JP2011239482A - 電源回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した出力電圧を生成することができる電源回路を提供する。
【解決手段】電源回路1は、入力電圧VCCを降圧して中間電圧VMMを生成する降圧回路2と、入力電圧VCCを昇圧して中間電圧VMMを生成する第1昇圧回路3とを有する。また、電源回路1は、入力電圧VCCを昇圧して入力電圧VCC及び中間電圧VMMよりも高い昇圧電圧VPPを生成する第2昇圧回路4と、入力電圧VCCと中間電圧VMMのうちの高い方の電圧を動作電源電圧VDDとして降圧回路2に出力する電源選択回路5とを有する。上記降圧回路2は、動作電源電圧VDDと出力トランジスタTP1のボディバイアスとが、入力電圧VCCと中間電圧VMMのうちの高い方の電圧に設定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源回路に関するものである。
従来、所定の範囲で電圧値が変動する入力電圧を昇圧又は降圧することにより、その変動範囲の中間電圧(出力電圧)を生成する電源回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の電源回路は、例えば入力電圧が出力電圧よりも高い場合には入力電圧を降圧回路で降圧し、入力電圧が出力電圧よりも低い場合には入力電圧を昇圧回路で昇圧する。
特開2006−238657号公報
入力電圧と出力電圧との比較結果に応じて、降圧回路と昇圧回路のうちの一方の回路を駆動させるとともに他方の回路を停止させるためのスイッチの切り替え時に出力電圧が不安定になる場合がある。
本発明の一観点によれば、入力電圧を昇圧して出力電圧を生成する第1昇圧回路と、前記入力電圧を降圧して前記出力電圧を生成する降圧回路と、を有し、前記降圧回路の動作電源電圧と前記降圧回路内の出力トランジスタのボディバイアスとが、前記入力電圧と前記出力電圧のうち高い方の電圧に設定される。
本発明の一観点によれば、安定した出力電圧を生成することができるという効果を奏する。
第1実施形態の電源回路を示すブロック回路図。 (a)、(b)降圧回路を示す回路図。 (a)、(b)第1実施形態の電源回路の動作を説明するための波形図。 第2実施形態の電源回路を示すブロック回路図。 スイッチの構成例を示すブロック回路図。 第2実施形態の電源回路の動作を説明するための波形図。 (a)、(b)第2実施形態の電源回路の動作を説明するための波形図。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態を図1〜図3に従って説明する。
図1に示すように、電源回路1は、降圧回路2と、第1昇圧回路3と、第2昇圧回路4と、電源選択回路5と、分圧回路6とを含む。
降圧回路2は、電源電圧(入力電圧)VCCを降圧して降圧電圧V1を生成するとともに、その降圧電圧V1を中間電圧(出力電圧)VMMとして出力端子Toに出力する。ここで、本実施形態の入力電圧VCCは2〜6Vの範囲で変動する電圧であるとともに、中間電圧VMMは上記入力電圧VCCの変動範囲の中間値である4Vが目標値に設定された電圧である。なお、上記降圧回路2は、電源選択回路5から供給される動作電源電圧VDDに基づいて動作する。
第1昇圧回路3は、入力電圧VCCを昇圧して昇圧電圧V2を生成するとともに、その昇圧電圧V2を中間電圧VMMとして出力端子Toに出力する。
第2昇圧回路4は、入力電圧VCCを昇圧して該入力電圧VCC及び中間電圧VMMよりも高い昇圧電圧VPPを生成する。この第2昇圧回路4は、その昇圧電圧VPPを電源選択回路5に出力する。なお、本実施形態の昇圧電圧VPPは、その目標値Vpが7Vに設定されている。
電源選択回路5には、入力電圧VCCと中間電圧VMMとが供給されるとともに、動作電源電圧として昇圧電圧VPPが供給される。この電源選択回路5は、入力電圧VCCと中間電圧VMMのうちの高い方の電圧を選択するとともに、その選択した電圧を動作電源電圧VDDとして上記降圧回路2に供給する。このため、入力電圧VCCが中間電圧VMMよりも高い期間(降圧動作が必要な期間)には、入力電圧VCCが動作電源電圧VDDとして降圧回路2に供給される。一方、入力電圧VCCが中間電圧VMMよりも低い期間(降圧動作が不要な期間)には、中間電圧VMMが動作電源電圧VDDとして降圧回路2に供給される。
分圧回路6は、中間電圧VMMをそれぞれ異なる分圧比で分圧した分圧電圧Vn1,Vn2を生成する。この分圧回路6は、分圧電圧Vn1を降圧回路2に出力するとともに、分圧電圧Vn2を第1昇圧回路3に出力する。
次に、降圧回路2の構成例について説明する。
降圧回路2は、差動増幅器21と出力トランジスタTP1とを含む降圧レギュレータ、より具体的には低ドロップアウト電圧(LDO)レギュレータである。本実施形態において、出力トランジスタTP1はPチャネルMOSトランジスタである。また、出力トランジスタTP1は、閾値電圧Vthが0Vのトランジスタである。
差動増幅器21は、その反転入力端子に基準電圧Vr1が供給されるとともに、非反転入力端子に中間電圧VMMの分圧電圧Vn1が供給される。また、差動増幅器21の出力端子は、出力トランジスタTP1のゲートに接続されている。
出力トランジスタTP1の第1端子(例えばソース)には、入力電圧VCCが供給される。この出力トランジスタTP1の第2端子(例えばドレイン)は、出力端子Toに接続されるとともに、分圧回路6(抵抗R1〜R3)を介して低電位側電源(ここでは、グランド)に接続されている。また、抵抗R2,R3間の接続点が差動増幅器21の非反転入力端子に接続されている。
この差動増幅器21は、抵抗R2,R3間の接続点の電圧Vn1を基準電圧Vr1と等しくするように出力トランジスタTP1を制御する。これにより、降圧電圧V1(中間電圧VMM)が基準電圧Vr1に応じた目標値Vm1で略一定となるように出力トランジスタTP1が制御される。
また、差動増幅器21の高電位側の電源端子には、電源選択回路5から動作電源電圧VDDが供給される。すなわち、差動増幅器21の高電位側の電源端子には、入力電圧VCCと中間電圧VMMのうちの高い方の電圧が供給される。
また、上記出力トランジスタTP1のボディバイアスは、入力電圧VCCと中間電圧VMMのうちの高い方の電圧に設定される。このように出力トランジスタTP1のボディバイアスを設定するための構成を以下に説明する。
出力トランジスタTP1の第1端子と第2端子との間には、当該出力トランジスタTP1のボディバイアスを制御するためのPチャネルMOSトランジスタTP2,TP3が直列に接続されている。詳述すると、トランジスタTP2は、トランジスタTP1の第1端子とバックゲートとの間に設けられている。すなわち、トランジスタTP2の第1端子がトランジスタTP1の第1端子に接続されるとともに、トランジスタTP2の第2端子がトランジスタTP1のバックゲートに接続されている。また、トランジスタTP3は、トランジスタTP1のバックゲートと第2端子との間に設けられている。すなわち、トランジスタTP3の第1端子がトランジスタTP1のバックゲートに接続されるとともに、トランジスタTP3の第2端子がトランジスタTP1の第2端子に接続されている。なお、これらトランジスタTP2,TP3のバックゲートは、トランジスタTP1のバックゲートに接続されている。
また、上記トランジスタTP2のゲートは、トランジスタTP1の第2端子に接続されている。このため、トランジスタTP2のゲートには、中間電圧VMMが供給される。一方、上記トランジスタTP3のゲートは、トランジスタTP1の第1端子に接続されている。このため、トランジスタTP3のゲートには、入力電圧VCCが供給される。
このようなトランジスタTP2,TP3は、入力電圧VCCが中間電圧VMMよりも高い場合には、トランジスタTP2がオンされ、トランジスタTP3がオフされる。すると、図2(a)に示すように、トランジスタTP1のバックゲートが同トランジスタTP1の第1端子に接続される。これにより、トランジスタTP1のボディバイアスが入力電圧VCCに設定される。なお、上記接続によってトランジスタTP1の第2端子から第1端子に向かう方向が順方向になる第1ボディダイオードD1が形成される。
一方、中間電圧VMMが入力電圧VCCよりも高い場合には、トランジスタTP2がオフされ、トランジスタTP3がオンされる。すると、図2(b)に示すように、トランジスタTP1のバックゲートが同トランジスタTP1の第2端子に接続される。これにより、トランジスタTP1のボディバイアスが中間電圧VMMに設定される。なお、上記接続によってトランジスタTP1の第1端子から第2端子に向かう方向が順方向になる第2ボディダイオードD2が形成される。
このように、本実施形態の降圧回路2では、差動増幅器21に供給される動作電源電圧VDDと出力トランジスタTP1のボディバイアスとの双方が、入力電圧VCCと中間電圧VMMのうちの高い方の電圧に設定される。
次に、第1昇圧回路3の構成例を図1にしたがって説明する。
第1昇圧回路3は、リングオシレータ31と、ポンプ回路37と、検出回路としての比較回路38とを含む昇圧型のチャージポンプである。
リングオシレータ31は、リング状に接続されたナンド回路32及び複数個(図1では2個)のインバータ回路33,34と、インバータ回路34と直列に接続されるインバータ回路35,36とを含む。ナンド回路32は、その入力端子が比較回路38の出力端子に接続されるとともに、出力端子がインバータ回路33に接続されている。インバータ回路33,34は直列に接続され、インバータ回路34の出力端子が上記ナンド回路32の入力端子とインバータ回路35の入力端子に接続されている。このインバータ回路35の出力端子はインバータ回路36の入力端子に接続されている。このように構成されたリングオシレータ31は、比較回路38から入力する制御信号S1に応答して発振動作し、インバータ回路35から所定の周波数を持つクロック信号CK1を出力するとともに、インバータ回路36からクロック信号CK1の反転信号XCK1を出力する。なお、これらクロック信号CK1及び反転信号XCK1は、ポンプ回路37に供給される。
ポンプ回路37は、整流素子を介して接続された複数のポンピングキャパシタ間で電荷の充放電を繰り返しながら、入力電圧VCCよりも高い電圧を生成するディクソン型チャージポンプ回路である。詳述すると、ポンプ回路37では、複数(ここでは3つ)のダイオードD31〜D33が直列に接続されている。具体的には、初段のダイオードD31のアノードには入力電圧VCCが供給される。また、このダイオードD31のカソードが次段のダイオードD32のアノードに接続されるとともに、ダイオードD32のカソードがダイオードD33のアノードに接続されている。そして、最終段のダイオードD33のカソード、つまりポンプ回路37の出力端子が出力端子Toに接続されている。
これらダイオードD31〜D33間のノードにはコンデンサC31,C32の第1端子がそれぞれ接続されている。また、これらコンデンサC31,C32の第2端子には、上記リングオシレータ31からクロック信号CK1と反転信号XCK1とが交互に入力される。具体的には、ダイオードD31,D32間のノードに接続された初段のコンデンサC31にはクロック信号CK1が入力される。また、ダイオードD32,D33間のノードに接続された2段目のコンデンサC32には反転信号XCK1が入力される。
このように構成されたポンプ回路37では、リングオシレータ31にて生成されるクロック信号CK1及び反転信号XCK1に同期してコンデンサC31〜C32の充放電が繰り返され、初段のダイオードD31に供給される入力電圧VCCが昇圧される。そして、このように昇圧された昇圧電圧V2が中間電圧VMMとして出力端子Toに出力される。
また、上記ダイオードD33のカソードは、分圧回路6内の抵抗R1を介して比較回路38の反転入力端子に接続されている。このため、比較回路38の反転入力端子には、中間電圧VMMの分圧電圧Vn2が供給される。また、比較回路38の非反転入力端子には、上記昇圧電圧V2を目標値Vm2に維持させるための基準電圧Vr2が供給される。この比較回路38は、分圧電圧Vn2と基準電圧Vr2との比較結果に応じたレベルを持つ制御信号S1をリングオシレータ31に出力する。
具体的には、比較回路38は、分圧電圧Vn2が基準電圧Vr2よりも低い場合にはHレベルの制御信号S1を出力する。このとき、リングオシレータ31は、Hレベルの制御信号S1に応答して発振動作し、クロック信号CK1及び反転信号XCK1をポンプ回路37に供給する。これにより、ポンプ回路37では、クロック信号CK1及び反転信号XCK1に基づくポンプ動作が実行される。その一方で、比較回路38は、分圧電圧Vn2が基準電圧Vr2よりも高い場合にはLレベルの制御信号S1を出力する。すなわち、比較回路38は、昇圧電圧V2(中間電圧VMM)が目標値Vm2よりも高くなったときにLレベルの制御信号S1を出力する。このとき、リングオシレータ31は、Lレベルの制御信号S1に応答して発振動作を停止し、クロック信号CK1及び反転信号XCK1のポンプ回路37への供給を停止する。これにより、ポンプ回路37のポンプ動作が停止される。このように昇圧電圧V2が目標値Vm2よりも低いときにポンプ回路37を動作させ、昇圧電圧V2が目標値Vm2よりも高いときにポンプ回路37を停止させることで、昇圧電圧V2を目標値Vm2で略一定に維持することができる。
ここで、分圧回路6から比較回路38に供給される分圧電圧Vn2は、差動増幅器21に供給される分圧電圧Vn1よりも高い電圧となる。詳述すると、分圧回路6は、出力端子Toとグランドとの間に直列に接続された抵抗R1,R2,R3を含み、これら抵抗R1〜R3間の接続点の電位を分圧電圧Vn1,Vn2としてそれぞれ出力する。具体的には、中間電圧VMMを抵抗R1,R2と抵抗R3とによって分圧した電圧が分圧電圧Vn1として降圧回路2に供給され、中間電圧VMMを抵抗R1と抵抗R2,R3とによって分圧した電圧が分圧電圧Vn2として第1昇圧回路3に供給される。このため、分圧電圧Vn2は分圧電圧Vn1よりも高い電圧となる。さらに、本実施形態では、上記基準電圧Vr2は、降圧回路2内の差動増幅器21に供給される基準電圧Vr1と等しい電圧値に設定されている。したがって、基準電圧Vr1に応じた目標値Vm1(降圧回路2における中間電圧VMMの目標値Vm1)は、基準電圧Vr2に応じた目標値Vm2(第1昇圧回路3における中間電圧VMMの目標値Vm2)よりも高くなる。
次に、第2昇圧回路4の構成例を説明する。
第2昇圧回路4は、リングオシレータ41と、ポンプ回路47と、検出回路48とを含む昇圧型のチャージポンプである。
リングオシレータ41は、リングオシレータ31と同様に、リング状に接続されたナンド回路42及び複数個(図1では2個)のインバータ回路43,44と、インバータ回路44と直列に接続されるインバータ回路45,46とを含む。このリングオシレータ41は、インバータ回路45が出力するクロック信号CK2と、インバータ回路46が出力する反転信号XCK2をポンプ回路47に供給する。
ポンプ回路47は、ポンプ回路37と同様に、ディクソン型チャージポンプ回路である。すなわち、ポンプ回路47は、直列に接続された複数(ここでは4つ)のダイオードD41〜D44と、これらダイオードD41〜D44間のノードにそれぞれ接続されたコンデンサC41〜C43とを含む。そして、これらコンデンサC41〜C43には、上記リングオシレータ41からクロック信号CK2と反転信号XCK2とが交互に入力される。このように構成されたポンプ回路47では、リングオシレータ41にて生成されるクロック信号CK2及び反転信号XCK2に同期してコンデンサC41〜C43の充放電が繰り返され、初段のダイオードD41に供給される入力電圧VCCが昇圧される。このように昇圧された昇圧電圧VPPが検出回路48と電源選択回路5に供給される。
検出回路48は、分圧回路48aと比較回路48bとを含む。分圧回路48aは、ポンプ回路47から入力する昇圧電圧VPPを所定の分圧比で分圧した分圧電圧Vn3を生成するとともに、その分圧電圧Vn3を比較回路48bの反転入力端子に出力する。
この比較回路48bの非反転入力端子には、昇圧電圧VPPを目標値Vp(=7V)に維持させるための基準電圧Vr3が入力される。この比較回路48bは、分圧電圧Vn3と基準電圧Vr3との比較結果に応じたレベルを持つ制御信号S2をリングオシレータ41内のナンド回路42に出力する。具体的には、比較回路48bは、分圧電圧Vn3が基準電圧Vr3よりも小さい場合にHレベルの制御信号S2を出力し、分圧電圧Vn3が基準電圧Vr3よりも大きい場合にLレベルの制御信号S2を出力する。このような制御信号S2によって、昇圧電圧VPPが目標値Vpよりも低いときにポンプ回路47を動作させ、昇圧電圧VPPが目標値Vpよりも高いときにポンプ回路47を停止させることができる。これにより、第2昇圧回路4は、目標値Vpで略一定となる昇圧電圧VPPを生成することができる。
次に、電源選択回路5の構成例を説明する。
電源選択回路5は、入力電圧VCCが供給される第1降圧レギュレータ51と、中間電圧VMMが供給される第2降圧レギュレータ53とを含む。第1降圧レギュレータ51は、オペアンプ52と出力トランジスタTP4を含み、第2降圧レギュレータ53は、オペアンプ54と出力トランジスタTP5を含む。なお、本実施形態では、出力トランジスタTP4,TP5はPチャネルMOSトランジスタである。
オペアンプ52の反転入力端子には入力電圧VCCが供給される。このオペアンプ52の出力端子はトランジスタTP4のゲートに接続されている。トランジスタTP4は、そのソースに上記昇圧電圧VPPが供給されるとともに、そのドレインがトランジスタTP5のドレインとオペアンプ52の非反転入力端子に接続されている。また、上記オペアンプ52の高電位側の電源端子には、上記昇圧電圧VPPが動作電源電圧として供給される。
オペアンプ54の反転入力端子には中間電圧VMMが供給される。このオペアンプ54の出力端子はトランジスタTP5のゲートに接続されている。トランジスタTP5は、そのソースに上記昇圧電圧VPPが供給されるとともに、そのドレインがトランジスタTP4のドレインとオペアンプ54の非反転入力端子に接続されている。このように、トランジスタTP5は、トランジスタTP4と並列に接続されている。また、上記オペアンプ54の高電位側の電源端子には、上記昇圧電圧VPPが動作電源電圧として供給される。そして、トランジスタTP4,TP5のドレインが上記差動増幅器21の高電位側の電源端子に接続されている。
このように構成された電源選択回路5では、入力電圧VCCが中間電圧VMMよりも高いときには、トランジスタTP4がオンされるとともに、トランジスタTP5がオフされる。そして、オペアンプ52によってトランジスタTP4のドレイン電圧が反転入力端子に供給される入力電圧VCCと等しくなるようにトランジスタTP4が制御されるため、動作電源電圧VDDは入力電圧VCCと等しくなる。一方、中間電圧VMMが入力電圧VCCよりも高いときには、トランジスタTP4がオフされるとともに、トランジスタTP5がオンされる。そして、オペアンプ54によってトランジスタTP5のドレイン電圧が反転入力端子に供給される中間電圧VMMと等しくなるようにトランジスタTP5が制御されるため、動作電源電圧VDDは中間電圧VMMと等しくなる。このように、電源選択回路5は、入力電圧VCCと中間電圧VMMのうち高い方の電圧を動作電源電圧VDDとして降圧回路2に供給する。
次に、このように構成された電源回路1において、入力電圧VCCが変動する場合の動作を図3にしたがって説明する。図3(a)は、入力電圧VCCの変動に伴う動作電源電圧VDDの変動を示す波形図であり、図3(b)は、図3(a)中の破線枠を拡大した波形図である。なお、図3において、縦軸及び横軸は、説明を簡潔にするため、適宜拡大、縮小して示している。
今、時刻t0において、入力電圧VCCが中間電圧VMMよりも低い(VCC<VMM)。この場合には、第1昇圧回路3によって入力電圧VCCが昇圧されて目標値Vm2で略一定となる昇圧電圧V2が生成される。そして、この昇圧電圧V2が中間電圧VMMとして出力端子Toから出力される。
このとき、降圧回路2では、図2(b)に示すように、差動増幅器21に動作電源電圧VDDとして中間電圧VMMが供給され、出力トランジスタTP1のボディバイアスが中間電圧VMMに設定される。詳述すると、第2昇圧回路4は、入力電圧VCCを昇圧して入力電圧VCC及び中間電圧VMMよりも高い昇圧電圧VPPを生成し、その昇圧電圧VPPを電源選択回路5に出力する。電源選択回路5では、オペアンプ54によってトランジスタTP5のドレイン電圧が中間電圧VMMと等しくなるようにトランジスタTP5が制御される。これにより、降圧回路2の差動増幅器21には、中間電圧VMMと等しい動作電源電圧VDDが供給される。また、入力電圧VCCが中間電圧VMMよりも低い場合には、トランジスタTP2がオフされ、トランジスタTP3がオンされる。これにより、トランジスタTP1のバックゲートが同トランジスタTP1の第2端子に接続されるため、出力トランジスタTP1のボディバイアスが中間電圧VMMに設定される。
そして、このときの降圧回路2では、入力電圧VCCが中間電圧VMMよりも低いため、出力トランジスタTP1のゲートには、差動増幅器21から高電位側の電源電圧である中間電圧VMMが供給される。このときの出力トランジスタTP1のソース電圧(第2端子電圧)も中間電圧VMMであるため、出力トランジスタTP1のゲート・ソース間電圧が0Vとなる。したがって、出力トランジスタTP1はオフされ、降圧回路2が停止状態に制御される。さらに、降圧回路2では、図2(b)に示すように、出力トランジスタTP1の第1端子から第2端子に向かう方向が順方向になる第2ボディダイオードD2が形成される。このため、出力トランジスタTP1がオフ状態では、出力トランジスタTP1の第2端子電圧(中間電圧VMM)が第1端子電圧(入力電圧VCC)より大きくなっても、出力端子Toから第2ボディダイオードD2を介して電源端子に電流が流れることが抑制される。
ここで、従来例の電源回路において、単に降圧回路を駆動・停止するためのスイッチ、例えば降圧回路の出力トランジスタの第2端子と出力端子Toとの間に設けられるスイッチを省略した場合には、入力電圧VCCが中間電圧VMMよりも低くなると入力電圧VCCが変動するおそれがある。詳述すると、従来例の降圧回路では、差動増幅器の動作電源電圧が入力電圧VCCであり、出力トランジスタTP1のボディバイアスは入力電圧VCCに固定されている、すなわち図2(a)に示す回路構成に固定されている。このため、入力電圧VCCが中間電圧VMMよりも低くなると、出力トランジスタTP1がオンされることになる。すると、出力端子Toから入力電圧VCCの供給される電源端子に向かって電流が流れ、入力電圧VCCが変動するおそれがある。
これに対し、本実施形態の降圧回路2では、上述のように、出力端子Toから電源端子に向かって電流が流れることが抑制されるため、この電流に起因する入力電圧VCCの変動を抑制することができる。
続いて、入力電圧VCCが徐々に上昇しても、入力電圧VCCが中間電圧VMMよりも低い場合には(時刻t0〜t1の直前)、上記同様に、出力トランジスタTP1はオフされ、降圧回路2の停止状態が維持される。なお、この場合には、第1昇圧回路3によって入力電圧VCCが昇圧されて中間電圧VMMが生成される。このように、入力電圧VCCが中間電圧VMMよりも低い場合には(VCC<VMM)、降圧回路2が停止状態とされ、第1昇圧回路3によって目標値Vm2で略一定となる中間電圧VMMが生成される(図3(b)参照)。
次に、図3(a)に示すように、入力電圧VCCが中間電圧VMMよりも高くなると(時刻t1の直後)、動作電源電圧VDDが中間電圧VMMから入力電圧VCCに切り替わる。詳述すると、電源選択回路5では、オペアンプ52によってトランジスタTP4のドレイン電圧が入力電圧VCCと等しくなるようにトランジスタTP4が制御される。これにより、降圧回路2の差動増幅器21には、入力電圧VCCと等しい動作電源電圧VDDが供給される。また、入力電圧VCCが中間電圧VMMよりも高くなると、トランジスタTP2がオンされ、トランジスタTP3がオフされる。これにより、トランジスタTP1のバックゲートが同トランジスタTP1の第1端子に接続されるため、出力トランジスタTP1のボディバイアスが入力電圧VCCに設定される。したがって、このときの降圧回路2は、図2(a)に示す回路構成になる。この降圧回路2では、降圧電圧V1が基準電圧Vr1に応じた目標値Vm1と等しくなるように出力トランジスタTP1が制御される。これにより、降圧回路2によって目標値Vm1で略一定となる降圧電圧V1が生成され、その降圧電圧V1が中間電圧VMMとして出力端子Toから出力される。このように、降圧回路2は、入力電圧VCCが中間電圧VMMよりも高くなると、降圧動作を開始する(動作状態になる)。換言すると、本実施形態の降圧回路2は、入力電圧VCCと中間電圧VMMとの大小関係に応じて、その停止状態と動作状態とが自動的に切り替えられる。
一方、このときの第1昇圧回路3は、比較回路38から出力される制御信号S1によってポンプ動作が停止される。詳述すると、上記降圧回路2の動作によって、第1昇圧回路3における目標値Vm2よりも高い目標値Vm1で略一定となるように中間電圧VMMが生成されると、第1昇圧回路3では、分圧電圧Vn2が基準電圧Vr2よりも高くなる。このため、比較回路38からはLレベルの制御信号S1が出力され、その制御信号S1によってポンプ回路37のポンプ動作が停止される。このように、入力電圧VCCが中間電圧VMMよりも高い場合には、第1昇圧回路3が停止状態とされ、降圧回路2によって目標値Vm1で略一定となる中間電圧VMMが生成される(図3(b)参照)。
以上のように、本実施形態の電源回路1では、電圧VCC,VMMの電圧関係がVCC<VMMからVCC>VMMに切り替わるときに、それらの電圧関係によって降圧回路2が停止状態から動作状態に自動的に切り替わる。さらに、その切り替わりに伴って第1昇圧回路3が動作状態から停止状態に自動的に切り替わる。したがって、スイッチを必要とせずに、VCC=VMM(時刻t1)を境にして降圧回路2と第1昇圧回路3とを自動的に切り替えて中間電圧VMMを生成することができる。この結果、降圧回路2と第1昇圧回路3とがスムーズに切り替えられるため、安定した中間電圧VMMを生成することができる。
なお、電圧VCC,VMMの電圧関係がVCC>VMMからVCC<VMMに切り替わる場合も同様に、VCC=VMM(時刻t2)を境にして降圧回路2と第1昇圧回路3とが自動的に切り替えられる。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)降圧回路2の動作電源電圧VDDと降圧回路2内の出力トランジスタTP1のボディバイアスとを、入力電圧VCCと中間電圧VMMのうちの高い方の電圧に設定するようにした。これにより、入力電圧VCCと中間電圧VMMとの大小関係がVCC<VMMからVCC>VMMに切り替わると、それら電圧VCC,VMMの大小関係によって降圧回路2が停止状態から動作状態に自動的に切り替えられる。この結果、スイッチを使用せずに、降圧回路2の停止状態と動作状態とをスムーズに切り替えることができるため、安定した中間電圧VMMを生成することができる。
(2)降圧回路2における中間電圧VMMの目標値Vm1を、第1昇圧回路3における中間電圧VMMの目標値Vm2よりも高く設定するようにした。これにより、降圧回路2の動作によって中間電圧VMMの上限値が制御される。すなわち、第1昇圧回路3の動作よりも降圧回路2の動作の方が優先される。このため、降圧回路2が動作状態となる期間(VCC>CMM)では、第1昇圧回路3が停止状態となる。したがって、電源回路1の消費電力の増大を抑制することができる。また、降圧回路2と第1昇圧回路3の双方が動作することが抑制されるため、より安定した中間電圧VMMを生成することができる。
(3)第2昇圧回路4において、入力電圧VCC及び中間電圧VMMよりも高い昇圧電圧VPPを生成するようにした。そして、この昇圧電圧VPPを動作電源電圧として電源選択回路5に供給するようにした。これにより、電源選択回路5(第1降圧レギュレータ51又は第2降圧レギュレータ53)を確実に動作させることができる。したがって、入力電圧VCCと中間電圧VMMのうちの高い方の電圧を確実に降圧回路2に供給することができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態を図4〜図7に従って説明する。この実施形態の電源回路1aは、第1昇圧回路3aのポンプ能力が不足するような場合に、第2昇圧回路4aを、中間電圧VMMを生成するための昇圧回路として利用する点が上記第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図4に示すように、電源回路1aは、降圧回路2と、第1昇圧回路3aと、第2昇圧回路4aと、電源選択回路5と、分圧回路6aと、比較回路7と、選択回路8と、スイッチSW1〜SW6とを含む。
分圧回路6aは、中間電圧VMMをそれぞれ異なる分圧比で分圧した分圧電圧Vn1,Vn2,Vn4を生成する。具体的には、分圧回路6aは、出力端子Toとグランドとの間に直列に接続された抵抗R1〜R4を含み、それら抵抗R1〜R4間の接続点の電位を分圧電圧Vn1,Vn2,Vn4として生成する。より具体的には、分圧回路6aは、抵抗R1,R2間の接続点の電位を分圧電圧Vn2とし、抵抗R2,R3間の接続点の電位を分圧電圧Vn1とし、抵抗R3,R4間の接続点の電位を分圧電圧Vn4として生成する。そして、分圧回路6aは、これら分圧電圧Vn1,Vn2,Vn4を降圧回路2、第1昇圧回路3a及び比較回路7にそれぞれ出力する。ここで、抵抗R1〜R3による電圧降下分をΔVとすれば、分圧電圧Vn4は電圧VMM−ΔVと等しいと言える。
比較回路7は、その反転入力端子に上記分圧電圧Vn4が供給されるとともに、非反転入力端子に入力電圧VCCが供給される。この比較回路7は、分圧電圧Vn4と入力電圧VCCとの比較結果に応じたレベルを持つ選択信号SSを生成する。具体的には、比較回路7は、入力電圧VCCが分圧電圧Vn4(=VMM−ΔV)よりも低い場合にはLレベルの選択信号SSを生成する。すなわち、比較回路7は、中間電圧VMMと入力電圧VCCとの電位差が所定値(ここでは、ΔV)よりも大きい場合にはLレベルの選択信号SSを生成する。一方、比較回路7は、入力電圧VCCが分圧電圧Vn4よりも高い場合にはHレベルの選択信号SSを生成する。そして、この選択信号SSは、選択回路8とスイッチSW1〜SW5に供給される。
選択回路8には、第1昇圧回路3aの比較回路38から制御信号S1が供給されるとともに、第2昇圧回路4aの検出回路48から制御信号S2が供給される。この選択回路8は、比較回路7から入力する選択信号SSに基づいて、制御信号S1と制御信号S2のうちの一方を制御信号S3として第2昇圧回路4a内のリングオシレータ41に出力する。具体的には、選択回路8は、Lレベルの選択信号SSに応答して、制御信号S1を制御信号S3としてリングオシレータ41に出力する。このときの制御信号S3(制御信号S1)は、基準電圧Vr2に応じた目標値Vm2の中間電圧VMMを生成するようにリングオシレータ41の発振動作を制御する信号となる。このため、中間電圧VMMと入力電圧VCCとの電位差が大きい場合には、第2昇圧回路4aは、上記第1昇圧回路3aと協動して、目標値Vm2の中間電圧VMMを生成するように動作する。
一方、選択回路8は、Hレベルの選択信号SSに応答して、制御信号S2を制御信号S3としてリングオシレータ41に出力する。これにより、第2昇圧回路4aは、上記第1実施形態と同様に、入力電圧VCC及び中間電圧VMMよりも高い昇圧電圧VPPを生成するように動作する。
スイッチSW1は、その第1端子が第2昇圧回路4a内のポンプ回路47の出力端子に接続されるとともに、第2端子が出力端子Toに接続されている。
スイッチSW2は、その第1端子が第2昇圧回路4a内のポンプ回路47の出力端子に接続されるとともに、第2端子が電源選択回路5に接続されている。
スイッチSW3は、その第1端子に入力電圧VCCが供給されるとともに、第2端子がスイッチSW2の第2端子に接続されている。
スイッチSW4は、その第1端子が電源選択回路5の出力端子に接続されるとともに、第2端子が降圧回路2の高電位側の電源端子に接続されている。
スイッチSW5は、その第1端子に中間電圧VMMが供給されるとともに、第2端子がスイッチSW4の第2端子に接続されている。
これらスイッチSW1〜SW5の制御端子には、上記比較回路7からの選択信号SSが供給される。そして、スイッチSW1,SW3,SW5は、Lレベルの選択信号SSに応答してオンする一方、Hレベルの選択信号SSに応答してオフする。また、スイッチSW2,SW4は、Lレベルの選択信号SSに応答してオフする一方、Hレベルの選択信号SSに応答してオンする。このように、比較回路7からLレベルの選択信号SSが出力されると、スイッチSW1,SW3,SW5がオンされ、スイッチSW2,SW4がオフされる。このため、第2昇圧回路4aにて生成された昇圧電圧VPPが中間電圧VMMとして出力端子Toに出力される。また、電源選択回路5には昇圧電圧VPPの代わりに入力電圧VCCが供給されるとともに、降圧回路2には入力電圧VCCと中間電圧VMMの大小関係に関わらず中間電圧VMMが動作電源電圧VDDとして供給される。
スイッチSW6は、その第1端子に入力電圧VCCの供給される電源端子が接続されるとともに、第2端子が第2昇圧回路4a内のポンプ回路47の出力端子に接続されている。また、スイッチSW6の制御端子には、上記選択信号SSの立ち下がりに応答して所定時間T(図7参照)だけHレベルとなるパルス信号が供給される。このスイッチSW6は、Hレベルのパルス信号に応答してオンする一方、Lレベルのパルス信号に応答してオフする。
次に、スイッチSW1〜SW6の構成例を図5にしたがって説明する。なお、スイッチSW2〜SW6も同様の構成を備えるため、ここでは説明を省略する。
図5に示すように、スイッチSW1は、その第1端子と第2端子との間に直列に接続されたPチャネルMOSトランジスタTP10,TP11と、レベルシフト回路61,62とを含む。
トランジスタTP10は、その第1端子に昇圧電圧VPPが供給され、第2端子がトランジスタTP11の第1端子に接続されている。そのトランジスタTP11の第2端子には中間電圧VMMが供給される。なお、トランジスタTP10のバックゲートは当該トランジスタTP10の第1端子に接続されるとともに、トランジスタTP11のバックゲートは当該トランジスタTP11の第2端子に接続されている。
トランジスタTP10のゲートにはレベルシフト回路61の出力信号が供給される一方、トランジスタTP11のゲートにはレベルシフト回路62の出力信号が供給される。
レベルシフト回路61には、上記比較回路7から選択信号SSが供給されるとともに、昇圧電圧VPPが供給される。このレベルシフト回路61は、Hレベルの選択信号SSを昇圧電圧VPPレベルの信号にレベル変換し、その変換後の信号をトランジスタTP10のゲートに出力する。
レベルシフト回路62には、選択信号SSと中間電圧VMMとが供給される。このレベルシフト回路62は、Hレベルの選択信号SSを中間電圧VMMレベルの信号にレベル変換し、その変換後の信号をトランジスタTP11のゲートに出力する。
このように構成されたスイッチSW1では、Lレベルの選択信号SSが入力されると、そのLレベルの選択信号SSがレベルシフト回路61,62をそれぞれ介してトランジスタTP10,TP11のゲートに供給される。このため、Lレベルの選択信号SSが入力される場合には、昇圧電圧VPPと中間電圧VMMの大小関係に関わらず、トランジスタTP10,TP11がオンされる。一方、Hレベルの選択信号SSが入力されると、昇圧電圧VPPレベルの信号がトランジスタTP10のゲートに供給され、中間電圧VMMレベルの信号がトランジスタTP11に供給される。これにより、トランジスタTP10,TP11の少なくとも一方のトランジスタが確実にオフされる。すなわち、昇圧電圧VPPが中間電圧VMMよりも高い場合には、トランジスタTP10が確実にオフされ、中間電圧VMMが昇圧電圧VPPよりも高い場合には、トランジスタTP11が確実にオフされる。これにより、昇圧電圧VPPと中間電圧VMMの大小関係に関わらず、スイッチSW1を確実にオフ状態にすることができる。
次に、このように構成された電源回路1aの動作を図6及び図7にしたがって説明する。なお、図6及び図7において、縦軸及び横軸は、説明を簡潔にするため、適宜拡大、縮小して示している。
今、時刻t10において、入力電圧VCCが中間電圧VMMよりも低く、且つ入力電圧VCCが分圧電圧Vn4(=VMM−ΔV)よりも低い。この場合には、第1昇圧回路3aによって入力電圧VCCが昇圧されて目標値Vm2で略一定となる中間電圧VMMが生成される。但し、入力電圧VCCと中間電圧VMMとの電位差が大きいため、第1昇圧回路3aのポンプ能力(電流供給能力)が不足するおそれがある。ここで、本実施形態の電源回路1aでは、比較回路7から出力される選択信号SSがLレベルとなるため、制御信号S1が制御信号S3として第2昇圧回路4a内のリングオシレータ41に供給される。これにより、第2昇圧回路4aは、入力電圧VCCを昇圧して、基準電圧Vr2に応じた目標値Vm2の昇圧電圧VPPを生成するように動作する。さらに、上記Lレベルの選択信号SSに応答してスイッチSW1がオンされスイッチSW2がオフされるため、上記昇圧電圧VPPが中間電圧VMMとして出力端子Toに出力される。このように、第1昇圧回路3aのポンプ能力が不足するおそれがある場合には、第1昇圧回路3aと第2昇圧回路4aとが協動して、入力電圧VCCから目標値Vm2の中間電圧VMMを生成する。
なお、上記Lレベルの選択信号SSに応答してスイッチSW3,SW5がオンされスイッチSW4がオフされる。このため、電源選択回路5には昇圧電圧VPPの代わりに入力電圧VCCが動作電源電圧として供給され、降圧回路2には入力電圧VCC及び中間電圧VMMの大小関係に関わらず中間電圧VMMが動作電源電圧VDDとして供給される。このときの降圧回路2の出力トランジスタTP1のボディバイアスは、中間電圧VMMに設定される。このため、降圧回路2の出力トランジスタTP1は、上記第1実施形態と同様に、オフ状態に維持される。
続いて、入力電圧VCCが上昇してその入力電圧VCCが分圧電圧Vn4(=VMM−ΔV)よりも高くなると(時刻t11)、図7(a)に示すように、選択信号SSがHレベルに立ち上がる。すると、このHレベルの選択信号SSに応答して、制御信号S2が制御信号S3として第2昇圧回路4a内のリングオシレータ41に供給される。これにより、第2昇圧回路4aは、入力電圧VCCを昇圧して、基準電圧Vr3に応じた目標値Vpの昇圧電圧VPPを生成するように動作する。さらに、上記Hレベルの選択信号SSに応答してスイッチSW1,SW3,SW5がオフされスイッチSW2,SW4がオンされる。このため、電源選択回路5には上記昇圧電圧VPPが動作電源電圧として供給され、その電源選択回路5からは入力電圧VCCと中間電圧VMMのうちの高い方の電圧である中間電圧VMMが動作電源電圧VDDとして出力される。このときの降圧回路2の出力トランジスタTP1のボディバイアスは、中間電圧VMMに設定される。したがって、降圧回路2の出力トランジスタTP1は、上記第1実施形態と同様に、オフ状態に維持される。このように、入力電圧VCCと中間電圧VMMとの電位差が小さく第1昇圧回路3aのポンプ能力が十分である場合には、第2昇圧回路4aは、入力電圧VCCと中間電圧VMMのうちの高い方の電圧を選択する際の動作電源電圧となる昇圧電圧VPPを生成する。
なお、この場合の昇圧電圧VPPは、図7(a)に示すように、コンデンサC41〜C43間で電荷の充放電を繰り返しながら、中間電圧VMMから目標値Vpまで徐々に上昇する。このとき、第2昇圧回路4aが入力電圧VCCを中間電圧VMMから目標値Vpまで昇圧するまでの時間がμsオーダであるのに対し、入力電圧VCCが変動する際の時間がそのμsオーダよりも一桁以上長い数十μsオーダである。したがって、図7(a)に示すように、入力電圧VCCと中間電圧VMMとの大小関係が反転する境界の時刻t12よりも前に、昇圧電圧VPPが所望の目標値Vpに達している。換言すると、上記時刻t12よりも前に、昇圧電圧VPPが所望の目標値Vpに達するように、上記分圧電圧Vn4(抵抗R1〜R4の抵抗値)が設定されている。
ここで、Lレベルの選択信号SSが出力される期間(入力電圧VCCが分圧電圧Vn4よりも高い期間)では、上述のように、上記第1実施形態と略同様の回路構成となる。すなわち、降圧回路2では、その動作電源電圧VDDと出力トランジスタTP1のボディバイアスとの双方が、入力電圧VCCと中間電圧VMMのうちの高い方の電圧に設定される。このため、入力電圧VCCと中間電圧VMMとの大小関係が、VCC<VMMからVCC>VMMに切り替わるとき(図6の時刻t12前後)、及びVCC>VMMからVCC<VMMに切り替わるとき(図6の時刻t13前後)の動作は、上記第1実施形態と同様になる。
次に、上記時刻t13以降、入力電圧VCCが分圧電圧Vn4(=VMM−ΔV)よりも低くなると(時刻t14)、図7(b)に示すように、選択信号SSがLレベルに立ち下がる。すると、このLレベルの選択信号SSに応答して、制御信号S1が制御信号S3として第2昇圧回路4a内のリングオシレータ41に供給される。これにより、第2昇圧回路4aは、上記同様に、入力電圧VCCを昇圧して、基準電圧Vr2に応じた目標値Vm2の昇圧電圧VPPを生成するように動作する。
このとき、上記選択信号SSの立ち下がりに応答して所定時間TだけHレベルとなるパルス信号がスイッチSW6の制御端子に供給され、そのスイッチSW6が所定時間Tだけオンされる。すると、入力電圧VCCが供給される電源端子と第2昇圧回路4a内のポンプ回路47の出力端子とが短絡されるため、図7(b)に示すように、昇圧電圧VPPが入力電圧VCCまで低下する。その後、上記所定時間Tが経過すると、スイッチSW6がオフされ、第1昇圧回路3aと第2昇圧回路4aとが協動して、昇圧電圧VPP(=中間電圧VMM)を目標値Vm2まで上昇させる。このように、昇圧電圧VPPが目標値Vpで安定している状態から、入力電圧VCCが分圧電圧Vn4よりも低くなった場合であっても、第1昇圧回路3aと第2昇圧回路4aとが協動して、入力電圧VCCから目標値Vm2の中間電圧VMMを生成する。
以上説明した実施形態によれば、第1実施形態の(1)〜(3)の作用効果に加えて以下の効果を奏する。
(4)第2昇圧回路4aを、入力電圧VCCと中間電圧VMMとの電位差が大きい場合に、中間電圧VMMを生成する昇圧回路として動作させるようにした。これにより、第1昇圧回路3aのポンプ能力が不足するような場合に、そのポンプ能力を補うことができる。さらに、電源選択回路5の動作電源電圧である昇圧電圧VPPを生成する第2昇圧回路4aを利用するため、回路規模の増大を抑制することができる。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・上記第2実施形態において、昇圧電圧VPPの目標値Vpと中間電圧VMMの目標値Vm1,Vm2が予め決まっており、入力電圧VCCが分圧電圧Vn4よりも低くなる時刻t14から昇圧電圧VPPが中間電圧VMMの目標値Vm2と等しくなる時刻までの時間T0(図7(b)参照)が算出できる場合には、上記所定時間Tを時間T0に設定してもよい。これにより、中間電圧VMMの変動を抑制することができる。
・また、昇圧電圧VPPが入力電圧VCCまで低下したときの最小電圧値と中間電圧VMMの目標値Vm2との電位差ΔV2や上記電圧ΔVを、中間電圧VMMの変動範囲内に設定することにより、中間電圧VMMの変動を最小限に抑制することができる。
・上記第2実施形態において、比較回路7から出力されるLレベルの選択信号SSに応答して、降圧回路2や電源選択回路5のDC電流を遮断するためのスイッチを設けてもよい。
・上記第2実施形態では、選択回路8をリングオシレータ41の前段に設けるようにした。これに限らず、選択回路8をリングオシレータ41の後段に設けるようにしてもよい。この場合の選択回路8は、選択信号SSに基づいて、リングオシレータ31の出力信号(クロック信号CK1及び反転信号XCK1)又はリングオシレータ41の出力信号(クロック信号CK2及び反転信号XCK2)のいずれか一方をポンプ回路47に供給する。
・上記各実施形態において、降圧回路2における中間電圧VMMの目標値Vm1と第1昇圧回路3における中間電圧VMMの目標値Vm2とを等しい値に設定してもよい。また、目標値Vm2を目標値Vm1よりも高くなるように設定してもよい。
・上記各実施形態では、出力トランジスタTP1を閾値電圧Vthが0Vのトランジスタに具体化したが、これに制限されない。例えば中間電圧VMMで許容される変動が出力トランジスタTP1の閾値電圧Vth以上である場合には、出力トランジスタTP1を、0Vを超える閾値電圧Vthを有するトランジスタに変更してもよい。
・上記各実施形態では、降圧回路2としてLDOレギュレータに具体化したが、その他のリニアレギュレータ又はシリーズレギュレータに具体化してもよい。例えば出力電圧(ここでは、中間電圧VMM)が電源電圧VCCまで出力することのできるレギュレータ、所謂Rail−To−Rail(登録商標)のレギュレータに具体化してもよい。また、降圧回路2を降圧型のDC−DCコンバータに具体化してもよい。すなわち、降圧回路2の動作電源電圧VDDと降圧回路2内の出力トランジスタTP1のボディバイアスとが、入力電圧VCCと中間電圧VMMのうちの高い方の電圧に設定される構成であれば特に制限されない。
・上記各実施形態では、第1昇圧回路3,3a及び第2昇圧回路4,4aとして昇圧型のチャージポンプに具体化したが、その構成は特に制限されない。
・上記各実施形態では、中間電圧VMMの目標値を入力電圧VCCの変動範囲の中心値としたが、変動範囲の中間値であれば特に制限されない。
上記各実施形態に関し、以下の付記を開示する。
(付記1)
入力電圧を昇圧して出力電圧を生成する第1昇圧回路と、
前記入力電圧を降圧して前記出力電圧を生成する降圧回路と、を有し、
前記降圧回路の動作電源電圧と前記降圧回路内の出力トランジスタのボディバイアスとが、前記入力電圧と前記出力電圧のうち高い方の電圧に設定されることを特徴とする電源回路。
(付記2)
前記入力電圧及び前記出力電圧よりも高い第1電圧を生成する第2昇圧回路と、
前記第1電圧に基づき動作し、前記入力電圧と前記出力電圧のうちの高い方の電圧を選択して前記動作電源電圧として前記降圧回路に出力する電源選択回路と、を有することを特徴とする付記1に記載の電源回路。
(付記3)
前記電源選択回路は、前記入力電圧が供給される第1降圧レギュレータと、前記出力電圧が供給される第2降圧レギュレータとを含み、前記第1降圧レギュレータの第1出力トランジスタと前記第2降圧レギュレータの第2出力トランジスタとを並列に接続したことを特徴とする付記2に記載の電源回路。
(付記4)
前記第2昇圧回路は、前記入力電圧が前記出力電圧よりも低く、且つ前記入力電圧と前記出力電圧との電位差が所定値以上の場合に、前記第1昇圧回路と協働して、前記入力電圧を昇圧して前記出力電圧を生成することを特徴とする付記2又は3に記載の電源回路。
(付記5)
前記第1昇圧回路は、第1クロック信号を生成する第1リングオシレータと、前記第1クロック信号に基づくポンプ動作により前記入力電圧を昇圧する第1ポンプ回路と、前記ポンプ回路にて昇圧された電圧に基づいて、該電圧を前記出力電圧の目標値に維持するための第1制御信号を生成する第1検出回路とを含み、
前記第2昇圧回路は、第2クロック信号を生成する第2リングオシレータと、前記第2クロック信号に基づきポンプ動作により前記入力電圧を昇圧する第2ポンプ回路と、前記ポンプ回路にて昇圧された電圧に基づいて、該電圧を前記第1電圧の目標値に維持するための第2制御信号を生成する第2検出回路とを含み、
当該電源回路は、
前記入力電圧と前記出力電圧との比較結果に応じて選択信号を生成する比較回路と、
前記選択信号に基づいて、前記第1制御信号又は前記第2制御信号を選択し、その選択した制御信号を前記第2リングオシレータに出力する選択回路と、を有することを特徴とする付記4に記載の電源回路。
(付記6)
前記第1制御信号を選択するための前記選択信号に基づいて、前記第2ポンプ回路の出力端子の接続先を、前記電源選択回路から前記第1ポンプ回路の出力端子に切り替えるための第1のスイッチを有することを特徴とする付記5に記載の電源回路。
(付記7)
前記入力電圧の供給される電源端子と前記第2ポンプ回路の出力端子との間に設けられる第2のスイッチを有し、
前記第2のスイッチは、前記第1制御信号を選択するための前記選択信号が生成されてから所定時間だけオンすることを特徴とする付記5又は6に記載の電源回路。
(付記8)
前記所定時間を、前記第1電圧の目標値及び前記出力電圧の目標値に応じて設定することを特徴とする付記7に記載の電源回路。
(付記9)
前記降圧回路における前記出力電圧の目標値を、前記第1昇圧回路における前記出力電圧の目標値よりも高く設定することを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の電源回路。
(付記10)
前記降圧回路の出力トランジスタは、閾値電圧が0Vのトランジスタであることを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載の電源回路。
(付記11)
前記降圧回路の出力トランジスタの第1端子とバックゲートとの間に設けられる第1スイッチング素子と、
前記降圧回路の出力トランジスタの第2端子とバックゲートとの間に設けられる第2スイッチング素子と、を有し、
前記第1スイッチング素子の制御端子には前記出力トランジスタの第2端子が接続され、前記第2スイッチング素子の制御端子には前記出力トランジスタの第1端子が接続されることを特徴とする付記1〜10のいずれか1つに記載の電源回路。
1,1a 電源回路
2 降圧回路
3,3a 第1昇圧回路
4,4a 第2昇圧回路
5 電源選択回路
7 比較回路
8 選択回路
31 第1リングオシレータ
37 第1ポンプ回路
38 比較回路(第1検出回路)
41 第2リングオシレータ
47 第2ポンプ回路
48 第2検出回路
51 第1降圧レギュレータ
53 第2降圧レギュレータ
TP1 出力トランジスタ
TP2 PチャネルMOSトランジスタ(第1スイッチング素子)
TP3 PチャネルMOSトランジスタ(第2スイッチング素子)
TP10 第1出力トランジスタ
TP11 第2出力トランジスタ
SW1,SW2 第1のスイッチ
SW6 第2のスイッチ
VCC 入力電圧
VMM 中間電圧(出力電圧)
VDD 動作電源電圧
VPP 昇圧電圧(第1電圧)
CK1 第1クロック信号
CK2 第2クロック信号

Claims (5)

  1. 入力電圧を昇圧して出力電圧を生成する第1昇圧回路と、
    前記入力電圧を降圧して前記出力電圧を生成する降圧回路と、を有し、
    前記降圧回路の動作電源電圧と前記降圧回路内の出力トランジスタのボディバイアスとが、前記入力電圧と前記出力電圧のうち高い方の電圧に設定されることを特徴とする電源回路。
  2. 前記入力電圧及び前記出力電圧よりも高い第1電圧を生成する第2昇圧回路と、
    前記第1電圧に基づき動作し、前記入力電圧と前記出力電圧のうちの高い方の電圧を選択して前記動作電源電圧として前記降圧回路に出力する電源選択回路と、を有することを特徴とする請求項1に記載の電源回路。
  3. 前記第2昇圧回路は、前記入力電圧が前記出力電圧よりも低く、且つ前記入力電圧と前記出力電圧との電位差が所定値以上の場合に、前記第1昇圧回路と協働して、前記入力電圧を昇圧して前記出力電圧を生成することを特徴とする請求項2に記載の電源回路。
  4. 前記第1昇圧回路は、第1クロック信号を生成する第1リングオシレータと、前記第1クロック信号に基づくポンプ動作により前記入力電圧を昇圧する第1ポンプ回路と、前記ポンプ回路にて昇圧された電圧に基づいて、該電圧を前記出力電圧の目標値に維持するための第1制御信号を生成する第1検出回路とを含み、
    前記第2昇圧回路は、第2クロック信号を生成する第2リングオシレータと、前記第2クロック信号に基づきポンプ動作により前記入力電圧を昇圧する第2ポンプ回路と、前記ポンプ回路にて昇圧された電圧に基づいて、該電圧を前記第1電圧の目標値に維持するための第2制御信号を生成する第2検出回路とを含み、
    当該電源回路は、
    前記入力電圧と前記出力電圧との比較結果に応じて選択信号を生成する比較回路と、
    前記選択信号に基づいて、前記第1制御信号又は前記第2制御信号を選択し、その選択した制御信号を前記第2リングオシレータに出力する選択回路と、を有することを特徴とする請求項3に記載の電源回路。
  5. 前記降圧回路における前記出力電圧の目標値を、前記第1昇圧回路における前記出力電圧の目標値よりも高く設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の電源回路。
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