JP2011234810A - ふとん乾燥装置 - Google Patents

ふとん乾燥装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011234810A
JP2011234810A JP2010106986A JP2010106986A JP2011234810A JP 2011234810 A JP2011234810 A JP 2011234810A JP 2010106986 A JP2010106986 A JP 2010106986A JP 2010106986 A JP2010106986 A JP 2010106986A JP 2011234810 A JP2011234810 A JP 2011234810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
futon
air blowing
drying
mode
drying mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010106986A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5581794B2 (ja
Inventor
Takafumi Kawakatsu
貴文 川勝
Hiroki Ueda
裕樹 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2010106986A priority Critical patent/JP5581794B2/ja
Publication of JP2011234810A publication Critical patent/JP2011234810A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5581794B2 publication Critical patent/JP5581794B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Abstract

【課題】付属品等を長期にわたって交換することなく、ふとん乾燥の他にアレルギー活性の不活化等が可能なふとん乾燥装置を提供することを目的とする。
【解決手段】送風機5の送風路10に、高電圧が印加される放電極と、放電極に対向して設けた対向電極と、冷却部と放熱部を設けた熱交換部とからなる静電霧化手段7を配設し、温風送風運転後に送風のみの運転を行う夏季ふとん乾燥モードにおいて、温風送風運転後の送風のみの運転時に静電霧化手段7を作動させる構成としたことにより、アレルギー活性の不活化をする帯電微細水滴を放出する静電霧化手段7は、長期にわたる使用において交換する必要がなく、しかも、帯電微細水滴の放出をふとん乾燥と一連の運転として行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、温風を乾燥マット等に供給してふとん等を乾燥するふとん乾燥装置に関するものである。
従来より、この種のふとん乾燥装置は、例えば特許文献1に開示されるように、本体から発生する温風をホースで連通接続したエアマットに送風し、このエアマットでふとんを乾燥していた。
特許文献1に記載のふとん乾燥機は、エアマットを広げて掛けふとんと敷きふとんの間に配設した後、温風を本体からホースを通してエアマットに送り、送られた温風がエアマットから吹き出されて掛けふとんと敷きふとんの間を通過し、それぞれのふとんの湿気を除去して乾燥するものである。
ところで、ふとんには湿気が含まれることの他に、花粉やダニの死骸、糞が付着することがある。
そこで、花粉やダニの死骸、糞によるアレルギー活性を不活化する抗アレルゲン物質を乾燥マットに含浸させたふとん乾燥機が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−279697号公報 特開2005−58596号公報
特許文献1に記載のふとん乾燥機では、温風をふとんに生息するダニに長時間吹き付けて死滅させることができるが、温風送風の運転後に死骸や糞をふとんから掃除機で吸い取って除去する等の手間が必要である。
また、特許文献2に記載のふとん乾燥機では、花粉やダニの死骸、糞によるアレルギー活性を不活化することができるが、不活化する抗アレルゲン物質を乾燥マットに含浸させているので、長期間使用すると不活化の作用が低下してきて、花粉・ダニ対策のためには定期的に乾燥マットを交換しなければならない。
そこで、本発明は、上記従来の課題を解決して、手間なく、また、乾燥マット等の付属品や構成部品を長期にわたって交換することなく、安定して花粉やダニの死骸、糞によるアレルギー活性を不活化することができるふとん乾燥装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明のふとん乾燥装置は、夏季のふとん乾燥時に、温風送風運転後に送風のみの運転を行う夏季ふとん乾燥モードを備えたふとん乾燥装置であって、前記送風手段の送風路に、高電圧が印加される放電極と、前記放電極に対向して設けた対向電極と、冷却部と放熱部を設けた熱交換部とからなる静電霧化手段を配設し、前記夏季ふとん乾燥モードでは、前記温風送風運転後の送風のみの運転時に前記静電霧化手段を作動させる構成としたものである。
本発明によれば、ふとん乾燥運転時の送風のみの運転時に静電霧化手段から発生する帯電微細水滴によって、花粉やダニの死骸、糞によるアレルギー活性を不活化することができ、併せて、ふとんの付着臭を脱臭でき、しかも、この静電霧化手段は、放電極に水分を結露させて付着し、結露した放電極に高電圧をかけて帯電微細水滴を発生させるものなので、定期的に交換する必要がない。
本発明の実施の形態1のふとん乾燥装置を示す正面図 同ふとん乾燥装置のふとん乾燥運転状態図 同ふとん乾燥装置の操作部を示す正面図 同ふとん乾燥装置の夏季ふとん乾燥モードにおける運転の説明図 同ふとん乾燥装置の通常ふとん乾燥モードにおける運転の説明図 同ふとん乾燥装置の衣類乾燥モードにおける運転の説明図 同ふとん乾燥装置の靴乾燥モードにおける運転の説明図
本発明の請求項1記載のふとん乾燥装置は、本体吸込口と本体吹出口を有する本体ケースと、前記本体ケース内に設けられた加熱手段と、前記本体吸込口から前記本体吹出口へ前記加熱手段を介して送風する送風手段とを備えた乾燥装置本体と、前記本体吹出口と乾燥マット等を連通接続するホースとからなり、夏季のふとん乾燥時に、温風送風運転後に送風のみの運転を行う夏季ふとん乾燥モードを備えたふとん乾燥装置であって、前記送風手段の送風路に、高電圧が印加される放電極と、前記放電極に対向して設けた対向電極と、冷却部と放熱部を設けた熱交換部とからなる静電霧化手段を配設し、前記夏季ふとん乾燥モードでは、前記温風送風運転後の送風のみの運転時に前記静電霧化手段を作動させる構成としたものであり、夏季ふとん乾燥モードにおける送風のみの運転時に、静電霧化手段を作動させて、安定して帯電微細水滴を発生し、花粉やダニの死骸、糞によるアレルギー活性の不活化、およびふとんへの付着臭の脱臭ができるので、静電霧化手段を長期にわたって交換をすることなく、これらの不活化および脱臭を安定して行うことができる、という効果を奏する。
また、請求項2記載のふとん乾燥装置は、請求項1に記載のふとん乾燥装置において、前記静電霧化手段は、前記温風送風運転時間より短くあらかじめ設定された第1の所定時間作動させる構成としたものであり、上記の不活化および脱臭に必要な静電霧化手段の作動時間は、ふとん乾燥のための温風送風運転時間より短くて十分であり、効率的な運転ができる。
また、請求項3記載のふとん乾燥装置は、請求項1または2に記載のふとん乾燥装置において、前記温風送風運転後の送風のみの運転が第2の所定時間経過した後に、前記静電霧化手段を作動させる構成としたものであり、静電霧化手段の放電極に結露しにくくなる。
高温低湿の状態から結露する温度に低下する第2の所定時間が経過してから静電霧化手段が作動するので、より効率的に静電無化手段を作動させることができる。
また、請求項4記載のふとん乾燥装置は、請求項1〜3のいずれかに記載のふとん乾燥装置において、前記温風送風運転後の送風のみの運転を行わない通常ふとん乾燥モードを備え、通常ふとん乾燥モードでは、前記静電霧化手段を作動させた送風のみの運転を行った後に、前記静電霧化手段を停止した温風送風運転を行う構成としたものであり、静電霧化手段の放電極に結露しにくくなる温風送風運転の前に静電霧化手段を作動させた送風のみの運転を行うので、通常ふとん乾燥モードでも、花粉やダニの死骸、糞によるアレルギー活性の不活化、およびふとんへの付着臭の脱臭が効率的になされることとなる。
また、請求項5記載のふとん乾燥装置は、請求項4に記載のふとん乾燥装置において、前記通常ふとん乾燥モードにおける静電霧化手段の作動時間は、前記温風送風運転時間より短くあらかじめ設定された第3の所定時間としたものであり、夏季ふとん乾燥モードと同様に、上記の不活化および脱臭に必要な静電霧化手段の作動時間は、ふとん乾燥のための温風送風運転時間より短くて十分であり、効率的な運転ができる。
また、請求項6記載のふとん乾燥装置は、請求項1〜5のいずれかに記載のふとん乾燥装置において、衣類に温風を送って衣類を乾燥させる衣類乾燥モードを備え、前記衣類乾燥モードでは、温風送風運転後に、前記静電霧化手段を作動させた送風のみの運転を行う構成としたものであり、衣類乾燥カバー等をホースに接続し、衣類乾燥カバー等内に衣類を吊るして温風を吹き込むことにより衣類を乾燥することができ、引き続いて静電霧化手段を作動させた送風のみの運転を行うことによって、衣類に付着した臭いの脱臭がなされることとなる。
また、請求項7記載のふとん乾燥装置は、請求項6に記載のふとん乾燥装置において、前記衣類乾燥モードにおける温風送風運転の時間は、夏季または通常のふとん乾燥モードにおける温風送風運転の時間より長いものであり、洗濯した衣類がからっと乾燥される。
また、請求項8記載のふとん乾燥装置は、請求項6または7に記載のふとん乾燥装置において、前記静電霧化手段を作動させた送風のみの運転時間は、前記衣類乾燥モードの方が夏季または通常のふとん乾燥モードより短いものであり、洗濯し乾燥した衣類に対する静電霧化手段の作動時間は、ふとん乾燥モードにおける静電霧化手段の作動時間より短くて十分である。
また、請求項9記載のふとん乾燥装置は、請求項1〜8のいずれかに記載のふとん乾燥装置において、靴に温風を送って靴を乾燥させる靴乾燥モードを備え、前記靴乾燥モードでは、温風送風運転後に、前記静電霧化手段を作動させた送風のみの運転を行う構成としたものであり、靴内全体に空気が流れやすく構成された吹出口等をホースに接続し、靴内に温風を吹き込むことにより靴を乾燥することができ、引き続いて静電霧化手段を作動させた送風のみの運転を行うことによって、靴に付着した臭いを脱臭できることとなる。
また、請求項10記載のふとん乾燥装置は、請求項9に記載のふとん乾燥装置において、前記靴乾燥モードにおける温風送風運転の時間は、夏季または通常のふとん乾燥モードにおける温風送風運転の時間より短いものであり、ふとんに比べて体積がはるかに小さい靴の乾燥時間は、ふとんより短くて十分である。
また、請求項11記載のふとん乾燥装置は、請求項9または10に記載のふとん乾燥装置において、前記静電霧化手段を作動させた送風のみの運転時間は、前記靴乾燥モードの方が夏季または通常のふとん乾燥モードより短いものであり、ふとんに比べて体積がはるかに小さい靴に対する静電霧化手段の作動時間は、ふとんより短くて十分である。
また、請求項12記載のふとん乾燥装置は、請求項1〜11のいずれかに記載のふとん乾燥装置において、前記静電霧化手段を作動させた送風のみの運転を単独で操作可能としたイオン放出モードを備えたものであり、ふとんに付着した花粉、ダニの死骸、糞および臭い、または衣類への付着臭、あるいは靴への付着臭に対するアレルギー活性の不活化または脱臭を特定して静電霧化手段を作動させることができる。
また、請求項13記載のふとん乾燥装置は、請求項12に記載のふとん乾燥装置において、前記イオン放出モードの運転時間は、前記夏季または通常のふとん乾燥モード、前記衣類乾燥モードおよび靴乾燥モードのそれぞれにおける静電霧化手段を作動させた送風のみの運転時間としてあらかじめ設定された所定時間から選択可能としたものであり、各モードの運転時間を、効率的な静電霧化手段の作動時間としてあらかじめ設定した所定の時間とすることができる。
また、請求項14記載のふとん乾燥装置は、請求項13に記載のふとん乾燥装置において、前記イオン放出モード運転の所定時間は、前記夏季または通常のふとん乾燥モード、前記衣類乾燥モード、靴乾燥モードの順に短いものであり、イオン放出モード運転の所定時間は、各乾燥モードの運転において各モードの静電霧化手段から帯電微細水滴を放出する対象物の体積、汚染等の状態によって効率的な作動時間としてあらかじめ設定された所定時間であり、上記の順に短いものとなる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図7を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1のふとん乾燥装置は、図1および図2に示すように、乾燥装置本体1と、乾燥装置本体1から吹き出す温風を外部に導くホース2とからなり、ふとんを乾燥するときに使用する乾燥マット3と、衣類を乾燥するときに使用する衣類乾燥カバー(図示せず)と、靴を乾燥するときに使用するアタッチメント吹出口(図示せず)を備えている。
乾燥装置本体1は、本体ケース4の内部に、送風手段である送風機5と、送風機5からの吐出空気を加熱して温風とする加熱手段であるヒーター6と、高電圧が印加される放電極、この放電極に対向して設けた対向電極、および、冷却部と放熱部を備えた熱交換部からなる静電霧化手段7とを設け、また、本体ケース4に、送風機5の吸込口5aに連通する本体吸込口8と、送風機5とヒーター6によって送風されてくる温風を吹き出す本体吹出口9を形成して、構成されている。
そして、静電霧化手段7は、熱交換部にDC電源を供給すると、熱交換部において熱の移動が生じて冷却部の温度が低下し、また、移動した熱を放熱部から放熱し、この過程において、冷却部にて空気が冷却されて冷却部に設けられた放電極に結露水が付着し、放電極に高電圧を印加して放電させると、水に包まれた微粒子イオンである帯電微細水滴が発生するものであり、帯電微細水滴が送風機5からの送風に放出されるように、放電極を送風機5からヒーター6に至る送風路10に臨ませている。
また、ふとん乾燥装置は、ふとんを乾燥するふとん乾燥モード、衣類を乾燥する衣類乾燥モード、靴を乾燥するくつ乾燥モード等を備え、図1および図3に示すように、これらのモードの運転を切り替える「運転モード」の切り替えスイッチ11Aと、また、前記ふとん乾燥モードを、夏季に乾燥する夏季ふとん乾燥モードと、夏季以外の季節に乾燥する通常ふとん乾燥モード(図3には冬と表示)に分け、さらに、これらのふとん乾燥モードのそれぞれを綿のふとんと羽毛のふとんに分けて、4つのふとん乾燥モードから選択して切り替える「ふとん」の切り替えスイッチ11Bと、前記「運転モード」の各モードとは関係なく、静電霧化手段7を作動させた送風のみの運転をして帯電微細水滴を放出する操作を単独でするイオン放出モードに切り替える「イオン」のスイッチ11Cとを有した操作部12を本体ケース4の正面に設けている。
次に、上記構成のふとん乾燥装置の運転について説明する。
まず、ふとん乾燥装置の主機能であるふとん乾燥について、さらに具体的には、綿のふとんを乾燥する場合について説明する。
ふとん乾燥の運転にあたり準備として、図2に示すように、掛けふとん13と敷きふとん14を入れた袋状の乾燥マット3の吸気口3aにホース2の吹出口2aを連通接続する。ここで、掛けふとん13と敷きふとん14との間、および、これらのふとん13,14と乾燥マット3との間には、温風が通る隙間が形成される状態にするのが望ましい。
そして、操作部12の「運転モード」の切り替えスイッチ11Aによってふとんの運転モードを選定し、さらに、「ふとん」の切り替えスイッチ11Bによって「夏 綿」を選び、夏季ふとん乾燥モードの運転を開始する。
図4に示すように、運転を開始すると、加熱手段であるヒーター6と送風手段である送風機5に通電されて、ふとんを乾燥する時間としてあらかじめ設定された時間Thb温風を送風する。そして、時間Thbが経過するとヒーター6への通電が停止して送風機5のみの運転となる。この送風のみの運転は、夏季に温風送風乾燥によりふとんに蓄積した熱気を取り除くためのもので、時間Tfc運転される。
一方、静電霧化手段7は、送風のみの運転となった時点から所定時間T2が経過してから作動が開始する。この所定時間T2は、ヒーター6が停止して送風のみの運転となり、送風の温度が低下して静電霧化手段7が帯電微細水滴を安定して発生する状態になる時間として、あらかじめ設定された時間である。すなわち、静電霧化手段7は、冷却部で放電極を冷却して、放電極に空気中の水分を結露させて付着し、水分が付着した放電極に高電圧をかけて帯電微細水滴を発生させるものなので、高温・低湿の雰囲気では水分が結露しにくく、したがって、結露が良好に発生する温度まで雰囲気の温度を低下させる必要から、作動を遅延させる所定時間T2として設定する。
そして、静電霧化手段7は、送風機5と同時に停止する所定時間T1作動してから停止する。
このように、夏季ふとん乾燥モードによれば、静電霧化手段7を温風送風によるふとん乾燥後の熱気を取り除く送風のみの運転時に作動させるので、静電霧化手段7の作動時間として別途設けることなく、安定して帯電微細水滴を供給することができる。
また、静電霧化手段7は、上述の構成により帯電微細水滴を発生するので、長期間作動させても交換する必要がない。
そして、静電霧化手段7は、ふとんを乾燥する一連の運転の中で作動するので、ふとんを乾燥するごとに静電霧化手段7が作動して、室内に侵入してきてふとんに付着する花粉やウイルス、ダニの死骸・糞、あるいはふとんの付着臭に対して、不活化、脱臭をすることができ、別途これらの花粉、ダニ等の対策を意識して行わなくても、繰り返し行うことができ、その作用効果は顕著なものとなる。
また、静電霧化手段7は、温風送風運転後の送風のみの運転時に作動するように設定されており、この送風のみの運転時間は温風送風運転の時間より短い(一例として、1/2程度)ので、静電霧化手段7の作動時間は温風送風運転の時間よりかなり短いが、この程度の時間で静電霧化手段7における上述の作用効果を奏することができる。
次に、夏季以外の季節にふとんを乾燥する通常ふとん乾燥モードの運転について説明する。
図3に示す「ふとん」の切り替えスイッチ11Bにて、「冬」のモードの綿あるいは羽毛のいずれかを選定して運転を開始する。
図5に示すように、運転を開始すると、通常ふとん乾燥モードでは温風送風乾燥によるふとんの熱気を取り除く送風のみの運転がないので、まず、静電霧化手段7を作動させた送風のみの運転を所定時間T3(=Tf3)行う。
静電霧化手段7は、上記の夏季ふとん乾燥モードと同様に、常温の雰囲気で作動されるので、安定して帯電微細水滴を供給することができる。
また、静電霧化手段7の作動時間は、夏季ふとん乾燥モードにおける作動時間と同程度でよく、一方、ふとん乾燥をする温風送風運転時間も夏季ふとん乾燥モードと同一時間に設定しているので、静電霧化手段7の作動時間として設定されている所定時間T3は、温風送風運転時間Thb(=Tfu)よりかなり短くてよい。
したがって、ふとん乾燥の前に静電霧化手段7を作動させる時間を設けていても、この作動時間はふとん乾燥の時間に比べてかなり短く、かつ、ふとん乾燥と一連の運転として行われるので、使用者に負担をかけることはない。
次に、夏季または通常のふとん乾燥モードの他に備えた衣類乾燥モードの運転について説明する。
運転にあたり準備として、内部に衣類を入れて吊るす空間を形成する衣類乾燥カバー(図示せず)にホース2の吹出口2aを連通接続する。
そして、図3に示す「運転モード」の切り替えスイッチ11Aにて「衣類乾燥」のモードを選んで運転を開始する。
図6に示すように、運転を開始すると、ヒーター6と送風機5に通電されて衣類を乾燥する温風送風運転が行われる。温風送風運転は、洗濯し濡れている衣類を乾燥するので、上記のふとん乾燥モードにおける温風送風運転より長い所定時間Thc(=Tfc)行われる。
そして、温風送風運転が終了すると、引き続いて静電霧化手段7を作動させた送風のみの運転を行う。この静電霧化手段7の作動時間は、洗濯後の衣類を対象としているので、ふとん乾燥モードにおける静電霧化手段7の作動時間より短く設定されている。
次に、靴乾燥モードの運転について説明する。
運転にあたり準備として、ホース2の吹出口2aにアタッチメント接続口(図示せず)を取り付け、このアタッチメント接続口を靴の内部奥まで空気を送り込むことができるようにセットする。
そして、図3に示す「運転モード」の切り替えスイッチ11Aにて「くつ」を選んで運転を開始する。
図7に示すように、運転を開始すると、ヒーター6と送風機5に通電されて靴を乾燥する温風送風運転時間Ths(=Tfs)行われ、所定時間Thsが経過して停止すると、引き続いて静電霧化手段7を作動させた送風のみの運転を所定時間T5(=Tf5)行う。
靴乾燥モードにおける温風送風運転時間Thsは、乾燥対象物が靴であるので、丸洗いした場合、雨等で濡れた場合のいずれであっても、上記のふとんや衣類の乾燥における温風送風運転時間より短くてよく、また、靴に付く臭いは強いが、ふとんや衣類に比べてはるかに小さいので、静電霧化手段7の所定時間T5は、ふとんや衣類の乾燥モードに比べて短くても、その機能を十分に果たすことができる。
そして、ふとん乾燥装置は、上記の温風送風による乾燥運転と一連の運転として静電霧化手段7を作動させる運転モードとは別に、単独で静電霧化手段7を操作して作動させるイオン放出モードを備えている。
例えば、季節の変わり目に出してきたふとん、または収納しておくふとんに対して、あるいは、花粉の飛散が激しい時期に、ふとんや帰宅した際の衣類あるいは靴に対して、帯電微細水滴を噴霧するイオン放出モードを、「イオン」の切り替えスイッチ11Cを押して運転することができる。
イオン放出モードの運転時間は、上述の夏季ふとん乾燥モード、通常ふとん乾燥モード、衣類乾燥モードおよび靴乾燥モードのそれぞれにおける静電霧化手段7の作動時間として設定した所定時間の中から選ぶことができ、これらの運転時間は上述のとおり、ここに記載された所定時間の順に短いものとなっている。
そして、イオン放出モードの運転の対象物の種類、汚染・付着量の程度等によって、これらの時間から選定することができ、効率的な運転ができることとなる。
本発明に係るふとん乾燥装置は、ふとん乾燥の機能とともに、構成部品や付属品を長期にわたって交換することなく、花粉やダニの死骸、糞等によるアレルギー活性を不活化する機能を発揮でき、しかも、これらの機能をふとん乾燥と一連の運転によって発揮することができ、使い勝手の優れたふとん乾燥装置として有用である。
1 乾燥装置本体
2 ホース
3 乾燥マット
4 本体ケース
5 送風機
6 ヒーター
7 静電霧化手段
8 本体吸込口
9 本体吹出口
10 送風路

Claims (14)

  1. 本体吸込口と本体吹出口を有する本体ケースと、前記本体ケース内に設けられた加熱手段と、前記本体吸込口から前記本体吹出口へ前記加熱手段を介して送風する送風手段とを備えた乾燥装置本体と、前記本体吹出口と乾燥マット等を連通接続するホースとからなり、夏季のふとん乾燥時に、温風送風運転後に送風のみの運転を行う夏季ふとん乾燥モードを備えたふとん乾燥装置であって、前記送風手段の送風路に、高電圧が印加される放電極と、前記放電極に対向して設けた対向電極と、冷却部と放熱部を設けた熱交換部とからなる静電霧化手段を配設し、前記夏季ふとん乾燥モードでは、前記温風送風運転後の送風のみの運転時に前記静電霧化手段を作動させる構成としたことを特徴とするふとん乾燥装置。
  2. 前記静電霧化手段は、前記温風送風運転の時間より短くあらかじめ設定された第1の所定時間作動させる構成としたことを特徴とする請求項1に記載のふとん乾燥装置。
  3. 前記温風送風運転後の送風のみの運転が第2の所定時間経過した後に、前記静電霧化手段を作動させる構成としたことを特徴とする請求項1または2に記載のふとん乾燥装置。
  4. 前記温風送風運転後の送風のみの運転を行わない通常ふとん乾燥モードを備え、通常ふとん乾燥モードでは、前記静電霧化手段を作動させた送風のみの運転を行った後に、前記静電霧化手段を停止した温風送風運転を行う構成としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のふとん乾燥装置。
  5. 前記通常ふとん乾燥モードにおける静電霧化手段の作動時間は、前記温風送風運転の時間より短くあらかじめ設定された第3の所定時間としたことを特徴とする請求4に記載のふとん乾燥装置。
  6. 衣類に温風を送って衣類を乾燥させる衣類乾燥モードを備え、前記衣類乾燥モードでは、温風送風運転後に、前記静電霧化手段を作動させた送風のみの運転を行う構成としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のふとん乾燥装置。
  7. 前記衣類乾燥モードにおける温風送風運転の時間は、夏季または通常のふとん乾燥モードにおける温風送風運転の時間より長いことを特徴とする請求項6に記載のふとん乾燥装置。
  8. 前記静電霧化手段を作動させた送風のみの運転時間は、前記衣類乾燥モードの方が夏季または通常のふとん乾燥モードより短いことを特徴とする請求項6または7に記載のふとん乾燥装置。
  9. 靴に温風を送って靴を乾燥させる靴乾燥モードを備え、前記靴乾燥モードでは、温風送風運転後に、前記静電霧化手段を作動させた送風のみの運転を行う構成としたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のふとん乾燥装置。
  10. 前記靴乾燥モードにおける温風送風運転の時間は、夏季または通常のふとん乾燥モードにおける温風送風運転の時間より短いことを特徴とする請求項9に記載のふとん乾燥装置。
  11. 前記静電霧化手段を作動させた送風のみの運転時間は、前記靴乾燥モードの方が夏季または通常のふとん乾燥モードより短いことを特徴とする請求項9または10に記載のふとん乾燥装置。
  12. 前記静電霧化手段を作動させた送風のみの運転を単独で操作可能としたイオン放出モードを備えたことを特徴とする請求1〜11のいずれかに記載のふとん乾燥装置。
  13. 前記イオン放出モードの運転時間は、前記夏季または通常のふとん乾燥モード、前記衣類乾燥モードおよび靴乾燥モードのそれぞれにおける静電霧化手段を作動させた送風のみの運転時間としてあらかじめ設定された所定時間から選択可能としたことを特徴とする請求項12に記載のふとん乾燥装置。
  14. 前記イオン放出モードの運転時間は、前記夏季または通常のふとん乾燥モード、前記衣類乾燥モード、靴乾燥モードの順に短いことを特徴とする請求13に記載のふとん乾燥装置。
JP2010106986A 2010-05-07 2010-05-07 ふとん乾燥装置 Expired - Fee Related JP5581794B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010106986A JP5581794B2 (ja) 2010-05-07 2010-05-07 ふとん乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010106986A JP5581794B2 (ja) 2010-05-07 2010-05-07 ふとん乾燥装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011234810A true JP2011234810A (ja) 2011-11-24
JP5581794B2 JP5581794B2 (ja) 2014-09-03

Family

ID=45323465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010106986A Expired - Fee Related JP5581794B2 (ja) 2010-05-07 2010-05-07 ふとん乾燥装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5581794B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014087447A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Panasonic Corp ふとん乾燥機
JP2014140526A (ja) * 2013-01-24 2014-08-07 Toshiba Corp 洗濯乾燥機

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06190191A (ja) * 1992-12-28 1994-07-12 Sanyo Electric Co Ltd 布団用送風機
JPH10174800A (ja) * 1996-12-19 1998-06-30 Mitsubishi Electric Corp 寝具の乾燥装置
JP2002125908A (ja) * 2000-10-23 2002-05-08 Hitachi Hometec Ltd 電気乾燥機
JP2005185719A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Sharp Corp 乾燥装置
JP2007237043A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Sharp Corp 空気調節装置
JP2008237442A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Matsushita Electric Works Ltd 洗濯機
JP2010075609A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Panasonic Corp 洗濯乾燥機

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06190191A (ja) * 1992-12-28 1994-07-12 Sanyo Electric Co Ltd 布団用送風機
JPH10174800A (ja) * 1996-12-19 1998-06-30 Mitsubishi Electric Corp 寝具の乾燥装置
JP2002125908A (ja) * 2000-10-23 2002-05-08 Hitachi Hometec Ltd 電気乾燥機
JP2005185719A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Sharp Corp 乾燥装置
JP2007237043A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Sharp Corp 空気調節装置
JP2008237442A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Matsushita Electric Works Ltd 洗濯機
JP2010075609A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Panasonic Corp 洗濯乾燥機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014087447A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Panasonic Corp ふとん乾燥機
JP2014140526A (ja) * 2013-01-24 2014-08-07 Toshiba Corp 洗濯乾燥機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5581794B2 (ja) 2014-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN205276008U (zh) 一种振动机构隐藏式衣物护理机
KR101306718B1 (ko) 의류처리장치
JP4665654B2 (ja) 衣類脱臭システム
US10301766B2 (en) Laundry treatment apparatus
JP5302624B2 (ja) 静電霧化装置を備えた電気掃除機
KR20110067864A (ko) 의류세척장치
MXPA04011772A (es) Aparato, metodos, y composiciones para anadir fragancia a ropa.
CN111058257A (zh) 衣物护理设备
KR20200052544A (ko) 플라즈마를 이용한 의류 관리 장치
KR20160089669A (ko) 만능 옷장
JP5581794B2 (ja) ふとん乾燥装置
KR101465190B1 (ko) 의류 건조기
JP3207118U (ja) 寝具
JP6610170B2 (ja) 衣類メンテナンス装置
KR102249080B1 (ko) 현열 교환형 급속건조 의류관리 장치
JP2011234809A (ja) 食器乾燥機
JP2000296080A (ja) エアークリーナユニット
JP2011152530A (ja) 静電霧化装置および電気掃除機
JP2008238018A (ja) 閉鎖空間の除湿システム
KR20080110038A (ko) 다목적 건조기
JP2016077483A (ja) 乾燥除菌装置
KR102324213B1 (ko) 의류 관리 기능을 구현 가능한 옷커버를 포함하는 의류 관리 장치
WO2019065330A1 (ja) 食器洗い機
JP2011250850A (ja) 布団等の除菌乾燥方法及びこれに用いる除菌乾燥装置
CN209421357U (zh) 一种安装有烘干装置的鞋柜

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130418

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20130514

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140416

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140417

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140617

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140630

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5581794

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees