JP2011242367A - 電流センサおよびその取付け構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 電流センサ1を構成する取付け部材10は、ハウジング11と、ハウジング11に形成されておりバスバー40をその長手方向に沿った一側端41から挿入して収容するスリット12と、ハウジング11に設けられておりバスバー40がスリット12に収容されるとバスバー40の他側端42に弾性力によって係止されるスナップフィット20とを備えており、MRE16,17およびバイアス磁石18,19は、スリット12に収容されたバスバー40の表面43または裏面44と直交する位置に設けられている。
【選択図】 図1
Description
したがって、磁束を集束するコア部材が不要であり、かつ、取付け作業が簡単な電流センサを実現することができる。
したがって、ボルト・ナットなどの締結部品が不要であるし、作業スペースが狭くても取付け作業を行うことができる。
この発明の実施形態について図を参照して説明する。図1は、この実施形態に係る電流センサおよびその取付け構造を示す説明図である。図2は、電流センサの取付け状態を示す説明図である。図3は、電流センサの縦断面図であり、(a)はバスバーに取付ける前の縦断面図、(b)はバスバーに取付けた状態の縦断面図である。図4は、バスバーに取付けられた電流センサの左側面図である。図5は、バスバーの短手方向の断面図である。図6は、スナップフィットの説明図であり、(a)はスナップフィットの構造図、(b)は係止部の拡大図である。
図1に示すように、バスバー40は扁平な板状に形成されている。バスバー40は銅などの導電性材料により形成されている。バスバー40の長手方向の一端には、締結リング46が一体形成されており、他端には、カシメ部49が一体形成されている。カシメ部49には、車載バッテリ50の電源を車両の所定箇所へ供給するための電源供給ケーブル70がかしめられている。締結リング46は、正面視略円筒形状であり、周面の一部が開放された横断面がC状に形成されており、締結リング46の各開放端には、取付片47,48が相対向して一体形成されている。
電流センサ1は、バスバー40に取付けるための取付け部材10と、ECU(Electronic Control Unit)に接続されたプラグを接続するためのコネクタ80とを備える。取付け部材10は、合成樹脂などの絶縁性材料により形成されたハウジング11を備える。ハウジング11には、バスバー40をその長手方向に沿った一側端41から挿入して収容するためのスリット12が形成されている。スリット12はハウジング11の長手方向の一端面から他端面に向けて溝状に形成されている。コネクタ80は、ハウジング11の表面11aから突出して取付けられている。コネクタ80は、筒状に形成された外殻81を備える。
図1に示すように、スリット12の開口部がバスバー40の一側端41に対向するように電流センサ1を配置する。そして、そのまま電流センサ1をバスバー40の方へ水平移動させ、バスバー40をその一側端41からスリット12に挿入する。このとき、ハウジング11がバスバー40の長手方向に配列された凸状部45間を通過するように挿入する。この挿入途中でバスバー40の一側端41は、スリット12内の係止部21,22の当接面21a,22aに当接する。
(1)上述したように、第1実施形態の電流センサおよびその取付け構造を用いれば、磁束を集束するコア部材が不要であり、かつ、取付け作業が簡単な電流センサを実現することができる。
(2)しかも、ボルト・ナットなどの締結部品が不要であるし、作業スペースが狭くても取付け作業を行うことができる。
(3)さらに、バスバー40の両端が固定された状態で電流センサ1をバスバー40に取付けることができるため、取付け作業効率を高めることができる。
(5)さらに、スリット12に収容されたバスバー40の表面および裏面をスナップフィット20のバネ部23,24によって曲げ弾性力で挾持することができるため、バスバー40に取付けられた電流センサ1がずれ難くすることができる。
(7)さらに、スナップフィット20の係止部21,22の当接面21a,22aが、バスバー40の挿入方向に傾斜した傾斜面に形成されているため、バスバー40をスリット12に挿入するときの抵抗を小さくすることができるので、取付け作業がより一層簡単になる。
(10)さらに、MREを用いるため、電流の検出感度を高めることができるので、電流の検出精度をより一層高めることができる。
次に、この発明の第2実施形態について図を参照して説明する。図7は、この実施形態に係る電流センサの縦断面図である。
したがって、バスバー40に対する取付力を高めることができるので、電流センサ1がバスバー40から外れ難くすることができる。
また、各係止部材90はコイルバネ92によって付勢されているため、各係止部材90が合成樹脂などの弾性を有する材料によって形成されていなくても各係止部材90をバスバー40の他側端に係止することができる。なお、コイルバネ92に代えて板バネまたは皿バネを用いることもできる。
次に、この発明の第3実施形態について図を参照して説明する。図8は、この実施形態に係る電流センサの縦断面図である。
したがって、スリット12に収容されたバスバー40の他側端42を係止することができ、かつ、バスバー40を広い範囲に亘って押圧することができるため、バスバー40に対する取付力をより一層高めることができるので、電流センサ1がバスバー40からより一層外れ難くすることができる。なお、コイルバネ112に代えて板バネまたは皿バネを用いることもできる。
次に、この発明の第4実施形態について図を参照して説明する。図9は、この実施形態に係る電流センサおよびその取付け構造を示す説明図である。図10(a)は、電流センサの取付け構造を示す左側面図、(b)はズレ止め部材の平面図、(c)は(b)のA−A矢視断面図である。
(1)複数のスナップフィット20を設ける構成に代えて、幅の広いスナップフィット20を1つのみ設ける構成でも良い。つまり、スナップフィット20の係止部21,22、バネ部23,24および底部25の幅(バスバー40の長手方向に沿った幅)を広くしたスナップフィットを用いる。たとえば、ハウジング11の表面11aおよび裏面11b間の長さと略同じ長さの幅を有するスナップフィットを用いる。このように幅広のスナップフィットを用いることにより、バスバー40に対する係止力を大きくすることができるため、電流センサ1の取付け強度を高めることができる。また、取付けに必要な部品の点数を削減することもできる。
(3)磁電変換素子としてMREに代えてホール素子を用いることもできる。
16,17・・MRE(磁電変換素子)、18,19・・バイアス磁石、
20・・スナップフィット(係止部材)、21,22・・係止部、
23,24・・バネ部(挾持部)、40・・バスバー(導電性部材)、
41・・一側端、41a,42a・・上方角部、41b,42b・・下方角部、
42・・他側端、43・・表面、44・・裏面、45・・凸状部(ズレ止め手段)、
50・・車載バッテリ、51・・バッテリポスト(端子)、
70・・電源供給ケーブル。
Claims (14)
- 長手方向の一端が車載バッテリの端子に取付けられた導電性部材に流れる被検出電流を磁電変換素子を用いて検出する電流センサにおいて、
前記導電性部材に取付けるための取付け部材と、前記取付け部材の内部に設けられた磁電変換素子と、前記取付け部材の内部に設けられ、前記磁電変換素子にバイアス磁界を与えるバイアス磁石と、を備えており、
前記取付け部材は、
ハウジングと、
前記ハウジングに形成されており、前記導電性部材をその長手方向に沿った一側端から挿入して収容するスリットと、
前記ハウジングに設けられており、前記導電性部材が前記スリットに収容されると前記導電性部材の他側端に弾性力によって係止される係止部材と、を備えており、
前記磁電変換素子およびバイアス磁石は、前記スリットに収容された前記導電性部材の表面または裏面と直交する位置に設けられていることを特徴とする電流センサ。 - 前記係止部材は、前記導電性部材が前記スリットに収容されると前記導電性部材の他側端の両角部にそれぞれ係止される複数の係止部材であることを特徴とする請求項1に記載の電流センサ。
- 前記係止部材は、スナップフィットであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電流センサ。
- 前記スナップフィットは、前記スリットに収容された前記導電性部材の表面および裏面を弾性力で挾持する挾持部を有することを特徴とする請求項3に記載の電流センサ。
- 前記スリットの開口端からスリットの奥に向かう方向を長手方向とした場合に、前記スナップフィットは短手方向に複数設けられていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の電流センサ。
- 前記係止部材は、その係止する方向へ付勢する付勢部材によって弾性が与えられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電流センサ。
- 前記係止部材には、前記スリットに収容された前記導電性部材の他側端の角部を付勢方向へ押圧する押圧部が一体形成されていることを特徴とする請求項6に記載の電流センサ。
- 前記押圧部は前記他側端の係止部分から前記スリットの奥まで一体形成されていることを特徴とする請求項7に記載の電流センサ。
- 前記係止部材のうち、前記導電性部材を挿入するときに導電性部材の一側端と当接する面が挿入方向に傾斜した傾斜面に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1つに記載の電流センサ。
- 前記磁電変換素子およびバイアス磁石は、前記スリットに収容された前記導電性部材を挾んで点対称の位置にそれぞれ設けられており、
各磁電変換素子は、位相が相互に90°異なる検出信号をそれぞれ出力するように構成されており、
各磁電変換素子が出力する各検出信号の差分に基づいて電流を測定するように構成されたことを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1つに記載の電流センサ。 - 前記磁電変換素子が磁気抵抗素子であることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1つに記載の電流センサ。
- 当該電流センサは、長手方向の一端が前記車載バッテリの端子に取付けられており、他端に電源供給ケーブルが取付けられた状態の導電性部材に取付けるものであることを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか1つに記載の電流センサ。
- 請求項1ないし請求項12のいずれか1つに記載の電流センサの取付け構造であって、
前記導電性部材に取付けられた電流センサが挿入方向と交差する方向へずれることを阻止するためのズレ止め手段が設けられていることを特徴とする電流センサの取付け構造。 - 前記ズレ止め手段は、前記導電性部材に形成された凸状部であることを特徴とする請求項13に記載の電流センサの取付け構造。
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