JP2011212687A - 溶接形鋼の仮組装置 - Google Patents

溶接形鋼の仮組装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011212687A
JP2011212687A JP2010080213A JP2010080213A JP2011212687A JP 2011212687 A JP2011212687 A JP 2011212687A JP 2010080213 A JP2010080213 A JP 2010080213A JP 2010080213 A JP2010080213 A JP 2010080213A JP 2011212687 A JP2011212687 A JP 2011212687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
columns
lifting column
lifting
upper frame
vacuum pad
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010080213A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5404503B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Sakurada
康弘 桜田
Takefumi Nakako
武文 仲子
Toru Ienari
徹 家成
Hiroshi Asada
博 朝田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Nisshin Steel Co Ltd
Priority to JP2010080213A priority Critical patent/JP5404503B2/ja
Publication of JP2011212687A publication Critical patent/JP2011212687A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5404503B2 publication Critical patent/JP5404503B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】H形鋼を構成するフランジ材二枚とウェブ材一枚の三枚を同時に、効率よくH形状に組み、かつ保持することが可能な装置を提供する。
【解決手段】上部フレーム8を下方へ押込んで昇降支柱9a、9bの先端に設けられたバキューム式パット16a、16bを下方へ移動させ、このバキューム式パット16a、16bをそれぞれフランジ材1、ウェブ材2に当接させて、バキューム式パット16a、16bにフランジ材1、ウェブ材2を吸引し、各材料を吸引した状態で上部フレーム8に上昇させる。フランジ材1を吸引しているバキューム式パット16bは回転部材17のストッパ18が回転付勢部材20に接触することにより90°回転して向きを変える。すなわち、ウェブ材2は水平を保ったまま引き上げられ、フランジ材1は引き上げられるときにその幅方向が垂直方向になるように向きが変えられて、H形状とする。
【選択図】図3

Description

切板によるウェブ材とフランジ材を組合せ、H形鋼や溝形鋼など溶接によりT字若しくはL字状の継ぎ手部を有する形鋼を製造する際に溶接するための治具や装置へ材料を効率良く搬送することができる装置に関する。
溶接H形鋼は一般的にはフランジ材、ウェブ材ともコイル状で連続的に供給され、高周波溶接で溶接が行われ、所定の寸法に切断される方式で製造されている。
しかし、前述の方式では製造が困難な大型や小型サイズ、或いは厚板や薄板等の特殊なH形鋼についてはコイルによる連続製造ではなく、定尺に切断された鋼板をH形に組立て、アーク溶接等によって溶接されて製造されている。
通常はウェブ材一枚、フランジ材二枚を仮組みのための治具やバイス等にH形状にセットした後にアーク溶接等で溶接が行われる(例えば特許文献1参照)。場合によっては仮付け溶接を行ってから本溶接が行われて製造されることもある。
治具やバイス等への材料のセットは通常は一枚ずつセットされ、しかも、人手による作業が主であり、一部厚板などはクレーンなど機械的な運搬によってセットされている。この手法では一枚ずつ材料をセットするために生産性が悪く、また、溶接が完了した製品を治具等から取り出した後に次の材料をセットしなければならないために生産効率も非常に悪い。
例えば特許文献2には、H形鋼の仮付け溶接を自動的に行うことができる溶接形鋼仮組み装置が提案されているが、この装置では、両フランジ材の内方と外方とを挟持案内する内方同士及び外方同士の間隔を調整し得るロ−ラ−とウェブ材の下面を支持案内する上下動し得るロ−ラ−とを有し、前記両フランジ材の内方に位置するロ−ラ−は、上下動し得るように構成したガイドテ−ブルでガイドしながら、前記両フランジ材とウェブ材とを、両フランジ材の内方と外方とを挟持案内する内方同士及び外方同士の間隔を調整し得るロ−ラ−と、ウェブ材の上面と下面とを挟持案内する上下動し得るロ−ラ−とを有し、前記両フランジ材の内方に位置するロ−ラ−が、上下動し得るように構成された仮組み装置本体部に導入するようにした溶接形鋼仮組み装置が提案されている。
特開昭64−5677号公報 特開2000−107891号公報
上記特許文献2で提案された溶接形鋼仮組み装置においても、フランジ材を挟むローラー間や、ウェブ材を支えるローラー上に被溶接フランジ材、ウェブ材をセットする作業には、機械的にも人力的にも困難を伴う。
特に切板によるウェブ材とフランジ材を直交するように組合せるために、支持ローラー上に載置された状態のウェブ材に対して、フランジ材を立てた状態で導入することには困難を伴う。
また、切板を用いる場合、両フランジとウェブの先端を揃えるために、毎回、先端部を手作業で合わすか、後端部からフラットな板等を押し当てて合わす必要があり、その分、手間を要している。
本発明は、このような問題点を解消するために案出されたものであり、形鋼を構成するフランジ材とウェブ材を同時に、効率よく必要形状に組み、かつ保持することが可能な装置を提供することを目的とするものである。
本発明の溶接形鋼の仮組装置は、その目的を達成するため、フランジ材、ウェブ材及びフランジ材用の三枚の板材が順に並べられた材料置き台の上方位置に配置された架台上に載置可能な仮組装置であって、下部フレームと当該下部フレームの上方に配置された上部フレームと、当該上部フレームの下方に前記下部フレームを貫通させて設けられた三列の昇降支柱と、当該三列の昇降支柱の先端に取り付けられたバキューム式パットを備え、前記三列の昇降支柱の内の両側の二列の昇降支柱の上端は、前記上部フレームの下面に取り付けられた上部ガイドレールに沿って中央の列の昇降支柱側に移動可能な保持具に固着されているとともに、中央の列の昇降支柱は前記上部フレームをも貫通されており、しかも、前記三列の昇降支柱の先端に取り付けられたバキューム式パットの内、中央の列の昇降支柱先端に取り付けられたバキューム式パットは下方を向くように直接に、両側の昇降支柱先端に取り付けられたバキューム式パットは、下方位置では下方に向き、上方位置では中央の昇降支柱側に向く回転部材を介して取り付けられていることを特徴とする。
下部フレームの上面にも、前記三列の昇降支柱の内の両側の二列の昇降支柱を中央の列の昇降支柱側への移動を容易とするための案内レールが配置されていることが好ましい。
前記両側の昇降支柱先端に取り付けられた回転部材の側端に突設されたストッパが当接するときに前記バキューム式パットが下方を向き、前記当接が解除されたときに前記バキューム式パットが中央の昇降支柱側に向くように、前記三列の昇降支柱の内の両側の昇降支柱の側方に高さ位置を固定して立設された回転付勢部材を備えていることが好ましい。
また、前記下部フレームの上面と上部フレームの下面との間に、前記昇降支柱を貫通させた形態で上部フレーム押上付勢手段を配しておくことが好ましい。
さらにまた、前記中央の昇降支柱は、上部部分と下部部分とで分割可能とし、両者が全体の長さが調整可能に接続されていることが好ましい。
本発明による装置の使用により、三枚の板材を同時に、必要形状にセット・保持した状態で、仮付け位置或いは溶接位置に搬送することができる。このため、板材をセットする時間ロスが少なくなり、きわめて効率よく溶接形鋼を製造することができる。
本発明装置の概略を説明する正面図 本発明装置の使用態様を説明する図(板材吸引のための押付け状態) 本発明装置の使用態様を説明する図(板材を吸引した吊り状態) 本発明装置の使用態様を説明する図(板材を吊り上げ90°回転状態) 本発明装置の使用態様を説明する図(ウェブ板の更なる吊り上げ状態) 本発明装置の使用態様を説明する図(フランジ材の移動によるH形組合せ状態)
1:フランジ材 2:ウェブ材
3:材料置き台 4:仮組装置架台
5:吊環 6:仮組装置
7:下部フレーム 8:上部フレーム
9,9a,9b:昇降支柱 10:上部ガイドレール
11:上部保持具 12,12a,12b:昇降支柱ガイド部材
13:案内管 14:下部ガイドレール
15:段差部 16,16a,16b:バキューム式パット
17:回転部材 18:ストッパ
19:ストッパ付勢手段 20:バキューム式パッド回転用の回転付勢部材
21:上部フレーム押上付勢手段
例えば、H形鋼をコイル方式以外で製造する場合は三枚の鋼板をH形状にセットした後に溶接源を移動させて溶接を行うか、固定された溶接源に対してH形状にセットされた材料を移動させるかである。前者の手法では溶接後に製品を取外し、その後次の新たな材料をセットしなければならないため、生産効率としては悪い。後者の手法は固定の溶接源に対して材料が送り込まれることから、溶接が完全に完了することなく、次の材料も送り込めるために生産効率は良い。
しかしながら、後者の手法においてもH形状に材料をセットする際に一枚ずつセットしていては生産効率の向上は半減する。
そこで、本発明者等は、三枚の板材を同時に保持し、かつ容易にH形にセットすることができる装置について検討を重ねてきた。
その過程で、バキューム式パットを使用した吸引により板材を吸引・保持し、その後、吸引・保持したまま三枚の板材をH形にセットし、その状態で仮付け位置或いは溶接位置に搬送できれば、溶接H形鋼の製造が効率的に行われ、結果的に低コストで溶接H形鋼が提供できることを見出し、本発明装置に到達した。
以下、図を用いてその装置の構造を説明する。
本発明の溶接形鋼の仮組装置は、図1に示すように、フランジ材1、ウェブ材2及びフランジ材1の順に並べられた材料置き台3の側方に配置された仮組装置架台4の上方に載置される。
仮組装置6は、前記仮組装置架台4に載置される格子状の下部フレーム7とその上方に配置された上部フレーム8、及びこの上部フレーム8の下方に立設された三列の昇降支柱9を備えている。
上部フレーム8の下方に配された三列の昇降支柱9は格子状の下部フレーム7の空隙部を通る形態で設けられている。なお、一列には二つ以上の昇降支柱9が立設されていることが好ましい。
三列の昇降支柱9の内、中央の列のセンター昇降支柱9aは、さらに上部フレーム8に設けた孔を貫通する態様で配置され、その上端にこのセンター昇降支柱9aを昇降させるための吊環5が取り付けられている。
また、上部フレーム8の下方に配された三列の昇降支柱9の内、外側の二列のサイド昇降支柱9bの上端には、上部フレーム8の下面に取り付けられた上部ガイドレール10に沿って中央の列の昇降支柱9a側に移動可能な上部保持具11に固着されている。
下部フレーム7の前記三列の昇降支柱9の貫通部位には昇降支柱ガイド部材12a、12bが取り付けられている。
中央の列のセンター昇降支柱9aを貫通させているセンター昇降支柱ガイド部材12aは下部フレーム7に固着されている。なお、センター昇降支柱9aとセンター昇降支柱ガイド部材12aの間には、上端が上部フレーム8の下面に固着された案内管13が前記センター昇降支柱ガイド部材12aの内筒面を摺動するように配されていることが好ましい。
外側の二列のサイド昇降支柱9bを貫通させているサイド昇降支柱ガイド部材12bは、下部フレーム7の上面に取り付けられた下部ガイドレール14に沿って中央の列の昇降支柱9a側に移動可能とされているが、縦方向(高さ方向)には移動しないように規制されている。
昇降支柱9a、9bの先端にはバキューム式パッドが取り付けられている。この内、センター昇降支柱9aの先端にはウェブ材吸引用のバキューム式パッド16aが直接取り付けられている。また、サイド昇降支柱9bの先端にはフランジ材吸引用のバキューム式パッド16bが、回転部材17を介して取り付けられている。
なお、バキューム式パット16a、16bからエアーを吸引するためのチューブは取り付けられているが、図示は省略している。
フランジ材およびウェブ材が磁性体の場合は、バキューム式パット16a,16bに変えて電磁石を使用してもよいが、材料が平積みされている場合は吸着対象材料の下部にある材料まで電磁石に反応し、吸着対象材料1枚のみを吸着させることは困難なため、エアー吸引によるバキューム式パットが好ましい。
この回転部材17には、その側端にストッパ18が突設されている。また、前記サイド昇降支柱9bの側方に、先端にストッパ付勢手段19が取り付けられ、後端が前記サイド昇降支柱ガイド部材12bの側壁に固着されてサイド昇降支柱ガイド部材12bとともに下部ガイドレール14に沿って移動可能とされたバキューム式パッド回転用の回転付勢部材20が配置されている。この回転付勢部材20は、縦方向(高さ方向)には移動しない。さらに、回転部材17側端のストッパ18とバキューム式パッド回転用の回転付勢部材20の先端とが、コイルばね等からなる前記ストッパ付勢手段19で連結されている。
ここで、サイド昇降支柱9bの先端に取り付けられたフランジ材吸引用のバキューム式パッド16bが90°回転する機構について説明する。
バキューム式パッド16a、16bが、すなわち装置全体が、図1に示すような待機位置にあるときは、回転付勢部材20の先端がバキューム式パッド16bを保持する回転部材17の側端に突設されたストッパ18を押してバキューム式パッド16bを水平方向に向けている。そして、図2に示すように、上部フレーム8が下方に押されてサイド昇降支柱9bが下方に動くと、回転部材17側端のストッパ18が回転付勢部材20の先端から離れ、しかも、回転部材17側端のストッパ18と回転付勢部材20の先端とを連結するストッパ付勢手段19で回転部材17側端のストッパ18が引き上げられ、回転部材17自身が90°回転する。この回転部材17の回転に伴ってバキューム式パッド16bが下方に向くことになる。
なお、前記サイド昇降支柱9bは、下方部位はその径を前記サイド昇降支柱ガイド部材12bの内径よりも大きくし、かつその段差部15が前記サイド昇降支柱ガイド部材12bに当接した位置で止まるようにストッパ機能を持たせることが好ましい。
また、前記センター昇降支柱9aは、上部部分と下部部分とで分割可能とし、例えば下部部分の上端中央に雌螺子部を穿設しておき、上部部分の下端に設けた雄螺子部を前記雌螺子部に螺子込み長さを調整しつつねじ込んで接続する態様とすれば、後述するように、ウェブ材の保持位置を調整できるようになる。
さらに、前記下部フレーム7の上面と上部フレーム8の下面との間には、例えば前記昇降支柱9a、9bを貫通させた形態で配置したコイルばね等の上部フレーム押上付勢手段21を配しておくことが好ましい。
次に、本発明仮組装置を用いて三枚の切板をH形に組む方法を説明する。
フランジ材1とウェブ材2を載置した材料置き台3の上方にある仮組装置架台4に、吊環5をクレーンなどの昇降機で吊り、本発明の仮組装置6の下部フレーム7を着座させる。
着座させ、吊環の吊力を開放したときの状況が、前記の図1示す態様である。いわゆる待機位置となっている。ウェブ材吸引用のバキューム式パッド16aは下方に向き、フランジ材吸引用のバキューム式パッド16bは内側に、すなわちウェブ材吸引用のバキューム式パッド16aの方向に向いている。
三枚の切板を吸引するために、上部フレーム8を押し下げ、センター昇降支柱9a及びサイド昇降支柱9bを下方に移動させる。サイド昇降支柱9bの移動の途中で、このサイド昇降支柱9bの先端に取り付けられた回転部材17側端のストッパ18が回転付勢部材20の先端から離れ、しかも、回転部材17側端のストッパ18と回転付勢部材20の先端とを連結するストッパ付勢手段19で回転部材17側端のストッパ18が引き上げられ、回転部材17自身が90°回転する。この回転部材17の回転に伴ってバキューム式パッド16bが下方に向く。
さらに、上部フレーム8を押し下げて、図2に示すように、バキューム式パッド16a、16bをウェブ材2、フランジ材1に当接させた後、バキューム式パッドを作動させて板材を吸引する。
ウェブ材2、フランジ材1を吸引した状態で、図3に示すように上部フレーム8を引き上げる。
上部フレーム8をさらに引き上げると、図4に示すように、バキューム式パッド16bを保持する回転部材17の側端に突設されたストッパ18が、回転付勢部材20の先端に当たり、回転部材17自身が90°回転させられる。すなわち、回転部材17に取り付けられたバキューム式パッド16bが水平方向に向く。この向きの変更により、水平のフランジ吸引・保持されていたフランジ材1は、垂直方向に向きを変えてバキューム式パッド16bに吸引・保持されて、上方に移動されることになる。
一方、バキューム式パッド16aに吸引・保持されているウェブ材2は水平状態を保ったまま上方に移動される。
その後、上部フレーム8の引き上げを止め、上部フレーム8の上面に突出している吊環5を引き上げて、センター昇降支柱9aのみを上方に引き上げ、その先端のバキューム式パッド16aに吸引・保持しているウェブ材2をさらに上方に移動させる。
図5に示すように、ウェブ材2の高さ位置が側方で待機している状態のフランジ材1の中央位置に達した時点で、前記吊環5による引き上げを止める。
その後、図6に示すように、フランジ材1を吸引・保持している外側の二列のサイド昇降支柱9bを中央の列のセンター昇降支柱9a側に、ガイドレール10,14に沿って吸引・保持しているフランジ材1がウェブ材2の側端に当たる位置まで移動させ、三枚の切板でH形状を形作る。
H形状に保持されたままの状態で、仮組装置をクレーンなどの昇降機で吊って仮付けや溶接を行うための治具・装置へ搬送し、仮付けや溶接を行った後、バキューム式パッド16a、16bの吸引を解く。フランジ材1やウェブ材2を支持する治具がある場合には、仮付けや溶接を行う前にバキューム式パッド16a、16bの吸引を解いてもよい。
この作業を繰り返すことにより、溶接H形鋼が連続的に効率よく製造できる。
なお、先端にバキューム式パットを保持した昇降支柱9は少なくとも、フランジ材1、ウェブ材2及びフランジ材1を吸引するべく、それぞれ一個ずつ、すなわち、三本の昇降支柱を配置しておけば、吸引・保持は可能である。しかしながら、ある程度の長さの切板でH形を形作ろうとすると、三列で設けたそれぞれの列に二本以上の昇降支柱、すなわち二個以上のバキューム式パットを設けることが好ましい。バキューム式パットの数を増やせば、長尺品などにも対応が可能である。
また、上記一連の動作を自動化することで作業効率の向上が図られる。
以上、溶接H形鋼を製造するための切板の組み方を説明してきたが、H形に組む以外にも、溝形に組む態様や山形に組む態様にも本発明仮組装置は使用できる。
すなわち、溝形に組む際には、ウェブ材の搬送位置をフランジ材の中央位置ではなく、端部位置にすればよく、山形に組む際には、センター昇降支柱9aとサイド昇降支柱9bのみを用い、センター昇降支柱9aのバキューム式パットで吸引・保持されている切板の搬送位置を、サイド昇降支柱9bのバキューム式パットで吸引・保持されている切板の端部位置に合わせればよい。

Claims (4)

  1. フランジ材、ウェブ材及びフランジ材用の三枚の板材が順に並べられた材料置き台の上方位置に配置された架台上に載置可能な仮組装置であって、下部フレームと当該下部フレームの上方に配置された上部フレームと、当該上部フレームの下方に前記下部フレームを貫通させて設けられた三列の昇降支柱と、当該三列の昇降支柱の先端に取り付けられたバキューム式パットを備え、前記三列の昇降支柱の内の両側の二列の昇降支柱の上端は、前記上部フレームの下面に取り付けられた上部ガイドレールに沿って中央の列の昇降支柱側に移動可能な保持具に固着されているとともに、中央の列の昇降支柱は前記上部フレームをも貫通されており、しかも、前記三列の昇降支柱の先端に取り付けられたバキューム式パットの内、中央の列の昇降支柱先端に取り付けられたバキューム式パットは下方を向くように直接に、両側の昇降支柱先端に取り付けられたバキューム式パットは、下方位置では下方に向き、上方位置では中央の昇降支柱側に向く回転部材を介して取り付けられていることを特徴とする溶接形鋼の仮組装置。
  2. 前記両側の昇降支柱先端に取り付けられた回転部材の側端に突設されたストッパが当接するときに前記バキューム式パットが下方を向き、前記当接が解除されたときに前記バキューム式パットが中央の昇降支柱側に向くように、高さ位置を固定して前記三列の昇降支柱の内の両側の昇降支柱の側方に高さ位置を固定して立設された回転付勢部材を備えている請求項1に記載の溶接形鋼の仮組装置。
  3. 前記下部フレームの上面と上部フレームの下面との間に、前記昇降支柱を貫通させた形態で上部フレーム押上付勢手段が配されている請求項1又は2に記載の溶接形鋼の仮組装置。
  4. 前記中央の昇降支柱は、上部部分と下部部分とに分割可能とし、両者が全体の長さが調整可能に接続されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の溶接形鋼の仮組装置。
JP2010080213A 2010-03-31 2010-03-31 溶接形鋼の仮組装置 Expired - Fee Related JP5404503B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010080213A JP5404503B2 (ja) 2010-03-31 2010-03-31 溶接形鋼の仮組装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010080213A JP5404503B2 (ja) 2010-03-31 2010-03-31 溶接形鋼の仮組装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011212687A true JP2011212687A (ja) 2011-10-27
JP5404503B2 JP5404503B2 (ja) 2014-02-05

Family

ID=44942989

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010080213A Expired - Fee Related JP5404503B2 (ja) 2010-03-31 2010-03-31 溶接形鋼の仮組装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5404503B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102632345A (zh) * 2012-04-09 2012-08-15 江苏金华厦电气有限公司 核电桥架专用双c型钢的焊接方法
CN103551782A (zh) * 2013-10-31 2014-02-05 无锡华联科技集团有限公司 桥吊大梁腹板拼焊翻转胎架
CN104175248A (zh) * 2013-10-02 2014-12-03 谈茁 一种工字钢专用加工架
CN104353957A (zh) * 2014-11-11 2015-02-18 无锡恒富科技有限公司 H型钢自动对中组立机的腹板调整装置
CN104588932A (zh) * 2014-12-11 2015-05-06 江苏振光电力设备制造有限公司 一种法兰装配机用抓取机构
CN106001852A (zh) * 2016-07-29 2016-10-12 珠海东方重工有限公司 钢板桩焊接机
CN106238945A (zh) * 2016-08-31 2016-12-21 张玉华 一种钢板焊接机器人
CN106271159A (zh) * 2016-08-31 2017-01-04 张玉华 一种u型钢管和直线型钢管焊接机器人
CN108393640A (zh) * 2018-05-18 2018-08-14 中国二十二冶集团有限公司 组装圆管工字钢的焊接胎具
CN108857993A (zh) * 2018-07-03 2018-11-23 潘丽华 一种电气工程定位安装装置
CN114273842A (zh) * 2021-12-21 2022-04-05 江苏跃发建设工程有限公司 一种免矫形自动成型组立一体机、组立方法及生产线

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104588933B (zh) * 2014-12-11 2016-06-22 江苏振光电力设备制造有限公司 一种法兰装配机用调节机构

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63126680A (ja) * 1986-11-18 1988-05-30 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd H型鋼材の製造方法及びその製造設備
JPS645677A (en) * 1987-06-29 1989-01-10 Aichi Steel Works Ltd Temporary assembly method for welded shape steel
JPH0215876A (ja) * 1988-06-30 1990-01-19 Aichi Steel Works Ltd 形鋼の製造方法およびその装置
JPH0538571A (ja) * 1991-08-05 1993-02-19 Yoshikawa Kogyo Co Ltd 形鋼の組立装置
JPH08267288A (ja) * 1995-03-30 1996-10-15 Topy Ind Ltd 溶接h形鋼仮組装置
JP2000107891A (ja) * 1998-10-06 2000-04-18 Topy Ind Ltd 溶接形鋼仮組み装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63126680A (ja) * 1986-11-18 1988-05-30 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd H型鋼材の製造方法及びその製造設備
JPS645677A (en) * 1987-06-29 1989-01-10 Aichi Steel Works Ltd Temporary assembly method for welded shape steel
JPH0215876A (ja) * 1988-06-30 1990-01-19 Aichi Steel Works Ltd 形鋼の製造方法およびその装置
JPH0538571A (ja) * 1991-08-05 1993-02-19 Yoshikawa Kogyo Co Ltd 形鋼の組立装置
JPH08267288A (ja) * 1995-03-30 1996-10-15 Topy Ind Ltd 溶接h形鋼仮組装置
JP2000107891A (ja) * 1998-10-06 2000-04-18 Topy Ind Ltd 溶接形鋼仮組み装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102632345A (zh) * 2012-04-09 2012-08-15 江苏金华厦电气有限公司 核电桥架专用双c型钢的焊接方法
CN104175248A (zh) * 2013-10-02 2014-12-03 谈茁 一种工字钢专用加工架
CN103551782A (zh) * 2013-10-31 2014-02-05 无锡华联科技集团有限公司 桥吊大梁腹板拼焊翻转胎架
CN104353957A (zh) * 2014-11-11 2015-02-18 无锡恒富科技有限公司 H型钢自动对中组立机的腹板调整装置
CN104588932A (zh) * 2014-12-11 2015-05-06 江苏振光电力设备制造有限公司 一种法兰装配机用抓取机构
CN106001852A (zh) * 2016-07-29 2016-10-12 珠海东方重工有限公司 钢板桩焊接机
CN106238945A (zh) * 2016-08-31 2016-12-21 张玉华 一种钢板焊接机器人
CN106271159A (zh) * 2016-08-31 2017-01-04 张玉华 一种u型钢管和直线型钢管焊接机器人
CN108393640A (zh) * 2018-05-18 2018-08-14 中国二十二冶集团有限公司 组装圆管工字钢的焊接胎具
CN108393640B (zh) * 2018-05-18 2019-10-15 中国二十二冶集团有限公司 组装圆管工字钢的焊接胎具
CN108857993A (zh) * 2018-07-03 2018-11-23 潘丽华 一种电气工程定位安装装置
CN108857993B (zh) * 2018-07-03 2020-07-17 安徽众百泓电力工程有限公司 一种电气工程定位安装装置
CN114273842A (zh) * 2021-12-21 2022-04-05 江苏跃发建设工程有限公司 一种免矫形自动成型组立一体机、组立方法及生产线
CN114273842B (zh) * 2021-12-21 2023-11-24 江苏跃发建设工程有限公司 一种免矫形自动成型组立一体机、组立方法及生产线

Also Published As

Publication number Publication date
JP5404503B2 (ja) 2014-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5404503B2 (ja) 溶接形鋼の仮組装置
TWI472492B (zh) Breaking device and breaking method
KR101638161B1 (ko) 자동차 부품의 너트 자동용접 시스템
JP5627535B2 (ja) レーザー加工機械及び、該レーザー加工機械の装備替えのための方法
JP5563845B2 (ja) 仕口用溶接支持台
WO2014155417A1 (ja) 作業装置及び制御方法
JP2015139862A (ja) 丸管の切断装置および切断方法
KR20160001603A (ko) 취성재료 기판의 반송방법 및 반송장치
JP2020512195A (ja) センタリング装置
KR101478341B1 (ko) 에이치빔 3축 천공장치
CN105269320B (zh) 一种板材加工系统
KR101980606B1 (ko) 취성 재료 기판의 경사 타입 분단 장치 및 분단 방법
KR101517487B1 (ko) 무늬목 정렬 유닛을 구비한 목재 접합장치
KR101613646B1 (ko) 압연용 롤의 슬리브 결합장치
JP6723532B2 (ja) ガラス板の孔開け装置
CN216486983U (zh) 一种工业机器人的送料实训装置
JP6771349B2 (ja) 載置物の搬出方法及び搬出装置並びに棚装置
CN115319325A (zh) 一种钢箱底板生产线
JP2019147163A (ja) 形鋼吸着装置
JPH074887A (ja) ガスケットにおけるリング個所の嵌着装置
JP2020020150A (ja) 建物ユニットの製造方法
TW202325632A (zh) 台車定位設備及定位方法
JP2014195785A (ja) 清掃治具
JPH074889A (ja) ガスケット自動嵌着機におけるガスケット補給装置
KR101571507B1 (ko) 테이블 어셈블리

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131029

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131029

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5404503

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees