JP2011214683A - ブレーキシュー及びエレベータのブレーキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便で安価な構成によって、摩擦部材の交換時期を精度良く検出することが可能なブレーキシューを提供することである。また、当該ブレーキシューを適用したエレベータのブレーキ装置を提供することである。
【解決手段】ブレーキ装置9に設置されるブレーキシュー10は、ブレーキシュー本体11と、ドラム106に当接する摩擦部材であって交換位置18まで磨耗したときに交換されるライニング12と、ライニング12の交換位置18に対応する部分に縮径部19が設けられた貫通孔17と、ライニング12側から挿入され縮径部19に係止されるフランジ部21を有する検出片13と、検出片13をブレーキシュー本体11の背面側方向に付勢する付勢部材23と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、ブレーキシューに関し、特に、エレベータのブレーキ装置に好適なブレーキシューに関する。
エレベータや自動車等には、ブレーキシュー(制輪子)と、ドラムやディスク等の回転被制動体とを備えた、所謂ドラムブレーキやディスクブレーキが設置されている。当該ブレーキ装置は、ブレーキシューの回転被制動体に押し付けられる面に、ライニングやパッドと呼ばれる摩擦部材が取り付けられ、摩擦部材と回転被制動体との間に働く摩擦力により制動力が得られる仕組みである。
例えば、エレベータでは、図6Aに示すように、巻上げ機100にブレーキ装置105が設置されている。なお、図6Aは、一般的なエレベータの巻上げ機100を模式的に示す上面図である。同図に示すように、巻上げ機100は、主ロープが巻き掛けられるシーブ101、シーブ101を回転させるモータ102、及び減速機103を備え、モータ102の回転軸104にブレーキ装置105が設置されている。ブレーキ装置105は、回転軸104に取り付けられたドラム106と、ドラム106に押し付けられる1対のブレーキシュー107とを備える。
ブレーキシュー107は、ブレーキシュー本体108と、ブレーキシュー本体108に取り付けられるライニング109とを備える。ブレーキ装置105は、上記のように、ライニング109をドラム106に押し付けることで、両部材間に働く摩擦力により制動力を得る。したがって、ライニング109は、使用により磨耗するため、定期的な交換作業が必要となる。
ここで、図6Bに、ブレーキ装置105の構成を示す(一部断面図)。同図に示すように、回転軸104に取り付けられたドラム106を径方向に挟むように左右一対のブレーキアーム110が対向配置されており、各ブレーキアーム110には、締結部材111によりブレーキシュー107が設置されている。ブレーキアーム110の下端部は、巻上げ機100の躯体に対して軸112により軸支されている。ゆえに、ブレーキアーム110は、軸112を支点としてドラム106を径方向に移動可能となっている。
ブレーキ装置105は、図6Bに示す非制動時には、電磁コイル113が通電励磁されることで下方に移動するプランジャー114が、軸115を支点として回転するブレーキレバー116を押し下げている。ゆえに、ブレーキレバー116によりブレーキアーム110に設置されたロッド117が押されることで、ブレーキアーム110が軸112を支点として外側に移動し、ライニング109がドラム106から離間した状態に保持される。一方、エレベータの停止中(制動時)には、電磁コイル113への通電が切断されるので、スプリング118の付勢力によってブレーキアーム110が内側(ドラム106の方向)に移動し、ライニング109がドラム106に押し付けられる。
上記のような構造を有するブレーキ装置105において、ライニング109の交換時期を正確に判断するためには、ブレーキシュー107をブレーキアーム110から取り外して確認する必要があり、当該点検作業の負荷は大きかった。このような状況に鑑みて、ブレーキを分解することなく、簡便且つ正確に摩擦部材の磨耗レベルを確認することを目的とした装置等が幾つか提案されている。
例えば、特許文献1には、ブレーキライニングに磨耗限界表示を行い、この磨耗限界表示が消えたならば、そのブレーキライニングの交換時と判定するエレベータ巻上機用ドラム形電磁ブレーキ装置が開示されている。また、特許文献2には、物体の被磨耗部分の内側に予め磨耗限界位置を設定し、その磨耗限界位置に電磁波で非接触通信可能なデータキャリアを配置し、物体の磨耗が磨耗限界位置まで進行した際にデータキャリアの通信機能が損傷し、通信困難になること利用して物体の磨耗を検出する磨耗検出方法が開示されている。
特開平10‐120343号公報 特開2004‐286087号公報
しかしながら、特許文献1に開示された装置では、使用に伴う汚れ等により磨耗限界表示が見難くなることが想定されるので、検出精度の観点から改良の余地がある。また、特許文献2に開示された方法では、データキャリアや通信機能が必要であり、特にコスト面で問題がある。
本発明の目的は、簡便で安価な構成によって、摩擦部材の交換時期を精度良く検出することが可能なブレーキシューを提供することである。また、本発明の他の目的は、当該ブレーキシューを適用したエレベータのブレーキ装置を提供することである。なお、以下の手段は、上記目的の少なくとも1つに貢献する。
本発明に係るブレーキシューは、回転被制動体に当接する摩擦部材であって、予め定められた交換位置まで磨耗したときに交換される摩擦部材と、摩擦部材を支持するブレーキシュー本体と、を備えるブレーキシューにおいて、ブレーキシュー本体及び摩擦部材を貫通して形成され、摩擦部材の交換位置に対応する部分の内径が縮径した貫通孔と、摩擦部材側から貫通孔に挿入される検出片であって、貫通孔の縮径部分に係止されるフランジ部が形成された検出片と、を備えることを特徴とする。
なお、検出片の少なくともフランジ部は、摩擦部材よりも磨耗し易い材料から構成され、好ましくは摩擦部材と同一の材料から構成される。また、貫通孔に挿入された検出片が摩擦部材側から抜け落ちないように、検出片はストッパーを備えることが好ましい。ストッパーとしては、例えば、検出片のブレーキシュー本体側に位置する端部に着脱自在に取り付けられ、貫通孔開口の周縁部に係止される部材を用いることができる。
上記構成によれば、摩擦部材が交換位置まで磨耗すると、貫通孔の縮径部分に係止されていた検出片のフランジ部が磨滅するので、検出片をブレーキシュー本体の背面側から引き抜くことができる。したがって、点検作業者は、検出片が引き抜けるか否かを確認するだけで、摩擦部材の磨耗が交換位置まで進んでいるか否かを判断することができる。即ち、検出片が引き抜ける場合には、摩擦部材の交換作業が行われる。
また、本発明に係るブレーキシューにおいて、検出片をブレーキシュー本体の背面側方向に付勢する付勢部材を備えることが好ましい。
上記構成によれば、摩擦部材が交換位置まで磨耗すると、貫通孔の縮径部分に係止されていた検出片のフランジ部が磨滅するので、付勢部材の付勢力により検出片がブレーキシュー本体の背面側方向に移動する。したがって、点検作業者は、検出片が初期状態(未使用状態)から移動しているか否かを確認するだけで、摩擦部材の磨耗が交換位置まで進んでいるか否かを判断することができる。即ち、検出片がブレーキシュー本体の背面側方向に移動している場合には、摩擦部材の交換作業が行われる。
また、本発明に係るブレーキシューにおいて、検出片がブレーキシュー本体の背面側に移動することを検知するセンサを備える構成とすることができる。また、本発明に係るエレベータのブレーキ装置は、当該センサを備えたブレーキシューと、巻上げ機モータの回転軸に設置される回転被制動体と、を備えるエレベータのブレーキ装置であって、センサの検知信号を予め定めた送信先に送信することを特徴とする。
本発明に係るブレーキシューによれば、簡便で安価な構成によって、ブレーキ装置を分解することなく、摩擦部材の交換時期を精度良く検出することが可能である。また、本ブレーキシューを備えたエレベータのブレーキ装置によれば、センサの検知信号を予め定めた送信先に送信することで、リアルタイムで摩擦部材の磨耗を監視することが可能になる。
本発明の実施形態であるエレベータのブレーキ装置の要部を示す図である。 図1に示すブレーキ装置に設置されるブレーキシューを当接面側から見た図である。 図2のA‐A線断面を模式的に示す図である。 図3において、フランジ部の磨滅により検出片が突出した状態を示す図である。 本発明の実施形態の変形例であるエレベータのブレーキ装置を示す図であって、図3に対応する図である。 一般的なエレベータの巻上げ機を模式的に示す上面図である。 巻上げ機に設置されるブレーキ装置の構成を示す図である。
図面を用いて、本発明に係るブレーキシュー及びエレベータのブレーキ装置の実施形態につき、以下詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係るブレーキシューの適用形態として、エレベータのブレーキ装置を例示するが、本発明に係るブレーキシューは、例示の形態に限定されるものではない。
初めに、図1〜図3を用いて、エレベータのブレーキ装置9(以下、ブレーキ装置9とする)、特に、ブレーキ装置9に設置されるブレーキシュー10の構成について説明する。なお、以下では、一般的なエレベータのブレーキ装置105を示す図6Bを適宜参酌する。
図1に示すように、ブレーキ装置9は、ブレーキシュー10、モータの回転軸104に取り付けられた回転被制動体であるドラム106、及びブレーキシュー10が取り付けられるブレーキアーム110等を備える。なお、ブレーキ装置9では、ブレーキシュー10以外の構造は、図6Bに示したブレーキ装置105と同様の構造を適用することができる。以下では、図6Bに示した構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を用いて重複する説明を省略する。
ブレーキシュー10は、ブレーキシュー本体11と、ブレーキシュー本体11に取り付けられるライニング12とを備える。ブレーキシュー10は、制動時に回転被制動体であるドラム106に押し付けられる制輪子であって、ブレーキ装置9は、ライニング12とドラム106との間に働く摩擦力により制動力を得る。また、ブレーキシュー10は、ライニング12が交換すべき磨耗レベルに達したことを検出する機能を有し、当該機能を実現するために、検出片13等を備えている。
ブレーキシュー本体11は、ライニング12を支持する部材であって、ドラム106の曲面形状に適合する湾曲した形状を有する。図1に示す例では、ブレーキシュー本体11は、ドラム106の曲面形状に適合する湾曲した板状部、及び板状部背面の上下方向に沿った両縁に三日月形状の補強部を有している。また、ブレーキシュー本体11は、その背面側の中央部に締結部材111が取り付けられ、当該締結部材111を介してブレーキアーム110に設置されている。ゆえに、ブレーキシュー本体11は、ブレーキアーム110の動きに従ってドラム106の径方向に動く。
ライニング12は、ドラム106に直接押し付けられる摩擦部材であって、ブレーキシュー本体11(ドラム106)の湾曲形状に適合する湾曲した板状形状を有している。ライニング12は、上記のように、ドラム106に当接して磨耗するので、定期的にブレーキシュー本体11から取り外されて新しいものに交換される。
図2に、ブレーキシュー10を当接面14側から見た形態を示す。図2に示すように、ライニング12のドラム106に押し付けられる面である当接面14には、複数(例えば、8つ)のビス孔15が形成されている。即ち、ライニング12は、ビス孔15に挿入されたビス16によってブレーキシュー本体11に取り付けられている(図3参照)。
図3に、図2のA‐A線断面を模式的に示す。図3に示すように、ライニング12には、その交換位置18が予め定められており、当接面14の磨耗が当該交換位置18まで進行したときにライニング12が交換される。図3に示す例では、交換位置18よりも磨耗が進行した位置(奥側)にビス16が挿入されている。交換位置18は、任意に設定できるが、ライニング12の磨耗がビス16の挿入位置まで進行すると、ビス16がドラム106に接触して制動力の低下等を引き起こすことが想定されるので、当該構成における交換位置18は、ビス16の挿入位置よりも手前側に設定されることが好ましい。
ブレーキシュー10は、ライニング12が交換すべき磨耗レベルに達したことを検出する磨耗検出構造を備える。以下、図3及び図4を用いて、当該磨耗検出構造について詳述する。
図3に示すように、ライニング12の磨耗検出構造は、ブレーキシュー本体11の背面側から延出した検出片13と、検出片13が挿入される貫通孔17とから構成される。また、検出片13には、検出片13をブレーキシュー本体11の背面側方向に付勢する付勢部材23が取り付けられることが好ましい。以下では、磨耗検出構造は、付勢部材23を含むものとして説明する。
検出片13は、貫通孔17に挿入される棒状の部材であって、詳しくは後述するように、点検作業者は、検出片13の状態を見ただけで、ライニング12が交換位置18まで磨耗しているか否かを判断することができる。検出片13は、検出片13の本体である軸部20と、軸部20の一端に設けられたフランジ部21と、軸部20の他端に設けられた付勢部材係合部22とから構成される。ここで、軸部20の一端とは、検出片13が貫通孔17に挿入された状態でライニング12側に位置する端部を意味し、軸部20の他端とは、同状態でブレーキシュー本体11側に位置する端部を意味する。
軸部20は、その端部にフランジ部21及び付勢部材係合部22を備えた棒状体であって、貫通孔17の内径よりも小さな直径を有する。軸部20の長さは、任意に調整できるが、貫通孔17の長さと同程度に設定されることが好ましい。
フランジ部21は、後述する貫通孔17の縮径部19に係止される部分であって、ライニング12が交換位置18まで磨耗したときに磨滅する部分である。したがって、フランジ部21には、ライニング12よりも磨耗性が高い材料が用いられ、好ましくはライニング12と同一の材料が用いられる。また、フランジ部21の直径は、縮径部19よりも大きく、縮径部19以外の貫通孔17の内径、より具体的には、ライニング12の初期の当接面14から交換位置18までの貫通孔17の内径よりも小さくなるように設定される。
付勢部材係合部22は、付勢部材23と係合する部分であり、軸部20の直径よりも大きく、軸部20に沿って設置された付勢部材23を圧縮する円盤形状を有する。また、付勢部材係合部22は、軸部20に対して着脱自在に取り付けられることが好ましい。例えば、軸部20の他端及び付勢部材係合部22にネジ係合部を形成することができる。なお、付勢部材係合部22の形態としては、付勢部材23と係合して、その付勢力を受容できる形態であれば特に限定されない。
貫通孔17は、ブレーキシュー本体11及びライニング12を貫通して形成されている。また、貫通孔17には、ライニング12の交換位置18に対応する部分に、その内径が縮径した縮径部19が存在する。図3に示す例では、交換位置18からブレーキシュー本体11の背面側開口までが縮径部19であるが、交換位置18に対応する部分のみを縮径させることもできる。
貫通孔17の縮径部19には、上記のように、検出片13のフランジ部21が係止される。フランジ部21の直径は、縮径部19の内径よりも大きいから、検出片13は、ライニング12側から貫通孔17に挿入される。具体的には、付勢部材係合部22を取り外した状態で、軸部20の他端側から貫通孔17に挿入し、フランジ部21が縮径部19に係止された状態で、付勢部材23及び付勢部材係合部22を取り付けることにより磨耗検出構造をセッティングすることができる。
また、貫通孔17は、ブレーキシュー10の上方の幅方向中央(図2参照)に形成されている。貫通孔17の形成位置としては、ビス16や締結部材111が設置されない場所であれば特に限定されないが、点検作業者が検出片13を確認し易い場所であることが好ましい。
付勢部材23は、検出片13をブレーキシュー本体11の背面側方向に付勢する部材であって、例えば、圧縮バネを用いることができる。即ち、図3に示すフランジ部21が存在する形態では、圧縮バネである付勢部材23が軸部20の他端に取り付けられた付勢部材係合部22により圧縮されている状態であり、ブレーキシュー本体11の背面側方向に付勢力が働いている。なお、付勢部材23の一端は、ブレーキシュー本体11に固定されていることが好ましく、他端も付勢部材係合部22に固定されていることが好ましい。
以上のように、ブレーキ装置9に設置されるブレーキシュー10は、ブレーキシュー本体11と、ドラム106に当接する摩擦部材であって交換位置18まで磨耗したときに交換されるライニング12と、を備え、ライニング12の磨耗検出構造として、ライニング12の交換位置18に対応する部分に縮径部19が設けられた貫通孔17と、ライニング12側から挿入され縮径部19に係止されるフランジ部21を有する検出片13と、検出片13をブレーキシュー本体11の背面側方向に付勢する付勢部材23とを備える。
ここで、図4を用いて、ブレーキシュー10の作用、即ち、ライニング12が交換すべき磨耗レベルに達したことを検出する方法を説明する。
図4に示すように、ライニング12が磨耗すると、同一材料で構成される検出片13のフランジ部21も同様に磨耗し、ライニング12が交換位置18まで磨耗したときには、交換位置18よりも手前に配置されているフランジ部21は磨滅(完全に磨滅していないが係止機能を果たさなくなった状態も含む)している。フランジ部21が磨滅すると、検出片13は交換位置18に係止されないため、付勢部材23の付勢力により検出片13(軸部20及び付勢部材係合部22)がブレーキシュー本体11の背面側方向に移動(突出)する。したがって、点検作業者は、検出片13の状態を見ただけで、ライニング12の交換時期を判断することができる。
なお、上記では、検出片13の突出を目視により確認するものとして説明したが、図5に示すように、検出片13の突出を検知する検出片検知センサ24を備えた構成とすることもできる。また、縮径部19を貫通孔17の中央部に設けることで、内径の段差を利用して付勢部材23を貫通孔17内に設置し、フランジ部21が存在する形態では、検出片13がブレーキシュー本体11内に収まった構成とすることもできる。
検出片検知センサ24は、例えば、ブレーキシュー本体11の背面側において、検出片13が貫通孔17から突出したときに、突出した検出片13が接触する位置に設置することができる。検出片検知センサ24としては、突出した検出片13を検知できるものであれば特に限定されず、例えば、機械的スイッチを使用することもできる。
検出片検知センサ24による検知情報は、例えば、エレベータ制御装置を介して、情報管理センター等の予め指定された場所に送信することができる。したがって、リアルタイムでライニング12の磨耗を監視することが可能になる。
10 ブレーキシュー、11 ブレーキシュー本体、12 ライニング、13 検出片、14 当接面、15 ビス孔、16 ビス、17 貫通孔、18 交換位置、19 縮径部、20 軸部、21 フランジ部、22 付勢部材係合部、23 付勢部材、24 検出片検知センサ、100 巻上げ機、101 シーブ、102 モータ、103 減速機、104 回転軸、105 ブレーキ装置、106 ドラム、107 ブレーキシュー、108 ブレーキシュー本体、109 ライニング、110 ブレーキアーム、111 締結部材、112 軸、113 電磁コイル、114 プランジャー、115 軸、116 ブレーキレバー、117 ロッド、118 スプリング。

Claims (4)

  1. 回転被制動体に当接する摩擦部材であって、予め定められた交換位置まで磨耗したときに交換される摩擦部材と、
    摩擦部材を支持するブレーキシュー本体と、
    を備えるブレーキシューにおいて、
    ブレーキシュー本体及び摩擦部材を貫通して形成され、摩擦部材の交換位置に対応する部分の内径が縮径した貫通孔と、
    摩擦部材側から貫通孔に挿入される検出片であって、貫通孔の縮径部分に係止されるフランジ部が形成された検出片と、
    を備えることを特徴とするブレーキシュー。
  2. 請求項1に記載のブレーキシューにおいて、
    検出片をブレーキシュー本体の背面側方向に付勢する付勢部材を備え、
    摩擦部材及びフランジ部の磨耗により検出片がブレーキシュー本体の背面側に移動することを特徴とするブレーキシュー。
  3. 請求項2に記載のブレーキシューにおいて、
    検出片がブレーキシュー本体の背面側に移動することを検知するセンサを備えるブレーキシュー。
  4. 請求項3に記載のブレーキシューと、
    巻上げ機モータの回転軸に設置される回転被制動体と、
    を備えるエレベータのブレーキ装置であって、
    センサの検知信号を予め定めた送信先に送信することを特徴とするエレベータのブレーキ装置。
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