JP2011223743A - 電線保護具 - Google Patents

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Abstract

【課題】電線の周囲をその長手方向に沿って覆うとともに、内包された電線との接触による異音の発生を防止でき、さらに、軽量かつ構造が簡易な電線保護具を提供すること。
【解決手段】電線保護具1は、電線の周囲をその長手方向に沿って覆い、不織布がホットプレス加工された筒状の部材からなり、ホットプレス加工により硬化した外側の面21よりも内側の面22が柔らかく形成され、外側の面21から内側の面22に至る切れ目23が長手方向の全範囲に渡って形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電線の周囲をその長手方向に沿って覆う電線保護具に関する。
自動車に代表される車両に搭載されるワイヤハーネスは、不規則な曲げ跡(クセ)の付きやすい電線を予め定められた配線経路に沿って正しく配線することが容易なこと、及び、電線が振動などにより周囲の部材に接触することが原因で破損しないことが要求される。そこで、車載用のワイヤハーネスは、電線の周囲をその長手方向に沿って覆う電線保護具が設けられる。この場合、電線保護具は、電線を自動車のボディなどの支持体における予め定められた配線経路に沿って配線しやすい形状に保持する役割と、電線が周囲の部材に接触して破損することを防止する役割とを果たす。
ところで、電線の曲がりを未然に防止するために、ワイヤハーネスにおいて、電線の周囲を覆う比較的硬い保護管が予め設けられることが考えられる。しかしながら、その場合、ワイヤハーネスの運搬及び保管が不便となる。そのため、電線保護具は、ワイヤハーネスが自動車のボディなどの支持体に取り付けられる際に、そのワイヤハーネスにおける電線に対して後付けできることが望ましい。
例えば、特許文献1には、電線を長手方向に覆う筒状に形成され、長手方向に伸びる電線挿入口が設けられた電線保護具が示されている。また、特許文献1には、電線保護具が、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの樹脂、又はスチレン・ブタジエンゴム、エチレン・プロピレンゴムなどのゴムのような軟質の非導電性材料で一体成形された部材である旨、記載されている。
特許文献1に示される電線保護具は、ワイヤハーネスが自動車のボディなどの支持体に取り付けられる際に、電線の端部にコネクタなどの部品が予め接続されている場合でも、その電線に対して後付け可能である。また、ワイヤハーネスの運搬及び保管の際に電線に不規則な曲げ跡(クセ)が形成された場合でも、電線を電線保護具の電線挿入口に挿入するだけで、電線の長手方向の形状が電線保護具の長手方向の形状に保持される。従って、特許文献1に示される電線保護具がワイヤハーネスが採用されることにより、ワイヤハーネスの電線を直線状の配線経路又は緩やかに湾曲した配線経路に沿って正しく配線することが容易となる。さらに、電線が、周囲の部材に接触して破損することを防止できる。
一方、特許文献2には、不織布の熱可塑性材料からなる2枚の被覆体の間にフラット回路体を挟み込み、これをプレス成形することにより、フラット回路体を薄い厚みのまま保護する構造について示されている。
特開平10−201044号公報 特開2003−197038号公報
しかしながら、特許文献1に示される筒状の電線保護具は、その内側の面と内包された電線との間に隙間が生じやすく、自動車のボディなどの支持体の振動によって電線が電線保護具の内側の面に衝突することによる異音が生じやすいという問題点があった。
また、上記の異音の発生を防止するために、電線保護具の内側の面と電線との隙間に緩衝材を詰めること、又は電線保護具の内側の面に予め緩衝材を取り付けることが考えられる。しかしながら、その場合、電線保護具に緩衝材を追加するための作業工数及びコストが増大するという問題点があった。
さらに、自動車などの車両に搭載される電線保護具は、従来よりもさらなる軽量化が要求される。なお、特許文献2には、ワイヤハーネスにおける電線を所定の配線経路に沿う形状に保持する電線保護具について何ら記載されていない。
本発明は、電線の周囲をその長手方向に沿って覆うとともに、内包された電線との接触による異音の発生を防止でき、さらに、軽量かつ構造が簡易な電線保護具を提供することを目的とする。
本発明に係る電線保護具は、電線の周囲をその長手方向に沿って覆い、不織布が加熱成型された筒状の部材からなり、前記加熱成型により硬化した外側の面よりも内側の面が柔らかく形成され、前記外側の面から前記内側の面に至る切れ目が長手方向の全範囲に渡って形成されている。
さらに、本発明に係る電線保護具は、前記加熱成型により硬化した外側の面が、長手方向の全範囲に渡る前記切れ目の両側の部分において、外側から内側へ向けて折れ曲がった形状に形成されていることが望ましい。
本発明に係る電線保護具は、不織布が加熱成型された筒状の部材であるため、型枠によって加熱成型される外側の面は硬く形成され、外形が型枠に応じた形状で維持される。また、当該電線保護具は、電線の端部にコネクタなどの部品が予め接続されている場合でも、長手方向に沿って形成された切れ目から内部へ電線が挿入されることにより、電線に対して後付け可能である。そして、運搬及び保管の際に電線に不規則な曲げ跡(クセ)が形成された場合でも、当該電線保護具が電線に取り付けられることにより、電線の長手方向の形状が電線保護具の長手方向の形状に保持される。従って、当該電線保護具の長手方向の形状が、電線の配線経路に沿う形状に形成されていれば、電線を所望の配線経路に沿って正しく配線することが容易となる。さらに、電線が、周囲の部材に接触して破損することを防止できる。
また、不織布は、断熱性が高いため、筒状に加熱成型されているときも内側の部分の温度は低い。そのため、本発明に係る電線保護具における電線に接する内側の面は、不織布本来の柔らかさが維持された状態となり、内包された電線に対して緩衝性を有して接する。そのため、当該電線保護具は、内包された電線との接触による異音の発生を防止できる。しかも、当該電線保護具は、不織布が加熱成型された部材であるため、非常に軽く、緩衝性に優れている。そのため、当該電線保護具は、他の部材との接触による異音を発しにくい。しかも、当該電線保護具は、不織布を型枠内で加熱することによって成型するだけで、容易にかつ安価に製造できる。
また、本発明に係る電線保護具において、加熱成型により硬化した外側の面が、切れ目の両側の部分において、外側から内側へ向けて折れ曲がった形状に形成されていれば、当該電線保護具に内包された電線は、切れ目から外側へ外れにくい。
本発明の第1実施形態に係る電線保護具1の斜視図である。 電線に電線保護具が装着された状態を示す斜視図である。 電線保護具1の製造に用いられるホットプレス装置の一例を示す概略斜視図である。 ホットプレス装置の断面図である。 電線保護具1の製造工程における不織布囲繞工程を示す図である。 電線保護具1の製造工程におけるホットプレス工程を示す図である。 ホットプレス工程により成型された筒状部材の斜視図である。 自動車において電線保護具1が適用される位置の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る電線保護具2の斜視図である。 電線保護具2の製造工程におけるホットプレス工程を示す断面図である。 電線保護具1,2の製造に用いられるホットプレス装置における下側の型枠の一例を示す平面図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。以下に示される本発明の実施形態に係る電線保護具1,2は、自動車などの車両に搭載されるワイヤハーネスにおける電線の周囲をその長手方向に沿って覆う部材である。
<第1実施形態>
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る電線保護具1の構成について説明する。図1は、電線保護具1の斜視図であり、図2は、電線に電線保護具が装着された状態を示す斜視図である。
図1及び図2に示されるように、電線保護具1は、複数の電線10からなる電線束12の周囲をその長手方向に沿って覆う筒状の部材である。また、電線保護具1は、不織布がホットプレス加工により加熱成型された部材である。そのため、電線保護具1の外側の面21は、ホットプレス加工の際に加熱された型枠に接した後に冷えることによって硬く形成され、電線保護具1の外形は、ホットプレス加工で用いられる型枠に応じた形状で維持される。なお、ホットプレス加工については後述する。
以下、電線保護具1の材料について説明する。電線保護具1の元となる不織布は、例えば、絡み合う基本繊維とバインダと称される接着樹脂とを含む不織布が採用される。接着樹脂は、基本繊維の融点よりも低い融点(例えば、110[℃]〜150[℃]程度)を有する樹脂である。このような不織布は、基本繊維の融点よりも低く、かつ、接着樹脂の融点よりも高い温度に加熱されることにより、接着樹脂が溶融して基本繊維の隙間に溶け込む。その後、不織布の温度が、接着樹脂の融点よりも低い温度まで下がると、接着樹脂は、周囲に存在する基本繊維を結合した状態で硬化する。これにより、不織布の形状は、加熱前の状態よりも硬くなり、加熱時に型枠によって成型された形状で維持される。
接着樹脂は、例えば、粒状の樹脂又は繊維状の樹脂などである。また、接着樹脂は、芯繊維の周囲を覆うように形成されることも考えられる。このように、芯繊維が接着樹脂で被覆された構造を有する繊維は、バインダ繊維などと称される。芯繊維の材料は、例えば、基本繊維と同じ材料が採用される。
また、基本繊維は、接着樹脂の融点において繊維状態が維持されればよく、樹脂繊維の他、各種の繊維が採用され得る。また、接着樹脂は、例えば、基本繊維の融点よりも低い融点を有する熱可塑性樹脂繊維が採用される。不織布を構成する基本繊維と接着樹脂との組合せとしては、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)を主成分とする樹脂繊維が基本繊維として採用され、PET及びPEI(ポリエチレンイソフタレート)の共重合樹脂が接着樹脂として採用されることが考えられる。そのような不織布において、基本繊維の融点は概ね250[℃]であり、接着樹脂の融点は110[℃]〜150[℃]程度である。そのような不織布は、型枠内で110[℃]〜250[℃]程度の温度に加熱された後に冷却されると、接着樹脂が溶融して周囲の基本繊維を結合するため、型枠の内面に沿う形状に成型され、型枠に接触した面が硬化する。
不織布が加熱成型によって硬化した部材は、その部材自体ある程度の可撓性を有しているが、筒状に形成されることにより、長手方向における形状を保持する硬さが強化される。電線保護具1は、そのような不織布が、型枠内で加熱されて筒状に成型された部材である。
図1及び図2に示される電線保護具1は、その長手方向に直交する断面が、矩形形状における1つの角部が小さな矩形状に欠けた形状に形成され、その欠けた部分に、外側の面21から内側の面22に至る切れ目23が形成されている。なお、電線保護具1の断面形状は、矩形状の他、円形状、楕円状、半円形状、六角形状又はその他の多角形状を基本形状とし、その基本形状の一部(例えば、多角形形状の角部)が欠けた形状であることも考えられる。その場合、基本形状における一部の欠けた部分に、外側の面21から内側の面22に至る切れ目23が形成される。また、電線保護具1の断面形状は、その長手方向における位置によって異なる形状であることも考えられる。
また、電線保護具1には、外側の面21から内側の面22に至る切れ目23が、電線保護具1の長手方向の全範囲に渡って形成されている。電線保護具1において、筒の壁面を形成する部材自体は可撓性を有するため、長手方向に伸びて形成された切れ目23の両側の部分21Aが押し広げられると、電線保護具1は半開きの状態となる。一方、切れ目23の両側の部分21Aを押し広げる力が緩められると、切れ目23が閉じた元の筒状の状態に戻る。電線保護具1において、切れ目23は、電線束12が内側へ挿入される入口として機能する。
電線保護具1は、電線束12の挿入口として機能する切れ目23が形成されているため、電線束12の端部にコネクタなどの部品が予め接続されている場合でも、切れ目23から内部へ電線束12が挿入されることにより、電線束12に対して後付け可能である。
また、電線保護具1において、ホットプレス加工により硬化した外側の面21は、長手方向の全範囲に渡る切れ目23の両側の部分21Aにおいて、外側から内側へ向けて折れ曲がった形状に形成されている。図1及び図2に示される例では、外側の面21における切れ目23の両側の部分21Aは、外側から内側へ向けて約90度屈曲した形状に形成されている。
切れ目23の両側の部分21Aは、上記の形状を有することにより、内側から電線束12の押圧力を受けた場合に、切れ目23を閉じた状態で保持するように作用するため、電線保護具1に内包された電線束12は、切れ目23から外側へ外れにくい。
また、運搬及び保管の際に電線束12に不規則な曲げ跡(クセ)が形成された場合でも、電線保護具1が電線束12に取り付けられることにより、電線束12の長手方向の形状が電線保護具1の長手方向の形状に保持される。さらに、電線保護具1の外側の面21における切れ目23の両側の部分21Aは、ホットプレス加工により硬化した部分であるため、電線保護具1の長手方向の形状をより強固に保持する補強部としても機能する。
図1及び図2に示される例では、電線保護具1は全体が直線状に形成されているため、電線束12は、電線保護具1が取り付けられた部分が直線状に保持される。従って、電線保護具1は、直線状の配線経路に沿って取り付けられる電線束12に装着されることにより、電線束12を直線状の配線経路に沿って正しく敷設することが容易となる。
また、筒状の電線保護具1の内側の面22は、ホットプレス加工の際に加熱された型枠に接触せず、さらに、不織布は断熱性が高い。従って、電線保護具1は、ホットプレス加工が行われているときも内側の部分の温度は低い。そのため、電線保護具1の内側の面22は、不織布本来の柔らかな状態が維持されることから、外側の面21よりも柔らかく形成されている。その結果、電線保護具1は、内包された電線束12との接触による異音の発生を防止できる。
また、電線保護具1は、不織布が加熱成型された部材であるため、非常に軽く、緩衝性に優れている。そのため、電線保護具1は、内包される電線束12との接触による異音を発しにくいことに加え、周囲の他の部材との接触による異音も発しにくい。しかも、電線保護具1は、不織布を型枠内で加熱することによって成型するだけで、容易にかつ安価に製造できる。
次に、図3及び図4を参照しつつ、電線保護具1の製造に用いられるホットプレス装置30の一例について説明する。ホットプレス装置30は、不織布のホットプレス加工に用いられる。ホットプレス加工は、加工対象である不織布を金型の間に挟み込んで加圧しつつ、その不織布を加熱することにより、不織布を金型の内面形状に成型することである。
図3は、電線保護具1のホットプレス加工に用いられるホットプレス装置30の一例を示す斜視図である。図3に示されるように、ホットプレス装置30は、下型ユニット40と、下型用保持具50と、上型ユニット60と、芯部材80とを備える。
下型ユニット40は、下型部材41とヒータ70とを備える。下型部材41は、熱伝導性に優れた金属などの材料からなる長尺部材であり、その一方の面(上面)に下型受け部411が形成されている。下型受け部411は、上方及び長手方向の両端が開口する溝状に形成され、その断面形状は矩形状である。
また、下型用保持具50は、熱伝導性に優れた金属などの材料からなる長尺状の部材であり、下型部材41の下型受け部411に対して着脱可能に被せられる部材である。下型用保持具50は、例えば、金属製の板状部材が曲げ加工された部材である。
下型用保持具50は、その一方の面(上面)に下型枠部501が形成されている。下型枠部501は、上方及び長手方向の両端が開口する溝状に形成され、その断面形状は矩形状である。下型用保持具50における下型枠部501は、電線保護具1の元となる不織布をホットプレス加工する際の下方部分を形作る型枠として機能する。
図4は、下型用保持具50が下型受け部411に装着された状態を表す。下型用保持具50の下面は、下型部材41の下型受け部411と同じ形状に形成されている。これにより、下型用保持具50が下型受け部411に装着されると、図4に示されるように、下型用保持具50の下面は、溝状の下型受け部411の内側の面に密着して嵌り込む。
下型用保持具50は、不織布及び芯部材80を下型ユニット40と上型ユニット60との間にセットする作業と、及びホットプレス工程の後に不織布が成型された筒状の部材を取り出す作業とを容易化するための部材である。従って、下型用保持具50は、ホットプレス加工に必須の部材ではなく、省略されてもよい。なお、下型用保持具50が省略された場合は、下型部材41の下型受け部411が、電線保護具1の元となる不織布をホットプレス加工する際の下方部分を形作る型枠として機能する。
上型ユニット60は、上型部材61とヒータ70とを備える。上型部材61は、熱伝導性に優れた金属などの材料からなる長尺部材であり、その一方の面(下面)に上型枠部611が形成されている。上型枠部611は、下型用保持具50の下型枠部501の溝状部分に嵌り込む形状で突設されている。さらに、上型枠部611には、電線保護具1における切れ目23の両側の部分21Aを形作るための突起部612が形成されている。この突起部612は、上型枠部611における長手方向全体に伸びて形成されている。図3に示される例では、突起部612は、上型枠部611における長手方向に伸びる一方の側面に沿って四角柱状に形成されている。この上型枠部611は、電線保護具1の元となる不織布をホットプレス加工する際の上方部分を形作る型枠として機能する。
下型用保持具50における下型枠部501の上面形状と、上型部材61における上型枠部611の下面形状とが組み合わされて形成される型枠形状は、電線保護具1の外形である。図3に示される例では、上記型枠形状は四角柱における1つの角部が小さな四角柱状に欠けた形状である。即ち、上記型枠形状は、基本形状が四角柱状であり、その基本形状に対して長手方向に伸びる断面L字状の溝部(切り欠き部)が形成された形状を有している。なお、上記型枠形状の基本形状は、円柱状、楕円柱状、半円柱状、六角柱状又はその他の多角形の角柱状などの他の形状であることも考えられる。
下型部材41及び上型部材61の各々に設けられたヒータ70は、下型受け部411及び上型枠部611を介して、電線保護具1の元となる不織布を、基本繊維の融点よりも低く、かつ、接着樹脂の融点よりも高い温度に加熱する加熱装置である。ヒータ70は、図3に示されるように、下型部材41及び上型部材61の各々に埋設されることが考えられる。また、ヒータ70は、下型部材41及び上型部材61の各々の外面に熱伝達可能な態様で取り付けられることも考えられる。
芯部材80は、ホットプレス加工によって筒状に成型される不織布における内側の中空部分を形成するための棒状の部材である。不織布は、芯部材80の周囲を覆う状態で、外側からホットプレス加工が施される。芯部材80は、その外形が、電線保護具1による保護対象となる電線束12の太さに近似する太さを有していればよい。従って、芯部材80は、図5に示されるように筒状、即ち、中空の棒状であってもよい。この芯部材80は、例えば、樹脂製の部材又は金属製の部材などである。
次に、図5〜図7を参照しつつ、電線保護具1の製造方法の一例について説明する。電線保護具1の製造は、不織布囲繞工程、ホットプレス工程、カット工程及び芯部材除去工程の順で各工程が実行される。
<不織布囲繞工程>
不織布囲繞工程は、保護対象となる電線束12の太さに近似する太さを有する芯部材80の周囲を不織布20で覆う工程である。本工程により、シート状の不織布20は、図5に示されるように、溝状の下型枠部501の内面に沿って2つ折りされた状態で配置され、芯部材80は、2つ折りされた不織布20の間に挟まれた状態で配置される。また、2つ折りされた不織布20の両側部は、下型枠部501の上部の開口の付近において相互に接触している。
不織布囲繞工程は、例えば、下型用保持具50における溝状の下型枠部501内に、不織布20によって長手方向の一部の範囲が包み込まれた芯部材80を挿入し、その後、不織布20及び芯部材80が挿入された下型用保持具50を下型部材41に装着する工程である。不織布20は、芯部材80の周囲を包み込むことが可能な幅を有する矩形状に予め成形(裁断)されている。
なお、不織布囲繞工程は、下型部材41に装着された下型用保持具50における溝状の下型枠部501内に、不織布20によって周囲が包み込まれた芯部材80を挿入する工程であってもよい。
<ホットプレス工程>
不織布囲繞工程の次に行われるホットプレス工程は、芯部材80の周囲を覆う不織布20を、下型用保持具50の下型枠部501と上型部材61の上型枠部611とによって形成される型枠内で加熱することにより、不織布20を、芯部材80の周囲を筒状の部材に成型する工程である。
図6は、ホットプレス工程において、芯部材80の周囲を覆う不織布20が、下型枠部501及び上型枠部611によって形成される型枠内で圧縮されつつ加熱されている様子を表す。
より具体的には、芯部材80の周囲を覆う不織布20が、下型部材41に装着された下型用保持具50における溝状の下型枠部501内に挿入された状態で、上型部材61の上型枠部611が下型枠部501内に嵌め込まれる。このとき、下型ユニット40及び上型ユニット60各々のヒータ70は、下型枠部501及び上型枠部611を加熱する状態(ON状態)である。ホットプレス工程により、不織布20は、芯部材80の周囲を覆う状態で、型枠内で外側から圧縮されつつ加熱され、芯部材80の周囲を覆う筒状の保護部材に成型される。このとき、相互に接触していた不織布20の両側部201が、加熱によって溶融した接着樹脂によって接着され、これにより筒状の保護部材が形成される。
ホットプレス工程では、不織布20は、ヒータ70により、不織布20に含まれる基本繊維の融点よりも低く、かつ、不織布20に含まれる接着樹脂の融点よりも高い温度に加熱される。加熱の温度及び時間は、電線保護具1に要求される堅さ及び可撓性に応じて適宜設定される。一般に、ホットプレス工程において、加熱の温度が高いほど、加熱の時間が長いほど、また、加える圧力が高いほど、不織布20は、より堅く、形状保持の性能の高い部材に成型される。一方、ホットプレス工程において、加熱の温度が低いほど、加熱の時間が短いほど、また、加える圧力が低いほど、不織布20は、より柔らかく、可撓性及び緩衝性に優れた部材に成型される。
図7は、ホットプレス工程により成型された筒状の部材1Aの斜視図である。ホットプレス工程の直後においては、筒状の部材1Aは、芯部材80を内包した状態である。ホットプレス工程によって得られる筒状の部材1Aは、概ね直線状の部材である。また、成型直後の高温の筒状の部材1Aは、その温度が不織布20に含まれる接着樹脂の融点以下まで下がると、型枠に接して加熱された外側の面21が硬化する。
ホットプレス工程において、加熱成型により得られた筒状の部材1Aは、型枠内から取り出されることによって冷却される。その冷却は、強制空冷及び常温の室内で所定時間放置する自然冷却のいずれであってもよい。強制冷却としては、ファンによって常温の空気を筒状の部材1Aに対して送風する空冷、又は、スポットクーラーなどの冷却器から出力される冷気を筒状の部材1Aに対して送風する空冷などが考えられる。
不織布20は断熱性が高いため、ホットプレス工程において、芯部材80に接する内側の部分の温度は、加熱された型枠に接する外側の部分の温度に比べて低い。そのため、筒状の部材1Aの内側の面22は、不織布20本来の性状である柔らかな状態、即ち、外側の面21よりも柔らかな状態で維持される。
<カット工程>
ホットプレス工程の後に行われるカット工程は、ホットプレス工程で成型された筒状の部材1Aに対し、外側の面21から内側の面22に至る切れ目23を、長手方向の全範囲に渡って形成する工程である。
より具体的には、カット工程において、筒状の部材1Aは、カッターなどの刃物により、上型枠部611の突起部612によって成型された断面V字状の溝部の中心線21Bに沿って、外側の面21から内側の面22に至る切れ目23が形成される。このカット工程を経ることにより、筒状の部材1Aは電線保護具1となる。
<芯部材除去工程>
また、芯部材除去工程は、カット工程を経た筒状の部材1A、即ち、電線保護具1から芯部材80を引き抜く工程である。なお、ホットプレス工程の次に芯部材除去工程が行われ、その後、カット工程が行われてもよい。
以上に示したように、電線保護具1は、芯部材80の周囲を不織布20で覆い、その不織布20を型枠内で加熱することによって成型し、成型された筒状の部材1Aに切れ目23を入れ、筒状の部材1Aから芯部材80を抜くだけで、容易にかつ低コストで製造できる。
図8は、自動車において電線保護具1が適用される位置の一例を示す図である。図8に示されるように、電線保護具1は、例えば、自動車における左右のドアの下方において車体の両サイドを構成するフレーム部分であるサイドシル部に沿って敷設される電線束12に取り付けられれば好適である。
自動車のサイドシル部は、長い電線束12が直線状に敷設される部分である。そのため、電線束12に不規則な曲げ跡(クセ)が形成されている場合、そのような電線束12をサイドシル部に沿って直線状に敷設する作業は、非常に手間のかかる作業となる。しかしながら、電線保護具1が、自動車のサイドシル部に敷設される前の電線束12に取り付けられることにより、サイドシル部に沿って直線状に電線束12を敷設する作業が容易となる。なお、電線束12は、電線保護具1が取り付けられた状態で、クランプによって電線保護具1とともにサイドシル部に固定される。
なお、電線保護具1が、電線束12の長手方向における長い範囲に取り付けられる場合、1つの長い電線保護具1が電線束12に取り付けられることの他、複数の電線保護部1が電線束12に連ねて取り付けられることも考えられる。
<第2実施形態>
次に、図9を参照しつつ、本発明の第2実施形態に係る電線保護具2について説明する。この電線保護具2は、図1に示された電線保護具1と比較して、切れ目23が形成される位置及び切れ目23の両側の部分21Aの形状のみが異なる構成を有している。図9において、図1に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。以下、電線保護具2における電線保護具1と異なる点についてのみ説明する。
電線保護具2も、電線保護具1と同様に、不織布がホットプレス加工により加熱成型された部材であり、図9に示されるように、電線束の周囲をその長手方向に沿って覆う筒状に形成されている。
図9に示される例では、電線保護具2は、その長手方向に直交する断面が、矩形形状における1つの辺からその内側の部分が三角形状に欠けた形状に形成され、その欠けた部分は、外側の面21から内側の面22に至る切れ目23を形成している。なお、電線保護具2の断面形状は、矩形状の他、円形状、楕円状、半円形状、六角形状又はその他の多角形状を基本形状とし、その基本形状の一部(例えば、多角形形状の1つの辺からその内側の部分)が欠けた形状であることも考えられる。その場合、基本形状における一部の欠けた部分に、外側の面21から内側の面22に至る切れ目23が形成される。また、電線保護具2の断面形状は、その長手方向における位置によって異なる形状であることも考えられる。
また、電線保護具2には、外側の面21から内側の面22に至る切れ目23が、電線保護具2の長手方向の全範囲に渡って形成されている。電線保護具2において、切れ目23は、電線保護具1と同様に、電線束12が内側へ挿入される入口として機能する。
また、電線保護具2において、ホットプレス加工により硬化した外側の面21は、長手方向の全範囲に渡る切れ目23の両側の部分21Aにおいて、外側から内側へ向けて折れ曲がった形状に形成されている。図9に示される例では、外側の面21における切れ目23の両側の部分21Aは、外側から内側へ向けて90度未満(60度〜80度程度)の角度で屈曲した形状に形成されている。
図9に示される電線保護具2が採用されることにより、電線保護具1が採用される場合と同等の効果が得られる。特に、電線保護具2において、ホットプレス加工により硬化した切れ目23の両側の部分21Aは、内側の面22に至る深い溝状に形成されている。そのため、電線保護具2における切れ目23の両側の部分21Aは、電線保護具2の長手方向の形状を保持する補強部としての性能に優れており、また、電線束12が切れ目23から外側へ外れることを防止する性能にも優れている。なお、電線保護具2の用途は、電線保護具1の用途と同様である。
次に、図10を参照しつつ、電線保護具2の製造方法について説明する。電線保護具2の製造は、不織布囲繞工程、ホットプレス工程及び芯部材除去工程の順で各工程が実行される。即ち、電線保護具2は、電線保護具1の製造手順からカット工程が除かれた手順で製造される。以下、電線保護具2の製造方法について、電線保護具1の製造方法と異なる点についてのみ説明する。なお、電線保護具2の製造における不織布囲繞工程及び芯部材除去工程は、電線保護具1の製造における不織布囲繞工程及び芯部材除去工程と同様である。
図10は、電線保護具2の製造工程におけるホットプレス工程を示す断面図である。即ち、図10は、ホットプレス工程において、芯部材80の周囲を覆う不織布20が、下型枠部501及び上型枠部611によって形成される型枠内で圧縮されつつ加熱されている様子を表す。このホットプレス工程により、図7に示した筒状の部材1Aと同様に、電線保護具2の元となる筒状の部材2Aが、芯部材80が内包された状態で形作られる。
図10に示されるように、電線保護具2の製造に用いられる上型部材61の上型枠部611には、先端が芯部材80の表面に至る高さの三角柱状の突起部612が形成されている。この三角柱状の突起部612は、上型枠部611における幅方向(長手方向に直交する方向)の中心線に沿って形成され、先端が鋭い鋭角に形成されている。そして、上型枠部611が下型枠部501内に嵌め込まれ、芯部材80の周囲を覆う不織布20が、上型枠部611及び下型枠部501によって圧縮される状態において、突起部612は、2つ折りされた不織布20の両側部の間に進入し、断面V字状の溝部を形成するとともに、その溝部の中心線に沿って切れ目23(図9参照)を形成する。即ち、突起部612は、電線保護具2の外側の面21における切れ目23の両側の部分21Aを形作るとともに、電線保護具2における切れ目23を作る。
以上に示したように、電線保護具2は、芯部材80の周囲を不織布20で覆い、その不織布20を型枠内で加熱することによって成型し、成型された筒状の部材1Aから芯部材80を抜くだけで、容易にかつ低コストで製造できる。
ところで、以上に例示された電線保護具1,2は、直線状に伸びて形成された筒状の部材であるが、電線保護具1,2は曲線状に形成された筒状の部材であることも考えられる。
図11は、曲線状の電線保護具1,2の製造に用いられるホットプレス装置30における下側の型枠(下型部材41及び下型用保持具50)の一例を示す平面図である。なお、図11において、下型用保持具50の下方に隠れる下型部材41は、破線で示されている。
図11に示されるように、下型部材41の下型受け部411及び下型用保持具50の下型枠部501は、電線束12の配線経路に沿う曲線状に形成されている。この場合、図11に示されない上型部材61の上型枠部611及び芯部材80は、下型枠部501の形状に対応するように、同様の曲線状に形成される。これにより、電線束12の配線経路に沿う曲線状の電線保護具1,2を製造することができる。
また、以上に例示された電線保護具1,2は、ホットプレス加工により硬化した外側の面21が、長手方向の全範囲に渡る切れ目23の両側の部分21Aにおいて、外側から内側へ向けて折れ曲がった形状に形成されている。しかしながら、本発明に係る電線保護具において、そのような曲がり形状を有することは、望ましいことではあるが必須ではない。例えば、本発明に係る電線保護具は、不織布がホットプレス加工により成型された、断面が円形状又は多角形状の筒状の部材に、その長手方向全体に渡る切れ目23が形成されただけのものであることも考えられる。
1,2 電線保護具
1A,2A 筒状の部材
10 電線
12 電線束
20 不織布
21 外側の面
21A 切れ目の両側の部分
22 内側の面
23 切れ目
30 ホットプレス装置
40 下型ユニット
41 下型部材
50 下型用保持具
60 上型ユニット
61 上型部材
70 ヒータ
80 芯部材
201 不織布の両側部
411 下型受け部
501 下型枠部
611 上型枠部
612 突起部

Claims (2)

  1. 電線の周囲をその長手方向に沿って覆う電線保護具であって、
    不織布が加熱成型された筒状の部材からなり、前記加熱成型により硬化した外側の面よりも内側の面が柔らかく形成され、前記外側の面から前記内側の面に至る切れ目が長手方向の全範囲に渡って形成されたことを特徴とする電線保護具。
  2. 前記加熱成型により硬化した外側の面が、長手方向の全範囲に渡る前記切れ目の両側の部分において、外側から内側へ向けて折れ曲がった形状に形成されている請求項1に記載の電線保護具。
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