JP2011227235A - 現像剤収容装置および画像形成装置 - Google Patents

現像剤収容装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回転軸の回転に付加を加えることなく、現像ハウジングからの現像剤の漏れを抑制することが可能な構造を備える、現像剤収容装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】軸受20の内側に、搬送スクリュー軸14と間隔を空けて配置される略円筒形状のマグネット部材23、およびマグネット部材23の搬送スクリュー軸14側を覆い、搬送スクリュー軸14と接触するように配置される略円筒形状のシール部材24とを含む。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子写真方式により画像を形成する画像形成工程において使用される現像剤収容装置、およびこの現像剤収容装置を有する画像形成装置に関する。なお、画像形成装置は、カラー、モノクロを問わず、コピア、FAX、プリンタなどの記録機器、表示装置などを含む。
電子写真方式の画像形成装置は、その画像形成プロセスに対応して、像担持体を一様に帯電するための帯電装置、像担持体の表面の電荷を静電潜像化するための像露光装置、静電潜像を現像剤によって可視像にするための現像装置、像担持体上の可視像を記録媒体(紙等)に電気的・機械的に転移させるための転写装置、像担持体上に転写装置による転移動作において残留した現像剤(トナー等)を除去するための清掃装置、記録材上の可視化された現像剤を熱や圧力によって永久に定着させる定着装置を含んでいる。
このような構成を備える画像形成装置において、像担持体、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置、および清掃装置によりプロセスユニットが構成される。また、全ての画像形成装置において用いられているわけではないが、一般的には、像担持体、帯電装置、清掃装置、および転写装置を一体としたプロセスユニットが用いられている。
近年、上述したプロセスに対応した各装置は、特にフルカラーによる出力を特徴とした画像形成装置の普及に伴い、画像形成装置の小型化、印刷速度の高速化が求められるとともに、さらに、画像形成装置の長寿命化、高信頼性化、高画質化、および低価格化が求められている。
たとえば、現像装置には、現像剤を収容する現像剤収容装置が設けられている。この現像剤収容装置においては、現像剤の外部への漏れを防止するために、隙間が生じる部分、例えば、現像剤を循環搬送させる循環搬送部材と現像剤を収容する現像剤収容装置との隙間部分から現像剤が漏れることを防止する為にシール部材が設けられる。
また、画像形成装置において、印刷速度の高速化の要求に応じるため記録媒体の搬送速度が速くなる結果、シール部材と循環搬送部材の軸との間で発熱し、この熱の発生によって、現像剤が溶け、その後シール部材に固着する等により、シール部材によるシール不良、軸受部分への現像剤の固着による回転軸の回転不良等が発生する。
さらに、シール部材のみでシールしているために、軸に対してシール部材を十分に密着させる必要がある。その結果、軸の回転トルクが高い状態になる。このような課題が下記特許文献1および2で指摘され、この課題を改善する提案がされている。
特開平07−219343号公報 特開2003−162146号公報
特許文献1には、プロセスカートリッジが開示されている。円筒形状の現像スリーブの端部領域においては、磁性シール部材が現像スリーブの外表面から所定の間隔を隔てて配置されるとともに、磁性シール部材の側面側に現像スリーブの外表面に接するように弾性発泡体が設けられている。
しかし、磁性シール部材と現像スリーブの外表面との間には間隔が設けられていることから、磁性シール部材側に達した現像剤は、現像装置に加わる衝撃や振動により、現像スリーブの軸受側に漏れ出てしまう可能性がある。
特許文献2には、現像装置が開示されている。回転軸の端部領域においては、回転軸の外表面から所定の間隔を隔てた位置に円筒磁石と磁性板とが並列状態に配置されている。
しかし、円筒磁石および磁性板と回転軸の外表面との間には間隔が設けられていることから、現像装置に加わる衝撃や振動により回転軸の軸受側に、現像剤が漏れ出てしまう可能性がある。
したがって、この発明は上記課題を解決するためになされたものであって、回転軸の回転に付加を加えることなく、現像ハウジングからの現像剤の漏れを抑制することが可能な構造を備える、現像剤収容装置および画像形成装置を提供することにある。
この発明に基づいた現像装置においては、トナーおよびキャリアを含む現像剤が収容された現像ハウジングと、上記現像ハウジングに設けられた軸受部に保持される回転軸と、上記軸受部に設けられ、上記回転軸と間隔を空けて配置され、上記回転軸の回転方向に沿う磁力線を有するマグネット部材と、上記マグネット部材の上記回転軸側を覆い、上記回転軸と接触するように配置されるシール部材とを備える。
上記発明の他の形態においては、上記マグネット部材は、上記回転軸側の表面に、上記回転軸の回転方向に沿う磁力線を2本以上有し、上記シール部材の上記回転軸の軸方向の幅は、上記マグネット部材の磁力線の間隔よりも広い。
上記発明の他の形態においては、上記マグネット部材は、上記回転軸側の表面に、上記回転軸の回転方向に沿う磁力線を4本有し、上記シール部材は、第1シール部材と、上記第1シール部材の両側に配置され、上記第1シール部材に対して間隔を隔てて配置される第2シール部材および第3シール部材とを有し、上記第1シール部材は、4本の上記磁力線のうち中央に位置する2本の上記磁力線を覆うように配置され、上記第2シール部材および上記第3シール部材は、4本の上記磁力線のうち両側に位置する上記磁力線をそれぞれ覆うように配置される。
上記発明の他の形態においては、上記シール部材は発泡素材からなる。
上記発明の他の形態においては、上記シール部材は、隙間が空かない程度に上記回転軸と接触している。
上記発明の他の形態においては、上記シール部材および上記マグネット部材は、上記回転軸の回転方向に切欠または分割されている領域を有する。
上記発明の他の形態においては、上記シール部材は、上記マグネット部材に固定されている。
上記発明の他の形態においては、上記回転軸は、現像ローラである。
上記発明の他の形態においては、上記回転軸は、上記現像剤を循環攪拌させる搬送スクリュー軸である。
この発明に基づいた画像形成装置においては、上述したいずれかの現像剤収容装置を有している。
この発明に基づいた現像剤収容装置および画像形成装置によれば、回転軸の回転に付加を加えることなく、現像ハウジングからの現像剤の漏れを抑制することが可能な構造を備える、現像剤収容装置および画像形成装置を提供することにある。その結果、画像形成装置において、記録媒体への画像形成不良を抑制する。
実施の形態における現像剤収容装置を採用した画像形成装置の内部の構成を示す縦断面図である。 実施の形態における現像剤収容装置を採用した現像装置の外観構成を示す斜視図である。 実施の形態における現像剤収容装置を採用した現像装置の内部構成を示す図である。 実施の形態における現像剤収容装置を採用した現像装置の内部構成を示す斜視図である。 図4中のVで囲まれた領域の拡大図である。 実施の形態における搬送スクリュー軸に設けられるマグネット部材およびシール部材を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は(A)中のB−B線矢視断面図である。 実施の形態におけるシール構造に用いられるマグネット部材およびシール部材の展開状態を示す第1の図である。 実施の形態におけるシール構造に用いられるマグネット部材およびシール部材の展開状態を示す第2の図である。 実施の形態における搬送スクリュー軸に設けられるマグネット部材とシール部材との接着状態を示す第1の図である。 実施の形態における搬送スクリュー軸に設けられるマグネット部材とシール部材との接着状態を示す第2の図である。 実施の形態における搬送スクリュー軸に設けられるマグネット部材とシール部材との接着状態を示す第3の図である。 他の実施の形態における搬送スクリュー軸に設けられるマグネット部材およびシール部材の取付け構造を示す断面図である。 他の実施の形態における現像ローラに設けられるマグネット部材およびシール部材の取付け構造を示す断面図である。 他の実施の形態におけるシール部材の構造を示す断面図である。
本発明に基づいた実施の形態における現像剤収容装置および画像形成装置について、以下、図を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
なお、以下の説明では、画像形成装置の一例として、一般的なフルカラー電子写真方式を採用している画像形成装置1000について説明しているが、本発明は、フルカラー電子写真方式にのみ限定されるものではなく、モノクロ画像のみを形成する1種(ブラック等)の画像形成ユニットを採用している画像形成装置への適用も可能である。
(画像形成装置1000)
以下、図1から図6を参照して、本実施の形態における画像形成装置1000および現像装置4について説明する。なお、図1は、画像形成装置1000の内部の構成を示す縦断面図、図2は、現像装置4の外観構成を示す斜視図、図3は、現像装置4の内部構成を示す図、図4は、現像装置4の内部構成を示す斜視図、図5は、図4中のVで囲まれた領域の拡大図、図6は、搬送スクリュー軸に設けられるマグネット部材23およびシール部材24を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は(A)中のB−B線矢視断面図である。なお、図中において、Rで示す矢印方向は、搬送スクリュー軸14の回転方向を示し、Sで示す矢印方向は、搬送スクリュー軸14の軸方向を示す。
まず、図1を参照して、本実施の形態における画像形成装置1000は、一般的なフルカラー電子写真方式を採用している。画像形成装置1000は、各色(イエロー、マゼンダ、シアン、ブラック)に対応した4種の画像形成ユニット100が所定の位置に配設されている。
各画像形成ユニット100は、感光体といわれる像担持体1と、像担持体1の表面を一様に帯電し電位を形成するための帯電装置2と、帯電装置2によって所望の電位まで帯電された電位に、所定の静電潜像を形成するために光を照射するための像露光装置3と、静電潜像が形成された領域に現像剤を電界などによって付着させて鏡像化するための現像装置4と、転写ベルト5と、一次転写装置6と、二次転写装置7と、定着装置8と、像担持体1上の残留した残留粉体を像担持体1上から電気的・機械的に除去するための清掃装置9および徐電装置12とを有する。
本実施の形態では、現像剤には、トナー(非磁性トナー)とキャリア(磁性粒子)とを含む二成分現像剤が用いられる。
一次転写装置6では、鏡像化された像担持体1上の粉体が、順次中間転写体といわれる転写ベルト5上へ電界・電圧によって移動する。二次転写装置7では、紙等の記録媒体11上へ、転写ベルト5上の粉体が電界・電圧によって移動する。定着装置8では、記録媒体11上に移動した粉体を、熱や圧力によって永久的に記録媒体11に固定する。
一方、一次転写装置6において転写ベルト5上の粉体が完全に移動せず、像担持体1上に僅かながら粉体が残存する場合がある。この場合には、像担持体1上に残留した粉体を像担持体1上から、清掃装置9および徐電装置12を用いて電気的・機械的作用により粉体を除去する。
また、転写ベルト5上に形成された鏡像画像は、二次転写装置7において粉体が完全に移動せず、転写ベルト5上に僅かながら粉体が残存する場合がある。この場合には、転写ベルト清掃装置10によって、電気的・機械的作用により粉体を除去する。
なお、画像形成装置1000に使用される現像剤の具体例は、現像装置4に収容されている二成分現像剤、現像装置4に補給されるトナー、清掃装置9において回収されるトナー、清掃装置9から現像装置4にリサイクルされるトナー等は、すべて現像剤である。
(現像装置4の構造)
次に、図2および図3を参照して、現像装置4の構造について説明する。現像装置4は、現像剤を収容するための箱型の現像ハウジング13、この現像ハウジング13に収容され現像剤を循環搬送(図3中の矢印で示す方向)するための回転軸としての搬送スクリュー軸14、現像剤を像担持体1に鏡像化させるための現像ローラ15、搬送スクリュー軸14および現像ローラ15に、外部に設けられたモータ等からの回転駆動力を伝達するための複数のギヤ16、および、現像ハウジング13から外部への現像剤の漏れを防止するためのシール構造18を有する。
搬送スクリュー軸14は、2本並行に配置され、それぞれの搬送スクリュー軸14の外表面には、それぞれの現像剤の搬送方向が逆となるように、スクリュー14Sが設けられている。また、各搬送スクリュー軸14および現像ローラ15は、ギヤ16を介して連結され、相互に連動して回転する。
(シール構造18)
次に、図4から図6を参照して、搬送スクリュー軸14のシール構造18について説明する。本実施の形態においては、軸受部13aとして、軸受20の内側にシール構造18が設けられている。搬送スクリュー軸14の一方の端部は、現像ハウジング13の仕切り壁13Sに設けられた軸受20により回転可能に支持されている。
軸受20の内側に設けられるシール構造18は、搬送スクリュー軸14と間隔を空けて配置される略円筒形状のマグネット部材23、およびマグネット部材23の搬送スクリュー軸14側を覆い、搬送スクリュー軸14と接触するように配置される略円筒形状のシール部材24とを含む。
マグネット部材23は、搬送スクリュー軸14の回転方向Rに沿う1以上の磁力線mを有している。また、シール部材24に用いられる材料としては、発泡素材が用いられる。シール部材24は、搬送スクリュー軸14の外表面に対して隙間が空かない程度に搬送スクリュー軸14と接触している(接触圧)。
搬送スクリュー軸14は、鉄、コバルトあるいはニッケル、またはそれらの合金などを用いた強磁性体、樹脂成型品等により作成される。
上記のように構成することで、マグネット部材23上に発生する磁力線mにキャリアが引き寄せられキャリアシールが形成される。さらに、そのキャリアシールが発泡素材からなるシール部材24に取り込まれるため、振動や衝撃による影響を受けずにシール性能を確保できる。
また、従来のシール部材では、シール部材により回転軸を締め付ける必要があった。しかし、本実施の形態の構成によれば、シール部材24は搬送スクリュー軸14に接触していれば良いため(接触圧)、搬送スクリュー軸14とシール部材24との接触による発熱が少なく、搬送スクリュー軸14の回転トルクを上昇させることはない。
なお、マグネット部材23およびシール部材24は、連続した円筒形状でも構わないが、本実施の形態では、180度対向する位置に搬送スクリュー軸14の軸方向に対して傾斜するスリットDを設け、2分割構造としている。このようにスリットDを設けて、マグネット部材23およびシール部材24を2分割構造にすることで、マグネット部材23およびシール部材24の軸受20の内側への取り付け作業性を向上させることができる。
また、スリットDを搬送スクリュー軸14の軸方向に対して直交する方向に設けた場合には、回転する搬送スクリュー軸14から見てスリットDは常に溝を形成することになる。そこで、スリットDを軸方向Sに対して傾斜させることで、回転する搬送スクリュー軸14から見た場合には、実質的にはスリットDは形成されない。その結果、シール性能を低下させることはない。
(マグネット部材23およびシール部材24との取付け位置関係)
次に、図7および図8を参照して、マグネット部材23およびシール部材24との取付け位置関係について説明する。なお、図7および図8は、シール構造18に用いられるマグネット部材23およびシール部材24の展開状態を示す第1および第2の図である。
マグネット部材23の搬送スクリュー軸14側の表面磁束密度は、約10mTであり、軸方向(S)の幅は、約8mmである。シール部材24には、発泡素材の一例としてウレタンフォームを用いる。マグネット部材23と搬送スクリュー軸14との距離は、1.0±0.5mmであり、この隙間にシール部材24を配設する。
まず、図7を参照して、マグネット部材23の搬送スクリュー軸14側の表面には、搬送スクリュー軸14の回転方向(R)に沿う磁力線mが2本以上設けられることが好ましく、本実施の形態のマグネット部材23では、4本の磁力線mを有している。また、シール部材24の搬送スクリュー軸14の軸方向(S)の幅(B)は、マグネット部材23の磁力線mの間隔(A)よりも広く設けられている。
この図7に示す構成を採用することで、マグネット部材23の中央の2本の磁力線mがシール部材24により覆われ、シール部材24の内部に確実にキャリアシールを内包することが可能となり、シール構造18の信頼性を向上させることが可能となる。
また、図8に示すように、シール部材として、第1シール部材24aと、この第1シール部材24aの両側に配置され、第1シール部材24aに対して間隔を隔てて配置される第2シール部材24bおよび第3シール部材24cとを有し、第1シール部材24aは、4本の磁力線mのうち中央に位置する2本の磁力線mを覆うように配置され、第2シール部材24bおよび第3シール部材24cは、4本の磁力線mのうち両側に位置する磁力線mをそれぞれ覆うように配置されている。第2シール部材24bと第3シール部材24cとの間隔(B)は、中央に位置する2本の磁力線mの間隔(A)よりも大きい。
この構成を採用することによっても、第1シール部材24a、第2シール部材24b、および第3シール部材24cの内部に確実にキャリアシールを内包することが可能となり、シール構造18の信頼性を向上させることが可能となる。
(マグネット部材23のシール部材24への固定方法)
次に、図9から図11を参照して、マグネット部材23のシール部材24への固定方法について説明する。なお、図9から図11は、マグネット部材23とシール部材24との接着状態を示す第1から第3の図である。
図9は、マグネット部材23の略全面に接着剤25を配設して、マグネット部材23の内側にシール部材24を固定した状態を示す図である。接着剤25としては、固定作業の容易性から両面テープを用いているが、他の接着部材を用いることも可能である。
図9は、マグネット部材23の両端部にのみ接着剤25を配設して、マグネット部材23の内側にシール部材24を固定した状態を示す図である。マグネット部材23の略全面に接着剤25を配設した場合に、磁力線mの磁力が弱まることが考えられる。このような場合には、図9に示すように、マグネット部材23の軸方向に沿う両端部にのみ接着剤25を配設して、マグネット部材23の内側にシール部材24を固定すると良い。なお、マグネット部材23の周方向に沿って、部分的に帯状に接着剤を配設することも可能である。
また、図10は、マグネット部材23の表面に、島状に接着剤25を点在させた状態を示している。このように接着剤25を点在させることによっても、磁力線mの磁力を弱めることなく、マグネット部材23の表面にシール部材24を固定することができる。
このようにマグネット部材23にシール部材24を予め固定しておくことで、シール部材24のマグネット部材23への固定の際の作業性を向上させるとともに、搬送スクリュー軸14の回転にともなうシール部材24の連れまわしを防止することができる。
なお、上記説明においては、搬送スクリュー軸14の一方側の端部のシール構造18について説明しているが、他方の端部も上記と同様のシール構造18が採用されている。
(作用・効果)
以上、本実施の形態における現像装置4によれば、マグネット部材23上に発生する磁力線mにキャリアが引き寄せられキャリアシールが形成され、かつそのキャリアシールが発泡素材からなるシール部材24に取り込まれるため、振動や衝撃による影響を受けずにシール性能を確保できる。
さらに、従来のシール部材では、シール部材により回転軸を締め付ける必要があったが、本実施の形態の構成によれば、シール部材24は搬送スクリュー軸14に接触していれば良いため(接触圧)、搬送スクリュー軸14とシール部材24との接触による発熱が少なく、搬送スクリュー軸14の回転トルクを上昇させることはない。
その結果、現像装置4を用いた画像形成装置1000によれば、現像装置4における現像剤の漏れが抑制されることで、軸受部分で現像剤が溶け、その後シール部材に付着する等により、シール部材によるシール不良、軸受部分への現像剤の固着による搬送スクリュー軸の回転不良等の発生を回避することが可能となり、画像形成装置1000における画像形成の信頼性を向上させることが可能となる。
なお、上記実施の形態においては、シール構造を設ける領域として、軸受部13aの一例である軸受20の内側に、マグネット部材23およびシール部材24を設ける場合について説明したが、この構成に限定されない。たとえば、図12に示すように、現像ハウジング13の仕切り壁13Sに設けられた軸受20の内側(現像剤が収容される側)に、マグネット部材23およびシール部材24を設ける構成を採用することも可能である。
また、上記説明では、回転軸として搬送スクリュー軸14を適用した場合について説明しているが、搬送スクリュー軸14に限定されない。たとえば、図13に示すように、回転軸として現像ローラ15の端部に、本実施の形態おけるシール構造を適用することが可能である。
なお、現像ローラ15は、トナーを像担持体1(図1参照)へ供給するため、現像ハウジング13の一部が開口し(図2参照)、現像ローラ15が現像ハウジング13から露出している。したがって、現像ハウジング13の現像ローラ15が露出する開口部に対して、シール構造を適用する必要はなく、開口部以外の領域に部分的にシール構造を適用すれば良い。
また、上記実施の形態では、シール部材24として弾性発泡体を用いる場合について説明しているが、この材料や形状に限定されるものではない。たとえば、図14に示すように、マグネット部材23と搬送スクリュー軸14(または現像ローラ15)との間に円盤状のシール部材24dを所定の間隔を隔てて配置して、空間Kを形成するようにする。シール部材24dのマグネット部材23側は、シール部材24dに固定し、シール部材24dの搬送スクリュー軸14は、搬送スクリュー軸14に接触していれば良い(接触圧)。これにより、空間Kにおいてキャリアシールを内包することが可能となり、シール構造の信頼性を向上させることも可能である。
したがって、シール部材としては、キャリアを保持してキャリアシールが形成される構成を有するものであれば、どのような構成であっても構わない。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 像担持体、2 帯電装置、3 像露光装置、4 現像装置、4A 現像剤収容装置、5 転写ベルト、6 一次転写装置、7 二次転写装置、8 定着装置、9 清掃装置、11 記録媒体、12 徐電装置、13 現像ハウジング、13A 内部空間、13B 外部空間、13S 仕切り壁、14 搬送スクリュー軸、14S スクリュー、15 現像ローラ、16 ギヤ、18 シール構造、20 軸受、23 マグネット部材、24 シール部材、24a 第1シール部材、24b 第2シール部材、24c 第3シール部材、25 接着剤、100 画像形成ユニット、1000 画像形成装置。

Claims (10)

  1. トナーおよびキャリアを含む現像剤が収容された現像ハウジングと、
    前記現像ハウジングに設けられた軸受部に保持される回転軸と、
    前記軸受部に設けられ、前記回転軸と間隔を空けて配置され、前記回転軸の回転方向に沿う磁力線を有するマグネット部材と、
    前記マグネット部材の前記回転軸側を覆い、前記回転軸と接触するように配置されるシール部材と、
    を備える、現像剤収容装置。
  2. 前記マグネット部材は、前記回転軸側の表面に、前記回転軸の回転方向に沿う磁力線を2本以上有し、
    前記シール部材の前記回転軸の軸方向の幅は、前記マグネット部材の磁力線の間隔よりも広い、請求項1に記載の現像剤収容装置。
  3. 前記マグネット部材は、前記回転軸側の表面に、前記回転軸の回転方向に沿う磁力線を4本有し、
    前記シール部材は、第1シール部材と、前記第1シール部材の両側に配置され、前記第1シール部材に対して間隔を隔てて配置される第2シール部材および第3シール部材とを有し、
    前記第1シール部材は、4本の前記磁力線のうち中央に位置する2本の前記磁力線を覆うように配置され、
    前記第2シール部材および前記第3シール部材は、4本の前記磁力線のうち両側に位置する前記磁力線をそれぞれ覆うように配置される、請求項1に記載の現像剤収容装置。
  4. 前記シール部材は発泡素材からなる、請求項1から3のいずれかに記載の現像剤収容装置。
  5. 前記シール部材は、隙間が空かない程度に前記回転軸と接触している、請求項1から4のいずれかに記載の現像剤収容装置。
  6. 前記シール部材および前記マグネット部材は、前記回転軸の回転方向に切欠または分割されている領域を有する、請求項1から5のいずれかに記載の現像剤収容装置。
  7. 前記シール部材は、前記マグネット部材に固定されている、請求項1から6のいずれかに記載の現像剤収容装置。
  8. 前記回転軸は、現像ローラである、請求項1から7のいずれかに記載の現像剤収容装置。
  9. 前記回転軸は、前記現像剤を循環攪拌させる搬送スクリュー軸である、請求項1から8のいずれかに記載の現像剤収容装置。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の現像剤収容装置を有する、画像形成装置。
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