JP2011216512A - 可変容量コンデンサおよび位置指示器 - Google Patents

可変容量コンデンサおよび位置指示器 Download PDF

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Abstract

【課題】立ち上がり荷重が小さく、ユーザによって加えられる押圧力に応じた出力値やヒステリシスが所望の特性となるようにした可変容量コンデンサ及びこれを利用した位置指示器を提供する。
【解決手段】誘電体の第1の面部には第1の電極が配設され、該誘電体の第2の面部に対向するように第2の電極3が配設されて、該第2の電極は押圧部材を介して誘電体側に押圧されたときには誘電体に接触する構成となっている。第2の電極3は、押圧部材が接触する部分の中心(当接中心部)31から誘電体1の第2の面部1bに沿ってその端部の方向に放射状形状に延伸された部分32a、32bを備えた電極片であり、押圧部材を介して加えられる押圧力に応じて、誘電体1との接触面積が変えられることにより、コンデンサとしての静電容量を変化させる構成となっている。
【選択図】図4

Description

この発明は、外部より加わる圧力又は変位に従って容量値が変化する可変容量コンデンサ及びこれを使用した位置指示器に関する。
例えば特許文献1(特開昭64−53223号公報)に示されるように、ペン型の位置指示器と位置検出装置とからなる位置入力装置が知られている。位置検出装置は、位置指示器により指示された位置を検出するためのセンサ部を備えている。
このセンサ部は、一般的には平板状とされており、位置指示器による指示入力位置を検出する指示検出平面を備える。そして、電磁誘導式の位置検出装置の場合、センサ部には、X軸方向およびY軸方向の各々に細長いループコイルが多数個並べられて設けられている。一方、位置指示器は、コイルとコンデンサとからなる共振回路を備える。
そして、位置検出装置は、センサ部の各々のループコイルに、1本ずつ特定の周波数の電流(励磁用送信電流)を流し、そのループコイルから磁界を発生させる。すると、位置指示器が磁界を発生しているループコイルに近接しているときに、位置指示器の共振回路は電磁誘導により共振し誘導磁界を生じる。次に、ループコイルからの磁界の発生を停止させる。そして、次に、位置指示器の共振回路から発せられる誘導磁界をループコイルで受信し、そのループコイルに流れる信号電流(受信電流)を検出する。位置検出装置は、この動作をループコイルの1本1本ごとに行い、受信電流に基づいて位置指示器の位置を検出する。
そして、従来の位置指示器においては、筆圧を検知するための芯体を備えていると共に、この芯体に加わった筆圧に応じて、コイルのインダクタンスを可変する機構を備えている。これにより、位置指示器においては、筆圧の変化により、共振回路の共振周波数が変化することになり、位置検出装置では、この共振周波数の変化(位相変化)を検出して、位置指示器に加わった筆圧をも検知する構成になっていた。
しかしながら、特許文献1に記載した位置指示器では、その構造上ある程度のストロークが生じてしまうとともに、共振周波数の変化幅をあまり大きくすることができないという問題があった。この問題を解決するため、この出願の出願人は、特開平4−96212号公報(以下、特許文献2と称す。)、特開平5−275283号公報(以下、特許文献3と称す。)、特願2008−305556(以下、先願に係る発明と称す。)において、芯体に加わった筆圧に応じて、容量の変化する可変容量コンデンサを用いた位置指示器について提案している。つまり、位置指示器の共振回路に可変容量コンデンサを設け、この可変容量コンデンサの容量を筆圧に応じて変化させることにより、当該共振回路の共振周波数を変化させるようにするものである。
具体的に特許文献2に記載の位置指示器は、誘電体の一方の面に第1の電極を設け、該誘電体の他方の面にはスペーサを介在させて第2の電極を設け、当該第2の電極を弾性体を介在させて芯体によって誘電体側に押圧可能にした可変容量コンデンサを用いている。この場合、芯体に加えられた押圧力(筆圧)に応じて、弾性体を介して第2の電極が誘電体に接触するようにされ、当該接触の状態に応じて可変容量コンデンサの容量が変えられるように構成されている。これにより、コイルのインダクタンスの変化に応じて、共振周波数を変化させる特許文献1に記載の位置指示器の有する問題点を解消することができた。
また、特許文献3に記載の位置指示器は、誘電体の一方の面に第1の電極を設け、該誘電体の他方の面にはスペーサを介在させて、可撓性と弾力性とを有する導電性ゴムによって形成した第2の電極を配してなる可変容量コンデンサを用いている。そして、芯体に加えられた押圧力(筆圧)に応じて、導電性ゴムの第2の電極が誘電体に接触するようにされ、当該接触の状態に応じて可変容量コンデンサの容量が変えられるように構成されている。この場合、第2の電極は可撓性と弾力性とを有する導電性ゴムで形成しているので、特許文献2に記載の位置指示器に比べ、より小さな筆圧で安定した出力値が得られる位置指示器が実現できた。
また、先願に係る発明(特願2008−305556)は、特許文献1及び2の場合と同様に、誘電体と第1、第2の電極とを有する可変容量コンデンサを用いるが、当該可変容量コンデンサは、誘電体と第2の電極との位置関係が、確実に初期状態に戻ることができるように構成して、耐久性の向上を図ったものである。具体的には、ホルダ内に、誘電体と、該誘電体を付勢する端子部材と、該端子部材と該誘電体を挟むように設けられる第2の電極を構成する導電部材とを有し、該導電部材の周囲には、該導電部材を該誘電体とは反対側に押圧する弾性部材が設けられたものである。そして、芯体に押圧力が加えられた場合に、該導電部材が誘電体方向に押圧される構成になっている。
このように、この出願の出願人は、使用用途や耐久性などの種々の面を考慮して、タブレットと共に用いられる位置指示器について種々の発明を成している。なお、上述した特許文献1、特許文献2、特許文献3及び先願(特願2008−305556)に係る発明は、それぞれに特徴を有するものとして、現在も広くエンドユーザに支持されている位置指示器に用いられている。
特開昭64−53223号公報 特開平4−96212号公報 特開平5−275283号公報
ところで、上述の特許文献2、特許文献3、先願(特願2008−305556)に記載された発明の可変容量コンデンサを用いた位置指示器のそれぞれは、図20〜図22の筆圧特性のグラフに示すように特有の特性を有している。ここで、図20は、特許文献2に記載の可変容量コンデンサを用いた位置指示器の筆圧特性を示し、図21は、特許文献3に記載の可変容量コンデンサを用いた位置指示器の筆圧特性を示している。また、図22は、先願に係る発明の可変容量コンデンサを用いた位置指示器の筆圧特性を示している。
そして、図20〜図22のそれぞれは、対応する可変容量コンデンサに加えた押圧力と出力値との関係を示すグラフである。横軸は押圧力の大きさであり、単位はグラム重である。縦軸は可変容量コンデンサの出力値であり、上述もしたように可変容量コンデンサの共振周波数の変化を誘導電圧の位相角の変化として検出した場合の位相を表し、単位はディグリーである。すなわち、特許文献1にも開示されているように上述した各可変容量コンデンサの容量値の変化は共振によって反射される電波の位相のズレとして出力される。
また、図20〜図22において、下側のグラフは上方向の矢印が示すように、押圧力を徐々に大きくしていった場合の押圧力と出力値の関係を示している。また、上側のグラフは下方向の矢印が示すように、500グラム重まで加えた押圧力を徐々に小さくしていった場合の押圧力と出力値の関係を示している。
そして、図20〜図22に示したように、特許文献2、特許文献3、先願(特願2008−305556)に記載された可変容量コンデンサの出力値は対数的な変化をするものである。つまり、押圧力の値の小さいうちは出力値の変化は線形的であるが、押圧力の大きい領域では出力値の増加が頭打ちとなる。この結果は共振回路の特性から生じたものであって、人為的に得られたものではなかったが、触覚を初めとする人間の五官が対数的であるという研究結果に照らし合わせてもマンマシーンインターフェース的見地から好ましいことであり、また事実として使い勝手のよいスタイラスペンを提供したものであった。
そして、図20〜図22に示した筆圧特性を比較してみると、それぞれに特徴がある。図20に示したハードタイプの可変容量コンデンサの筆圧特性の場合には、立ち上がり荷重は30グラム重程度とやや重く、筆圧特性のカーブ(筆圧カーブ)のふくらみは中程度であるが、ヒステリシスは比較的に小さい。ここで、ヒステリシスは、ある量(ここでは押圧力)の変化に伴って、他の量(ここでは位相)が変化するときに、ある量(押圧力)の変化の経路(押圧力を徐々に大きくする経路と大きくした押圧力を徐々に小さくする経路)によって、同じある量(押圧力)に対する他の量(位相)が異なることを言う。
また、図21に示したソフトタイプの可変容量コンデンサの筆圧特性の場合には、立ち上がり荷重は10グラム重程度とハードタイプの可変容量コンデンサより小さいが、筆圧カーブのふくらみとヒステリシスとはともに大きい。また、図22に示した小型可変容量コンデンサの場合には、立ち上がり荷重は1グラム重程度と非常に小さいが、筆圧カーブのふくらみは大きく、ヒステリシスは中程度である。
上述もしたように、押圧力に応じた出力値(位相)の変化が対数的であることは、マンマシーンインターフェース的見地からは悪いことではない。しかしながら、より精密に情報の入力を可能にするためには、押圧力に応じた出力値(位相)の変化はより線形(リニア)であることが望ましい。更に、立ち上がり荷重はできるだけ小さくすると共に、ヒステリシスも小さい方が、ユーザの操作により一致した情報の入力が可能となる。このように、タブレットと共に用いられる位置指示器に適用される可変容量コンデンサについては、立ち上がり荷重が小さく、押圧力に応じた出力値(位相)の変化がより線形であり、ヒステリシスができるだけ小さいという特性のものが望まれるようになってきている。
そこで、この出願に係る発明の発明者は、押圧力に応じた出力値(位相)の変化がなだらかで、ヒステリシスの比較的に小さい特許文献2に記載された可変容量コンデンサの誘電体と第2の電極との接触面積の変化について調べてみた。図23は、ハードタイプの可変容量コンデンサにおける誘電体と第2の電極との接触面積の変化について説明するための図である。
図23に示すように、第2の電極に対して誘電体側に押圧力(荷重)が加わると、第2の電極と誘電体とは接触するようになる。そして、第2の電極に対する押圧力が0グラム重から50グラム重までの間においては、第2の電極と誘電体との接触面積は比較的に大きく広がっていく。しかし、第2の電極に対する押圧力が50グラム重を超えると、第2の電極と誘電体との接触面積は、少しずつしか広がっていかない。即ち、第2の電極に対する押圧力が0グラム重から50グラム重までの間においては、ハードタイプの可変容量コンデンサの出力値は線形に変化するのに対して、押圧力が50グラム重を超えると、ハードタイプの可変容量コンデンサの出力値は頭打ちとなるのである。
図24は、コンデンサの容量の計算式であり、図25は、図24に示した計算式に従って、特許文献2に記載された可変容量コンデンサの容量を算出して、グラフ化したものを示している。この場合、第2の電極と誘電体との接触面積(電極面積A)は、図25(B)に示すように押圧力に応じて変化する。即ち、図23にも示したように、押圧力が0グラム重から50グラム重までは、接触面積も比較的に大きく変化するが、押圧力が50グラム重を超えると、接触面積の広がりは徐々に小さくなるため、増加率も小さなものとなる。このように、加えられる押圧力が大きくなるに従って、第2の電極と誘電体との接触面積が頭打ちとなるために、図25(A)に示したように、可変容量コンデンサの容量が非線形の特性を有するようになる。
このような状況を踏まえて考察するに、発明者は、第2の電極と誘電体との接触面積を押圧当初は小さくし、押圧力が大きくなるに従って接触面積を大きくするような構成にできれば、所望の容量特性を有する可変容量コンデンサが得られるとの着想を得た。
この発明は、上記着想に基づき、立ち上がり荷重が小さく、ユーザによって加えられることになる押圧力に応じた出力値やヒステリシスが所望の特性となるようにした可変容量コンデンサ及びこれを利用した位置指示器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の可変容量コンデンサは、
第1の面部及び該第1の面部に対向する第2の面部を有する誘電体と、
前記誘電体の第1の面部に配設された第1の電極と、
前記誘電体の前記第2の面部に対向して配設された第2の電極と、
前記第2の電極と前記誘電体とを接触させるための押圧部材と、
を備え、
前記第2の電極は、前記押圧部材の当接中心部から前記第2の面部に沿って端部の方向へ放射状形状に延伸された部分を備えた少なくとも1つの電極片であり、
前記押圧部材の押圧力に応じて接触面積を変化させることで静電容量を変化させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明の可変容量コンデンサによれば、誘電体の第1の面部には第1の電極が配設され、該誘電体の第2の面部に対向するように第2の電極が配設されて、該第2の電極は押圧部材を介して誘電体側に押圧されたときには誘電体に接触する構成となっている。
そして、第2の電極は、押圧部材が接触する部分の中心(当接中心部)から誘電体の第2の面部に沿ってその端部の方向に放射状形状に延伸された部分を備えた1以上の電極片であり、押圧部材を介して加えられる押圧力に応じて、誘電体との接触面積が変えられることにより、コンデンサとしての静電容量を変化させることが可能な構成となっている。
このように、第2の電極は、押圧部材の当接中心部から誘電体の第2の面部に沿ってその端部の方向に放射状形状に延伸された部分を備えることにより、押圧部材を介して押圧された場合に、誘電体の第2の面部と第2の電極との接触面積が、接触当初は小さく、押圧力が大きくなるに従って、大きくなる構成となっている。
これにより、立ち上がり荷重が小さく、押圧力に応じた出力値やヒステリシスが目的とする特性となるようにした可変容量コンデンサが実現される。
この発明にかかる可変容量コンデンサによれば、立ち上がり荷重が小さく、ユーザによって加えられることになる押圧力に応じた出力値やヒステリシスが所望の特性となるようにすることができる。
また、当該可変容量コンデンサを位置指示器に適用することにより、ユーザの操作により一致した情報の出力が可能であって、より精密に情報入力が可能な位置指示器を実現することができる。
この発明の位置指示器の一実施の形態が用いられた入力装置の外観について説明するための斜視図である。 この発明の可変容量コンデンサの第1の実施の形態を説明するための断面図である。 図2に示した第1の実施の形態の可変容量コンデンサの構成する主な部材について説明するための分解斜視図である。 第1の実施の形態の可変容量コンデンサの第2の電極3の形状の一例を説明するための図である。 図2に示した可変容量コンデンサの作用を説明するための図である。 図2に示した可変容量コンデンサの位相−荷重特性を示す図である。 図2に示した可変容量コンデンサの第2の電極の形状の一例について説明するための図である。 図2に示した可変容量コンデンサの第2の電極の中心部の幅Dの違いに応じた出力特性の違いを説明するための図である。 図2に示した可変容量コンデンサの第2の電極の延伸部の幅Lの違いに応じた出力特性の違いを説明するための図である。 図2に示した可変容量コンデンサの第2の電極の形状の他の例について説明するための図である。 図2に示した可変容量コンデンサを用いた位置指示器の一実施例を示す図である。 この発明の可変容量コンデンサの第2の実施の形態を説明するための断面図である。 図12に示した可変容量コンデンサの構成する主な部材について説明するための分解斜視図である。 図12に示した可変容量コンデンサの作用を説明するための図である。 この発明の可変容量コンデンサの第3の実施の形態を説明するための斜視図である。 図15に示した可変容量コンデンサを説明するための断面図である。 図15に示した可変容量コンデンサにかかる導電部材及び誘電体を保持部に取り付けた上体を示す斜視図である。 図15に示した可変容量コンデンサにかかる導電部材の形状を説明するための斜視図である。 この発明の可変容量コンデンサの第4の実施の形態を説明するための斜視図である。 特許文献2に係るハードタイプの可変容量コンデンサの位相−荷重特性を示す図である。 特許文献3に係るソフトタイプの可変容量コンデンサの位相−荷重特性を示す図である。 先願に記載された小型可変容量コンデンサの位相−荷重特性を示す図である。 特許文献2に係るハードタイプの可変容量コンデンサにおける誘電体と第2の電極との接触面積の変化について説明するための図である。 可変容量コンデンサの容量の算出式を示す図である。 特許文献2に係るハードタイプの可変容量コンデンサの容量−荷重特性(図25(A))、面積−荷重特性(図25(B))を示す図である。
以下、この発明の一実施の形態について図を参照しながら説明する。以下においては、まず、位置検出装置とこの発明に係る位置指示器とからなる入力装置の概要について説明する。この後、この発明の位置指示器の一実施の形態に適用されるこの発明の可変容量コンデンサの4つの異なる実施の形態について説明する。
[入力装置]
始めに、この発明の位置指示器が用いられて構成される入力装置の一実施の形態の概要について説明する。図1は、この実施の形態の入力装置の概略構成を説明するための斜視図である。図1に示すように、この実施の形態の入力装置は、位置指示器100と位置検出装置200とから構成されている。
[位置検出装置]
位置検出装置200は、パーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)等の図示しない外部装置にケーブル205を介して接続することによって、これら外部装置の入力装置として用いられるものである。なお、特に図示して説明していないが、かかる位置検出装置200をパーソナルコンピュータ等に内蔵しても良い。
位置検出装置200は、後述する位置指示器100で指示した位置を検出する検出部201と、この検出部201を有する中空の薄い略直方体をなす筐体202とから構成されている。筐体202は、検出部201の検出面を露出させるための開口部203を有する上部筐体204と、この上部筐体204に重ね合わされる図示しない下部筐体を有している。
そして、上部筐体204の四角形の開口部203に検出部201が嵌め込まれ、検出部201の検出面が露出するようにされている。当該筐体202の内部には、電波の送受信用の複数のループコイルや必要となる回路部が搭載されている。このような構成を有する位置検出装置200は、後述する位置指示器100を介したポインティング操作による文字及び図等の入力を受け付ける。
[位置指示器]
位置指示器100は、図1に示したようにペン型に形成されるものである。そして、位置指示器100のケース11内には、詳しくは後述するが、その一方の先端部分がケース11から突出するようにされる芯体71と、芯体71用の位置指示コイル、可変容量コンデンサ、プリント基板等が設けられている。
そして、上述した特許文献1にもその原理が詳しく説明されているが、例えば図1に示したようにタブレットの構成とされた位置検出装置200とペン型の構成とされた位置指示器100との間で電波をやりとりする。これにより、位置検出装置200側において、位置指示器100による指定位置を検出するとともに、位置指示器100に対する使用状態の変化を検出し、これをパーソナルコンピュータなどの外部装置に供給することができる構成になっている。
[可変容量コンデンサの第1の実施の形態]
次に、この発明の位置指示器に用いられるこの発明の可変容量コンデンサの第1の実施の形態について説明する。この第1の実施の形態の可変容量コンデンサは、上述した特許文献2に開示された可変容量コンデンサに用いられた技術を踏襲すると共に、更に改良を行うことにより実現したものである。
図2は、この第1の実施の形態の可変容量コンデンサの構造を示す断面図である。図中、1は誘電体、2は第1の電極、3は第2の電極、4はスペーサ、5は弾性体、6はハウジング、7は押圧体、8及び9は端子である。
図3は、この第1の実施の形態の可変容量コンデンサを構成する主な部材の形状を示す分解斜視図である。図2、図3に示すように、この第1の実施の形態の可変容量コンデンサは、第1のハウジング部材61と、これに下側から挿入するようにされる第2のハウジング部材62とからなるハウジング6内に形成される。そして、図2、図3に示すように、第1の電極2、誘電体1、スペーサ4、第2の電極3、弾性体5の順に積層するようにされ、そして、芯体71とキャップ体72とからなる押圧体7が、弾性体5を介して第2の電極3を誘電体1側に押圧することができる構成になっている。
誘電体1は互いに平行な2つの面1a及び1bを有する略円盤状の固い素材からなるもので、ここでは厚さ2mm、直径4.6mm、比誘電率7000のセラミックスを用いている。そして、図2、図3において、誘電体1の上側の面である面1a側に第1の電極2が設けられ、誘電体1の下側の面である面1b側に第2の電極3が設けられる。
第1の電極2は厚さ0.2mm、直径4.0mmの略円盤状の銀板からなるもので、誘電体1の一の面1aに焼結されて取付けられている。第2の電極3は可撓性を有する絶縁フィルム、ここでは厚さ75μmのポリイミドフィルム上にニクロムを厚さ1000オングストロームで蒸着してなるものである。
スペーサ4は厚さ40μm、比誘電率3.5のポリイミドフィルムからなるもので、外径4.6mm及び内径3.3mmのリング状に形成されたものである。弾性体5は厚さ0.35mmのシリコンゴムからなるもので、直径4.6mmの円盤状の本体部と、その径方向に対向する2つの位置より舌状に延びた係止部とから構成されている。なお、誘電体1の第2の電極3と対向する面1bはその表面精度がRa=0.1μm以下となるように滑らかに研磨仕上げされている。
ハウジング6は、上述もしたように、第1のハウジング部材61及び第2のハウジング部材62からなるもので、これらはいずれも剛性が高い合成樹脂、この実施の形態においてはガラス繊維入りのポリアミドから構成されている。ハウジング部材61は図3に示したように略有底円筒状をなしている。
また、ハウジング部材62はハウジング部材61の内部に収容可能な略円柱状のものであり、ハウジング部材62の軸方向の一端にハウジング部材61と同一径を有する環状の鍔体621を一体的に設けてなるものである。また、ハウジング部材62には図3に示したようにその軸方向に貫通する貫通孔622が設けられている。なお、ハウジング部材62の外径は誘電体1、第2の電極3の電極部、スペーサ4、弾性体5の外径と同じである。
押圧体7は、上述もしたように、芯体71及びキャップ体72からなるもので、これらはそれぞれ硬い素材及び剛性が高い素材、ここではセラミック及びガラス繊維入りのポリアミドから構成されている。芯体71はハウジング部材62の図3に示した貫通孔622の内径よりやや小さい外径を有し、その一端71aは半球状に形成されている。
キャップ体72はハウジング部材62の貫通孔622よりやや小さい外径及び芯体71の外径よりわずかに小さい内径を有し、軸方向の長さはハウジング部材62よりも短い略有底円筒状をなしている。そして、第1の電極2に対しては端子8が接続され、第2の電極3には端子9が接続するようにされる。これら端子8、9は、例えば、黄銅上にニッケルメッキ及び金メッキを施して成っている。
次に、この第1の実施の形態の可変容量コンデンサの組立て方について説明する。まず、図2、図3に示したように、第1のハウジング部材61の上部から端子8、9を挿入して取り付ける。次に、第1のハウジング部材61の内部に一の面1aに第1の電極2が焼結されて取り付けられている誘電体1、スペーサ4、第2の電極3及び弾性体5を表記の順に積層収納する。この際、誘電体1はその一の面1a側、即ち第1の電極2が端子8に当接(接続)される。また、第2の電極2は、後述もするように押圧体7によって押圧された場合に、第2の電極3の蒸着面側がスペーサ4を介して誘電体1の他の面1bに接触可能なように配置される。また、第2の電極3の端子部33aに端子9が当接(接続)される。
次に、第2のハウジング部材62の貫通孔622内にキャップ体72を収納した後、該第2のハウジング部材62を第2のハウジング部材61の下側よりその内部に嵌込む。この際、第1のハウジング部材61と第2のハウジング部材62は所定の位置に設けられる切込みや凹部、凸部が係合することにより互いに固定される。なお、この状態において、各部品間、特に第1の電極2と端子8との間、並びに第2の電極3と端子9との間に所定の力がかかるように、第1のハウジング部材61及び第2のハウジング部材62の各部の寸法が設定されている。
最後に、芯体71の他端71bを第2のハウジング部材62の貫通孔622を通して収納されているキャップ体72の内部に挿入・固定する。なお、予め芯体71とキャップ体72とを組み合わせておき、これらを第2のハウジング部材62に収納してから、該第2のハウジング部材62を第1のハウジング部材61に嵌込んでも良い。
これにより、ハウジング6内に誘電体1及びスペーサ4を挟んでその両側に第1の電極2及び第2の電極3が配置されることになり、これらによってコンデンサが形成される。そして、第2の電極3はスペーサ4を挟んで誘電体1の面1bに対向するようにされているので、押圧部7を通じて加えられる押圧力に応じて誘電体1の面1bと第2の電極3との接触面積が変わることになり、これによって可変容量コンデンサが実現される。
そして、この第1の実施の形態の可変容量コンデンサの上述した基本的な構成は、上述した特許文献2に開示されている可変容量コンデンサと同様のものである。しかし、この第1の実施の形態の可変容量コンデンサにおいては、第2の電極3の形状が、特許文献2に開示された可変容量コンデンサとは全く異なるものである。
図4は、この第1の実施の形態の可変容量コンデンサの第2の電極3の形状の一例を説明するための図である。この第1の実施の形態の可変容量コンデンサの第2の電極3の形状は、図4に示すように、中心Oを含む所定の面積を有する中心部31と、当該中心部31を挟むようにして、中心部31から伸びた延伸部32a、32bと、延伸部32a、32bの端部に設けられた端子部33a、33aとからなっている。
中心部31は、押圧体7を通じて押圧力が加えられた場合に、最初に誘電体1の面1bと接触する部分であり、押圧体7の当接中心部に一致している。また、別の言い方をすると、図4に示した例の場合、図4において点線の円で示したように、中心部31は、中心Oを含み、中心Oを通る中心部31の中心の長さ(直径)が、長さDである円状部分であると定義することができる。なお、長さDは種々選択できるものである。
また、延伸部32a、32bは、中心Oを中心とする中心部31から、その半径方向(図4においてはx軸方向)に放射状形状に伸び、押圧力に応じて誘電体1の面1bと接触状態となり、該半径方向に直交する方向の長さLが、中心部31から離れるに従って長くなるように構成された部分である。なお、図4に示した例の場合、端子部33a、33aを除き、x軸を中心にした上下の部分は線対称となり、また、y軸を中心にした左右の部分は線対称となるように形成している。
なお、延伸部32a側の端子部33aは、上述した端子9の接続部となると共に、第2の電極3をハウジング6内に系止するために用いられる部分である。また、延伸部32b側の端子部33aは、第2の電極3をハウジング6内に系止するために用いられる部分である。なお、これら2つの端子部33a、33aで形状が異なるのは、例えば、第2の電極の表裏を簡単に区別し、積層状態を間違えるなどの不都合を生じさせることが無いようにするためである。
このように、この第1の実施の形態の可変容量コンデンサにおいて、第2の電極3の形状は、従来は円形であった第2の電極に略扇状の切り欠きを施すことにより、図4に示したように、いわゆる蝶が羽を広げたような形状を有するものとしている。そして、押圧部7を通じて第2の電極3に押圧力が加えられると、まず、中心部31が誘電体1の面1bに接触し、押圧力が大きくなるに従って、誘電体1の面1bと接触する部分が第2の電極3の延伸部32a、32bの部分に広がっていくようにされる。
図5は、この第1の実施の形態の可変容量コンデンサの作用を説明するための図である。この第1の可変容量コンデンサにおいて、押圧部7の芯体71に圧力又は変位が全く加わらない状態(初期状態)では、誘電体1の面1bと第2の電極3とはスペーサ4により、図5(A)に示すようにその周辺部を除いて該スペーサ4の厚みに相当する間隔だけ離れ、その間には空気層10が形成されることになる。したがって、この時の端子8、9間の容量値(初期容量)はほぼ誘電体1による容量と比誘電率1.0の空気層10による容量との直列合成容量となり、かなり小さいものとなる。
一方、芯体71に圧力又は変位が加わって押圧部7のキャップ体72が弾性体5を介して第2の電極3を誘電体1側へ湾曲させると、空気層10の厚さはスペーサ4の厚みより小さくなるが、該空気層10による容量は空気層10の厚みに反比例して大きくなり、その分、端子8、9間の容量値も大きくなる。
その後、芯体71に加わる圧力又は変位が増加し、図5(B)に示すように第2の電極3が誘電体1の面1bに接触すると、該接触部分においては誘電体1による容量のみとなり、端子8、9間の容量値は接触面積にほぼ比例して増加することになる。このようにこの第1の実施の形態の可変容量コンデンサの場合には、押圧体7の一端に加わる圧力又は極く微小な変位に対応して大きく変化する容量値が端子8、9より取出される。
そして、この第1の実施の形態の可変容量コンデンサの場合、図4に示したように、第2の電極3の形状は、その中心部31の部分の面積は狭く、延伸部32a、32bの面積は、外側に向かうに従ってより広くなるものとなっている。このため、第2の電極3に加わる押圧力が大きくなるに従って、誘電体1の面1bと接触する第2の電極3の面積は広くなる。
つまり、図23〜図25を用いて説明した特許文献2に記載された可変容量コンデンサのように、押圧力が大きくなるに従って、誘電体1と第2の電極3との接触面積の増加態様が頭打ちになることが無く、線形(リニア)に近い状態で増加していく。したがって、この第1の実施の形態の可変容量コンデンサの場合、位相−荷重特性についても、荷重が増加するに従って位相の変化が頭打ちになることも無いようにすることができる。
図6は、この第1の実施の形態の可変容量コンデンサの位相−荷重特性を示す図である。図6と、従来の可変容量コンデンサの位相−荷重特性を示す図20〜図22とを比較すると、次にことが明らかになる。この第1の実施の形態の可変容量コンデンサの場合には、立ち上がり荷重は非常に軽く、また、位相−荷重特性(いわゆる筆圧特性)のふくらみが比較的に小さく、また、ヒステリシスも比較的小さいと言う特性を実現できる。上述した従来の可変容量コンデンサに比べ、立ち上がり荷重が小さく、押圧力に応じた出力値がより線形に近くなり、さらに、ヒステリシスも小さいと言う特性を実現できる。
[第1の実施の形態の可変容量コンデンサの変形例]
この第1の実施の形態の可変容量コンデンサの第2の電極3の形状については、種々の調整をすることが可能である。図7は、第2の電極3の形状の調整例について説明するための図である。図7(A)、(B)、(C)、(D)において、x軸、y軸は、それぞれ中心部31の中心Oを通り互いに直交する軸を示している。
図7においては、中心部31の直径Dと、延伸部32a、32bにおける中心部31の半径方向(図7においてはx軸方向)に直交する方向の最大長Lとを調整した場合の第2の電極3の形状の4つの例を示している。
そして、図7(A)、(B)、(C)、(D)のそれぞれを比較すると分かるように、中心部31の直径は、D(1)>D(2)>D(3)>D(4)というように、図7(A)に示した形状の場合が最も長く、図7(D)に示した形状の場合が最も短くなっている。
また、延伸部32a、32bにおける中心部31の該半径方向に直交する方向の最大長は、図7(A)のL(1)と図7(D)のL(4)は同じであるが、図7(B)のL(2)と図7(C)のL(3)は、L(1)、L(4)より長くなっている。なお、図7に示した例の場合、L(2)>L(3)となるようにされている場合を示している。
このように中心部31の直径Dと延伸部32a、32bにおける中心部31の該半径方向に直交する方向の最大長Lとの一方または両方を調整することにより、この第1の実施の形態の可変容量コンデンサの位相−荷重特性(筆圧特性)を調整することが可能である。
図8は、中心部31の直径Dに応じた位相−荷重特性を説明するための図であり、図9は、延伸部32a、32bにおける中心部31の半径方向(図9ではx軸方向)に直交する方向の最大長Lに応じた位相−荷重特性を説明するための図である。
まず、図8(A)、(B)に示したように、中心部31の直径Dの長さが異なる第2の電極3を用いた可変容量コンデンサの位相−荷重特性について説明する。図8(C)において、特性FAは、図8(A)に示した直径Dが短い第2の電極3を用いた場合の可変容量コンデンサの位相−荷重特性である。また、図8(C)において、特性FBは、図8(B)に示した直径Dが長い第2の電極3を用いた場合の可変容量コンデンサの位相−荷重特性である。
これら特性FA、特性FBを比較すると分かるように、図8(A)に示したように、第2の電極3の中心部31の直径Dが短い場合には、初期接触時の第2の電極3と誘電体1の面1bとの接触面積を小さく押さえ、その後、接触面積を徐々に大きくすることができる。このため、図8(C)の特性FAに示したように、位相−荷重特性をリニア(線形)な特性とすることができる。
これに対して、図8(B)に示したように、第2の電極3の中心部31の直径Dが長い場合には、初期接触時の第2の電極3と誘電体1の面1bとの接触面積が比較的に大きくなる。このため、直径Dがより短い形状の第2の電極3を用いた場合の位相−荷重特性FAに比べて、立ち上がりはよいものの、線形性は劣化したものとなる。このように、第2の電極3の中心部31の直径Dを調整することによって、位相−荷重特性の主に線形性を調整することができる。
次に、図9(A)、(B)、(C)に示したように、中心部の直径Dは同じであるが、延伸部32a、32bにおける中心部31の半径方向(図9においてはx軸方向)に直交する方向の最大長Lが異なる第2の電極3を用いた可変容量コンデンサの位相−荷重特性について説明する。なお、図9(A)、(B)、(C)に示したように、中心部31の直径Dを変えずに、延伸部32a、32bの該半径方向に直交する方向の最大長Lの長さを長くしていくと、中心部31の直径Dの端部o1を通りx軸に平行な直線kと延伸部32a、32bの辺との成す角θも大きくなっていくことになる。
そして、図9(D)において、特性Faは、図9(A)に示した最大長Lが一番短い第2の電極3を用いた場合の可変容量コンデンサの位相−荷重特性である。また、図9(D)において、特性Fbは、図9(B)に示した最大長Lが中程度の長さの第2の電極3を用いた場合の可変容量コンデンサの位相−荷重特性である。また、図9(D)において、特性Fcは、図9(C)に示した最大長Lが一番長い第2の電極3を用いた場合の可変容量コンデンサの位相−荷重特性である。
これら図9(D)に示した特性Fa、特性Fb、特性Fcを比較すると分かるように、延伸部32a、32bにおける中心部31の半径方向に直交する方向の最大長Lが長くなるに従って、位相−荷重特性の傾きが大きくなる。ここで、中心部31の半径方向は、上述もしたように、図9(A)、(B)、(C)におけるx軸方向である。したがって、延伸部32a、32bにおける中心部31の該半径方向に直交する方向の最大長Lを調整することにより、位相−荷重特性の傾きを調整することができる。
なお、延伸部32a、32bにおける中心部31の該半径方向に直交する方向の最大長Lを調整することは、中心部31の直径Dの端部o1を通りx軸に平行な直線kと延伸部32a、32bの辺との成す角θを調整することと等価である。さらに言えば、延伸部32a、32bは、扇形形状を有している。したがって、延伸部32a、32bを、中心Oを中心とする扇形形状と見た場合、延伸部32a、32bにおける中心部31の該半径方向に直交する方向の最大長Lの調整は、当該扇形形状における中心角を調整することと等価であると言える。
そして、中心部31の直径Dと、延伸部32a、32bにおける中心部31の該半径方向に直交する方向の最大長Lとの一方または両方を調整することによって、この第1の実施の形態の可変容量コンデンサの位相−荷重特性が目的とする特性となるように調整することができるようにされる。
なお、最大長Lの調整は、当該扇形形状における中心角の調整と等価であるので、中心部31の直径Dと、延伸部32a、32bの中心角との一方または両方を調整することによって、この第1の実施の形態の可変容量コンデンサの位相−荷重特性が目的とする特性となるように調整することができると言える。
また、第2の電極3の中心部31の直径Dと、延伸部32a、32bにおける中心部31の該半径方向に直交する方向の最大長Lだけでなく、その他の種々の部分の長さや曲線部分の曲率などを調整することにより、特性の微調整を行うようにすることも可能である。
なお、第2の電極3の形状は上述したものに限るものではない。図10は、第2の電極の形状の他の例を説明するための図である。図10(A)は、上述した第2の電極の形状の場合と同様に、中心部31、延伸部32a、32bを有するものであるが、延伸部32a、32bの形状が上述したものとは異なっている。
すなわち、図10(A)に示す第2の電極3は、延伸部32a、32bにおいて、中心部31からそれぞれの弧(外縁)の端部に伸びた側辺が、延伸部32a、32bの内側に沿った円弧状に形成されたものである。このように、延伸部32a、32bの側辺部分を直線だけでなく曲線となるように、その形状を調整することができる。
また、図10(B)に示す第2の電極3は、1つの延伸部32だけを設けたものである。すなわち、上述した第2の電極は、中心部31を挟んで、2つの延伸部32a、32bを有していたが、図10(B)に示す第2の電極3は、延伸部32aと延伸部32bとの内のいずれか一方だけを設けた構成のものである。
また、図10(C)に示す第2の電極3は、延伸部の数を4つに増やしたものである。すなわち、図10(C)の第2の電極3は、八角形状の中心部31と、4つの延伸部32a、32b、32c、32dからなっているものである。
このように、延伸部の数を増やすことによって、可変容量コンデンサの位相−荷重特性の主に傾きを調整することが可能となる。なお、延伸部の大きさや数は種々の大きさ数とすることが可能であるし、また、中心部31の形状についても、円形状にしたり、多角形状にしたりするなどのことも可能である。すなわち、中心部31の中心から外側に向かう方向である半径方向の複数に延伸部を設けるようすることができる。
また、図10(D)、(E)に示す第2の電極3は、中心部31、延伸部32a、32bを有するものであるが、中心部31の形状が上述したものとは異なっている。すなわち、図10(D)の第2の電極3の場合には、中心部31が四角形状のものとされたものである。当該中心部分31の形状は、正方形、長方形、台形など、種々の四角形状の形状とすることが可能である。また、図10(E)の第2の電極部3の場合は、中心部31が円形上のものとして形成されているものである。なお、円形状の中心部31の直径は種々の値とすることができる。このように、中心部31の形状を変えることにより、可変容量コンデンサの主に立ち上がり特性を調整することが可能となる。
また、上述した実施の形態の第2の電極3の延伸部は、ハウジング6内が円筒状に形成されているため、これに合致するように、端子部や系止部を除いた部分は、略扇形の形状を有するものとしていた。しかし、これに限るものではない。延伸部の形状は、例えば、円弧となる部分を備えない台形、三角形、その他の種々の形状とすることもできる。
すなわち、中心部及び延伸部を含めた第2の電極3の形状は、押圧力が加えられることにより、誘電体1の面1bに接触する場合に、接触当初は接触面積を小さく抑え、その後、押圧力に応じて、接触面積が頭打ちとならず、比較的に大きく増加していくものとすればよい。このようにすることによって、可変容量コンデンサの位相−荷重特性(筆圧特性)を立ち上がりがよく、リニア(線形)で、ヒステリシスが小さくなるようにすることができる。
[第1の実施の形態の可変容量コンデンサを用いた位置指示器]
次に、図1〜図10を用いて説明した第1の実施の形態の可変容量コンデンサを用いて形成する位置指示器100について説明する。図11は、第1の実施の形態の可変容量コンデンサを用いたこの発明に係る位置指示器100の一実施の形態を説明するための断面図である。すなわち、図11は、図1に示した位置指示器100のA−A´線断面図である。図11において、11はペン軸、12はコイル、13は上述した第1の実施の形態の可変容量コンデンサ、14は基板、15はコンデンサである。
ペン軸11は合成樹脂等の非金属素材からなっており、その先端側には芯体71を挿通し得る透孔を備えている。コイル12は芯体71を摺動自在に挿通し得る透孔を備えたフェライトコア上に高周波抵抗の少ないリッツ線を巻回してなるもので、ペン軸1の先端側と可変容量コンデンサ13との間に保持されている。なお、詳しくいえば、可変容量コンデンサ13を構成する第2のハウジング部材62の貫通孔622内にコイル12の一端が収納・保持されている。
基板14はコンデンサ15を搭載するとともに可変容量コンデンサ13を固定するためのもので、その一側は可変容量コンデンサ13の第1のハウジング部材61の底部に固定され、他側はペン軸11の底部に当接する如くなっている。なお、第1のハウジング部材61の底部には該基板14との固定用の突出片を予め一体的に設けておいてもよい。コンデンサ15は周知のチップコンデンサ等であり、該コンデンサ15は可変容量コンデンサ13とともにコイル12に並列に接続され、周知の共振(同調)回路を構成する如くなっている。
そして、当該位置指示器100では芯体71の一端71aを位置検出装置(タブレット)200の検出部4の入力面等に一定以上の圧力をもって押付けない限り、可変容量コンデンサ13における容量値はコンデンサ15に比べて極めて小さく、したがって、共振回路の共振周波数はコイル12及びコンデンサ15の値でほぼ決定される。一方、芯体71の一端 71aを一定以上の圧力をもって押付けると、可変容量コンデンサ13における容量値が共振回路の共振周波数に影響を与える程度の値を有するようになり、該共振回路の共振周波数が変化する。その後、さらに芯体71の一端71aに加える圧力を増していくと、可変容量コンデンサ13における容量値が該芯体71に加わる圧力に比例して変化し、共振回路の共振周波数も該圧力に比例して変化する。
このように、第1の実施の形態の可変容量コンデンサを用いて構成される位置指示器100によれば、一定以上の圧力を加えていない状態と加えた状態とで共振回路の共振周波数を明確に変化させることができ、スイッチ的な情報を伝送することが可能になる。そして、その後においては、位置指示器100においては、圧力に比例して共振周波数を連続的に変化させることができ、連続的な筆圧情報をタブレット側に伝送することができる。
また、前述したような電源を持たない共振回路では該回路中を流れる電流が極く微量であるため、従来の機械的スイッチを用いた場合、そのセルフクリーニング作用による性能の維持が期待できず、耐久性に乏しかった。しかし、位置指示器100の場合には、第1の実施の形態の可変容量コンデンサ13を用いたことにより、長期に亘って安定した情報を位置検出装置(タブレット)200側に伝送することができる。
また、可変容量コンデンサ13は前述したように誘電体及び電極間のわずかな間隔の変化に基づいて容量値が変化するものであり、変位量はごくわずか(数10μm程度以下)であるため、なめらかで自然な操作感が得られる。しかも、第1の実施の形態の可変容量コンデンサは、第2の電極3の形状を例えば図4に示した形状としているので、ユーザの操作に応じて、よりリニア(線形)に変化する位相−荷重特性(筆圧特性)を実現し、より細かな情報入力ができるようにされる。
[可変容量コンデンサの第2の実施の形態]
次に、この発明の可変容量コンデンサの第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態の可変容量コンデンサは、上述した特許文献3に開示された可変容量コンデンサに用いられた技術を踏襲すると共に、更に改良を行うことにより実現したものである。なお、説明を簡単にするため、この第2の実施の形態の可変容量コンデンサにおいて、図2〜図10を用いて上述した第1の実施の形態の可変容量コンデンサと同様に形成される部分には同じ参照符号を付し、それらの部分の詳細な説明については省略する。
図12は、この第2の実施の形態の可変容量コンデンサの構造を示す断面図である。この第2の実施の形態の可変容量コンデンサは、図2に示した第1の実施の形態の可変容量コンデンサの構造を示す断面図と比べると分かるように、大まかな構成はほぼ同様の構成を有している。しかし、図2に示した第1の実施の形態の可変容量コンデンサが有していた第2の電極3と弾性体5との替わりに、図12に示すこの第2の実施の形態の可変容量コンデンサにあっては、第2の電極23を設けたのが相違点である。
図13は、この第2の実施の形態の可変容量コンデンサを構成する主な部材である誘電体1及びそれに当接する部材の形状を示す分解斜視図である。図3と図13とを比較すれば、この第2の実施の形態の可変容量コンデンサと上述した第1の実施の形態の可変容量コンデンサとの相違点はさらに明確となる。図13(A)に示すように、誘電体1は、互いに平行な二つの面である一の面1aとその反対側の他の面1bとを有する略円板状の堅い素材からなるもので、ここでは厚さ2ミリメートル、直径4.6ミリメートル、比誘電率5800程度のセラミックスを用いている。
第1の電極2は厚さ0.2ミリメートル、直径4.0ミリメートルの略円板状の銀板からなるもので、誘電体1の一の面1aに焼結されて取り付けられている。誘電体1の他の面1bは、第1の実施の形態の可変容量コンデンサの場合には鏡面仕上げとしていた。しかし、この第2の実施の形態の可変容量コンデンサの場合には、第2の電極23を導電ゴムとしたことにより、その必要がなくなった。セラミックス誘電体の場合、焼結体であるため、その表面は結晶粒径(数マイクロメートルから数十マイクロメートル程度)に依存してざらざらした状態であるが、素焼きの表面状態でも特性を十分に満足することができる。
第2の電極23は、厚さ0.4mmの導電ゴムからなるもので、その形状は例えば図4を用いて説明した第1の実施の形態の第2の電極3と同様のものである。すなわち、この第2の実施の形態の可変容量コンデンサの第2の電極23は、中心部231と、延伸部232a、232bと、両側の端子部233a、233aとを有している。
ここで、中心部231は、第1の実施の形態の中心部31に対応し、延伸部232a、232bは、第1の実施の形態の延伸部32a、32bに対応している。また、端子部233a、233aは第1の実施の形態の端子部33a、33aに対応している。したがって、第2の電極23は、中心部231と、延伸部232a、232bとによって、誘電体1の他の面1bとの当接面23aを形成している。また、第2の電極23の切り欠き部分を含めた形状は、直径4.6ミリメートルの円板状(平板状)のものとなる。
ここに、第2の電極23を構成する導電ゴムとは、炭素粒子あるいは銀粒子等の導電粒子を混在させた合成ゴムであり、導電性を有するとともに可撓性と弾力性とを併せ持つ材料である。一般に、広義の導電ゴムには、電気抵抗値が圧力に依存するタイプすなわち、加えられる押圧力が大きいほど抵抗値が小さくなる傾向にあるもの(以下、「感圧ゴム」という。)と、電気抵抗値が圧力に依存しないタイプ(以下、「狭義の導電ゴム」という。)とがある。
この二つのタイプのどちらであってもこの第2の実施の形態の可変容量コンデンサの第2の電極23に用いることができる。しかし、この第2の実施の形態においては、狭義の導電ゴムであって、日本工業規格によるゴム硬度が70、体積固有抵抗が5オーム以下のものを用いた。
スペーサ4は、厚さ40μm、比誘電率3.5のポリイミドフィルムからなるもので、外径4.6mm及び内径2.0mmの環状の構成とされたものである。
なお、この第2の実施の形態の可変容量コンデンサのハウジング部6、押圧部7、端子8、9は、上述した第1の実施の形態の可変容量コンデンサのハウジング部6、押圧部7、端子8、9と同様に構成されたものである。
図14は、この第2の実施の形態の可変容量コンデンサの作用を示す説明図である。この第2の実施の形態の可変容量コンデンサにおいて、芯体71に圧力又は変位が全く加わらない状態(初期状態)では、誘電体1の他の面1bと第2の電極23とはスペーサ4により、図14(A)に示すようにその周辺部を除いて該スペーサ4の厚さに相当する間隔だけ離れ、その間には空気層10が形成されることになる。したがって、この時の端子8、9間の容量値(初期容量)はほぼ誘電体1による容量と比誘電率1.0の空気層による容量との直列合成容量に等しくなり、かなり小さいものとなる。
一方、芯体71に圧力又は変位が加わってキャップ体72が第2の電極23を誘電体1側へ湾曲させると、前記空気層10の厚さはスペーサ4の厚さより小さくなるが、該空気層10による容量は空気層10の厚さに反比例して大きくなり、その分、端子8、9間の容量値も大きくなる。この時、第2の電極23が弾力性を有するので、キャップ体72を介して第2の電極23に伝達される押圧力は均等に分散され、空気層10の厚さを滑らかに減少させるように働く。
その後、芯体71に加わる押圧力又は変位が増加し、図14(B)に示すように該第2の電極23が誘電体1の他の面1bに接触すると、該接触部分においては誘電体1による容量のみとなり、端子8、9間の容量値は接触面積にほぼ比例して増加する。
このようにこの第2の実施の形態の可変容量コンデンサによれば、押圧体7の一端に加わる押圧力又は極微小な変位に対応して大きく変化する容量値が端子8、9より取り出される。
しかも、この第2の実施の形態の可変容量コンデンサの場合、第2の電極23の形状は、図4を用いて説明した第1の実施の形態の可変容量コンデンサの第2の電極3の場合と同様の形状を有するものである。すなわち、この第2の実施の形態の可変容量コンデンサの第2の電極23は、図13にも示したように、その中心部231の部分の面積は狭く、延伸部232a、232bの面積は、外側に向かうに従ってより広くなるものとなっている。このため、第2の電極23に加わる押圧力が大きくなるに従って、誘電体1の面1bと接触する第2の電極23の面積は、線形(リニア)に広くなる。
つまり、この第2の実施の形態の可変容量コンデンサの場合にも、図23〜図25を用いて説明した従来のハードタイプの可変容量コンデンサのように、押圧力が大きくなるに従って、誘電体1と第2の電極3との接触面積の増加態様が頭打ちになることが無い。したがって、この第2の実施の形態の可変容量コンデンサの場合、位相−荷重特性についても、荷重が増加するに従って位相の変化が頭打ちになることも無いようにすることができる。
そして、この第2の実施の形態の可変容量コンデンサの場合には、第2の電極23を導電ゴムで形成しているので、押圧力の小さい領域においても安定した出力値が得られるようにされる。また、上述したように、第2の電極23の形状が、図13(C)に示したものとなることによって、その位相−荷重特性(筆圧特性)をよりリニア(線形)にすることができると共に、ヒステリシスも比較的に小さくすることができる。
[第2の実施の形態の可変容量コンデンサの変形例]
なお、この第2の実施の形態の可変容量コンデンサの第2の電極23の形状についても、図7〜図9を用いて説明した第1の実施の形態の場合と同様に種々の調整が可能である。また、この第2の実施の形態の可変容量コンデンサの第2の電極23についても、図10を用いて説明した第1の実施の形態の場合と同様に、種々の形状とすることが可能である。
[第2の実施の形態の可変容量コンデンサを用いた位置指示器]
なお、図11を用いて説明した第1の実施の形態の可変容量コンデンサ13を用いて形成した位置指示器100において、可変容量コンデンサ13を図12〜図14を用いて説明した第2の実施の形態の可変容量コンデンサに変えることもできる。これにより、図12〜図14を用いて説明した第2の実施の形態の可変容量コンデンサを用いた位置指示器100を構成することもできる。そして、第2の実施の形態の可変容量コンデンサは、前述したように誘電体及び電極間のわずかな間隔の変化に基づいて容量値が変化するものであり、変位量は極わずか(数十マイクロメートル程度以下)であるため、滑らかで自然な操作感が得られる。
なお、第1、第2の実施の形態では可変容量コンデンサの押圧体の移動方向をペン軸方向に一致させたが、これをペン軸方向と直交させて側面に設けた操作ボタン等を介して指で押圧する如くなすこともできる。
[可変容量コンデンサの第3の実施の形態]
次に、この発明の可変容量コンデンサの第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態の可変容量コンデンサは、先願(特願2008−305556)に記載された可変容量コンデンサに用いられた技術を踏襲すると共に、更に改良を行うことにより実現したものである。
図15は、この第3の実施の形態の可変容量コンデンサの斜視図であり、図16は、図15に示した可変容量コンデンサのB−B′線断面図である。この第3の実施の形態の可変容量コンデンサもまた、上述した第1、第2の実施の形態の可変容量コンデンサと同様に、加えられた圧力に対応して容量値を変化させるものである。
この第3の実施の形態の可変容量コンデンサのハウジング121内は、中空の略円筒形をなしており、当該ハウジング121内にこの第3の実施の形態の可変容量コンデンサの主要部が搭載され、上部から端子139と、端子153とが導き出される。そして、図16に示すように、当該ハウジング121内には、誘電体122と、この誘電体122を付勢する端子部材123と、保持部材124と、導電部材126と、弾性部材127とを備えて構成される。
図16に示した誘電体122は、例えば略円盤状をなしており、略円形の第1の面部122aと、この第1の面部122aと略平行に対向する略円形の第2の面部122bとを有している。第1の面部122aには、その略全体に亘って第1の電極部136が設けられている。この第1の電極部136は、例えば第1の面部122aに銀板を焼結することで形成される。また、第2の面部122bは、例えば表面を鏡面研磨することで鏡面加工が施されている。
そして、図16に示すように、この誘電体122は、第2の面部122bをハウジング121の軸方向の他端側に向けて、フランジ部131に載置される。更に、この誘電体122は、ハウジング121のフランジ部131に載置した状態で、端子部材123によってホルダ121の軸方向の他端側へ付勢される。なお、誘電体122の形状は、略円盤状だけでなく、略四角形や略六角形等の平板状に形成してもよい。また、第2の面部122bに鏡面加工を施した例を説明したが、第2の面部122bに鏡面加工を施さなくてもよい。
端子部材123は、接点部の一具体例を示す平坦部137と、この平坦部137から連続して形成された2つの係止部138,138と、リード片139とを有している。平坦部137は、略平板状に形成されており、略中央に突起137aが設けられている。この2つの係止部138,138は、第2の係合部の一具体例を示している。
この平坦部137を間に挟むように2つの係止部138,138が設けられている。この係止部138は、略L字状をなしている。この係止部138は、平坦部137の外縁から2回折り曲げることで弾性が付与されている。そして、係止部138の端部には、例えば略四角形状の開口部138aが設けられている。
また、リード片139は、係止部138の端部が突出する方向と反対方向に突出して設けられている。なお、この端子部材123の材質としては、例えばチタン銅に銀メッキを施したもの等が挙げられる。
また、図15及び図16に示すように、端子部材123は、2つの係止部138,138の開口部138a,138aがハウジング121の係止受部133,133に係止されてホルダ121に固定される。このとき、端子部材123の平坦部137が、誘電体122の第1の面部122aに設けた第1の電極部136に当接する。また、端子部材123は、2つの係止部138,138に弾性を付与しているため、誘電体122をハウジング121の軸方向の他端側に付勢する。これにより、平坦部137と第1の電極部136とを確実に接触させることができ、誘電体122と端子部材123との接触不良を防止し又は抑制することができる。更に、誘電体122がホルダ121内で傾くことを防止し又は抑制することも可能である。
そして、端子部材123の平坦部137に突起137aを設けることにより、平坦部137と誘電体122が面接触する。これにより、端子部材123のプレス加工時に発生するソリや浮きに影響を受けることなく、確実に誘電体122の第1の面部122aに設けた第1の電極部136と端子部材123の平坦部137を接触させることができる。
このように、端子部材123は、誘電体122をハウジング121側へ付勢する役割と、当該可変容量コンデンサが搭載される位置指示器100のプリント基板に接続される電極端子としての2つの役割を有している。なお、本例では端子部材123を一部材で形成した場合を説明したが、平坦部137及び係止部138と、リード片139をそれぞれ別部材として形成してもよい。
保持部材124は、略角柱状の基部141と、略円筒状の嵌合部142とを有している。基部141には、略円柱状に凹んだ係合凹部143が設けられている。図16に示すように、この係合凹部143には、芯体71の軸方向の他端71bが挿入される。これにより、保持部材124と芯体71とが接合される。また、この基部141の側面部における互いに対向する2つの平面部には、断面形状が略三角形状の2つの係合部144,144が設けられている。そして、この2つの係合部144,144は、ハウジング121に設けた2つの係合穴132,132に係合される。これにより、保持部材124は、ハウジング121の軸方向に沿って移動可能に支持される。
更に、基部141には、スリット146,146が設けられている。図17は、保持部材124で導電部材126及び弾性部材127を保持した状態を示す斜視図である。図17に示すように、基部141に設けられた2つのスリット146,146は、それぞれ基部141の軸方向の一端から他端側へ所定の長さにわたって切り欠いて形成されている。
また、凹部の一具体例を示す嵌合部142は、基部141の他端側へ突出して形成されている。そして、この嵌合部142には、略等角度間隔に2つの切り欠き147,147が形成されている。この2つの切り欠き147,147は、嵌合部142の軸方向の一端から基部41まで切り欠いて形成されている。なお、この切り欠き147の数は、2つに限定されるものではなく、3つ以上形成してもよく、少なくとも1つあればその目的を達成できるものである。そして、この嵌合部142に導電部材126が嵌合される。
図16及び図17に示すように、導電部材126は、例えば砲弾型に形成されており、その軸方向の一端に曲面部126aを有している。この局面部126aの形状が、この第3の実施の形態の可変容量コンデンサと先願に係る可変容量コンデンサとでは異なっている。なお、この第3の実施の形態の可変容量コンデンサの導電部材126の局面部126aの形状についての詳細は後述するが、比較の対象とするため、図17において導電部材126の局面部126aは、先願に係る可変容量コンデンサの形状を示している。
そして、この導電部材126は、軸方向の他端側の円柱部126bが保持部材124の嵌合部142に嵌合される。なお、この導電部材126の円柱部126bの直径は、例えば保持部材124の嵌合部142の内径よりもやや大きく設定されている。これにより、導電部材126と保持部材124の嵌合部142の嵌め合いの関係は、しまりばめの関係に設定されている。その結果、導電部材126が保持部材124の嵌合部142から抜け落ちることを防止し又は抑制することができる。
また、この導電部材126は、導電性を有すると共に弾性変形可能な部材からなる。このような部材としては、例えば、シリコン導電ゴムや、加圧導電ゴム(PCR:Pressure
sensitive Conductive Rubber)などを挙げることができる。かかる部材を使用することで、芯体71に加えられる筆圧(圧力)の増加に伴って、誘電体122の第2の面部122bと導電部材126との接触面積が増加するようになっている。
弾性部材127は、例えば導電性を有するコイルばねであり、弾性を有する巻回部151と、この巻回部151の一端部に端子片153と、巻回部151の他端部に接続部152とを有している。
そして、図16に示すように、導電部材126及び弾性部材127は、保持部材124に取り付けられて、ハウジング121の筒孔121aに収納される。このとき、導電部材126の軸方向の一端側に形成された曲面部26aが誘電体122の第2の面部122bに対向し、第2の電極部を形成する。
そして、図16に示すように、芯体71の指示部(先端)71aに対してこの第3の実施の形態の可変容量コンデンサ側に圧力(筆圧)がかかると、当該可変容量コンデンサの保持部材124は、芯体71の軸部71bの他端に押圧される。これにより、保持部材124は、ハウジング121の軸方向の一端側に移動する。そして、導電部材126の曲面部126aが誘電体122の第2の面部122bに接触して第2の電極部を形成する。更に芯体71の指示部71aに圧力がかかると、導電部材126は、誘電体122の第2の面部122bに押圧されて変形(扁平化)する。その結果、導電部材126と第2の面部122bとの接触面積が変化することにより、誘電体22の容量値が変化する。そして、端子部材123と弾性部材127の間でその容量値が検出される。これにより、指示部71aにかかる圧力を検出することができる。
このように、この第3の実施の形態の可変容量コンデンサの場合には、芯体71に対して圧力が加わっていない場合には、導電部材126は、誘電体122に接触しない。このため、上述した第1、第2の実施の形態の可変容量コンデンサの空気層10が存在するのと同じ状態になり、当該可変容量コンデンサの容量はかなり小さなものとなる。しかし、芯体71に対して圧力が加えられた場合には、導電部材126は誘電体122に接触し、加えられた圧力に応じて接触面が大きくなり、接触面積に応じた容量を検出することができるようにされる。
[導電部材126の曲面部126aの形状]
この第3の実施の形態の可変容量コンデンサの導電部材126は、上述したように砲弾型に形成されるものである。しかし、この第3の実施の形態の導電部材126の曲面部126aは、図17に示したようにドーム上に形成されたものではない。図18は、この第3の実施の形態の可変容量コンデンサの導電部材126の曲面部126aの形状を示す図である。図18(A)は、切り欠き部26aR側から曲面部126aを示す斜視図であり、図18(B)は、延伸部26a2側から曲面部126aを示す斜視図である。また、図18(C)は、曲面部126aを真上から見た場合の上面図である。
図18に示すように、この第3の実施の形態の導電部材126の曲面部126aは、その両側に切り欠き部26aR、25aLが設けられ、上面から見ると、中心部26a1と、これを挟む延伸部26a2、26a3とを有するように形成されている。すなわち、中心部26a1と、これを挟む延伸部26a2、26a3とが、誘電体122の面122bと接触する接触部(第2の電極部)を構成するようにされている。
そして、曲面部126aは、中心部26a1部分の幅が狭く、延伸部26a2、26a3は、外側に向かうほど、半径方向(図18(C)において直径Dと直交する方向)と直交する方向の長さが長くなる形状とされている。つまり、中心部26a1は、芯体71を通じて押圧力が加えられた場合に、最初に誘電体122の面122bと接触する部分である。また、別の言い方をすると、中心部26a1は、図18(C)において点線の円で示したように、中心Oを含み、中心Oを通る中心部26a1の中心の長さ(直径)が、長さDである円状部分であると定義することができる。なお、長さDは種々選択できるものである。
また、延伸部26a2、26a3は、中心Oを中心とする中心部26a1から、該半径方向に伸び、押圧力に応じて誘電体122の面122bと接触状態となり、該半径方向に直交する方向の長さLが、中心部26a1から離れるに従って長くなるように構成された部分である。すなわち、この第3の実施の形態の導電部材126の曲面部126aは、誘電体122の面122bとの接触部分の形状が、図4、図7〜図9を用いて説明した第1、第2の実施の形態の第2の電極3と同様の形状になるように形成されている。
このような形状を有することによって、この第3の実施の形態の可変容量コンデンサの場合にも、芯体71に押圧力が加わった場合に、最初は導電部材126の曲面部126aと誘電体122の面122bと接触面積は狭く、押圧力が大きくなる従ってより線形(リニア)に接触面積を広くしていくことができるようにされる。
つまり、この第3の実施の形態の可変容量コンデンサの場合にも、図23〜図25を用いて説明した従来のハードタイプの可変容量コンデンサのように、押圧力が大きくなるに従って、誘電体122と第2の電極を形成する導電部材126の曲面部126aとの接触面積の増加態様が頭打ちになることが無い。したがって、この第3の実施の形態の可変容量コンデンサの場合、位相−荷重特性についても、荷重が増加するに従って位相の変化が頭打ちになることも無いようにすることができる。
そして、この第3の実施の形態の可変容量コンデンサの場合には、導電部材126事態を導電ゴムで形成しているので、押圧力の小さい領域においてもより安定した出力値が得られるようにされる。また、上述したように、導電部材126の曲面部126aの形状が、図18に示したものとなることによって、その位相−荷重特性(筆圧特性)をよりリニア(線形)にすることができると共に、ヒステリシスも比較的に小さくすることができる。
[第3の実施の形態の可変容量コンデンサの変形例]
なお、この第3の実施の形態の可変容量コンデンサの導電部材126の曲面部126aの形状についても、図7〜図9を用いて説明した第1、第2の実施の形態の場合と同様に種々の調整が可能である。また、この第3の実施の形態の可変容量コンデンサの導電部材126の曲面部126aについても、図10を用いて説明した第1、第2の実施の形態の場合と同様に、種々の形状とすることが可能である。
[第3の実施の形態の可変容量コンデンサを用いた位置指示器]
なお、図11を用いて説明した第1の実施の形態の可変容量コンデンサ13を用いて形成した位置指示器100において、可変容量コンデンサ13を図15〜図18を用いて説明した第3の実施の形態の可変容量コンデンサに変えることもできる。これにより、図15〜図18を用いて説明した第3の実施の形態の可変容量コンデンサを用いた位置指示器100を構成することもできる。
そして、この第3の実施の形態の可変容量コンデンサは、弾性部材127の弾性力と導電部材126の曲面部126aの復元力とによって、導電部材126を誘電体122から離す方向に付勢している。これにより、誘電体122と導電部材126の曲面部126aが常時接触状態となることを防止し、弾性部材の劣化を防止して、可変容量コンデンサの耐久性を向上させ、信頼性のより高い位置指示器を実現できる。
また、この第3の実施の形態の可変容量コンデンサは、ヒステリシスを小さくすることができ、ある荷重を加えた時と除荷した時の位相差を小さくすることができる。その結果、筆圧のコントロールが容易にすることができ、この第3の実施の形態の可変容量コンデンサ15を位置指示器100に搭載した際に、位置指示器の書き味や感触を向上させることができる。
[可変容量コンデンサの第4の実施の形態]
次に、この発明の可変容量コンデンサの第4の実施の形態について説明する。この第4の実施の形態の可変容量コンデンサは、図15〜図18を用いて上述した第3の実施の形態の可変容量コンデンサとほぼ同様に構成されるものである。しかし、誘電体122と第2の電極を構成する導電部材126の構成が、第3の実施の形態のものとは異なっている。これ以外の部分は、第3の実施の形態の可変容量コンデンサと同様に形成される。
このため、この第4の実施の形態の可変容量コンデンサは、図15〜図17を用いて説明した第3の実施の形態の可変容量コンデンサと同様に構成されるものとし、第3の実施の形態の可変容量コンデンサと異なる部分を中心に説明する。
図19は、この第4の実施の形態の可変容量コンデンサの要部を説明するための図である。この第4の実施の形態の可変容量コンデンサにおいて、図15〜図18を用いて説明した第3の実施の形態の可変容量コンデンサと異なる部分は、図19(A)に示した可変容量コンデンサを構成する部分の内、誘電体122と導電部材126である。
この第4の実施の形態の可変容量コンデンサにおいては、誘電体122の第2の面部122bの構成が、図19(B)に示す構成とされる。すなわち、誘電体122は、上述もしたように、略円板状のものである。そして、この第4の実施の形態の可変容量コンデンサの誘電体122において、第2の電極となる導電部材126と接触する第2の面部は、図19(B)に示すように、電極接触部122b1とマスク部122b2、122b3とからなるように構成されている。
ここで、電極接触部122b1は、誘電率の高い誘電体部分が露出した部分である。マスク部122b2、122b3は、比誘電率ができるだけ空気に近い物質、例えばゴムや樹脂、あるいは、ポリイミドフィルムなどによりマスクした部分である。ここで、電極接触部分122b1は、上述した第1、第2の実施の形態の第2の電極と同様の形状を有している。すなわち、中心部b11と、延伸部b1a、b1bを有する形状となっている。
中心部b11は、第2の電極を構成する導電部材126が誘電体の第2の面部と最初に接触する当接中心を含む部分と接触する部分である。また、別の言い方をすると、中心部b11は、図19(B)において点線の円で示したように、中心Oを含み、中心Oを通る中心部b11の中心の長さ(直径)が、長さDである円状部分であると定義することができる。なお、長さDは種々選択できるものである。
また、延伸部b1a、b1bは、中心Oを中心とする中心部b11から、その半径方向(図19(B)において直径Dと直交する方向)に放射状形状に伸び、押圧力に応じて導電部材126と接触状態となり、該半径方向に直交する方向の長さLが、中心部b11から離れるに従って長くなるように構成された部分である。
そして、導電部材126は、上述した先願(特願2008−305556)に係る可変容量コンデンサの導電部材126と同じ形状のものである。すなわち、この第4の実施の形態の可変容量コンデンサの導電部材126の局面部126aは、ドーム上の形状を有している。
そして、芯体71に押圧力が加わり、導電部材126が押し上げられると、導電部材126と誘電体122の第2の面部122bとが接触するようになる。この場合、導電部材126は、誘電体122の第2の面部122bの電極接触部分122b1と接触し、これら2つが接触する部分の面積は、最初は狭く、押圧力が大きくなる従ってより線形(リニア)に広くしていくことができるようにされる。
つまり、上述した第3の実施の形態の可変容量コンデンサと同様の出力特性が得られる可変容量コンデンサを形成することができる。この第4の実施の形態の可変容量コンデンサの場合、導電部材126の形状を図18に示したような形状に加工する必要は無く、誘電体122の第2の面部122bの構成を、図19(B)を用いて説明した構成とすればよいので、比較的に簡単に製造することが可能である。
なお、上述した第4の実施の形態においては、誘電体122の第2の面部122bのマスク部122b2、122b3は、ゴム等によりマスクした部分として説明したが、これに限るものではない。図19(B)において網掛けして示したマスク部122b2、122b3部分を削ることにより、空気層とするようにしてもよい。
[第4の実施の形態の可変容量コンデンサの変形例]
なお、この第4の実施の形態の可変容量コンデンサの誘電体122の第2の面部122bに形成する電極接触部分122b1の形状についても、図7〜図9を用いて説明した第1、第2の実施の形態の第2の電極の場合と同様に種々の調整が可能である。また、この第4の実施の形態の可変容量コンデンサの誘電体122の第2の面部122bに形成する電極接触部分122b1の形状についても、図10を用いて説明した第1、第2の実施の形態の第2の電極の場合と同様に、種々の形状とすることが可能である。
[第4の実施の形態の可変容量コンデンサを用いた位置指示器]
なお、図11を用いて説明した第1の実施の形態の可変容量コンデンサ13を用いて形成した位置指示器100において、可変容量コンデンサ13を図15〜図17、図19を用いて説明した第4の実施の形態の可変容量コンデンサに変えることもできる。これにより、図15〜図17、図19を用いて説明した第4の実施の形態の可変容量コンデンサを用いた位置指示器100を構成することもできる。
そして、この第4の実施の形態の可変容量コンデンサ基本的な構造は、上述した第3の実施の形態の可変容量コンデンサと同様である。このため、誘電体122と導電部材126の曲面部126aが常時接触状態となることを防止し、弾性部材の劣化を防止して、可変容量コンデンサの耐久性を向上させ、信頼性のより高い位置指示器を実現できる。
また、この第4の実施の形態の可変容量コンデンサは、ヒステリシスを小さくすることができ、ある荷重を加えた時と除荷した時の位相差を小さくすることができる。その結果、筆圧のコントロールが容易にすることができ、この第4の実施の形態の可変容量コンデンサを位置指示器100に搭載した際に、位置指示器の書き味や感触を向上させることができる。
1…誘電体、1a…一の面、1b…他の面、2…第1の電極、3、23…第2の電極、4…スペーサ、5…弾性体、6…ハウジング、61…第1のハウジング部材、62…第2のハウジング部材、7…押圧体、71…芯体、71a…先端部、71b…後端部、72…キャップ体、8、9…端子、10…空気層、11…ペン軸、12…コイル、13…可変容量コンデンサ、14…基板、15…コンデンサ、122…誘電体、122a…第1の面部、122b…第2の面部、123…端子部材、124…保持部材、 126…導電部材、126a…曲面部、127…弾性部材、131…フランジ部(凸部)、132…係合穴(第1の係合部)、133…係止受部、134…貫通孔、136…第1の電極部、137…平坦部(接点部)、138…係止部(第2の係合部)、138a…開口部、139…リード片、141…基部、142…嵌合部(凹部)、143…係合凹部、144…係合部、147…切り欠き、151…巻回部、152…接続部(第2の端子部)、153…端子片(第1の端子部)、100…位置指示器、200…位置検出装置

Claims (9)

  1. 第1の面部及び該第1の面部に対向する第2の面部を有する誘電体と、
    前記誘電体の第1の面部に配設された第1の電極と、
    前記誘電体の前記第2の面部に対向して配設された第2の電極と、
    前記第2の電極と前記誘電体とを接触させるための押圧部材と、
    を備え、
    前記第2の電極は、前記押圧部材の当接中心部から前記第2の面部に沿って端部の方向へ放射状形状に延伸された部分を備えた少なくとも1つの電極片であり、
    前記押圧部材の押圧力に応じて接触面積を変化させることで静電容量を変化させることを特徴とする可変容量コンデンサ。
  2. 前記第2の電極は、更に導電性弾性部材により構成され平板状に形成されたこと
    を特徴とする請求項1の可変容量コンデンサ。
  3. 前記第2の電極は、前記当接中心部を通る直線に対して略線対称に配設された前記電極片からなることを特徴とする請求項2の可変容量コンデンサ。
  4. 前記電極片は、前記当接中心部から端部方向へ延びる扇形形状からなる
    ことを特徴とする請求項3の可変容量コンデンサ。
  5. 前記当接中心部を通る直線に前記当接中心部で直交する直線において、該直線に垂直方向の電極の幅と、前記扇形形状の中心角の一方または両方を調整することによって、
    前記押圧力に対する前記接触面積に応じた静電容量の変化特性を変える
    ことを特徴とする請求項4の可変容量コンデンサ。
  6. 第1の面部及び該第1の面部に対向する第2の面部を有する誘電体と、
    前記誘電体の第1の面部に配設された第1の電極と、
    前記誘電体の前記第2の面部に対向して配設された第2の電極と、
    前記第2の電極と前記誘電体とを接触させるための押圧部材と、
    を備え、
    前記第2の面部は、前記押圧部材の当接中心部から前記第2の面部に沿って端部の方向へ放射状形状に延伸された部分を少なくとも1つ備えた形状であり、
    前記押圧部材の押圧力に応じて前記第2の電極との接触面積を変化させることで静電容量を変化させることを特徴とする可変容量コンデンサ。
  7. 前記第2の電極は、更に導電性弾性部材により略円柱状に形成されたこと
    を特徴とする請求項1または請求項6の可変容量コンデンサ。
  8. 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6または請求項7に記載の可変容量コンデンサを有し、該可変容量コンデンサを回路素子の一部とする共振回路を備えたことを特徴とする位置指示器。
  9. 筆記具様の筺体すなわちペン軸を有する請求項8記載の位置指示器であって、
    前記第2の電極と前記誘電体との間に存する相対的な圧力又は変位を変化させる方向が該ペン軸の長手方向と一致する如く前記可変容量コンデンサを配置し、
    前記ペン軸先端に該方向と同じ方向にわずかに摺動可能な芯体を設け、
    該芯体に加わる圧力を前記可変容量コンデンサに伝達する如く該芯体と前記可変容量コンデンサを連結したことを特徴とする位置指示器。
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