JP2011240947A - 閉鎖膜付金属チューブ容器 - Google Patents

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幹雄 木本
Yoichi Kamida
洋一 紙田
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Abstract

【課題】口部の割れを防止すると共に、内容物の残量が少ない閉鎖膜付金属チューブ容器
【解決手段】
口部、肩部及び胴部が、インパクト成形により一体成形される閉鎖膜付金属チューブ容器において、閉鎖膜が、肩部内面から延長され台形の上底に位置する部位に形成されると共に、口部端面から閉鎖膜の下面までの寸法が、7mm以下であることを特徴とする閉鎖膜付金属チューブ容器。
【選択図】図1

Description

本発明は、閉鎖膜付金属チューブ容器に関し、さらに詳しくは、口部の割れを防止すると共に、内容物の残量が少ない閉鎖膜付金属チューブ容器に関する。
従来の一般的な閉鎖膜付金属チューブ容器としては、開口部を形成した口部と、口部から一様に傾斜した肩部と、該肩部の下方に続く内容物を収容するための、均一な肉厚を有する胴部とから構成されている。このような従来の閉鎖膜付金属チューブ容器としては、図8に示すような閉鎖膜付金属チューブ容器がある。胴部50の外径aは11.1mm≦a≦40mm、口部51の外径bは7.0mm≦b≦15.4mmに形成され、さらに口部51の高さcは5.0mm≦c≦10.6mm、口部51の下縁部から閉鎖膜52の上面までの高さXは4.5mm≦X≦8.0mmに形成されている。又口部51の内径及び閉鎖膜52の直径dは4.6mm≦d≦11.2mmに形成されている。すなわち、閉鎖膜52は、口部51の下縁部から一定の距離Xがあり、又口部51は、アルミニウムのスラグをインパクト成形する都合上、肉厚に形成されている。このような従来の閉鎖膜付金属チューブ容器としては、特許文献1に示す閉鎖膜付金属チューブ容器があった。
特許第3103324号公報
しかし、従来の閉鎖膜付金属チューブ容器にあっては、以下に示す問題点があった。
(1)閉鎖膜52は、口部51の下縁部から一定の距離Xがあるため、図9及び図10に示すように、成形時において、金型内でアルミニウムの流れが一様でなく、図9に示すように、イの部位は流れが滞り、ロの部位は流れが速く、ハの部位は流れがやや速い。このような大きな速度差は、成形上有害となり図10に示す部位に割れが発生する欠点がある。
(2)口部51は、インパクト成形上の都合から肉厚に形成されているので、搾り出しが困難であり、内容物を絞り出した後の内容物の残留容積が大きくなる欠点がある。したがって、従来は残量分を、表示容量に上乗せして充填する必要があった。
(3)胴部50の外径に対して、閉鎖膜52の外径dが著しく大径又は小径の場合、閉鎖膜52の成形が不安定になり、閉鎖膜52の成形が困難であった。
この発明は、このような課題に着目してなされたものであり、閉鎖膜付金属チューブ容器に関し、口部の割れを防止すると共に内容物の残量が少ない閉鎖膜付金属チューブ容器を提供することができ、さらには、口部の軽量化、閉鎖膜の外径を任意に決めることができるように成形性の向上を図った閉鎖膜付金属チューブ容器の製造方法及び閉鎖膜付金属チューブ容器を提供することを目的とする。
この課題を解決するため、請求項1記載の発明の解決手段は、口部、肩部及び胴部が、インパクト成形により一体成形される閉鎖膜付金属チューブ容器において、閉鎖膜が、肩部内面から延長され台形の上底に位置する部位に形成されると共に、口部端面から閉鎖膜の下面までの寸法が、7mm以下であることを特徴とする閉鎖膜付金属チューブ容器である。
この課題を解決するため、請求項2記載の発明の解決手段は、閉鎖膜付金属チューブ容器の胴部の外径Aが11.1mm≦A≦40mm、口部の外径Bが6mm≦B≦35mm、閉鎖膜の外径Dが1mm≦D≦40mm、肩部と胴部とのなす角βが5°≦β≦55°であることを特徴とする請求項1記載の閉鎖膜付金属チューブ容器である。
この課題を解決するため、請求項3記載の発明の解決手段は、前記口部の内壁の半径方向外側への傾斜角αが0°≦α≦70°であることを特徴とする閉鎖膜付金属チューブ容器である。
本発明に係る閉鎖膜付金属チューブ容器の製造方法によれば、口部の割れ発生を防止でき、口部の長さが短いため、内容物を絞り出した後の残留容積が小さい効果を有する。又口部の軽量化により、キャップ等の材料の大幅な削減を図ることができる。さらには、肩部内面の延長上に、閉鎖膜を形成したので、閉鎖膜の外径を任意に決めることができ、閉鎖膜の成形性が向上する効果を奏する。
本発明に係る実施例1の閉鎖膜付金属チューブ容器を示す断面図。 本発明に係る実施例1の閉鎖膜付金属チューブ容器において、成形時にアルミニウムが均等に流れる状態を示す拡大断面図。 本発明に係る実施例2の閉鎖膜付金属チューブ容器を示す断面図。 本発明に係る実施例1の閉鎖膜付金属チューブ容器に、針付キャップを螺合した状態を示す断面図。 本発明に係る実施例2の閉鎖膜付金属チューブ容器に、針付キャップを螺合した状態を示す断面図。 本発明に係る実施例1の閉鎖膜付金属チューブ容器から、内容物を完全に搾り出した状態を示す断面図。 従来の閉鎖膜付金属チューブ容器から、内容物を完全に搾り出した状態を示す断面図。 従来の閉鎖膜付金属チューブ容器を示す断面図。 従来の閉鎖膜付金属チューブ容器において、成形時にアルミニウムが部位ごとに異なる速度で流れる状態を示す拡大断面図。 従来の閉鎖膜付金属チューブ容器において、割れが発生した状態を示す断面図。
以下、本発明の実施例の一例を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、本発明の実施例1を示す閉鎖膜付金属チューブ容器を示した図面である。この発明の閉鎖膜付金属チューブ容器1は、口部2、肩部3及び胴部4が一体成形で製造される。製造方法はアルミニウムのスラグ材料を、インパクト成形して造られる。本発明の特徴は、肩部3内面から延長された台形の上底に位置する部位に、閉鎖膜5が形成されている点である。そして、この閉鎖膜付金属チューブ容器1は、口部2端面から閉鎖膜5の下面までの寸法Cが7mm以下であり、好ましくは3mm以下である。したがって、内容物の残量を極力少なくできるだけでなく、この閉鎖膜付金属チューブ容器1の口部2に使用する材料及び口部2に螺合される、図4に示すキャップ6の大きさを小さくでき、かつ使用材料も少なくて済む。なお、実施例1では、口部2の外周には雄ねじが形成されている。
この発明に係る閉鎖膜付金属チューブ容器1の閉鎖膜5は、肩部3内面から延長された台形の上底に位置する部位に形成されている。したがって、閉鎖膜5の成形が容易となり、金型寸法のバランスや閉鎖膜5の外径を任意に設定できる。図9に示すように、従来の閉鎖膜付金属チューブ容器においては、金型内においてアルミニウムのイの部位は流れが滞り、ロの部位は流れが速く、ハの部位は流れがやや速いという、アルミニウムの流れの速度に、大きな差異があるため、図10に示す口部の部位に割れが発生した。しかし、本発明では、図2の矢印γに示すように、成形時において、アルミニウムの流れが、ほぼ等しいので、口部の割れを解消することができる。特に、図2に示すように、薬剤に接する口部2内側の割れを完全になくすことができた。さらに、図6に示すように、口部2の開口容積Sは、図7に示す口部51の開口容積Tより著しく小さいため、内容物の残留量が従来より著しく少なくなる。
この実施例1の閉鎖膜付金属チューブ容器1の寸法は、外径Aが5〜70mmであり、好ましくは10〜50mmである。又口部2の外径Bは5〜70mmであり、好ましくは9〜49mmである。閉鎖膜の外径Dが0.5〜69mmであり、好ましくは1〜45mmである。口部2の内壁の半径方向外側への傾斜角αが0°≦α≦70°であり、好ましくは1°≦α≦50°である。又閉鎖膜5の肉厚は0.02〜0.2mmであり、好ましくは0.05〜0.1mmである。さらに、肩部3と胴部4とのなす角βが5°≦β≦55°であり、好ましくは20°≦β≦40°である。
図3は、この発明の実施例2である。実施例2は、同様に、口部12端面から閉鎖膜15の下面までの寸法Gが7mm以下であり、好ましくは3mm以下である。又同様に、肩部13内面から延長された台形の上底に位置する部位に、閉鎖膜15が形成されている。実施例1と異なるのは、図3及び図5に示すように、口部12の外周に雄ねじが形成されず、嵌合溝12aが形成され、キャップ16と係脱自在に嵌合されている。この閉鎖膜付金属チューブ容器1は、口部12端面から閉鎖膜15の下面までの寸法を小さくしたから、同様に内容物の残量を極力小さくできるだけでなく、この閉鎖膜付金属チューブ容器11の口部12に螺合されるキャップ16の大きさを小さくでき、使用する材料が少なくて済む。
肩部13内面から延長された台形の上底に位置する部位に、閉鎖膜15を形成することで、同様に閉鎖膜15の成形が容易となり、金型寸法のバランスや閉鎖膜の外径を任意に設定できる。そして、成形時において、アルミニウムの流れが均一になるので、口部の割れを防止することができる。この実施例2の閉鎖膜付金属チューブ容器11の寸法は、外径Eが5〜70mmであり、好ましくは10〜50mmである。又口部12の外径Fは、5〜70mmであり、好ましくは9〜49mmである。閉鎖膜15の外径Hが、0.5〜69mmであり、好ましくは1〜45mmである。さらに、肩部13と胴部14とのなす角βが5°≦β≦55°であり、好ましくは20°≦β≦40°である。
本発明に係る閉鎖膜付金属チューブ容器によれば、搾り出した後の内容物残量が少なく、又口部の軽量化を図った閉鎖膜付金属チューブを提供できるので、歯磨き粉、化粧品、食品、接着剤等の内容物を充填する閉鎖膜付金属チューブ容器として、広く利用することができる。
1,11 閉鎖膜付金属チューブ容器
2,12 口部
3,13 肩部
4,14 胴部
5,15 閉鎖膜

Claims (3)

  1. 口部、肩部及び胴部が、インパクト成形により一体成形される閉鎖膜付金属チューブ容器において、閉鎖膜が、肩部内面から延長された台形の上底に位置する部位に形成され、かつ口部端面から閉鎖膜の下面までの寸法が、7mm以下であることを特徴とする閉鎖膜付金属チューブ容器。
  2. 前記閉鎖膜付金属チューブ容器の胴部の外径Aが11.1mm≦A≦40mm、口部の外径Bが6mm≦B≦35mm、閉鎖膜の外径Dが1mm≦D≦40mm、肩部と胴部とのなす角βが5°≦β≦55°であることを特徴とする請求項1記載の閉鎖膜付金属チューブ容器。
  3. 前記口部の内壁の半径方向外側への傾斜角αが0°≦α≦70°であることを特徴とする請求項1または2記載の閉鎖膜付金属チューブ容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016124276A (ja) * 2015-01-08 2016-07-11 関西チューブ株式会社 閉鎖型チューブの頭部形成方法、開口部閉鎖材及び閉鎖型チューブ容器。

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5586747U (ja) * 1978-12-11 1980-06-14

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