JP2011238536A - 給電プラグロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インレットに給電プラグを接続したり、取り外したりする際にロック装置を動作させるための煩わしい操作を低減することができる給電プラグロック装置を提供する。
【解決手段】給電プラグ10をインレット部5に接続すると、インレット部5に設けたロック装置30によって給電プラグ10がインレット部5にロックされ、第三者による不正な取り外しが不可となる。また、給電プラグ10のグリップ部に、給電プラグ10の握り操作有無を検出する握り検知センサ58を設ける。そして、ロック装置30がロック状態の際、握り検知センサ58によって給電プラグ10の握り操作が検出されると、電子キー80とのID照合成立を条件に、ロック装置30のアンロック動作を実行する。
【選択図】図1

Description

この発明は、受電コネクタに接続されてバッテリに充電を行う給電プラグロック装置に関する。
近年、車両からの排出ガスを少なく抑えることを目的として、各車両メーカでは、モータを駆動とする電気自動車(ハイブリッド車も含む)の開発機運が非常に高くなってきている。このような電気自動車では、車両の動力源であるバッテリの電力残量が少なくなる度に、例えば家庭や電気スタンド等においてバッテリに充電を行わなくてはならないことから、電気自動車にはユーザであっても簡単に扱える様々な充電システムが設けられることになる(例えば、特許文献1参照)。この場合の例としては、例えば家庭の商用電源に繋がる給電コネクタ(給電プラグ)を接続可能な受電コネクタ(インレット)を車両に設け、帰宅したときなどに駐車車両のインレットに給電プラグを接続し、商用電源を車両に送り込むことによって車両のバッテリに充電を行うことが想定される。
電気自動車のバッテリ充電には、急速充電の技術が開発されているといっても、ガソリン車のガソリン補給に比べて比較的長い時間を要する現状がある。特に、ユーザが自宅でバッテリ充電を行う場合には、一般家庭に高速充電用の器具が備え付けられることは稀であるので、家庭用電源に繋がる給電プラグを車両のインレットに接続して充電を開始してから、その状態で車両を長時間放置するケースが多くなる。この場合、例えば給電中の車両から給電プラグを取り外して別の車両のインレットに装着して盗電されたり、給電プラグ自体が盗まれたりする可能性も想定される。
そこで、給電プラグがインレットから不正に取り外されないようにするために、例えば給電プラグとインレットとの接続状態をロックするロック装置を給電プラグに搭載することが想定される。このロック装置の例としては、モータを駆動源として往復動可能なロックバーを設け、給電プラグの係止爪がインレットの係合部に係合した際に、ロックバーをロック位置に位置させて、このロックバーで係止爪の動きを固定する。これにより、ロック装置がロック状態をとり、インレットを給電プラグから引き抜くことができなくなる。給電プラグをインレットから取り外す際には、ロックバーをアンロック位置に位置させて係止爪の動きを解放することで、ロック装置をアンロック状態にする。
特開平9−161898号公報
ところで、上記ロック装置がアンロック状態からロック状態に遷移したり、ロック状態からアンロック状態に遷移したりするトリガとしては、例えば車両ドアの施解錠等を行う電子キーに対するスイッチ操作や、車両ドアのロック解除スイッチに対する操作等が行われることが想定される。このようなスイッチ操作は、ユーザが給電プラグをインレットに挿し込んだり、引き抜いたりする際に別途行わなければならず、煩わしさがあった。そこで、車両のインレットに給電プラグを接続したり、取り外したりする際にロック装置を動作させるための煩わしい操作を低減する技術の開発が要望されていた。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、インレットに給電プラグを接続したり、取り外したりする際にロック装置を動作させるための煩わしい操作を低減することができる給電プラグロック装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、インレットに給電プラグが接続された際、前記給電プラグと前記インレットとの間に設けられたロック機構により、前記インレットからの前記給電プラグの不正取り外しを不可とする給電プラグロック装置において、前記給電プラグに操作者が触れているか否かを検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づき、前記操作者との間の個人認証の認証成立を条件に、前記ロック機構の動作とドアロックの施解錠動作との少なくとも一方を許可又は実行する制御手段と、を備えたことをその要旨としている。
同構成によれば、給電プラグが操作者によって触れられたか否かを検出する検出手段を給電プラグに設け、検出手段の検出結果に基づき、個人認証の認証成立を条件に、ロック機構及びドアロックの少なくとも一方の動作が許可又は実行される。このため、操作者が給電プラグをインレットに接続したり或いは引き抜いたりする一連の操作過程の中で、ロック機構やドアロックの施解錠動作が実行される。よって、ロック機構やドアロックを動作させるために特別な操作が不要になるので、これらを動作させるための煩わしい操作を省略することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の給電プラグロック装置において、前記検出手段は、前記給電プラグのグリップ部に配置されていることをその要旨としている。
同構成によれば、操作者が給電プラグを操作する際に触れるグリップ部に設けたので、操作者が給電プラグに触れたことを確実に検出することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の給電プラグロック装置において、前記制御手段は、前記ロック機構及び前記ドアロックの少なくとも一方がロック状態をとる際、前記操作者が前記給電プラグに触れたことを前記検出手段で検出すると、前記認証成立を条件に、前記ロック機構及び前記ドアロックの少なくとも一方のアンロック動作を許可又は実行することをその要旨としている。
同構成によれば、バッテリ充電後、給電プラグをインレットから引き抜くという一連の操作過程の中で、ロック機構をアンロック状態に切り換えることが可能となるので、煩わしさを感じることなく給電プラグをインレットから引き抜くことが可能となる。また、バッテリ充電後、給電プラグをインレットから引き抜く操作過程で、ドアロックをアンロック状態に切り換えることも可能であるので、ドアロックの解錠に関しても操作の煩わしさを解消することが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の給電プラグロック装置において、前記制御手段は、前記ロック機構及び前記ドアロックの少なくとも一方がアンロック状態をとる際、前記操作者が前記給電プラグに触れていることを前記検出手段で検出しなくなると、前記認証成立を条件に、前記ロック機構及び前記ドアロックの少なくとも一方のロック動作を許可又は実行することをその要旨としている。
同構成によれば、充電するために給電プラグをインレットに接続して給電プラグから手を離すという一連の操作過程の中で、ロック機構をロック状態に切り換えることが可能となるので、煩わしさを感じることなく給電プラグをインレットにロックすることが可能となる。また、給電プラグをインレットに接続後、給電プラグをインレットに接続し終わった時点で、ドアロックをロック状態に切り換えることも可能となるので、ドアロックの施錠に関しても操作の煩わしさを解消することが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の給電プラグロック装置において、前記制御手段は、前記インレット側に設けられ、前記給電プラグが前記インレットに接続された際に繋がるこれらの端子を介して前記検出手段から検出信号を取得し、当該検出信号により検出有無を判定することをその要旨としている。
同構成によれば、インレット側に制御手段を設けたので、給電プラグに制御手段を設けなくて済むことになり、制御手段を設けるために給電プラグが大型化することを抑制することが可能となる。また、インレット側には広い部品配置スペースが存在するので、このスペースを利用して制御手段を配置することが可能となる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の給電プラグロック装置において、前記インレットが搭載されたマスタ装置には、通信端末と無線通信により当該通信端末のID照合を実行する無線認証システムが設けられ、前記給電プラグが前記インレットに接続された際、前記制御手段は、前記無線認証システムのID照合結果を前記個人認証の認証結果として取得することをその要旨としている。
同構成によれば、無線認証システムのID照合結果をマスタ装置から制御手段が取得するので、操作者が正しいか否かの認証のために新たに認証結果を得るものを給電プラグに設けずに済む。このため、構成を複雑化させずに済む。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の給電プラグロック装置において、前記ロック機構は、前記給電プラグに抜け止め用に設けられた爪部側にロック部材を移動させ、当該ロック部材によって前記爪部の動きを規制することによりロック状態をとることをその要旨としている。
同構成によれば、ロック機構が給電プラグに設けられた爪部をロック部材が規制することでロック状態となり、簡易な構成で係止爪をロックすることができる。
本発明によれば、インレットに給電プラグを接続したり、取り外したりする際にロック装置を動作させるための煩わしい操作を低減することができる。
車両及び充電システムの構成を示す構成図。 給電プラグの概略構成を示す縦断面図。 給電プラグの握り検知センサを示す斜視図。 インレット部及びロック装置を示す縦断面図。 給電プラグの係止爪がインレット部に係合してアンロック状態のロック装置を示す横断面図。 給電プラグの係止爪がインレット部に係合してロック状態のロック装置を示す横断面図。 給電プラグの係止爪がインレット部に係合してロック状態のロック装置を示す縦断面図。
以下、本発明をプラグインハイブリッド車の給電プラグロック装置に具体化した一実施形態について図1〜図7を参照して説明する。
図1に示されるように、ハイブリッド式の車両1には、駆動輪2の駆動源としてエンジンとモータとの駆動力を組み合わせて出力するハイブリッドシステム3が備えられている。ハイブリッドシステム3は、エンジンの動力のみを機械的に駆動輪2に伝えて走行するモードと、エンジンの動力で発電を行ってモータにより走行するモードと、エンジン及びモータの双方で駆動輪2を直接駆動するモードと、エンジンを使用せずにモータのみで走行するモードの各種モードにより走行する。
ハイブリッドシステム3には、モータに電力を供給するバッテリ4が接続されている。バッテリ4は、エンジンの動力によって発電された電力がバッテリ4に充電されるだけではなく、車両1の外部電源61、例えば家庭用コンセントから夜間電力などでバッテリ4に充電することが可能である。
この車両1には、例えば運転者が実際に車両キーを操作しなくてもドアロックの施解錠等の車両動作を行うことが可能な電子キーシステム70が搭載されている。電子キーシステム70は、キー固有のIDコードを無線通信で発信可能な電子キー80が車両キーとして使用されている。電子キーシステム70は、車両1からIDコード返信要求としてリクエスト信号Srqを発信させ、このリクエスト信号Srqを電子キー80が受信すると、それに応答する形で電子キー80が自身のIDコードを含ませたIDコード信号Sidを狭域無線通信により車両1に返信し、電子キー80のIDコードが車両1のIDコードと一致すると、ドアロックの施解錠が許可又は実行されるシステムである。
電子キーシステム70を以下に説明すると、車両1には、電子キー80との間で狭域無線通信を行う際にID照合を行う照合ECU(Electronic Control Unit)71が設けられている。照合ECU71には、車両1の各ドアに埋設されて車外にLF(Low Frequency)帯の信号を発信可能な車外LF発信機72と、車内床下等に埋設されて車内にLF帯の無線信号を発信可能な車内LF発信機73と、車内後方の車体等に埋設されてUHF(Ultra High Frequency)帯の無線信号を受信可能なUHF受信機74とが接続されている。照合ECU71は、固有のキーコードとしてIDコードが記憶されたメモリ71aを備えている。
一方、電子キー80には、車両1との間で電子キーシステム70に準じた無線通信を行う際のコントロールユニットとして通信制御部81が設けられている。通信制御部81は、固有のキーコードとしてIDコードが記憶されたメモリ81aを備えている。通信制御部81には、外部で発信されたLF帯の信号を受信可能なLF受信部82と、通信制御部81の指令に従いUHF帯の信号を発信可能なUHF発信部83とが接続されている。
照合ECU71は、車外LF発信機72及び車内LF発信機73から電子キー80へリクエスト信号SrqをLF帯の電波で送信し、いわゆるスマート通信の成立可否を試みる。照合ECU71は、リクエスト信号Srqに対する応答として電子キー80からIDコード信号Sidを受信すると、ID照合としてスマート照合を実行する。照合ECU71は、車外の電子キー80とスマート照合、即ち車外照合が成立することを確認すると、ドアロック装置79によるドアロックの施解錠を許可又は実行する。また、照合ECU71は、車内の電子キー80とスマート照合、即ち車内照合が成立することを確認すると、ハイブリッドシステム3の始動を許可する。
また、車両1には、ドアロックの制御を行うドアロックECU78が設けられている。ドアロックECU78は、車内LAN(Local Area Network)76を介して照合ECU71と通信可能であり、照合ECU71からID照合の成立結果を確認可能である。ドアロックECU78は、車外照合が成立したことを確認すると、ドアロック装置79にドアロックの施解錠動作を実行させる。
プラグインハイブリッド式の車両1は、プラグイン式の充電システム60によってバッテリ4に充電する。充電システム60は、例えば住宅や充電スタンド等の外部電源61に設けられた給電プラグ10を車両1に接続してバッテリ4に充電する。この給電プラグ10は、接続ケーブル12を介して外部電源61として例えば交流(商用電源)200Vに接続されている。接続ケーブル12には、充電を開始する際に操作する充電オンオフスイッチ62が設けられている。
車両1には、同車両1における給電プラグ10の接続先としてインレット部5が取り付けられている。インレット部5は、給電プラグ10を挿し込むコネクタ部品であって、例えば車体の前方側面にガソリン車の給油口のように搭載されている。インレット部5は、給電プラグ10から送り込まれた交流電圧をコンバータ6によって直流電圧に変換して車両1のバッテリ4に送って、バッテリ4に電力を充電する。インレット部5は、同インレット部5に給電プラグ10が嵌合されるとともに、ユーザが携帯する電子キー80により認証が成立すると、充電が可能となる。
図2及び図3に示されるように、給電プラグ10の本体11の基端11aには、接続ケーブル12が接続されている。給電プラグ10の本体11には、ユーザが把持するグリップ部13が形成されている。給電プラグ10の本体11の先端11bには、インレット部5に嵌着される円筒状の嵌着部14が備えられている。嵌着部14の内部には、給電プラグ10をインレット部5に電気的に繋ぐ複数の接続端子15が設けられている。接続端子15は、電力の伝送経路となるパワー端子15aや、各種信号の通信経路となる信号端子15b等を備える。
図4に示されるように、インレット部5の挿込口20の内部には、給電プラグ10の嵌着部14が備える接続端子15の接続先として接続端子29が設けられている。接続端子29は、電力の伝送経路となるパワー端子29aや、各種信号の通信経路となる信号端子29b等を備える。インレット部5の外周面上部21には、給電プラグ10の係止爪52が係合して、給電プラグ10とインレット部5との係合状態を保持する係合部22が形成されている。係合部22は、挿入された係止爪52が係合する係合凸部23を備えている。
図2及び図3に示すように、給電プラグ10には、給電プラグ10をインレット部5に挿し込んだ際に、この挿し込み状態を保持、つまり給電プラグ10を抜け止めするロックアーム50が設けられている。このロックアーム50は、給電プラグ10の長手方向に沿って延出するとともに、給電プラグ10の挿込方向に対して直交する回動軸51を軸として軸回り(図2の上下方向)へ回動可能である。
ロックアーム50は、回動軸51を軸として回動する回動部54と、この回動部54から給電プラグ10の先端11b側へ延出する係止爪腕部55と、係止爪腕部55に接続されて嵌着部14の上方へ突出し、インレット部5の挿込口20に係合する係止爪52とを備えている。係止爪腕部55の上面55aには、係止爪52を下方、言い換えれば係止爪52において嵌着部14側へ付勢する付勢ばね56が取り付けられている。係止爪腕部55は、付勢ばね56を介して本体11の内壁上面に固定されている。なお、係止爪52が爪部として機能する。
また、ロックアーム50は、回動部54から給電プラグ10のグリップ部13側へ延出する操作腕部57を備えている。操作腕部57の先端には、ユーザが係止爪52を操作する際に押される操作部53が設けられている。操作部53が押し操作されることにより係止爪52が嵌着部14から離れる開き側へ操作される。操作部53は、本体11の規制部11cに当接するまで変位可能である。
係止爪52は、インレット部5に係合する閉じ状態(図2の実線)をとると、給電プラグ10をインレット部5に保持する状態となる。また、係止爪52は、嵌着部14から開いた開き状態(図2の二点鎖線)をとると、給電プラグ10をインレット部5から取り外すことが可能な状態となる。係止爪52は、通常時において閉じ状態をとり、操作部53を押し操作することにより、開き状態に操作可能となっている。
図1に示されるように、車両1には、充電に関わる制御を行う充電ECU75が設けられている。充電ECU75は、車内LAN76を介して照合ECU71と通信可能であり、照合ECU71からID照合の成立結果を確認可能である。充電ECU75は、充電開始の条件として、ID照合が成立することと、給電プラグ10がインレット部5に嵌着したこととを確認する。
充電システム60には、インレット部5に接続された給電プラグ10の不正取り外しを禁止するロック装置30が設けられている。この場合、図5〜図7に示すように、インレット部5には、ロック装置30の機構部分としてロック機構(電動ロック機構)31が取り付けられている。ロック機構31には、ロック機構31の各種部品を収納するケース40が設けられている。ケース40の手前には、ロックアーム50を係合凸部23に対して係脱するときにロックアーム50を通す凹部41が形成されている。
ケース40内の部品収納部42には、ロックアーム50が開き状態になることを規制可能な細長い棒状のロックバー43が、装置幅方向(図5のY軸方向)に沿って直線往復動可能に取り付けられている。ロックバー43は、凹部41の側壁において装置幅方向Yに貫設された貫通孔44を介してケース40の内外を出入りする。なお、ロックバー43がロック部材として機能する。
部品収納部42の内部には、ロック機構31の駆動源となるモータ45が収納されている。モータ45は、自身の回転力をロックバー43の直線移動力に変換する変換機構46を介して、ロックバー43に連結されている。よって、モータ45が回転した際には、変換機構46によってロックバー43が装置幅方向Yに沿って直線移動する。モータ45は、部品収納部42の内部に収納された基板47に取り付けられている。基板47は、ケース40の内面において縦向きに配置されている。
ロック機構31が図5に示すアンロック状態をとる際、モータ45が一方向に回転(正転)すると、モータ45の駆動力によってロックバー43が一方向(図5の矢印Y1方向)に直進する。よって、図6及び図7に示すように、ロックバー43がロックアーム50の係止爪52を上から押さえ付けて、ロック機構31がロック状態をとる。一方、ロック状態からモータ45が他方向に回転(逆転)すると、モータ45の駆動力によってロックバー43が他方向(図6の矢印Y2方向)に直進する。よって、ロックバー43が係止爪52から離間して、ロック機構31が図5に示すアンロック状態をとる。
図1に示されるように、インレット部5には、ロック機構31のコントロールユニットとしてロックECU77が設けられている。ロックECU77は、車内LAN76に接続され、各種ECUと各種情報のやり取りが可能である。ロックECU77は、モータ45を駆動制御することにより、ロック機構31の動作状態をロック状態又はアンロック状態に切り換える。ロックECU77は、インレット部5のロック装置30に設けられる握り検知センサ25及びモータ45に接続されている。検知センサ25は、係止爪52が係合部22に係合しているか否かを監視し、係止爪52が係合部22に係止したことを検知すると、検知信号を充電ECU75やロックECU77へ出力する。
また、図1〜図3に示されるように、給電プラグ10には、充電完了後に給電プラグ10をインレット部5から引き抜く一連の操作過程の中でロック機構31が自動でアンロックされるように、給電プラグ10の握り操作を検出する握り検知センサ58が搭載されている。図2及び図3に示すように、本実施例では、握り検知センサ58は、操作者が操作部53を操作するために必ず握る位置であるグリップ部13の上面に設けられている。
握り検知センサ58は、例えば静電容量センサが用いられ、人体(ここでは、掌)が近づいたり、触れたりすることを検知することで給電プラグ10が操作者によって握られて操作されていることを検知する。また、握り検知センサ58は、給電プラグ10がインレット部5に接続された状態において、握りの有無を握り検知信号Sg又は握り非検知信号Suとして間欠的に信号端子15b,29bを介してロックECU77に出力する(図1参照)。
なお、握り検知センサ58は、信号端子15b,29bを介して信号を出力するので、給電プラグ10がインレット部5に接続しているときのみ、充電ECU75と通信可能である。握り検知センサ58は、操作者の握りを検出すると、その検出期間中において握り検知信号SgをロックECU77に出力し、操作者の握りを検知しなくなると、握り非検知信号SuをロックECU77に出力する。
ロックECU77には、照合ECU71からID照合の成立結果を取得する照合結果取得部77aが設けられている。照合結果取得部77aは、例えば握り検知センサ58からを握り検知信号Sg又は握り非検知信号Suを入力すると、照合ECU71へ問い合せてID照合の結果を取得する。
ロックECU77には、ロック機構31の動作を制御するロック機構制御部77bが設けられている。ロック機構制御部77bは、ロック機構31がアンロック状態の際、握り操作されていた給電プラグ10から手が離されたこと、つまり握り検知センサ58から握り検知信号Sgの後に握り非検知信号Suを入力すると、ID照合が成立することを条件に、モータ45を駆動してロック機構31をロック状態に切り換える。また、ロック機構制御部77bは、ロック機構31がロック状態の際、給電プラグ10が握り操作されたこと、つまり握り検知センサ58から握り検知信号Sgを入力すると、ID照合が成立することを条件に、モータ45を駆動してロック機構31をアンロック状態に切り換える。
ロックECU77には、ドアロックECU78にドアロックの施解錠を指示する施解錠指示部77cが設けられている。施解錠指示部77cは、車両1のドアロックがアンロック状態の際、握り検知センサ58から握り検知信号Sgの後に握り非検知信号Suを入力すると、ID照合が成立することを条件に、ドアロックECU78にドアロックの施錠を指示する。一方、施解錠指示部77cは、車両1のドアロックがロック状態の際、握り検知センサ58から握り検知信号Sgを入力すると、ID照合が成立することを条件に、ドアロックECU78にドアロックの解錠を指示する。
次に、充電システム60及びロック装置30の動作について、図2、図5〜図7を参照して説明する。
まず、図2の二点鎖線で示すように、グリップ部13を握って操作部53を押し操作することにより、係止爪52を嵌着部14から離間する開き状態にしておく。そして、図5に示されるように、係止爪52が、係合部22の凹部41に入り込むように位置を合わせ、その状態のまま給電プラグ10を軸方向に沿って動かして、インレット部5へ給電プラグ10を奥まで挿し込むと、給電側の接続端子15とインレット部5の接続端子29とが接続される。このとき、係止爪52が係合部22の係合凸部23の上方に位置する(図7の二点鎖線)。
そして、この状態で操作部53から指を離し、グリップ部13から手を離すと、係止爪52が閉じる動きをとり、係止爪52が係合凸部23に係合する(図7の実線)。これにより、給電プラグ10は、インレット部5と係止状態をとる。そして、検知センサ25は、係止爪52が係合凸部23に係合したことを検知すると、検知信号をロックECU77へ出力する。
グリップ部13から手を離す操作は、握り検知センサ58によって検出される。このとき、握り検知センサ58は、信号端子15b,29bを介して、握り非検知信号SuをロックECU77に出力する。ロックECU77が握り非検知信号Suを入力した際、照合結果取得部77aは照合ECU71に照合結果を問い合せる。ここでは、正規ユーザの操作を前提としているので、照合成立通知を取得する。よって、ロック機構制御部77bは、モータ45によってロック機構31のロック動作を開始する。
このとき、ロックバー43がロック位置に位置して、ケース40側の図示しないホール素子に対向する位置に移動すると、ロックバー43がロック位置に到達したことがホール素子により検出される。このとき、図6に示されるように、モータ45の駆動が停止され、ロックバー43がロック位置で止められる。これにより、係止爪52は、ロックバー43が上方に位置して、係合状態から変位できない状態、すなわちロック状態をとる。
また、施解錠指示部77cは、ドアロックの解錠時において握り検知センサ58から握り検知信号Sgの後に握り非検知信号Suを入力すると、ID照合が成立することを条件に、ドアロックECU78にドアロックの施錠を指示する。よって、ドアロックがそれまでの解錠状態から施錠状態に切り換わる。
ロック機構31がロック状態に切り換わると、ロックECU77はロック完了通知を充電ECU75に出力する。充電ECU75は、ID照合が成立することと、給電プラグ10の握りが非検知であることと、ロックECU77からロック完了通知を入力することとを確認すると、バッテリ4の充電を開始する。
ここで、ロック機構31がロック状態をとる際、例えば第三者等が給電プラグ10をインレット部5から無理矢理取り外そうとして、強引な引き抜き操作を行ったとする。このとき、引っ張り操作に伴う強引な引き抜き荷重が係止爪52に発生して、係止爪52が上方にずれようとする動きをとる。しかし、係止爪52の上方にはロックバー43が位置しているので、係止爪52が上方に持ち上がろうとしても、ロックバー43によってこの動きが規制され、係止爪52は係合部22に引っ掛かった状態を維持する。これにより、給電プラグ10を無理に引き取ろうとしても、給電プラグ10の接続が維持され、給電プラグ10の不正取り外しが防止される。
また、このとき、第三者が給電プラグ10を握って引き抜き操作して、給電プラグ10をインレット部5から取り外そうとする。握り検知センサ58は、グリップ部13が握られていることを検知すると、信号端子15b,29bを介して、握り検知信号SgをロックECU77に出力する。照合結果取得部77aは、握り検知センサ58から握り検知信号Sgが入力すると、電子キーシステム70によるID照合の成立結果を問い合せる。
ところで、第三者が給電プラグ10の取り外し作業を行うのであれば、第三者は電子キー80を所持し得ないので、電子キーシステム70のID照合は成立していないはずである。よって、照合結果取得部77aは、照合ECU71への問い合せによってID照合不成立通知を取得する。このため、ロックECU77は、モータ45を駆動させない。よって、グリップ部13を握って操作部53を押し操作しても、係止爪52は起き上がらず、ロック装置30がロックのままで維持される。
一方、バッテリ4の充電が完了すると、今度はインレット部5から給電プラグ10を取り外す作業に移行し、給電プラグ10を握り操作する。このとき、握り検知センサ58は、グリップ部13が握られていることを検知すると、信号端子15b,29bを介して、握り検知信号SgをロックECU77に出力する。
ロックECU77が握り検知センサ58から握り検知信号Sgが入力すると、照合結果取得部77aは照合ECU71にID照合の成立結果を問い合せる。正規な操作者が給電プラグ10の取り外し作業を行うのであれば、電子キー80を所持しているので、電子キーシステム70のID照合は成立する。よって、ロックECU77は、照合ECU71からID照合成立通知を取得する。このため、ロックECU77は、モータ45に逆回転の駆動信号を出力して、ロック機構31のアンロック動作を開始する。
このとき、ロックバー43がアンロック位置に位置して、ケース40側の図示しないホール素子に対向する位置に移動すると、ロックバー43がアンロック位置に到達したことがホール素子により検出される。このとき、モータ45の駆動が停止され、ロックバー43がアンロック位置で止められる。これにより、係止爪52の上部にロックバー43が位置する状態が解除される。また、操作部53の押し操作により係止爪52を開き操作することが可能となるので、係止爪52を開いて、給電プラグ10をインレット部5から取り外すことが可能となる。
また、施解錠指示部77cは、ドアロック施錠時において握り検知センサ58から握り検知信号Sgを入力すると、ID照合が成立することを条件に、ドアロックECU78にドアロックの解錠を指示する。よって、ドアロックがそれまでの施錠状態から解錠状態に切り換わる。
以上により、本実施形態においては、給電プラグ10にロック装置30を設けたので、電子キー80を所持した正規ユーザでなければ、ロック装置30を解除することができず、給電プラグ10をインレット部5から取り外すことができない。よって、充電中に第三者によって給電プラグ10がインレット部5から不正に取り外されずに済み、盗電やケーブル盗難等を防止することが可能となる。
また、給電プラグ10の握り操作有無を検出する握り検知センサ58を給電プラグ10に設け、給電プラグ10が握り操作されたことを握り検知センサ58で検出すると、ID照合成立を条件にロック機構31のアンロック動作を開始する。このため、給電プラグ10をインレット部5から取り外す際には、給電プラグ10を握ってインレット部5から引き抜く一連の操作過程の中で、ロック機構31がアンロック状態に切り換わるので、アンロックの切り換えに特別な操作が必要ない。よって、煩わしい操作を不要とすることができる。
さらに、給電プラグ10をインレット部5に接続する際には、それまで握っていた給電プラグ10から手を離したことを握り検知センサ58で検知すると、ID照合成立を条件にロック機構31のロック動作を開始する。このため、給電プラグ10をインレット部5に挿し込んで手を離すという一連の操作過程の中で、ロック機構31がロック状態に切り換わるので、ロック動作時も特別な操作が必要とならない。よって、ロック動作時も煩わし操作を不要とすることができる。
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)給電プラグ10のグリップ部13に、給電プラグ10を操作者が握ったことを検知する握り検知センサ58を設け、握り検知センサ58の検出結果に基づき、ID照合の成立を条件にロックECU77がロック装置30及びドアロック装置79を動作させる。このため、操作者が給電プラグ10をインレット部5に接続したり、引き抜いたりする一連の操作過程において、ロック装置30やドアロック装置79の動作が実行される。よって、ロック装置30やドアロック装置79を動作させるための煩わしい操作を省略することができる。
(2)給電プラグ10のグリップ部13に握り検知センサ58を設けたので、操作者が給電プラグ10を操作した際に必ず触ることになり、給電プラグ10に対する操作を確実に検出することができる。
(3)正規ユーザが給電プラグ10をインレット部5に接続して給電プラグ10から手を離すという自然な動作によって、ロック装置30をロック状態とするとともに、ドアロックを施錠する。このため、ユーザは、ロック装置30のロック操作及びドアロックの施錠操作を別途行うことなく防犯でき、車両1から安心して離れることができる。
(4)正規ユーザがインレット部5に接続された給電プラグ10を握るという自然な動作によって、ロック装置30をアンロック状態とするとともに、ドアロックを解錠する。このため、ユーザは、ロック装置30のアンロック操作及びドアロックの解錠操作を別途行わずに済み、車両1に乗り込むことができる。
(5)インレット部5側にロック装置30及びロックECU77を設けたので、給電プラグ10が大型化することを抑制できる。また、インレット部5側は車両1側ということで広い部品配置スペースが存在するので、このスペースを利用してロック装置30やロックECU77を配置することができる。
(6)電子キー80を用いたID照合の成立を条件にロック装置30をロック・アンロック状態にするので、例えば第三者による勝手な充電が行われずに済む。よって、セキュリティ性を高いものとすることができる。
(7)ロック機構31の構造を、ロックバー43を係止爪52の上方に位置させて係止爪52の動きを規制することより、ロック状態をとるものとした。このため、簡易な構成で給電プラグ10とインレット部5との接続状態をロックすることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態では、ロック装置30のロックバー43を、変換機構46を介してモータ45が駆動するようにしたが、ロックバー43をモータ45が直接駆動するようにしてもよい。
・上記構成において、ロック装置30の規制部材を係止爪52の動きに応じて動作するものとし、モータ45の駆動によって規制部材の動きを規制することでロック状態とするようにしてもよい。
・上記実施形態では、ロック装置30をインレット部5側に設けたが、ロック装置を給電プラグ10に設けてもよい。例えば、係止爪52又は操作部53の動きを規制部材が規制することでロック状態とするロック装置でもよい。また、係止爪52と操作部53とを分離して、係止爪52と操作部53とを連結状態と非連結状態とを切り換えることで、アンロック状態とするロック装置でもよい。
・ロック装置30は、ロックアーム50の揺動操作を制限することでロック状態をとるものに限らず、例えば単に係止ピンが給電プラグ10に引っ掛かって、給電プラグ10がインレット部5から引き抜けなくなるなどの他の構成を適用してもよい。
・上記構成において、モータ45に代えて、ソレノイド等の他の駆動手段を採用してもよい。
・上記実施形態において、ロックECU77は握り検知センサ58が握りを検知した際に、ID照合が不成立の場合には、ロック状態のままとしたが、握り検知センサ58が握りを検知している間は、照合結果取得部77aが再度ID照合の結果を取得するようにしてもよい。つまり、握り検知センサ58が操作された際のID照合確認時に、ID照合の成立結果を得ることができなければ、車両1にID照合をリトライさせてもよい。
・ロック機構31のアンロック条件に、給電プラグ10をインレット部5から取り外す際に操作する取り外しスイッチの操作を含ませてもよい。この場合、握り操作があった後、一定時間内に取り外しスイッチの操作がなければ、握り操作の検出によって解錠されたドアロックを、再度施錠してもよい。
・上記実施形態において、握り検知センサ58の配置はグリップ部13に限らず、給電プラグ10上の他の箇所に配置してもよい。
・上記実施形態では、握り検知センサ58の握り検出有無に応じてロック装置30及びドアロック装置79の両方を連動させたが、一方のみ動作させてもよい。
・上記実施形態において、握り検知センサ58の握り検知有無に対する動作は、ロック及びアンロックの両方に限らず、一方のみとしてもよい。
・上記実施形態において、ロック装置30やドアロック装置79のロック開始条件は、少なくとも握り検知センサ58の検知結果とID照合の認証成立とがあれば、それ以外は適宜変更可能である。また、アンロックの開始条件も同様である。
・上記実施形態において、個人認証は、キー照合に限らず、例えば生体認証としてもよい。生体認証には、例えば指紋認証、静脈認証、音声認証、顔画像認証等がある。
・上記実施形態では、車両1と電子キー80との電子キーシステムのID照合の照合結果に基づいて給電プラグ10の操作者が正しいか否かの認証を行った。しかしながら、給電プラグ10に電子キー80との無線通信可能な通信手段を設けて、給電プラグ10が直接電子キー80との間でID照合して給電プラグ10の操作者が正しいか否かの認証を行うようにしてもよい。なお、通信手段は、車両1と同様なアンテナ及び送受信機であってもよいし、トランスポンダを備えた電子キーが相手であれば、イモビライザアンプであってもよい。
・上記実施形態では、無線通信によりID照合によって認証を行うようにしたが、機械的なID照合、言い換えればメカニカルキーによる照合によって認証を行ってもよい。
・上記実施形態では、給電プラグ10の嵌着部14の上部に係止爪52を設けるようにしたが、片側だけでなく嵌着部14を挟んで上下に係止爪を設けるようにしてもよい。
・上記実施形態において、ロック装置30のロック状態解除の開始条件は、必ずしもID照合成立及び握り検知センサ58の操作に限定されず、例えば、バッテリ4が満充電となった際に、自動で接続状態が解除されるものでもよい。
・上記実施形態において、握り検知センサ58は、静電容量センサに限定されず、例えばマイクロスイッチ等を採用してもよい。
・上記実施形態において、電子キーシステム70は、例えばIDコードの発信元としてトランスポンダを使用するイモビライザーシステムを採用してもよい。
・上記実施形態において、電子キーシステム70で使用する電波の周波数は、必ずしもLFやUHFに限定されず、これら以外の周波数が使用可能である。また、車両1から電子キー80に電波発信するときの周波数と、電子キー80から車両1に電波を返すときの周波数とは、必ずしも異なるものに限定されず、これらを同じ周波数としてもよい。
・上記実施形態において、ユーザ認証は、必ずしも電子キー80を使用したキー認証に限定されず、例えば生体認証等の他の認証を応用してもよい。
・上記実施形態では、プラグインハイブリッド式の車両1のインレット部5に適用したが、プラグインハイブリッド式の車両に限らず、電気自動車のインレット部等に適用してもよい。
・上記実施形態において、本例のロック装置30は、必ずしも車両1のみに適用されることに限らず、充電式バッテリを持つ装置や機器であれば、その採用先は特に限定されない。
1…マスタ装置としての車両、2…駆動輪、3…ハイブリッドシステム、4…バッテリ、5…インレットとしてのインレット部、6…コンバータ、10…給電プラグ、11…本体、12…接続ケーブル、13…グリップ部、14…嵌着部、15…接続端子、15a…パワー端子、15b…信号端子、20…挿込口、21…外周面上部、22…係合部、23…係合凸部、25…検知センサ、29…接続端子、29a…パワー端子、29b…信号端子、30…ロック装置、31…ロック機構、40…ケース、43…ロック部材としてのロックバー、46…変換機構、50…ロックアーム、52…爪部としての係止爪、53…操作部、58…検出手段としての握り検知センサ、60…充電システム、61…外部電源、62…充電オンオフスイッチ、70…無線認証システムとしての電子キーシステム、71…照合ECU、72…車外LF発信機、73…車内LF発信機、74…UHF受信機、75…充電ECU、76…車内LAN、77…制御手段としてのロックECU、77a…照合結果取得部、77b…ロック機構制御部、77c…施解錠指示部、78…ドアロックECU、79…ドアロック装置、80…通信端末としての電子キー、81…通信制御部、82…LF受信部、83…UHF発信部。

Claims (7)

  1. インレットに給電プラグが接続された際、前記給電プラグと前記インレットとの間に設けられたロック機構により、前記インレットからの前記給電プラグの不正取り外しを不可とする給電プラグロック装置において、
    前記給電プラグに操作者が触れているか否かを検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づき、前記操作者との間の個人認証の認証成立を条件に、前記ロック機構の動作とドアロックの施解錠動作との少なくとも一方を許可又は実行する制御手段と、を備えた
    ことを特徴とする給電プラグロック装置。
  2. 前記検出手段は、前記給電プラグのグリップ部に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の給電プラグロック装置。
  3. 前記制御手段は、前記ロック機構及び前記ドアロックの少なくとも一方がロック状態をとる際、前記操作者が前記給電プラグに触れたことを前記検出手段で検出すると、前記認証成立を条件に、前記ロック機構及び前記ドアロックの少なくとも一方のアンロック動作を許可又は実行する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の給電プラグロック装置。
  4. 前記制御手段は、前記ロック機構及び前記ドアロックの少なくとも一方がアンロック状態をとる際、前記操作者が前記給電プラグに触れていることを前記検出手段で検出しなくなると、前記認証成立を条件に、前記ロック機構及び前記ドアロックの少なくとも一方のロック動作を許可又は実行する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の給電プラグロック装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の給電プラグロック装置において、
    前記制御手段は、前記インレット側に設けられ、前記給電プラグが前記インレットに接続された際に繋がるこれらの端子を介して前記検出手段から検出信号を取得し、当該検出信号により検出有無を判定する
    ことを特徴とする給電プラグロック装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の給電プラグロック装置において、
    前記インレットが搭載されたマスタ装置には、通信端末と無線通信により当該通信端末のID照合を実行する無線認証システムが設けられ、前記給電プラグが前記インレットに接続された際、前記制御手段は、前記無線認証システムのID照合結果を前記個人認証の認証結果として取得する
    ことを特徴とする給電プラグロック装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の給電プラグロック装置において、
    前記ロック機構は、前記給電プラグに抜け止め用に設けられた爪部側にロック部材を移動させ、当該ロック部材によって前記爪部の動きを規制することによりロック状態をとる
    ことを特徴とする給電プラグロック装置。
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