JP2011219223A - エレベータの救出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
かご室天井上の構造が簡単であり、利用者が安心して利用できるエレベータの救出装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
非常救出口を備えるとともに、側面の壁に貫通孔を有するかご室と、側板と側板をつなぐ板とで構成され側板に回動自在に設けられた踏み板を持つ梯子を備え、
この梯子は、踏み板の先端部が側板より突き出た状態で貫通孔に係止された第1の係止状態と、踏み板の先端部を貫通孔から抜き出した後、踏み板を所定角度回動させて水平にして係止させた第2の係止状態を有するものであり、第2の係止状態で救出用梯子として使用する。
【選択図】図4

Description

この発明は、エレベータの救出装置に関するものである。
従来、エレベータの救出装置はかご室の天井上の救出口を開口し、天井上に備えた折りたたみ式の救出用梯子を垂下するように降ろし、かご内の利用者を救出する装置が提案されている。(例えば、特開2001-171932 参照)
特開2001−171932号公報
しかしながら、従来のエレベータの救出装置では、かご室の天井上に救出用梯子を備えるため天井上を高くする、あるいは天井上に救出用梯子を格納するための凸部を設ける必要があり、かご室の天井上の構造が複雑になっていた。また、救出用梯子を垂下したとき、救出用梯子の下端は固定されていないため、利用者が救出用梯子を登ろうとすると救出用梯子が揺れるため不安定であり、安心して登ることができない、といった問題があった。
この発明は上記課題を解決するためになされたもので、かご室天井上の構造が簡単であり、利用者が安心して利用できるエレベータの救出装置を提供することを目的とする。
非常救出口を備えるとともに、側面の壁に貫通孔を有するかご室と、
1対の側板と前記側板をつなぐ第1の板とで構成され前記側板に回動自在に設けられた踏み板を持つ救出用梯子とを備え、
前記救出用梯子は、前記踏み板の先端部が前記側板より突き出た状態で前記貫通孔に係止された第1の係止状態と、前記踏み板の先端部を前記貫通孔から抜き出した後、前記踏み板を所定角度回動させ、前記踏み板を床と水平にして係止させた第2の係止状態を有するものであり、第2の係止状態で救出用梯子として使用する。
この発明によれば、かご室の天井上の構造を簡単にでき、利用者が安心して救出用梯子を使い避難することができる。
この発明の実施の形態1を示すかご室を出入口より見た図である。 図1のかご室壁に設置した救出用梯子のA-A線における断面図である。 図2における、救出用梯子の踏み板を側板のガイド溝により回動させ、救出用梯子と直角になるように係止する手順、を示す図である。 図3の動作により踏み板を救出用梯子と直角になるように係止させ、救出用梯子に組立てた状態を示す斜視図である。 図4の救出用梯子を使用して、天井上の救出口から救出される動作を示す図である。 この発明の実施の形態2を示す救出用梯子の構造を示す斜視図である。 図6の救出用梯子の第2の板を救出用梯子と直角方向に移動させ、第2の板を突き出た状態にする動作を示す側面図である。 図7の救出用梯子をかご室の壁に設けた貫通穴に設置し、利用者が救出用梯子として使用する状態を示す図である。 図8の救出用梯子を係止させた部分Gの拡大図である。 この発明の実施の形態3を示す図1のA-A線における断面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、添付の図面を参照して説明する。
実施の形態1
図1〜図5は、この発明の実施の形態1を説明する図である。
図1はかご室1を出入口より見た図である。かご室1の壁3には手摺2および救出用梯子7が設置されていて、天井4には照明6と非常救出口4a及び救出口扉5が設置されている。
図2は図1のA-A線における救出用梯子の断面図である。救出用梯子7は両側面に1対の側板7dと側板7dをつなぐ第1の板7eとで構成されている。そして、側板7dには回動自在に踏み板8が設けられている。壁3には踏み板8の個数と同じ数の貫通孔3aがかご室側3eから斜め下方に設けられている。この貫通孔3aに側板7dから突き出た踏み板8の先端部が係止され第1の係止状態となる。救出用梯子7はかご室側3eに鏡7cが設けられていて、エレベータの通常利用時は壁3に係止された状態、即ち、第1の係止状態で鏡として利用される。
側板7dには円弧形状の第1のガイド溝7bが設けられていて、踏み板8の両側面に突出して設けられた第1のガイドピン8aが係合されている。側板7dの内側に突出して設けられた軸7aには、踏み板8の両側面に設けられた第2のガイド溝8bが回動自在に係合されている。
また、第1のガイド溝7bは、円弧形状の溝の上部の終端部分が側板7dの上方を向いている。この上方を向いた部分が第1の終端7fである。一方、第1のガイド溝7bの円弧形状の溝の下部の終端部分は、昇降路側3fへ向けて救出用梯子7と直角方向に延びた溝が形成されている。この溝が第2の終端7gである。また、第2の終端7gは第1のガイド溝7bの下端部に対して上方に向けた段差7hが形成されている。
第1の係止状態では、第2のガイド溝8bが軸7aに係合されて踏み板8が斜め下方に向けられて貫通孔3aに係止されるとともに、第1のガイドピン8aが第1の終端7fに係止されている。また、第2のガイド溝8bが軸7aに係合した状態で第1のガイドピン8aが第1のガイド溝7bに沿って移動することで、踏み板8が軸7aを支点に回転する。そして、第1のガイドピン8aが第1のガイド溝7bの上端部から下端部へ移動することで、踏み板8が斜め下方の状態から救出用梯子7と直角になるように回転する。また、図3(c)に示すように、第1のガイドピン8aが第1の終端7gに係止されることで踏み板8が救出用梯子7と直角になる。この状態が第2の係止状態である。
次に、実施の形態1の非常時における救出用梯子7の組立て方法および使用方法について図2、3を用いて説明する。
まず、図2における救出用梯子7が壁3に係止された第1の係止状態から、救出用梯子7を図2の矢印Bに示す斜め上方向に持ち上げ、踏み板8の先端部を貫通孔3aから外し救出用梯子7を壁3から取外す。
次に救出用梯子7を図3(a)、(b)、(c)に示す手順で梯子に組立てる。最初に、図3(a)に示すように踏み板8の第1のガイドピン8aを第1ガイド溝7bの第1の終端7fより矢印C方向に移動させる。これにより、ガイドピン8aは第1の終端7fから第1ガイド溝7bの円弧形状の溝部分まで移動し、このとき同時に第2のガイド溝8bが軸7aに沿って相対的に移動し踏み板8の係止状態が解除される。次に図3(b)に示すように、踏み板8の第1のガイドピン8aを側板7dの第1のガイド溝7bに沿って矢印D方向に移動させ、これと同時に第2のガイド溝8bが軸7aに沿って回動し、踏み板8が軸7aを支点に救出用梯子7と直角になるように回動する。そして、第1のガイドピン8aが第1のガイド溝7bの下端部まで移動した後、図3(c)に示すように、踏み板8を矢印E方向に移動させる。このとき、第2のガイド溝8bが軸7aに沿って相対的に移動し、第1のガイドピン8aが第2の終端7gに係止される。これにより、踏み板8が救出用梯子7と直角となって、救出用梯子7が第2の係止状態となる。この第2の係止状態で救出用梯子7が非常時に救出用梯子として使用される。
図4は、上記の動作により踏み板8を救出用梯子7と直角にして、救出用梯子7を第2の係止状態に組立てた状態を示している。この組立てた状態で、図5に示すように救出用梯子7を壁3に立てかける。そして、利用者10が救出用梯子7を利用して天井の救出口4aから救出される。
上記で説明した実施の形態1による効果を以下に説明する。
救出用梯子7は、1対の側板7dと側板7dをつなぐ第1の板7eとで構成され側板7dに回動自在に設けられた踏み板8とを備え、側板7dから突き出た踏み板8の先端部を貫通孔3aに係止させ、かご室1の側面の壁3に第1の係止状態で係止されているので、かご室天井上に救出用梯子を備えるためのスペースが不要となり、かご室天井上の構造が簡単になる。
また、救出用梯子7は、踏み板8の先端部を貫通孔3aに係止させた第1の係止状態から抜き出し、踏み板8を回動させて救出用梯子7と直角にし、第1のガイドピン8aが第2の終端7gに係止された第2の係止状態とされ、この状態で救出用梯子として使用される。よって、この状態で利用者が安心して救出用に利用できる。
また、第2の係止状態にされた救出用梯子7は、壁3に立てかけることで前後左右に揺れない安定した状態となる。また、踏み板8を備えていることで足をかけやすく、梯子をのぼる時も足元が安定している。
また、第1の係止状態は、側板7dの両側に設けた第1のガイド溝7bを移動する第1のガイドピン8aと側板7dの両内側に突出して設けられた軸7aに回動自在に係合された第2のガイド溝8bとを両側面に備えた踏み板8であって、第1のガイドピン8aが第1のガイド溝7bの第1の終端7fに係止された状態である。よって、踏み板8を容易に回動できる。また、第1の終端7fに第1のガイドピン8aを差し込むことで係止されるので作業性がよい。
さらに、第2の係止状態は、第1のガイドピン8aを第1のガイド溝7bの第2の終端7gで係止させた状態なので、第1の終端7gに第1のガイドピン8aを差し込むことで係止されるので作業性がよい。
また、救出用梯子7には、側板7dの第1のガイド溝7bの第2の終端7gに第1のガイド溝7bの下端部に対して上方に向けた段差7hが形成されている。そして、利用者10が踏み板8の先端部を踏んで梯子をのぼるとき、軸7aを支点にして踏み板8の左側が上方に押されるので、第1のガイド溝7bの第2の終端7gに係止された踏み板8の第1のガイドピン8aが、第2の終端7gの溝の上端に当接すると同時に段差7hにも当接する。このため、第1のガイドピン8aが第2の終端7gに係止された状態が継続され、踏み板8が容易に側板7dの左側に移動しない安定した状態になる。これにより、例えば利用者が踏み板8に乗ると第1のガイドピン8aが第1のガイド溝7bの円弧形状部分まで移動してしまい、踏み板8の右側が下に傾いてしまうといったことは起こらない。
よって、さらに利用者10は非常時に安心して救出用梯子7を使用し避難することができる。
また、救出用梯子7には、かご室側3eに鏡7cが設けられている。これにより、救出用梯子7がかご室1の壁3と一体感をもたせることができるので意匠性がよい。なお、鏡7cを設けたが、壁3と同質のものを設けてもよく、この場合でもかご室1の壁3と一体感をもたせることができるので意匠性がよい。
実施の形態2
次にこの発明の実施の形態2について説明する。
図6〜図9は、この発明の実施の形態2を説明する図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態2では救出用梯子7の踏み板8を組立てて救出用梯子にすることは実施の形態1と同じであるが、これに加え、図6に示すように救出用梯子7の上部に第2の板21が設けられている。
救出用梯子7の上部両側の側板7dには第3のガイド溝23が設けられている。この第3のガイド溝23に、第2の板21の両側面に突出して設けられた第2のガイドピン21aが回動と摺動とを自在に係合されている。これにより、第2の板21は第2のガイドピン21aを支点として回動し、第3のガイド溝23に沿って救出用梯子7と直角方向に摺動する。ストッパーピン7jは側板7dの内側に突出して設けられている。またこのストッパーピン7jは第2の板21の下側に配置されて第2の板21の下側に当接する。そして、第2の板21を救出用梯子7から突き出ている状態に保持する。第1の板7eは一部を切り欠き、上面視においてコの字状に形成されている。また、第2の板21は通常時、図の2点鎖線で示している様に第1の板7eの切り欠き部に収まった状態になり、救出用梯子7の上面部分を形成する。
次に、実施の形態2の救出用梯子7の組立て方法および使用方法について図7〜図9を用いて説明する。
まず、実施の形態1の場合と同じように、救出用梯子7を壁3に係止された第1の係止状態から斜め上方向に持ち上げ、踏み板8の先端部を貫通孔3aから外し、救出用梯子7を壁3から取外す。
次に、第2の板21を救出用梯子7から突き出させる。これを図7(a)、(b)、(c)を用いて詳細に説明する。図7(a)は、第2の板21が第1の板7eの切り欠き部に収まり、救出用梯子7の上面部分を形成している状態である。最初にこの状態から第2の板21を第2のガイドピン21aを支点にして回動させて救出用梯子7の上面から突き出させる。次に図7(b)に示すように、第2の板21を救出用梯子7の上面から突き出させた状態で第3のガイド溝23に沿って矢印F方向に摺動させる。そして図7(c)のように第2のガイドピン21aを第3のガイド溝23の左端まで移動させ、第2の板21を救出用梯子7から突き出た状態にする。ここで、ストッパーピン7jが第2の板21の下部に当接しているので、第2の板21は第2のガイドピン21aを支点にした右回りの回転が規制される。また、第2の板21は第1の板7eにも当接しているので左回りの回転も規制される。これにより、第2の板21は救出用梯子7から突き出た状態に保持される。
図8は、上記により救出用梯子7から第2の板21を突き出させ、第2の板21を壁3の貫通孔3aに係止させて救出用梯子として使用する状態を表した図である。利用者10は壁3に係止された救出用梯子7を使用して、非常救出口6aより救出される。
図9は、図8の救出用梯子7を壁3に係止させた部分Gの拡大図である。図に示すように、第2の板21の先端上部には貫通孔3aに挿入しやすいようにカット部21bを設けて先端上部の寸法を先細りにしている。さらに、第2の板21の先端下部には段差21cが設けられていて、段差21cが貫通孔3aの下側部に掛かるようになっている。また、第2の板21の先端部の壁3へ挿入する姿勢での寸法Hと貫通孔3aの垂直方向の寸法Jの関係は、H<Jとなっていて、第2の板21の先端部が貫通孔3aに挿入できるようになっている。また、第2の板21が救出用梯子7から突き出た状態に保持され貫通孔3aに挿入されて載置される。これにより第2の板21が壁3に係止される。
上記で説明した実施の形態2による効果を以下に説明する。
救出用梯子7は一対の側板7dの間に回動と摺動が自在な第2の板21を備えている。そして、第2の板21を救出用梯子7から突き出させ貫通孔3aに係止させている。これにより、救出用梯子7の先端部が実施の形態1の場合よりも壁3から離れ難いので、利用者10はより安心して救出用梯子7を使用し非難することができる。
また、第2の板21は、第2の板21の両側面に設けられた第2のガイドピン21aが、救出用梯子7の側板7dの両側に設けられた第3のガイド溝23に係合された構成である。第2のガイドピン21aを第3のガイド溝23に係合させるという簡単な構成で、第2の板21を救出用梯子7に対して回動と摺動をさせることができる。
また、ストッパーピン7jが第2の板21の下部に当接しているので、第2の板21は第2のガイドピン21aを支点にした右回りの回転が規制される。これにより、第2の板21の回動を規制しているので救出用梯子7の先端が壁3に対して下方向にずれ落ちることがなく安心して使用することができる。なお、第2の板21の回転の規制は側板7dからネジあるいはピンなどにより第2の板21を固定する方法でもよい。
また、第2の板21の先端上部にはカット部21bが設けられていて貫通孔に挿入しやすくなっている。さらに、第2の板21の先端下部に設けられている段差21cが貫通孔3aに掛かっている。これにより、例えば、救出用梯子7がかご室側3eに引っ張られたとしても第2の板21が貫通孔3aから抜け難いので、救出用梯子7が壁3から外れ難くなっている。
また、第2の板21は救出用梯子7の上部に収まって、救出用梯子7の上面部分を形成したので意匠性がよい。なお、救出用梯子7を壁3に係止した状態で、かご室1内の利用者10から第2の板21が見えにくい位置にあれば、第2の板21を救出用梯子7から突き出させた状態でもよい。この場合、第2の板21は摺動のみの移動になる。
なお、救出用梯子7の第2の板21を係止させる貫通孔は貫通孔3aに限らず壁3に新たに設けてもよい。
実施の形態3
次にこの発明の実施の形態3について説明する。
図10は、この発明の実施の形態3を説明する図である。なお、実施の形態1、2と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態3では救出用梯子7の構造は実施の形態1と同じである。しかし、図10に示す様に、壁3に壁3から昇降路側3fに後退し壁3と相対する面に貫通孔3cをもった凹部3bを設けている。そして、救出用梯子7の踏み板8の先端部を貫通孔3cに係止させている。このとき、救出用梯子7のかご室側3eの面が、壁3よりかご室側3eに飛び出さないように係止されている。また、救出用梯子7を取外しする際、図の矢印Lで示す斜め上方向に移動させる。このため、救出用梯子7と凹部3bの上面3dの隙間Kは、お互い干渉して取外しできないことがないように隙間がとられている。
次に、実施の形態3の救出用梯子7の組立て方法および使用方法について図10、図5を用いて説明する。
まず救出用梯子7を図10の矢印Lに示す斜め上方向に持ち上げ、踏み板8の先端部を貫通孔3cから外し救出用梯子7を凹部3bから取外す。次に救出用梯子7を実施の形態1の場合と同じように救出用梯子に組立てる。そして、実施の形態1の場合と同じく、図5に示すように壁3に救出用梯子7を立てかけて、利用者10が救出用梯子7を利用して天井の救出口4aから救出される。
上記で説明した実施の形態3による効果を以下に説明する。
壁3には壁3より昇降路側3fに後退し、壁3と相対する面に貫通孔3cを設けた凹部3bを設けていて、救出用梯子7は、この貫通孔3cに踏み板8の先端部を係止させている。そして、救出用梯子7のかご室側3eの面が壁3よりかご室側3eに飛び出さないように救出用梯子7を配置しているので、たとえば、床に置いた荷物などを持ち上げた際に荷物が救出用梯子7の下部に干渉し救出用梯子7が持ち上げられ壁3から外れる、といったことを回避することができる。さらに、救出用梯子7が壁3よりかご室側3eに飛出していないので意匠性がよい。
なお、救出用梯子7のかご室側3eの面がかご室側3eより飛び出さないようにしたが、荷物などを持ち上げたとき救出用梯子7の下部に干渉して救出用梯子7が持ち上がらないようであれば、救出用梯子7のかご室側3eの面は壁3よりかご室側3eに飛び出していてもよい。
なお、実施の形態2の救出用梯子7を実施の形態3に用いてもよい。この場合、第2の板21を係止させる壁3の貫通孔は、貫通孔3cでもよいし新たに設けてもよい。
本発明はエレベータの救出装置に適用できる。
3a 貫通孔、 3b 凹部、 3c 貫通孔、 3d 上面、7 救出用梯子、 7a 軸、 7b 第1のガイド溝、 7c 鏡、 7d 側板、 7e 第1の板、 7f 第1の終端、 7g 第2の終端、 7h 段差、 7j ストッパーピン、 8 踏み板、 8a 第1のガイドピン、 8b 第2のガイド溝、 21 第2の板、 21a 第2のガイドピン、 21b カット部、21c 段差、 23 第3のガイド溝、

Claims (6)

  1. 非常救出口を備えるとともに、側面の壁に貫通孔を有するかご室と、
    1対の側板と前記側板をつなぐ第1の板とで構成され、前記側板に回動自在に設けられた踏み板を持つ救出用梯子とを備え、
    前記救出用梯子は、前記踏み板の先端部が前記側板より突き出た状態で前記貫通孔に係止された第1の係止状態と、前記踏み板の先端部を前記貫通孔から抜き出した後、前記踏み板を所定角度回動させて係止させた第2の係止状態とを有し、前記第2の係止状態にて救出用梯子となる、
    ことを特徴とするエレベータの救出装置。
  2. 前記第1の係止状態は、前記側板の両側に設けた第1のガイド溝を移動する第1のガイドピンと前記側板の両側に設けた軸に回動自在に係合された第2のガイド溝とを両側面に備えた前記踏み板であって、前記第1のガイドピンが前記第1のガイド溝の第1の終端で係止された状態、
    であることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの救出装置。
  3. 前記第2の係止状態は、前記第1のガイドピンを前記第1のガイド溝の第2の終端で係止させた状態、
    であることを特徴とする請求項2に記載のエレベータの救出装置。
  4. 前記側板の間に回動と摺動が自在な第2の板を備えた前記救出用梯子であって、
    前記第2の板を回動および摺動させて前記側板から突き出た状態で前記壁に設けた貫通孔に係止させた、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの救出装置。
  5. 前記第2の板は、前記第2の板の両側面に設けられた第2のガイドピンが、前記救出用梯子の前記側板の両側に設けられた第3のガイド溝に係合された構成、
    であることを特徴とする請求項4に記載のエレベータの救出装置。
  6. 前記壁より昇降路側に後退し、前記壁と相対する面に貫通孔をもった凹部と、
    前記踏み板の先端部が前記側板より突き出た状態で前記貫通孔に係止された前記救出用梯子と、前記救出用梯子はかご室側の面が前記壁よりかご室側に飛び出さないように配置された構成、
    であることを特徴とする請求項1ないし4に記載のエレベータの救出装置。
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