JP2011225160A - 自動二輪車の通信アンテナ配置構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の通信アンテナを、互いの通信システムに電波障害を生じさせることなく車両に配置できること。
【解決手段】車両前部に配置されたヘッドランプ26と、このヘッドランプよりも上方に配置されたメータ17とを有するスクータ型自動二輪車10であって、ヘッドランプ26よりも上方で且つメータ17よりも前方に、送受信面45Aを前向きに指向させて配置された第1通信アンテナ45と、この第1通信アンテナ45及びメータ17よりも上方に、送受信面46Aを上向きに指向させて配置された第2通信アンテナ46と、を有する自動二輪車の通信アンテナ配置構造である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動二輪車に搭載された通信アンテナの配置構造に関する。
従来、カーナビゲーションシステムなどにより、車両の現在位置を知るためにGPS(Global Positioning System)用の通信アンテナを備えた車両が知られている。例えば特許文献1に示すように、フロントスクリーン(ウインドプロテクタ)とメータ(スピードメータ)との間に受信アンテナが上方に向けて突出するように設けられたスクータ型の自動二輪車が開示されている。
ところで、近年、上述のGPS用の受信アンテナで受信した車両位置情報を車両間で共有し、互いの車両が接近したことを警告することで、安全な交通を図るなどの次世代交通システムの開発が取り組まれている。このような、次世代交通システムには、車両間で情報の受け渡しを行う車車間通信システムが不可欠であり、車両には、GPS用の通信(受信)アンテナに加え、車車間通信システム用の通信アンテナを搭載する必要がある。
特開平11−321754号公報
しかしながら、車車間通信システムやGPSに用いられる電波は、大量の情報を短時間に送受信することができる極超短波が使用されることが多い。このため、両通信システムに使用される電波は近い周波数になり、両通信システムの通信アンテナを車両に配置すると、互いの通信システムに電波障害が生じる虞がある。また、この電波障害は、一般的に車車間通信システムに使用される電波出力がGPSに比較して高いため、GPSに強く影響を及ぼす虞がある。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、複数の通信アンテナを、互いの通信システムに電波障害を生じさせることなく車両に配置できる自動二輪車の通信アンテナ配置構造を提供することにある。
本発明は、車両前部に配置されたヘッドランプと、このヘッドランプよりも上方に配置されたメータとを有する自動二輪車であって、前記ヘッドランプよりも上方で且つ前記メータよりも前方に、前向きに指向させて配置された少なくとも1台の第1通信アンテナと、この第1通信アンテナ及び前記メータよりも上方に、上向きに指向させて配置された少なくとも1台の第2通信アンテナと、を有することを特徴とするものである。
また、本発明は、車両に設置可能な筐体と、送受信面を前方に指向させて前記筐体内の前部に設置された第1通信アンテナと、送受信面を上方に指向させて前記筐体内の上部に設置された第2通信アンテナと、を有してアンテナユニットが構成され、このアンテナユニットが自動二輪車の車両前部に配置されたことを特徴とするものである。
本発明によれば、複数の通信アンテナが送受信する電波が互いに交錯することがないので、互いの通信システムに電波障害を生じさせることなく、複数の通信アンテナを車両に配置できる。
本発明に係る自動二輪車の通信アンテナ配置構造における第1の実施の形態が適用されたスクータ型自動二輪車を示す右側面図。 図1のスクータ型自動二輪車の平面図。 図1のスクータ型自動二輪車の正面図。 本発明に係る自動二輪車の通信アンテナ配置構造における第2の実施の形態が適用されたスクータ型自動二輪車を示す右側面図。 図4のアンテナユニットを示し、(A)が基本構成図、(B)が一実施例の構成図、(C)が他の実施例の構成図。 本発明に係る自動二輪車の通信アンテナ配置構造における第3の実施の形態が適用されたスクータ型自動二輪車を示す部分左側面図。 図6に示す第3の実施の形態の変形形態を示すネイキッド型自動二輪車の部分左側面図。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づき説明する。但し、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。
[A]第1の実施の形態(図1〜図3)
図1は、本発明に係る自動二輪車の通信アンテナ配置構造における第1の実施の形態が適用されたスクータ型自動二輪車を示す右側面図である。尚、本実施の形態において、前後、上下、左右の表現は車両乗車時の運転者を基準にしたものである。
図1〜図3に示す車両は、車両下部にフロアボード11が設けられた、所謂スクータ型車両(スクータ型自動二輪車)10である。このスクータ型自動二輪車10は、車両全体が車両カバー(後述)によって覆われ、車両中央部に着座シート12と前部に操舵用のハンドル13が配置されている。ハンドル13の中央部には、車両前部に配置されたステアリングシャフト14が接続される。このステアリングシャフト14は下方に向かって延出され、下端に左右一対のフロントサスペンション15が懸架される。このフロントサスペンション15の下端に前輪16が回転自在に支持される。また、ハンドル13の前方には、走行時のスピード等を表示するメータ17とフロントスクリーン18が配置されている。
着座シート12の下方には、ユニットスイング式のエンジン19が車体フレーム(不図示)に揺動自在に懸架され、エンジン19の尾部に後輪20が配置される。この後輪20と前輪16との間の車両前後方向中央位置に上記着座シート12が配置される。また、エンジン19からの排気ガスは、このエンジン19に接続され後方に向かって延出する図示しないエキゾーストパイプと、このエキゾーストパイプの後端に接続されたサイレンサ(不図示)とによって、車両後方へ排出される。
前記車両カバーは、車両外面を覆う外装カバーと、車両内面を覆う内装カバーとで構成される。外装カバーは、車両前部に配置されてステアリングシャフト14の前方から後方を覆うフロントカバー23と、このフロントカバー23の下部に連設されて車両下部側面を覆うサイドカバー24と、車両後部を覆うリアカバー25とを備えて構成される。車両前部、つまりフロントカバー23の前端部には、車体フレームに固定されたヘッドランプ(前照灯)26が設けられ、フロントカバー23の上端にフロントスクリーン18が上方へ向かって突設される。また、リアカバー25の後部に尾灯27が設けられている。更に、リアカバー25の上端は、着座シート12の下面に接するように設けられる。
また、内装カバーは、フロントカバー23の後部に連設されてステアリングシャフト14の後方を覆うインナカバー29と、このインナカバー29の下端に連設されて後方に延出されるセンタートンネル30と、このセンタートンネル30の下方に順次連設されたインナウォール31及び前記フロアボード11と、を備えて構成される。
インナカバー29は、フロントカバー23と共に前輪16の上方に配置される。このインナカバー29は、その前部に設けられて車両後方から車両前方へ向かって低く傾斜して形成されたフロントウォール部32と、このフロントウォール部32の後方に連設されてメータ17が取り付けられるコンソールパネル部33と、フロントウォール部32の後方に連設されてメータ17を上方から覆うメータカバー部34と、コンソールパネル部33の後端から略垂直な壁面に形成されたボックスウォール部35とを備えて構成される。ボックスウォール部35には、収納箱であるグローブボックス36が形成されており、このグローブボックス36が蓋部材37により開閉可能に設けられる。また、コンソールパネル部33には、メータ17がヘッドランプ26の上方に取り付けられる。
フロアボード11は、着座シート12に着座した運転者1の足2を載置するものであり、着座シート12の前下方において車両幅方向(左右方向)に一対設置され、サイドカバー24の上端部に連設される。このフロアボード11は、その前部に位置し運転者1が車両走行時に足2を乗せるフートレスト38と、後部に位置し運転者1が車両乗降時に足2を掛けるステップ39と、車両内側に向かうほど上方へ延出して形成されるフロアウォール40とが一体に形成されている。このうち、フートレスト38は前上方へ向かって傾斜して形成され、このフートレスト38の表面に、走行時に運転者1の足2が滑ることを防止するマット41が敷設されている。
インナウォール31は、フロアボード11のフロアウォール40の上端に連設して車両前後方向に延在される。このインナウォール31の後側上部にはリアカバー25が、前側上部にはセンタートンネル30がそれぞれ連設されている。
センタートンネル30は、フロントカバー23及びインナカバー29の後方で、インナウォール31を介して一対のフロアボード11間に配置され、前側センタートンネルと後側センタートンネルとが連設されて構成される。
ところで、上述のようなスクータ型自動二輪車10には、少なくとも1台(本実施の形態では1台)の第1通信アンテナ45と、少なくとも1台(本実施の形態では1台)の第2通信アンテナ46とが配置されている。第1通信アンテナ45は、例えば車車間通信システム用の通信アンテナまたはETC(Electronic Toll Collection System)用の通信アンテナである。また、第2通信アンテナ46は、例えばGPS用の通信(受信)アンテナである。
第1通信アンテナ45は、フロントスクリーン18の下部後方で且つインナカバー29におけるフロントウォール部32の前方部に配置される。この第1通信アンテナ45の配置位置は、即ち、ヘッドランプ26よりも上方で且つメータ17よりも前方の位置である。更に第1通信アンテナ45は、車両前方に位置する他の車両または通信対象物と通信するものであるため、その送受信面45Aを前向きに指向させて配置される。
また、第2通信アンテナ46は、メータ17の上部、つまりインナカバー29においてメータ17の上方を覆うメータカバー部34の上面に配置される。この第2通信アンテナ46の配置位置は、即ち、メータ17よりも上方で且つ第1通信アンテナ45よりも上方の位置である。更に第2通信アンテナ46は、車両上方に位置する通信対象物と通信するものであるため、その送受信面46Aを上向きに指向させて配置される。
第1通信アンテナ45は、上述のように、ヘッドランプ26の上方で且つメータ17の前方に配置されるほか、その送受信面45Aよりも後方に第2通信アンテナ46が配置される。これにより、第1通信アンテナ45における送受信面45Aの指向方向の正面側に、通信を阻害する金属材料を含む部品、例えばヘッドランプ26やメータ17、第2通信アンテナ46等が配置されることがない。
また、第2通信アンテナ46は、上述のように、メータ17及び第1通信アンテナ45の上方に配置され、このうち、その送受信面46Aの下方に第1通信アンテナ45が配置される。これにより、第2通信アンテナ46における送受信面46Aの指向方向の正面側に、通信を阻害する金属材料を含む部品、例えばメータ17や第1通信アンテナ45等が配置されることがない。
以上のように構成されたことから、本実施の形態によれば次の効果(1)及び(2)を奏する。
(1)第1通信アンテナ45の送受信面45Aが車両前向きに指向され、この第1通信アンテナ45よりも上方に配置された第2通信アンテナ46の送受信面46Aが車両上向きに指向されている。このため、第1通信アンテナ45及び第2通信アンテナ46が送受信する電波が互いに交錯せず、これらの第1通信アンテナ45及び第2通信アンテナ46が互いの電波によって通信状態を阻害されることがない。この結果、それぞれの通信アンテナ45、46を備える通信システムに電波障害が生ずることなく、これらの通信アンテナ45及び46をスクータ型自動二輪車10に配置できる。
(2)一般に、ヘッドランプ26やメータ17、第1通信アンテナ45、第2通信アンテナ46等は、その構成部品に金属が含まれる。金属は、電波を吸収または反射させる性質を有するため、第1通信アンテナ45、第2通信アンテナ46の指向方向の正面側に上記ヘッドランプ26やメータ17等が配置されていると、通信の障害になる恐れがある。
本実施の形態では、第1通信アンテナ45が、ヘッドランプ26よりも上方で且つメータ17によりも前方に配置され、更に、この第1通信アンテナ45の送受信面45Aよりも後方に第2通信アンテナ46が配置されている。また、第2通信アンテナ46が、メータ17及び第1通信アンテナ45よりも上方に配置され、このうち第2通信アンテナ46の送受信面46Aよりも後方に第1通信アンテナ45が配置されている。
このため、第1通信アンテナ45の送受信面45Aと第2通信アンテナ46の送受信面46Aの指向方向正面側に、それぞれの通信を阻害する金属材料を含む部品(ヘッドランプ26、メータ17、第1通信アンテナ45、第2通信アンテナ46等)が配置されていないので、これらの第1通信アンテナ45、第2通信アンテナ46を備えるそれぞれの通信システムを、常に良好な通信状態に維持できる。
[B]第2の実施の形態(図5、図6)
図4は、本発明に係る自動二輪車の通信アンテナ配置構造における第2の実施の形態が適用されたスクータ型自動二輪車を示す右側面図である。この第2の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる点は、第1通信アンテナ45及び第2通信アンテナ46がユニット化されてアンテナユニット50として一体構成され、このアンテナユニット47がスクータ型自動二輪車10の車両前部に配置された点である。
つまり、アンテナユニット50は、図5(A)に示すように、中空箱形状の筐体51内に第1通信アンテナ45及び第2通信アンテナ46が配置されて構成される。筐体51は、例えば樹脂製であり、中空の直方体形状に構成される。この筐体51は、分割面Sにより上下方向に2分割可能に、または分割面Tにより左右方向に2分割可能に構成される。筐体51は、これらの分割面SまたはTにより分割された状態で、内部に第1通信アンテナ45及び第2通信アンテナ46が搬入され取り付けられる。また、この筐体51の底壁52に、筐体51を車両に取り付けるためのねじ穴58が形成されている。
第1通信アンテナ45は、送受信面45Aを前方に指向させて筐体51の前部、つまり筐体51の前壁53の内側に設置される。このとき、第1通信アンテナ45の送受信面45Aは、前壁53に平行に設けられる。また、第2通信アンテナ46は、送受信面46Aを上方に指向させて筐体51内の上部、つまり筐体51の上壁54の内側に設置される。このとき、第2通信アンテナ46の送受信面46Aは、上壁54に平行に設けられる。これらの第1通信アンテナ45及び第2通信アンテナ46は、筐体51の前後方向と上下方向にそれぞれ並設されるが、第1通信アンテナ45の送受信面45Aの後方に第2通信アンテナ46が配置され、第2通信アンテナ46の送受信面46Aの下方に第1通信アンテナ45が配置される。
上述のように構成されたアンテナユニット50は、図4に示すように、スクータ型自動二輪車10のヘッドランプ26によりも上方で且つメータ17よりも前方に設置される。この設置の際には、筐体51における底壁52のねじ穴58に図示しない取付ビスを挿通させることで、筐体51を車両に固定する。この取付状態で、アンテナユニット50は、筐体51の前壁53(つまり第1通信アンテナ45の送受信面45A)を車両前方に向けて、上壁54(つまり第2通信アンテナ46の送受信面46A)を車両上方に向けて、スクータ型自動二輪車10に配置される。
特にアンテナユニット50が、スクータ型自動二輪車10におけるフロントスクリーン18の下部の後方で且つインナカバー29のフロントウォール部32の前方部に設置される場合には、図5(B)に示すように、筐体55の底壁52がフロントウォール部32の傾斜面に対応して傾斜して設けられたアンテナユニット50を用いる。この場合には、筐体55の底壁52をインナカバー29のフロントウォール部32に重ね合わせて、フロントウォール部32の下方から底壁52のねじ穴58に取付ビスを挿通することで、アンテナユニット50を、フロントスクリーン18の下部後方で且つインナカバー29のフロントウォール部32の前方部に固定する。
更にアンテナユニット50が、スクータ型自動二輪車10におけるフロントスクリーン18の下部の後方で且つインナカバー29のフロントウォール部32の前方部に設置される場合には、図5(C)に示すように、筐体56の底壁52がフロントウォール部32の傾斜面に対応して傾斜して設けられると共に、この底壁52から一対のフランジ57が左右に突設されたアンテナユニット50を用いてもよい。このフランジ57にはねじ穴58が形成されており、このねじ穴58に取付ビスを挿通することで、筐体56を用いたアンテナユニット50が、スクータ型自動二輪車10におけるフロントスクリーン18の下部後方で且つインナカバー29のフロントウォール部32の前方部に配置される。
以上のように構成されたことから、本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態の効果(1)と同様な効果を奏するほか、次の効果(3)及び(4)を奏する。
(3)第1通信アンテナ45及び第2通信アンテナ46を収容するアンテナユニット50が、ヘッドランプ26よりも上方で且つメータ17よりも前方に配置され、更に第1通信アンテナ45の送受信面45Aよりも後方に第2通信アンテナ46が配置され、この第2通信アンテナ46の送受信面46よりも下方に第1通信アンテナ45が配置されている。このため、第1通信アンテナ45の送受信面45Aと第2通信アンテナ46の送受信面46Aの指向方向正面側に、それぞれの通信を阻害する金属材料を含む部品(ヘッドランプ26、メータ17、第1通信アンテナ45、第2通信アンテナ46等)が配置されていないので、これらの第1通信アンテナ45、第2通信アンテナ46を備えるそれぞれの通信システムを、常に良好な通信状態に維持できる。
(4)一般に、スクータ型自動二輪車10に複数の通信アンテナを配置する場合には、各通信アンテナは電波障害を防止するために離間して配置される。この場合、各通信アンテナを一つずつ車両に組み付ける必要があるため、これらの通信アンテナの組付け性が低下してしまう。また、各通信アンテナの設置箇所からバッテリまで電源配線を配設する必要があるので、これらの配線が複雑になり、複数の通信アンテナの着脱性が低下してしまう。
これに対し、本実施の形態では、筐体51の前部に、送受信面45Aを前方に向けて第1通信アンテナ45が設置され、筐体51の上部に、送受信面46Aを上方に向けて第2通信アンテナ46が設置されてアンテナユニット50が構成され、このアンテナユニット50がスクータ型自動二輪車10に配置される。このため、第1通信アンテナ45及び第2通信アンテナ46を小さなスペースに収容できると共に、これらの通信アンテナ45及び46を単一部品としてスクータ型自動二輪車10に組み付けることができ、従って、通信アンテナ45、46の車両への組付け性を向上させることができる。更に、第1通信アンテナ45及び第2通信アンテナ46の電源配線を1本化、またはまとめて配設できるので、これらの通信アンテナ45、46の着脱性も向上させることができる。
尚、上述の第2の実施の形態において、第1通信アンテナ45及び第2通信アンテナ46を収容するアンテナユニット50は、スクータ型自動二輪車10においてフロントスクリーン18の下部後方でインナカバー29のフロントウォール部32の前方部に配置されるものを述べたが、メータ17よりも上方の、インナカバー29におけるメータカバー部34の上面に設置されてもよい。
[C]第3の実施の形態(図6、図7)
図6は、本発明に係る自動二輪車の通信アンテナ配置構造における第3の実施の形態が適用されたスクータ型自動二輪車を示す部分左側面図である。この第3の実施の形態において、前記第1及び第2の実施の形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態が前記第2の実施の形態と異なるのは、第1通信アンテナ45及び第2通信アンテナ46を収容するアンテナユニット50が、自動二輪車の外側に露出して配置された点である。
つまり、アンテナユニット50は、第1通信アンテナ45の送受信面45Aを前向きに指向させ、第2通信アンテナ46の送受信面46を上向きに指向させて、図6に示すように、スクータ型自動二輪車10のフロントカバー23の外面におけるヘッドランプ26の上方に、または図7に示すように、ネイキッド型自動二輪車60におけるスピードメータ61の前方外面に、もしくはヘッドランプ62の外上面などにそれぞれ設置される。
従って、この第3の実施の形態においても、前記第1及び第2の実施の形態の効果(1)、(3)及び(4)と同様な効果を奏する。
10 スクータ型自動二輪車
14 ステアリングシャフト
17 メータ
18 フロントスクリーン
23 フロントカバー
26 ヘッドランプ
29 インナカバー
32 フロントウォール部
33 コンソールパネル部
34 メータカバー部
45 第1通信アンテナ
45A 第1通信アンテナの送受信面
46 第2通信アンテナ
46A 第2通信アンテナの送受信面
50 アンテナユニット
51、55、56 筐体

Claims (6)

  1. 車両前部に配置されたヘッドランプと、このヘッドランプよりも上方に配置されたメータとを有する自動二輪車であって、
    前記ヘッドランプよりも上方で且つ前記メータよりも前方に、前向きに指向させて配置された少なくとも1台の第1通信アンテナと、
    この第1通信アンテナ及び前記メータよりも上方に、上向きに指向させて配置された少なくとも1台の第2通信アンテナと、を有することを特徴とする自動二輪車の通信アンテナ配置構造。
  2. 前記第1通信アンテナは、第2の通信アンテナの送受信面よりも下方に配置され、前記第2通信アンテナは、前記第1通信アンテナの送受信面よりも後方に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車の通信アンテナ配置構造。
  3. 前記自動二輪車は、車両前部に配置されたステアリングシャフトと、前記ステアリングシャフトの前方を覆うフロントカバーと、このフロントカバーの後部に連設されて前記ステアリングシャフトの後方を覆うインナカバーと、前記フロントカバーの上部に設置されたフロントスクリーンと、前記フロントカバーの前端に設置されたヘッドランプと、このヘッドランプの上方における前記インナカバーに設置されたメータとを備えてなり、
    第1通信アンテナは、前記フロントスクリーンの下部の後方で且つ前記インナカバーの前方部に配置され、
    第2通信アンテナは、前記メータの上部に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車の通信アンテナ配置構造。
  4. 車両に設置可能な筐体と、送受信面を前方に指向させて前記筐体内の前部に設置された第1通信アンテナと、送受信面を上方に指向させて前記筐体内の上部に設置された第2通信アンテナと、を有してアンテナユニットが構成され、
    このアンテナユニットが自動二輪車の車両前部に配置されたことを特徴とする自動二輪車の通信アンテナ配置構造。
  5. 前記自動二輪車は、車両前部に配置されたヘッドランプと、このヘッドランプよりも上方に配置されたメータとを備えてなり、
    アンテナユニットは、前記ヘッドランプよりも上方で且つ前記メータよりも前方に、または前記メータよりも上方に配置されたことを特徴とする請求項4に記載の自動二輪車の通信アンテナ配置構造。
  6. 前記自動二輪車は、車両前部に配置されたステアリングシャフトと、前記ステアリングシャフトの前方を覆うフロントカバーと、このフロントカバーの後部に連設されて前記ステアリングシャフトの後方を覆うインナカバーと、前記フロントカバーの上部に設置されたフロントスクリーンと、前記フロントカバーの前端に設置されたヘッドランプとを備えてなり、
    アンテナユニットは、前記フロントスクリーンの下部の後方で且つ前記インナカバーの前方部に配置されたことを特徴とする請求項4に記載の自動二輪車の通信アンテナ配置構造。
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