JP6365886B2 - 液面レベル測定装置 - Google Patents

液面レベル測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6365886B2
JP6365886B2 JP2015108340A JP2015108340A JP6365886B2 JP 6365886 B2 JP6365886 B2 JP 6365886B2 JP 2015108340 A JP2015108340 A JP 2015108340A JP 2015108340 A JP2015108340 A JP 2015108340A JP 6365886 B2 JP6365886 B2 JP 6365886B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid level
magnetic field
holder
rotation
forming member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015108340A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016223830A (ja
Inventor
宮川 功
功 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2015108340A priority Critical patent/JP6365886B2/ja
Publication of JP2016223830A publication Critical patent/JP2016223830A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6365886B2 publication Critical patent/JP6365886B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Level Indicators Using A Float (AREA)

Description

本発明は、車両の燃料タンク等に取り付けられる液面レベル測定装置に関する。
車両の燃料タンク等に取り付けられる液面レベル測定装置は、フロートと、アームと、ボデーと、ホルダと、マグネットと、磁電変換素子を備えて構成され、タンク内に貯留された燃料の液面レベル(液面高さ)を測定するものである。フロートは、タンク内の液面上に浮いてその液面レベルに応じて上下動する。アームは、第一側端部にフロートが取り付けられており、フロートの上下動に応じて所定の回転軸線周りを回動する。ボデーは、アームの第一側端部とは逆の第二側端部に取り付けられ、該アームを所定の回転軸線周りにおいて回動自在に固定する。ホルダは、アームの回転中心部に位置して該アームと一体回転するとともに、内部にマグネットを収容する。マグネットは、アームの回転軸線を挟んだ対向方向に磁界方向を有する形でホルダの内部に収容保持される。磁電変換素子は、アームに対し非回転となるボデーに固定され、アームと一体回転するホルダ内のマグネットの回転に伴う磁界変化を電気信号に変換して出力する。このようにして液面レベル測定装置は、磁電変換素子の出力信号に基づいてタンク内の液面レベルを測定する(特許文献1等)。
磁電変換素子には、タンク内の液面レベルに応じたフロートの上下動に伴うマグネットの回転により、出力信号を例えば正弦波曲線(正弦曲線)として出力する出力特性(液面レベルに対する出力電圧値)を有するものがある。ところが、液面レベル測定装置のアームは、その回動範囲が予め規定されているから、液面レベル測定装置の磁電変換素子は、上記正弦波曲線のうちの上記回動範囲に対応する区間の曲線に従う出力信号を出力する。
他方、車両の燃料タンク等のタンク特性(残容量に対する液面レベル)は、一般的には略一定の傾きを有した直線状に現れる。このため、磁電変換素子の出力特性(液面レベルに対する出力電圧値)も、基本的には略一定の傾きの直線状に現れるように、マグネットがホルダ内に固定配置される。即ち、マグネットは、その磁界方向が、アームの回動区間内において上記正弦波曲線における傾きが一定以下となる略直線の区間の出力が得られる向きに固定して配置される。その結果、磁電変換素子の出力信号に基づいて測定されたタンク内の液面レベルは、そのままタンク内の残容量としてその表示に供される。
特開2014−190953号公報
しかしながら、タンク特性は、液面の最高位置側と最低位置側とのいずれか一方において、その傾きが大きくずれていくような場合がある。例えば最高位置側において、その最高位置に近づくほど断面が小さくなるようなタンク形状がある。この場合、最高位置側において残容量のわずかな減少で液面レベルが急激に減少する。つまり、このような場合のタンク特性は、最高位置側において傾きが増していく曲線として現れる。これに対し液面レベル測定装置に搭載された磁電変換素子の出力特性(液面レベルに対する出力電圧値)が上述のように略一定の傾きの直線状をなすことから、磁電変換素子の出力信号に基づいて測定されたタンク内の液面レベルをそのままタンク内の残容量表示に利用すると、タンクの最高位置側においてわずかな残容量変化が生じると、急激に残容量が変化する表示がなされてしまう。
このため、タンクの最高位置側の端部における残容量表示はメーターの目盛の無い領域とされる。即ち、F(FULL)の目盛よりもさらに先の領域とされている。このメーターの目盛の無い領域は、タンクの最低位置側の端部(E(EMPTY)の目盛よりもさらに先の領域)にもあって、この双方の領域において残量を示す指針の挙動(残容量変化に対する指針の移動量)が異なることは、利用者に違和感を与え、デザイン的にも劣る結果となる。よって、タンクの最高位置側と最低位置側との双方において、指針の挙動が同様となることが求められている。
また、タンクの最高位置側と最低位置側とにおける指針の挙動の違いは、タンク特性が略一定の傾きをなすタンク形状であっても起こり得る。例えば、液面レベル測定装置におけるアームの回転中心がタンク高さ方向において、略タンク中心より下側にある場合にも、同様の現象が発生する。つまり、液面レベル測定装置のタンクに対する取付位置によっても、同様の現象が発生してしまうのである。
こうしたタンク特性や、タンクの最高位置側と最低位置側での挙動の違いがある場合、メーターの表示制御部が磁電変換素子の出力信号に補正をかけて対応する場合もあるが、その分だけ回路構成が複雑化し、コストが増えるし、タンク毎に回路設計が必要となる等の問題がある。
本発明の課題は、タンクの最高位置側と最低位置側とのいずれかにおいて残容量に対する液面レベルの急激な変化が生じる場合であっても、タンクの最高位置側と最低位置側との双方において磁電変換素子の出力特性が同様に得られるよう調整が可能な液面レベル測定装置を提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するために本発明の液面レベル測定装置は、
容器に貯留された液面上に浮き、液面レベルに応じ上下動するフロートと、
前記フロートの上下動に応じて回動するアームと、
前記アームを所定の回転軸線周りにおいて回動可能に固定するボデーと、
前記アームの回転中心部に固定され、該アームと一体回転するホルダと、
前記ホルダの内部に収容保持され、前記回転軸線を挟んだ対向間においてその対向方向に磁界方向を有する磁界形成部材と、
前記ボデーに固定され、前記磁界形成部材の回転に伴う磁界変化を電気信号に変換し出力する磁電変換素子と、
を備え、前記磁電変換素子の出力信号に基づいて前記液面レベルを測定する液面レベル測定装置であって、
前記ホルダは、その内部において前記磁界方向を前記回転軸線周りに回転させる方向に変更できるよう、前記磁界形成部材を前記回転軸線周りの任意の位置に、あるいは前記回転軸線周りの複数の所定位置に位置決め状態で収容可能であることを特徴とする。
上記本発明の構成によれば、ホルダ内の磁界形成部材(例えばマグネット)の配置位置を変えることができるから、様々な角度に回転する磁界方向の基準方向を変更することができる。これにより、磁電変換素子の出力特性を変更することが可能になる。液体を貯留する容器には様々な形状特性のものがあるから、その形状特性に適するように、磁電変換素子の出力特性を変更することが可能となる。
上記本発明において、前記アームは、前記フロートの上下動に応じて、半回転以下に定められた所定の回動範囲内を回動するものであり、
前記磁電変換素子は、前記液面レベルに応じた前記フロートの上下動に伴う前記磁界形成部材の回転により、前記出力信号を正弦曲線として出力するものであって、前記回動範囲が規定された前記アームの回動に応じて、前記正弦曲線のうちの前記回動範囲に対応する一部の回動対応区間の曲線に従う信号を出力するものであり、
前記容器は、前記容器内の液体の容量に対する液面レベルの変化が、最高位置側の端部区間又は最低位置側の端部区間において該残余区間から離れるに従い該残余区間よりも大きくなる、又は小さくなる形状をなし、該残余区間においては略一定となる形状であり、
前記磁界形成部材は、前記回動対応区間における前記磁電変換素子の前記出力信号が、前記液面レベルが前記端部区間にある時に、前記容器の形状に起因する、前記液体の容量に対する液面レベルの変化を打ち消して前記残余区間から続く略一定となるように、前記ホルダ内の前記回転軸線周りの位置に配置して収容されるように構成できる。
上記本発明の構成によれば、端部区間で急激に発生する容器の形状特性を、磁電変換素子の出力特性によって打ち消すことができるから、端部区間においても、他の残余区間と同様の傾向で、液体の容量に対する液面レベルの変化を測定することができる。
本発明の液面レベル測定装置の第一実施例の構成を簡略的に示した斜視図。 図1の液面レベル測定装置の正面図。 図2のA−A断面図。 図2のB−B断面図。 従来の液面レベル測定装置の構成を、図4のZ−Z断面に相当する位置にて示した断面図。 図5の液面レベル測定装置におけるアームの回動に伴う磁界方向の回転変化を説明する説明図。 ホールICの出力特性を示す図。 図5の液面レベル測定装置において磁界方向が一回転する際の磁電変換素子の検出値の変化と、その値の変化のうち液面レベル測定に使用される使用区間とを示した図。 図5の液面レベル測定装置の出力特性(左下)と、測定対象の液体を貯留するタンクの形状特性(右下)と、タンク内の容量と液面レベルの関係(右上)と、液面レベル測定装置の出力値とタンク内の容量との関係(左上)とを示したグラフ。 図4のZ−Z断面図。 図1の液面レベル測定装置において磁界方向が一回転する際の磁電変換素子の検出値の変化と、その値の変化のうち液面レベル測定に使用される使用区間とを示した図。 図1の液面レベル測定装置の出力特性(左下)と、測定対象の液体を貯留するタンクの形状特性(右下)と、タンク内の容量と液面レベルの関係(右上)と、液面レベル測定装置の出力値とタンク内の容量との関係(左上)とを示したグラフ。 図1の液面レベル測定装置の第二実施例の構成を、図4のZ−Z断面に相当する位置にて示した断面図。 図13の液面レベル測定装置において磁界方向が一回転する際の磁電変換素子の検出値の変化と、その値の変化のうち液面レベル測定に使用される使用区間とを示した図。 図13の液面レベル測定装置の出力特性(左下)と、測定対象の液体を貯留するタンクの形状特性(右下)と、タンク内の容量と液面レベルの関係(右上)と、液面レベル測定装置の出力値とタンク内の容量との関係(左上)とを示したグラフ。 図1及び図13の液面レベル測定装置に関する第一変形例を、図4のZ−Z断面に相当する位置にて示した断面図。 図1及び図13の液面レベル測定装置に関する第二変形例を、図4のZ−Z断面に相当する位置にて示した断面図。 図1及び図13の液面レベル測定装置に関する第三変形例を、図4のZ−Z断面に相当する位置にて示した断面図。 図1及び図13の液面レベル測定装置に関する第四変形例を、図4のZ−Z断面に相当する位置にて示した断面図。 図19の垂直断面を示した断面図。 図1及び図13の液面レベル測定装置に関する第五変形例を、図4のZ−Z断面に相当する位置にて示した断面図。 図21の垂直断面を示した断面図。 図1及び図13の液面レベル測定装置に関する第六変形例を、図4のZ−Z断面に相当する位置にて示した断面図。 図23の垂直断面を示した断面図。 図23の液面レベル測定装置のマグネットの第一側の側面を示した側面図。 図23の液面レベル測定装置のマグネットの第一側とは逆の第二側の側面を示した側面図。 図23の液面レベル測定装置に関する変形例を、図24と同じ断面にて示した断面図。
以下、本発明の第一実施例を図面に基づいて説明する。
第一実施例の液面レベル測定装置1は、車両に搭載され、当該車両の燃料(液体)を貯留する燃料タンク(図示無し)内に取り付けられる車両用の液面レベル測定装置である。
液面レベル測定装置1は、図1及び図2に示すように、フロート2と、フロート2が先端に取り付けられたアーム(フロートアーム)3と、アーム3に対し一体回転可能に固定されるホルダ(マグネットホルダ)4と、ホルダ4に収容されるマグネット9と、ホルダ4を回動可能に支持するボデー5と、ボデー5に設けられ、アーム3の回転角度を検出するホール(磁電変換素子)IC8等を備える。
フロート2は、燃料よりも比重の小さい材料により形成され、燃料の液面に浮揚する。フロート2には、例えば発泡させたエボナイト等が用いられる。
アーム3は、図3に示すように、第一側端部3a側にフロート2が保持され、その逆の第二側端部3b側でホルダ4に固定される。アーム3には、例えばステンレス鋼等の金属材料からなる丸棒状の心材を屈曲させたものが用いられる。
ホルダ4は、図3及び図4に示すように、アーム3の回転中心部に一体回転可能に固定され、内側にマグネット9を収容保持する。また、ホルダ4は、予め定められた回転軸線4X周りを回動可能となるよう、ボデー5に対し支持される。ホルダ4は、例えばポリアセタール(POM)樹脂等により形成される。ホルダ4は、マグネット9を収容する環状の収容空間(磁界形成部材収容空間)4Sを有し、本実施例ではその収容空間4Sの外周側に磁気シールド板90を配置している。
マグネット9は、図4及び図5に示すように、ホルダの内部に収容保持される磁界形成部材である。この収容保持状態において、マグネット9は、回転軸線4Xを挟んでN極とS極とが対向して位置し、回転軸線4Xを挟んだ対向間においてその対向方向に磁界方向9Mを有する。他方、アームの回動中において、マグネット9は、回転軸線4X周りを、アーム3やホルダ4と共に、ボデー5に対し相対回転するため、その際に磁界方向9Mも、回転軸線4X周りを回転する。このとき、磁界方向9Mは、常に回転軸線4Xを挟んだ対向間において該回転軸線4Xと直交した状態となる。なお、本実施例のマグネット9には永久磁石を用いている。また、本実施例のマグネット9は、ホルダ4の周方向に沿って湾曲する板状をなすものであり、ホルダ4の回転軸線を挟む形で一対が対向配置される。
ボデー5は、図示しないプレートに取り付けられ、そのプレートを介して上述のタンクに固定される。ボデー5は、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂等によって形成される。ボデー5は、図4に示すように、底壁部51と、支持軸部58と、外周壁部52と、回転規制部53と、を有する。底壁部51は、底面上にホルダ4を載置する。支持軸部58は、上記回転軸線4X(ホルダ4やボデー5の厚さ方向ともいえる)に沿って底壁部51から筒状をなす形で突出し、かつ突出先端側が非開放となるよう閉じられた形で形成されており、内部にホールIC8を収容する。支持軸部58にはホルダ4の軸受部48が外嵌され、これにより、ボデー5は、ホルダ4を回転自在に支持する。外周壁部52は、回転するホルダ4の外周側から該ホルダ4側に向かうよう、底壁部51から突出する環状壁部である。
回転規制部53は、図2に示すように、アーム3の回動範囲を回転軸線4X周りの所定区間のみに規制するよう形成される。本実施例の回転規制部53は、図3に示すように、ボデー5においてホルダ4とは逆側に凹む凹状をなす。他方、本実施例のアーム3の第二側端部3bは、ボデー5側に向けて屈曲し、その先端3b0が凹状の回転規制部53内に進入している。回転規制部53は、回転軸線4X周りの所定区間にかけて形成されており、アーム3の第二側端部先端3b0は、当該区間内を移動可能である一方、当該区間の両端の端面53a,53a(図2参照)に当接する形で回動が規制される。本実施例の回動範囲は、ホルダ4内に収容保持されたマグネット9,9の磁界方向9M(図中ではN極とS極の対向方向を示している)を、回転軸線4X周りに半回転させる範囲よりも短い所定角度範囲とされている。
なお、本実施例の液面レベル測定装置1は、アーム3の回動範囲を変更することが可能である。本実施例におけるアーム3の回動範囲は、図2に示すように、端面53a,53aの間となる第一の回動範囲と、端面53b,53bの間となる第二の回動範囲と、端面53c,53cの間となる第三の回動範囲と、のいずれかを選択的に利用できる。アーム3の第二側端部3bは、ボデー5側に屈曲しており、ホルダ4の第一の貫通孔43aと、最内側の第二の貫通孔43bと、最外側の第三の貫通孔43cとのいずれに貫通配置させるかを選択することができる。そして、アーム3の第二側端部先端3b0は、選択された貫通孔43a,43b,43cから凹状の回転規制部53内に進入し、その貫通孔43a,43b,43cの先に位置する端面間53a−53a,53b−53b,53c−53cに挟まれる形で、アーム3の回動範囲が第一から第三の回動範囲のいずれかに決定される。
ホールIC8は、液面の高さを検出するための検出素子であり、支持軸部58に対するホルダ4の回転角度を検出する。ホールIC8は、一対のマグネット9,9の間の中心位置で挟まれるように、支持軸部58内に固定配置されている。ホールIC8は、図2に示す三つのリード線6等を介して、上述のタンクの外部の機器に接続されている。ホールIC8は、電圧を印加された状態で外部から磁界の作用を受けることにより、当該ホールIC8を通過する磁束の密度に比例した電圧を出力結果として、外部の機器へ向けて出力する。
以上の構成によれば、燃料の液面レベルに追従して上下移動するフロート2の往復動作は、ホルダ4に支持されたアーム3によって回転運動に変換され、アーム3およびホルダ4を有した一体の回転体へと伝達される。これにより、ホルダ4は、上述のタンクに貯留される燃料の液面レベルに追従する形でボデー5に対して相対回転する。そして、このホルダ4の相対回転により、ホールIC8に作用する磁界の磁束密度が変化することで、ホールIC8から出力される出力信号(電圧)は変化する。こうして液面レベル測定装置1は、ホルダ4の回転角度、ひいては燃料の液面レベル(液面高さ)を測定している。
ここで、ホールIC8による液面レベル(液面高さ)の測定方法について、図5〜図9に示す従来の液面レベル測定装置100を用いて具体的に説明する。
従来の液面レベル測定装置100は、既に述べたように、図5に示すような形でホルダ4内にマグネット9,9を収容する。マグネット9,9は、ホルダ4内に回転軸線4Xを挟む形で一対が対向配置され、各々が位置決め部43による位置決め状態で固定されている。他方、ボデー5の支持軸部58は、対をなすマグネット9,9の対向間を等分した中間位置に配置され、図6に示すように、その内部にホールIC8を備える。ホールIC8の磁気センサ(ホール素子)80は、図7の(A)と(B)に示すように、検出した磁束量に比例する出力値(即ち出力電圧)を出力信号として出力する。また、ホールIC8の内部には、記憶装置や演算装置などが組み込まれており、図7(A)の特性を図7(B)の特性に変換できるよう設定されている。磁気発生部として機能する対をなすマグネット9,9が回転軸線4Xの周りを1回転すると、磁気センサ80上におけるマグネットの磁界方向9Mが当該磁気センサ80(さらにいえば回転軸線4X)を中心に回転するから、磁気センサ80は、磁束密度に応じた信号110として図8に示すような正弦波曲線110を出力する。
ただし、液面レベル測定装置100は、回転規制部53(図2参照)によってアーム3の回動範囲が規定されている。このため、液面レベル測定装置100では、アーム3の回動に応じて、図8に示すような正弦波曲線のうちアーム3の回動範囲に対応する一部区間111の曲線に従う信号がホールIC8から出力され、液面レベルの検出に使用される。即ち、この区間111が液面レベル測定に使用される使用区間(回動対応区間)111である。
使用区間(回動対応区間)111は、アーム3の回動範囲と、磁気センサ80の検出面80a(図6参照)の向きによって決まる。さらにいえば、使用区間111は、アーム3と一体回転するマグネット9,9により発生する磁界方向9M(S極とN極の対向方向)の回転角度範囲と、磁気センサ80の検出面80aの向きによって規定される。本実施例の磁気センサ80は、アーム3の回動中心位置に、検出面80aが水平方向に対し垂直上方を臨む向きで配置される。マグネット9,9により発生する磁界方向9Mは、図6に示すように、角度0°を中心とする角度範囲9N(具体的には30°以上120°以下の範囲)を回動範囲としている。つまり、使用区間111は、図8に示すように、出力電圧が0V(つまり検出される磁束量が0Wb)となる角度ゼロ(0°)の位置を中心とする角度範囲9N(θE〜θF)であり、正弦波曲線110のプラス側及びマイナス側のピーク値に到達する手前までの角度範囲とされている。この角度範囲111は、正弦波曲線において所定の傾き以下の直線に近似される直線近似区間であり、アームの回動に伴い磁気センサ80からは、アーム3の回転角度に略比例した磁束量を検出し、検出された磁束量に比例する出力値(即ち出力電圧)を得ることができる。
これに対し、タンク特性が図9の右下のように液面レベルに対し残燃料量が比例するものであったとする。このような特性のタンクにおいて、メーター表示を、図9の右上のように、残燃料量の変動に応じて直線的に変動するように行いたいのであれば、磁気センサ80の出力電圧(即ち磁束量)が液面レベルに比例し(図9左下参照)、かつ液面レベルに対し残燃料量が比例するタンク特性(図9右下参照)を考慮すれば、磁気センサ80の出力電圧をそのまま残燃料量としてメーター表示に利用すればよい(図9左上参照)。この場合、メーター表示(図9右上参照)は、目盛Fよりも残燃料量が多い側の端部区間111Fと、目盛Eよりも残燃料量が少ない側の端部区間111Eとでは、双方とも同等の傾きの直線となっている。したがって、それら双方の端部区間111E,111Fにおけるメーターの指針の挙動は同じになる。
ところが、タンク特性が、図12の右下や図15の右下のように、液面レベルの最高位置側と最低位置側とのいずれか一方の端部区間111F,111Eにおいて、他区間よりも傾きが大きく変化するタンクがある。こうしたタンクの場合、磁気センサ80の出力電圧(磁束量)を、そのまま残燃料量としてメーター表示に利用すると、その傾きが大きく変化する端部区間111F,111Eにおいて、残燃料量のわずかな変化によって液面変化が大きくなる(即ち、残燃料量のわずかな変化によって他区間よりも指針の変化がリニアではなくなる)という現象が生じてしまう。
このように他区間よりも傾きがリニアではなくなる端部区間111F,111Eは、タンク特性が図12の右下や図15の右下のような場合、液面レベルの最高位置側(H側)と最低位置側(L側)とのいずれか一方に生じる。その結果、液面レベルの最高位置側(H側)と最低位置側(L側)とにおいて、燃料残量の変化に対する液面レベルの変化、即ち燃料残量の変化に対する指針の振れ方が異なってしまう。このため、ユーザーは、目盛表記が無いような端部区間111F,111Eでの指針の挙動の違いに違和感を覚えるし、そうした挙動をとるメーター表示は、デザイン的にも劣るものとなる。
こうした課題を解決するために、本実施例では、磁電変換素子8が出力する正弦波信号における使用範囲111として、タンク特性における上記端部区間111F,111Eの傾斜変化を打ち消すような区間を選択できるよう、マグネット9の配置位置変更が可能となる形で構成している。
即ち、図12の右下のように、内部の液体収容空間の高さ方向に対する垂直断面の面積が、その高さ方向の中央区間を含む最低位置L側の区間において略一定で、かつその区間を除いた最高位置H側の端部区間111Fにおいて該最高位置Hに近づくに従い大きくなるタンク特性(形状)のタンク(容器)であれば、マグネット9は、使用区間111における磁電変換素子80の出力信号(即ち、検出される磁束量)の変化率(傾き)が、液面レベルが上記最低位置L側の区間にある時には略一定で、かつ最高位置H側の端部区間111Fにおいて該最高位置Hに近づくに従い小さくなるような、ホルダ4内の回転軸線4X周りの位置に収容することができる。
具体的にいえば、図12の右下のように、液面レベルの最高位置側(H側)において、残燃料量の増加に対し急激に液面レベルが急激に上昇するタンク特性の場合は、図11に示すように、正弦波曲線において角度θが小さくなる(即ち角度θがθFに近づく)ほど曲線の傾斜の絶対値が小さくなる区間を使用区間111となるよう、図10に示すような位置にマグネット9,9を位置決めして配置する。これにより、図12右下に示すように、液面レベルの最高位置側(H側)の端部区間111Fにおいて、残燃料量の増加に従い液面レベルが急激に上昇しても、図12左下に示すように、液面レベル測定装置1の出力値(即ち出力電圧)は、液面レベルの増加(即ち角度θがθFに近づく)に従い出力値の増加率が減じられていく特性を有するため、結果として双方が相殺され、磁電変換素子8は、図12左上に示すように、液面レベルの最高位置側(H側)においても、液面レベルに対し略比例する直線状の信号を出力することができる。したがって、液面レベルの最高位置側(H側)と最低位置側(L側)との双方において、燃料残量の変化に対する指針の振れ方が一致するから、ユーザーに違和感を与えることがない。
また、図15の右下のように、その内部の液体収容空間の高さ方向に対する垂直断面の面積が、その高さ方向の中央区間を含む最高位置H側の区間において略一定で、かつその区間を除いた最低位置L側の端部区間111Eにおいて該最低位置Lに近づくに従い小さくなるタンク特性(形状)のタンク(容器)であれば、マグネット9,9は、使用区間111における磁電変換素子80の出力信号が、液面レベルが最高位置H側の区間にある時には略一定で、かつ最低位置L側の端部区間111Eにおいて該最低位置Lに近づくに従い大きくなるような、ホルダ4内の回転軸線4X周りの位置に収容することができる。
具体的にいえば、図15の右下のように、液面レベルの最低位置側(L側)において、残燃料量の減少に対し急激に液面レベルが急激に下降するタンク特性の場合は、図14に示すように、正弦波曲線において角度θが大きくなる(即ち角度θがθEに近づく)ほど曲線の傾斜の絶対値が小さくなる区間を使用区間111となるよう、図13に示すような位置にマグネット9,9を位置決めして配置する。これにより、図15右下に示すように、液面レベルの最低位置側(L側)の端部区間111Eにおいて、残燃料量の減少に従い液面レベルが急激に下降しても、図15の左下に示すように、液面レベル測定装置1の出力値は、液面レベルの減少(即ち角度θがθEに近づく)に従い出力値(即ち出力電圧)の増加率が減じられていく特性を有するため、結果として双方が相殺され、磁電変換素子8は、図15左上に示すように、液面レベルの最低位置側(L側)においても、液面レベルに対し比例する直線状の信号を出力することができる。したがって、液面レベルの最高位置側(H側)と最低位置側(L側)との双方において、燃料残量の変化に対する指針の振れ方が一致するから、ユーザーに違和感を与えることがない。
なお、磁電変換素子8は、必ずしも直線状の信号とならずともよく、タンク特性における急激な傾き変化をわずかでも相殺するものであれば、一定の効果を得ることができる。
ここで、磁電変換素子8が出力する正弦波信号において、液面レベル測定装置1による液面レベル検出に使用される使用範囲111を変更可能とするための構成について説明する。
本実施例のホルダ4は、図10及び図13に示すように、底壁部41と、軸受部(内周壁部)48と、外周壁部42と、を有しており、それら壁部41,42,48により、回転軸線4Xと同軸をなす環状のマグネット収容空間4Sを形成している。さらにホルダ4は、マグネット9を回転軸線4X周りの複数の所定位置に位置決め状態で収容するための位置決め部4Aを有する。本実施例においては、それら壁部41,42,48に位置決め部4Aが形成されている。
底壁部41は、マグネット9を載置する載置面を有する。軸受部(内周壁部)48は、マグネット9の内周側の位置を規定する外周面を有する。外周壁部42は、マグネット9の外周側の位置を規定する内周面を有する。位置決め部4Aは、ホルダ4に収容されるマグネット9を位置決めする。
本実施例におけるホルダ4には、軸受部48の外周面に位置決め部4Aが形成される。本実施例の位置決め部4Aは、外周面上において回転軸線4X周りに等間隔おきに複数形成された位置決め係合部である。具体的にいえば、本実施例の位置決め係合部4Aは、軸受部48の外周面から、その外側のマグネット9の収容空間4S側へと突出する係合突起部であり、回転軸線4X周りに等間隔おきに同形状のものが複数形成されている。
他方、本実施例におけるマグネット9には、ホルダ4に収容された際に軸受部48の外周面と対面するマグネット9の内径面に位置決め部9Aが形成される。本実施例の位置決め部9Aは、その内径面上に形成された、ホルダ4の位置決め係合部4Aと係合する位置決め係合部である。具体的にいえば、本実施例の位置決め係合部9Aは、マグネット9の内径面上で外側に凹んだ係合凹部であり、対をなすマグネット9,9のそれぞれに1または複数形成される。本実施例の位置決め部9Aは、マグネット9の内径面上に複数形成されている。
この構成によれば、ホルダ4にマグネット9を収容するときには、マグネット9の位置決め係合部9Aと、ホルダ4の軸受部48の位置決め係合部4Aとが係合するよう位置を合わせした上で、ホルダ4の外周壁部42を外向きに押し広げる弾性変形を伴う形でマグネット9をホルダ4の収容空間4S内に収容していく。収容された後は、位置を合わせたマグネット9の位置決め係合部9Aとホルダ4の位置決め係合部4Aとが係合状態(噛合状態)となり、マグネット9の回転軸線4X周りの移動が規制された位置決め状態となる。本実施例の場合は、マグネット9がホルダ4に収容された際に、ホルダ4の係合突起部4Aが、位置を合わせたマグネット9の係合凹部9A内に収容される。
さらに、マグネット9は、自身の係合凹部9Aを、ホルダ4の他の係合突起部4Aに係合させることにより、回転軸線4X周りにおけるホルダ4内の別位置でも位置決め状態で収容保持できる。つまり、本実施例によれば、ホルダ4は、マグネット9を回転軸線4X周りにおける予め定められた複数の位置に選択的に収容可能となっている。既に述べたように、磁電変換素子8が出力する正弦波信号110において、液面レベル検出に使用される使用範囲111は、アーム3と一体回転するマグネット9,9により発生する磁界方向9Mの回転角度範囲9Nと、磁気センサ80の検出面80aの向きとによって規定されるのであるから、ボデー5の支持軸部58に固定的に取り付けられた磁気センサ80に対し、ホルダ4内のマグネット9,9の配置を、例えば図10や図13のように選択的に変更して磁界方向9Mを回転していけば、正弦波信号110における使用範囲111をずらしていくことが可能となる。
したがって、タンク特性が図12の右下のような場合であれば、図11及び図12の左下に示すような使用範囲111となるように、マグネット9を図10のように配置する。
また、タンク特性が図15の右下のような場合であれば、図14及び図15の左下に示すような使用範囲111となるように、マグネット9を図13のように配置する。
このように本実施例によれば、ホルダ4内におけるマグネット9の配置位置を、マグネット9の磁界方向9Mが回転軸線4X周りに回転させる方向へと変更可能である。つまり、磁電変換素子8が出力する正弦波信号110において、液面レベル検出に使用される使用範囲111を変更することが可能である。これにより、タンク特性に応じて磁電変換素子8が出力する正弦波信号110の使用範囲111を選択することが可能となり、タンク特性が液面レベルの最高位置側(H側)と最低位置側(L側)とで不一致となる傾向を有していても、その傾向を打ち消すようにマグネット9,9を配置することが可能となるから、磁電変換素子8からは、液面レベルの最高位置側(H側)と最低位置側(L側)との双方で略直線状の出力を得ることが可能となっている。
以上、本発明の第一実施例を説明したが、これはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、追加及び省略等の種々の変更が可能である。
以下、本発明の他の実施例について説明する。なお、上記第一実施例と下記実施例ないし変形例は、技術的な矛盾を生じない範囲において適宜組み合わせて実施できる。
マグネット9を収容保持するホルダ4は、以下で示すように、上記第一実施例とは異なる構造を有したものでもよい。
例えば図16に示すように、ホルダ4の位置決め部(例えば係合突起部)4Aは、ホルダ4の外周壁部42の内周面上に周方向に沿って等間隔おきに複数設けてもよい。この場合、マグネット9の位置決め部(例えば係合凹部)9Aは、ホルダ4にマグネット9が収容された際に外周壁部42の内周面と対面するマグネット9の外径面に設けられる。
また、図19に示すように、ホルダ4の位置決め部(例えば係合凹部)4Aは、ホルダ4の底壁部41の環状の載置面上に周方向に沿って等間隔おきに複数設けてもよい。この場合、マグネット9の位置決め部(例えば係合凸部)9Aは、ホルダ4にマグネット9が収容された際に底壁部41の載置面と対面するマグネット9の底面に設けられる。
また、図20に示すように、ホルダ4には、収容されたマグネット9を、その収容方向とは逆向きの抜けを阻止する抜け止め部42を設けることができる。例えば、ホルダ4の位置決め部4Aとマグネット9の位置決め部9Aの係合組み付け方向に押し付ける押付部42Aを、抜け止め部42として設けることができる。図20の場合は、ホルダ4の外周壁部42の先端部(マグネット9を収容する収容口側)が抜け止め部42Aである。抜け止め部42Aは、マグネット9の上面に重なるように位置しており、そのマグネット9を下方及び内向きへと押し付け加圧する押付部(ここではばね部)42Aとされている。なお、この押付部42Aは、最初に述べた第一実施例(図4参照)においても設けられている。
また、図21及び図22に示すように、ホルダ4の位置決め部(係合凹部)4Aに対し、マグネット9の位置決め部(係合突起部)9Aを圧入させる構成でもよい。
なお、既に述べた実施例のように、磁気シールド板90は省略した構成が可能である。一方で、磁気シールド板90を用いる場合には、磁気シールド板90に、ホルダ4の位置決め部4Aを設けることができる。例えば図23〜図27の場合、ホルダ4の外周壁部42の内側に固定される環状磁気シールド板90の内周面において、その周方向の一部に位置決め部(係合突起部)4Aを設ける。この磁気シールド板90は、ホルダ4の外周壁部42の内側に、その周方向の任意の位置に位置決め部4Aを位置させる形で配置して、位置決め部による反力や引っ掛け、あるいは圧入等で固定することができる。他方、筒状のマグネット9は、その外周面の周方向の一部に位置決め部(係合凹部)9Aが設けられており、その位置決め部9Aを、ホルダ4に固定された磁気シールド板90の位置決め部4Aと位置を合わせて係合させることで、組み付けることができる。磁気シールド板90の位置決め部4Aの位置は、ホルダ4に固定する際に任意に決定できる。このため、マグネット9は、磁界方向9Mの向きを選択する形でホルダ4に収容できる。
ここでの環状のマグネット9は、その外周面における周方向の一部には、図26に示すように、その軸線方向に延出する溝部(ここではV溝)をなす位置決め部9Aが設けられる一方で、その外周面における周方向の残余区間には、図25に示すように、その軸線方向の中間部において周方向に延出する抜け止め部(内向きに凹む抜け止め溝部:ここではV溝)9Bが設けられている。他方、環状の磁気シールド板90は、その内周面における周方向の一部に、その軸線方向に延出する突条部をなす位置決め部4Aが設けられる一方で、その内周面における周方向の残余区間には、その軸線方向の中間部において周方向に延出する抜け止め部(内向きに屈曲する屈曲部)42Bが設けられている。ホルダ4にマグネット9を組み付ける際には、ホルダ4に固定された磁気シールド板90の位置決め部4Aに対し、マグネット9の位置決め部9Aの位置を合わせ、突条部をなす位置決め部4Aを溝部をなす位置決め部9A内に進入させる形で組み付けていく。その組付けの途中では、磁気シールド板90の抜け止め部4Bに当接する形で、マグネット9の組み付けが妨げられるが、マグネット9は、屈曲部をなす抜け止め部42Bを弾性変形させる形で乗り越え、その抜け止め部42Bを、溝部をなす自身の抜け止め部9B内に収容することにより、組み付け方向とは逆向きの抜けを防止した組み付け状態(抜け止め状態)とすることができる。
なお、この実施例においても、磁気シールド板90を省略してもよい。この場合、磁気シールド板90に設けられていた位置決め部4Aや抜け止め部4Bは、ホルダ4の外周壁部42に設けられる。
また、図17、図18、図21に示すように、筒状のマグネット9を用いてもよい。筒状のマグネット9であっても、回転軸線4X周りに回転させることで、ホルダ4内において磁界方向9Mが互いに異なる複数の所定位置に選択的に配置できる。
なお、既に述べた実施例において凹凸による係合関係は、凹側と凸側とを入れ替えた形で実施することも可能である。
また、既に述べた実施例においては、ホルダ4(あるいは磁気シールド板90)及びマグネット9の凹凸により、ホルダ4内に収容されるマグネット9の周方向の位置決めがなされているが、凹凸形状を省略し、ホルダ4内にマグネット9を圧入固定する方法でもよい。これであれば、マグネット9をホルダ4の回転軸線周りの任意の位置に収容保持させることができる。
1 液面レベル測定装置
2 フロート
3 アーム
4 ホルダ
4A 位置決め部
42A 抜け止め部
5 ボデー
8 ホールIC(磁電変換素子)
9 マグネット(磁界形成部材)
9A 位置決め部

Claims (8)

  1. 容器に貯留された液面上に浮き、液面レベルに応じ上下動するフロートと、
    前記フロートの上下動に応じて回動するアームと、
    前記アームを所定の回転軸線周りにおいて回動可能に固定するボデーと、
    前記アームの回転中心部に固定され、該アームと一体回転するホルダと、
    前記ホルダの内部に収容保持され、前記回転軸線を挟んだ対向間においてその対向方向に磁界方向を有する磁界形成部材と、
    前記ボデーに固定され、前記磁界形成部材の回転に伴う磁界変化を電気信号に変換し出力する磁電変換素子と、
    を備え、前記磁電変換素子の出力信号に基づいて前記液面レベルを測定する液面レベル測定装置であって、
    前記ホルダは、その内部において前記磁界方向を前記回転軸線周りに回転させる方向に変更できるよう、前記磁界形成部材を前記回転軸線周りの任意の位置に、あるいは前記回転軸線周りの複数の所定位置に位置決め状態で収容可能であることを特徴とする液面レベル測定装置。
  2. 前記アームは、前記フロートの上下動に応じて、半回転以下に定められた所定の回動範囲内を回動し、
    前記磁界形成部材は、前記アームの回動中、前記回転軸線を挟んだ対向間に該回転軸線と直交する磁界方向を有するよう、前記ホルダの内部に収容保持され、
    前記磁電変換素子は、前記液面レベルに応じた前記フロートの上下動に伴う前記磁界形成部材の回転により、前記出力信号を正弦曲線として出力するものであって、前記回動範囲が規定された前記アームの回動に応じて、前記正弦曲線のうちの前記回動範囲に対応する一部の回動対応区間の曲線に従う信号を出力する請求項1に記載の液面レベル測定装置。
  3. 前記ホルダは、前記回転軸線に同軸をなす環状の磁界形成部材収容空間を有しており、当該磁界形成部材収容空間内に前記磁界形成部材を圧入する形で収容するものである請求項1又は請求項2に記載の液面レベル測定装置。
  4. 前記ホルダは、前記回転軸線と同軸をなす環状の磁界形成部材収容空間を有しており、該磁界形成部材収容空間を形成する壁部には、前記磁界形成部材を前記回転軸線周りの複数の所定位置に位置決め状態で収容するための位置決め部が形成されている請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の液面レベル測定装置。
  5. 前記壁部は、環状の前記磁界形成部材収容空間の底壁部である請求項4に記載の液面レベル測定装置。
  6. 前記壁部は、環状の前記磁界形成部材収容空間の外周壁部である請求項4に記載の液面レベル測定装置。
  7. 前記壁部は、環状の前記磁界形成部材収容空間の内周壁部である請求項4に記載の液面レベル測定装置。
  8. 前記ホルダは、前記回転軸線と同軸をなす環状の磁界形成部材収容空間と、前記磁界形成部材収容空間に収容した前記磁界形成部材をその収容方向とは逆向きに抜け止めする抜け止め部と、を有する請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の液面レベル測定装置。
JP2015108340A 2015-05-28 2015-05-28 液面レベル測定装置 Active JP6365886B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015108340A JP6365886B2 (ja) 2015-05-28 2015-05-28 液面レベル測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015108340A JP6365886B2 (ja) 2015-05-28 2015-05-28 液面レベル測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016223830A JP2016223830A (ja) 2016-12-28
JP6365886B2 true JP6365886B2 (ja) 2018-08-01

Family

ID=57747805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015108340A Active JP6365886B2 (ja) 2015-05-28 2015-05-28 液面レベル測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6365886B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108981858A (zh) * 2017-06-05 2018-12-11 矢崎总业株式会社 液位检测装置
EP4092395A1 (en) * 2021-05-19 2022-11-23 BSH Hausgeräte GmbH Liquid level determination unit

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6842454B2 (ja) 2018-12-25 2021-03-17 矢崎総業株式会社 液位検出装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10115505A (ja) * 1996-10-14 1998-05-06 Kansei Corp 非接触式回転角センサ
JP2001124615A (ja) * 1999-10-27 2001-05-11 Yazaki Corp 液面レベルセンサ
JP2001356040A (ja) * 2000-06-15 2001-12-26 Unisia Jecs Corp 燃料ゲージ
US7093485B2 (en) * 2003-11-17 2006-08-22 Nartron Corporation Fuel level sensor
JP5983494B2 (ja) * 2013-03-28 2016-08-31 株式会社デンソー 液面検出装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108981858A (zh) * 2017-06-05 2018-12-11 矢崎总业株式会社 液位检测装置
EP4092395A1 (en) * 2021-05-19 2022-11-23 BSH Hausgeräte GmbH Liquid level determination unit

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016223830A (ja) 2016-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4165422B2 (ja) 液面検出装置
JP5983494B2 (ja) 液面検出装置
US6734667B2 (en) Angular position sensor
JP6365886B2 (ja) 液面レベル測定装置
CN112431960B (zh) 电动阀
JP5966607B2 (ja) 液面検出装置
KR101968791B1 (ko) 회전각센서
JP5176997B2 (ja) 液面検出装置
US20100186246A1 (en) Inclination sensor
US20080047154A1 (en) Inclination sensor
JP2006226843A (ja) 液面検出装置
WO2015079900A1 (ja) 液面検出装置
WO2014112012A1 (ja) 液面検出モジュール
US10775144B2 (en) Length measuring device
JP4466461B2 (ja) 液面検出装置
JP2017090205A (ja) 液面検出装置
JP2006242777A (ja) 液面検出装置とその出力調整方法
JP5621517B2 (ja) 液面検出装置
JP2005345462A (ja) 非接触式液面レベルセンサ
JP2014085143A (ja) フロート式液面計
JP2006284459A (ja) 液面検出装置
JP6287772B2 (ja) 液面検出装置
JP5190946B2 (ja) 浮力型磁気方位検知素子
JP2015004574A (ja) 液面検出装置
JP6365155B2 (ja) 液面検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170808

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180620

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6365886

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250