JP2011228527A - 静音ラック - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内部に電子機器を収納し、電子機器の騒音を削減するための静音ラックであって、電子機器を配置する収納箱体と、前記収納箱体に外部から空気を導入する吸気箱体と、前記収納箱体から外部に空気を排出する排気箱体と、からなり、前記吸気箱体及び前記排気箱体を膨張室型消音器構造により構成したことを特徴とする静音ラック。
【選択図】図1
Description
特にサーバーは複数台を並べて配置することが多いため、騒音も大きくなり、サーバーの設置場所が制限されてしまう。
本願の第2発明は、第1発明の静音ラックにおいて、前記吸気箱体は、外部と接続する吸気口を上部に有すると共に、前記収納箱体と連続する吸気ファンを有し、前記排気箱体は、外部と接続する排気口を下部に有すると共に、前記収納箱体と連続する排気ファンを有することを特徴とする、静音ラックを提供する。
本願の第3発明は、第1発明又は第2発明の静音ラックにおいて、前記収納箱体は、前記吸気箱体と前記排気箱体間を遮断する遮蔽板を有することを特徴とする、静音ラックを提供する。
本願の第4発明は、第1発明乃至第3発明のいずれかの静音ラックにおいて、前記吸気箱体及び前記排気箱体は扉体であり、前記吸気箱体及び前記排気箱体は前記収納箱体に嵌合することを特徴とする、静音ラックを提供する。
本願の第5発明は、第1発明乃至第4発明のいずれかの静音ラックにおいて、前記収納箱体は、下部に配線取り出し口を有し、前記配線取り出し口は、吸音体により封止することを特徴とする、静音ラックを提供する。
<1>外部と接続する吸気箱体及び排気箱体を膨張室型消音器構造とすることにより、収納箱体から静音ラック外に漏れ出す騒音を削減できる。
<2>吸気ファンと排気ファンによるプッシュプル換気構造であるため、騒音を抑えながら、冷却に必要な風量を確保できる。
<3>遮蔽板によって収納箱体内部での気流の逆流を防ぎ、冷却効率を高めることができる。
<4>吸気箱体及び排気箱体が開閉可能な扉体であるため、電子機器を配置する収納箱体内の作業効率が高い。
<5>吸気箱体と収納箱体及び排気箱体と収納箱体とを嵌合構造とすることにより、各々の接続部分から騒音が漏れ出すのを防止する。
<6>配線取り出し口を吸音体により封止することにより、配線取り回し時の作業性と、騒音削減性能を両立する。
本発明の静音ラック1は、パソコンやサーバー等、騒音を発生する電子機器2を内部に配置し、騒音が周囲に広がるのを削減するものである。
本発明の静音ラック1は、内部に電子機器2を配置する収納箱体3、収納箱体3の開放面を封止する吸気箱体4及び排気箱体5の、3つの箱体を接続して構成する。(図1、図2)
収納箱体3は内部に電子機器2を収納する箱体である。
収納箱体3は内側からウレタン層111、プライウッド層112、FRP層113の三層からなる板体11によって構成する。(図3)
板体11のウレタン層111は波形のウレタンによって構成する。ウレタンを波形状にすることにより表面積を拡大し、効率よく中音〜高音域を吸収する。
そしてプライウッド層112によって低音〜中音域を吸収・遮断し、FRP層113によって表面を密閉する。
また、収納箱体3は板体11を組み合わせて構成するため、板体11の大きさを調整することにより、電子機器2の大きさや台数等に合わせた、適正サイズの大きさの収納箱体3を構成することができる。
収納箱体3は対向する二面を開放した箱体とし、開放した二面はそれぞれ吸気箱体4、排気箱体5によって封止して密閉構造となる。
収納箱体3内部には、収納箱体3を横断するように、遮蔽板6を配置する。
遮蔽板6は、収納箱体3の開放した二面が空間的に連続することがないように、電子機器2を包囲して配置する。
吸気箱体4は、収納箱体3内部の電子機器2を冷却するための空気を、収納箱体3に導入するためのものである。
吸気箱体4は、外部と接続する吸気口41を上部に設ける。また、外部空気を収納箱体3に導入するための吸気ファン42を吸気口41より下部に設ける。吸気ファン42の出口は収納箱体3と接続する。その他の部位は、収納箱体3と同様、板体11により密閉して構成する。
吸気箱体4内部に設けた吸気ファン42により、外部空気が吸気口41から吸気箱体4内部に導入し、導入した空気を吸気ファン42によって収納箱体3内に導入する。
吸気箱体4は外部空気を導入する吸気口41と、導入した空気を収納箱体3に送るための吸気ファン42の断面を、吸気箱体4の本体部分よりも小さくして開口することにより、吸気箱体4の本体部分よりも入口と出口が狭い、膨張室(チャンバー)型消音器構造とする。
膨張室型消音器構造とすることにより、収納箱体3内部の電子機器2が発生する騒音が、吸気箱体4を通過して吸気口41から漏出するのを防止できる。
また、吸気ファン42も騒音を発生するため、吸気ファン42から発生する騒音が吸気口41から漏れ出すことがないように、吸気ファン42と吸気口41とは離して設けた方がよい。
排気箱体5は、収納箱体3内部の電子機器2を冷却して温度が上昇した空気を、収納箱体3から排出するためのものである。
排気箱体5は、外部と接続する排気口51を下部に設ける。また、収納箱体3内部の空気を排出するための排気ファン52を排気口51より上部に設ける。
排気ファン52の入口は収納箱体3と接続する。その他の部位は、収納箱体3及び吸気箱体4と同様、板体11により密閉して構成する。
排気箱体5内部に設けた排気ファン52により、収納箱体3内部の空気が排気箱体5内部に排出され、排出された空気は排気ファン52によって排気口51から排気箱体5外に排出される。
排気箱体5は収納箱体3内部の空気を排出するための排気ファン52と、空気を外部に排出する排気口51の断面を、排気箱体5の本体部分よりも小さくして開口することにより、排気箱体5の本体部分よりも入口と出口が狭い、膨張室(チャンバー)型消音器構造とする。
膨張室型消音器構造とすることにより、収納箱体3内部の電子機器2が発生する騒音が、排気箱体5を通過して排気口51から漏出するのを防止できる。
また、排気ファン52も騒音を発生するため、排気ファン52から発生する騒音が排気口51から漏れ出すことがないように、排気ファン52と排気口51とは離して設けた方がよい
静音ラック1外部から吸気箱体4内部に導入した空気は、吸気ファン42によって収納箱体3内部に導入する。
収納箱体3内部に導入した空気は、電子機器2を通過する。そして、電子機器2の冷却によって高温となった空気は、、排気箱体5に配置した排気ファン52によって排気箱体5に導入され、排気口51から排気される。
収納箱体3内部には遮蔽板6が配置されているため、電子機器2の冷却によって高温となった空気は、収納箱体3内部で循環することなく、排気箱体5に導入される。
また、吸気ファン42及び排気ファン52によるプッシュプル換気構造であるため、騒音を抑えながら、電子機器2の冷却に必要十分な外部の空気量を導入することができる。
吸気箱体4及び排気箱体5は、ヒンジ等により収納箱体3に開閉自在に連結する扉体とする。
収納箱体3の対向する二面を封止する吸気箱体4及び排気箱体5を扉体とすることにより、収納箱体3内部に配置する電子機器2の前面と背面を視認しながら作業することができるため、電子機器2の設置や配線等の、収納箱体3内部での作業効率が高い。
また、収納箱体3の開放面の周囲に凸部31を形成し、吸気箱体4及び排気箱体5に凸部31に対応する凹部43、53を形成し、凸部31と凹部43、53が嵌合するように形成する。
収納箱体3と、吸気箱体4及び排気箱体5を嵌合構造とすることにより、各々の接続部分から静音ラック1内部の騒音が漏れ出すのを防止することができる。
電子機器2を収納する収納箱体3には、電源ケーブルやLANケーブル等の電子機器2用の配線9を通す、配線取り出し口7を形成し、配線取り出し口7には、配線取り出しユニット8を設ける。(図5)
配線取り出しユニット8は、本体81と蓋体82とからなる略直方体の部材であり、本体81の底面には開口811を設ける。そして、本体81内部底面及び蓋体82下面には、ウレタン等からなる吸音体83を設ける。
本体81は、配線取り出し口7に嵌設する。(図6)
本体81は、ビス等により固定する。
配線9は、本体81の開口811から収納箱体3の外部に導出する。
そして、蓋体82の吸音体83aと、本体81の吸音体83bで配線9を挟持しながら、蓋体82をビス等により固定して開口811を封止する。
吸音体83は、ウレタン等により構成するため、配線取り出しユニット8内部は、配線9の周囲を吸音体83により包囲して封止した状態となる。このため、開口811の密閉度が高く、静音ラック1内部の騒音が外部に漏れ出すのを防止することができる。
また、配線取り出し口7に設けた配線取り出しユニット8の本体81の開口83に配線9を通し、蓋体82により封止する構成であるため、配線作業、封止作業が容易である。
11 板体
111 ウレタン層
112 プライウッド層
113 FRP層
2 電子機器
3 収納箱体
31 凸部
4 吸気箱体
41 吸気口
42 吸気ファン
43 凹部
5 排気箱体
51 排気口
52 排気ファン
53 凹部
6 遮蔽板
7 配線取り出し口
8 配線取り出しユニット
81 本体
811 開口
82 蓋体
83 吸音体
9 配線
Claims (5)
- 内部に電子機器を収納し、電子機器の騒音を削減するための静音ラックであって、
電子機器を配置する収納箱体と、前記収納箱体に外部から空気を導入する吸気箱体と、前記収納箱体から外部に空気を排出する排気箱体と、からなり、
前記吸気箱体及び前記排気箱体を膨張室型消音器構造により構成したことを特徴とする、
静音ラック。 - 請求項1に記載の静音ラックにおいて、前記吸気箱体は、外部と接続する吸気口を上部に有すると共に、前記収納箱体と連続する吸気ファンを有し、前記排気箱体は、外部と接続する排気口を下部に有すると共に、前記収納箱体と連続する排気ファンを有することを特徴とする、静音ラック。
- 請求項1又は請求項2に記載の静音ラックにおいて、前記収納箱体は、前記吸気箱体と前記排気箱体間を遮断する遮蔽板を有することを特徴とする、静音ラック。
- 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の静音ラックにおいて、前記吸気箱体及び前記排気箱体は扉体であり、前記吸気箱体及び前記排気箱体は前記収納箱体に嵌合することを特徴とする、静音ラック。
- 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の静音ラックにおいて、前記収納箱体は、下部に配線取り出し口を有し、前記配線取り出し口は、吸音体により封止することを特徴とする、静音ラック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010097829A JP2011228527A (ja) | 2010-04-21 | 2010-04-21 | 静音ラック |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014048201A (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-17 | Advantest Corp | 電子部品試験装置 |
JP2015207571A (ja) * | 2014-04-17 | 2015-11-19 | 日東工業株式会社 | 電気機器収納用箱における排熱構造 |
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2010
- 2010-04-21 JP JP2010097829A patent/JP2011228527A/ja active Pending
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