JP2011214289A - フェンス用の縦格子パネル及びそれを用いたフェンス - Google Patents
フェンス用の縦格子パネル及びそれを用いたフェンス Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011214289A JP2011214289A JP2010082517A JP2010082517A JP2011214289A JP 2011214289 A JP2011214289 A JP 2011214289A JP 2010082517 A JP2010082517 A JP 2010082517A JP 2010082517 A JP2010082517 A JP 2010082517A JP 2011214289 A JP2011214289 A JP 2011214289A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vertical
- trunk edge
- edge
- trunk
- fence
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Fencing (AREA)
Abstract
【解決手段】上下の胴縁3間を、複数の縦格子5で連結したフェンス用の縦格子パネルにおいて、各胴縁3はその長手方向に連続したスリット7を有する胴縁3であると共に、スリット7の両側に対向するように胴縁内に向かってそれぞれ起立する胴縁スリット側屈折部10が胴縁3の周面部に一体に連接され、一対の中材4a,4bが縦格子5の上下端部と共にそれぞれ各上下の胴縁3の内側に配置され、中材縦部13と中材横部14とを備えた一対の中材における各中材縦部が縦格子の端部を挟んで背中合わせに配置されて縦格子と共に回動可能に取り付けられ、各中材縦部はそれぞれ胴縁スリット側屈折部に近接又は接触するように配置され、各中材縦部及び各中材横部の巾方向の先端は、胴縁内側面に近接又は接触するように配置されている。また、その縦格子パネルを用いたフェンスとする。
【選択図】図1
Description
前記の技術の場合には、上下のビームパイプの長手方向に間隔をおいて多数の取り付け穴を設ける形態であるので、ビームパイプはその長手方向で、局所的に断面が欠損されていることになるから、一様な断面性能を発揮できないという問題がある。
このようなスリット付き胴縁を用いた技術としては、例えば、縦格子の上下端部を挿入し配置するためのスリットを有するパイプ状の胴縁を用い、上下の胴縁間を互いに平行な複数の縦格子で連結した縦格子パネルを支柱間に取り付けたフェンスがある。これは、道路フェンス等として用いられる(例えば、特許文献2参照)。
前記のスリット付きパイプ状の胴縁では、図14(c)に示すように、例えば板厚2.3mmの1枚の鋼板を曲げ加工してスリット付きパイプ状の胴縁25が製作され、その内側に縦格子5の上下端部を接合した例えば板厚1.6mmの断面L形の中材26を組み合わせた構造の縦格子パネル27である。前記の縦格子パネル27に使用するスリット付き胴縁は、胴縁25の断面のみで前記設計荷重が作用しても曲げ剛性を確保できるように設計されるため、スリット付き胴縁の板厚は板厚が厚い部材を用いることになる。また、縦格子パネル27は、複数の縦格子5を配置し、各縦格子の上下両端部を取り付け金具等の連結手段29により中材26に取り付け、中材26を胴縁25内に取り付ける必要があるため、胴縁に作用する荷重に対してはスリット付き胴縁25のみで曲げ剛性を確保することができるが、複数の縦格子を取り付けるために中材を取り付ける必要があるため、剛性を確保するのに必要のない部材も取り付ける必要があり、縦格子パネル全体の重量が重くなり、縦格子パネルのコストが高くなるばかりでなく、搬送作業、組立て作業及び作業員数、施工時間等の設置コストも高くなるという問題があった。また、中材26は、胴縁25内において縦格子5の上下端部を取り付ける目的のみで胴縁25を補剛する作用をしておらず、部材に必要な断面性能に対して無駄が生じていた。
第2発明では、第1発明のフェンス用の縦格子パネルにおいて、各縦格子の上下端部を挟み込んでいる各一対の中材における各中材横部が、胴縁の横方向の曲げ変形に対して胴縁を補剛していることを特徴とする。
第3発明では、第1発明又は第2発明のフェンス用の縦格子パネルにおいて、一対の中材における各中材縦部と、中材における中材横部を介して接する前記胴縁スリット側屈折部とが共同して、胴縁の上下方向の曲げ変形に対して補剛していることを特徴とする。
第4発明では、第1発明から第3発明のいずれかに記載のフェンス用の縦格子パネルにおいて、前記胴縁における周面部は、胴縁の長手方向に直角な断面で、横中立軸から上下方向の両端側の最も遠い位置に互いに平行な胴縁水平部分をそれぞれ備えていることを特徴とする。
第5発明では、第1発明から第4発明のいずれかに記載のフェンス用の縦格子パネルにおいて、前記胴縁における周面部は、胴縁の長手方向に直角な断面で、縦中立軸から左右方向の両端側の最も遠い位置に互いに平行な胴縁鉛直部分をそれぞれ備えていることを特徴とする。
第6発明では、第5発明のフェンス用の縦格子パネルにおいて、中材における中材縦部の先端部が前記胴縁水平部分に、中材横部の先端部が前記胴縁鉛直部分に、それぞれ近接又は接触するように配置されていることを特徴とする。
第7発明では、第1発明〜第6発明のいずれかのフェンス用の縦格子パネルにおいて、胴縁は、そのスリット側の胴縁水平部分に接続するように傾斜面が設けられていることを特徴とする。
第8発明では、第1発明〜第7発明のいずれかのフェンス用の縦格子パネルにおいて、一対の中材の中材縦部は、連結部により一体とされていることを特徴とする。
第9発明のフェンスでは、第1発明〜第8発明のいずれかのフェンス用の縦格子パネルを、間隔をおいて隣り合う支柱に亘って設置していることを特徴とする。
第2発明では、第1発明のフェンス用の縦格子パネルにおいて、各縦格子の上下端部を挟み込んでいる各一対の中材における各中材横部が、胴縁の横方向の曲げ変形に対して胴縁を補剛しているので、胴縁に対して横方向の外力が作用して、胴縁の周面部と中材横部の先端部とが接触した場合に、胴縁の周面部の内の胴縁鉛直部分が、胴縁内側にそれ以上変形するのを防止し、一対の中材における各中材横部と各縦格子の上下端部が一体となっているので、また、スリットに配置されている縦格子端部により各中材の横移動が拘束されて、中材の中材横部は胴縁内周面部を突っ張るように機能するため、胴縁の横方向の曲げ変形に対して抵抗することができ、胴縁の補剛に寄与することができ、胴縁と一対の中材における各中材横部が横方向の曲げに対して共同して抵抗できる等の効果が得られる。
また、胴縁に横方向の外力が作用した場合、縦格子の端部を中材で挟みこんでいることにより、スリット及び中材同士の間隔が保持され、中材横部が胴縁周面部を突っ張るので、胴縁の変形を防止することができる。
第3発明では、第1発明又は第2発明のフェンス用の縦格子パネルにおいて、一対の中材における各中材縦部と、中材における中材横部を介して接する前記胴縁スリット側屈折部とが共同して、胴縁の上下方向の曲げ変形に対して補剛しているので、胴縁に対して鉛直方向の外力が作用して、胴縁の周面部と中材縦部の先端部とが接触した場合に、胴縁の周面部の内の胴縁水平部分が、胴縁内側にそれ以上変形するのを防止して、一対の中材における各中材縦部と胴縁側の胴縁スリット側屈折部が中材横部を介して接触して、胴縁の補剛に寄与することができ、そのため、胴縁の胴縁スリット側屈折部と一対の中材における各中材縦部とが共同して、胴縁の鉛直方向の曲げ変形に対して抵抗することができる等の効果が得られる。
第4発明では、第1発明から第3発明のいずれかに記載のフェンス用の縦格子パネルにおいて、前記胴縁における周面部は、胴縁の長手方向に直角な断面で、横中立軸から上下方向の両端側の最も遠い位置に互いに平行な胴縁水平部分をそれぞれ備えているので、胴縁はその部材長手方向に直角な断面において、小さな高さの断面でも効率よく高い断面性能が得られる。
第5発明では、第4発明のフェンス用の縦格子パネルにおいて、前記胴縁における周面板は、胴縁の長手方向に直角な断面で、縦中立軸から左右方向の両端側の最も遠い位置に互いに平行な胴縁鉛直部分をそれぞれ備えているので、胴縁はその部材長手方向に直角な断面において、小さな巾の断面でも効率よく高い断面性能が得られる。
また、横中立軸から上下方向の両端側の最も遠い位置に互いに平行な胴縁水平部分をそれぞれ備えていると共に縦中立軸から左右方向の両端側の最も遠い位置に互いに平行な胴縁鉛直部分をそれぞれ備えているときは、胴縁長手方向に直角な断面で、胴縁の巾および高さを小さくしても板厚を厚くすることなく効率よく設計荷重に必要な断面性能を得ることができる。
第6発明では、第1発明から第5発明のいずれかに記載のフェンス用の縦格子パネルにおいて、中材における中材縦部の先端部が前記胴縁水平部分に、中材横部の先端部が前記胴縁鉛直部分に、それぞれ近接又は接触するように配置されているので、胴縁における前記胴縁水平部分あるいは胴縁鉛直部分の胴縁内側への変形を小さく抑えて、胴縁を補剛することができる等の効果が得られる。
第7発明では、第1発明〜第6発明のいずれかのフェンス用の縦格子パネルにおいて、胴縁は、そのスリット側の胴縁水平部分に繋がるように傾斜面が設けられているので、縦格子パネルにおいて下側に配置される胴縁上面側の平坦面を少なくして塵埃が堆積するのを抑制する等の効果が得られる。
また、胴縁における鉛直部分と傾斜部分との交差部内側付近に中材の中材横部の先端が接することにより、中材が安定し、中材及び胴縁のねじれ防止にも効果が得られる。
第8発明では、第1発明〜第7発明のいずれかのフェンス用の縦格子パネルにおいて、一対の中材の中材縦部は、連結部により一体とされているので、一対の中材をまとめることができ、部品点数を少なくすることができ組み立て作業性が向上すると共に、中材縦材の先端部相互が互いに離反するように開くことがなく、中材縦材を安定させることができ、また、中材縦部間への縦格子端部の挿入組み立て作業も容易になる。
第9発明のフェンスでは、第1発明〜第8発明のいずれかのフェンス用の縦格子パネルを、間隔をおいて隣り合う支柱に亘って設置しているので、胴縁を簡単な構造で補剛して軽量化された縦格子パネルを用いたフェンスとすることができる。また、縦格子パネルが軽量化されているので、その組立てあるいは搬送設置作業も容易になり、施工が容易なフェンスとすることができる等の効果が得られる。
図1、2には、本発明の第1及び第2実施形態のフェンス用の縦格子パネル1(以下、単に縦格子パネル1とも言う)の一端側が示され、図3〜図5には、実施形態における縦格子パネル1に用いられる主要な部品図が示され、図6,7には、本発明の第1実施形態の縦格子パネル1の全体が示され、図15〜図17には、その縦格子パネル1を用いたフェンス2が示されている。
第1実施形態と第2実施形態は、胴縁3内に配置される一対の中材4a,4bの断面外形寸法が多少ことなっているのみで、それ以外の構造は同じであるので、第1実施形態と共に説明する。
本発明の縦格子パネル1に用いる胴縁3の好適な実施形態では、その部材長手方向に直角な断面形態(図1,2、図3(b)参照)を考えた場合に、上下方向および左右方向の端部側に、胴縁3の周面板の対向面を平行に配置して、断面2次モーメントが高まるようにしている。
具体的には、部材長手方向に直角な断面で、胴縁3における周面部(周面板)は、横中立軸から上下方向の両端側の最も遠い位置に互いにほぼ対向するように平行な横板部分からなる胴縁水平部分8をそれぞれ備えていると共に、縦中立軸から左右方向の両端側の最も遠い位置に互いに対向する平行な縦板部分からなる胴縁鉛直部分9をそれぞれ設けている。
このようにすることで、胴縁3は、同じ外径寸法でありながら、円弧状断面にする場合に比べて断面二次モーメント及び断面係数を大きくすることができて、胴縁3の剛性を効率よく高めるようにしている。また、本発明では、胴縁3に用いる鋼板等の金属板の板厚寸法を、例えば従来公知の板厚寸法よりも格段に薄くして軽量化を図り、このような軽量化を図る上でも、前記のように、互いに対向する(又はほぼ対向する)平行な横板部分からなる胴縁水平部分8と、互いに対向する平行な胴縁鉛直部分9をそれぞれ設けることで、必要な剛性を保った断面性能を有し、かつ、胴縁3の断面積を小さくすることができる。
間隔をおいた前記各胴縁スリット側屈折部10間により形成されたスリット7は、胴縁内の中空部に接続している。対向する各胴縁スリット側屈折部10間の寸法は、縦格子5の軸方向端部の縦格子連結部6の厚さ寸法よりも僅かに大きくされて、縦格子5のがたを防止すると共に、縦格子5の軸方向端部の縦格子連結部6のスリット7長手方向へのスライド移動を容易にしている。
前記のように胴縁傾斜部分11を設けることで、これに接続するスリット7側の胴縁水平部分8が狭くなるが、狭くなった分、縦格子パネル1において、胴縁水平部分8が上側となる下側の胴縁3では、胴縁水平部分8への塵埃の堆積を抑制すると共に、胴縁傾斜部分上の塵埃は風雨により洗い流されるため、塵埃の堆積が少なくなり、また、胴縁3における鉛直部分9と傾斜部分11との交差部内側付近に中材4a,4bの中材横部14の先端が接することにより、中材4a,4bが安定し、中材4a,4b及び胴縁3のねじれ防止にも効果が得られる(以下の実施形態においても、胴縁傾斜部分を設ける場合は同様な作用を発揮する)。
なお、図示の形態では、胴縁3の部材長手方向の端部側における胴縁鉛直部9には、長孔15が設けられ、中材4a,4bと共に前後一対の取り付け金具16(図15、図17参照)にボルト・ナット17により連結可能にされ、その前後一対の取り付け金具16が前記支柱18を抱き込むように前後に配置されることで、前後一対の取り付け金具16により支柱18を把持することで、前記ボルト・ナット17により支柱18(図15、図17参照)に取り可能にされているが、支柱18と縦格子パネル(胴縁)1との連結方法は図示の形態に限るものではなく、他の公知の適宜の形態を採用することができる。
前記の一対の中材4a,4bは、互いに中材横部14が外側を向くように、中材縦部13が間隔をおいて背中合わせとなるように、また、中材縦部13間に縦格子5の軸方向端部の扁平にされた縦格子連結部6を挟むように配置されている。
図18及び図19に示すように、前記の縦格子5と中材4a,4bは、多数の縦格子5の軸方向の端部に亘ってこれらを各中材縦部13により挟むように一対の中材4a,4bの間に配置された状態で、リベット又はボルト・ナット等の連結手段29により、多数の縦格子5の軸方向の両端部には、それぞれ、一対の中材4a,4bにおける各中材縦部13により押圧された状態で回動可能に連結されている。そのため、一対の中材4a,4bと縦格子5とは、設置される場所の勾配に応じて、一対の中材4a,4bと縦格子5との交差角度を調整した状態では、その状態を保持可能にされている。
前記のように各縦格子5の両端部に、それぞれ一対の中材4a,4bをセットしパネル状にした状態で、図16に示すように、中材4a,4bの外側にこれを収納するように胴縁3をスライドして嵌め合わせて、図6及び図1に示すような縦格子パネル1が構成されている。縦格子パネル1における中材4a,4bにおける中材横部14と胴縁3の胴縁スリット側屈折部10とは、互いに接触するか、力が作用し胴縁3が変形しようとするときに接触するくらいの僅かな隙間で配置されている。
したがって、各縦格子5とその軸方向の両端部の一対の中材4a,4bとは、図6に示すように直角の位置関係に配置したり、図7に示すように、傾斜して交差するように配置することができるため、図15〜図17に示すように、勾配のない平坦地に設置する場合、あるいは勾配のある傾斜地に設置する場合に適宜調整可能な縦格子パネル1とされている。尤も、本発明においては、一対の中材4a,4bと縦格子5の連結手段29は、リベットを用いた連結手段が最も良く、ボルト・ナットやその他回動可能に接合できるものでもよい。
特に、図1,2に示すように、中材4a,4bにおける各中材横部14の先端部は、胴縁3における胴縁鉛直部分9に近接又は接触して配置され、各中材縦部13の先端部は、胴縁3の頂部側の胴縁水平部分8に近接又は接触して配置されている。
その理由について、第1実施形態の場合は図1に2点鎖線で、第2実施形態の場合は図8に実線で示すように、例えば人(群衆)のよりかかりにより、胴縁3に横方向の右側(又は左側)から外力F2(又は反対方向の外力F2´)が作用した場合には、胴縁3における右側(又は左側)の胴縁鉛直部分9が胴縁内側に寄るように多少変形して胴縁水平部分8の先端部を確実に押圧するようになると共に、図示を省略するが、胴縁3はその長手方向に左方向(右方向)に曲げ変形する。
この場合、一対の中材4a,4bと縦格子5とは一体に連結しているため、図8にハッチングで示す領域が、胴縁鉛直部分9が胴縁3内の中央(縦中心軸線)寄りに変形するのを拘束して、その位置を保持するように作用している。
また、図8において左右方向のいずれか一方の外力F2(又は反対方向の外力F2´)による胴縁3の曲げに対して、一対の中材4a,4bにおける中材横部14と縦格子5の軸方向の端部とは一体に連結しているため、図8に示す斜線ハッチングで示す部分Xが胴縁3と共に曲げ変形に対して、抵抗できるようにされている。したがって、本発明の実施形態では、中材4a,4b及び縦格子5は、胴縁3の左右方向の曲げに対して補剛するようになっている。
また、第1実施形態の場合は図1に2点鎖線で、第2実施形態の場合は図9に実線で示すように、胴縁3に鉛直下方向(又は鉛直上方向)から外力F1(又は反対方向の外力F1´)が作用した場合には、胴縁3における上側(又は下側)の胴縁水平部分8が胴縁内側に寄るように多少変形して胴縁鉛直部分9の先端部を上側の胴縁水平部分8が押圧するようになると共に、図示を省略するが、胴縁3はその長手方向に下方向(上方向)に曲げ変形する。
この場合、一対の中材4a,4b(中材横部14の基端側)と胴縁3の胴縁スリット側屈折部10とは接触しているため、図9に斜線ハッチングで示す部分Y(中材縦部13と胴縁スリット側屈折部10と中材横部14の一部)が、胴縁水平部分8が胴縁3内の中央(横中心軸線)寄りに変形するのを拘束して、その位置を保持するように作用している。
また、図9において上下方向のいずれか一方の外力F1(又は反対方向の外力F1´)による胴縁3の曲げに対して、一対の中材4a,4bにおける中材縦部13と胴縁スリット側屈折部10とは中材横部14の基端側を介して接触しているため、図9に示す斜線ハッチングで示す部分Yが胴縁3と共に曲げ変形に対して、抵抗できるようにされている。したがって、本発明の実施形態では、中材4a,4bの中材縦部13と中材横部14の基端側及び胴縁3の胴縁スリット側屈折部10が共同して、胴縁3の上下方向の曲げに対して補剛するようになっている。なお、中材縦部13の基端側の板厚を一部厚くする場合には、中材4a,4bの中材縦部13及び胴縁の胴縁スリット側屈折部10が共同して、胴縁3の上下方向の曲げに対して補剛するようになる。
また、図1又は図8,9において、胴縁3に右上方等の斜め方向から外力が作用した場合には、一対の中材4a,4bにおける中材縦部13と各胴縁スリット側屈折部10とによる上下方向補剛作用と、各中材横部14と縦格子5の端部とによる左右方向の補剛作用を発揮することができ、したがって、部材長手方向に直角な断面で、全方向で胴縁3は、一対の中材4a,4bにより補剛されている。
前記のように、胴縁3の長手方向に直角な断面形状に関して、胴縁断面の変形が中材4a,4bにより抑制されている。
前記第1及び第2実施形態と相違する部分は、胴縁3の断面形態が相違しているが、その他の部分は、前記実施形態と同様であるので、同様な部分には、同様な符号を付して、相違する部分を主に説明する。
この第3実施形態では、胴縁3は、スリット付の矩形状の断面形態とされ、スリット7を挟んで間隔をおいて対向する各胴縁スリット側屈折部10に、それぞれ胴縁水平部分8が一体に接続するように屈曲形成され、その各胴縁水平部分8に直角にそれぞれ胴縁鉛直部分9が接続するように屈曲形成され、各胴縁鉛直部分9相互を広幅の胴縁水平部分8aで接続するように屈曲形成された形態とされている。
部材長手方向に直角な断面で、胴縁3における上下方向の高さ寸法と、左右方向の幅寸法は前記実施形態と同じであり、このような胴縁3では、材料が多少多くなるが、胴縁3の縦中心軸線から最も遠い位置に胴縁鉛直部分9及び横中心軸線から最も遠い位置に、大きな面積の胴縁水平部分8、8aを備えた形態となるため、胴縁自身の剛性が向上する。
この形態の変形形態として、中材4a,4bにおける中材縦部13の幅寸法を広げてその先端部を、広幅の胴縁水平部分の内側面に接触させる形態としてもよい。
なお、胴縁断面形状が異なれば得られる断面性能が変わってくるので、胴縁断面の高さ及び巾寸法は胴縁に作用する荷重に必要な断面性能が得られる寸法に変えることができる(前記各実施形態及び他の実施形態でも同様である。)
前記第1及び第2実施形態と相違する部分は、胴縁3の断面形態が相違しているが、その他の部分は、前記実施形態と同様であるので、同様な部分には、同様な符号を付して、相違する部分を主に説明する。
この第4実施形態では、胴縁3は、スリット付の矩形状の断面形態とされ、スリット7を挟んで間隔をおいて対向する各胴縁スリット側屈折部10に、それぞれ胴縁水平部分8が一体に接続するように屈曲形成され、その各胴縁水平部分8に傾斜して接続する胴縁傾斜部分11がそれぞれ屈曲形成され、その各胴縁傾斜部分11にそれぞれ胴縁鉛直部分9が接続するように屈曲形成され、各胴縁鉛直部分9相互を広幅の胴縁水平部分8aで接続するように屈曲形成された形態とされている。
部材長手方向の断面で、胴縁3における上下方向の高さ寸法と、左右方向の幅寸法は前記実施形態と同じであり、このような胴縁3では、図1,2に示す形態に比べて、材料が多少多くなるが、胴縁自身の剛性が向上する。
図12(c)(d)に示す胴縁3では、スリット7を挟んで間隔をおいて対向する各胴縁スリット側屈折部10に、それぞれ胴縁水平部分8が一体に接続するように屈曲形成され、その各胴縁水平部分8に傾斜して接続する胴縁傾斜部分11がそれぞれ屈曲形成され、その各胴縁傾斜部分11にそれぞれ胴縁鉛直部分9が接続するように屈曲形成され、各胴縁鉛直部分9に傾斜して接続する胴縁傾斜部分22がそれぞれ屈曲形成され、胴縁傾斜部分22相互を接続する胴縁水平部分8aで接続するように屈曲形成された形態とされている。前記胴縁傾斜部分11と傾斜方向が異なる方向に胴縁傾斜部分22が設けられているから、胴縁3は胴縁水平部分8,8aの両側での塵埃の堆積および雨等による清掃が容易になる。
図13(c)(d)に示す形態の胴縁3では、スリット7を挟んで間隔をおいて対向する各胴縁スリット側屈折部10に、それぞれ胴縁水平部分8が一体に接続するように屈曲形成され、その各胴縁水平部分8に傾斜して接続する急傾斜の胴縁傾斜部分11がそれぞれ屈曲形成され、その各胴縁傾斜部分11にそれぞれ胴縁鉛直部分9が接続するように屈曲形成され、各胴縁鉛直部分9に傾斜して接続する第1胴縁傾斜部分22aがそれぞれ屈曲形成され、前記第1胴縁傾斜部分22aに交差するように傾斜して接続する第2胴縁傾斜部分22aがそれぞれ屈曲形成され、前記第2胴縁傾斜部分22bに交差するように傾斜して接続する第3胴縁傾斜部分22cがそれぞれ屈曲形成され、第3胴縁傾斜部分22c相互を接続する胴縁水平部分8aで接続するように屈曲形成された形態とされている。
しかし、いずれの形態の場合にも、胴縁3側には、中材4a,4bにおける中材縦部13の先端部が近接又は接触する胴縁水平部分8,8aを備えていると共に、中材4a,4bにおける中材横部14の先端部が近接又は接触する胴縁鉛直部分9を備えて、中材4a,4bにより、胴縁水平部分8a,胴縁鉛直部分9の胴縁内側への変形を抑制するようにしている。
図14(a)における胴縁3の断面外形寸法は、高さ47mm、横幅42mm、板厚1.2mm,長さ2900mmで材質はSGC400 Z27であり、その材料サイズ(板厚×幅×長さ mm)は、1.2×165×2900mmであり、亜鉛めっき材の比重が8.17を用いてめっき処理され、製品重量は4.691kgである。
また、以下同様に、一対の中材4a,4bの中材横部14の巾寸法(15mm)と、中材縦部13の巾寸法(30mm)と、板厚寸法(1.2mm)及び長さ寸法(2900mm)並びに製品重量等は、下記表1に示す通りである。
さらに、図14(b)に示す比較例の胴縁25と、中材26の板厚寸法及び製品とした場合の重量は下記表1に示す通りである。
なお、本発明において用いた胴縁3及び左右の中材4a,4bの材質は、SGC400 Z27(冷延圧延原板を用いた溶融亜鉛めっき鋼板)で、比較例において用いた胴縁25及び中材26の材質は、SGH400 Z27(冷延圧延原板を用いた溶融亜鉛めっき鋼板)で、降伏点295N/mm2,引っ張り強さ400N/mm2以上、伸び18%以上の鋼材である。したがって、両材質とも、同等の強度を有する材料である。
前記のように、本発明では、2枚の中材4a,4bを用いているが、本発明では、薄板としているため、胴縁と中材との合計重量では、比較例よりも格段に軽量にされていることがわかる。
なお、中材横部14先端部を胴縁3の内周面に近接配置させる場合に、胴縁長手方向に直角な断面で、スリット7と縦格子5の端部との横方向の隙間より、中材4a,4bの中材横部14先端部と、胴縁3の内周面との間の横方向の隙間を小さく設定するのが好ましい。
また、中材4a,4bにおける中材縦部13の巾方向の先端部が前記胴縁水平部分8aに、中材横部14の巾方向の先端部が前記胴縁鉛直部分9に、それぞれ近接又は接触するように配置されているので、胴縁3における前記胴縁水平部分8(8a)あるいは胴縁鉛直部分9の胴縁3内側への変形を小さく抑えて、胴縁を補剛することができる。
また、胴縁3は、そのスリット7側の胴縁水平部分8(8a)に接続するように傾斜面28が設けられているので、縦格子パネル1において下側に配置される胴縁3上面側の平坦面を少なくして塵埃が堆積するのを抑制することができると共に、胴縁水平部分8(8a)を備えていることで剛性を効率よく向上することができる。
また、一対の中材の中材縦部は、連結部により一体とされているので、一対の中材をまとめることができ、部品点数を少なくすることができ組み立て作業性が向上する。
また、縦格子パネル1を、間隔をおいて隣り合う支柱18に亘って設置しているので、胴縁3を簡単な構造で補剛して軽量化された縦格子パネル1を用いたフェンス2とすることができる。また、縦格子パネル1が軽量化されているので、その組立てあるいは搬送設置作業も容易になり、施工が容易なフェンスとすることができる。
2 フェンス
3 胴縁
4 複合中材
4a 中材
4b 中材
5 縦格子
6 縦格子連結部
7 スリット
8 胴縁水平部分
8a 胴縁水平部分
9 胴縁鉛直部分
10 胴縁スリット側屈折部
11 胴縁傾斜部分
12 胴縁弧状部分
13 中材縦部
14 中材横部
15 長孔
16 取り付け金具
17 ボルト・ナット
18 支柱
19 横孔
20 長孔
21 横孔
22 胴縁傾斜部分
25 胴縁(従来)
26 中材(従来)
27 縦格子パネル
28 傾斜面
29 連結手段
30 接続部
31 横孔
Claims (9)
- 互いに平行な上下の胴縁間を、互いに平行な複数の縦格子で連結したフェンス用の縦格子パネルにおいて、前記各胴縁はその長手方向に連続したスリットを有する胴縁であると共に、スリットの両側に対向するように胴縁内に向かってそれぞれ起立する胴縁スリット側屈折部を胴縁の周面部に一体に備え、上下の胴縁はスリットが対向するように配置され、一対の中材が縦格子の上下端部と共にそれぞれ各上下の胴縁の内側に配置され、前記中材は中材縦部と中材横部とを備え、前記一対の中材における各中材縦部が縦格子の上下端部を挟んで背中合わせに配置されて縦格子と共に回動可能に取り付けられ、各中材横部の基端側でそれぞれ前記胴縁スリット側屈折部に近接又は接触するように配置され、各中材縦部及び各中材横部の先端は、胴縁内側面に近接又は接触するように配置されて、一対の中材を縦格子の取り付け部材とすると共に胴縁の補剛材としていることを特徴とするフェンス用の縦格子パネル。
- 各縦格子の上下端部を挟み込んでいる各一対の中材における各中材横部が、胴縁の横方向の曲げ変形に対して胴縁を補剛していることを特徴とする請求項1に記載のフェンス用の縦格子パネル。
- 一対の中材における各中材縦部と、中材における中材横部を介して接する前記胴縁スリット側屈折部とが共同して、胴縁の上下方向の曲げ変形に対して補剛していることを特徴とする請求項1また2に記載のフェンス用の縦格子パネル。
- 前記胴縁における周面部は、胴縁の長手方向に直角な断面で、横中立軸から上下方向の両端側の最も遠い位置に互いに平行な胴縁水平部分をそれぞれ備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のフェンス用の縦格子パネル。
- 前記胴縁における周面は、胴縁の長手方向に直角な断面で、縦中立軸から左右方向の両端側の最も遠い位置に互いに平行な胴縁鉛直部分をそれぞれ備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のフェンス用の縦格子パネル。
- 中材における中材縦部の先端部が前記胴縁水平部分に、中材横部の先端部が前記胴縁鉛直部分に、それぞれ近接又は接触するように配置されていることを特徴とする請求項5に記載のフェンス用の縦格子パネル。
- 胴縁は、そのスリット側の胴縁水平部分に繋がるように傾斜面が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のフェンス用の縦格子パネル。
- 一対の中材の中材縦部は、連結部により一体とされていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のフェンス用の縦格子パネル。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載の縦格子パネルを、間隔をおいて隣り合う支柱に亘って設置していることを特徴とするフェンス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010082517A JP5502561B2 (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | フェンス用の縦格子パネル及びそれを用いたフェンス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010082517A JP5502561B2 (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | フェンス用の縦格子パネル及びそれを用いたフェンス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011214289A true JP2011214289A (ja) | 2011-10-27 |
JP5502561B2 JP5502561B2 (ja) | 2014-05-28 |
Family
ID=44944304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010082517A Active JP5502561B2 (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | フェンス用の縦格子パネル及びそれを用いたフェンス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5502561B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015014117A (ja) * | 2013-07-04 | 2015-01-22 | Jfe建材株式会社 | 防護柵 |
JP2015052252A (ja) * | 2013-09-09 | 2015-03-19 | Jfe建材株式会社 | 防護柵の組立構造 |
JP2018127836A (ja) * | 2017-02-09 | 2018-08-16 | Jfe建材株式会社 | パネル及び防護柵 |
-
2010
- 2010-03-31 JP JP2010082517A patent/JP5502561B2/ja active Active
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015014117A (ja) * | 2013-07-04 | 2015-01-22 | Jfe建材株式会社 | 防護柵 |
JP2015052252A (ja) * | 2013-09-09 | 2015-03-19 | Jfe建材株式会社 | 防護柵の組立構造 |
JP2018127836A (ja) * | 2017-02-09 | 2018-08-16 | Jfe建材株式会社 | パネル及び防護柵 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5502561B2 (ja) | 2014-05-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2010103842A1 (ja) | 連結金物、制振構造、及び建築構造物 | |
JP5502561B2 (ja) | フェンス用の縦格子パネル及びそれを用いたフェンス | |
JP5291283B2 (ja) | 防護柵用支柱 | |
JP2014145186A (ja) | 屋根構造体 | |
JP5748642B2 (ja) | 車落下防護柵 | |
KR20050039798A (ko) | 흙막이 벽의 설치구조 | |
JP5443018B2 (ja) | 手摺り筋交い | |
JP6888301B2 (ja) | 組立材、耐力壁、トラス梁及び梁 | |
JP6663720B2 (ja) | 自在格子パネル、その支柱接続構造、及び防護柵 | |
JP2011214313A (ja) | フェンス用縦格子パネル | |
JP2018127836A (ja) | パネル及び防護柵 | |
JP5704961B2 (ja) | フェンス | |
JP4829759B2 (ja) | 防護柵 | |
JP6144509B2 (ja) | メッシュパネル及びフェンス | |
JP2006152666A (ja) | 胴縁一体型フェンス用パネルおよび胴縁一体型フェンス | |
JP5417152B2 (ja) | 防護柵用支柱 | |
WO2014129468A1 (ja) | メッシュパネル、フェンス及び線材 | |
JP2016069901A (ja) | フェンス及びその組立方法 | |
JP7374033B2 (ja) | 塀 | |
JP6216578B2 (ja) | 防護柵の組立構造 | |
JP5778195B2 (ja) | メッシュパネル及びフェンス | |
JP4716970B2 (ja) | 防雪柵用の防雪板 | |
JP4147899B2 (ja) | 階段 | |
JP5238617B2 (ja) | フェンス体の連結構造 | |
JP4692729B2 (ja) | ネットフェンス及びその更生方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20120829 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130204 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131225 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140311 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140313 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5502561 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |