JP2016077483A - 乾燥除菌装置 - Google Patents

乾燥除菌装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016077483A
JP2016077483A JP2014211103A JP2014211103A JP2016077483A JP 2016077483 A JP2016077483 A JP 2016077483A JP 2014211103 A JP2014211103 A JP 2014211103A JP 2014211103 A JP2014211103 A JP 2014211103A JP 2016077483 A JP2016077483 A JP 2016077483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sterilization
heater
sponge
dry
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014211103A
Other languages
English (en)
Inventor
浦元 嘉弘
Yoshihiro Uramoto
嘉弘 浦元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2014211103A priority Critical patent/JP2016077483A/ja
Publication of JP2016077483A publication Critical patent/JP2016077483A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】除菌効果が高く、かつユーザの手間を軽減することのできる乾燥除菌装置を提供する。
【解決手段】空気流を生じさせる送風ファン(12)と、上記空気流中にプラズマクラスターイオンを放出するイオン発生装置(14)と、上記空気流を加熱する加熱ヒータ(13)とを備え、加熱ヒータ(13)によって加熱された、プラズマクラスターイオンを含む空気流を除菌対象物(スポンジ50)に吹き付ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、除菌対象物の乾燥および除菌を行う乾燥除菌装置に関するものである。
従来、食器洗いスポンジ等の除菌方法として、アルコールや塩素系洗剤などの薬剤による方法(特許文献1参照)や、熱湯による加熱殺菌などが行われている。
また、スポンジの素材として銅や酸化チタンなどの金属粒子を混入した材料を用いることにより、スポンジそのものに抗菌作用を持たせたものもある(特許文献2参照)。
特開2013−116300号公報(2013年6月13日公開) 特開2001−190470号公報(2001年7月17日公開)
しかしながら、薬剤や熱湯などを用いる方法では、薬剤に浸したり、水を沸かして熱湯を用意したりする必要があるので、頻繁に実行するには手間が掛かる。
また、抗菌剤入りのスポンジでは菌を完全に死滅させるのは難しい。
本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、除菌効果が高く、かつユーザの手間を軽減することのできる乾燥除菌装置を提供することにある。
本発明の一態様にかかる乾燥除菌装置は、空気流を生じさせる送風ファンと、上記空気流中にプラズマクラスターイオン(登録商標)を放出するイオン発生装置と、上記空気流を加熱する加熱ヒータとを備え、上記加熱ヒータによって加熱された上記プラズマクラスターイオンを含む空気流を除菌対象物に吹き付けることにより上記除菌対象物の乾燥および除菌を行うことを特徴としている。
上記の構成によれば、加熱された空気を除菌対象物に吹き付けることによって除菌対象物の乾燥および除菌を行うとともに、プラズマクラスターイオンによって除菌対象物の除菌を促進させることができる。また、除菌対象物を乾燥させることにより、プラズマクラスターイオンの除菌対象物の内部への浸透を促進させることができるので、除菌効果を向上させることができる。また、上述した従来技術のように、除菌対象物を薬剤に浸したり、水を沸かして熱湯を用意したりする必要がないので、除菌作業に要するユーザの手間を軽減できる。
本発明の実施形態1にかかる乾燥除菌装置の外観を示す説明図である。 図1に示した乾燥除菌装置における扉を開いた状態の断面図であり、(a)は正面方向から見た断面図、(b)は側方から見た断面図である。 図1に示した乾燥除菌装置における扉を閉じた状態の断面図であり、(a)は正面方向から見た断面図、(b)は側方から見た断面図である。 図1に示した乾燥除菌装置における制御系の構成を示す説明図である。 本発明の実施形態2にかかる乾燥除菌装置における扉を開いた状態の断面図であり、(a)は正面方向から見た断面図、(b)は側方から見た断面図である。 図5に示した乾燥除菌装置における扉を閉じた状態の断面図であり、(a)は正面方向から見た断面図、(b)は側方から見た断面図である。 本発明の実施形態3にかかる乾燥除菌装置における扉を閉じた状態の断面図であり、(a)は正面方向から見た断面図、(b)は側方から見た断面図である。 図7に示した乾燥除菌装置に備えられる仕切板を示す説明図である。
〔実施形態1〕
本発明の一実施形態について説明する。
(1−1.乾燥除菌装置100の全体構成)
図1は、本実施形態にかかる乾燥除菌装置100の外観を示す説明図である。この図に示すように、乾燥除菌装置100は、本体1、本体1の下部に設けられたスポンジホルダ2、スポンジホルダ2を開閉する扉3、およびユーザが操作入力を行うための操作部4を備えている。また、スポンジホルダ2には、スポンジが載置される水切り部5が設けられており、水切り部5の下方には排水口6が設けられている。
図2は、乾燥除菌装置100の扉3を開いた状態の断面図であり、(a)は正面方向から見た断面図、(b)は側方から見た断面図である。また、図3は、乾燥除菌装置100の扉3を閉じた状態の断面図であり、(a)は正面方向から見た断面図、(b)は側方から見た断面図である。
図2および図3に示すように、本体1の背面側の上部には吸気口11が設けられており、本体1における水切り部5との対向面には吹出口15が設けられている。また、本体1の内部には、送風ファン12、加熱ヒータ13、およびイオン発生装置(プラズマクラスターイオン発生装置)14が設けられている。これにより、送風ファン12の吸引力により吸気口11から取り入れられた外気は送風ファン12を通過して加熱ヒータ13で所定温度範囲になるように加熱され、イオン発生装置14で発生されるプラズマクラスターイオンとともに吹出口15から下方へ向けて吹き出される。
本体1の背面側には吸盤16が取り付けられており、この吸盤16によって乾燥除菌装置100がシンク60の壁面60aに取り付けられる。
スポンジホルダ2における吹出口15から吹き出された空気が吹き付けられる位置には棒状の部材を所定の間隔を隔てて並べた水切り部5が設けられており、この水切り部5上に乾燥除菌を行うスポンジ(除菌対象物)50が載置される。すなわち、吹出口15から吹き出される空気は、水切り部5上に載置されたスポンジ50に吹き付けられる。なお、水切り部5は、吹出口15から吹き出される空気およびスポンジ50から排出される水分を排水口6へ排出することのできる構成であればよく、棒状の部材を並べた構成に限らず、例えば網状の構成や板状部材に穴を開けた構成であってもよい。
水切り部5の下方には排水口6が設けられており、吹出口15から吹き出された空気およびスポンジ50から排出された水分が水切り部5の隙間を介して排水口6からシンク60の底面60bに吐出される。
扉3はスポンジホルダ2の内部が露出する状態と遮蔽された状態とに開閉可能になっており、扉3を閉じた状態では吹出口15から吹き出される空気の風路は本体1および扉3によって遮蔽される。これにより、吹出口15から吹き出される空気のほぼ全量が水切り部5を通過して排水口6から吐出される。
図4は、乾燥除菌装置100における制御系の構成を示す説明図である。この図に示すように、乾燥除菌装置100は、当該乾燥除菌装置100の各部の動作を制御する制御部30を備えている。
操作部4は、ユーザからの指示入力(例えば、電源投入指示、乾燥除菌の開始指示、乾燥除菌の停止指示、加熱温度や動作時間などの各種設定指示など)を受け付けて制御部30に伝達する。
制御部30は、操作部4を介して伝達されるユーザからの指示入力に応じて乾燥除菌装置100の各部(送風ファン12、加熱ヒータ13、およびイオン発生装置14など)の動作を制御する。
なお、図4に破線で示したように、乾燥除菌装置100が、制御部30の指示に応じて時間を計測する計時部31、乾燥除菌装置100内の湿度を計測する湿度センサ32、給水電磁弁18(後述する実施形態2参照)などを備えていてもよい。図4に破線で示したこれら各部材は必須の構成ではなく、必要に応じて設ければよい。
(1−3.加熱ヒータ13)
加熱ヒータ13は、本体1内を流れる空気を所定温度範囲になるように加熱する。
本実施形態では、スポンジ50に吹き付けられる空気の温度が80℃以上90℃未満の温度になるように上記所定温度を設定している。一般に、O157や黄色ブドウ球菌などの菌は75℃〜80℃で死滅することが知られており、スポンジ50に吹き付けられる空気の温度を80℃以上にすることにより、これらの菌を適切に死滅させることができる。また、スポンジ50に吹き付けられる空気の温度を90℃以下に設定することにより、スポンジ50の耐熱温度(例えばポリウレタンの場合90℃程度)を超えてしまうことを防止できる。
なお、加熱ヒータ13は、乾燥除菌装置100内を流れる空気を上記所定温度範囲に加熱できる構成であれば特に限定されるものではなく、従来から公知の各種加熱手段を用いることができる。また、加熱ヒータ13として加熱温度を変更可能な構成を用い、制御部30がスポンジ50の種類や用途、ユーザの指示などに応じて加熱ヒータ13による空気の加熱温度を制御する構成としてもよい。
(1−3.イオン発生装置14)
イオン発生装置14は、放電によりプラズマクラスターイオン(登録商標)と称するプラスイオンH(HO)m(mは任意の自然数)およびマイナスイオンO (HO)n(nは任意の自然数)を空気中に放出する。
本実施形態では、プラズマクラスターイオンを含む空気をスポンジ50に吹き付けることにより、スポンジ50の除菌を行う。なお、プラズマクラスターイオンが物体に付着した菌の除菌効果やウイルスの作用抑制効果を有していることは、各種実験等により実証されている。
なお、イオン発生装置14は、空気中にプラズマクラスターイオンを放出することができるものであれば特に限定されるものではなく、従来から公知の構成を用いることができる。
また、本実施形態では、イオン発生装置14を加熱ヒータ13よりも本体1内を流れる空気の流れ方向の上流側に配置しているが、これに限らず、加熱ヒータ13よりも下流側に配置してもよい。
(1−4.乾燥除菌装置100の動作)
スポンジ50の乾燥除菌を行う場合、ユーザは、扉3を開けて水切り部5にスポンジ50を載置した後、扉3を閉めるとともに、操作部4を介して乾燥除菌の開始指示を行う。
制御部30は、乾燥除菌の開始指示を受け付けると、送風ファン12、加熱ヒータ13、およびイオン発生装置14を起動させる。
これにより、送風ファン12によって本体1内に外気が取り入れられ、取り入れられた空気中にイオン発生装置14によってプラズマクラスターイオンが放出される。また、プラズマクラスターイオンを含む空気は加熱ヒータによって所定温度に加熱されて吹出口15から吹き出される。吹出口15から吹き出された空気(プラズマクラスターイオンを含む加熱空気)は、水切り部5に載置されたスポンジ50に吹き付けられる。
その結果、スポンジ50に含まれている水分の一部は自重で落下して排水口6からシンク60に排出され、スポンジ50に含まれている水分の残りはプラズマクラスターイオンを含む加熱空気によって加熱されて蒸発し、加熱空気とともに排水口6から排出される。
以上の構成により、スポンジ50に加熱空気を吹き付けることで、スポンジ50を乾燥させるとともにスポンジ50に付着した菌を加熱殺菌することができる。なお、スポンジ50が濡れている状態で熱風を当てることにより、スポンジ50の内部にまで熱を伝導させて加熱殺菌をより効率よく行うことができる。
さらに、スポンジ50にプラズマクラスターイオンを含む風を吹き付けることにより、スポンジ50に付着した菌をプラズマクラスターイオンによって除菌することができる。なお、乾燥したスポンジ50にプラズマクラスターイオンを含む風を吹き付けることにより、スポンジ50の内部にまでプラズマクラスターイオンを行き渡らせることができるので、除菌効果をより向上させることができる。また、加熱除菌したスポンジ50にプラズマクラスターイオンを吹き付けておくことにより、菌の発生を抑制して常に清潔な状態に保つことができる。
また、本実施形態では、送風ファン12を水切り部5よりも空気の流れ方向上流側に配置し、扉3を閉じてスポンジ50が配置された風路を外部から遮蔽した状態で送風する。これにより、風路の内圧を上昇させてスポンジ50に含まれる水分をこの内圧によって押し下げ、効率よくスポンジ50を脱水することができる。
なお、本実施形態では送風ファン12を水切り部5よりも上流側に配置しているが、これに限らず、送風ファン12を水切り部5よりも下流側に配置してもよい。これにより、風路を流れる空気を、スポンジ50を介して吸引し、スポンジ50に含まれる水分を効率よく脱水することができる。また、送風ファン12を水切り部5に対して上流側および下流側の両方に配置してもよい。
また、本実施形態では、ユーザは乾燥除菌を行うスポンジ50を水切り部5に載置して扉3を閉め、乾燥除菌の開始指示を行うだけでよいので、ユーザの利便性を向上させることができる。例えば、スポンジ50を用いた食器洗いが終了してスポンジ50を使わなくなったときに、スポンジ50を水切り部5に載置して扉3を閉め、乾燥除菌の開始指示を行うことにより、スポンジ50の乾燥除菌を効率よく行うとともに菌の発生を抑制した状態で維持することができ、スポンジ50を次に利用するときに乾燥除菌された清潔な状態で利用することができる。
なお、制御部30が、乾燥除菌装置100による乾燥除菌を開始した後、所定の乾燥完了条件を満たしたときに、加熱ヒータ13による加熱を停止させて乾燥および加熱除菌を終了させる一方、送風ファン12およびイオン発生装置14の駆動は継続させてプラズマクラスターイオンによる除菌処理を引き続き行うようにしてもよい。
例えば、制御部30が、乾燥除菌を開始させてからの経過時間を計時部31に計測させ、乾燥除菌の開始から所定時間が経過したときに加熱ヒータ13を停止させるようにしてもよい。
あるいは、水切り部5の近傍(例えば水切り部5よりも空気の流れ方向下流側、あるいは上流側および下流側の両方)に湿度センサ32を配置しておき、排水口6から排出される空気の湿度が所定値(例えばRH50%)以下に低下したとき(あるいは水切り部5の上流側と下流側の湿度差が所定範囲内になったとき)に、制御部30が加熱ヒータ13を停止させるようにしてもよい。
これにより、乾燥が完了したときに加熱ヒータ13の加熱を停止させて消費電力を低減するとともに、プラズマクラスターイオンによる除菌を継続させて菌の発生を抑制し、清潔な状態に維持することができる。
また、本実施形態では、送風ファン12、加熱ヒータ13、イオン発生装置14を空気の流れ方向に沿ってこの順で配置しているが、これら各部材の配置順序はこれに限らず、適宜変更してもよい。
また、本実施形態では、乾燥除菌装置100を台所のシンク60に配置して食器洗い用のスポンジ50を乾燥除菌する構成について説明したが、これに限るものではない。例えば、乾燥除菌装置100を用いて、洗面所、浴室、トイレ、自動車などの洗浄用のスポンジを乾燥除菌するようにしてもよい。また、スポンジに限らず、乾燥除菌装置100を用いて、たわし、布巾、タオル、雑巾、ブラシ、衣類、寝具、靴、かばん等の乾燥除菌を行うようにしてもよい。なお、乾燥除菌装置100によれば、多孔質材料、発泡材料、繊維質材料などの通気性を有するものを除菌対象物とする場合に、除菌対象物の内部までプラズマクラスターイオンを含む加熱空気を浸透させることができる。このため、乾燥除菌装置100は、通気性を有する除菌対象物の除菌に特に好適である。
また、本実施形態では、乾燥除菌装置100を台所のシンク60に吸盤16によって取り付ける構成について説明したが、これに限るものではない。例えば、シンク60の底面あるいは他の載置台等に乾燥除菌装置100を載置するようにしてもよい。また、乾燥除菌装置100を、自動食器洗浄機等の他の装置に搭載してもよい。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について説明する。なお、説明の便宜上、実施形態1と同じ機能を有する部材については同じ符号を付し、その説明を省略する。
図5は、本実施形態にかかる乾燥除菌装置100bの扉3を開いた状態の断面図であり、(a)は正面方向から見た断面図、(b)は側方から見た断面図である。また、図6は、乾燥除菌装置100bの扉3を閉じた状態の断面図であり、(a)は正面方向から見た断面図、(b)は側方から見た断面図である。
本実施形態にかかる乾燥除菌装置100bは、実施形態1に示した乾燥除菌装置100に加えて、シャワーヘッド(洗浄部)17、給水電磁弁18、および給水管19を備えている。
給水管19は水道等の水供給源に接続されており、シャワーヘッド17は水切り部5に載置されるスポンジ50に対向する位置に配置されている。また、給水管19とシャワーヘッド17との間には給水電磁弁18が設けられている。給水電磁弁18は制御部30の指示に応じて開閉動作し、給水管19からシャワーヘッド17に給水する状態と、シャワーヘッド17への給水を遮断する状態とに切り替えられる。
本実施形態では、スポンジ50の乾燥除菌を行う際、ユーザは、扉3を開けて水切り部5にスポンジ50を載置し、扉3を閉めるとともに、操作部4を介して乾燥除菌の開始指示を行う。
制御部30は、乾燥除菌の開始指示を受け付けると、給水電磁弁18を開いてシャワーヘッド17からスポンジ50への散水を開始させ、スポンジ50に付着したゴミや汚れ等を洗い流させる。また、制御部30は、シャワーヘッド17からの散水を開始した後、所定時間が経過したときに散水を停止させる。
その後、実施形態1と同様に、送風ファン12、加熱ヒータ13、およびイオン発生装置14を起動させて乾燥除菌を行わせる。
これにより、スポンジ50に付着したゴミや汚れを取り除くとともに、実施形態1と同様の乾燥除菌効果を得ることができる。
なお、本実施形態では、ユーザからの乾燥除菌の開始指示を受け付けたときにシャワーヘッド17からの散水を開始させるものとしたが、これに限らず、例えば扉3の開閉を検知するセンサ(図示せず)を設けておき、扉3が閉じられたことを検知したときに制御部30が自動的に開始させるようにしてもよい。
また、本実施形態では、シャワーヘッド17による散水が終了してから送風ファン12、加熱ヒータ13、およびイオン発生装置14を起動する構成について説明したが、これに限らず、シャワーヘッド17による散水と送風ファン12、加熱ヒータ13、およびイオン発生装置14の駆動とを並行して行ってもよい。
〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態について説明する。なお、説明の便宜上、上述した実施形態と同じ機能を有する部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図7は、本実施形態にかかる乾燥除菌装置100cの扉3を閉じた状態の断面図であり、(a)は正面方向から見た断面図、(b)は側方から見た断面図である。
図7に示すように、本実施形態にかかる乾燥除菌装置100cは、実施形態1にかかる乾燥除菌装置100の構成に加えて、水切り部5上に仕切板20を備えている。
図8は、仕切板20の平面図である。この図に示すように、仕切板20には、スポンジ50の外形(水切り部5におけるスポンジ50の載置面に対して垂直な方向から見た外形)よりもわずかに小さく、かつ上記外径に応じた形状の開口部21が設けられている。
すなわち、本実施形態では、水切り部5を覆うように仕切板20が配置されており、仕切板20の開口部21を塞ぐようにスポンジ50が仕切板20上に載置される。
なお、本実施形態では、スポンジ50の除菌を行う場合について説明するが、除菌対象物はこれに限るものではなく、例えば、多孔質材料、発泡材料、繊維質材料などからなる通気性を有する除菌対象物であればよい。
上記の構成によれば、水切り部5におけるスポンジ50の周囲の領域が仕切板5によって堰き止められ、吹出口15から吹き出された空気はスポンジ50および開口部21を通って排水口6へ排出される。これにより、風路の内圧を上昇させることができるので、スポンジ50に含まれている水分をより効率よく排水口6へ押し出すことができる。また、吹出口15から吹き出された空気のうち、スポンジ50の内部を通過する空気の割合を増加させることができるので、スポンジ50の加熱殺菌およびプラズマクラスターイオンによる除菌をより効率よく行うことができる。
なお、本実施形態では、仕切板20を設ける構成を実施形態1の乾燥除菌装置100に組み合わせた例について説明したが、これに限らず、実施形態2の乾燥除菌装置100bと組み合わせてもよい。
また、開口部21の形状や大きさが異なる複数種類の仕切板20を用意しておき、除菌対象物の形状や大きさに応じて仕切板20を取換可能な構成としてもよい。あるいは、開口部21の形状や大きさが可変できる仕切板20を用い、除菌対象物の形状や大きさに応じて開口部21の形状や大きさを調整して用いるようにしてもよい。
〔まとめ〕
本発明の態様1にかかる乾燥除菌装置(100,100b,100c)は、空気流を生じさせる送風ファン(12)と、上記空気流中にプラズマクラスターイオンを放出するイオン発生装置(14)と、上記空気流を加熱する加熱ヒータ(13)とを備え、上記加熱ヒータ(13)によって加熱された上記プラズマクラスターイオンを含む空気流を除菌対象物(スポンジ50)に吹き付けることにより上記除菌対象物(スポンジ50)の乾燥および除菌を行うことを特徴としている。
上記の構成によれば、加熱された空気を除菌対象物(スポンジ50)に吹き付けることによって除菌対象物(スポンジ50)の乾燥および除菌を行うとともに、プラズマクラスターイオンによって除菌対象物(スポンジ50)の除菌を促進させることができる。また、除菌対象物(スポンジ50)を乾燥させることにより、プラズマクラスターイオンの除菌対象物(スポンジ50)の内部への浸透を促進させることができるので、除菌効果を向上させることができる。また、上述した従来技術のように、除菌対象物を薬剤に浸したり、水を沸かして熱湯を用意したりする必要がないので、除菌作業に要するユーザの手間を軽減できる。
本発明の態様2にかかる除菌乾燥装置(100,100b,100c)は、上記態様1において、80℃以上に加熱された空気流を上記除菌対象物(スポンジ50)に吹き付ける構成である。
一般に、O157や黄色ブドウ球菌などの菌は75℃〜80℃で死滅することが知られている。上記の構成によれば、80℃以上に加熱された空気流を除菌対象物(スポンジ50)に吹き付けることにより、O157や黄色ブドウ球菌などの除菌を行うことができる。
本発明の態様3にかかる除菌乾燥装置(100,100b,100c)は、上記態様1または2において、上記加熱ヒータ(13)の動作を制御する制御部(30)を備え、上記制御部(30)は、上記加熱ヒータによる上記空気流の加熱温度を制御する構成である。
上記の構成によれば、例えば除菌対象物(スポンジ50)の種類や用途などに応じて、除菌対象物(スポンジ50)に吹き付ける空気流の温度を調整することができる。
本発明の態様4にかかる除菌乾燥装置(100,100b,100c)は、上記態様1または2において、上記加熱ヒータ(13)の動作を制御する制御部(30)を備え、上記制御部(30)は、上記加熱ヒータ(13)による加熱時間が所定時間に達したときに上記加熱ヒータ(13)による加熱を停止させる構成である。
上記の構成によれば、所定時間が経過したときに加熱ヒータ(13)による加熱を停止させることにより、除菌乾燥の初期段階において乾燥および除菌を適切に行うとともに、乾燥および加熱除菌が完了した後に加熱ヒータ(13)が駆動され続けることを防止し、消費電力を低減することができる。
本発明の態様5にかかる除菌乾燥装置(100,100b,100c)は、上記態様1または2において、上記加熱ヒータ(13)の動作を制御する制御部(30)と、上記除菌対象物(スポンジ50)に対して上記空気流の流れ方向下流側に配置された湿度センサとを備え、上記制御部(30)は、上記湿度センサによる湿度検知結果が所定条件を満たす場合に上記加熱ヒータ(13)による加熱を停止させる構成である。
上記の構成によれば、除菌対象物(スポンジ50)の下流側の湿度が所定条件を満たしたときに加熱ヒータ(13)による加熱を停止させることにより、除菌乾燥の初期段階において乾燥および除菌を適切に行うとともに、乾燥および加熱除菌が完了した後に加熱ヒータ(13)が駆動され続けることを防止し、消費電力を低減することができる。
本発明の態様6にかかる除菌乾燥装置(100,100b,100c)は、上記態様4または5において、上記制御部(30)は、上記加熱ヒータ(13)による加熱を停止させた後も上記送風ファン(12)による送風および上記イオン発生装置(14)によるプラズマクラスターイオンの供給を継続させる構成である。
上記の構成によれば、加熱ヒータ(13)を停止させた後もプラズマクラスターイオンの供給を継続させることにより、菌の発生を抑制して除菌対象物(スポンジ50)を常に清潔な状態に維持することができる。
本発明の態様7にかかる除菌乾燥装置(100b)は、上記態様1から6のいずれかにおいて、上記除菌対象物(スポンジ50)に水を噴射して上記除菌対象物(スポンジ50)を洗浄する洗浄部(シャワーヘッド17)を備えている構成である。
上記の構成によれば、除菌対象物(スポンジ50)に付着したゴミや汚れを取り除くことができる。
本発明の態様8にかかる除菌乾燥装置(100c)は、上記態様1から7のいずれかにおいて、上記送風ファン(12)によって送風される空気の風路を外気から遮蔽する遮蔽部(本体1,扉3)と、上記除菌対象物(スポンジ50)の外形よりも小さい開口部(21)を有する仕切板(20)とを備え、上記仕切板(20)は、上記開口部(21)を除いて上記風路を遮蔽するように配置されており、上記除菌対象物(スポンジ50)は、上記開口部(21)を覆うように配置される構成である。
上記の構成によれば、風路の内圧を上昇させることができるので、除菌対象物(スポンジ50)に含まれている水分を風圧によって除菌対象物(スポンジ50)から効果的に押し出し、乾燥および除菌をより効率よく行うことができる。また、除菌対象物(スポンジ50)の内部を通過する空気の割合を増加させることができるので、除菌対象物(スポンジ50)の加熱殺菌およびプラズマクラスターイオンによる除菌をより効率よく行うことができる。
本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することもできる。
本発明は、除菌対象物の乾燥および除菌を行う乾燥除菌装置に適用できる。
1 本体(遮蔽部)
2 スポンジホルダ
3 扉(遮蔽部)
4 操作部
5 仕切板
6 排水口
11 吸気口
12 送風ファン
13 加熱ヒータ
14 イオン発生装置
15 吹出口
16 吸盤
17 シャワーヘッド(洗浄部)
18 給水電磁弁
19 給水管
20 仕切板
21 開口部
30 制御部
31 計時部
32 湿度センサ
50 スポンジ
60 シンク
60a 壁面
60b 底面
100,100b,100c 乾燥除菌装置

Claims (6)

  1. 空気流を生じさせる送風ファンと、
    上記空気流中にプラズマクラスターイオンを放出するイオン発生装置と、
    上記空気流を加熱する加熱ヒータとを備え、
    上記加熱ヒータによって加熱された上記プラズマクラスターイオンを含む空気流を除菌対象物に吹き付けることにより上記除菌対象物の乾燥および除菌を行うことを特徴とする乾燥除菌装置。
  2. 80℃以上に加熱された空気流を上記除菌対象物に吹き付けることを特徴とする請求項1に記載の乾燥除菌装置。
  3. 上記加熱ヒータの動作を制御する制御部を備え、
    上記制御部は、上記加熱ヒータによる加熱時間が所定時間に達したときに上記加熱ヒータによる加熱を停止させることを特徴とする請求項1または2に記載の乾燥除菌装置。
  4. 上記加熱ヒータの動作を制御する制御部と、
    上記除菌対象物に対して上記空気流の流れ方向下流側に配置された湿度センサとを備え、
    上記制御部は、上記湿度センサによる湿度検知結果が所定条件を満たす場合に上記加熱ヒータによる加熱を停止させることを特徴とする請求項1または2に記載の乾燥除菌装置。
  5. 上記制御部は、上記加熱ヒータによる加熱を停止させた後も上記送風ファンによる送風および上記イオン発生装置によるプラズマクラスターイオンの供給を継続させることを特徴とする請求項3または4に記載の乾燥除菌装置。
  6. 上記除菌対象物に水を噴射して上記除菌対象物を洗浄する洗浄部を備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の乾燥除菌装置。
JP2014211103A 2014-10-15 2014-10-15 乾燥除菌装置 Pending JP2016077483A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014211103A JP2016077483A (ja) 2014-10-15 2014-10-15 乾燥除菌装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014211103A JP2016077483A (ja) 2014-10-15 2014-10-15 乾燥除菌装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016077483A true JP2016077483A (ja) 2016-05-16

Family

ID=55956804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014211103A Pending JP2016077483A (ja) 2014-10-15 2014-10-15 乾燥除菌装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016077483A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108452340A (zh) * 2017-10-26 2018-08-28 王相文 一种等离子体灭菌器的灭菌方法
CN110252094A (zh) * 2019-05-22 2019-09-20 宁波方太厨具有限公司 一种用于消毒柜的排气结构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108452340A (zh) * 2017-10-26 2018-08-28 王相文 一种等离子体灭菌器的灭菌方法
CN110252094A (zh) * 2019-05-22 2019-09-20 宁波方太厨具有限公司 一种用于消毒柜的排气结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4493586B2 (ja) 給水装置、給水装置を備えた撒水装置、および給水装置を備えた洗濯機
JP6444116B2 (ja) 包丁乾燥殺菌装置
KR200481915Y1 (ko) 신발 건조기
JP6099219B2 (ja) イオン発生装置を組み込んだ便座装置
CN109958176A (zh) 便座装置以及坐便器装置
JP6198415B2 (ja) 浴室用カビ抑制運転方法及びミストサウナ機能付浴室暖房乾燥機
JP2016077483A (ja) 乾燥除菌装置
JP2019112818A (ja) 便座装置
JP7054767B2 (ja) 食器洗い機
JP6610170B2 (ja) 衣類メンテナンス装置
CN107787868A (zh) 一种自助式宠物清洗机
JP2004011315A (ja) 手の洗浄・乾燥・消毒セット
JP2005192728A (ja) 食器洗い機
CN109958174A (zh) 便座装置以及坐便器装置
TWI683050B (zh) 馬桶座裝置以及沖廁裝置
JP7450172B2 (ja) 食器洗い機
JP6969882B2 (ja) 浴室暖房乾燥機
JP2019112817A (ja) 便座装置
WO2019065330A1 (ja) 食器洗い機
TWI695104B (zh) 馬桶座裝置以及沖廁裝置
JP7209141B2 (ja) 食器乾燥機
KR101775395B1 (ko) 위생 세정 장치
JP7209142B2 (ja) 食器乾燥機
JP2019063487A (ja) 浴室洗浄装置
JP7212860B2 (ja) 便座装置