JP2011213275A - ハイブリッド車の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハイブリッド車両において、蓄電装置の充放電を効率よく行う制御方法、及び効率のよい駆動力源を選択する制御方法を提供する。
【解決手段】充電時には、目標SOCをエンジン燃焼効率及び、電動機の充電効率に基づき決定し、効率のよい走行状態で多く充電するよう制御する。また、充電時に充電中の効率を記憶しておく。充電終了後、車両制御装置は蓄電装置の電力の効率も含めて電動機による走行の効率を算出し、エンジンの燃焼効率と比較して、どちらか効率のよい方を駆動力源として選択する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、エンジン及び電動機を動力源として備え、電動機を発電機として回転動作させることで蓄電装置の充電が可能な、ハイブリッド車の駆動制御装置に関するものである。
近年、エンジンと電動機を動力源として備え、状況に応じ動力源を切り替えることが可能なハイブリッド車が、燃費の向上や、CO2排出量低減のための解決策として開発されている。また、ハイブリッド車では走行に必要な動力よりも大きな動力でエンジンを動作させ、エンジンが効率の良い領域で動作するようにコントロールし、その余剰動力で電動機を回転動作させて蓄電装置を充電している。蓄電装置に蓄えられた電力は、電動機の駆動に用いられ、エンジンの代わりに電動機を動力源として用いることで、燃費の向上、及びCO2排出量の低減を図っている。しかし、電動機を動力源に用いたとしても、電動機への電力供給は蓄電装置から行われ、その蓄電装置はエンジンを動作させて充電を行っている。そのため、電動機も間接的に燃料を消費しており、エンジン燃焼効率の悪い領域で充電が長く続けられると燃費の悪化を招いてしまう。そのため、特許文献1では、エンジンの効率によって充電時の目標SOCを設定し、効率の悪い状態では目標SOCを低めに設定して充電量を減らし、効率の良い時に目標SOCを高めに設定して多く充電するような制御が提案されている。
また、ハイブリッド車はエンジンと電動機の2つの動力源を備えているので、任意に動力源の選択が可能である。そのため、燃費を向上させるためには走行状態に応じて効率の良い方の動力源を選択する必要がある。特許文献2には、燃料の消費量をエネルギーコスト(g/kWh)として求め、蓄電装置の充電に使った燃料消費量も含めて計算した電動機で走行した際のエネルギーコストと、エンジンで走行した際のエネルギーコストを比較し、エネルギーコストの少ない動力源を選択することで燃費を向上する制御が開示されている。
しかしながら、特許文献1の技術にあっては、目標SOCはエンジンの効率のみに基づいて決定されている。蓄電装置の充電はエンジンで電動機を回転駆動させることにより行われるが、エンジン効率の良い動作域が、必ずしも電動機の効率の良い動作域とは限らない。よって、エンジン効率が良いために目標SOCを高く設定しても、電動機の発電効率が良くない場合は、全体的に効率が良くない状態で多く充電することになり、燃費の向上効果が低下する可能性がある。また特許文献2に記載のものは、蓄電装置を充電する際に充電時のエネルギーコストも算出するようにしている。しかし、蓄電装置には過去にそれぞれ異なるエネルギーコストで充電された電力が混在しており、特許文献2に記載の技術は、蓄電装置に蓄えられた電力を実際に使用する際に、今使用している電力が過去にどの程度のエネルギーコストで充電されたものなのかを識別する手段について言及されていない。
また、上記特許文献1および2には充放電時のハイブリット車の燃費向上が十分ではなかった。
特開2008−109740号公報 特開平11−229916号公報
本発明の目的は、ハイブリッド車の燃費を向上する制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、燃料を燃焼することで作動するエンジンと、蓄電装置に蓄えられた電力で作動する電動機を駆動源として備え、前記エンジンで前記電動機を発電機として回転駆動させることで、前記蓄電装置を充電することが可能なハイブリッド車両において、前記蓄電装置の蓄電量目標値(目標SOC)を、前記蓄電装置を充電する際の電力効率(蓄電電力効率)に基づき決定し、前記目標SOCまで前記蓄電装置を充電した後、前記電動機による走行に移行した際に、前記電動機による走行を継続するか否かを、総合力行効率と前記エンジンの燃焼効率を比較して決定するようにしたものである。
上記目的を達成するために、前記蓄電電力効率は、充電時の前記エンジンの燃焼効率と、前記電動機の発電効率に基づいて決定され、前記総合力行効率は、前記蓄電電力効率と前記電動機の発電効率に基づいて決定するようにしたものである。
上記目的を達成するために、本発明は、前記蓄電装置の蓄電量が前記目標SOCに到達したのち、前記蓄電装置の充電を停止し、前記エンジンの燃焼効率を前記総合力行効率と比較して、前記エンジンによる走行、もしくは前記電動機による走行どちらか効率の良いほうを選択するようにしたものである。
上記目的を達成するために、本発明は、前記蓄電電力効率は、充電時の前記エンジンの燃焼効率と、前記電動機の発電効率から算出し、算出された蓄電電力効率は蓄電電力記憶手段により記憶するようにしたものである。
本発明によれば、燃費を向上させた車両制御装置を提供することができる。
本実施形態における車両制御装置の構成の概略を示すブロック図。 本実施形態における目標SOC決定方式を説明するフローチャート。 本実施形態における駆動力源選択方式を説明するフローチャート。 蓄電電力効率の記憶方法を説明する図。 目標発電トルク算出テーブルの図。 エンジン燃焼効率マップの図。 電動機力行効率マップの図。 電動機充電効率マップの図。 目標SOC算出テーブルの図。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の車両制御システムの概略を概略的に示すブロック図である。
エンジン2はクラッチ3を介して電動機4に連結されている。クラッチ3の断続を制御することで、エンジン2による走行,電動機4による走行,エンジン2で走行しながら電動機4で発電を行うなどの走行状態の切替えを可能にしている。
電力変換手段5は、例えば整流器によって構成されており、蓄電装置7からの直流電力を3相交流電力に変換し、電動機4に供給する。電動機4は固定子巻線(図示せず)に電流の供給を受けることによって、電動機として動作する。
また、電動機4はエンジン2の回転駆動力によって回転させられることで、電動機4内の固定子巻線(図示せず)に起電力が誘起され、3相交流電力を発生し、電力交換手段5を介して蓄電装置7へ電力を供給する発電機として動作する。
さらに、減速中や降坂中でエンジン2が停止中であっても、電動機4はタイヤ9からの回転力を受けることで、電動機4内の固定子巻線(図示せず)に起電力が誘起され、3相交流電力を発生し、電力交換手段5を介して蓄電装置7へ電力を供給する発電機として動作する。
エンジン2の回転数,電動機4の回転数はそれぞれ、エンジン回転数検出手段14および電動機回転数検出手段16によって検出され、CAN(Control Area Network)などの通信手段19を通して、車両制御装置1に送られる。また、エンジン2のトルク,電動機4のトルクはそれぞれ、エンジントルク推定手段15,電動機トルク推定手段17により算出され、CANなどの通信手段19を通して、車両制御装置1に送られる。車両制御装置1は通信手段19を通して送られてくる回転数とトルク情報を基に、エンジン2の燃焼効率,電動機4の力行,発電効率をそれぞれエンジン燃焼効率算出手段10,電動機力行発電効率算出手段11を用いて求める。
蓄電電力効率算出手段12は、蓄電装置7を充電する際の、エンジン2のエンジン燃焼効率と、電動機4の発電効率を基に蓄電電力効率を算出する。蓄電電力効率記憶手段13は、蓄電装置7のSOC推定手段18からCANなどの通信手段19を通して送られてくるSOCの情報と蓄電電力効率算出手段12によって算出された蓄電電力効率を対比し、どの程度の蓄電電力効率でどの程度電力が蓄電装置7に蓄えられたかを記憶する。
車両制御装置1は、電動機力行効率と現在のSOCに対応する蓄電電力効率から総合力行効率を求め、それをエンジン燃焼効率と比較し、どちらか効率の良いほうを車両の駆動力源として選択する。
次に図2のフローチャートを用いて、蓄電装置7を充電する際の目標SOCの設定方法について説明する。
まず、ステップ101で、エンジン回転数検出手段によりエンジン2の回転数を検出する。次にステップ102で検出されたエンジン2の回転数に基づき、目標エンジン燃焼効率を達成するために必要なエンジン2の目標トルク(tTe)を算出する。エンジン2の目標トルク(tTe)の算出は、例えば、図5のようなテーブル検索により行う。
エンジン2の目標トルク(tTe)決定後、ステップ103で電動機4の発電トルク指令値(GenTm)を決定する。電動機4の発電トルク指令値(GenTm)は、エンジン2の目標トルク(tTe)と駆動に必要とされるエンジン2のトルク(Te)の差分を求めることで決定する。駆動に必要なトルク(Te)よりも大きい値をエンジン2の目標トルク(tTe)に設定することで、余剰トルクを電動機4を発電機として駆動するためのトルクとして用いることができる。さらに、エンジン2の動作点自体も効率の良い高トルク側に移動させることが可能である。電動機4の発電トルク指令値(GenTm)は、
GenTm=tTe−Te
で求めることができる。
次に、ステップ104に進み、発電トルク指令値(GenTm)が、電動機4の最小トルク(Tmmin)の絶対値以下であるか否かを判断し、最小トルク(Tmmin)の絶対値以下である場合は(ステップ104でYES)、ステップ105に進む。そして、発電機4の目標トルク(tTm)をGenTmに設定する。
一方、ステップ104で発電トルク指令値(GenTm)が、電動機4の最小トルク(Tmmin)の絶対値以上である場合は(ステップ104でNO)、ステップ106に進む。そして、発電機4の目標トルク(tTm)をTmminに設定する。
発電機4の目標トルク(tTm)を設定した後、ステップ107で電動機4の回転数を検出し、ステップ108に進む。
ステップ108では、エンジン燃焼効率(EngEff)と電動機4の発電効率(MotGenEff)を掛け合わせてどの程度の効率で蓄電装置7に電力が蓄えられているかを表す蓄電電力効率(StoredEnergyEff)を求める。蓄電電力効率(StoredEnergyEff)は、
StoredEnergyEff=EngEff×MotGenEff
で求めることができる。
エンジン燃焼効率(EngEff)は、エンジン回転数検出手段14で検出したエンジン回転数と、エンジントルク推定手段15で算出したエンジントルクを入力とする、図6の様なマップを用いて求める。また、電動機4の発電効率(MotGenEff)は、電動機回転数検出手段16で検出した回転数と、電動機トルク推定手段17で算出した電動機トルクを入力とする、図7の様なマップを用いて求める。
最後に、ステップ109に進み、電動機4の目標SOC(TargetSOC)を決定する。目標SOC(TargetSOC)は、蓄電電力効率(StoredEnergyEff)を入力とするテーブルを用いて求める。目標SOC(TargetSOC)は、蓄電電力効率(StoredEnergyEff)が低いときは低く設定し、蓄電電力効率(StoredEnergyEff)が高いときは高く設定する。そうすることにより、効率の悪い状態での充電時間を短くすることができ、同時に質の良い電力(効率の良い状態で充電した電力)を多く蓄電装置7に蓄えることができる。
目標SOC(TargetSOC)を決定するためのテーブル設定方法は、種々の方法が考えられる。例えば、蓄電電力効率(StoredEnergyEff)に比例して図9(a)の様に目標SOC(TargetSOC)を増加させてもよい。また、蓄電電力効率(StoredEnergyEff)の増加に対し、図9(b)の様に指数関数的に目標SOC(TargetSOC)を増加させてもよい。あるいは、ある一定範囲内で蓄電電力効率(StoredEnergyEff)が変化した際は目標SOC(TargetSOC)は変化しないものとし、図9(c)の様に、ステップ状に目標SOC(TargetSOC)を増加させてもよい。
次に、図3のフローチャートを用いて、蓄電装置7の蓄電量が目標SOCに到達した後の制御方法について説明する。
まず、ステップ201で車両が減速中であるか否かを判断し、減速中の場合は(ステップ201でYES)、ステップ202に進む。
ステップ202では、現在SOCがSOC上限値(SOCmax)より低いか否かを判断し、低い場合は(ステップ202でYES)、ステップ210で回生を選択し処理を終了する。現在SOCがSOC上限値(SOCmax)より高い場合は(ステップ202でNO)、ステップ209に進み摩擦ブレーキのみによる制動を行い、処理を終了する。
一方、ステップ201で減速中ではない場合は(ステップ201でNO)、ステップ203に進み、以下の処理を実行する。
ステップ203で現在のSOCがSOC下限値(SOCmin)より多いか否かを判断し、多い場合は(ステップ203でYES)、ステップ204に進む。
一方、現在のSOCがSOC下限値(SOCmin)を下回っている場合は(ステップ203でNO)、ステップ213に進み、発電を選択して処理を終了する。
ステップ204では、エンジン2のエンジン燃焼効率(EngEff)を算出する。算出方法は図1のステップ108と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ステップ205に進み、電動機4の総合力行効率(TotMotEff)を求める。総合力行効率(TotMotEff)は蓄電装置7の蓄電電力効率(StoredEnergyEff)と電動機4の力行効率(MotEff)を掛け合わせて求める。総合力行効率は、
TotMotEff=StoredEnergyEff×MotEff
で求めることができる。
ステップ206で総合力行効率(TotMotEff)がエンジン燃焼効率(EngEff)より良いか否かを判断し、総合力行効率(TotMotEff)の効率の方が良い場合(ステップ206でYES)、ステップ207に進む。
ステップ207では、電動機4の最大トルク(Tmmax)が目標駆動トルク(tTout)上回っているか否かを判断し、上回っている場合は(ステップ207でYES)、ステップ211に進み、電動機4を駆動力源として走行するEV走行を選択し、処理を終了する。
一方、ステップ206で電動機4の総合力行効率(TotMotEff)がエンジン燃焼効率(EngEff)を下回っている場合(ステップ206でNO)、もしくはステップ207で、電動機4の最大トルク(Tmmax)が目標駆動トルク(tTout)を下回っている場合は(ステップ207でNO)、ステップ208に進む。
ステップ208では、現在のSOCが目標SOC(TargetSOC)を上回っているか否かを判断し、現在SOCが目標SOC(TargetSOC)以上(ステップ208でYES)であれば発電を行う必要がないので、ステップ212に進み、エンジン2を駆動力源とするエンジン走行を選択して、処理を終了する。
一方、ステップ208で、現在SOCが目標SOC(TargetSOC)を下回っている場合は(ステップ206でNO)、ステップ213に進み、発電を選択して処理を終了する。
次に、図4に基づいて、蓄電電力効率(StoredEnergyEff)の記憶方法の一例を示す。
例えば、図4に示す様に、蓄電装置7に蓄えられている電力を、蓄電電力効率(StoredEnergyEff)を数パーセント毎に分類して、効率の良い順に区分けする。そうすることにより、蓄電装置7に蓄えられている電力のうち、どのくらいの割合の電力がどのくらいの効率で充電されたものであるかを容易に把握することができる。
上記した方法により蓄電電力効率(StoredEnergyEff)を記憶することによって、駆動力源の選択は、例えば、下記に記述する方法で決定される。図4(a)にあるように、蓄電装置のSOC推定手段18の示す値がSOC1の値であるとき、蓄電電力効率(StoredEnergyEff)は少なくとも70%以上である。仮にエンジン燃焼効率(EngEff)が25%、電動機力行効率(MotEff)が85%だとすると、総合力行効率(TotMotEff)は、
TotMotEff=StoredEnergyEff×MotEff
で求められるので、少なくとも59.5%以上であり、エンジン燃焼効率(EngEff)の25%を上回っているため、電動機4が駆動力源として選択される。
また、電動機4を駆動力源として走行し、蓄電装置のSOC推定手段18の示す値が、図4(b)上に示すSOC2の値まで減少した場合、蓄電電力効率(StoredEnergyEff)は20%程度である。仮にエンジン燃焼効率(EngEff)が25%、電動機力行効率(MotEff)が85%だとすると、総合力行効率(TotMotEff)は17%であり、エンジン燃焼効率(EngEff)25%を下回る。そのため、車両制御装置1は電動機4による走行を停止し、エンジン2による走行、もしくはエンジン2による走行をしつつ発電を行うモードに移行する。
従って、エンジン燃焼効率(EngEff),電動機力行効率(MotEff)、それぞれ単体の瞬時効率を比較して駆動力源を選択するのではなく、燃料が実際に車両を動かす駆動力に変換されるまでの効率を考慮して駆動力源の選択を行っているので、燃費の向上を図ることができる。
また、電動機4による走行を行う際に、電力放電下限値(SOCmin)に到達するまで、可能な限り電動機4による走行を続けるのではなく、総合力行効率(TotMotEff)とエンジン燃焼効率(EngEff)の比較によって、電動機4による走行を継続するか否かを決定している。よって、蓄電装置7のSOCが残っているからと言って、蓄電電力効率(StoredEnergyEff)の悪い電力を使って電動機4による走行を継続して、燃費を悪化させるのを防ぐことができる。
本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上述の実施の形態では、蓄電電力効率(StoredEnergyEff)はエンジン燃焼効率(EngEff)と電動機発電効率(MotEff)から求めており、また総合力行効率(TotMotEff)は蓄電電力効率(StoredEnergyEff)と電動機力行効率(MotEff)からそれぞれ求めているが、更に多くのパラメータ、例えば、蓄電装置7の充放電効率などを含めて求めてもよい。
1 車両制御装置
2 エンジン
3 クラッチ
4 電動機
5 電力変換手段
6 変速機
7 蓄電装置
8 ディファレンシャルギア
9 タイヤ
10 エンジン燃焼効率算出手段
11 電動機力行発電効率算出手段
12 蓄電電力効率算出手段
13 蓄電電力記憶手段
14 エンジン回転数検出手段
15 エンジントルク推定手段
16 電動機回転数検出手段
17 電動機トルク推定手段
18 SOC推定手段
19 通信手段
20 交流ケーブル
21 直流ケーブル

Claims (4)

  1. 燃料を燃焼することで作動するエンジンと、蓄電装置に蓄えられた電力で作動する電動機を駆動源として備え、前記エンジンで前記電動機を発電機として回転駆動させることで、前記蓄電装置を充電することが可能なハイブリッド車両において、
    前記蓄電装置の蓄電量目標値を、前記蓄電装置を充電する蓄電電力効率に基づき決定し、前記蓄電目標値まで前記蓄電装置を充電した後、
    前記電動機による走行に移行する際に、前記電動機駆動による走行を継続するか否かを、総合力行効率と前記エンジンの燃焼効率を比較して決定することを特徴とする車両制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両制御装置において、
    前記蓄電電力効率は、充電時の前記エンジンの燃焼効率と、前記電動機の発電効率に基づいて決定され、前記総合力行効率は、前記蓄電電力効率と前記電動機の発電効率に基づいて決定されることを特徴とする車両制御装置。
  3. 請求項1に記載の車両制御装置において、前記蓄電装置の蓄電量が前記蓄電目標値に到達したのち、前記蓄電装置の充電を停止し、前記エンジンの燃焼効率を前記総合力行効率と比較して、前記エンジンによる走行、もしくは前記電動機による走行どちらか効率の良いほうを選択することを特徴とする車両制御装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車両制御装置において、
    前記蓄電電力効率は、充電時の前記エンジンの燃焼効率と、前記電動機の発電効率から算出し、算出された蓄電電力効率は蓄電電力記憶手段により記憶することを特徴とする。
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