JP2011213161A - 車両用駆動装置の制御装置 - Google Patents

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恵隆 黒田
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真二 藤本
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Abstract

【課題】2つの入力軸を備えたツインクラッチ式変速機構において電動機が接続されていない入力軸を介して走行中であっても、電動機が接続された入力軸に連結されたエアコン用コンプレッサを適切に作動する。
【解決手段】偶数段走行中には、エアコン用コンプレッサ回転数がエアコン用コンプレッサ要求回転数となるように、(i)ロック機構61又は第1変速用シフター51をニュートラルにするとともに第1主軸11をモータ7で回転させるか、(ii)ロック機構61又は第1変速用シフター51を接続して少なくともエンジン6で第1主軸11を回転させるか、又は(iii)ロック機構61又は第1変速用シフター51をニュートラルにするとともに第1クラッチ41を締結して第1主軸11を少なくともエンジン6で回転させるか、を選択してエアコン用コンプレッサ112を作動可能とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、エアコン用コンプレッサを備えた車両用駆動装置の制御装置に関する。
従来より、内燃機関と、電動機と、車室内の空調を行なうエアコン用コンプレッサと、を備える車両用駆動装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の車両用駆動装置200は、図12に示すように、電動機210に接続されるとともに第1断接手段205によって選択的に内燃機関出力軸204と連結される第1入力軸202aと、第2断接手段206によって選択的に内燃機関出力軸204に連結される第2入力軸202bと、被駆動部に動力を出力する出力軸203と、第1入力軸202a上に配置され第1同期装置230、231を介して第1入力軸202aに選択的に連結される複数のギヤよりなる第1ギヤ群と、第2入力軸202b上に配置され第2同期装置216、217を介して第2入力軸202bに選択的に連結される複数のギヤよりなる第2ギヤ群と、出力軸203上に配置され第1ギヤ群のギヤと第2ギヤ群のギヤと噛合する複数のギヤよりなる第3ギヤ群と、を備えたツインクラッチ式変速機構を備え、電動機210に副装置としてのエアコン用コンプレッサ260がエアコン用クラッチ261を介して連結される。
特開2002−89594号公報
しかしながら、この特許文献1には、具体的にどのようにエアコン用コンプレッサ260を制御するのか記載されておらず、特に電動機210が接続されていない第2入力軸202bを介して走行中にエアコン用コンプレッサ260を駆動するか不明である。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、その目的は、2つの入力軸を備えたツインクラッチ式変速機構において電動機が接続されていない入力軸を介して走行中であっても、電動機が接続された入力軸に連結されたエアコン用コンプレッサを適切に作動可能な車両用駆動装置の制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
内燃機関(例えば、後述の実施形態のエンジン6)と、
電動機(例えば、後述の実施形態のモータ7)と、
前記電動機に接続されるとともに第1断接手段(例えば、後述の実施形態の第1クラッチ41)を介して選択的に前記内燃機関に接続される第1入力軸(例えば、後述の実施形態の第1主軸11)と、第2断接手段(例えば、後述の実施形態の第2クラッチ42)を介して選択的に前記内燃機関に接続される第2入力軸(例えば、後述の実施形態の第2中間軸16)と、被駆動部(例えば、後述の実施形態の駆動輪DW,DW)に動力を出力する出力軸(例えば、後述の実施形態のカウンタ軸14)と、前記第1入力軸上に配置され第1同期装置(例えば、後述の実施形態のロック機構61、第1変速用シフター51)を介して前記第1入力軸に選択的に連結される複数のギヤ(例えば、後述の実施形態の遊星歯車機構30、第3速用駆動ギヤ23a、第5速用駆動ギヤ25a)よりなる第1ギヤ群と、前記第2入力軸上に配置され第2同期装置(例えば、後述の実施形態の第2変速用シフター52)を介して前記第2入力軸に選択的に連結される複数のギヤ(例えば、後述の実施形態の第2速用駆動ギヤ22a、第4速用駆動ギヤ24a)よりなる第2ギヤ群と、前記出力軸上に配置され前記第1ギヤ群のギヤと前記第2ギヤ群のギヤとが噛合する複数のギヤ(例えば、後述の実施形態の第1共用従動ギヤ23b、第2共用従動ギヤ24b)よりなる第3ギヤ群と、を備えた変速機構(例えば、後述の実施形態の変速機20)と、
エアコン用クラッチ(例えば、後述の実施形態のエアコン用クラッチ121)を介して前記第1入力軸に連結されるエアコン用コンプレッサ(例えば、後述の実施形態のエアコン用コンプレッサ112)と、を備えた車両用駆動装置(例えば、後述の実施形態の車両用駆動装置1)の制御装置(例えば、後述の実施形態の制御装置2)であって、
前記第2同期装置を接続するとともに前記第2断接手段を締結して前記第2入力軸を介して走行中には、前記エアコン用コンプレッサの回転数(例えば、後述の実施形態のエアコン用コンプレッサ回転数Nc)が要求回転数(例えば、後述の実施形態のエアコン用コンプレッサ要求回転数NcR)となるように、(i)前記第1同期装置をニュートラルにするとともに前記第1入力軸を前記電動機で回転させるか、(ii)前記第1同期装置を接続して少なくとも前記内燃機関で前記第1入力軸を回転させるか、又は(iii)前記第1同期装置をニュートラルにするとともに前記第1断接手段を締結して前記第1入力軸を少なくとも前記内燃機関で回転させるか、を選択して前記エアコン用コンプレッサを作動可能であることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、
駆動源としての内燃機関(例えば、後述の実施形態のエンジン6)と電動機(例えば、後述の実施形態のモータ7)と、
前記電動機に電力を供給する蓄電装置(例えば、後述の実施形態のバッテリ3)と、
前記電動機に接続されるとともに第1断接手段(例えば、後述の実施形態の第1クラッチ41)を介して選択的に前記内燃機関に接続される第1入力軸(例えば、後述の実施形態の第1主軸11)と、第2断接手段(例えば、後述の実施形態の第2クラッチ42)を介して選択的に前記内燃機関に接続される第2入力軸(例えば、後述の実施形態の第2中間軸16)と、被駆動部(例えば、後述の実施形態の駆動輪DW,DW)に動力を出力する出力軸(例えば、後述の実施形態のカウンタ軸14)と、前記第1入力軸上に配置され第1同期装置(例えば、後述の実施形態のロック機構61、第1変速用シフター51)を介して前記第1入力軸に選択的に連結される少なくとも第1、第3、第5速用ギヤ(例えば、後述の実施形態の遊星歯車機構30、第3速用駆動ギヤ23a、第5速用駆動ギヤ25a)を有する奇数段ギヤ群と、前記第2入力軸上に配置され第2同期装置(例えば、後述の実施形態の第2変速用シフター52)を介して前記第2入力軸に選択的に連結される少なくとも第2、第4速用ギヤ(例えば、後述の実施形態の第2速用駆動ギヤ22a、第4速用駆動ギヤ24a)を有する偶数段ギヤ群と、前記出力軸上に配置され前記奇数段ギヤと前記偶数段ギヤとが噛合する複数の従動ギヤ(例えば、後述の実施形態の第1共用従動ギヤ23b、第2共用従動ギヤ24b)と、を備えた変速機構(例えば、後述の実施形態の変速機20)と、
エアコン用クラッチ(例えば、後述の実施形態のエアコン用クラッチ121)を介して前記第1入力軸に連結されるエアコン用コンプレッサ(例えば、後述の実施形態のエアコン用コンプレッサ112)と、を備えた車両用駆動装置(例えば、後述の実施形態の車両用駆動装置1)の制御装置(例えば、後述の実施形態の制御装置2)であって、
車速、前記蓄電装置のSOC、接続中のギヤ、要求駆動力の有無及び要求駆動力の大きさ、に基づいて前記駆動源及び前記エアコン用コンプレッサへの動力伝達経路を異にすることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明の構成に加えて、
車速が極低速(例えば、後述の実施形態の0km/h<V≦5km/h)であって、且つ、SOCがエンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量以上ある場合(例えば、後述の実施形態のAゾーン又はDゾーン)には、
前記第2同期装置を第2速用接続位置に接続し、
前記第1同期装置をニュートラルにし、
前記第2断接手段を要求駆動力を前記出力軸に供給できる程度に締結し、
前記第1断接手段を開放し、
前記エアコン用コンプレッサの回転数(例えば、後述の実施形態のエアコン用コンプレッサ回転数Nc)が要求回転数(例えば、後述の実施形態のエアコン用コンプレッサ要求回転数NcR)となるように前記電動機の回転数を制御することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明の構成に加えて、
車速が極低速であって、且つ、SOCがエンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量より少ない場合(例えば、後述の実施形態のBゾーン又はCゾーン)には、
前記第2同期装置を第2速用接続位置に接続し、
前記第1同期装置をニュートラルにし、
前記第2断接手段を要求駆動力を前記出力軸に供給できる程度に締結し、
前記第1断接手段を締結し、
前記エアコン用コンプレッサの回転数(例えば、後述の実施形態のエアコン用コンプレッサ回転数Nc)が要求回転数(例えば、後述の実施形態のエアコン用コンプレッサ要求回転数NcR)以上であって上限回転数(例えば、後述の実施形態のエアコン用コンプレッサ上限回転数NcH)より低くなるよう前記内燃機関の回転数を制御し、範囲を超えると解除することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の発明の構成に加えて、
車速が極低速より早い車速であって、前記奇数段ギヤ群で走行中であれば、そのままの状態を維持することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項2に記載の発明の構成に加えて、
車速が極低速より早い車速であって、前記偶数段ギヤ群で走行中であれば、前記エアコン用コンプレッサの要求回転数に合わせて前記第1同期装置を前記奇数段ギヤ群のうち高回転側のギヤ又は低回転側のギヤを選択してプレシフトすることにより、前記エアコン用コンプレッサを作動させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明の構成に加えて、
車速が極低速より早い車速であって、第2速走行中、且つ、第1同期装置により第1速プレシフトを行なうことで前記エアコン用コンプレッサの回転数(例えば、後述の実施形態のエアコン用コンプレッサ回転数Nc)が上限回転数(例えば、後述の実施形態のエアコン用コンプレッサ上限回転数NcH)以下であれば、第1速プレシフトを行なうことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の発明の構成に加えて、
車速が極低速より早い車速であって、第2速走行中、且つ、第1同期装置により第1速プレシフトを行なうことで前記エアコン用コンプレッサの回転数(例えば、後述の実施形態のエアコン用コンプレッサ回転数Nc)が上限回転数(例えば、後述の実施形態のエアコン用コンプレッサ上限回転数NcH)より高ければ、第3速プレシフトを行なうことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項6に記載の発明の構成に加えて、
車速が極低速より早い車速であって、第4速走行中、且つ、第1同期装置により第3速プレシフトを行なうことで前記エアコン用コンプレッサの回転数(例えば、後述の実施形態のエアコン用コンプレッサ回転数Nc)が上限回転数(例えば、後述の実施形態のエアコン用コンプレッサ上限回転数NcH)より高ければ、第5速プレシフトを行なうことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項6に記載の発明の構成に加えて、車速が極低速より早い車速であって、第4速走行中、且つ、第1同期装置により第3速プレシフトを行なうことで前記エアコン用コンプレッサの回転数(例えば、後述の実施形態のエアコン用コンプレッサ回転数Nc)が上限回転数(例えば、後述の実施形態のエアコン用コンプレッサ上限回転数NcH)より高くなければ、第3速プレシフトを行なうことを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項6〜10のいずれか1項に記載の発明の構成に加えて、
前記偶数段ギヤ群で走行中であって、前記第1同期装置をプレシフトしても前記エアコン用コンプレッサの要求回転数に満たない場合、前記エアコン用コンプレッサの要求回転数を満たすように前記奇数段ギヤ群に変速することを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項2に記載の発明の構成に加えて、
停車中であって、要求駆動力PDR=0、且つ、SOCがエンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量以上ある場合(例えば、後述の実施形態のAゾーン又はDゾーン)には、
前記第1同期装置をニュートラルにし、
前記第2断接手段を開放し、
前記第1断接手段を開放し、
前記エアコン用コンプレッサの回転数(例えば、後述の実施形態のエアコン用コンプレッサ回転数Nc)が要求回転数(例えば、後述の実施形態のエアコン用コンプレッサ要求回転数NcR)となるように前記電動機の回転数を制御することを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項2に記載の発明の構成に加えて、
停車中であって、要求駆動力PDR=0、且つ、SOCがエンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量より少ない場合(例えば、後述の実施形態のBゾーン又はCゾーン)には、
前記第1同期装置をニュートラルにし、
前記第2断接手段を開放し、
前記第1断接手段を締結し、
前記エアコン用コンプレッサの回転数(例えば、後述の実施形態のエアコン用コンプレッサ回転数Nc)が要求回転数(例えば、後述の実施形態のエアコン用コンプレッサ要求回転数NcR)となるように前記内燃機関の回転数を制御することを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項2に記載の発明の構成に加えて、
停車中であって、要求駆動力PDR>0、且つ、要求駆動力PDRが第2速発進を可能とする要求駆動力上限値(例えば、後述の実施形態の車軸端要求駆動力上限値PDR2ND)以下、且つ、SOCがエンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量以上ある場合(例えば、後述の実施形態のAゾーン又はDゾーン)には、
前記第2同期装置を第2速用接続位置に接続し、
前記第1同期装置をニュートラルにし、
前記第2断接手段を要求駆動力を前記出力軸に供給できる程度に締結し、
前記第1断接手段を開放し、
前記エアコン用コンプレッサの回転数(例えば、後述の実施形態のエアコン用コンプレッサ回転数Nc)が要求回転数(例えば、後述の実施形態のエアコン用コンプレッサ要求回転数NcR)となるように前記電動機の回転数を制御することを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項2に記載の発明の構成に加えて、
停車中であって、要求駆動力PDR>0、且つ、要求駆動力PDRが第2速発進を可能とする要求駆動力上限値(例えば、後述の実施形態の車軸端要求駆動力上限値PDR2ND)以下、且つ、SOCがエンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量より少ない場合(例えば、後述の実施形態のBゾーン又はCゾーン)には、
前記第2同期装置を第2速用接続位置に接続し、
前記第1同期装置をニュートラルにし、
前記第2断接手段を要求駆動力を前記出力軸に供給できる程度に締結し、
前記第1断接手段を締結することを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項2に記載の発明の構成に加えて、
停車中であって、要求駆動力PDR>0、且つ、要求駆動力PDRが第2速発進を可能とする要求駆動力上限値(例えば、後述の実施形態の車軸端要求駆動力上限値PDR2ND)より大きく、且つ、SOCがエンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量以上ある場合(例えば、後述の実施形態のAゾーン又はDゾーン)には、
前記第2同期装置を第2速用接続位置に接続し、
前記第1同期装置を第1速用接続位置に接続し、
前記第2断接手段を開放し、
前記第1断接手段も開放することを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、請求項2に記載の発明の構成に加えて、
停車中であって、要求駆動力PDR>0、且つ、要求駆動力PDRが第2速発進を可能とする要求駆動力上限値(例えば、後述の実施形態の車軸端要求駆動力上限値PDR2ND)より大きく、且つ、SOCがエンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量より少ない場合(例えば、後述の実施形態のBゾーン又はCゾーン)には、
前記第2同期装置を第2速用接続位置に接続し、
前記第1同期装置を第1速用接続位置に接続し、
前記第2断接手段を開放し、
前記第1断接手段を要求駆動力を前記出力軸に供給できる程度に締結することを特徴とする。
請求項1の車両用駆動装置の制御装置によれば、電動機と連結されていない第2入力軸を介して内燃機関で走行中であっても、状況に応じて複数の方法でエアコン用コンプレッサを作動させることができる。
請求項2の車両用駆動装置の制御装置によれば、電動機と連結された第1入力軸を介して走行中であっても、電動機と連結されていない第2入力軸を介して走行中であっても、停車中であっても、状況に応じてエアコン用コンプレッサを適切に作動させることができる。
請求項3の車両用駆動装置の制御装置によれば、極低速走行中であってSOCがエンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量以上ある場合には、電動機を積極的に使用することで燃費を向上させつつエアコン用コンプレッサを作動させることができる。
請求項4の車両用駆動装置の制御装置によれば、極低速走行中であってSOCがエンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量より少ない場合には、内燃機関を積極的に使用することで電動機のSOCの減少を抑制しつつエアコン用コンプレッサを作動させることができる。
請求項5の車両用駆動装置の制御装置によれば、電動機が連結された第1入力軸を介して走行中であれば、第1入力軸の回転によりエアコン用コンプレッサを作動させることができる。
請求項6〜10の車両用駆動装置の制御装置によれば、電動機が連結されていない第2入力軸を介して走行中であっても、エアコン用コンプレッサの要求回転数に合わせて第1同期装置をプレシフトすることでエアコン用コンプレッサを適切に作動させることができる。
請求項11の車両用駆動装置の制御装置によれば、プレシフトをしてもエアコンの要求回転数を満たさない場合には、要求回転数を満たすように偶数段ギヤ群から奇数段ギヤ群に変速することでエアコン用コンプレッサを適切に作動させることができる。
請求項12の車両用駆動装置の制御装置によれば、停車中であってSOCがエンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量以上ある場合には、電動機を積極的に使用することで燃費を向上させつつエアコン用コンプレッサを作動させることができる。
請求項13の車両用駆動装置の制御装置によれば、停車中であってSOCがエンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量より少ない場合には、内燃機関を積極的に使用することで電動機のSOCの減少を抑制しつつエアコン用コンプレッサを作動させることができる。
請求項14の車両用駆動装置の制御装置によれば、停車中からの発進時であってSOCがエンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量以上ある場合には、電動機を積極的に使用することで燃費を向上させつつエアコン用コンプレッサを作動させることができる。
請求項15の車両用駆動装置の制御装置によれば、停車中からの発進時であってSOCがエンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量より少ない場合には、内燃機関を積極的に使用することで電動機のSOCの減少を抑制しつつエアコン用コンプレッサを作動させることができる。
請求項16の車両用駆動装置の制御装置によれば、停車中からの発進時であって要求駆動力が大きい場合であってもSOCがエンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量以上ある場合には、電動機を積極的に使用することで燃費を向上させつつエアコン用コンプレッサを作動させることができる。
請求項17の車両用駆動装置の制御装置によれば、停車中からの発進時であって要求駆動力が大きい場合であってもSOCがエンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量より少ない場合には、内燃機関を積極的に使用することで電動機のSOCの減少を抑制しつつエアコン用コンプレッサを作動させることができる。
本発明の制御装置を適用可能な車両用駆動装置の一例を示す断面図である。 図1の車両用駆動装置の概略構成図である。 制御マップの説明図である。 冷凍サイクルと本発明の制御装置の構成を概略的に示す図である。 第2速走行における車両用駆動装置のトルクの伝達状況を示す図である。 第2速走行中であって1速プレシフトアシスト時における図であり、(a)は速度共線図であり、(b)は車両用駆動装置のトルクの伝達状況を示す図である。 第2速走行中であって3速プレシフトアシスト時における図であり、(a)は速度共線図であり、(b)は車両用駆動装置のトルクの伝達状況を示す図である。 第2速走行中であってクラッチ両掴みアシスト時における図であり、(a)は速度共線図であり、(b)は車両用駆動装置のトルクの伝達状況を示す図である。 車両とエアコンの制御フローを示すフロー図である。 停車時の車両とエアコンの制御フローを示すフロー図である。 要求駆動力が大きい場合の車両とエアコンの制御フローを示すフロー図である。 特許文献1の車両用駆動装置の概略図である。
以下、本発明の制御装置を搭載可能なハイブリッド車両用駆動装置の一実施形態ついて図1及び図2を参照しながら説明する。
本実施形態のハイブリッド車両用駆動装置1(以下、車両用駆動装置と呼ぶ。)は、車両(図示せず)の駆動軸9,9を介して駆動輪DW,DW(被駆動部)を駆動するためのものであり、駆動源である内燃機関(以下「エンジン」という)6と、電動機(以下「モータ」という)7と、動力を駆動輪DW,DWに伝達するための変速機20と、を備えている。
エンジン6は、例えばガソリンエンジン又はディーゼルエンジンであり、このエンジン6のクランク軸6aには、変速機20の第1クラッチ41(第1断接手段)と第2クラッチ(第2断接手段)が設けられている。
モータ7は、3相ブラシレスDCモータであり3n個の電機子71aで構成されたステータ71と、このステータ71に対向するように配置されたロータ72とを有している。各電機子71aは、鉄芯71bと、この鉄芯71bに巻き回されたコイル71cで構成されており、不図示のケーシングに固定され、回転軸を中心に周方向にほぼ等間隔で並んでいる。3n個のコイル71cは、n組のU相、V相,W相の3相コイルを構成している。
ロータ72は、鉄芯72aと、回転軸を中心にほぼ等間隔で並んだn個の永久磁石72bを有しており、隣り合う各2つの永久磁石72bの極性は、互いに異なっている。鉄芯72aを固定する固定部72cは、軟磁性体(例えば鉄)で構成された中空円筒状を有し、後述する遊星歯車機構30のリングギヤ35の外周側に配置され、遊星歯車機構30のサンギヤ32に連結されている。これにより、ロータ72は、遊星歯車機構30のサンギヤ32と一体に回転するように構成されている。
遊星歯車機構30は、サンギヤ32と、このサンギヤ32と同軸上に配置され、かつ、このサンギヤ32の周囲を取り囲むように配置されたリングギヤ35と、サンギヤ32とリングギヤ35に噛合されたプラネタリギヤ34と、このプラネタリギヤ34を自転可能、かつ、公転可能に支持するキャリア36とを有している。このようにして、サンギヤ32とリングギヤ35とキャリア36が、相互に差動回転自在に構成されている。
リングギヤ35には、同期機構(シンクロナイザー機構)を有しリングギヤ35の回転を停止(ロック)可能に構成されたロック機構61(第1同期装置)が設けられている。なお、ロック機構61としてブレーキ、スリーブによる摩擦係合装置を用いてもよい。
変速機20は、前述した第1クラッチ41と第2クラッチ42と、遊星歯車機構30と、後述する複数の変速ギヤ群を備えた、いわゆるツインクラッチ式変速機である。
より具体的に、変速機20は、エンジン6のクランク軸6aと同軸(回転軸線A1)上に配置された第1主軸11(第1の入力軸)と、第2主軸12と、連結軸13と、回転軸線A1と平行に配置された回転軸線B1を中心として回転自在なカウンタ軸14(出力軸)と、回転軸線A1と平行に配置された回転軸線C1を中心として回転自在な第1中間軸15と、回転軸線A1と平行に配置された回転軸線D1を中心として回転自在な第2中間軸16(第2の入力軸)と、回転軸線A1と平行に配置された回転軸線E1を中心として回転自在なリバース軸17を備えている。
第1主軸11には、エンジン6側に第1クラッチ41が設けられ、エンジン6側とは反対側に遊星歯車機構30のサンギヤ32とモータ7のロータ72が取り付けられている。従って、第1主軸11は、第1クラッチ41によって選択的にエンジン6のクランク軸6aと連結されるとともにモータ7と直結され、エンジン6及び/又はモータ7の動力がサンギヤ32に伝達されるように構成されている。
第2主軸12は、第1主軸11より短く中空に構成されており、第1主軸11のエンジン6側の周囲を覆うように相対回転自在に配置されている。また、第2主軸12には、エンジン6側に第2クラッチ42が設けられ、エンジン6側とは反対側にアイドル駆動ギヤ27aが一体に取り付けられている。従って、第2主軸12は、第2クラッチ42によって選択的にエンジン6のクランク軸6aと連結され、エンジン6の動力がアイドル駆動ギヤ27aへ伝達されるように構成されている。
連結軸13は、第1主軸11より短く中空に構成されており、第1主軸11のエンジン6側とは反対側の周囲を覆うように相対回転自在に配置されている。また、連結軸13には、エンジン6側に第3速用駆動ギヤ23aが一体に取り付けられ、エンジン6側とは反対側に遊星歯車機構30のキャリア36が一体に取り付けられている。従って、プラネタリギヤ34の公転により連結軸13に取り付けられたキャリア36と第3速用駆動ギヤ23aが一体に回転するように構成されている。
さらに、第1主軸11には、第1主軸11と相対回転自在に第5速用駆動ギヤ25aが設けられるとともに第1主軸11と一体に回転するリバース従動ギヤ28bが取り付けられている。さらに第3速用駆動ギヤ23aと第5速用駆動ギヤ25aとの間には、第1主軸11と第3速用駆動ギヤ23a又は第5速用駆動ギヤ25aとを連結又は開放する第1変速用シフター51が設けられている。そして、第1変速用シフター51が第3速用接続位置でインギヤするときには、第1主軸11と第3速用駆動ギヤ23aが連結して一体に回転し、第5速用接続位置でインギヤするときには、第1主軸11と第5速用駆動ギヤ25aが一体に回転し、第1変速用シフター51がニュートラル位置にあるときには、第1主軸11は第3速用駆動ギヤ23aと第5速用駆動ギヤ25aに対し相対回転する。なお、第1主軸11と第3速用駆動ギヤ23aが一体に回転するとき、第1主軸11に取り付けられたサンギヤ32と第3速用駆動ギヤ23aに連結軸13で連結されたキャリア36が一体に回転するとともに、リングギヤ35も一体に回転し、遊星歯車機構30が一体となる。この遊星歯車機構30が一体となって回転するとき、後述する第3速走行がなされる。また、第1変速用シフター51がニュートラル位置にあって前述のロック機構61が第1速用接続位置で接続されると、リングギヤ35がロックされ、サンギヤ32の回転が減速されてキャリア36に伝達される。これにより後述する第1速走行がなされる。
第1中間軸15には、第2主軸12に取り付けられたアイドル駆動ギヤ27aと噛合する第1アイドル従動ギヤ27bが一体に取り付けられている。
第2中間軸16には、第1中間軸15に取り付けられた第1アイドル従動ギヤ27bと噛合する第2アイドル従動ギヤ27cが一体に取り付けられている。第2アイドル従動ギヤ27cは、前述したアイドル駆動ギヤ27aと第1アイドル従動ギヤ27bとともに第1アイドルギヤ列27Aを構成している。また、第2中間軸16には、第1主軸11周りに設けられた第3速用駆動ギヤ23aと第5速用駆動ギヤ25aと対応する位置にそれぞれ第2中間軸16と相対回転可能な第2速用駆動ギヤ22aと第4速用駆動ギヤ24aとが設けられている。さらに第2中間軸16には、第2速用駆動ギヤ22aと第4速用駆動ギヤ24aとの間に、第2中間軸16と第2速用駆動ギヤ22a又は第4速用駆動ギヤ24aとを連結又は開放する第2変速用シフター52が設けられている。そして、第2変速用シフター52が第2速用接続位置でインギヤするときには、第2中間軸16と第2速用駆動ギヤ22aとが一体に回転し、第2変速用シフター52が第4速用接続位置でインギヤするときには、第2中間軸16と第4速用駆動ギヤ24aとが一体に回転し、第2変速用シフター52がニュートラル位置にあるときには、第2中間軸16は第2速用駆動ギヤ22aと第4速用駆動ギヤ24aに対し相対回転する。
カウンタ軸14には、エンジン6側とは反対側から順に第1共用従動ギヤ23bと、第2共用従動ギヤ24bと、パーキングギヤ21と、ファイナルギヤ26aとが一体に取り付けられている。
ここで、第1共用従動ギヤ23bは、連結軸13に取り付けられた第3速用駆動ギヤ23aと噛合して第3速用駆動ギヤ23aと共に第3速用ギヤ対23を構成し、第2中間軸16に設けられた第2速用駆動ギヤ22aと噛合して第2速用駆動ギヤ22aと共に第2速用ギヤ対22を構成する。
第2共用従動ギヤ24bは、第1主軸11に設けられた第5速用駆動ギヤ25aと噛合して第5速用駆動ギヤ25aと共に第5速用ギヤ対25を構成し、第2中間軸16に設けられた第4速用駆動ギヤ24aと噛合して第4速用駆動ギヤ24aと共に第4速用ギヤ対24を構成する。
ファイナルギヤ26aは差動ギヤ機構8と噛合して、差動ギヤ機構8は、駆動軸9,9を介して駆動輪DW,DWに連結されている。従って、カウンタ軸14に伝達された動力はファイナルギヤ26aから差動ギヤ機構8、駆動軸9,9、駆動輪DW,DWへと出力される。
リバース軸17には、第1中間軸15に取り付けられた第1アイドル従動ギヤ27bと噛合する第3アイドル従動ギヤ27dが一体に取り付けられている。第3アイドル従動ギヤ27dは、前述したアイドル駆動ギヤ27aと第1アイドル従動ギヤ27bとともに第2アイドルギヤ列27Bを構成している。また、リバース軸17には、第1主軸11に取り付けられた後進用従動ギヤ28bと噛合する後進用駆動ギヤ28aがリバース軸17と相対回転自在に設けられている。後進用駆動ギヤ28aは、後進用従動ギヤ28bとともに後進用ギヤ列28を構成している。さらに後進用駆動ギヤ28aのエンジン6側とは反対側にリバース軸17と後進用駆動ギヤ28aとを連結又は開放する後進用シフター53が設けられている。そして、後進用シフター53が後進用接続位置でインギヤするときには、リバース軸17と後進用駆動ギヤ28aとが一体に回転し、後進用シフター53がニュートラル位置にあるときには、リバース軸17と後進用駆動ギヤ28aとが相対回転する。
なお、第1変速用シフター51、第2変速用シフター52、後進用シフター53は、接続する軸とギヤの回転数を一致させる同期機構(シンクロナイザー機構)を有するクラッチ機構を用いている。
このように構成された変速機20は、2つの変速軸の一方の変速軸である第1主軸11上に第3速用駆動ギヤ23aと第5速用駆動ギヤ25aからなる奇数段ギヤ群(第1ギヤ群)が設けられ、2つの変速軸の他方の変速軸である第2中間軸16上に第2速用駆動ギヤ22aと第4速用駆動ギヤ24aからなる偶数段ギヤ群(第2ギヤ群)が設けられる。
また、車両用駆動装置1には、さらにエアコン用コンプレッサ112とオイルポンプ122とが設けられ、オイルポンプ122は、回転軸線A1〜E1と平行に配置されたオイルポンプ用補機軸19上にオイルポンプ用補機軸19と一体回転可能に取り付けられている。オイルポンプ用補機軸19には、後進用駆動ギヤ28aと噛合するオイルポンプ用従動ギヤ28cと、エアコン用駆動ギヤ29aとが一体回転可能に取り付けられて、第1主軸11を回転させるエンジン6及び/又はモータ7の動力が伝達される。また、エアコン用コンプレッサ112は、回転軸線A1〜E1と平行に配置されたエアコン用補機軸18上にエアコン用クラッチ121を介して設けられている。エアコン用補機軸18には、エアコン用駆動ギヤ29aからチェーン29cを介して動力が伝達されるエアコン用従動ギヤ29bがエアコン用補機軸18と一体回転可能に取り付けられて、オイルポンプ用補機軸19からエンジン6及び/又はモータ7の動力がエアコン用駆動ギヤ29a、チェーン29c及びエアコン用従動ギヤ29bで構成されるエアコン用伝達機構29を介して伝達される。なお、エアコン用コンプレッサ112は、不図示のエアコン作動用ソレノイドによりエアコン用クラッチ121を断接することで、動力の伝達が遮断することができるように構成される。
以上の構成により、本実施形態の車両用駆動装置1は、以下の第1〜第5の伝達経路を有している。
(1)第1伝達経路は、エンジン6のクランク軸6aが、第1主軸11、遊星歯車機構30、連結軸13、第3速用ギヤ対23(第3速用駆動ギヤ23a、第1共用従動ギヤ23b)、カウンタ軸14、ファイナルギヤ26a、差動ギヤ機構8、駆動軸9,9を介して、駆動輪DW,DWに連結される伝達経路である。ここで、遊星歯車機構30の減速比は、第1伝達経路を介して駆動輪DW,DWに伝達されるエンジントルクが第1速相当となるように設定されている。即ち、遊星歯車機構30の減速比と第3速用ギヤ対23の減速比をかけ合わせた減速比が第1速相当となるように設定されている。
(2)第2伝達経路は、エンジン6のクランク軸6aが、第2主軸12、第1アイドルギヤ列27A(アイドル駆動ギヤ27a、第1アイドル従動ギヤ27b、第2アイドル従動ギヤ27c)、第2中間軸16、第2速用ギヤ対22(第2速用駆動ギヤ22a、第1共用従動ギヤ23b)又は第4速用ギヤ対24(第4速用駆動ギヤ24a、第2共用従動ギヤ24b)、カウンタ軸14、ファイナルギヤ26a、差動ギヤ機構8、駆動軸9,9を介して、駆動輪DW,DWに連結される伝達経路である。
(3)第3伝達経路は、エンジン6のクランク軸6aが、第1主軸11、第3速用ギヤ対23(第3速用駆動ギヤ23a、第1共用従動ギヤ23b)又は第5速用ギヤ対25(第5速用駆動ギヤ25a、第2共用従動ギヤ24b)、カウンタ軸14、ファイナルギヤ26a、差動ギヤ機構8、駆動軸9,9を介して、遊星歯車機構30を介さずに、駆動輪DW,DWに連結される伝達経路である。
(4)第4伝達経路は、モータ7が、遊星歯車機構30又は第3速用ギヤ対23(第3速用駆動ギヤ23a、第1共用従動ギヤ23b)又は第5速用ギヤ対25(第5速用駆動ギヤ25a、第2共用従動ギヤ24b)、カウンタ軸14、ファイナルギヤ26a、差動ギヤ機構8、駆動軸9,9を介して、駆動輪DW,DWに連結される伝達経路である。
(5)第5伝達経路は、エンジン6のクランク軸6aが、第2主軸12、第2アイドルギヤ列27B(アイドル駆動ギヤ27a、第1アイドル従動ギヤ27b、第3アイドル従動ギヤ27d)、リバース軸17、後進用ギヤ列28(後進用駆動ギヤ28a、後進用従動ギヤ28b)、遊星歯車機構30、連結軸13、第3速用ギヤ対23(第3速用駆動ギヤ23a、第1共用従動ギヤ23b)、カウンタ軸14、ファイナルギヤ26a、差動ギヤ機構8、駆動軸9,9を介して、駆動輪DW,DWに連結される伝達経路である。
また、本実施形態の車両用駆動装置1において、モータ7は、車両全体の各種制御をする制御装置2(図4参照)を介してバッテリ3に接続され、バッテリ3からの電力供給と、バッテリ3へのエネルギー回生が制御装置2を介して行われるようになっている。即ち、モータ7は、バッテリ3から制御装置2を介して供給された電力によって駆動され、また、減速走行時における駆動輪DW,DWの回転やエンジン6の動力により回生発電を行って、バッテリ3の充電(エネルギー回収)を行うことが可能である。さらに、制御装置2は、加速要求、制動要求、エンジン回転数、モータ回転数、モータ温度、第1,第2主軸11、12の回転数、カウンタ軸14等の回転数、車速、シフトポジション、SOC(State of Charge)などが入力される一方、エンジン6を制御する信号、モータ7を制御する信号、バッテリ3における発電状態・充電状態・放電状態などを示す信号、第1,第2変速シフター51、52、後進用シフター53を制御する信号、ロック機構61の接続(ロック)と開放(ニュートラル)を制御する信号、エアコン用クラッチ121をPWM制御する信号などが出力される。
この制御装置2は、バッテリ3のSOCに応じて各種制御の実施可否を判断する図3に示すような制御マップMapを有しており、基本的にはこの制御マップMapに基づいて、ENG始動、アイドルストップ、減速回生、ENG切離し、EV走行、エアコン用コンプレッサ駆動の可否が判断される。なお、図3中、○は実施可能、×は禁止、△は条件付実施可能となっている。
この制御マップMapでは、SOCを少ない方から多い方にCゾーン、Bゾーン、Aゾーン、Dゾーンの4つに分類するとともに、さらにAゾーンをSOCの少ない方から多い方にA−Lゾーン、A−Mゾーン、A−Hゾーンの3つに分類し、トータルで6つのゾーンに区分けしている。そして、最大充電量に近いDゾーンでは、減速回生やENG切離しを条件付で許容し、BゾーンとCゾーンではEV走行やアイドルストップを禁止し、A−Mゾーンを目標充電量として制御している。
このように構成された車両用駆動装置1は、ロック機構61、第1及び第2クラッチ41、42の断接を制御するとともに第1変速用シフター51、第2変速用シフター52および後進用シフター53の接続位置を制御することにより、エンジン6で第1〜第5速走行および後進走行を行うことができる。
第1速走行は、第1クラッチ41を締結しロック機構61を接続することで第1伝達経路を介して駆動力が駆動輪DW,DWに伝達される。第2速走行は、第2クラッチ42を締結して第2変速用シフター52を第2速用接続位置でインギヤすることで第2伝達経路を介して駆動力が駆動輪DW,DWに伝達され、第3速走行は、第1クラッチ41を締結して第1変速用シフター51を第3速用接続位置でインギヤすることで第3伝達経路を介して駆動力が駆動輪DW,DWに伝達される。
また、第4速走行は、第2変速用シフター52を第4速用接続位置でインギヤすることで第2伝達経路を介して駆動力が駆動輪DW,DWに伝達され、第5速走行は、第1変速用シフター51を第5速用接続位置でインギヤすることで第2伝達経路を介して駆動力が駆動輪DW,DWに伝達される。さらに、第2クラッチ42を締結して後進用シフター53を接続することで、第5伝達経路を介して後進走行がなされる。
また、エンジン走行中にロック機構61を接続したり、第1及び第2変速用シフター51、52をプレシフトすることでモータ7でアシストしたり回生したり、さらにアイドリング中であってもエンジン6をモータ7で始動したりバッテリ3を充電することもできる。さらに、第1及び第2クラッチ41、42を切断してモータ7でEV走行を行うこともできる。EV走行の走行モードとしては、第1及び第2クラッチ41、42を切断して、ロック機構61を接続することで第4伝達経路を介して走行する第1速EVモードと、第1変速用シフター51を第3速用接続位置でインギヤすることで第4伝達経路を介して走行する第3速EVモードと、第1変速用シフター51を第5速用接続位置でインギヤすることで第4伝達経路を介して走行する第5速EVモードとが存在する。
また、エアコン用コンプレッサ112は第1主軸11に連結されているため、奇数段ギヤで走行中は第1主軸11が必然的に回転するためエアコン用コンプレッサ112を作動させることができるが、偶数段ギヤで走行中にエアコン用コンプレッサ112を作動させるためには以下に記載の(i)〜(iii)で選択的に第1主軸11を強制的に回転させる必要がある。なお、以下の説明において特に規定した場合を除いて、第1及び第2クラッチ41、42は切断されており、第1、第2及び後進用シフター51〜53はニュートラル位置にあり、ロック機構61はリングギヤ35の回転を許容する開放状態(SYN ロックOFF)にあるものとする。以下、この状態をニュートラル状態と呼ぶ。
即ち、偶数段走行として第2速走行を例に図5を参照して説明すると、ニュートラル状態から第2変速用シフター52を第2速用接続位置でインギヤするとともに第2クラッチ42を接続することでエンジン6で第2速走行となるが、このときモータ7は出力軸であるカウンタ軸14と連結されておらず動力が伝達されないため通常停止した状態となっている。従って、第1主軸11は回転せずに、エアコン用コンプレッサ112を作動させることができない。このため、エアコンの作動要求があると(i)図5の状態からモータ7を駆動することで、第1主軸11を回転させエアコン用コンプレッサ112を作動させることができる。
また、(ii)図5の状態から、ロック機構61を接続してリングギヤ35の回転をロック(1速プレシフト)するか、または第1変速用シフター51を第3速用接続位置又は第5速用接続位置でインギヤ(3速プレシフト又は5速プレシフト)してモータ7を駆動することで、モータ7の動力をカウンタ軸14に伝達することができ、これにより第1主軸11を回転させエアコン用コンプレッサ112を作動させることができる。図6は、ロック機構61を接続してリングギヤの回転をロック(1速プレシフト)した状態を示し、図7は、第1変速用シフター51を第3速用接続位置でインギヤ(3速プレシフト)した状態を示している。なお、図6及び図7では、モータ7を駆動しているが、必ずしもモータ7を駆動する必要はなく、エンジン6のみでエアコン用コンプレッサ112を作動させることもできる。
また、(iii)図5の状態から、図8に示すようにさらに第1クラッチ41も締結することで第1主軸11を回転させエアコン用コンプレッサ112を作動させることができる。図8は、エンジン6に加えモータ7も駆動している例を示しているが、必ずしもモータ7を駆動する必要はなく、第1及び第2クラッチ41、42を締結してエンジン6のみでエアコン用コンプレッサ112を作動させることもできる。なお、上記(i)〜(iii)を第2速走行を例に説明したが、第4速走行においても同様に適用することができる。
ここで、エアコン用コンプレッサ112を備える冷凍サイクル111は、図4に示すように、エアコン用コンプレッサ112の吐出口→オイルセパレータ113→コンデンサ114→レシーバ115→冷凍バルブ116→エキスパンションバルブ117→エバポレータ118→コンプレッサ112の吸入口の経路で冷媒が循環するように冷媒配管で接続して構成されている。なお、図中符号101は冷媒配管の圧力を切替可能なプレッシャスイッチであり、102はエバポレータ118に付着した霧を取り除く除霧バルブである。
エアコン用コンプレッサ112の作動中は、エアコン用コンプレッサ112で圧縮されて高温になった冷媒がコンデンサ114に送られて放熱凝縮して液化した後、レシーバ115と冷凍バルブ116を介してエキスパンションバルブ117に送られる。そして、このエキスパンションバルブ117にて冷媒が液化状態から膨張させられて低温・低圧の霧状となった後、エバポレータ118へ送られる。このエバポレータ118内で冷媒が蒸発気化することで、その蒸発潜熱によりエバポレータ118が冷却される。これにより、エバポレータ118に沿って流れる風が冷却されて車室内に吹き出される。このエバポレータ118内で気化した冷媒は、エバポレータ118からエアコン用コンプレッサ112に吸入されて圧縮され、再びコンデンサ114に送られ、以後、上述した作用を繰り返す。
エアコン用コンプレッサ112の作動・停止(エアコン用クラッチ121の締結・解放)は、制御装置2によって制御される。この制御装置2は、バッテリ3のSOCを検出するSOCセンサ130、アクセルペダルの踏み込み量を検出するAPセンサ、空調温度(冷房温度)の設定温度を設定する空調温度設定スイッチ134、空調運転をオン・オフするエアコンスイッチ135等を備え、これらの出力信号等を読み込み、空調運転中(エアコンスイッチ135のオン中)に車室内温度を設定温度に調節するようにエアコン用コンプレッサ112の作動・停止(エアコン用クラッチ121の締結・解放)を制御する。
次に本実施形態の車両とエアコンの制御フローについて図9〜図11に基づいて説明する。
先ず、エアコンの作動要求があるか否かを検出し(ステップS11)、エアコン作動要求がなければ処理を終了するが、エアコン作動要求があればエアコン用クラッチ121を締結する。続いて、車速V=0km/h、即ち車両が停車中であるかどうかを検出する(ステップS12)。その結果、車速V=0km/hであれば後述する後述する停車中の制御に移行する。一方、車速V=0km/hでなければ、車速Vが極低速領域の上限速度である5km/h以下であるか否かを検出する(ステップS13)。なお、この極低速領域の上限速度は、エンジン6の最低出力を車速に換算したものである。従って、本実施例においては5km/hを例示したが、これに限定されるものではない。その結果、車速Vが5km/h以下、即ち、要求トルクがエンジン6の最低出力より小さい場合、続いてSOCを検出しSOCがエンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量に満たないBゾーン又はCゾーンか否かを検出する(ステップS14)。エンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量は、図3に示す制御マップMapにおけるAゾーンとBゾーンの境界SOCであるA−Lゾーンを意味する。以下、単に所定充電量と呼ぶ。
その結果、SOCがBゾーン又はCゾーンでない場合、即ちSOCが所定充電量以上であるAゾーン又はDゾーンであれば、第2変速用シフター52を第2速用接続位置にインギヤし、奇数段をニュートラル(ロック機構61を接続せず第1変速用シフター51をニュートラル、以下同様。)にして、第2クラッチ42を要求駆動力をカウンタ軸14に供給できる程度に締結し、第1クラッチ41を開放してエアコン用コンプレッサ回転数Ncがエアコン用コンプレッサ要求回転数NcRとなるようにモータ回転を制御する。これにより、極低速走行中であってSOCが所定充電量以上ある場合には、モータ7を積極的に使用することでエアコン用コンプレッサ112を作動させることができる。なお、図9〜図11において、第1クラッチ41又は第2クラッチ42を要求駆動力をカウンタ軸14に供給できる程度にすべらせながら締結することを簡略化して半クラッチと記載する。
また、ステップS14でSOCを検出しSOCが所定充電量に満たないBゾーン又はCゾーンである場合には、第2変速用シフター52を第2速用接続位置にインギヤし、奇数段をニュートラルにして、第2クラッチ42を要求駆動力をカウンタ軸14に供給できる程度に締結し、第1クラッチ41を締結してエアコン用コンプレッサ回転数Ncがエアコン用コンプレッサ要求回転数NcR以上、エアコン用コンプレッサ上限回転数NcHより小さくなるようにエンジン回転を制御する。これにより、極低速走行中であってSOCが所定充電量より少ない場合には、エンジン6を積極的に使用することでSOCの減少を抑制しつつエアコン用コンプレッサ112を作動させることができる。また、車速が上昇してエアコン用コンプレッサ回転数Ncがエアコン用コンプレッサ上限回転数NcHを越えるとき、第1クラッチ41を開放してエアコン用コンプレッサ112が過回転となるのを防止している。
また、ステップS13で車速Vが5km/hより速い車速であれば、偶数段ギヤで走行中か否かを検出し(ステップS15)、偶数段ギヤで走行していない状態、即ち第1速、第3速、又は第5速走行している状態であれば第1主軸11は回転しエアコン用コンプレッサ112を作動させることができているため制御を終了する。
ステップS15で偶数段ギヤで走行している、即ち第2速又は第4速走行している状態であれば、続いて第2速走行か否かを検出する(ステップS16)。その結果、第2速走行中であれば、ロック機構61を接続してプレシフト(1速プレシフト)した場合にエアコン用コンプレッサ回転数Ncがエアコン用コンプレッサ上限回転数NcHより高いか否かを検出(ステップS17)し、エアコン用コンプレッサ回転数Ncがエアコン用コンプレッサ上限回転数NcHより高くない場合には、ロック機構61を接続(1速インギヤ)する。
また、ステップS17でエアコン用コンプレッサ回転数Ncがエアコン用コンプレッサ上限回転数NcHより高い場合には、第1変速用シフター51を第3速用接続位置でインギヤ(3速インギヤ)する。
また、ステップS16で第4速走行であれば、第1変速用シフター51を第3速用接続位置にインギヤした場合にエアコン用コンプレッサ回転数Ncがエアコン用コンプレッサ上限回転数NcHより高いか否かを検出し(ステップS18)、エアコン用コンプレッサ回転数Ncがエアコン用コンプレッサ上限回転数NcHより高い場合には、第1変速用シフター51を第5速用接続位置でインギヤ(5速インギヤ)する。
また、ステップS18でエアコン用コンプレッサ回転数Ncがエアコン用コンプレッサ上限回転数NcHより高くない場合、第1変速用シフター51を第3速用接続位置でインギヤ(3速インギヤ)する。これらステップS15〜18の処理により、モータ7が連結されていない第2中間軸16を介して走行中であっても、エアコン用コンプレッサ112の要求回転数に合わせてロック機構61又は第1変速用シフター51をプレシフトすることにより、適切にエアコン用コンプレッサ112を作動させることができる。ここで、これらのロック機構61又は第1変速用シフター51をプレシフトしてエアコン用コンプレッサ112を作動中であってもエアコン用コンプレッサ112の要求回転数に満たない場合には、エアコン用コンプレッサ112の要求回転数を満たすように偶数段ギヤから奇数段ギヤに変速する。ロック機構61又は第1変速用シフター51をプレシフトして走行している場合、車速によってはエアコン用コンプレッサ112の要求回転数に満たない場合があるが、エアコン用コンプレッサ112の要求回転数を満たすように奇数段ギヤに変速することで適切にエアコン用コンプレッサ112を作動させることができる。なお、この判断は冷却風の温度の上昇を感知してもよく、クルーズ走行時間で判定してもよい。
次に停車中の制御について説明する。
図10に示すように、先ず、車軸端要求駆動力PDR=0であるか否かを検出する(ステップS21)。車軸端要求駆動力PDR=0であれば、SOCを検出しSOCが所定充電量に満たないBゾーン又はCゾーンか否かを検出する(ステップS22)。
その結果、SOCがBゾーン又はCゾーンでない場合、即ちSOCが所定充電量以上であるAゾーン又はDゾーンであれば、奇数段をニュートラルにし、第2クラッチ42及び第1クラッチ41を開放し、エアコン用コンプレッサ回転数Ncがエアコン用コンプレッサ要求回転数NcRとなるようにモータ回転を制御する。これにより、停車中であってSOCが所定充電量以上ある場合には、モータ7を積極的に使用することでエアコン用コンプレッサ112を作動させることができ、燃費を向上させることができる。
また、ステップS22でSOCを検出しSOCが所定充電量に満たないBゾーン又はCゾーンである場合には、奇数段をニュートラルにし、第2クラッチ42を開放し、第1クラッチ41を締結してエアコン用コンプレッサ回転数Ncがエアコン用コンプレッサ要求回転数NcRとなるようにエンジン回転を制御する。これにより、停車中であってSOCが所定充電量より少ない場合には、エンジン6を積極的に使用することでSOCの減少を抑制しつつエアコン用コンプレッサ112を作動させることができる。
また、ステップS21で車軸端要求駆動力PDR=0でない場合、車軸端要求駆動力PDRが2速発進を可能とする車軸端要求駆動力上限値PDR2NDより大きいか否かを検出し(ステップS23)、車軸端要求駆動力PDRが2速発進を可能とする車軸端要求駆動力上限値PDR2NDより大きい場合には、後述する要求駆動力が大きい場合の制御に移行する。
ステップS23で車軸端要求駆動力PDRが2速発進を可能とする車軸端要求駆動力上限値より大きくない場合、SOCを検出しSOCが所定充電量に満たないBゾーン又はCゾーンか否かを検出する(ステップS24)。
その結果、SOCがBゾーン又はCゾーンでない場合、即ちSOCが所定充電量以上であるAゾーン又はDゾーンであれば、第2変速用シフター52を第2速用接続位置にインギヤし、奇数段ギヤをニュートラルにして、第2クラッチ42を要求駆動力をカウンタ軸14に供給できる程度に締結し、第1クラッチ41を開放してエアコン用コンプレッサ回転数Ncがエアコン用コンプレッサ要求回転数NcRとなるようにモータ回転を制御する。これにより、要求駆動力が比較的小さい発進時であってSOCが所定充電量以上ある場合には、モータ7を積極的に使用することでエアコン用コンプレッサ112を作動させながら車両を発進させることができる。従って、エンジン6を始動せずにエアコン用コンプレッサ112を作動させながらモータ7でEV発進することができ、燃費を向上させることができる。
また、ステップS24でSOCを検出しSOCが所定充電量に満たないBゾーン又はCゾーンである場合には、第2変速用シフター52を第2速用接続位置にインギヤし、奇数段ギヤをニュートラルにして、第2クラッチ42を要求駆動力をカウンタ軸14に供給できる程度に締結し、第1クラッチ41を締結する。これにより、要求駆動力が比較的小さい発進時であってSOCが所定充電量より少ない場合には、エンジン6を積極的に使用することでエアコン用コンプレッサ112を作動させながら車両を発進させることができる。
次に要求駆動力が大きい場合の制御について説明する。
図11に示すように、先ず、SOCを検出しSOCが所定充電量に満たないBゾーン又はCゾーンか否かを検出する(ステップS31)。
その結果、SOCがBゾーン又はCゾーンでない場合、即ちSOCが所定充電量以上であるAゾーン又はDゾーンであれば、第2変速用シフター52を第2速用接続位置にインギヤし、ロック機構61を接続(第1速インギヤ)し、第2クラッチ42も第1クラッチ41も開放する。これにより、要求駆動力の大きい発進時であってSOCが所定充電量以上ある場合には、モータ7を積極的に使用することでエアコン用コンプレッサ112を作動させながら車両を発進させることができる。
また、ステップS31でSOCが所定充電量に満たないBゾーン又はCゾーンである場合には、第2変速用シフター52を第2速用接続位置にインギヤし、ロック機構61を接続し(1速インギヤ)、第2クラッチ42を開放し第1クラッチ41も要求駆動力をカウンタ軸14に供給できる程度に締結する。これにより、要求駆動力の大きい発進時であってSOCが所定充電量より少ない場合には、エンジン6を積極的に使用することでエアコン用コンプレッサ112を作動させながら車両を発進させることができる。
なお、要求駆動力の大きい発進時には、第2変速用シフター52を第2速用接続位置にインギヤ(2速プレシフト)しておくことで、発進後直ちに第2速走行に移行することができる。
以上、説明したように本実施形態によれば、エンジン6と、モータ7と、モータ7に接続されるとともに第1クラッチ41を介して選択的にエンジン6に接続される第1入力軸としての第1主軸11と、第2クラッチ42を介して選択的にエンジン6に接続される第2入力軸としての第2中間軸16と、駆動輪DW,DWに動力を出力するカウンタ軸14と、第1主軸11上に配置されロック機構61又は第1変速用シフター51を介して第1主軸11に選択的に連結される複数のギヤよりなる奇数段ギヤと、第2中間軸16上に配置され第2変速用シフター52を介して第2中間軸16に選択的に連結される複数のギヤよりなる偶数段ギヤ群と、カウンタ軸14上に配置され奇数段ギヤと偶数段ギヤとが噛合する複数のギヤと、を備えた変速機20と、エアコン用クラッチ121を介して第1主軸11に連結されるエアコン用コンプレッサ112と、を備えた車両用駆動装置1の制御装置2であって、第2変速用シフター52を接続するとともに第2クラッチ42を締結して第2中間軸16を介して偶数段走行中には、エアコン用コンプレッサ回転数Ncがエアコン用コンプレッサ要求回転数NcRとなるように、(i)ロック機構61又は第1変速用シフター51をニュートラルにするとともに第1主軸11をモータ7で回転させるか、(ii)ロック機構61又は第1変速用シフター51を接続して少なくともエンジン6で第1主軸11を回転させるか、又は(iii)ロック機構61又は第1変速用シフター51をニュートラルにするとともに第1クラッチ41を締結して第1主軸11を少なくともエンジン6で回転させるか、を選択して前記エアコン用コンプレッサを作動可能とするので、モータ7と連結されていない第2中間軸16を介してエンジン6で偶数段走行中であっても、状況に応じて複数の方法でエアコン用コンプレッサ112を作動させることができる。
また、本実施形態によれば、駆動源としてのエンジン6とモータ7と、モータ7に電力を供給するバッテリ3と、モータ7に接続されるとともに第1クラッチ41を介して選択的にエンジン6に接続される第1入力軸としての第1主軸11と、第2クラッチ42を介して選択的にエンジン6に接続される第2入力軸としての第2中間軸16と、駆動輪DW,DWに動力を出力するカウンタ軸14と、第1主軸11上に配置されロック機構61又は第1変速用シフター51を介して第1主軸11に選択的に連結される奇数段ギヤ群と、第2中間軸16上に配置され第2変速用シフター52を介して第2中間軸16に選択的に連結される偶数段ギヤ群と、カウンタ軸14上に配置され奇数段ギヤ群と偶数段ギヤ群とが噛合する複数の従動ギヤ群と、を備えた変速機20と、エアコン用クラッチ121を介して第1主軸11に連結されるエアコン用コンプレッサ112と、を備えた車両用駆動装置1の制御装置2であって、車速、バッテリ3のSOC、接続中のギヤ、要求駆動力の有無及び要求駆動力の大きさ、に基づいて駆動源及びエアコン用コンプレッサ112への動力伝達経路を異にするので、モータ7と連結された第1主軸11を介して走行中であっても、モータ7と連結されていない第2中間軸16を介して走行中であっても、停車中であっても、状況に応じてエアコン用コンプレッサ112を適切に作動させることができる。
尚、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、車両用駆動装置1は、ツインクラッチ式変速機のモータ7が接続された入力軸である第1主軸11に奇数段ギヤを配置し、モータ7が接続されていない入力軸である第2中間軸16に偶数段ギヤを配置したが、これに限定されず、モータ7が接続された入力軸である第1主軸11に偶数段ギヤを配置し、モータ7が接続されていない入力軸である第2中間軸16に奇数段ギヤを配置してもよい。
また、奇数段の変速段として第1速用駆動ギヤとしての遊星歯車機構30と、第3速用駆動ギヤ23aと第5速用駆動ギヤ25aに加えて、第7、9・・速用駆動ギヤを、偶数段の変速段として第2速用駆動ギヤ22aと第4速用駆動ギヤ24aに加えて、第6、8・・速用駆動ギヤを設けてもよい。
また、カウンタ軸14に取り付けられる従動ギヤを第2速用駆動ギヤ22aと第3速用駆動ギヤ23aと共同して噛合する第1共用従動ギヤ23bと、第4速用駆動ギヤ24aと第5速用駆動ギヤ25aと共同して噛合する第2共用従動ギヤ24bとしたが、これに限らず、それぞれのギヤと噛合する従動ギヤを複数設けてもよい。また、第1速用駆動ギヤとして遊星歯車機構30を例示したが、これに限らず第3速用駆動ギヤ23aなどと同様に第1速用駆動ギヤを設けてもよい。
1 車両用駆動装置
2 制御装置
3 バッテリ(蓄電手段)
6 エンジン(内燃機関)
7 モータ(電動機)
11 第1主軸(第1入力軸)
14 カウンタ軸(出力軸)
16 第2中間軸(第2入力軸)
20 変速機(変速機構)
22a 第2速用駆動ギヤ
23a 第3速用駆動ギヤ
23b 第1共用従動ギヤ
24a 第4速用駆動ギヤ
24b 第2共用従動ギヤ
25a 第5速用駆動ギヤ
30 遊星歯車機構
41 第1クラッチ(第1断接手段)
42 第2クラッチ(第2断接手段)
51 第1変速用シフター(第1同期装置)
52 第2変速用シフター(第2同期装置)
61 ロック機構(第1同期装置)
112 エアコン用コンプレッサ
121 エアコン用クラッチ

Claims (17)

  1. 内燃機関と、
    電動機と、
    前記電動機に接続されるとともに第1断接手段を介して選択的に前記内燃機関に接続される第1入力軸と、第2断接手段を介して選択的に前記内燃機関に接続される第2入力軸と、被駆動部に動力を出力する出力軸と、前記第1入力軸上に配置され第1同期装置を介して前記第1入力軸に選択的に連結される複数のギヤよりなる第1ギヤ群と、前記第2入力軸上に配置され第2同期装置を介して前記第2入力軸に選択的に連結される複数のギヤよりなる第2ギヤ群と、前記出力軸上に配置され前記第1ギヤ群のギヤと前記第2ギヤ群のギヤとが噛合する複数のギヤよりなる第3ギヤ群と、を備えた変速機構と、
    エアコン用クラッチを介して前記第1入力軸に連結されるエアコン用コンプレッサと、を備えた車両用駆動装置の制御装置であって、
    前記第2同期装置を接続するとともに前記第2断接手段を締結して前記第2入力軸を介して走行中には、前記エアコン用コンプレッサの回転数が要求回転数となるように、(i)前記第1同期装置をニュートラルにするとともに前記第1入力軸を前記電動機で回転させるか、(ii)前記第1同期装置を接続して少なくとも前記内燃機関で前記第1入力軸を回転させるか、又は(iii)前記第1同期装置をニュートラルにするとともに前記第1断接手段を締結して前記第1入力軸を少なくとも前記内燃機関で回転させるか、を選択して前記エアコン用コンプレッサを作動可能であることを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。
  2. 駆動源としての内燃機関と電動機と、
    前記電動機に電力を供給する蓄電装置と、
    前記電動機に接続されるとともに第1断接手段を介して選択的に前記内燃機関に接続される第1入力軸と、第2断接手段を介して選択的に前記内燃機関に接続される第2入力軸と、被駆動部に動力を出力する出力軸と、前記第1入力軸上に配置され第1同期装置を介して前記第1入力軸に選択的に連結される少なくとも第1、第3、第5速用ギヤを有する奇数段ギヤ群と、前記第2入力軸上に配置され第2同期装置を介して前記第2入力軸に選択的に連結される少なくとも第2、第4速用ギヤを有する偶数段ギヤ群と、前記出力軸上に配置され前記奇数段ギヤと前記偶数段ギヤとが噛合する複数の従動ギヤと、を備えた変速機構と、
    エアコン用クラッチを介して前記第1入力軸に連結されるエアコン用コンプレッサと、を備えた車両用駆動装置の制御装置であって、
    車速、前記蓄電装置のSOC、接続中のギヤ、要求駆動力の有無及び要求駆動力の大きさ、に基づいて前記駆動源及び前記エアコン用コンプレッサへの動力伝達経路を異にすることを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。
  3. 車速が極低速であって、且つ、SOCがエンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量以上ある場合には、
    前記第2同期装置を第2速用接続位置に接続し、
    前記第1同期装置をニュートラルにし、
    前記第2断接手段を要求駆動力を前記出力軸に供給できる程度に締結し、
    前記第1断接手段を開放し、
    前記エアコン用コンプレッサの回転数が要求回転数となるように前記電動機の回転数を制御することを特徴とする請求項2に記載の車両用駆動装置の制御装置。
  4. 車速が極低速であって、且つ、SOCがエンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量より少ない場合には、
    前記第2同期装置を第2速用接続位置に接続し、
    前記第1同期装置をニュートラルにし、
    前記第2断接手段を要求駆動力を前記出力軸に供給できる程度に締結し、
    前記第1断接手段を締結し、
    前記エアコン用コンプレッサの回転数が要求回転数以上であって上限回転数より低くなるよう前記内燃機関の回転数を制御し、範囲を超えると解除することを特徴とする請求項2に記載の車両用駆動装置の制御装置。
  5. 車速が極低速より早い車速であって、前記奇数段ギヤ群で走行中であれば、そのままの状態を維持することを特徴とする請求項2に記載の車両用駆動装置の制御装置。
  6. 車速が極低速より早い車速であって、前記偶数段ギヤ群で走行中であれば、前記エアコン用コンプレッサの要求回転数に合わせて前記第1同期装置を前記奇数段ギヤ群のうち高回転側のギヤ又は低回転側のギヤを選択してプレシフトすることにより、前記エアコン用コンプレッサを作動させることを特徴とする請求項2に記載の車両用駆動装置の制御装置。
  7. 車速が極低速より早い車速であって、第2速走行中、且つ、第1同期装置により第1速プレシフトを行なうことで前記エアコン用コンプレッサの回転数が上限回転数以下であれば、第1速プレシフトを行なうことを特徴とする請求項6に記載の車両用駆動装置の制御装置。
  8. 車速が極低速より早い車速であって、第2速走行中、且つ、第1同期装置により第1速プレシフトを行なうことで前記エアコン用コンプレッサの回転数が上限回転数より高ければ、第3速プレシフトを行なうことを特徴とする請求項6に記載の車両用駆動装置の制御装置。
  9. 車速が極低速より早い車速であって、第4速走行中、且つ、第1同期装置により第3速プレシフトを行なうことで前記エアコン用コンプレッサの回転数が上限回転数より高ければ、第5速プレシフトを行なうことを特徴とする請求項6に記載の車両用駆動装置の制御装置。
  10. 車速が極低速より早い車速であって、第4速走行中、且つ、第1同期装置により第3速プレシフトを行なうことで前記エアコン用コンプレッサの回転数が上限回転数より高くなければ、第3速プレシフトを行なうことを特徴とする請求項6に記載の車両用駆動装置の制御装置。
  11. 前記偶数段ギヤ群で走行中であって、前記第1同期装置をプレシフトしても前記エアコン用コンプレッサの要求回転数に満たない場合、前記エアコン用コンプレッサの要求回転数を満たすように前記奇数段ギヤ群に変速することを特徴とする請求項6〜10のいずれか1項に記載の車両用駆動装置の制御装置。
  12. 停車中であって、要求駆動力PDR=0、且つ、SOCがエンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量以上ある場合には、
    前記第1同期装置をニュートラルにし、
    前記第2断接手段を開放し、
    前記第1断接手段を開放し、
    前記エアコン用コンプレッサの回転数が要求回転数となるように前記電動機の回転数を制御することを特徴とする請求項2に記載の車両用駆動装置の制御装置。
  13. 停車中であって、要求駆動力PDR=0、且つ、SOCがエンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量より少ない場合には、
    前記第1同期装置をニュートラルにし、
    前記第2断接手段を開放し、
    前記第1断接手段を締結し、
    前記エアコン用コンプレッサの回転数が要求回転数となるように前記内燃機関の回転数を制御することを特徴とする請求項2に記載の車両用駆動装置の制御装置。
  14. 停車中であって、要求駆動力PDR>0、且つ、要求駆動力PDRが第2速発進を可能とする要求駆動力上限値以下、且つ、SOCがエンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量以上ある場合には、
    前記第2同期装置を第2速用接続位置に接続し、
    前記第1同期装置をニュートラルにし、
    前記第2断接手段を要求駆動力を前記出力軸に供給できる程度に締結し、
    前記第1断接手段を開放し、
    前記エアコン用コンプレッサの回転数が要求回転数となるように前記電動機の回転数を制御することを特徴とする請求項2に記載の車両用駆動装置の制御装置。
  15. 停車中であって、要求駆動力PDR>0、且つ、要求駆動力PDRが第2速発進を可能とする要求駆動力上限値以下、且つ、SOCがエンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量より少ない場合には、
    前記第2同期装置を第2速用接続位置に接続し、
    前記第1同期装置をニュートラルにし、
    前記第2断接手段を要求駆動力を前記出力軸に供給できる程度に締結し、
    前記第1断接手段を締結することを特徴とする請求項2に記載の車両用駆動装置の制御装置。
  16. 停車中であって、要求駆動力PDR>0、且つ、要求駆動力PDRが第2速発進を可能とする要求駆動力上限値より大きく、且つ、SOCがエンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量以上ある場合には、
    前記第2同期装置を第2速用接続位置に接続し、
    前記第1同期装置を第1速用接続位置に接続し、
    前記第2断接手段を開放し、
    前記第1断接手段も開放することを特徴とする請求項2に記載の車両用駆動装置の制御装置。
  17. 停車中であって、要求駆動力PDR>0、且つ、要求駆動力PDRが第2速発進を可能とする要求駆動力上限値より大きく、且つ、SOCがエンジン始動可能且つEV走行可能である所定充電量より少ない場合には、
    前記第2同期装置を第2速用接続位置に接続し、
    前記第1同期装置を第1速用接続位置に接続し、
    前記第2断接手段を開放し、
    前記第1断接手段を要求駆動力を前記出力軸に供給できる程度に締結することを特徴とする請求項2に記載の車両用駆動装置の制御装置。
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