JP4716970B2 - 防雪柵用の防雪板 - Google Patents
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中空の防雪板における幅方向中央部は、幅方向端部から最も離れておりかつ上下内面間を支える部材がないことから、従来は、その幅方向中央部に上下内面に当接して防雪板長さ方向に延びる補強部材を設けている。
例えば、図13に示した防雪板53では、間隔をあけて対向させた上面板51と下面板52の前端及び後端をそれぞれ前縁部材54及び後縁部材55にボルト56で固定するとともに、幅方向中央部に上面板51及び下面板52に当接して防雪板長さ方向に延びるZ形軽量部材57を配置した構造としている(特許文献2の図1(c))。
この防雪板23は、平坦な上面板21と、金属平板の複数箇所を折曲して下向き凸形状にしかつ両端を折り返した断面形状の下面板22とを貼り合わせてなる防雪板本体24を持つ構造であり、貼り合わせ部は、下面板22の折り返した端縁部22aに上面板21の端縁部を21aを重ね、両者を例えばリベット(ブラインドリベット)25で接合したものである。
そして、この防雪板23は、中空の防雪板本体24を補強する補強構造として、防雪板本体24内の幅方向中央部に、上面板21及び下面板22に当接して防雪板長さ方向に延びる角形鋼管(補強部材)27を設け、角形鋼管27の両端に端面板26を溶接固定した構造である。さらに、角形鋼管27に、両端部と中間2ヶ所の合計4ヶ所で、角形鋼管27の上面の高さ位置で防雪板幅方向に延びる受け材28を溶接固定し、この受け材28に防雪板本体24の両端部をリベット25で固定している。また、取付軸29、フック掛け部30を溶接固定している。
いずれも金属板である上面板と下面板とをそれぞれの幅方向両端部近傍で互いに貼り合わせて中空の防雪板本体を形成し、前記防雪板本体の長さ方向両端に、防雪板本体の内面輪郭に近い形状の端面部材を固定し、前記防雪板本体の幅方向両端縁近傍のみに、下面板内面に固定されて防雪板長手方向に延びる棒状の補強部材を設けたことを特徴とする。
また、防雪板本体の長さ方向両端に、防雪板本体の内面輪郭に近い形状の端面部材を固定した構造は、前記幅方向端縁近傍の棒状の補強部材が補強機能を発揮するために適切である。
図示例の下面板22の断面形状は、金属平板の複数箇所を折曲して形成した左右対称(防雪板の幅方向について左右対称)の下向き凸形状であり、また、幅方向中央近傍は上面と平行(平行部を22cで示す)で左右それぞれ2箇所を折曲した凸形状であり、また、両端部は図5(ロ)に拡大して示すように丸みを付けて折り返している。折り返し部を22bで示す。
そして、下面板22の折り返した端縁部22aに上面板21の端縁部を21aを重ねて、両者を例えばリベット(ブラインドリベット)25で接合している。
なお、図示例では上面板21の端縁部21aを下面板22の上側にして接合しているが、図8に示すように、上面板21の端縁部21aを下面板22の下側(内側)にして接合してもよい。
また、リブ43の下板部両側における下端縁は下面板22に対して隙間を有する(下面板22に接触していない)。このように、リブ43は、その中央近傍が下板部42を介して下面板22に結合しているだけで、下板部両側の下端縁は下面板22に対して隙間を有するので、リブの輪郭を防雪板本体の輪郭に正確に合わせる必要がなく、端面部材の製作が容易であり安価に製作できる。
また、重ね合わせた上面板21の端縁部21aと下面板22の折り返した端縁部22aとは、防雪板本体24の両端部を除く複数箇所において、単にリベット25で接合している。
これは、防雪板本体中央を貫通する大サイズ(大重量)の補強部材(角形鋼管など)の代わりに、防雪板長手方向に延びる補強部材36を防雪板本体24の幅方向両端縁近傍に配置することで、中央部に配置する場合と比べて補強部材が小サイズ(小重量)で済むと同時に、両端縁がすぼまった薄半月形の中空構造である防雪板本体24の曲げ剛性を高くする手段として、幅方向端縁近傍を補強することが、使用材料の重量との関連で効率的であると考えられる。
また、荷重試験の結果では、上記の端面部材38は、リブ43が中央近傍だけで下面板22に結合しているだけでも、中空の防雪板本体24に対する補強機能を有効に果たしている。すなわち、この端面部材38の構造は、製作が容易で安価でしかも補強機能を有効に果たすことができる効率的な構造である。
ただし、下面板を円弧状にすると、風の抵抗を小さくする上では当然好ましいが、円弧状に成形するのは、折り曲げて凸形状に加工する場合と比べて設備費が高くつき、コストが高くなるので、折曲して凸形状にするのが適切である。すなわち、円弧状の断面形状をプレス加工する場合、湾曲面の金型が必要であり、かつ少なくとも材料幅を持つ金型が必要となる。しかし、複数箇所を折り曲げて凸形状にする加工は、1箇所をV曲げするためのV形の金型で行うことができ(但し、複数回のプレス動作をする)、かつ、幅の狭い金型でV曲げをすることが可能である。したがって、加工に用いる金型の費用が大幅に安く済む。
ただし、折曲箇所を増やすと、下面が円弧状に近づき、風の抵抗を小さくする上では当然好ましいが、折曲箇所が増えると、必要なV曲げ加工の回数が増えるので、工数がかかりコストが高くなるので、風の抵抗増大が問題とならない範囲で折曲箇所を少なくするのが好ましい。
2 支柱
14 防雪柵(吹払式防雪柵)
21 上面板
21a (上面板の)端縁部
22、22’、22” 下面板
22a (下面板の両端の)折り返し端縁部
22b (下面板の)折り返し部
22c (下面板の)中央の平行部
24、24’、24” 防雪板本体
25 リベット
33、33’、33” 防雪板
38 端面部材
39 取付軸
40 フック掛け部
41 上板部
42 下板部
43 リブ
Claims (6)
- 道路に沿って間隔をあけて立設した支柱間に防雪板を取り付けた防雪柵における前記防雪板であって、
いずれも金属板である上面板と下面板とをそれぞれの幅方向両端部近傍で互いに貼り合わせて中空の防雪板本体を形成し、
前記防雪板本体の長さ方向両端に、防雪板本体の内面輪郭に近い形状の端面部材を固定し、
前記防雪板本体の幅方向両端縁近傍のみに、下面板内面に固定されて防雪板長手方向に延びる棒状の補強部材を設けたことを特徴とする防雪柵用の防雪板。 - 前記補強部材が断面L字形の山形鋼であり、L字形の一方の辺を下面板内面に固定したことを特徴とする請求項1記載の防雪柵用の防雪板。
- 前記防雪板本体は、平坦な上面板と、金属平板の複数箇所を折曲して下向き凸形状にした断面形状の下面板とを幅方向両端部で貼り合わせた構造であることを特徴とする請求項1又は2記載の防雪柵用の防雪板。
- 前記防雪板本体は、下面板がその幅方向両端部を折り返した断面形状であり、その折り返した端縁部を上面板の端縁部に重ねて接合した構造であることを特徴とする請求項1〜3記載の防雪柵用の防雪板。
- 前記端面部材は、防雪板本体の内面輪郭に近い形状のリブの上下に、下面板の両折り返し端縁部間に渡されて上面板とともに固定される上板部と、下面板の中央近傍に固定される下板部とをそれぞれ固定した構成で、少なくとも中央近傍ではコ字形断面をなしていることを特徴とする請求項4記載の防雪柵用の防雪板。
- 前記端面部材のリブにおける下板部両側の下端縁は下面板に対して隙間を有することを特徴とする請求項5記載の防雪柵用の防雪板。
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