JP2011224724A - ワーク磨き装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】円筒形状または円柱形状のワークの磨き作業が行え、1台の装置でボルトとナットの両方の磨き作業が行えるワーク磨き装置を提供することにある。
【解決手段】本発明に係るワーク磨き装置10は、略円筒形状または略円柱形状のワークを保持し回転駆動されるチャック161と、ワークの内周面または外周面に接触してその表面を磨くブラシ本体132と、ブラシ本体132をワークの内周面または外周面に押圧させるブラシ押圧用シリンダー208と、ブラシ本体132をワークの高さ方向に移動させるブラシ昇降用シリンダー206と、を備えるものである。
【選択図】図2
【解決手段】本発明に係るワーク磨き装置10は、略円筒形状または略円柱形状のワークを保持し回転駆動されるチャック161と、ワークの内周面または外周面に接触してその表面を磨くブラシ本体132と、ブラシ本体132をワークの内周面または外周面に押圧させるブラシ押圧用シリンダー208と、ブラシ本体132をワークの高さ方向に移動させるブラシ昇降用シリンダー206と、を備えるものである。
【選択図】図2
Description
本発明は、ボルトやナット等のワークの表面を清掃するワーク清掃装置に関し、特に、円筒形状または円柱形状を有するワークの清掃が可能なワーク清掃装置に関する。
ガスタービン等の大型装置の定期的な検査時には、大型装置の分解に伴って取り外されるボルトやナットは、その表面を磨いて汚れを除去した上で再利用される。ここで、このボルトやナットの表面を磨く作業は、作業者がボルトやナットを1本ずつ手で持ち、これを回転駆動されるブラシに押し当てることによって従来行われていた。しかし、1回の検査によって数百から数千のボルトやナットが取り外されるので、1個ずつ手作業で磨き作業を行うのは作業性が悪いという問題があった。また、回転するブラシによってボルトやナットが弾かれる場合もあり、作業に危険が伴うという問題もあった。更に、磨き作業に際しては、ボルトやナットから出た粉塵が多く飛散する。従って、作業は周囲から隔離した場所で行われ、作業者はビニール合羽を身にまとい、防塵用のマスクや眼鏡や手袋等を着用する必要があるため、作業環境が劣悪であるという問題もあった。
そこで、ボルトやナット等のワークを磨く作業を機械化して上記のような問題を解消すべく、ワーク磨き装置が従来提唱されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。特許文献1のワーク磨き装置(ボルト自動研磨装置)によれば、ボルトの研磨を機械で自動的に行うことができる。一方、特許文献2のワーク磨き装置(ナット自動研磨装置)によれば、ナットを自動的に研磨することができる。
しかし、特許文献1や特許文献2の従来のワーク磨き装置によれば、ボルトのみ或いはナットのみのいずれか一方しか磨くことができないので、ボルトとナットを磨くためには、その両方の装置を設置する必要があり、コストアップ及び装置管理の複雑化につながるという問題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、円筒形状または円柱形状のワークの磨き作業が行え、1台の装置でボルトとナットの両方の磨き作業が行えるワーク磨き装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。すなわち、本発明に係るワーク磨き装置は、略円筒形状または略円柱形状のワークを保持し回転駆動される保持手段と、前記ワークの内周面または外周面に接触してその表面を磨く周面磨き手段と、前記周面磨き手段を前記保持手段で保持された前記ワークの径方向に移動させて、該ワーク周面に押圧させる周面押圧手段と、前記周面磨き手段を前記保持手段で保持された前記ワークの高さ方向に移動させる高さ方向移動手段と、を備えることを特徴とする。このような構成によれば、周面磨き手段が、回転駆動されるワーク周面に押圧され、且つ、その状態でワークの高さ方向に移動する。これにより、ワーク周面の全体に渡って、その表面に付着した汚れ等の異物が周面磨き手段によって除去される。
また、本発明に係るワーク磨き装置は、前記周面磨き手段が、回転駆動されることを特徴とする。このような構成によれば、ワークの周面に付着した汚れ等の異物が、周面磨き手段によってより確実に除去される。
また、本発明に係るワーク磨き装置は、前記周面磨き手段が、所定の大きさ以上の外力の作用に対して、前記保持手段で保持された前記ワークから離間する方向に揺動可能に設けられたことを特徴とする。
また、本発明に係るワーク磨き装置は、前記ワークの端面に接触してその表面を磨く端面磨き手段を更に備えることを特徴とする。このような構成によれば、端面磨き手段が回転駆動されるワークの端面に押圧されることにより、ワークの端面全体に渡って、その表面に付着した汚れ等の異物が端面磨き手段によって除去される。
また、本発明に係るワーク磨き装置は、前記端面磨き手段が、回転駆動されることを特徴とする。ワークの端面に付着した汚れ等の異物が、端面磨き手段によってより確実に除去される。
また、本発明に係るワーク磨き装置は、前記周面磨き手段が前記ワークの高さ方向における下限位置に位置することを検知する下限位置検出センサを更に備えることを特徴とする。このような構成によれば、前記高さ方向移動手段の動作を、容易且つ確実に制御することができる。
また、本発明に係るワーク磨き装置は、前記周面磨き手段が前記ワークの高さ方向における上限位置に位置することを検知する上限位置検出センサを更に備えることを特徴とする。このような構成によれば、前記高さ方向移動手段の動作を、容易且つ確実に制御することができる。
また、本発明に係るワーク磨き装置は、前記保持手段を複数個備え、各保持手段は、前記ワークの磨き作業を行うための加工位置と、前記ワークの交換作業を行うための待機位置とへ移動可能に設けられたことを特徴とする。このような構成によれば、加工位置にある保持手段に保持されたワークに対して磨き作業を行っている間に、待機位置にある他の保持手段に保持されたワークを取り外して新たなワークに交換することができる。これにより、ある1のワークについての磨き作業が完了してから、次のワークの磨き作業を開始するまでの時間を短縮することができる。
本発明に係るワーク磨き装置によれば、略円筒形状または略円柱形状を有するワークであれば、その内周面または外周面の全体を磨くことができる。これにより、1台の装置でボルトとナットの両方の磨き作業を行うことができ、コストダウン及び省スペース化を図ることができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。まず、本発明の実施形態に係るワーク磨き装置の構成について説明する。図1乃至図4は、本実施形態に係るワーク磨き装置10の構成を示す図であり、図1は正面側から見た概略縦断面図、図2は側方から見たある断面を示す概略縦断面図、図3は図2においてワーク周辺を拡大した部分拡大図、図4は側方から見た他の断面を示す概略縦断面図である。ワーク磨き装置10は、固定設置された装置本体11と、この装置本体11の上部に上下動可能且つ水平動可能に支持された工具ヘッド12と、この工具ヘッド12に固定された周面用ブラシユニット13と、工具ヘッド支持材205と一体的に上下動する上限位置検出センサ14及び下限位置検出センサ15と、装置本体11の高さ方向中央部にあり、図1の紙面上で左右方向にスライド可能に設けられたベッド16と、装置本体11に支持されてベッド16の上方位置に配置された端面用ブラシユニット17と、装置本体11の下部にあり、図1の紙面上で上下方向にスライド可能に設けられた駆動機構18と、ベッド16の下方に設けられたダスト回収ユニット19と、を備えるものである。
工具ヘッド12は、周面用ブラシユニット13を支持するとともにその位置を操作するためのものである。この工具ヘッド12は、図2に示すように、スライド機構20によって、装置本体11に対して上下動可能に且つ水平動可能に支持されている。このスライド機構20は、一端が支持部材201の上部に他端が固定用ブラケット202にそれぞれ固定されたガイド204と、このガイド204に沿ってスライド可能に設けられた工具ヘッド支持材205と、支持部材201の上部に設置されたブラシ昇降用シリンダー206(高さ方向移動手段)と、ブラシ昇降用シリンダー206から出没自在に設けられてその先端が工具ヘッド支持材205に固定されたブラシ昇降用ピストン(不図示)と、工具ヘッド支持材205から水平方向に突出して工具ヘッドをスライド可能に支持する工具ヘッドガイド207と、工具ヘッドガイド207の上に設置されたブラシ押圧用シリンダー208(周面押圧手段)と、ブラシ押圧用シリンダー208から出没自在に設けられてその先端が工具ヘッド12に固定されたブラシ押圧用ピストン209(周面押圧手段)とを有している。
このような構成によれば、ブラシ押圧用シリンダー208への空気の入出力が制御部(不図示)によって制御され、ブラシ押圧用ピストン209が突出状態または没入状態のいずれかの状態に切り換わると、ブラシ押圧用ピストン209に固定された工具ヘッド12が装置前後方向にスライドし、これに伴って周面用ブラシユニット13が装置前後方向に移動する。尚、本実施形態では、ブラシ押圧用ピストン209が突出状態である時に、周面用ブラシユニット13がワークの中心位置の真上に位置する一方、ブラシ押圧用ピストン209が没入状態である時に、周面用ブラシユニット13がワークの中心位置の真上から外れるように設定している。
また、ブラシ昇降用シリンダー206への空気の入出力が制御部(不図示)によって制御され、ブラシ昇降用ピストンが突出状態または没入状態のいずれかの状態に切り換わると、ブラシ昇降用ピストンに固定された工具ヘッド支持材205がガイド204に沿って上下方向にスライドし、これに伴って周面用ブラシユニット13が上下方向に移動する。そして、周面用ブラシユニット13は、下限位置検出センサ15により、工具ヘッド支持材205の底部がストッパ203の頭部に接触する位置までしか下降できないようになっている。また、ストッパ203を廻して固定用ブラケット202への螺合深さを調節すれば、その頭部が固定用ブラケット202から突出する高さを調節可能となっている。
周面用ブラシユニット13は、ワークの内周面または外周面を磨く、すなわち付着した汚れ等の異物を掻き落として除去するためのものである。尚、本発明においてワークとは、磨き作業の対象物であって、略円筒形状または略円柱形状を有するものを意味する。この周面用ブラシユニット13は、図3及び図4に示すように、工具ヘッド12によって支持されるエアグラインダー131と、このエアグラインダー131の先端に装着されて回転駆動されるブラシ本体(周面磨き手段)132とを有している。尚、エアグラインダー131の回転数は、制御部(不図示)によって制御されている。そして、このように構成される周面用ブラシユニット13は、工具ヘッド12により、チャックで保持されたワークから離間する方向へ揺動可能に支持されている。図5は、周面用ブラシユニット13の支持構造を示す概略斜視図である。周面用ブラシユニット13は、その構成要素であるエアグラインダー131が、固定金具133を介して回動体134に固定されている。そして、この回動体134の左右両端から突出する回動支軸135が、工具ヘッド12によって回動自在に支持されている。また、回動体134の左右両端部における装置背面側には、工具ヘッド12に一端が固定された付勢バネ136の他端がそれぞれ固定されている。更に、回動体134の左右両端部における装置前面側には、工具ヘッド12から突出して設けられた規制部材137の先端がそれぞれ当接している。
尚、本実施形態では、本発明に係る周面磨き手段としてブラシを用いたが、ワークの周面に付着した異物等を除去可能なものであれば、周面磨き手段として例えば不織布を用いてもよい。また、周面磨き手段としてのブラシ本体132を回転駆動せずに静止状態のままワークの周面に押圧させてもよいが、本実施形態のようにブラシ本体132を回転駆動した方が、ワークの周面に付着した異物をより確実に掻き落とすことができるという利点がある。
上限位置検出センサ14は、上下方向に移動する周面用ブラシユニット13がワークの高さ方向における上限位置に到達したことを検知するためのものである。この上限位置検出センサ14は、いわゆる反射式の近接センサであって、図3に示すように、周面用ブラシユニット13のブラシ本体132とほぼ同じ高さに位置するようにして、工具ヘッドガイド207から吊り下げ支持されている。これにより、上限位置検出センサ14は、周面用ブラシユニット13と一体的に上下動するようになっている。このような構成によれば、上限位置検出センサ14は、ワークの最上部に近接しない間は、ブラシ本体132がワークの最上部に到達していないと判断する。一方、上限位置検出センサ14は、ワークの最上部に近接すると、ブラシ本体132がワークの最上部に到達したと判断する。尚、この上限位置検出センサ14は、制御部(不図示)に対して各種検知信号を発する。
下限位置検出センサ15は、周面用ブラシユニット13がワークの高さ方向における下限位置に到達したことを検知するためのものである。この下限位置検出センサ15もいわゆる反射式の近接センサであって、図4に示すように、ブラシ本体132の下端がナットNの内周磨き面の最下部に来るように、ストッパ203の高さを調整して、下限位置検出センサ15の下限位置を決定する。下限位置検出センサ15は、工具ヘッド支持材205の底部に固定されることにより、工具ヘッド支持材205と一体的に上下動するようになっている。このような構成によれば、下限位置検出センサ15は、ストッパ203の頭部に近接しない間は、工具ヘッド12の底部は未だストッパ203に接触していないと判断する。一方、下限位置検出センサ15は、ストッパ203の頭部に近接すると、工具ヘッド12の底部がストッパ203に接触したと判断する。尚、この下限位置検出センサ15も、制御部(不図示)に対して各種検知信号を発する。
ベッド16は、ワークをセットするためのものである。ここで、図6は、ベッド16の構成を示す概略平面図である。ベッド16の上面には、左右一対のチャック(保持手段)161が設けられている。各チャック161の内部は中空に形成され、ワークから掻き落とされた汚れ等の異物がこの空洞を通って落下するようになっている。更に、ベッド16の装置背面側には、レール嵌合部材162が設けられている。そして、このように構成されるベッド16は、装置本体11に水平方向に延びるように設けられたガイドレール115に対し、レール嵌合部を嵌合させることで取り付けられる。これにより、ベッド16は、ガイドレール115に沿って水平方向にスライド可能であって、2個のチャック161のうちいずれか一方のチャック161を工具ヘッド12の真下である加工位置Pkに位置させるとともに、他方のチャック161を工具ヘッド12の真下から横方向に外れた待機位置Ptに位置させることが可能となっている。
端面用ブラシユニット17は、略円筒形状または略円柱形状のワークの端面を磨く、すなわち付着した汚れ等の異物を掻き落として除去するためのものである。尚、本発明におけるワークの端面とは、ワークの中心軸に略直交する面のことを意味する。ここで、図7及び図8は、端面用ブラシユニット17の周辺を示す図であり、図7は概略平面図、図8は図7におけるA−A´断面図である。また端面用ブラシユニット17の装置全体に対する高さ方向の取付位置は、図1に示す。図7に示すように、端面用ブラシユニット17は、装置本体11に一端部が固定された角度調節金具171と、この角度調節金具171の他端部に固定された取付用ブラケット172と、この取付用ブラケット172が固定された第1ブラケット173と、この第1ブラケット173を挿通して設けられたガイド部材174と、このガイド部材174の先端に固定された第2ブラケット175と、この第2ブラケット175の一側面に固定されたブラシ押圧用シリンダー176と、ブラシ押圧用シリンダー176から上下方向に出没自在に設けられたブラシ押圧用ピストン177と、このブラシ押圧用ピストン177の先端に固定されるとともにL型に曲折して第2ブラケット175の他側面に当接する第3ブラケット178と、取付金具Kを介して第3ブラケット178に取り付けられたエアグラインダー179と、このエアグラインダー179の先端に装着されて回転駆動されるブラシ本体(端面磨き手段)180と、ブラシ逃がし用シリンダー116と、を有している。
ブラシ逃がし用シリンダー116は、第1ブラケット173に近接した位置に配置され、角度調節金具171、取付用ブラケット172、第1ブラケット173を介して装置本体11に固定して設けられている。そして、このブラシ逃がし用シリンダー116から、ブラシ逃がし用ピストン117が、水平方向に出没自在に設けられている。そして、このブラシ逃がし用ピストン117の先端が、第2ブラケット175に固定されている。
このような構成によれば、ブラシ逃がし用シリンダー116への空気の入出力が制御部(不図示)によって制御され、ブラシ逃がし用ピストン117が突出状態または没入状態のいずれかの状態に切り換わると、ブラシ逃がし用ピストン117に固定された第2ブラケット175が水平方向にスライドする。このとき、第1ブラケット173に挿通されたガイド部材174によって、第2ブラケット175のスライドが案内される。そして、第2ブラケット175の水平方向へのスライドに伴い、これに一体化されたエアグラインダー179及びブラシ本体180が水平方向に移動する。一方、ブラシ押圧用シリンダー176への空気の入出力が制御部(不図示)によって制御され、ブラシ押圧用ピストン177が突出状態または没入状態のいずれかに切り換わると、その先端に固定された第3ブラケット178が上下方向にスライドし、これに支持されたエアグラインダー179及びブラシ本体180が上下方向に移動する。
また、図9は、角度調節金具171の構成を示す概略斜視図である。角度調節金具171は、装置本体11(図9では不図示)に固定されて略鉛直方向に延びる第1アーム171aと、この第1アーム171aと所定角度をなして略水平方向に延びる第2アーム171bと、第1アーム171a及び第2アーム171bを角度調節可能に連結する連結具171cと、を有している。このような構成によれば、連結具171cを操作して第1アーム171aと第2アーム171bのなす角度を適宜調節することにより、端面用ブラシユニット17のブラシ本体180の位置を微調整することができる。
尚、端面磨き手段としてブラシに代えて不織布等を用いてもよい点、及びブラシ本体180を回転駆動せずに静止状態のままワークの端面に押圧させてもよい点は、周面磨き手段と同様である。
駆動機構18は、ベッド16に設けられた各チャック161を回転駆動するためのものである。ここで、図10は、駆動機構18の動作を説明するための動作説明図である。駆動機構18は、図2及び図10に示すように、装置本体11に設けられた駆動側ユニット181と、ベッド16における各チャック161の下方に設けられた被駆動側ユニット182とから構成される。駆動側ユニット181は、装置本体11に対して上下方向にスライド可能に設けられたスライド部材181aと、このスライド部材181aに取り付けられた回転用モータ181bと、その駆動軸に固定された駆動側クラッチ181cと、装置本体11に固定されたモータ押圧用シリンダー181dと、そこから出没自在に設けられて一端がスライド部材181aに固定されたモータ押圧用ピストン181eとを有している。一方、被駆動側ユニット182は、駆動側クラッチ181cに噛み合う被駆動側クラッチ182aと、この被駆動側クラッチ182aと一体回転するプーリ182bと、プーリ182bとチャック161との間に掛け回されたタイミングベルト182cとを有している。
このように構成される駆動機構18によれば、モータ押圧用シリンダー181dへの空気の入出力が制御部(不図示)によって制御され、モータ押圧用ピストン181eがモータ押圧用シリンダー181dから突出すると、スライド部材181aが上昇し、駆動側クラッチ181cと被駆動側クラッチ182aとが噛み合う。そして、両者が噛み合った状態で回転用モータ181bを駆動すると、その回転が駆動側クラッチ181cから被駆動側クラッチ182aへ伝達される。そして、被駆動側クラッチ182aの回転に伴い、プーリ182bも回転し、その回転がタイミングベルト182cを介して伝達されることにより、チャック161が回転する。一方、モータ押圧用ピストン181eがモータ押圧用シリンダー181dに没入すると、スライド部材181aが下降し、図10に示すように駆動側クラッチ181cと被駆動側クラッチ182aの噛み合いが外れることにより、駆動側ユニット181から被駆動側ユニット182への駆動力の伝達が遮断される。また、駆動側クラッチ181cと被駆動側クラッチ182aとの干渉がなくなることにより、ベッド16はガイドレール115に沿って自在にスライド可能な状態となる。
ダスト回収ユニット19は、ベッド16の底面に取り付けられたダクト191と、装置本体11における工具ヘッド12の下方位置に設置されたダストボックス192と、を有している。ダクト191は、その内部が中空に形成され、図2に示すように、一端開口がチャック161の最下部に接続される一方、他端開口がダストボックス192の上方に位置している。このような構成によれば、ワークの磨き作業時にワークから掻き落とされた汚れ等の異物が、中空に形成されたチャック161の内部及びダクト191の内部を通って落下し、ダストボックス192の内部に回収される。尚、ダクト191に吸引機能を持たせてもよい。
次に、本発明の実施形態に係るワーク磨き装置10を用いたワーク磨き作業の手順、及びワーク磨き装置10の作用効果について説明する。まず、ワークがナットNである場合について説明する。尚、ワークが略円筒形状を有するナットNである場合、ワークの周面とは内周面に切られた雌ネジ部を意味し、ワークの端面とは締め付け座面、すなわちボルトの頭部と接触する面を意味する。
ナットNの磨き作業を行う場合、使用者は、まず作業対象としてのナットNをベッド16の上にセットする。具体的には、図6に示すように、ベッド16の上に設けられた2個のチャック161のうち、待機位置Ptにあるチャック161の中心位置にナットNを載置し、チャック161で締め付けることでナットNを移動不能に固定する。そして、ナットNのセットが完了すると、使用者は、ベッド16をガイドレール115に沿ってスライドさせることにより、ナットNを固定したチャック161を待機位置Ptから加工位置Pkへと移動させる。その後、使用者は、磨き作業の開始に先立って、セットしたナットNに対して端面用ブラシユニット17を位置決めする。すなわち、使用者は、端面用ブラシユニット17を構成する角度調節金具171を操作して、図9に示す第1アーム171aと第2アーム171bのなす角度を調節することにより、図7に示すように、セットしたナットNの締め付け座面Nzに対してブラシ本体180を当接させる。この時、ブラシ逃がし用ピストン117はブラシ逃がし用シリンダー116から突出した状態となっており、ブラシ押圧用ピストン117はブラシ押圧用シリンダー116に没入した状態となっている。
また、使用者は、セットしたナットNの大きさに応じて工具ヘッド12のスライド範囲の下限位置が適切に定まるよう、装置本体11に設けられた前記ストッパ203を廻して固定用ブラケット202からの突出高さを適宜調節しておく。そして、使用者は、操作盤(不図示)を操作して磨き作業をスタートさせる。
使用者から磨き作業の開始指示が発せられると、制御部は、まず回転用モータ181bを駆動する。そうすると、この駆動側ユニット181の駆動力が、加工位置Pkにあるチャック161の下方に設けられた被駆動側ユニット182へと伝達される。これにより、加工位置Pkにあるチャック161が回転を開始し、これに固定されたナットNも回転を開始する。
一方、制御部は、図7及び図8に示すブラシ押圧用シリンダー176への空気の入出力を制御してブラシ押圧用ピストン177を没入状態から突出状態に切り換える。そうすると、ブラシ押圧用ピストン177に固定された第3ブラケット178が下方にスライドし、これに支持されたブラシ本体180が降下する。これにより、ブラシ本体180がナットNの締め付け座面Nzに対して押圧される。更に、制御部は、端面用ブラシユニット17を構成するエアグラインダー179を制御することにより、その先端のブラシ本体180を回転駆動する。このように、回転駆動されるブラシ本体180が、同じく回転駆動されるナットNの締め付け座面Nzに押圧されることにより、締め付け座面Nzの磨き作業を行う。
また、制御部は、図3に示す周面用ブラシユニット13を構成するエアグラインダー131を制御することにより、その先端に装着されたブラシ本体132の駆動を開始する。そして、これと同時に制御部は、ブラシ昇降用ピストンをブラシ昇降用シリンダー206から突出させることにより、工具ヘッド支持材205をガイド204に沿って下方にスライドさせる。これにより、工具ヘッド12に支持された周面用ブラシユニット13は降下し、その先端のブラシ本体132がナットNの上部開口からナットNの内部に入り込む。尚、この時、ブラシ押圧用ピストン209はブラシ押圧用シリンダー208から突出した状態になっており、周面用ブラシユニット13はチャック161の中心位置の上方に位置している。
その後、工具ヘッド支持材205は、工具ヘッド支持材205に設けられた下限位置検出センサ15がストッパ203の頭部に近接し、下限位置を検出することによって、下方へのスライドが停止する。この時、図4に示すように、ブラシ本体132は、ナットNの内周面Nnにおける最下部に達している。そして、制御部は、工具ヘッド支持材205がストッパ203に接触したことを検知すると、ブラシ押圧用シリンダー208への空気の入出力を制御してブラシ押圧用ピストン209を突出状態から没入状態にする。これにより、ブラシ押圧用ピストン209に固定された工具ヘッド12が装置前後方向に移動し、これに支持された周面用ブラシユニット13も装置前後方向に移動することによって、その先端に設けられたブラシ本体132がナットNの内周面Nnに押圧される。このように、回転駆動されるブラシ本体132が、同じく回転駆動されるナットNの内周面Nnに押圧されることにより、ナットNの内周面Nnに切られた雌ネジ部の磨き作業を行う。
そして、制御部は、ブラシ昇降用ピストンをブラシ昇降用シリンダー206に没入させることにより、工具ヘッド支持材205をガイド204に沿って上方へスライドさせる。これに伴い、工具ヘッド12に支持された周面用ブラシユニット13も上昇し、前述のようにナットNの内周面Nnに押圧された状態のブラシ本体132が、内周面Nnの下部から上部に向かって順次磨き作業を行う。ここで、ブラシ本体132によってナットNの内周面Nnから掻き落とされた汚れ等の異物は、図2に示す中空に形成されたチャック161の内部及びダクト191の内部を通って落下し、ダストボックス192によって回収される。
その後、図3に示すように、ブラシ本体132がナットNの最上部に到達すると、ブラシ本体132と略同じ高さ位置に設けられた前記上限位置検出センサ14はナットNからの反射光を検知しなくなる。これを受けて制御部は、ブラシ昇降用ピストンをブラシ昇降用シリンダー206から突出させることにより、工具ヘッド支持材205をガイド204に沿って下方へスライドさせる。これに伴い、工具ヘッド12に支持された周面用ブラシユニット13も降下し、ブラシ本体132が内周面Nnの下部から上部に向かって順次磨き作業を行う。
その後、工具ヘッド支持材205は、前述と同様に工具ヘッド支持材205に設けられた下限位置検出センサ15がストッパ203の頭部に近接し、下限位置を検出することによって下方へのスライドが停止する。このようにして、制御部は、ブラシ本体132をナットNの内周面Nnに沿って上下に4回往復させながら内周面Nnの磨き作業を行う。尚、周面用ブラシユニット13のブラシ本体132がナットNの内周面Nnに沿って4往復して磨き作業を行う間、端面用ブラシユニット17のブラシ本体180はナットNの締め付け座面Nzに押圧されたまま磨き作業を行っている。そして、周面用ブラシユニット13のブラシ本体132が4回往復してナットNの内周面Nnにおける最下部に戻ってくると、制御部は、図3に示すブラシ押圧用シリンダー208への空気の入出力を制御することにより、ブラシ押圧用ピストン209を没入状態から突出状態に切り換える。これにより、ブラシ本体132がナットNの内周面Nnから離れる。その後、制御部は、ブラシ昇降用ピストンをブラシ昇降用シリンダー206に没入させることにより、工具ヘッド支持材205をガイド204に沿って上方へスライドさせる。これにより、ブラシ本体132がナットNの上端開口から外部へと抜け出る。尚、周面ブラシユニット13のブラシ本体132を上下動させる回数は4往復に限定されず、内周面Nnの汚れ具合等に応じ、任意の回数だけ移動させることができる。
一方、制御部は、図7に示すブラシ押圧用シリンダー176への空気の入出力を制御することにより、ブラシ押圧用ピストン177を突出状態から没入状態に切り換える。そうすると、ブラシ押圧用ピストン177に固定された第3ブラケット178が上方にスライドし、これに支持されたエアグラインダー179及びブラシ本体180が上昇する。これにより、ブラシ本体180がナットNの締め付け座面Nzから離れる。更に、制御部は、ブラシ逃がし用シリンダー116への空気の入出力を制御することにより、ブラシ逃がし用ピストン117を突出状態から没入状態に切り換える。これにより、ブラシ逃がし用ピストン117に固定された第2ブラケット175が水平方向にスライドし、これに支持されたエアグラインダー179及びブラシ本体180がナットNから遠ざかるように離れる。
このように周面用ブラシユニット13のブラシ本体132と端面用ブラシユニット17のブラシ本体180の両方がナットNから離れると、制御部は、回転用モータ181bの回転を停止させる。これにより、ナットNがセットされた側のチャック161の回転が停止し、ナットNも回転を停止する。また、制御部は、周面用ブラシユニット13を構成するエアグラインダー131を制御することにより、ブラシ本体132の回転も停止させる。更に、制御部は、端面用ブラシユニット17を構成するエアグラインダー179を制御することにより、ブラシ本体180の回転も停止させる。
ところで、使用者は、このようにナットNの内周面Nnと締め付け座面Nzの磨き作業が行われている間に、次に磨き作業を行うナットNを、図6に示す待機位置Ptすなわち工具ヘッド12の真下から横方向に外れた位置に固定しておく。これにより、現在行われている磨き作業が完了してから次の磨き作業を開始するまでの時間を短縮することができる。
そして、制御部は、現在行われている磨き作業が完了すると、次の磨き作業を開始すべく、ベッド16をガイドレール115に沿ってスライドさせ、前述のように次のナットNを固定した待機位置Ptにあるチャック161を、加工位置Pkへと移動させる。ここで、前述のように図2に示す駆動機構18では、ワークの磨き作業中は駆動側クラッチ181cと被駆動側クラッチ182aとが噛み合った状態である。従って、ベッド16をガイドレール115に沿ってスライドさせるためには、それに先立って駆動側クラッチ181cと被駆動側クラッチ182aの噛み合いを解除する必要がある。そこで、制御部は、モータ押圧用シリンダー181dへの空気の入出力を制御することにより、モータ押圧用ピストン181eを突出状態から没入状態に切り換える。そうすると、図10に示すように、モータ押圧用ピストン181eに固定されたスライド部材181aが下方へスライドし、これに伴って駆動側クラッチ181cが被駆動側クラッチ182aから離れる。これにより、被駆動側ユニット182が駆動側ユニット181に干渉することなく、ベッド16をガイドレール115に自在にスライドさせることが可能になる。そして、制御部は、ベッド16をスライドさせた後、モータ押圧用ピストン181eを没入状態から突出状態に切り換える。そうすると、スライド部材181aが上方へスライドし、これに伴って駆動側クラッチ181cが被駆動側クラッチ182aに噛み合う。これにより、待機位置Ptから加工位置Pkへと移動させたチャック161が回転駆動可能な状態となる。その上で、制御部は、前述と同様にして次の磨き作業を実行する。そして、使用者は、制御部が次の磨き作業を行っている間に、待機位置Ptにあるチャック161から磨き作業が完了したナットNを取り外し、更に次の磨き作業を行おうとするナットNをチャック161に固定する。
ところで、本実施形態では、周面用ブラシユニット13が図5に示すような支持構造を有することにより、過大な外力の作用に対して周面用ブラシユニット13の損傷が防止されている。ここで、図11及び図12は、周面用ブラシユニット13の支持構造の作用効果を説明するための説明図である。まず、図11(a)に示すように、周面用ブラシユニット13に外力が作用しない場合、または外力は作用するがその大きさが付勢バネ136の付勢力より小さい場合、回動体134は、付勢バネ136から受ける付勢力によって規制部材137に当接した位置で停止している。そして、この時、周面用ブラシユニット13は、略鉛直方向を向いた状態となっている。
一方、周面用ブラシユニット13に外力が作用してその大きさが付勢バネ136の付勢力より大きい場合、回動体134は、図11(b)に示すように、付勢バネ136からの付勢力に抗して若干回動し、外力と付勢力とが釣り合う位置で停止する。そして、この時、周面用ブラシユニット13は、鉛直方向から若干傾いた状態となる。このように、一定の大きさ以上の外力の作用に対して周面用ブラシユニット13に若干の揺動が許容されているので、周面用ブラシユニット13の破損等を防止することができる。
尚、本実施形態では、周面用ブラシユニット13の初期状態、すなわち外力が作用しない場合での状態を、略鉛直方向に向いた状態とした。しかし、これに代えて、図12(a)に示すように、初期状態において周面用ブラシユニット13を鉛直方向から若干傾けた状態にしてもよい。このような構成によれば、図12(b)に示すように、周面用ブラシユニット13を構成するブラシ本体132がナットNの内周面Nnに押圧されると、付勢バネ136からの付勢力に抗して回動体134が若干回動し、周面用ブラシユニット13は略鉛直方向に向いた状態となる。これにより、ブラシ本体132は、ブラシ押圧用ピストン209からの押圧力だけでなく、付勢バネ136の付勢力によってもナットNの内周面Nnに押圧される。従って、ナットNの内周面Nnに付着した汚れ等の異物を、ブラシ本体132によってより確実に除去することができる。また、周面用ブラシユニット13に過大な外力、すなわち付勢バネ136の付勢力より大きい外力が作用した場合、図12(a)に示す状態から付勢バネ136の付勢力に抗して回動体134が更に回動する。これにより、周面用ブラシユニット13は図11(b)に示すように鉛直方向から若干傾いた状態となる。この場合も、一定の大きさ以上の外力に対して周面用ブラシユニット13に若干の揺動が許容されているので、周面用ブラシユニット13の破損等を防止することができる。
次に、ワークがボルトである場合について、本発明の実施形態に係るワーク磨き装置10を用いたワーク磨き作業の手順、及びワーク磨き装置10の作用効果について説明する。尚、ワークがボルトである場合、ワークの周面とは軸部の外周面に切られた雄ネジ部を意味し、ワークの締め付け座面とは頭部の締め付け座面すなわちナットと当接する側の面を意味する。
ボルトの磨き作業を行う場合、使用者は、作業対象のボルトをベッド16の上にセットする。この際、使用者は、図13に示すように頭部を下にした状態でボルトBをチャック161の中心位置に載置し、チャック161で締め付けることによってボルトBを固定する。以降の作業手順は、ナットNの磨き作業と同様であって、周面用ブラシユニット13のブラシ本体132をボルトBの軸部の外周面Bgに押圧させることで雄ネジ部の磨き作業を行う一方、端面用ブラシユニット17のブラシ本体180をボルトBの頭部の締め付け座面Bzに押圧させることで磨き作業を行う。そして、周面用ブラシユニット13のブラシ本体132をボルトBの軸部に沿って4回往復させた後、磨き作業を終了する。
尚、本実施形態では、ワークの種別による大きさの違いに対応すべく、端面用ブラシユニット17の締め付け座面への位置決めを使用者の手作業で行ったが、これに代えて、ワークの大きさをセンサ等で検出し、制御部による制御の下、端面用ブラシユニット17の締め付け座面への位置決めを自動的に行ってもよい。
また、上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ、或いは動作手順等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
10…ワーク磨き装置
206…ブラシ昇降用シリンダー(高さ方向移動手段)
208…ブラシ押圧用シリンダー(周面押圧手段)
132…ブラシ本体(周面磨き手段)
161…チャック(保持手段)
B…ボルト(ワーク)
N…ナット(ワーク)
206…ブラシ昇降用シリンダー(高さ方向移動手段)
208…ブラシ押圧用シリンダー(周面押圧手段)
132…ブラシ本体(周面磨き手段)
161…チャック(保持手段)
B…ボルト(ワーク)
N…ナット(ワーク)
Claims (8)
- 略円筒形状または略円柱形状のワークを保持し回転駆動される保持手段と、
前記ワークの内周面または外周面に接触してその表面を磨く周面磨き手段と、
前記周面磨き手段を前記保持手段で保持された前記ワークの径方向に移動させて、該ワーク周面に押圧させる周面押圧手段と、
前記周面磨き手段を前記保持手段で保持された前記ワークの高さ方向に移動させる高さ方向移動手段と、
を備えることを特徴とするワーク磨き装置。 - 前記周面磨き手段が、回転駆動されることを特徴とする請求項1に記載のワーク磨き装置。
- 前記周面磨き手段が、所定の大きさ以上の外力の作用に対して、前記保持手段で保持された前記ワークから離間する方向に揺動可能に設けられたことを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載のワーク磨き装置。
- 前記ワークの端面に接触してその表面を磨く端面磨き手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のワーク磨き装置。
- 前記端面磨き手段が、回転駆動されることを特徴とする請求項4に記載のワーク磨き装置。
- 前記周面磨き手段が前記ワークの高さ方向における下限位置に位置することを検知する下限位置検出センサを更に備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のワーク磨き装置。
- 前記周面磨き手段が前記ワークの高さ方向における上限位置に位置することを検知する上限位置検出センサを更に備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のワーク磨き装置。
- 前記保持手段を複数個備え、各保持手段は、前記ワークの磨き作業を行うための加工位置と、前記ワークの交換作業を行うための待機位置とへ移動可能に設けられたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のワーク磨き装置。
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JP2010096965A JP2011224724A (ja) | 2010-04-20 | 2010-04-20 | ワーク磨き装置 |
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- 2010-04-20 JP JP2010096965A patent/JP2011224724A/ja not_active Withdrawn
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