JP2011239817A - 洗濯乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本実施形態の冷蔵庫は、回転槽、通路形成部材、ヒートポンプユニット、空気排出部および排出空気冷却部を備える。回転槽は、軸を中心に回転する。通路形成部材は、回転槽を経由して空気が循環する循環通路を形成する。ヒートポンプユニットは、循環通路に設けられ、循環通路を流れる空気を冷却する冷却器、および冷却器を通過した空気を加熱する放熱器を有する。空気排出部は、循環通路における空気の循環方向において冷却器よりも回転槽側の通路形成部材に設けられ、循環通路を循環する空気の一部を循環通路から外部へ排出する。排出空気冷却部は、空気排出部から排出される空気の流路に設けられ、空気排出部から排出される空気を冷却する。
【選択図】図1
Description
(第1実施形態)
図1に示すように、洗濯乾燥機10は、外箱11、水槽12および回転槽13を備えている。洗濯乾燥機10は、回転槽13の中心軸が地面に対して傾斜するいわゆるドラム式の洗濯乾燥機である。水槽12は、外箱11の内側に収容されている。回転槽13は、水槽12の内側に収容されている。水槽12および回転槽13は、いずれも円筒状に形成されている。水槽12は、一方の端部に開口部14を有している。回転槽13は、一方の端部に開口部15を有している。回転槽13の開口部15は、例えば衣類などの洗濯物の出し入れに用いられる。この回転槽13の開口部15は、水槽12の開口部14によって囲まれている。水槽12の開口部14は、外箱11の端部に設けられている洗濯物の出し入れ用の開口部16とベローズ17で接続されている。外箱11は、開口部16を開閉する扉18を有している。以下、洗濯乾燥機10の扉18側を前方として説明する。
さらに、第1実施形態では、排出空気冷却部60は、取付部63が冷却器51と接続することにより、冷却器51で冷却されている。したがって、簡単な構造で排出空気冷却部60を構成することができるとともに、空気排出部57から排出される空気を確実に冷却し、水分を分離することができる。
第2実施形態による洗濯乾燥機の要部を図4に示す。
図4に示す第2実施形態の場合、洗濯乾燥機10は、冷媒管部53が排出空気冷却部60を経由している。具体的には、冷却器51から圧縮機54への冷媒が流れる冷媒管部53は、少なくとも一部が排出空気冷却部60と接している。これにより、排出空気冷却部60は、冷媒管部53を流れる低温の冷媒によって冷却される。そのため、空気排出部57から排出される空気は、排出空気冷却部60によって冷却される。すなわち、第2実施形態の場合、排出空気冷却部60は、第1実施形態のように冷却器51で冷却されるのではなく、冷媒管部53を流れる冷媒によって冷却される。
また、排出空気冷却部60を経由する冷媒管部53は、図4に示すように排出空気冷却部60に覆われるのではなく、排出空気冷却部60から露出していてもよい。このように冷媒管部53を露出させる場合、冷媒管部53にフィンを設けてもよい。フィンは、冷媒管部53から径方向外側へ突出している。これにより、冷媒管部53は、表面積が拡大する。そのため、空気排出部57から排出される空気と冷媒管部53との接触が促進される。したがって、空気排出部57から排出される空気をより確実に冷却することができ、空気に含まれる水分の分離を促進することができる。
第3実施形態による洗濯乾燥機を図5に示す。
図5に示す第3実施形態の場合、洗濯乾燥機10は、ヒートポンプユニット50が後方すなわち扉18と反対の端部側に配置されている。洗濯乾燥機10の外箱11は、後端側の一部に金属製の背板71を有している。背板71は、例えばアルミニウムやステンレスなどの金属で形成されており、特許請求の範囲の金属部材に相当する。洗濯乾燥機10の内部で発生した熱は、この背板71を経由して洗濯乾燥機10の外部へ放出される。第3実施形態の場合、排出空気冷却部72は、この背板71と接続している。すなわち、ヒートポンプユニット50は洗濯乾燥機10の後端側に設けられているため、空気排出部57も洗濯乾燥機10の後端側に位置している。そのため、空気排出部57から排出される空気を冷却する排出空気冷却部72は、この外箱11の背板71に接続されている。これにより、排出空気冷却部72は、背板71を経由して放熱し、外気によって冷却される。したがって、空気排出部57を経由して排出される空気に含まれる水分を排出空気冷却部72で分離することができる。
第4実施形態による洗濯乾燥機の要部を図6および図7に示す。
図6に示す第4実施形態の場合、洗濯乾燥機10の排出空気冷却部60は、第1実施形態の変形であり、第1実施形態に加えてカバー部材80を有している。カバー部材80は、内側に空気接触部61を収容している。カバー部材80は、循環通路44における空気の流れに対してほぼ直交する方向へ延び、空気接触部61を覆っている。カバー部材80は、図7に示すように循環通路44における空気の流れに対して直交する方向の両端部が開口している。これにより、空気排出部57から排出された空気は、カバー部材80と空気接触部61および案内部62との間に形成された空間を経由して、カバー部材80の両端から外部へ排出される。
以上のように、第4実施形態では、空気接触部61を覆うカバー部材80を有している。そのため、空気排出部57から排出された空気は、より確実かつ長時間、空気接触部61と接触する。したがって、空気排出部57を経由して排出される空気に含まれる水分を排出空気冷却部60で分離することができる。
第5実施形態による洗濯乾燥機の要部を図8に示す。
図8に示す第5実施形態の場合、洗濯乾燥機10は、ポンプ91および排水通路部材92を備えている。ポンプ91は、通電により、ドレインパン65に捕集された凝縮水を外部へ排出する。排水通路部材92は、排水通路を形成している。空気に含まれ冷却器51で分離された水は、ドレインパン65に捕集される。また、排出空気冷却部60で空気を冷却することによって分離された水も、ドレインパン65に捕集される。ドレインパン65に捕集された水は、ポンプ91によって排水通路部材92が形成する排水通路を経由して洗濯乾燥機10の外部へ排出される。
以上説明した本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
例えば、洗濯乾燥機10は、排出空気冷却部60へ水道水を導入する水道水導入部を備えていてもよい。具体的には、水道水導入部は、図示しない蛇口から供給された水を水槽と排出空気冷却部とに分岐させ、分岐弁から導入された水を導水管部材を経由して排出空気冷却部60へ供給する。これにより、排出空気冷却部60の空気接触部61は、蛇口から供給された水道水によって冷却される。この場合、水道水を利用するので、動力を必要とすることなく、構造を簡単にすることができる。
Claims (8)
- 軸を中心に回転する回転槽と、
前記回転槽を経由して空気が循環する循環通路を形成する通路形成部材と、
前記循環通路に設けられ、前記循環通路を流れる空気を冷却する冷却器、および前記冷却器を通過した空気を加熱する放熱器を有するヒートポンプユニットと、
前記循環通路における空気の循環方向において前記冷却器よりも前記回転槽側の前記通路形成部材に設けられ、前記循環通路を循環する空気の一部を前記循環通路から外部へ排出する空気排出部と、
前記空気排出部から排出される空気の流路に設けられ、前記空気排出部から排出される空気を冷却する排出空気冷却部と、
を備えることを特徴とする洗濯乾燥機。 - 前記ヒートポンプユニットは、前記冷却器と前記放熱器との間を循環する冷媒が流れる冷媒管部を有し、
前記排出空気冷却部は、前記冷却器または前記冷媒管部の少なくともいずれか一方に接していることを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。 - 前記回転槽、前記通路形成部材および前記ヒートポンプユニットを収容し、少なくとも一部が金属部材で形成されている外箱を備え、
前記排出空気冷却部は、前記金属部材と接していることを特徴とする請求項1または2記載の洗濯乾燥機。 - 前記排出空気冷却部は、前記循環通路の外部に設けられ地面に対し傾斜して前記空気排出部から排出される空気の流れと交わる空気接触部と、前記空気接触部の重力方向において下端に接続し前記循環通路の内側へ向けて延びる案内部とを有することを特徴とする請求項1、2または3記載の洗濯乾燥機。
- 前記排出空気冷却部は、内側に前記空気接触部を収容するカバー部材を有することを特徴とする請求項4記載の洗濯乾燥機。
- 前記通路形成部材の重力方向において下方に設けられ、前記冷却器で凝縮した水を貯める凝縮水容器と、
前記凝縮水容器に貯えられた水を外部に排出するポンプと、
前記排出空気冷却部を経由して前記ポンプから排出した水が流れる排水通路を形成する排水通路部材と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の洗濯乾燥機。 - 前記排出空気冷却部へ水道水を導入する水道水導入手段を備えることを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
- 前記冷媒管部は、径方向外側へ突出するフィンを有することを特徴とする請求項2記載の洗濯乾燥機。
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