JP3071553B2 - 可変容量コンデンサ及びこれを利用した位置指示器 - Google Patents

可変容量コンデンサ及びこれを利用した位置指示器

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JP3071553B2
JP3071553B2 JP4096039A JP9603992A JP3071553B2 JP 3071553 B2 JP3071553 B2 JP 3071553B2 JP 4096039 A JP4096039 A JP 4096039A JP 9603992 A JP9603992 A JP 9603992A JP 3071553 B2 JP3071553 B2 JP 3071553B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部より加わる圧力又
は変位に従って容量値が変化する可変容量コンデンサ及
びこれを使用した位置指示器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、位置指示器から指定位置の情
報とともにその使用状態の変化情報をタブレット側に伝
達して座標値以外のパラメタ、例えば線の太さ、指定位
置あるいは指定領域の色相や濃度(明度)等を変化させ
るようになした座標入力装置が種々知られている。
【0003】出願人は昭和62年特許出願第20829
3号(特開昭64−53223参照)(以下、先行技術
1と称す。)において、タブレットと位置指示器との間
で電波をやりとりすることにより、位置指示器による指
定位置を検出するとともに該位置指示器に対する使用状
態の変化を検出し得る装置について提案した。
【0004】先行技術1について簡単に説明すると、タ
ブレットのループコイルより所定の電波を送信させ、該
電波を位置指示器に設けた同調回路に受信させる。この
際、該電波を受信した同調回路より発信される電波を前
述した電波の送信を停止したタブレットのループコイル
に受信させ、誘導電圧を発生させる。これを複数のルー
プコイルについて順次切り替えて繰り返し、各ループコ
イルに発生した誘導電圧のレベルに基づいて位置指示器
による指定位置の座標値を検出する。
【0005】また、前記位置指示器の同調回路はフェラ
イトチップを備えた芯体をペン軸方向に変位並びに復旧
自在に収納したコイルとコンデンサとを直列に接続した
ものであって、該位置指示器に対する使用状態、ここで
は筆圧の変化に応じて前記芯体が変位し、コイルのイン
ダクタンスが変化してその同調周波数が変化するが、該
同調周波数の変化を前記誘導電圧の位相角の変化として
検出し、これによって、位置指示器に対する使用状態の
変化を検出する如くなしたものであった。
【0006】ところが、先行技術1に記載した位置指示
器では、その構造上ある程度のストロークが生じてしま
うとともに、同調周波数の変化幅をあまり大きくするこ
とができないという問題があったため、出願人は、平成
2年特許出願第206774号(以下、先願に係る技術
2と称す。)において、「可変容量コンデンサ及びこれ
を使用した位置指示器」を提案した。
【0007】先願に係る技術2について簡単に説明する
と、圧力またはごく微小な変位(数十マイクロメートル
以下)に基づいて容量値を大きく変化させ得る可変容量
コンデンサと、これを使用した位置指示器とを実現すべ
く新規な構造を有する可変容量コンデンサを提案したも
のであった。この先願に係る技術2について図10から
図13を参照しつつ説明する。
【0008】図10は、先願に係る技術2に開示した可
変容量コンデンサの構造を示す断面図である。図中、1
は誘電体、2は第1の電極、3は第2の電極、4はスペ
ーサ、5は弾性体、6はハウジング、7は押圧体、8及
び9は端子である。
【0009】図11は、先願に係る技術2に開示した可
変容量コンデンサを構成する主な部材の形状を示す分解
斜視図である。第2の電極3及び弾性体5は、図11
(C)及び図11(D)に示すようにいずれも略円板状
の形状をした部材である。第2の電極3は可撓性を有す
る絶縁フィルム、例えば厚さ75マイクロメートルのポ
リイミドフィルム上にニクロムを厚さ1000オングス
トローム蒸着してなるものであった。ニクロム蒸着面に
対する密着度を高めるため、誘電体1の他の面1bは相
当の精度で研磨する必要があった。弾性体5は、弾力性
を有する部材、例えば厚さ0.35ミリメートルのシリ
コンゴムからなるものである。
【0010】ここに、可撓性と弾力性とは、通常混同さ
れて用いられることのある用語であるが、ここでは明確
に区別して用いることとする。すなわち、可撓性とは、
撓むことのできる性質、あるいはしなうことのできる性
質であり、押圧力に対してそのものが変形でき、かつそ
の押圧力が取り除かれたときもとの状態に復元できるこ
とをいう。押圧方向に関してそのものの寸法が変わるか
どうかは問わない。それに対して、弾力性とは、押圧力
が加えられたとき、その押圧方向に関してそのものの寸
法が小さくなり、その押圧力が取り除かれたときもとの
状態に復元できることをいう。押圧方向に関してそのも
のが撓むか否かは問わない。また、本出願に関しては、
引っ張りに関する弾力性は考えないこととする。あまり
に大きすぎる押圧力に関しては上述の復原力を持たなく
なるのはいうまでもないが、一定の大きさよりも小さい
押圧力に関しては可撓性にあっても弾力性にあってもフ
ックの法則が成り立つ範囲があると考えられる。すなわ
ち、可撓性にあっては、押圧力とそのものの変位の大き
さとの関係について、弾力性にあっては、押圧力とその
ものの寸法の縮み方の大きさとの関係について比例関係
の成り立つような領域がある。
【0011】図12は、先願に係る技術2に開示した可
変容量コンデンサの作用を示す説明図である。図12
(A)は、可変容量コンデンサに押圧力が全く加わらな
い状態即ち初期状態の各部材の位置関係を表している。
このときの端子8、9間の容量値(初期容量)はほぼ誘
電体1による容量と比誘電率1.0の空気層10による
容量との直列合成容量となり、かなり小さいものとな
る。
【0012】一方、第2の電極3は可撓性を有するか
ら、キャップ体72及び弾性体5を介して押圧力を加え
ると、誘電体1側に湾曲し、空気層10の厚さは小さく
なる。それに伴い、端子8、9間の容量は大きくなる。
その後押圧力の増大に伴い、図12(B)に示すよう
に、第2の電極3は誘電体1の他の面1bに接触し、接
触面積の増大とともに端子8、9間の容量値が大きくな
る。この時の容量値の増大は誘電体1の他の面1bの研
磨精度にかかっており、その表面精度がRa=0.1マ
イクロメートル以下となるように滑らかに研磨仕上げす
ることにより良好な結果が得られていた。
【0013】図13は、先願に係る技術2に開示した可
変容量コンデンサに加えた押圧力と出力値との関係を示
すグラフである。横軸は押圧力の大きさであり、単位は
グラム重である。縦軸は位相を表し、単位はディグリー
である。先行技術1に開示したように該コンデンサの容
量値の変化は共振によって反射される電波の位相のズレ
として出力される。図13に示される如く、この出力値
は対数的な変化をするものである。すなわち、押圧力の
値の小さいうちは線形的であり、押圧力の大きい領域で
は増加が頭打ちとなる。この結果は共振回路の特性から
生じたものであって、人為的に得られたものではなかっ
たが、触覚を初めとする人間の五官が対数的であるとい
う研究結果に照らし合わせてもマンマシーンインターフ
ェース的見地から好ましいことであり、また事実として
使い勝手のよいスタイラスペンを提供したものであっ
た。ちなみに、この対数的な特性は先行技術1において
も同様である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、先願に係
る技術2は優れたスタイラスペンを世に問うものであっ
た。事実コンピュータグラフィクス等の分野においてこ
のペンが広く受け入れられた。しかし、他の分野とりわ
け手書き文字入力等の分野においては、特に筆圧荷重の
小さい領域における感度に関して改良の余地があること
に、本発明の発明者は気づいた。
【0015】図13に示すように、先願に係る技術2に
あっては、筆圧荷重20グラム重あたりから出力値は出
るものの、筆圧荷重の小さい領域での出力値が安定しな
いため、安定した出力値を得るためには、筆圧荷重40
グラム重以上で用いる必要があった。しかし、手書き文
字をスタイラスペンにて入力し、文字認識を行うシステ
ムでは、筆圧荷重20グラム重以下でも安定した出力が
得られるものが望ましい。なぜなら、文字を書く場合、
人間の最小操作圧は、20グラム重前後にあるからであ
る。なお、通常のオンオフスイッチをメカニカルな構成
にて実現しようとする場合でも20グラム重以下の操作
荷重で安定して作動するものは市場には出回っていな
い。
【0016】本発明の発明者は、先願に係る技術2の持
つ上記の限界は、第2の電極が可撓性のみを有し、弾力
性を有しないことに起因すると考えた。即ち、第2の電
極を構成するポリイミドフィルムは可撓性を有し、撓む
ものではあるが、押圧方向についての寸法の変化まです
るものではなかった。ヤング率が大きすぎるからであ
る。発明者は、第2の電極として可撓性のみならず、弾
力性をも併せ持つ材料を用いれば、上記の限界を乗り越
えられるのではないかと考えた。そして、様々な電子・
電気材料の調査、研究、実験を繰り返して遂に本発明に
行き着いたものである。本発明の目的は、先願に係る技
術2を改良し、筆圧荷重20グラム重以下で安定した出
力値を得ることのできる可変容量コンデンサ及びこれを
利用した位置指示器を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明にかかる可変容量コンデンサは、誘電体と、
該誘電体の一の面に取り付けられた第1の電極と、前記
誘電体の他の面側に配置された可撓性を有する第2の電
極と、該第2の電極と前記誘電体の他の面との間をその
一部を除いてわずかな間隔だけ離隔する手段と、前記第
2の電極と前記誘電体との間に存する相対的な圧力又は
変位を変化させる手段とを備えた可変容量コンデンサに
おいて、前記第2の電極が可撓性のみならず、弾力性を
も併せ持つ材料にて構成される如くしたものである。
【0018】また、前記第2の電極が導電粒子を混在さ
せた合成ゴムからなることとすることができる。
【0019】さらに、これを利用した位置指示器として
上述の可変容量コンデンサを有し、該可変容量コンデン
サを回路素子の一部とする同調回路を備えた位置指示器
を構成することができる。
【0020】また、筆記具様の筺体即ちペン軸を有する
位置指示器であって、前記第2の電極と前記誘電体との
間に存する相対的な圧力又は変位を変化させる方向が該
ペン軸の長手方向と一致する如く前記可変容量コンデン
サを設け、前記ペン軸先端に該方向と同じ方向にわずか
に摺動可能な芯体を設け、該芯体に加わる圧力を前記可
変容量コンデンサに伝達する如く該芯体と前記可変容量
コンデンサを連結した位置指示器とすることができる。
【0021】
【作用】前記第2の電極を可撓性のみならず、弾力性を
も併せ持つ材料からなるものとすることにより、従来の
弾性体は不要になり、該第2の電極に、より直接的に押
圧力が伝達され、より小さい押圧力を該可変容量コンデ
ンサが感知して容量値を変化させる如く作用する。
【0022】また、前記第2の電極が導電粒子を混在さ
せた合成ゴムからなることとすることにより、該第2の
電極と誘電体の他の面との微視的な面接触を実現する如
く働く。押圧体を介して加わる押圧力によって第2の電
極表面が誘電体の他の面に接触すると、容量値が発生す
るが、更に押圧力を加え続けると、第2の電極を構成す
る材料が押圧方向に弾力性を持つため誘電体の他の面に
接触する面が適度につぶれて誘電体の他の面と密着する
ようになる。この時、誘電体の他の面が研磨されてない
状態でも、材料の硬度を適度に調整すれば、密着性保持
を制御できるように働く。
【0023】さらに、該可変容量コンデンサを回路素子
の一部とする同調回路を備えた位置指示器を構成するこ
とにより、小さい操作圧にて同調周波数を変化させるこ
とのできる位置指示器を実現する如く作用する。
【0024】また、筆記具様の筺体即ちペン軸を有する
位置指示器に該コンデンサを利用することにより、より
軽いタッチでペンダウンを感知するスタイラスペンを実
現する如く働く。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しつつ説明する。図1は、本発明にかかる可変容量コン
デンサの構造を示す断面図である。図10に示す先行技
術2と比べてわかるように、大まかな構成はほぼ同様で
あり、図10に示す第2の電極3と弾性体5との替わり
に、図1に示す本発明の実施例にあっては、第2の電極
23を設けたのが相違点である。
【0026】図2は、本発明にかかる可変容量コンデン
サを構成する主な部材である誘電体1及びそれに当接す
る部材の形状を示す分解斜視図である。図2と図11と
を比較すれば、本発明にかかる可変容量コンデンサの実
施例と従来例との相違点はさらに明確となる。図2
(A)に示すように、誘電体1は、互いに平行な二つの
面である一の面1aとその反対側の他の面1bとを有す
る略円板状の堅い素材からなるもので、ここでは厚さ2
ミリメートル、直径4.6ミリメートル、比誘電率58
00程度のセラミックスを用いている。第1の電極2は
厚さ0.2ミリメートル、直径4.0ミリメートルの略
円板状の銀板からなるもので、誘電体1の一の面1aに
焼結されて取り付けられている。誘電体1の他の面1b
は、先行技術2にあっては鏡面仕上げとしていたが、第
2の電極23を導電ゴムとしたことにより、その必要が
なくなった。セラミックス誘電体の場合、焼結体である
ため、その表面は結晶粒径(数マイクロメートルから数
十マイクロメートル程度)に依存してざらざらした状態
であるが、素焼きの表面状態でも特性を十分に満足する
ことができる。
【0027】第2の電極23は、厚さ0.4mmの導電
ゴムからなるもので、直径4.6ミリメートルの円板状
の誘電体当接面23aと、その径方向に対向する二つの
位置から舌状に延びた端子部23および係止部とから構
成されている。ここに、導電ゴムとは、炭素粒子あるい
は銀粒子等の導電粒子を混在させた合成ゴムであり、導
電性を有するとともに可撓性と弾力性とを併せ持つ材料
である。一般に、広義の導電ゴムには、電気抵抗値が圧
力に依存するタイプすなわち、加えられる押圧力が大き
いほど抵抗値が小さくなる傾向にあるもの(以下、「感
圧ゴム」という。)と、電気抵抗値が圧力に依存しない
タイプ(以下、「狭義の導電ゴム」という。)とがあ
る。この二つのタイプのどちらであっても本発明に用い
ることができる。本実施例にあっては、狭義の導電ゴム
であって、日本工業規格によるゴム硬度が70、体積固
有抵抗が5オーム以下のものを用いた。
【0028】第2の電極23の有する弾力性は、押圧体
から加わる押圧力を第2の電極23の誘電体当接面23
aに均等にゆるやかに分散させるのに必要なものであ
る。第2の電極23の有する可撓性は、巨視的見地から
第2の電極23と誘電体1の他の面1bとの面接触を可
能にならしめるものである。また、第2の電極を導電粒
子を混在させた合成ゴムとしたことは微視的見地から第
2の電極23と誘電体1の他の面との接触度を押圧力の
大きさに応じて高めるものである。
【0029】スペーサ4は、厚さ40マイクロメート
ル、比誘電率3.5のポリイミドフィルムからなるもの
で、外径4.6ミリメートル及び内径2.0ミリメート
ルの環状部4aと、これより舌状に延びた係止部4bと
から構成されている。
【0030】ハウジング6は、図3に示す第1のハウジ
ング部材61及び図4に示す第2のハウジング部材62
とからなるもので、これらはいずれも剛性が高い合成樹
脂、ここではガラス繊維入りのポリアミドから構成され
ている。
【0031】第1のハウジング部材61は、図3に示す
ように、略有底円筒状をなし、その側壁611の径方向
に対向する二つの位置には開口部612から底部613
に向かって、所定の長さを有する二つの切込み614、
615がそれぞれ設けられている。該切込み614、6
15の開口部612近傍にはそれぞれ係合凹部614
a、615aが二つずつ設けられている。また、底部6
13の中央には端子8引出し用の透孔616が設けられ
ている。
【0032】第2のハウジング部材62は、図4に示す
ように、ハウジング部材61の内部に収容可能な略円柱
状の本体621の側面に前記切込み614、615にそ
れぞれ対応した凸条622、623を、また、該本体6
21の軸方向の一端にハウジング部材61と同一径を有
する環状の鍔体624を一体的に設けてなるものであ
る。また、凸条622、623の鍔体624近傍には前
記係合凹部614a、615aにそれぞれ対応した係合
凸部622a、623aがそれぞれ設けられている。ま
た、本体621には貫通孔625が設けられているが、
該貫通孔625はそれぞれ内径の異なる三つの部分上部
625a、中央部625b、下部625cからなってい
る。なお、本体621の外径は誘電体1の外径、第2の
電極23の誘電体当接部23aの外径、スペーサ4の環
状部4aの外径と同じであり、凸条622、623の端
面形状及び寸法は第2の電極23の端子部23b、係止
部23c、スペーサ4の係止部4bと同様である。
【0033】押圧体7は、図5(B)に示す芯体71及
び図5(A)に示すキャップ体72からなるもので、芯
体71は硬い素材ここではセラミックによって、キャッ
プ体72は剛性が高い素材、ここではガラス繊維入りの
ポリアミドによってそれぞれ構成されている。
【0034】前記芯体71は、前記ハウジング部材62
の貫通孔625の中央部625bよりやや小さい外径を
有し、図5(B)に示すように、その先端部71aは半
球状に形成されている。また、キャップ体72は前記ハ
ウジング部材62の貫通孔625の上部625aよりや
や小さい外径及び625aとほぼ同様な長さ並びに芯体
71の外形よりわずかに小さい内径を有する略有底円筒
状をなしている。また、該キャップ体72の側壁721
の径方向に等間隔な三つの位置には開口部722から底
部723に向かって三つの切込み724、725、72
6がそれぞれ設けられており、また、底部723の外側
は球面状に形成されている。
【0035】図6は、端子8及び端子9の形状を示す分
解斜視図である。端子8、9はそれぞれ図6(A)、図
6(B)に示すように円板状の電極部8a、9aの一の
面の略中央より前記ハウジング部材61の透孔616、
617の内径とほぼ同様な外径を有する円柱状のリード
部8b、9bを延設してなるもので、ここでは黄銅上に
ニッケルメッキ及び金メッキを施してなっている。
【0036】次に、前記可変容量コンデンサの組立て方
について説明する。
【0037】まず、ハウジング部材61の透孔616、
617に端子8、9をその電極部8a、9aが内側とな
るように取付ける。次に、ハウジング部材61の内部に
誘電体1、スペーサ4、第2の電極23をこの順に積層
収納する。この際、誘電体1はその一の面1a側に焼結
された銀からなる電極即ち第1の電極2が端子8の電極
部8aに当接し、また、電極23はその誘電体当接面2
3a側がスペーサ4を介して誘電体1の他の面1bに当
接する如く配置される。なお、第2の電極23の端子部
23bは切込み614に、また、スペーサ4の係止部4
b及び第2の電極23の係止部23cにそれぞれ係止さ
れる如く配置され、第2の電極23の端止部23bは端
子9の電極部9aに当接する如くなる。
【0038】次に、第2のハウジング部材62の貫通孔
625の上部625a内にキャップ体72をその底部7
23が表出する如く収納した後、該第2のハウジング部
材62を第1のハウジング部材61の開口部612より
その内部に嵌込む。この際、第1及び第2のハウジング
部材61と62は凸条622及び623が切込み614
及び615にそれぞれ挿入される如く組み合わされ、さ
らに係合凸部622a及び623aが係合凹部614a
及び615aにそれぞれ係合することにより互いに固定
される。
【0039】なお、この状態において、各部品間、特に
第2の電極2と端子8の電極部8aとの間、並びに第2
の電極23の端子部23bと端子9の電極部9aとの間
に所定の圧力が加わりそれぞれが圧着される如く、ハウ
ジング部材61及び62の各部の寸法が設定されている
ものとする。
【0040】最後に、芯体71の後端部71bをハウジ
ング部材62の貫通孔625の下部625c、中央部6
25bを通してキャップ体72の内部に挿入・固定す
る。
【0041】なお、予め芯体71とキャップ体72とを
組み合わせておき、これらを第2のハウジング部材62
に収納してから、該第2のハウジング部材62を第1の
ハウジング部材61に嵌込んでもよい。
【0042】前記構成によれば、誘電体1及びスペーサ
4を挟んでその両側に第1の電極2及び第2の電極23
が配置されることになり、これらによってコンデンサが
形成される。
【0043】図7は、本発明にかかる可変容量コンデン
サの作用を示す説明図である。前記コンデンサにおい
て、芯体71に圧力又は変位が全く加わらない状態(初
期状態)では、誘電体1の他の面1bと第2の電極23
とはスペーサ4により、図7(A)に示すようにその周
辺部を除いて該スペーサ4の厚さに相当する間隔だけ離
れ、その間には空気層10が形成されることになる。従
って、この時の端子8、9間の容量値(初期容量)はほ
ぼ誘電体1による容量と比誘電率1.0の空気層による
容量との直列合成容量に等しくなり、かなり小さいもの
となる。
【0044】一方、芯体71に圧力又は変位が加わって
キャップ体72が第2の電極23を誘電体1側へ湾曲さ
せると、前記空気層10の厚さはスペーサ4の厚さより
小さくなるが、該空気層10による容量は空気層10の
厚さに反比例して大きくなり、その分、端子8、9間の
容量値も大きくなる。この時、第2の電極23が弾力性
を有するので、キャップ体72を介して第2の電極23
に伝達される押圧力は均等に分散され、空気層10の厚
さを滑らかに減少させるように働く。このように働く弾
力性は後述する微視的弾力性と区別するため、巨視的弾
力性と呼ぶことにする。
【0045】その後、芯体71に加わる押圧力又は変位
が増加し、図7(B)に示すように該第2の電極23が
誘電体1の他の面1bに接触すると、該接触部分におい
ては誘電体1による容量のみとなり、端子8、9間の容
量値は接触面積にほぼ比例して増加する。この際、第2
の電極23は巨視的見地からすれば、その可撓性によ
り、押圧力の大きさに応じて誘電体1との密着度を高め
るものであるが、微視的見地からすれば、それらの二つ
の面の有するある程度の荒さを補う如くに、第2の電極
23側が押圧力に応じて適度に潰れる性質即ち微視的弾
力性により、両者の密着度が高まるものである。この微
視的弾力性は導電ゴムの硬度を変えることにより調整が
可能である。
【0046】このように本実施例の可変容量コンデンサ
によれば、押圧体7の一端に加わる押圧力又は極微小な
変位に対応して大きく変化する容量値が端子8、9より
取り出される。
【0047】図8は、本発明にかかる可変容量コンデン
サに加えた押圧力と出力値との関係を示すグラフであ
る。横軸は押圧力の大きさであり、単位はグラム重であ
る。縦軸は位相を表し、単位はディグリーである。先行
技術1に開示したように該コンデンサの容量値の変化は
共振によって反射される電波の位相のズレとして出力さ
れる。図8に示される如く、この出力値は先行技術と同
様に対数的な変化をするものである。図13に示す先行
技術と異なる点は、押圧力の小さい領域においても安定
した出力値が得られる点である。即ち、図13に示す先
行技術では20グラム重以下では出力値が得られず、2
0グラム重から40グラム重では不安定な出力値しか得
られないのに対し、本発明にかかる可変容量コンデンサ
にあっては、20グラム重以下でも安定した出力値が得
られる。
【0048】図9は、本発明にかかる可変容量コンデン
サを用いた位置指示器の一実施例を示す図である。図
中、11はペン軸、12はコイル、13は前述した可変
容量コンデンサ、14は基板、15はコンデンサであ
る。本実施例にあっては部品点数も少なく、軽いものば
かりであるから8グラム程度の重さにすることが可能で
ある。
【0049】ペン軸11は、合成樹脂等の非金属素材か
らなっており、その先端側には芯体71を挿通し得る透
孔を備えている。コイル12は芯体71を摺動自在に挿
通し得る透孔を備えたフェライトコア上に高周波抵抗の
少ないリッツ線を巻き回してなるもので、ペン軸11の
先端側と可変容量コンデンサ13との間に保持されてい
る。なお、詳しくいえば、可変容量コンデンサ13を構
成する第2のハウジング部材62の貫通孔625の下部
625c内にコイル12の一端が収納・保持されてい
る。
【0050】基板14はコンデンサ15を搭載するとと
もに、可変容量コンデンサ13を固定するためのもの
で、その一側は可変容量コンデンサ13の第一のハウジ
ング部材61の底部613に固定され、他側はペン軸1
1の底部に当接する如くなっている。なお、ハウジング
部材61の底部613には該基板14との固定用の突出
片を予め一体的に設けておいてもよい。
【0051】コンデンサ15は周知のチップコンデンサ
等であり、該コンデンサ15は可変容量コンデンサ13
とともにコイル3に並列に接続され、周知の共振(同
調)回路を構成する如くなっている。
【0052】前記位置指示器では芯体71の一端71a
をタブレットの入力面(図示せず)等に一定以上の押圧
力をもって押し付けない限り、可変容量コンデンサ13
における容量値がコンデンサ15に比べて極めて小さ
く、従って、同調回路の共振周波数はコイル12及びコ
ンデンサ15の値でほぼ決定される。一方、芯体71の
一端71aを一定以上の押圧力をもって押し付けると、
可変容量コンデンサ13における容量値が同調回路の共
振周波数に影響を与える程度の値を有する様になり、該
同調回路の共振周波数が変化する。その後、さらに芯体
71の一端71aに加える押圧力を増していくと、可変
容量コンデンサ13における容量値が該芯体71に加わ
る押圧力に応じて変化し、同調回路の共振周波数も該押
圧力に応じて変化する。
【0053】このように前記位置指示器によれば、一定
以上の押圧力を加えていない状態と加えた状態とで同調
回路の共振周波数を明確に変化させることができ、スイ
ッチ的な情報を伝送することが可能になるとともに、そ
の後は押圧力に応じて共振周波数を連続的に変化させる
ことができ、連続的な筆圧情報をタブレット側に伝送す
ることができる。また、可変容量コンデンサ13は前述
したように誘電体及び電極間のわずかな間隔の変化に基
づいて容量値が変化するものであり、変位量は極わずか
(数十マイクロメートル程度以下)であるため、滑らか
で自然な操作感が得られる。
【0054】なお、前記実施例では可変容量コンデンサ
の押圧体の移動方向をペン軸方向に一致させたが、これ
をペン軸方向と直交させて側面に設けた操作ボタン等を
介して指で押圧する如くなすこともできる。
【0055】
【発明の効果】上述の如く、本発明にかかる可変容量コ
ンデンサは、第2の電極を可撓性のみならず、弾力性を
も有する材料にて構成したから、より小さい押圧力、即
ち20グラム重以下の領域でも安定した出力値が得られ
る。
【0056】また、従来に比して部品点数が減ったか
ら、低コスト、組み立て時の組み立て工数の削減が実現
し、歩留まりが向上した。
【0057】さらに、前記第2の電極として導電ゴムを
用いたことにより、誘電体との当接面における微視的な
意味の弾力性が得られるから、誘電体表面を鏡面仕上げ
とすることが不要になり、組立時の塵の影響が従来より
緩和された。これにより、低コスト工程削減等の効果が
得られた。
【0058】この可変容量コンデンサを座標検出装置の
位置指示器として利用することにより、より軽い操作荷
重を感知するスイッチをもつ位置指示器が得られた。
【0059】特にスタイラスペンに用いることにより、
ペンの操作荷重が10g前後の軽いタッチのペンが実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる可変容量コンデンサの構造を
示す断面図
【図2】 本発明にかかる可変容量コンデンサを構成す
る主な部材である誘電体1及びそれに当接する部材の形
状を示す分解斜視図
【図3】 第1のハウジング部材61の形状を示す分解
斜視図
【図4】 第2のハウジング部材62の形状を示す分解
斜視図
【図5】 押圧体7を構成する芯体71及びキャップ体
72の形状を示す分解斜視図
【図6】 端子8及び端子9の形状を示す分解斜視図
【図7】 本発明にかかる可変容量コンデンサの作用を
示す説明図
【図8】 本発明にかかる可変容量コンデンサに加えた
押圧力と出力値との関係を示すグラフ
【図9】 本発明にかかる可変容量コンデンサを用いた
位置指示器の一実施例を示す図
【図10】 先願に係る技術2に開示した可変容量コン
デンサの構造を示す断面図
【図11】 先願に係る技術2に開示した可変容量コン
デンサを構成する主な部材の形状を示す分解斜視図
【図12】 先願に係る技術2に開示した可変容量コン
デンサの作用を示す説明図
【図13】 先願に係る技術2に開示した可変容量コン
デンサに加えた押圧力と出力値との関係を示すグラフ
【符号の説明】
1 誘電体 1a 一の面 1b 他の面 2 第1の電極 3、23 第2の電極 3a、23a 誘電体当接面 3b、23b 端子部 23c 係止部 4 スペーサ 4a 環状部 4b 係止部 5 弾性体 5a 押圧力伝達部 5b、5c 係止部 6 ハウジング 61 第1のハウジング部材 611 側壁 612 開口部 613 底部 614、615 切込み 614a、615a 係合凹部 616、617 透孔 62 第2のハウジング部材 622、623 凸条 622a、623a 係合凸部 624 鍔体 625 貫通孔 625a 上部 625b 中央部 625c 下部 7 押圧体 71 芯体 71a 先端部 71b 後端部 72 キャップ体 721 側壁 722 開口部 723 底部 724、725、726 切込み 8、9 端子 8a、9a 電極部 8b、9b リード部 10 空気層 11 ペン軸 12 コイル 13 可変容量コンデンサ 14 基板 15 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 5/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体と,該誘電体の一の面に取り付け
    られた第1の電極と,前記誘電体の他の面側に配置され
    た可撓性を有する第2の電極と,該第2の電極と前記誘
    電体の他の面との間をその一部を除いてわずかな間隔だ
    け離隔する離隔手段と,前記第2の電極と前記誘電体と
    の間に存する相対的な圧力又は変位を変化させる押圧手
    段とを備えた可変容量コンデンサにおいて, 前記第2の電極が可撓性及び弾力性を有し,かつ多数の
    導電粒子を含む材料にて構成されることを特徴とする可
    変容量コンデンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の可変容量コンデンサにお
    いて, 前記第2の電極が導電粒子を混在させた合成ゴムからな
    ることを特徴とする可変容量コンデンサ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のいずれかに記載の可変
    容量コンデンサを有し, 該可変容量コンデンサを回路素子の一部とする同調回路
    を備えたことを特徴とする位置指示器。
  4. 【請求項4】 筆記具様の筐体すなわちペン軸を有する
    請求項3記載の位置指示器であって, 前記第2の電極と前記誘電体との間に存する相対的な圧
    力又は変位を変化させる方向が該ペン軸の長手方向と一
    致する如く前記可変容量コンデンサを配置し, 前記ペン軸先端に該方向と同じ方向にわずかに摺動可能
    な芯体を設け, 該芯体に加わる圧力を前記可変容量コンデンサに伝達す
    る如く該芯体と前記可変容量コンデンサとを連結したこ
    とを特徴とする位置指示器。
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