜め部6について、さらに詳細に説明でする。
本発明では、板部4bの厚さをtとし、オイル溜め部6の内径半径rとし、板部4bの外径半径rとすると、t<r−rの関係を満足するように設定されている。すなわち、オイル溜め部6の内壁と板部4bとの間隔は、板部4bの厚さよりも大きい設定となっている。
また、ダンパ部材4は、筒部4aの半径rは、板部4bの外形半径rよりも十分小さいものである。
ここで、回転軸3の回転方向の制動効果は、以下の式1で表される。
Figure 2011247848
Cは、粘性定数で、値が小さいほど、回転しやすい。μは、粘性係数で、ダンパオイル5の粘度で決定される。値が小さいと粘度が低くく、制動効果が低い。板部tの厚さが、薄いと回転しやすい。
また、回転軸3の軸方向の制動効果は、以下の式2で表される。なお、回転軸3の軸方向の間隔、すなわち、本実施形態では、ダンパ部材4の下部とオイル溜め部6の底との間隔が、微小で、かつダンパオイル5の粘度が十分大きい条件下では式2が、成立する。
Figure 2011247848
粘性定数Cの値が小さい程、回転軸3が、上下しやすい。Vは、平均流速である。
以上の式2により、板部の厚さtに依存しないことから、tは、r−rに対して十分小さい方が良い。回転軸3の軸方向の制動効果を大きくして耐振性を高め、回転軸3の回転方向の制動効果を抑えて、応答性を速くすることができる。
また、下軸受部8eに連なる状態でオイル溜め部6を設け、下軸受部8eにもダンパオイル5が充填されていることから、部品点数を増やさずにオイル溜め部6を形成し、回転軸3の軸方向の制動効果を大きくして耐振性を高め、回転軸3の回転方向の制動効果を抑えて、応答性を速くすることができる。
また、筒部4aの半径r3を板部4bの外形の半径rより十分小さくしたことによって、筒部4aの回転軸3の回転方向の制動効果を無視できる。また、ダンパ部材4の圧入面積を大きくとれるため、強固に回転軸3に保持することが可能となる。
なお、本発明は、本実施形態の交差コイル式計器本体のように、回転トルクが小さい本体での応用が有効である。また、本実施形態の交差コイル式計器本体以外では、ステッピングモータ等の電気式計器でも応用が可能である。また、図3で示すような渦電流式計器本体の指針式計器11にも利用可能である。
本実施形態の指針式計器11は、回転軸13に装着された指針12と、回転軸13に装着されたダンパ部材14と、ダンパオイル15が充填され、ダンパオイル15内にダンパ部材14を浸漬させるオイル溜め部16と、回転軸13に固定具17aを介して固定されるロータ17と、主軸19に固定される磁石18と、主軸19を回転可能に支持する軸受部20と、軸受部20を固定した指針式計器11のフレーム21と、回転軸13を回転可能に支持するサブフレーム22と、サブフレーム22に固定片24に一端が固定され、他端が固定具23aを介して回転軸13に固定された渦巻きバネからなるリターンスプリング23とを備えている。なお、渦電流式計器本体の構成の詳細な説明は、従来公知であるので、省略し、本発明の特徴部分のみを説明する。
ダンパ部材14は、ダンパオイル15中に浸漬されて、オイル溜め部16とのクリアランスにより制動効果を得るものである。ダンパ部材14は、金属製で、回転軸13の中程に圧入によって固定されている。ダンパ部材14は、円筒状の筒部14aと、回転軸13の軸方向を中心として周囲方向に突出した板部14bとを備えている。この板部14bは、図3中、筒部14aの下端に設けられており、その形状は、回転軸13の軸方向から見た形状は、円盤形状である。
オイル溜め部16は、ダンパオイル15を溜めておく部分であり、本実施形態では、底を有する円筒形のカップ形状をしており、サブフレーム22に固定されている。オイル溜め部16は、ダンパオイル15が漏れないように底面部分に回転軸13が貫通している。
本実施形態の渦電流式計器本体である指針式計器11に用いても、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
本発明は、部品の制動を流体を用いて行う指針式計器に利用可能である。
1 指針式計器(交差コイル式計器本体)
2 指針
3 回転軸
4 ダンパ部材
4a 筒部
4b 板部
5 ダンパオイル
6 オイル溜め部
8 ケース体
8a 上ケース体
8b 下ケース体
8e 下軸受部
11 指針式計器(渦電流式計器本体)
12 指針
13 回転軸
14 ダンパ部材
14a 筒部
14b 板部
15 ダンパオイル
16 オイル溜め部
17 ロータ

Claims (5)

  1. 回転軸に装着された指針と、前記回転軸に装着されたダンパ部材と、ダンパオイルが充填され前記ダンパオイル内に前記ダンパ部材を浸漬させるオイル溜め部と、を備え、前記指針の動きを制御するとともに前記指針によって計測量を指示する指針式計器において、前記ダンパ部材に前記回転軸の軸方向を中心として周囲方向に突出した板部を設けたことを特徴とする指針式計器。
  2. 前記板部を、円盤形状としたことを特徴とする請求項1に記載の指針式計器。
  3. 前記板部の厚さtとし、前記オイル溜め部の内径半径rとし、前記円板部の外径半径rとし、t<r−rとしたことを特徴とする請求項2に記載の指針式計器。
  4. 前記回転軸の下部を受ける下軸受部を備えたケース体を設け、前記下軸受部に前記オイル溜め部を設け、前記下軸受部に前記ダンパオイルを充填したことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の指針式計器。
  5. 前記ダンパ部材は、前記板部を備えるとともに前記板部の外形半径よりも外形半径が十分小さい半径の筒部を備えたことを特徴とする請求項3に記載の指針式計器。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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