JP2011214537A - 排気ガス熱回収装置 - Google Patents

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康裕 津田
Yoshiji Terada
佳司 寺田
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智 菊地
Kenichi Takeyoshi
健一 竹吉
Kenji Aikawa
健次 相川
Mikie Takahashi
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Abstract

【課題】
排ガス熱回収装置の熱回収効率を向上させる。
【解決手段】
排ガス熱回収装置は、内部空間が第1排ガス通路15となるインナーパイプ10と、インナーパイプ10の外周に配置されインナーパイプ10との間に第2排ガス通路25を形成してなるアウターシェル20と、媒体パイプ50とを備えている。媒体パイプ50は、第2排ガス通路25においてインナーパイプ10を巻くようにして配置されたコイル部51を有している。排ガスが第2排ガス通路25を流れている時に、媒体パイプ50を流れる媒体により排ガス熱を回収する。アウターシェル20は、シェル本体21と、このシェル本体21の内周に固定された薄肉の内装筒22とを有し、両者の間に断熱空気層23が形成されている。内装筒22の内周には、コイル部51の隣接する巻き部分51a間に位置する螺旋状の凸部22aが形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関からの排気ガス熱を回収する装置に関する。
内燃機関の排気系の途中に設けられた排ガス熱回収装置は公知である。例えば特許文献1に開示された装置では、車両用のエンジンの始動時に、エンジンからの排ガス熱とエンジン冷却水の熱交換を行い(排ガス熱の回収を行ない)、エンジンを暖めてその始動を円滑に行うようになっている。
上記排ガス熱回収装置は、インナーパイプと、インナーパイプの外周に配置されたアウターシェルとを備えている。インナーパイプの内部空間が第1排ガス通路となっており、インナーパイプとアウターシェルとの間の空間が第2排ガス通路となっている。
上記インナーパイプとアウターシェルとの間、すなわち上記第2排ガス通路には、インナーパイプを巻くようにして水路パイプ(媒体パイプ)のコイル部が配置されている。
さらに上記排ガス熱回収装置は、インナーパイプの下流端に設けられた弁(切替手段)を備えている。この弁は、エンジンの通常運転時には開いていて排気ガスを第1排ガス通路に流すが、エンジンの始動時には閉じていて、排気ガスを第2排ガス通路に流し、この排ガス熱により水路パイプを通るエンジン冷却水を加熱するようになっている。
実開昭63−115520号公報
特許文献1に開示された排ガス熱回収装置は、水路パイプがコイル部を有しているので、簡単な構成でありながら冷却水の流路長を長くすることができるが、第2排ガス通路での排ガスの流れに工夫が足りないため、排ガス熱の回収効率を向上させることができなかった。
特許文献1における第2排ガス通路での排ガスの流れについて詳しく説明する。第2排ガス通路は、水路パイプのコイル部の配置領域において、このコイル部の隣接する巻き部分間に形成された螺旋状の第1流路と、コイル部の外周とアウターシェルの内周との間に形成された第2流路とを有している。
上記第2流路は第1流路に比べて流通抵抗が小さいため、排ガスの大部分はこの第2流路を軸線方向に流れてしまい、良好な熱交換ができなかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされてものであり、
ア.第1排ガス通路となる内部空間を有するインナーパイプと、
イ.上記インナーパイプの外周に配置されインナーパイプとの間に第2排ガス通路を形成してなるアウターシェルと、
ウ.上記第2排ガス通路において上記インナーパイプを巻くようにして配置されたコイル部を有する媒体パイプと、
エ.排ガスを上記第1排ガス通路と第2排ガス通路のいずれかに選択的に流す切替手段と、
を備え、上記第2排ガス通路が、上記媒体パイプのコイル部の配置領域において、コイル部の隣接する巻き部分間に形成された螺旋状の第1流路と、コイル部の外周と上記アウターシェルの内周との間に形成された第2流路を含み、
排ガスが上記第2排ガス通路を流れている時に、上記媒体パイプを流れる媒体により排ガス熱を回収するようにした装置において、
上記アウターシェルの内周には、上記コイル部の隣接する巻き部分間に位置する螺旋状の凸部が形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、上記アウターシェルに形成された螺旋状の凸部により、アウターシェル内周と媒体パイプのコイル部外周との間に形成された第2通路の流通抵抗を増大させることができる。そのため、排ガスが第2排ガス通路を選択的に流れている時、コイル部間の巻き部分間に形成された螺旋状の第1通路を流れる排ガスの割合を増大させることができ、媒体パイプのコイル部に沿って長い流路にわたって媒体と排ガスとの間で熱交換を行うことができる。その結果、排ガス熱の回収効率を向上させることができる。
好ましくは、上記アウターシェルが、シェル本体と、このシェル本体の内周に固定された内装筒とを有し、これらシェル本体と内装筒との間に断熱空気層が形成され、この内装筒の内周に上記螺旋状の凸部が形成されている。
この構成によれば、第2排ガス通路を通る排ガス熱の外部への放散を防ぐことができ、これにより、排ガス熱の回収効率をより一層向上させることができる。
好ましくは、上記内装筒は上記シェル本体の周壁よりも薄肉をなし、その加工変形により上記螺旋状の凸部が形成されている。
この構成によれば、内装筒が薄肉であり熱容量が小さいので、アウターシェルにより奪われる排ガスの熱量を減じることができ、これによって排ガス熱の回収効率をより一層向上させることができる。
好ましくは、上記媒体パイプのコイル部の内周と上記インナーパイプの外周との間に、クッション性、耐熱性を有するとともに装置の軸線方向に延びる細長い支持部材が、周方向に間隔をおいて複数介在されており、上記支持部材間に、上記第2排ガス通路の第3流路が形成されている。
この構成によれば、支持部材により媒体パイプのコイル部の振動を抑制することができるとともに、排ガスが支持部材間の第3流路を流れるのを許容してコイル部の内周部側を流れる媒体との間の熱交換を可能にする
好ましくは、上記媒体パイプのコイル部の内周と上記インナーパイプの外周との間に上記第2排ガス通路の第3流路が形成され、上記インナーパイプの外周にも、上記コイル部の隣接する巻き部分間に位置する螺旋状の他の凸部が形成されている。
この構成によれば、第3流路での流通抵抗を増大させることにより螺旋状の第1流路を流れる排ガスの割合をより一層増大させることができる。
本発明によれば、媒体パイプのコイル部に沿って長い流路にわたって、媒体と排ガスの熱交換を行うことができ、排ガス熱の回収効率を向上させることができる。
本発明の第1実施態様に係わる排ガス熱回収装置を示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係わる排ガス熱回収装置を示す縦断面図である。 本発明の第3実施態様に係わる排ガス熱回収装置を示す縦断面図である。 本発明の第4実施形態に係わる排ガス熱回収装置を示す縦断面図である。
以下、本発明の第1実施形態に係わる排ガス熱回収装置について図1を参照しながら説明する。この排ガス熱回収装置は、車両用エンジン(内燃機関)の排気系の途中に設けられるものであり、インナーパイプ10と、インナーパイプ10の外周に配置されたアウターシェル20とを備えている。
上記インナーパイプ10は直管状をなしその両端部が縮径されている。上記アウターシェル20は円筒形状のシェル本体21を有している。このシェル本体21の両端部も縮径されている。
上記シェル本体21の流入側端部(図中左端部)はインナーパイプ10の流入側端部に固定されるとともに、インレットパイプ1に固定されている。シェル本体21の流出側端部(図中右端部)はアウトレットパイプ2に固定されている。
上記インレットパイプ1とアウトレットパイプ2とインナーパイプ10とシェル本体21は、同軸をなしている。これらの共通の軸線(装置の軸線)を図1に符号Aで示す。
上記インナーパイプ10は上記シェル本体21より短く形成されており、その流出側端部は上記シェル本体21の流出側端部から軸線A方向に離れている。このインナーパイプ10の流出側端部は、シェル本体21の内周に固定された支持構造体30に支持されている。この支持構造対30は排ガスの流通を許容するように構成されている。
上記インナーパイプ10の内部空間が第1排ガス通路15として提供される。また、インナーパイプ10とアウターシェル20との間の空間が第2排ガス通路25として提供される。
排ガスは、切替手段40の切替動作により、上記第1排ガス通路15と第2排ガス通路25のいずれかに選択的に流れるようになっている。
上記切替手段40は弁からなり、インナーパイプ10の流出側端部に固定された弁座41と、この弁座41に対して着座したり離れたりする弁体42とを有している。
上記弁体42はシェル本体21を貫通するシャフト43を介してシェル本体21外に配置された駆動手段(図示しない)に連結されており、この駆動手段によりシャフト43を中心に回動し、実線で示すように軸線Aと直交した着座位置でインナーパイプ10の流出側開口を閉じ、想像線で示すように軸線Aと平行な位置でインナーパイプ10の流出側開口を開くようになっている。
上記インナーパイプ10の流入側端部の周壁には多数の連通孔11が形成されており、この連通孔11を介して第1排ガス通路15と第2排ガス通路25の流入側端部が連なっている。
上記弁体42が開き位置にある時には、インレットパイプ1から流入した排ガスは、流通抵抗の少ない第1排ガス通路15を通ってアウトレットパイプ2へと向かう。上記弁体42が閉じ位置にある時には、インレットパイプ1から流入した排ガスは、上記連通孔11を通って第2排ガス通路25に入り、この第2排ガス通路25を通ってアウトレットパイプ2へと向かう。
排ガス熱回収装置はさらに、水路パイプ50(媒体パイプ)を備えている。この水路パイプ50は、エンジンの冷却水系の一部をなすものであり、上記インナーパイプ10とアウターシェル20との間、すなわち上記第2排ガス通路25に配置されたコイル部51と、このコイル部51の両端に連なる入口部52と出口部53とを有している。
上記コイル部51はインナーパイプ10と同軸をなしインナーパイプ10を巻くようにして配置されるとともに、インナーパイプ10およびアウターシェル20から離れている。上記入口部52と出口部53は、装置の径方向に延びてアウターシェル20の周壁を貫通し、外部に導出されており、シェル本体21に固定されている。
上記コイル部51の隣接する巻き部分51aは互いに離れており、この隣接する巻き部分51a間が、螺旋状の第1流路61として提供される。
上記水路パイプ50のコイル部51の外周とアウターシェル20の内周との間は全周にわたって離れており、その隙間が第2流路62として提供される。
上記水路パイプ50のコイル部51の内周とインナーパイプ10の外周との間は全周にわたって離れており、その隙間が第3流路63として提供される。
次に、本発明の特徴部について説明する。上記コイル部51とインナーパイプ10との間には複数例えば3つの金属メッシュ70(クッション性、耐熱性を有する支持部材)が周方向に等間隔をなして配置されている。この金属メッシュ70は、軸線A方向に細長く形成され、インナーパイプ10の外周にスポット溶接されている。金属メッシュ70によりコイル部51が支持されるが、両者は固定関係に無い。
上記アウターシェル20は上述したシェル本体21に加えて、このシェル本体21と同軸をなす内装筒22を有している。この内装筒22の両端部は、シェル本体21の内周に溶接固定されており、この内装筒22とシェル本体21との間には密閉された断熱空気層23が形成されている。
上記アウターシェル20がシェル本体21と内装筒22により二重筒構造をなしているので、上記第2流路62は上記内装筒22の内周とコイル部51の外周の間に形成されることになる。
上記アウターシェル20の内装筒22は、シェル本体21より薄肉をなし、シェル本体21の30〜50%である。例えば、シェル本体21の厚さが1.2〜1.5mmであるのに対して内装筒22の厚さは0.4〜0.5mmである。
上記内装筒22には、その加工変形により、径方向内方向に突出した螺旋状の凸部22aが形成されている。この凸部22aは水路パイプ50のコイル部51と同ピッチ、同リード角の螺旋を描き、コイル部51の隣接する巻き部分51a間に入り込んでいる。
内装筒22の縦断面の輪郭は、上述のように加工変形したことにより、波を打っている。内装筒22の凸部22a間の部位は、上記コイル部51の巻き部分51aを収容するための螺旋状の凹溝となっている。
上記構成をなす排ガス熱回収装置の作用を説明する。エンジンの始動時には、エンジン冷却水(媒体)を排ガス熱回収装置に流して冷却水を加熱し、これによりエンジンを暖める。具体的には、弁体42を閉じて排ガスを第2排ガス通路25へと流す。この排ガス熱により水路パイプ50を流れるエンジン冷却水を加熱する。
上記水路パイプ50は第2排ガス通路25内にコイル部51を有しており、このコイル部51の長い流路をエンジン冷却水が流れる。他方、排ガスはコイル部51の配置領域において、第1〜第3の3つの流路61〜63を流れる。
本実施形態では、内装筒22に螺旋状の凸部22aが形成されていて、第2流路62の流通抵抗が増大しているため、第2流路62を通る排ガス量を抑制できる。換言すれば、コイル部51の螺旋に沿う長い第1流路61に沿って流れる排ガスの割合を、従来に比べて高めることができ、これによって、エンジン冷却水を効率良く加熱することができる(排ガス熱を効率良く回収できる)。
なお、コイル部51の外周と内装筒22の内周との間の第2通路62にも排ガスが流れるため、このコイル部51の外周側を流れる冷却水と排ガスとの間でも熱交換を行うことができる。
また、コイル部51の内周とインナーパイプ10の外周との間の第3通路63にも排ガスが流れるため、このコイル部51の内周側を流れる冷却水と排ガスとの間でも熱交換を行うことができる。
本実施例では、アウターシェル20が二重筒形状をなしシェル本体21と内装筒22との間に断熱空気層23が形成されるため、アウターシェル20からの排ガス熱の放散を抑制できること、および内装筒22が薄肉をなし熱容量が小さいのでアウターシェル20が排ガスの熱を奪うのを抑制できることから、より一層排ガス熱の回収効率を向上させることができる。
上記のように高効率で排ガス熱を回収できるため、エンジン冷却水を介してエンジンを短時間で暖めることができる。
エンジンが暖まったら、弁体42を開き、排ガスをインナーパイプ10の第1排ガス通路15に通すようにする。これにより、排ガス熱回収は終了する。
上記内装筒22は薄肉であるので、螺旋状の凸部22aを形成するための加工が容易である。金属メッシュ70によりコイル部51を、振動を抑制しながら安定して支持することができる。
次に、本発明の第2〜第4実施形態について図2〜図4を参照しながら説明する。これら実施形態において、第1実施形態と同様の構成部材には同番号を付してその詳細な説明を省略する。
図2に示す第2実施形態では、アウターシェル20のシェル本体21Aの構成が第1実施形態と異なる。このシェル本体21Aは、円筒形状の筒部材27と、この筒部材27の両端に溶接されたキャップ28,29とを有している。
上記シェル本体21Aの筒部材27の内周に、内装筒22が固定されるとともに支持構造体30が固定されている。
流入側のキャップ28の中央穴にはインナーパイプ10とインレットパイプ1が挿入固定され、このキャップ28の中央から偏倚した箇所には、水路パイプ50の出口部53がインナーパイプ10と平行に延びて貫通固定されている。
流出側のキャップ29の中央穴には、アウトレットパイプ2が挿入固定され、このキャップ28の中央から偏倚した箇所には、水路パイプ50の入口部52がインナーパイプ10と平行に延びて貫通固定されている。
図3に示す第3実施形態では、インナーパイプ10にも螺旋状の凸部10aが形成されている。この凸部10aは、上記コイル部51の巻き部分51a間に位置し、上記アウターシェル20の内装筒22の凸部22aと間隔をおいて径方向に対向している。
上記第3実施形態では、上記螺旋状の凸部10aにより第3流路63での流通抵抗を大きくすることにより、第1流路61を流れる排ガスの割合を更に高めることができ、熱回収効率をさらに向上させることができる。
なお、この実施形態においてインナーパイプ10とコイル部51との間の金属メッシュは省かれているが、第1実施形態と同様に設けてもよい。
図4に示す第4実施形態では、アウターシェル20Bが内装筒を有さず、シェル本体21だけで構成されている。シェル本体21の内周に、別部材を固定することにより、螺旋形状の凸部21xが形成されている。
本発明は、上記実施例に制約されず、種々の態様を採用することができる。例えば、図1〜図3の実施形態において、内装体22の内周に別部材を固定することにより、螺旋形状の凸部を形成してもよい。
第4実施形態において、シェル本体21を第1実施形態の内装筒22と同様に加工変形させて凸部を形成してもよい。この場合、シェル本体21の軸線方向の断面は波を打つことになる。
第1〜第4実施形態におけるアウターシェルの螺旋状の凸部と第3実施形態におけるインナーシェルの螺旋状の凸部は、媒体パイプのコイル部より少ないピッチ数であってもよいし、軸線方向に間欠的に設けてもよい。
また、アウターシェルの内周と媒体パイプのコイル部の外周との間に、第2流路での排ガスの流れを大きく阻害しない程度の限られた領域において、クッション性、耐熱性を有する支持部材を介在させてもよい。
アウターシェルの螺旋状の凸部の内接円径は、第1〜第4実施形態において媒体パイプのコイル部の外接円径より小さいが、このコイル部の外接円径以上であってもよい。
切替手段の弁は、インナーパイプの流入側端部に設けてもよい。
本発明は、車両エンジンを始動時に暖めるための排ガス熱回収装置等に適用することができる。
10 インナーパイプ
10a 螺旋状の凸部
15 第1排ガス通路
20 アウターシェル
21 シェル本体
21x 螺旋状の凸部
22 内装筒
22a 螺旋状の凸部
25 第2排ガス通路
40 切替手段
50 水路パイプ(媒体パイプ)
51 コイル部
61 第1流路
62 第2流路
63 第3流路
70 金属メッシュ(支持部材)

Claims (5)

  1. ア.第1排ガス通路となる内部空間を有するインナーパイプと、
    イ.上記インナーパイプの外周に配置されインナーパイプとの間に第2排ガス通路を形成してなるアウターシェルと、
    ウ.上記第2排ガス通路において上記インナーパイプを巻くようにして配置されたコイル部を有する媒体パイプと、
    エ.排ガスを上記第1排ガス通路と第2排ガス通路のいずれかに選択的に流す切替手段と、
    を備え、上記第2排ガス通路が、上記媒体パイプのコイル部の配置領域において、コイル部の隣接する巻き部分間に形成された螺旋状の第1流路と、コイル部の外周と上記アウターシェルの内周との間に形成された第2流路を含み、
    排ガスが上記第2排ガス通路を流れている時に、上記媒体パイプを流れる媒体により排ガス熱を回収するようにした装置において、
    上記アウターシェルの内周には、上記コイル部の隣接する巻き部分間に位置する螺旋状の凸部が形成されていることを特徴とする排ガス熱回収装置。
  2. 上記アウターシェルが、シェル本体と、このシェル本体の内周に固定された内装筒とを有し、これらシェル本体と内装筒との間に断熱空気層が形成され、この内装筒の内周に上記螺旋状の凸部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の排ガス熱回収装置。
  3. 上記内装筒は上記シェル本体の周壁よりも薄肉をなし、その加工変形により上記螺旋状の凸部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の排ガス熱回収装置。
  4. 上記媒体パイプのコイル部の内周と上記インナーパイプの外周との間に、クッション性、耐熱性を有するとともに装置の軸線方向に延びる細長い支持部材が、周方向に間隔をおいて複数介在されており、
    上記支持部材間に、上記第2排ガス通路の第3流路が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の排ガス熱回収装置。
  5. 上記媒体パイプのコイル部の内周と上記インナーパイプの外周との間に上記第2排ガス通路の第3流路が形成され、上記インナーパイプの外周にも、上記コイル部の隣接する巻き部分間に位置する螺旋状の他の凸部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の排ガス熱回収装置。
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