JP2009105290A - 可変容量コンデンサ、位置指示器及び座標入力装置 - Google Patents

可変容量コンデンサ、位置指示器及び座標入力装置 Download PDF

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Abstract

【課題】可変容量コンデンサの構成を簡略化すると共に誘電体と電極を確実に接触させる。
【解決手段】開口部22と主面部23を有する筐体15に誘電体16を収納する。誘電体16の第1の面部28と第2の面部29を貫通する孔と筐体15の主面部23に設けた貫通孔に、一端部が筐体15の主面部23から筐体15の外側に突出させて導電ピン17を挿入する。そして、リード電極18の接触部32を誘電体16の第2の面部29と筐体15の主面部23の間に介在させると共に、端子片33を筐体15の主面部23から外側に突出させる。また、導電性弾性部材19を、誘電体16の第1の面部28に近接して設ける。更に、リード電極18の接触部32または誘電体16を付勢して、誘電体16の第2の面部29とリード電極18の接触部32を接触させる付勢部材21を設ける。これにより、誘電体と電極を確実に接触することができ、良好な筆圧特性を得ることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、筆圧検出部として用いられる可変容量コンデンサ、その可変容量コンデンサを有する位置指示器及びこの位置指示器を備えて構成される座標入力装置に関するものである。
近年、パーソナルコンピュータ等の入力デバイスとして座標入力装置が用いられている。この座標入力装置は、例えば、ペン型に形成された位置指示器と、この位置指示器を用いて、ポインティング操作や文字及び図等の入力を行う入力面を有する位置検出装置から構成されている。
そして、位置指示器の筆圧検出部には、従来から特許文献1に記載されているような可変容量コンデンサが用いられている。この特許文献1に記載された可変容量コンデンサは、誘電体の一の面に取り付けられた第1の電極と、誘電体の他の面側に配置された可撓性を有する第2の電極を有している。そして、第2の電極と誘電体の他の面との間をその一部を除いてわずかな間隔だけ隔離する手段と、第2の電極と誘電体との間に相対的な圧力または変位を加える手段を備えている。
図19に、特許文献1に開示される可変容量コンデンサの具体的な構成を示す。
この可変容量コンデンサ200は、略円盤状の誘電体201と、誘電体201の一の面201aに取り付けられた第1の電極202と、誘電体201の他の面201b側に配置された第2の電極203等を有している。第2の電極203は、可撓性を有しており、リング状のスペーサ204を介して誘電体201の他の面201b側に配設されている。また、第2の電極203における誘電体201と反対側には、弾性体205を介して棒状の芯体210が設けられている。
第1の電極202の一面側には、第1の端子206が設けられている。第1の端子206は、円盤状のフランジ部206aと、このフランジ部206aの一面の略中央から延在するリード部206bから構成されている。フランジ部206aは、筆圧が加わったときに第1の電極202の一面に接触し、該第1の電極202と電気的に接続される。
第2の電極203の端部には、第2の端子207が設けられている。第2の端子207は、第1の端子206と同様に、円盤状のフランジ部207aと、このフランジ部207aの一面の略中央から延在するリード部207bから構成されている。フランジ部207aは、筆圧が加わったときに第2の電極203の一面の端部に接触し、該第2の電極203と電気的に接続される。
このような構成を有する可変容量コンデンサ200は、芯体210に圧力または変位が全く加わらない状態(初期状態)では、図19Aに示すように、誘電体201の他の面201bと第2の電極203の間にスペーサ204により、わずかな間隔が形成される。なお、図19Bに示すように、芯体210に圧力が加わると、第2の電極203が誘電体201の他の面201bに接触する。そして、この第2の電極203と誘電体201の他の面201bの接触面積が増加すると、第1及び第2の端子206,207間の容量値が増加する。その結果、第1及び第2の端子206,207間の容量値の変化を検出することにより、芯体210に加わる圧力(筆圧)が検出される。
特開平4−96212号公報
しかしながら、特許文献1に記載された可変容量コンデンサでは、図19に示すように、第2の電極と誘電体との間をその一部を除いてわずかな間隔だけ隔離する手段として、リング状のスペーサや可撓性を有する第2の電極等が必要であった。そのため、部品点数が多くなり、可変容量コンデンサの組み立てが複雑になる、という問題があった。更に、誘電体が組立時や使用時に傾いたりすると、第1の電極または第2の電極が確実に誘電体の一または他の面に接触されないため、位置指示器の筆圧特性に悪影響を与える、という問題もあった。
本発明の目的は、上述の問題点を考慮し、可変容量コンデンサの構成を簡略化すると共に誘電体と電極を確実に接触することができる可変容量コンデンサを提供することにある。
本発明の可変容量コンデンサは、一面が開口された開口部と、開口部と対向し、貫通孔が設けられた主面部を有する中空の筐体と、この筐体に収納されると共に、第1の面部とこの第1の面部と対向する第2の面部を貫通する孔を有する誘電体と、この誘電体の孔と筐体の主面部に設けた貫通孔とを挿入し、一端が筐体の主面部から筐体の外側に突出し、かつ他端が誘電体の第1の面部に当接するピンヘッド部を有する導電ピンと、誘電体の第2の面部と筐体の主面部の間に介在される接触部と、筐体の主面部から筐体の外側に突出する端子片と、を有するリード電極と、誘電体の第1の面部に近接して設けられる導電性弾性部材と、を備えている。そして、リード電極の接触部または誘電体を付勢して、誘電体の第2の面部とリード電極の接触部を接触させる付勢部材を設けたことを特徴とする。
本発明の位置指示器は、外装部として形成されるケースと、このケースに収納され、かつケースの外側に突出する指示部を有する棒状の芯体と、この芯体が押圧されることにより圧力を検出する可変容量コンデンサと、を備えている。
この可変容量コンデンサは、上述したとおりのものであり、一面が開口された開口部と、開口部と対向し、貫通孔が設けられた主面部を有する中空の筐体と、この筐体に収納されると共に、第1の面部とこの第1の面部と対向する第2の面部を貫通する孔を有する誘電体と、この誘電体の孔と筐体の主面部に設けた貫通孔とを挿入し、一端が筐体の主面部から筐体の外側に突出し、かつ他端が誘電体の第1の面部に当接するピンヘッド部を有する導電ピンと、誘電体の第2の面部と筐体の主面部の間に介在される接触部と、筐体の主面部から筐体の外側に突出する端子片と、を有するリード電極と、誘電体の第1の面部に近接して設けられる導電性弾性部材と、を備えている。そして、リード電極の接触部または誘電体を付勢して、誘電体の第2の面部とリード電極の接触部を接触させる付勢部材を設けたことを特徴としている。
また、本発明の座標入力装置は、入力面を有する位置検出装置と、この入力面に対して位置を指示する位置指示器と、を備えている。位置指示器は、上述したとおりのものであり、外装部として形成されるケースと、このケースに収納され、かつケースの外側に突出する指示部を有する棒状の芯体と、この芯体に押圧されることにより圧力を検出する可変容量コンデンサと、から構成されている。
可変容量コンデンサは、上述したものと同様に、一面が開口された開口部と、開口部と対向し、貫通孔が設けられた主面部を有する中空の筐体と、この筐体に収納されると共に、第1の面部とこの第1の面部と対向する第2の面部を貫通する孔を有する誘電体と、この誘電体の孔と筐体の主面部に設けた貫通孔とを挿入し、一端が筐体の主面部から筐体の外側に突出し、かつ他端が誘電体の第1の面部に当接するピンヘッド部を有する導電ピンと、誘電体の第2の面部と筐体の主面部の間に介在される接触部と、筐体の主面部から筐体の外側に突出する端子片と、を有するリード電極と、誘電体の第1の面部に近接して設けられる導電性弾性部材と、を備えている。そして、リード電極の接触部または誘電体を付勢して、誘電体の第2の面部とリード電極の接触部を接触させる付勢部材を設けたことを特徴としている。
本発明の可変容量コンデンサ、位置指示器及び座標入力装置によれば、筆圧検出部となる可変容量コンデンサの構成を簡略化できるだけでなく、付勢部材によって誘電体と電極を確実に接触することができ、良好な筆圧特性を得ることができる。
以下、本発明の可変容量コンデンサ、位置指示器及び座標入力装置を実施するための実施形態について、図1〜18を参照して説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態について、図1〜図5を参照して説明する。図1は、本発明の位置指示器の実施形態を示す断面図であり、電磁誘導方式により図17に示すような位置検出装置に対して位置を指示する位置指示器1を構成するものである。すなわち、位置指示器1は、位置検出装置から送信される特定周波数の電磁波に対して共振する共振回路を有しており、この共振回路で検出した共振信号を位置検出装置に送信することにより位置検出装置に対して位置を指示するようになっている。
図1に示すように、位置指示器1は、外装部を形成するケース2と、指示部3aを有する芯体3と、位置検出用コイル4と、筆圧検出部として作用する可変容量コンデンサ5と、フェライトコア6と、電子部品が実装されたプリント基板7等を備えて構成されている。
ケース2は、一方が閉じられた有底の円筒状をなしている。このケース2は、軸方向に重ね合われて組立結合される第1のケース8と第2のケース9とから構成されている。第1のケース8は、軸方向の一端側が略円錐状をなしており、その先端に開口部11を有している。そして、この第1のケース8の軸方向の他端は、開口している。
第2のケース9は、軸方向の一端が開口し、かつ他端が閉じられた円筒形をなしている。第1のケース8と第2のケース9は、同一軸線上に配置されて、接着剤や固定ねじ等の固着手段により固定されている。そして、第2のケース9に、電子部品が実装されたプリント基板7が接着剤や固定ねじ等の固着手段によって固定されており、第1のケース8には、フェライトコア6が収納されている。
フェライトコア6は、円筒形をなしており、その筒穴6aに芯体3が貫通している。そして、フェライトコア6の軸方向の一端側から芯体3の指示部3aが突出している。更に、フェライトコア6の外周には、共振回路を構成する位置検出用コイル4が巻回して装着されている。位置検出用コイル4の図示しない両端は、プリント基板7を介して電子部品に電気的に接続されている。
芯体3は、棒状の部材からなり、ペン先の役割を有する指示部3aと、指示部3aに連続する軸部3bから構成されている。この芯体3は、ケース2の軸方向に沿ってケース2内に収納されている。指示部3aは、略円錐状をなしており、芯体3をケース2内に収納した際に、第1のケース8の開口部11から外側に突出するようになっている。そして、軸部3bの他端には、芯ホルダ12が取り付けられている。
次に、本発明の可変容量コンデンサの詳細を図2に従って説明する。図2は、本発明の可変容量コンデンサの第1の実施の形態を示す分解斜視図である。可変容量コンデンサ5は、加えられる圧力に対応して容量値を変化させるコンデンサで、筐体の一具体例を示すスリーブ部15と、誘電体16と、誘電体16の両端間の電気的な導通を行う導電ピン17と、プリント基板7の電子部品と電気的に接続されるリード電極18と、導電性弾性部材19と、付勢部材21等から構成されている。
この図2に示すように、芯ホルダ12は、略円筒形をなしており、その芯ホルダ12の外周には、断面形状が略三角形状の2つの係合部12a,12aが設けられている。また、芯ホルダ12は、軸方向の一端から所定の長さにわたって切り欠いたスリット12bが形成されている。そして、このスリット12b側から芯体3の軸部3bが筒孔に挿入される。
スリーブ部15は、中空の略円筒形をなしており、その側面には二面を平行に切り欠くことによって二面幅部を有している。このスリーブ部15は、軸方向の一端に一面が開口された開口部22を有し、軸方向の他端には主面部23を有している。開口部22と対向する主面部23には、リード電極18の後述する2つの端子片33,33が貫通する2つの切り込み24,24と、略中心に導電ピン17の一端部が貫通する貫通孔25が設けられている。この主面部23は、二面幅部と連続する2つの角部にそれぞれ溝部26,26が形成されている。そして、スリーブ部15の側面部には、芯ホルダ12の2つの係合部12a,12aと係合する2つの係合受部27,27が設けられている。なお、このスリーブ部15の材質としては、例えばエンジニアリングプラスチック等が挙げられる。
誘電体16は、薄い略直方体をなしており、その角部は面取りされている。そして、この誘電体16は、略四角形の第1の面部28と、この第1の面部28と対向する第2の面部29を有している。更に、この誘電体16は、第1の面部28と第2の面部29を貫通する孔30が設けられている。第1の面部28には、孔30の縁に、孔30の直径よりも大きな直径を有する座グリ穴が設けられている。図4及び図5に示すように、誘電体16は、第2の面部29をスリーブ部15の主面部23側に向けてスリーブ部15内に収納される。
導電ピン17は、細い棒状をなしており、軸方向の他端に円盤状のピンヘッド部31を有している。ピンヘッド部31は、導電ピン17を誘電体16の孔30に挿入した際に、第1の面部28に設けた座グリ穴に挿入される。そして、この導電ピン17の一端部は、プリント基板7の図示しない接点部に例えば抵抗溶接や超音波溶接等によって接続される。これにより、導電ピン17は、プリント基板7の電子部品と電気的に接続される。
リード電極18は、平板状をなす接触部32と、2つの端子片33,33を有している。接触部32は、誘電体16の第2の面部29と略等しい大きさに設定されている。また、接触部32は、略中心に導電ピン17が挿通する開口穴34を有している。2つの端子片33,33は、接触部32の対向する二辺から略垂直をなして連続して形成されている。このリード電極18の材質としては、例えばチタン銅に銀メッキを施したもの等が挙げられる。
また、リード電極18は、2つの端子片33,33をスリーブ部15の主面部23に設けた2つの切り込み24,24に挿通させて、スリーブ部15の内部に収納される。そして、2つの端子片33,33は、プリント基板7の図示しない接点部に例えば抵抗溶接や超音波溶接等によって接続される。これにより、リード電極18は、プリント基板7の電子部品と電気的に接続される。
導電性弾性部材19は、砲弾型をなしており、円柱部が芯ホルダ12の筒穴に収納される。このようにして、導電性弾性部材19は、芯ホルダ12を介して芯体3の軸方向の他端部に取り付けられる。
付勢部材21は、結合部材の一具体例を示すハトメ36と、ばね部材37から構成されている。ハトメ36は、円筒部36aと、その軸方向の一端部にフランジ部36bを有している。このハトメ36の筒穴に、導電ピン17の一端部を挿入して、円筒部36aの側面を潰してかしめることにより、導電ピン17とハトメ36が結合される。
ばね部材37は、略コの字型をなす板ばねである。ばね部材37は、略長方形をなす平面部37aと、この平面部37aの長手方向の一端から略垂直をなして連続する第1の脚部37bと、平面部37aの長手方向の他端から略垂直をなして連続する第2の脚部37cを有している。平面部37aは、略中央に導電ピン17が貫通する開口穴38を有している。2つの脚部37b,37cは、互いに対向しており、スリーブ部15の主面部23に設けた2つの溝部26,26に挿入される。ばね部材37の材質としては、弾性を有するものであれば良く、例えばチタン銅や、ステンレス鋼等の金属が挙げられる。
なお、この実施の形態では、ばね部材37を略コの字型をなす板ばねを適用した例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、コイルばね等その他各種の弾性を有する部材を用いてもよい。
このような構成を有する可変容量コンデンサ5は、例えば次のようにして組み立てられる。以下、当該可変容量コンデンサ5の組み立てについて、図2〜図5を参照して説明する。図3は、本発明の可変容量コンデンサの第1の実施の形態を示す斜視図、図4は、本発明の可変容量コンデンサの第1の実施の形態にかかる導電ピンと結合部を固定する前の状態を示す図、図5は、導電ピンと結合部とを固定した後の状態を示す図である。
まず、図2に示すように、スリーブ部15の主面部23の2つの切り込み24,24にリード電極18の2つの端子片33,33を挿通させて、リード電極18をスリーブ部15内に収納する。次に、誘電体16の第2の面部29とリード電極18の接触部32が近接するように、誘電体16をスリーブ部15内に収納する。これにより、リード電極18の接触部32が、誘電体16とスリーブ部15の主面部23の間に介在される。
次に、導電ピン17を、誘電体16の第1の面部28側から孔30に挿入し、リード電極18の開口穴34及びスリーブ部15の主面部23の貫通孔25に挿通する。その結果、図4B及び図4Cに示すように、導電ピン17の一端部は主面部23の貫通孔25から外側に突出し、ピンヘッド部31は誘電体16の第1の面部28に設けた座グリ穴に挿入されると共に、座グリ穴の底面に当接する。
次に、図4Bに示すように、ばね部材37の第1及び第2の脚部37b,37cを主面部23の2つの溝部26、26に挿入して、ばね部材37をスリーブ部15に取り付ける。このとき、ばね部材37の平面部37aに設けた開口穴38から、導電ピン17の一端部が突出する。そして、ハトメ36のフランジ部36bとばね部材37の平面部37aが近接するように、ハトメ36の筒穴に導電ピン17を挿通させる。
そして、図5に示すように、ハトメ36を、ばね部材37の弾性力に抗して、ばね部材37の平面部37aとスリーブ部15の主面部23が接触するようにばね部材37を押圧する。この状態で、図5Bに示すように、ハトメ36の円筒部36aの側面を潰してかしめ、導電ピン17とハトメ36を結合させる。すると、ばね部材37の弾性力により、導電ピン17がスリーブ部15の主面部23から外側(離れる方向)に引っ張られる。
このとき、導電ピン17の他端部に設けたピンヘッド部31は、誘電体16の第1の面部28に設けた座グリ穴の底面に当接している。よって、導電ピン17が外側に引っ張られると、ピンヘッド部31が誘電体16をスリーブ部15の主面部23側に付勢する。ここで、誘電体16と主面部23との間には、リード電極18の接触部32が介在されているので、このリード電極18の接触部32も誘電体16と共にスリーブ部15の主面部23側に付勢されている。そのため、誘電体16の第2の面部29とリード電極18の接触部32を確実に接触させることができる。この結果、誘電体16とリード電極18の接触不良を防止することができ、可変容量コンデンサ5の筆圧特性を向上させることができる。
次に、導電性弾性部材19を取り付けた芯ホルダ12を、開口部22側からスリーブ部15内に挿入する。そして、図5Cに示すように、芯ホルダ12の係合部12aとスリーブ部15の係合受部27を係合させる。すると、導電性弾性部材19のドーム状をなす先端部が、誘電体16の第1の面部28及び導電ピン17のピンヘッド部31に近接する。これにより、図3に示すような、可変容量コンデンサ5の組立が完了する。
また、図4及び図5に示すように、導電性弾性部材19は、芯ホルダ12に取り付けられてスリーブ部15内に収納される。この時、導電性弾性部材19のドーム状をなす先端部は、誘電体16の第1の面部28及び導電ピン17のピンヘッド部31に近接する。そして、芯体3の指示部3aに圧力がかかると、導電性弾性部材19の先端が誘電体16の第1の面部28に押圧されて変形(扁平化)し、導電性弾性部材19と第1の面部28との接触面積が増加する。このようにして、圧力に応じて導電性弾性部材19と誘電体16の第1の面部28との接触面積が変化することにより、誘電体16の容量値が変化する。そして、導電ピン17とリード電極18の間でその容量値が検出される。これにより、指示部3aにかかる圧力を検出することができる。
ここで、この実施の形態では、導電ピン17を誘電体16の略中心を通して引っ張り、誘電体16の第2の面部29とリード電極18の接触部32がフラットに接触するように構成している。そのため、誘電体16が傾くことを防止でき、誘電体16と導電性弾性部材19が傾くことなくバランスよく接触させることができる。これにより、可変容量コンデンサ5の筆圧特性を向上させることが可能である。また、可変容量コンデンサの構成を簡略化することもできる。
なお、この実施の形態では、リード電極18の接触部32を略平板状に形成した例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、接触部32における誘電体16の第2の面部29と接触する面に、複数の突起を設けてもよい。リード電極18の接触部32に突起を設けることにより、接触部32と第2の面部29が面ではなく、点接触する。その結果、リード電極18のプレス加工時の加工精度により、接触部32にソリや浮きが発生しても、そのソリや浮きに影響を受けることなく、確実に誘電体16の第2の面部29とリード電極18の接触部32を接触させることができる。なお、この場合、接触部32に設ける突起の数は、誘電体16が傾くことなくバランスよく接触させるために、3つ以上設けることが好ましい。
次に、図6及び図7を参照して、本発明の可変容量コンデンサの第2の実施の形態を説明する。ここで、図6は、本発明の可変容量コンデンサの第2の実施の形態を示す斜視図、図7は導電ピンと結合部とを固定する前後の状態を示す断面図である。
この第2の実施の形態として示す可変容量コンデンサ50が、第1の実施の形態に係る可変容量コンデンサ5と異なる点は、付勢部材21を構成するばね部と結合部を一体に形成した点である。すなわち、図4に示されるばね部材37の代わりに、図7Aに示すように、ハトメ36のフランジ部36bを吸盤状に形成して弾性を付与させている。そして、図7Bに示すように、このフランジ部36bを弾性力に抗してスリーブ部15の主面部23側に押圧してハトメ36と導電ピン17を固定する。これにより、前記第1の実施の形態と同様に、導電ピン17をスリーブ部15の主面部23から離れる方向に引っ張ることができる。
その他の構成は、前記第1の実施の形態にかかる可変容量コンデンサ5と同様であるため、それらの説明は省略する。このような、構成を有する可変容量コンデンサ50によっても、第1の実施の形態にかかる可変容量コンデンサ5と同様の作用及び効果を得ることができる。なお、この実施の形態に係る可変容量コンデンサ50は、ハトメ36の円筒部36aが結合部として作用するだけでなく、フランジ部36bがばね部として作用するようになっている。その結果、前記第1の実施の形態に係る可変容量コンデンサ5よりも、ばね部材37の部品点数を削減することができる。
次に、図8〜図10を参照して、本発明の可変容量コンデンサの第3の実施の形態を説明する。ここで、図8は、本発明の可変容量コンデンサの第3の実施の形態を示す斜視図、図9は、本発明の可変容量コンデンサの第3の実施の形態に係るリード電極及び第2のリード電極を示す斜視図、図10は、本発明の可変容量コンデンサの第3の実施の形態を示す断面図である。
図8に示すように、この実施の形態に係る可変容量コンデンサ60は、リード電極18の端子片33を一つにすると共に、導電ピン17とプリント基板7の電子部品を電気的に接続させる第2のリード電極61を設けている。
図9に示すように、第2のリード電極61は、略Uの字型をなしており、2つの長辺のうち一辺が折れ曲がっている。第2のリード電極61は、プリント基板7の接点部に抵抗溶接や超音波溶接等によって接続される端子片62と、付勢部材の他の具体例を示すばね部63と、端子片62とばね部63を接続する接続部65等を有している。そして、図10に示すように、この第2のリード電極61は、接続部65がスリーブ部15の主面部23に固定されている。
ばね部63は、略Uの字状に折れ曲がっており、その一端から略垂直をなして結合部64が設けられている。この結合部64に導電ピン17の一端部が、例えば溶接等の固着手段によって固定される。更に、ばね部63には、導電ピン17が貫通する開口穴66が形成されている。このばね部63をその弾性力に抗して縮めた状態で、開口穴66に導電ピン17の一端部を挿通し、結合部64に導電ピン17の一端部を固定する。これにより、導電ピン17が、第1の実施の形態と同様に、スリーブ部15の主面部23から離れる方向に引っ張られる。
また、この実施の形態では、導電ピン17がプリント基板7(図1参照)の接点部に接続されるのではなく、第2のリード電極61の端子片62がプリント基板7の接点部に抵抗溶接や超音波溶接等によって接続される。その結果、導電ピン17は、第2のリード電極61を介してプリント基板7の電子部品と電気的に接続され、リード電極18と第2のリード電極61の間で容量値が検出される。
なお、この実施の形態では、スリーブ部15、リード電極18及び第2のリード電極61は、例えばフープ成形により一体に形成される。すなわち、フープ成形により、リード電極18及び第2のリード電極61のプレス加工及びスリーブ部15の射出成形が一工程で行われる。そのため、スリーブ部15内にリード電極18や第2のリード電極61を取り付ける作業を削減することができ、組立作業を容易にすることができる。
その他の構成は、前記第1の実施の形態にかかる可変容量コンデンサ5と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有する可変容量コンデンサ60によっても、前述した第1の実施の形態にかかる可変容量コンデンサ5と同様の作用及び効果を得ることができる。
次に、図11を参照して、本発明の可変容量コンデンサの第4の実施の形態を説明する。ここで、図11は、本発明の可変容量コンデンサの第4の実施の形態を示す断面図である。
この実施の形態に係る可変容量コンデンサ70は、付勢部材がリード電極18側に設けられている。すなわち、図11に示すように、リード電極18の接触部32には、スリーブ部15の主面部23と向かい合う面にばね部71を備えている。
ばね部71は、略Uの字型に折れ曲がっており、一端が溶接等の固着手段により接触部32に取り付けられると共に他端から1つの端子片71aが連続して設けられている。この端子片71aは、第1の実施の形態と同様に、スリーブ部15の主面部23から外側に突出し、プリント基板7に電気的に接続される。なお、この実施の形態では、ばね部71とリード電極18とは、別部材として構成した例を説明したが、リード電極18とばね部71を同一部品となるようにプレス加工等を用いて一体に形成してもよい。このように、プレス加工等でばね部71とリード電極18とを一体に形成することで、ばね部71をリード電極18に溶接する手間が省け、組立作業の簡略化を図ることができる。
更に、この実施の形態に係る可変容量コンデンサ70は、第2のリード電極72を有している。第2のリード電極72は、略Jの字型をなしており、一端部に端子片72aと、他端部に結合部72bを有している。端子片72aは、プリント基板7(図1参照)の図示しない接点部に例えば抵抗溶接や超音波溶接等によって接続される。結合部72bは、導電ピン17の一端部と溶接74等の固着手段により接続される。そのため、この実施の形態では、前記第3の実施の形態と同様に、リード電極18と第2のリード電極72の間で容量値が検出される。
ここで、導電ピン17のピンヘッド部31が誘電体16の座グリ穴に挿入されている。その結果、図11に示すように、誘電体16は、導電ピン17により、スリーブ部15内の主面部23側に固定されている。そして、この第4の実施の形態に係る可変容量コンデンサ70では、ばね部71の弾性力により、リード電極18の接触部32がスリーブ部15の主面部23から離れる方向、すなわち誘電体16の第2の面部29側に付勢される。これらにより、この実施の形態においても、リード電極18の接触部23と誘電体16の第2の面部29を確実に接触させることができる。
その他の構成は、第1の実施の形態にかかる可変容量コンデンサ5と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有する可変容量コンデンサ70によっても、前述した第1の実施の形態にかかる可変容量コンデンサ5と同様の作用及び効果を得ることができる。
次に、図12〜図16を参照して、本発明の可変容量コンデンサの第5の実施の形態を説明する。ここで、図12は、本発明の可変容量コンデンサの第5の実施の形態にかかるリード電極と第2のリード電極とを示す斜視図、図13は、図12に示すリード電極と第2のリード電極の正面図、図14は、図12に示すリード電極と第2のリード電極とを反対側から見た斜視図である。
この実施の形態に係る可変容量コンデンサ80は、リード電極18の端子片33を一つにすると共に接触部32に付勢部材としてばね部81を複数形成したものである。
図12〜図14に示すように、リード電極18の接触部32には、開口穴34を中心として等角度間隔に3つのばね部81a,81b,81cが設けられている。3つのばね部81a,81b,81cは、接触部32の所定の箇所を切り欠くことにより、略U字状をなして形成されている。3つのばね部81a,81b,81cは、その先端部を端子片33と反対方向にたわませることで、弾性が付与されている。この実施の形態における、ばね部81のたわみは、例えば接触部32から0.3mmに設定されており、その接点圧は、全体で100g以上になるように設定されている(なお、接触部32の板厚は、0.12mmであり、材質は、チタン銅に銀メッキを施したものである。)。そして、3つのばね部81a,81b,81cの先端部側には、それぞれ端子片33と反対側に突出する凸部82が設けられている。
また、この実施の形態では、接触部32にばね部を3つ設けた例を説明したが、これに限定されるものではなく、このばね部32は、1個ないし2個あるいは4つ以上設けてもよい。
また、この実施の形態に係る可変容量コンデンサ80においても、第3及び第4の実施の形態に係る可変容量コンデンサ60,70と同様に、導電ピン17の一端部に結合する第2のリード電極84が設けられている。第2のリード電極84は、略J字型をなしており、一端部に端子片84aと、他端部に結合する結合部84bと、端子片84aと結合部84bを接続する接続部84cを有している。端子片84aは、プリント基板7の図示しない接点部に例えば抵抗溶接や超音波溶接等によって接続される。図15及び図16に示すように、結合部84bは、導電ピン17の一端部と溶接等の固着手段により接続される。
そして、この実施の形態に係る可変容量コンデンサ80は、第3の実施の形態に係る可変容量コンデンサ60と同様に、スリーブ部15、リード電極18及び第2のリード電極84が、フープ成形により一体に形成される。そして、リード電極18の接触部32がスリーブ部15の主面部23に固定される。このとき、3つのばね部81a,81b,81cの先端部が、主面部23の内側の面からスリーブ部15内に向かって突出する。また、図15及び図16に示すように、スリーブ部15の主面部23には、リード電極18の3つのばね部81a,81b,81cと対応する箇所に、金型を用いて射出成形するための鋳抜き用の穴85,85,85が設けられている。
その他の構成は、第1の実施の形態にかかる可変容量コンデンサ5と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有する可変容量コンデンサ80によっても、前述した第1の実施の形態にかかる可変容量コンデンサ5と同様の作用及び効果を得ることができる。
なお、この実施の形態に係る可変容量コンデンサ80によれば、接触部32にばね部81を等角度間隔に3つ設けることで、誘電体16に係る圧力に偏りをなくすことができ、バランスよく誘電体16の第2の面部29と接触部32を接触させることができる。また、導電体16が接触部32のばね部81によって傾くことを防止でき、誘電体16と導電性弾性体19の接触面が傾くことを防止することが可能である。更に、ばね部81の先端に凸部82を設けたことにより、第2の面部29に、面ではなく点で接触する。これにより、リード電極18のプレス加工時の加工精度により、接触部32にソリや浮きが発生しても、そのソリや浮きに影響を受けることなく、誘電体16と接触部32を確実に接触させることができる。
更に、ばね部81の形状を略U字状に形成することにより、ばね部81の長さを長くすることができ、ばね部81の反力が必要以上に大きくなることを抑えることができる。よって、ばね部81の反力が必要以上に大きくなることで、位置指示器1の筆圧特性に影響を与えることを防止することが可能である。
図17は、前述したような構成及び作用を有する位置指示器1を備えた本発明の座標入力装置の実施の形態を示すものである。また、図18は図17に示す座標入力装置に係る位置指示器の構成を示すブロック図である。
図17に示すように、本発明の座標入力装置の実施の形態を示す座標入力装置101は、入力面102aを有する位置検出装置102と、この位置検出装置102の入力面102aに対して位置を指示する位置指示器1とを備えて構成されている。この座標入力装置101は、位置検出装置102をパーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)等の図示しない外部装置に接続することによって、これら外部装置の入力装置として用いられるものである。
次に、図18に基づいて、この座標入力装置101に係る位置検出装置102の構成と、これを用いた位置検出方法の概略について説明する。
座標入力装置101の位置検出装置102は、略四角形の平板状をなしており、一方の平面に入力面102aを有し、この入力面102aと反対側の平面が載置面とされている。この位置検出装置102の内部において、入力面102aに対応する位置には、図18に示すように、電磁誘導方式の位置検出部105が設けられている。
位置検出部105は、X軸方向に並べて配置される40本のループコイルX〜X40と、Y軸方向に並べて配置される40本のループコイルY〜Y40とを有している。これらループコイルX〜X40及びループコイルY〜Y40は、各々のループコイルを選択する選択回路106に接続されている。
選択回路106は、送受切替回路107に接続されており、この送受切替回路107の受信側にアンプ108が接続されている。アンプ108は、検波回路109に接続されており、検波回路109がローパスフィルタ(LPF)110を介してサンプルホールド回路112に接続されている。更に、サンプルホールド回路112は、アナログ/デジタル変換回路(AD変換回路)113に接続され、このアナログ/デジタル変換回路113にCPU(中央処理装置)114に接続されている。このCPU114は、上述した選択回路106と、サンプルホールド回路112と、アナログ/デジタル変換回路113及び送受切替回路107にそれぞれ制御信号を供給するものである。
また、位置検出装置102には、周波数fの交流信号を発生する発振器116と、交流信号を電流に変換する電流ドライバ117が設けられており、この電流ドライバ117が送受切替回路107の送信側に接続されている。すなわち、CPU114から供給される制御信号によって送受切替回路107の接点が送信側に切り替えられると、位置検出部105のループコイルX〜X40及びループコイルY〜Y40から磁界が発生する。
そして、位置指示器1が位置検出部105に接近すると、位置指示器1は、内蔵された共振回路が共振し、誘導電圧を発生する。そして、位置検出部105は、CPU114から供給される制御信号によって送受信切替回路107の接点が受信側に切り替えられると、位置指示器1へ磁界が供給されなくなる。その結果、受信時に発生した誘導電圧により位置検出コイル4から磁界が発生する。位置検出部105は、この位置検出コイル4が発生した磁界を検出することで、位置指示器1の位置を検出するようになっている。
そして、ループコイルX〜X40,Y〜Y40の選択位置から位置指示器1が指示する位置をX−Y座標として検出する。
以上説明してきたように、本発明の可変容量コンデンサによれば、誘電体またはリード電極の接触部を付勢する付勢部材を設けた。これにより、確実に接触部と誘電体を接触させることができ、誘電体とリード電極の接触不良を防止することができる。また、本発明の可変容量コンデンサは、従来の可変容量コンデンサに用いられていた円環状のスペーサや可撓性を有する第2の電極を必要としないため、可変容量コンデンサの構成を簡略化することができる。
更に、可変容量コンデンサの筐体であるスリーブ部とリード電極を、フープ成形することにより、1つの工程で一体に形成した。そのため、リード電極のプレス加工及びスリーブ部の射出成形を同時に行うことができる。その結果、スリーブ部の内にリード電極を取り付ける作業が不要となり、組立作業の工数を削減することがき、作業効率の向上を図ることが可能である。
尚、本発明は前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
本発明の位置指示器の実施の形態を示す断面図である。 本発明の可変容量コンデンサの第1の実施の形態を示す分解斜視図である。 本発明の可変容量コンデンサの第1の実施の形態を示す斜視図である。 本発明の可変容量コンデンサの第1の実施の形態に係る導電ピンと結合部を固定する前の状態を示すもので、図4Aは正面図、図4Bは図4AのA−A線断面図、図4Cは図4AのB−B線断面図である。 本発明の可変容量コンデンサの第1の実施の形態に係る導電ピンと結合部を固定した後の状態を示すもので、図5Aは正面図、図5Bは図5AのA−A線断面図、図5Cは図5AのB−B線断面図である。 本発明の可変容量コンデンサの第2の実施の形態を示す斜視図である。 本発明の可変容量コンデンサの第2の実施の形態を示すもので、図7Aは導電ピンと結合部を固定する前の状態を示す断面図、図7Bは導電ピンと結合部を固定した後の状態を示す断面図である。 本発明の可変容量コンデンサの第3の実施の形態を示す斜視図である。 本発明の可変容量コンデンサの第3の実施の形態に係るリード電極及び第2のリード電極を示す斜視図である。 本発明の可変容量コンデンサの第3の実施の形態を示す断面図である。 本発明の可変容量コンデンサの第4の実施の形態を示す断面図である。 本発明の可変容量コンデンサの第5の実施の形態に係るリード電極と第2のリード電極を示す斜視図である。 図12に示すリード電極と第2のリード電極の正面図である。 図12に示すリード電極と第2のリード電極を反対側から見た斜視図である。 本発明の可変容量コンデンサの第5の実施の形態を示す斜視図である。 図15に示す可変容量コンデンサを反対側から見た斜視図である。 本発明の座標入力装置の実施の形態を示す斜視図である。 本発明の座標入力装置に係る位置検出装置の構成を示すブロック図である。 従来の可変容量コンデンサを模式的に説明するもので、図19Aは初期状態を示す図、図19Bは芯体に圧力(筆圧)加わった状態を示す図である。
符号の説明
1…位置指示器、 2…ケース、 3…芯体、 4・・・位置検出用コイル(コイル)、 5,50,60,70,80・・・可変容量コンデンサ、 6・・・フェライトコア、 12・・・芯ホルダ、 15・・・スリーブ部(筐体)、 16・・・誘電体、 17・・・導電ピン、 18・・・リード電極、 19・・・導電性弾性部材、 21・・・付勢部材、 22・・・開口部、 23・・・主面部、 25・・・貫通孔、 28・・・第1の面部、 29・・・第2の面部、 30・・・孔、 31・・・ピンヘッド部、 32・・・接触部、 33,62,71a,72a,84a・・・端子片、 36・・・ハトメ(結合部)、 37・・・ばね部材(ばね部)、 61・・・第2のリード電極、 63,71,81a,81b,81c・・・ばね部(付勢部材)、 64,72b,84b・・・結合部、 72,84・・・第2のリード電極、 101・・・座標入力装置、 102・・・位置検出装置、 102a・・・入力面、 105・・・位置検出部、 104・・・CPU(中央処理装置)

Claims (9)

  1. 一面が開口された開口部と、該開口部と対向し、貫通孔が設けられた主面部を有する中空の筐体と、
    前記筐体に収納されると共に、第1の面部と該第1の面部と対向する第2の面部を貫通する孔を有する誘電体と、
    前記誘電体の孔と前記筐体の主面部に設けた前記貫通孔とを挿入し、一端が前記筐体の主面部から前記筐体の外側に突出し、かつ他端が前記誘電体の第1の面部に当接するピンヘッド部を有する導電ピンと、
    前記誘電体の第2の面部と前記筐体の主面部の間に介在される接触部と、前記筐体の主面部から前記筐体の外側に突出する端子片と、を有するリード電極と、
    前記誘電体の第1の面部に近接して設けられる導電性弾性部材と、を備え、
    前記リード電極の接触部または前記誘電体を付勢して、前記誘電体の第2の面部と前記リード電極の接触部を接触させる付勢部材を設けた
    ことを特徴とする可変容量コンデンサ。
  2. 前記付勢部材は、弾性を有するばね部を備え、該ばね部の弾性力により前記誘電体と前記リード電極の接触部とを付勢する
    ことを特徴とする請求項1に記載の可変容量コンデンサ。
  3. 前記付勢部材は、さらに該付勢部材と前記導電ピンとを結合する結合部を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の可変容量コンデンサ。
  4. 前記付勢部材は、該付勢部材と導電ピンとを結合する結合部材と、弾性を有する弾性部材とからなる
    ことを特徴とする請求項3に記載の可変容量コンデンサ。
  5. 前記付勢部材は、前記リード電極の接触部に設けられた弾性を有するばね部からなり、前記筐体の主面部と前記誘電体との間に配設されて、前記リード電極の接触部と前記誘電体とを付勢する
    ことを特徴とする請求項1に記載の可変容量コンデンサ。
  6. 前記ばね部は、前記リード電極の接触部において等角度間隔に複数形成されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の可変容量コンデンサ。
  7. 前記リード電極は、フープ成形により前記筐体と一体をなして形成される
    ことを特徴とする請求項1〜6いずれかに記載の可変容量コンデンサ。
  8. 外装部として形成されるケースと、
    前記ケースに収納され、かつ前記ケースの外側に突出する指示部を有する棒状の芯体と、
    前記芯体が押圧されることにより圧力を検出する可変容量コンデンサと、を備え、
    前記可変容量コンデンサは、
    一面が開口された開口部と、該開口部と対向し、貫通孔が設けられた主面部を有する中空の筐体と、
    前記筐体に収納されると共に、第1の面部と該第1の面部と対向する第2の面部を貫通する孔を有する誘電体と、
    前記誘電体の孔と前記筐体の主面部に設けた前記貫通孔とを挿入し、一端が前記筐体の主面部から前記筐体の外側に突出し、かつ他端が前記誘電体の第1の面部に当接するピンヘッド部を有する導電ピンと、
    前記誘電体の第2の面部と前記筐体の主面部の間に介在される接触部と、前記筐体の主面部から前記筐体の外側に突出する端子片と、を有するリード電極と、
    前記誘電体の第1の面部に近接して設けられる導電性弾性部材と、から構成され、
    前記リード電極の接触部または前記誘電体を付勢して、前記誘電体の第2の面部と前記リード電極の接触部を接触させる付勢部材を設けた
    ことを特徴とする位置指示器。
  9. 入力面を有する位置検出装置と、
    前記入力面に対して位置を指示する位置指示器と、を備えた座標入力装置であって、
    前記位置指示器は、
    外装部として形成されるケースと、
    前記ケースに収納され、かつ前記ケースの外側に突出する指示部を有する棒状の芯体と、
    前記芯体が押圧されることにより圧力を検出する可変容量コンデンサと、から構成されており、
    前記可変容量コンデンサは、
    一面が開口された開口部と、該開口部と対向し、貫通孔が設けられた主面部を有する中空の筐体と、
    前記筐体に収納されると共に、第1の面部と該第1の面部と対向する第2の面部を貫通する孔を有する誘電体と、
    前記誘電体の孔と前記筐体の主面部に設けた前記貫通孔とを挿入し、一端が前記筐体の主面部から前記筐体の外側に突出し、かつ他端が前記誘電体の第1の面部に当接するピンヘッド部を有する導電ピンと、
    前記誘電体の第2の面部と前記筐体の主面部の間に介在される接触部と、前記筐体の主面部から前記筐体の外側に突出する端子片と、を有するリード電極と、
    前記誘電体の第1の面部に近接して設けられ、前記誘電体に押圧される導電性弾性部材と、から構成され、
    前記リード電極の接触部または前記誘電体を付勢して、前記誘電体の第2の面部と前記リード電極の接触部を接触させる付勢部材を設けた
    ことを特徴とする座標入力装置。
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