JP2011211550A - パッケージ、圧電振動子及び圧電発振器 - Google Patents

パッケージ、圧電振動子及び圧電発振器 Download PDF

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Abstract

【課題】 導電性接着剤の滴下量と滴下位置にばらつきがあっても、圧電素子の電極と導電性接着剤が接触する位置が一定で、接触面積も一定となるような取り付け構造を提供することを課題とする。
【解決手段】 圧電素子20を収容するパッケージ10は、圧電素子20の電極24−1a,24−2aが挿入される複数の空間12cを有するガイド部12bを備える。ガイド部12bの複数の空間12cは互いに分離されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、圧電素子を用いた圧電振動子に関する。
水晶振動子等の圧電振動子は、一般的に、パッケージ内に圧電素子が収容されて構成される。パッケージの外面に外部接続電極が設けられ、外部接続電極はパッケージ内の電極に電気的に接続される。圧電素子の電極がパッケージ内の電極に接続された状態で圧電素子はパッケージ内に収容される。
圧電素子は2つの電極を有しており、導電性接着剤によりパッケージ内の2つの電極に接続される。導電性接着剤で電極を接続するには、まず、パッケージ内の電極に導電性接着剤をディスペンサで一定量塗布し、塗布した導電性接着剤の上に圧電素子の電極を載せてから導電性接着剤を硬化させる。すなわち、圧電素子の電極とパッケージ内の電極との間に導電性接着剤が配置された状態で、圧電素子はパッケージ内に収容される。
このように、導電性接着剤により圧電素子の電極とパッケージ内の電極とを接合する場合、導電性接着剤が他の部分に流れ出したりはみだしたりして短絡が生じたり、振動子の発振周波数が変化してしまうといった問題が生じるおそれがある。
そこで、セラミック容器の内壁に凹部を形成し、凹部内にセラミック基板の一端を嵌合して固定した圧電発振器用パッケージが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この圧電発振器用パッケージでは、セラミック基板にスルーホールが形成され、スルーホールに導電性接着剤を充填することで、セラミック基板をセラミック容器に固定している。
また、導電性接着剤で接合する部分と接合しない部分との間に凹部又は貫通孔を設け、はみだした導電性接着剤を凹部又は貫通孔で吸収する構造の圧電基板が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
また、プリント配線板に実装部品を実装する構造において、プリント基板に形成したスルーホールに導電性ペーストを充填し、導電ペーストに実装部品の端子を挿入して実装することが提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
さらに、支持台から延在する複数の支持板にスリットを設け、このスリットに圧電基板の端辺部を嵌め込んで固定する構造の圧電振動子が提案されている(例えば、特許文献4参照。)。
特開2000−124761号公報 特開2007−288644号公報 特開平8−181407号公報 特開平7−66670号公報
パッケージ側の電極上に導電性接着剤をディスペンサにより塗布する場合、ディスペンサのノズルの先端から液状の導電性接着剤を電極上に滴下することとなる。このとき、導電性接着剤の滴下量と滴下位置にはばらつきが生じることがある。図1はパッケージ内の2つの電極に導電性接着剤をディスペンサにより滴下した状態を示す平面図である。ディスペンサによる滴下量及び滴下位置のばらつきにより、パッケージ2内の2つの電極4−1,4−2上の導電性接着剤6の大きさ及び位置が大きく異なることがわかる。
図1に示すように導電性接着剤6の位置や量が2つの電極4−1,4−2で異なっていると、圧電素子の発振周波数が不安定となったり、発振しなくなったりする不具合が発生するおそれがある。例えば、導電性接着剤6の硬化に伴い圧電素子に発生する応力分布が一様でなくなり、発振周波数特性が変化してしまうおそれがある。また、導電性接着剤6のエージングに伴い圧電素子に発生する応力分布が変化し、発振周波数特性が変化してしまうおそれがある。
そこで、ディスペンサにより導電性接着剤を塗布した場合に、導電性接着剤の滴下量と滴下位置にばらつきがあっても、圧電素子の電極と導電性接着剤が接触する位置が一定で、接触面積も一定となるような取り付け構造とすることが好ましい。
一実施形態によれば、圧電素子を収容するパッケージであって、前記圧電素子の電極が挿入される複数の空間を有するガイド部を備え、前記ガイド部の複数の空間は、互いに分離されているパッケージが提供される。
他の実施形態によれば、複数の空間を有するガイド部を備えたパッケージと、複数の接続電極部を有する圧電素子と、前記ガイド部の空間内に収容された導電性接着剤とを有し、前記圧電素子の前記接続電極部は、前記ガイド部の前記複数の空間にそれぞれ挿入されて前記導電性接着剤により固定されている圧電振動子が提供される。
さらに他の実施形態によれば、上述の圧電振動子と、前記パッケージ内に収容され、前記圧電素子に電気的に接続されて前記圧電素子を駆動するためのICとを有する圧電発振器が提供される。
圧電振動子の接続電極のうち、導電性接着剤と接触する部分は、導電性接着剤が充填された空間内に入り込んだ部分だけとなり、導電性接着剤の供給充填量にばらつきがあっても、圧電素子の電極と導電性接着剤が接触する位置は一定で、接触面積も一定となる。これにより、安定した圧電素子の性能を得ることができる。
パッケージ内の2つの電極に導電性接着剤をディスペンサにより滴下した状態を示す平面図である。 第1実施形態による圧電振動子の断面図である。 セラミックパッケージの本体部の斜視図である。 水晶振動子の斜視図である。 水晶振動子の平面図である。 セラミックパッケージの本体部の製造方法の一例を示す分解斜視図である。 セラミックパッケージの本体部に水晶振動子を取る付ける工程を示す図である。 図7(b)に示す状態の本体部と水晶振動子とを示す斜視図である。 貫通孔内の導電性接着剤にプローブを接触させて電気的コンタクトをとることを示す図である。 貫通孔の周囲に試験用電極を有する本体部の平面図である。 水晶振動子の変形例の側面図である。 第2実施形態による圧電発振器の断面図である。 水晶発振器の用途を説明するための図である。
次に、実施形態について図面を参照しながら説明する。
図2は、本発明の第1実施形態による圧電振動子の断面図である。本発明の一実施形態による圧電振動子は、セラミックパッケージ10と、パッケージの一例としてのセラミックパッケージ10の内部に収容された圧電素子の一例である水晶振動子20とを有する。セラミックパッケージ10は内部空間を有する箱形の本体部12と、本体部12の内部空間を閉鎖するための蓋部14とを含む。本体部12の底面12aには、圧電振動子を回路基板に実装するための外部電極12−1,12−2が形成されている。
図3はセラミックパッケージ10の本体部12の斜視図である。本体部12の一辺側の内壁は厚くなって振動子取付部12bが形成されており、振動子取付部12bに2つの溝12cが形成されている。溝12cには、後述のように水晶振動子20の2つの接続電極部がそれぞれ挿入され、且つ貫通孔12dを通じて導電性接着剤16が溝12cに充填される。すなわち、2つの溝12cは、水晶振動子20の2つの接続電極部がそれぞれ挿入される互いに分離された空間を形成している。したがって、互いに分離された複数の空間として2つの溝12cが形成された振動子取付部12bは、水晶振動子20の固定位置をガイドするためのガイド部として機能する。
溝12cの導電性接着剤16が充填される部分と外部接続電極12−1との間には、スルーホール12eが形成されている。したがって、水晶振動子20の一方の接続電極部に形成された接続電極は、溝12c内に充填された導電性接着剤16とスルーホール12eとを介して、外部接続電極12−1に電気的に接続される。また、水晶振動子20の他方の接続電極部に形成された接続電極は、溝12c内に充填された導電性接着剤16とスルーホール12eと本体部12の底面12a又は本体部12の内部に形成された配線パターン(図示せず)とを介して、外部接続電極12−2に電気的に接続される。
なお、本体部12の内部の底面には、仕切り部12fが形成されている。仕切り部12fは、後述のように溝12cに導電性接着剤16を充填する際に、導電性接着剤16が溝12cからあふれ出たときの2つの溝12c内の導電性接着剤16の短絡を防止するために設けられる。導電性接着剤16が両方の溝12cからあふれ出ると、あふれ出た導電性接着剤16は振動子取付部12bの側壁を流れて、本体部12の内部の底面に溜まる。両方の溝12cからあふれ出た導電性接着剤16が、本体部12の内部の底面で広がり、互いに接触すると、二つの溝12cに充填された導電性接着剤16が電気的に短絡してしまう。そこで、本体部12の内部の底面から突出した仕切り部12fを設け、底面まで流れた導電性接着剤16を隔離しておくことで、上述の短絡を防止する。
ここで、水晶振動子20について図4及び図5を参照しながら説明する。図4は水晶振動子20の斜視図であり、図5は水晶振動子20の平面図である。水晶振動子20は、長方形の水晶片22と、水晶片22の一辺側から延出した2つの接続電極部24−1,24−2とを含む。水晶片22の対向する面(表側及び裏側)には、一対の駆動電極26−1,26−2が形成されている。駆動電極26−1,26−2に振動電圧を印加することで水晶片22を発振させる。水晶片22には特にどちらの面が表側であるという規定は無いが、ここでは便宜上、駆動電極26−1が形成された面を表側としている。
接続電極部24−1,24−2の各々は平坦な短冊形状であり、その表面に接続電極が形成されている。接続電極は接続電極部24−1,24−2の表面全体に形成されることが好ましいが、少なくとも接続電極部24−1,24−2の端面と、表側の面又は裏側の面とに形成されていればよい。図4において、接続電極24−1aが接続電極部24−1の端面に形成された電極であり、接続電極24−2aが接続電極部24−2の端面に形成された電極である。接続電極24−1aは、接続電極部24−1の表側の面に形成された接続電極24−1bに繋がっており、接続電極24−2aは、接続電極部24−2の裏側の面に形成された接続電極24−2bに繋がっている。
接続電極部24−1の表側の面に形成された接続電極24−1aは、導電接続部24−1cにより水晶片22の表側の面に形成された駆動電極26−1に電気的に接続される。したがって、接続電極部24−1の端面に形成された接続電極24−1aは、接続電極24−1b及び導電接続部24−1cを介して駆動電極26−1に電気的に接続されている。一方、接続電極部24−2の裏側の面に形成された接続電極24−2aは、導電接続部24−2cにより水晶片22の裏側の面に形成された駆動電極26−2に電気的に接続される。したがって、接続電極部24−2の端面に形成された接続電極24−2aは、接続電極24−2b及び導電接続部24−2cを介して駆動電極26−2に電気的に接続されている。
以上のような構成に電極を形成することで、接続電極部24−1,24−2の接続電極24−1a,24−2aに駆動電圧を印加すれば、駆動電圧は駆動電極26−1,26−2に伝わり、水晶片22を発振させることができる。
なお、電極を形成する前の水晶振動子20は、水晶素板の外形を図5に示すような形状に加工してから、水晶片22の部分を、所定の振動数の発振となるような厚みになるように研磨加工することで形成される。
次に、セラミックパッケージ10の本体部12の形成方法について説明する。図6はセラミックパッケージ10の本体部12の製造方法の一例を示す分解斜視図である。
セラミックパッケージ10の本体部12は、所定の形状に形成したセラミックシートを積層して焼結することで形成することができる。図6に示す例では、底板となるセラミックシート12−1の上に、内部配線パターンが形成されたセラミックシート12−2を積層する。そして、セラミックシート12−2の上に、仕切り部12fとなる部分が形成されたセラミックシート12−3を積層する。次に、内部空間となる部分と2つの溝12cとなる部分が形成されたセラミックシート12−4をセラミックシート12−3の上に積層する。続いて、内部空間となる部分及び貫通孔12bとなる部分が形成されたセラミックシート12−5をセラミックシート12−4の上に積層する。最後に本体部12の上縁となるセラミックシート12−6をセラミックシート12−5の上に積層する。以上のようにして形成したセラミックシート12−1〜12−6の積層体を加熱して焼結することで、図3に示す形状の本体部12が形成される。
次に、本体部12に水晶振動子20を取る付ける工程について、図7を参照しながら説明する。図7は本体部12に水晶振動子20を取る付ける工程を示す図である。
まず、図7(a)に示すように、セラミックパッケージ10の本体部12を準備する。そして、図7(b)に示すように上述の水晶振動子20の接続電極部24−1,24−2を、本体部12の二つの溝12cにそれぞれ挿入し、水晶振動子20を本体部12の内部空間に収容する。接続電極部24−1,24−2を、本体部12の2つの溝12cにそれぞれ挿入していくと、接続電極部24−1,24−2の根本付近の幅は広くなっているので、接続電極部24−1,24−2根本付近からそれ以上は挿入できなくなる。
図7(b)に示す状態は、水晶振動子20の接続電極部24−1,24−2をそれ以上挿入できなくなった状態であり、完全に挿入された状態である。なお、図8は図7(b)に示す状態の本体部12と水晶振動子20とを示す斜視図である。この状態において、水晶振動子20の接続電極部24−1,24−2の端面(すなわち、接続電極24−1a,24−2aが形成された端面)は、溝12cの底面(図7における溝12cの左側の内面)には到達せず、接続電極部24−1,24−2の端面と溝12cの底面との間に空間ができるように設定されている。そして、溝12cの上側に設けられた貫通孔12dは、上記空間に連通する位置に形成されている。
図7(b)に示す状態となったら、貫通孔12cを通じて液状の導電性接着剤16を上述の空間に充填する。このとき、接続電極部24−1,24−2は溝12c内において水晶振動子20の自重により傾いており、接続電極部24−1,24−2の先端部は溝12cの上面に接触している。このため、導電性接着剤16は溝12cの上面に沿って流れることはない。また、接続電極部24−1,24−2は溝12c内において水晶振動子20の自重により傾いており、接続電極部24−1,24−2の根本付近は溝12cの下面に接触している。このため、溝12cの下面に沿って流れてきた導電性接着剤16は、接続電極部24−1,24−2の根本付近で止められ、それ以上流れることはない。したがって、溝12cの奥に注入された導電性接着剤16は溝12c内に保持され、溝12cの開口部から流れ出ることは無い。
以上のようにして導電性接着剤16を溝12cに充填したら、導電性接着剤16を加熱硬化させる。これにより、水晶振動子20は本体部12の内部で機械的に固定される。同時に、接続電極部24−1,24−2の端面に形成された接続電極24−1a,24−2aは、導電性接着剤16とスルーホール12eとを介して外部接続電極12−1,12−2に電気的に接続される。
ここで、導電性接着剤16により水晶振動子20を固定した状態で、水晶振動子20の動作を試験する際には、図9に示すように、貫通孔12d内で硬化した導電性接着剤16にプローブを接触させて電気を流し、電気的試験を行なうことができる。
また、図10に示すように、貫通孔12dの周囲に試験用電極18を形成しておき、貫通孔12d内の導電性接着剤16が試験用電極18に接触しているように導電性接着剤16を供給しておくこととしてよい。これにより、図9に示すプローブを小さな貫通孔12dではなく試験用電極18に容易に接触させながら、水晶振動子20の電気的試験を行なうことができる。
なお、接続電極部24−1,24−2の厚みは、溝12cの高さより僅かに小さく設定されている。これにより、水晶振動子20は僅かに傾いて固定される。ところが、水晶振動子20の水晶片22の厚さを調整することで発振周波数が調整される。上述の実施形態では、接続電極部24−1,24−2の厚みは、水晶片22の厚みと同じであり、水晶振動子20の全体は一様な厚みとなっている。したがって、水晶片22の厚さが減少すると、接続電極部24−1,24−2の厚みも減少するが、溝12cの寸法誤差等の関係から、接続電極部24−1,24−2をあまり薄くすることができない場合がある。例えば、接続電極部24−1,24−2が非常に薄くなると、溝12cの寸法誤差が相対的に大きくなり、本体部12に取り付けた際の水晶振動子20の傾きが大きくなる場合がある。この場合、傾いた水晶振動子20が本体部12の内部空間の底面、あるいは仕切り部12fに接触してしまうおそれがある。そこで、図11に示すように、接続電極部24−1,24−2の厚みはある程度確保しておき、水晶片22のみの厚みが薄くなるように、水晶振動子20を形成してもよい。
次に、第2実施形態による圧電発振器について説明する。
図12は第2実施形態による圧電発振器の一例である水晶発振器の断面図である。図12において、図2に示す構成部品と同等な部品には同じ符号を付し、その説明は省略する。
水晶発振器は、上述の水晶振動子と同じ構成を有しており、セラミックパッケージ10の本体部12の中に発振回路を含むIC50が収容されている点が異なる。IC50は、水晶振動子20の下側の本体部12の内部の底面上に搭載される。
本体部12の内部の底面には配線(図示せず)が形成されており、その配線はIC50の電極に接続される。また、配線は本体部12内の配線52を介して、外部接続端子12−1,12−2に接続される。また、IC50の電極は配線52及びスルーホール12eを介して導電性接着剤16に電気的に接続される。
以上のように、本実施形態による圧電発振器は、圧電振動子のパッケージ内にICを設け、ICへの配線をパッケージ内に形成したものである。
以上のような構成の水晶発振器60は、図13に示すように、電子回路を構成する素子の一つとしてプリント板62に搭載され、パーソナルコンピュータ、ハードディスク装置、携帯電話機等の電子機器に組み込まれる。
以上のように、本明細書は以下の事項を開示する。
(付記1)
圧電素子を収容するパッケージであって、
前記圧電素子の電極が挿入される複数の空間を有するガイド部を備え、
前記ガイド部の複数の空間は、互いに分離されているパッケージ。
(付記2)
付記1記載のパッケージであって、
前記空間の上面に貫通孔が設けられ、該貫通孔を通して導電性接着剤が前記空間内に充填されるパッケージ。
(付記3)
付記2記載のパッケージであって、
前記圧電素子を収容する空間の内部の底面に、該底面から突出して延在する仕切り部が設けられているパッケージ。
(付記4)
付記2記載のパッケージであって、
前記複数の空間の各々は、前記ガイド部の側面に開口した溝であり、該溝は前記圧電素子の電極が形成された接続電極部に対応した形状であるパッケージ。
(付記5)
付記4記載のパッケージであって、
前記溝の深さは前記圧電素子の前記接続電極部の長さより長く設定されており、前記ガイド部の前記側面から前記貫通孔までの距離は、前記圧電素子の前記接続電極部の長さより長く設定されているパッケージ。
(付記6)
複数の空間を有するガイド部を備えたパッケージと、
複数の接続電極部を有する圧電素子と、
前記ガイド部の空間内に収容された導電性接着剤と
を有し、
前記圧電素子の前記接続電極部は、前記ガイド部の前記複数の空間にそれぞれ挿入されて前記導電性接着剤により固定されている圧電振動子。
(付記7)
付記6記載の圧電振動子であって、
前記ガイド部は、前記複数の空間にそれぞれ繋がる複数の貫通孔を有する圧電振動子。
(付記8)
付記7記載の圧電振動子であって、
前記圧電素子の前記接続電極部の先端面に、前記圧電素子を駆動するための駆動電極が接続された接続電極が形成されている圧電振動子。
(付記9)
付記8記載の圧電振動子であって、
前記圧電素子が収容された空間の内部の底面に、該底面から突出して延在する仕切り部が設けられている圧電振動子。
(付記10)
付記8記載の圧電振動子であって、
前記複数の空間の各々は、前記ガイド部の側面に開口した溝であり、該溝は前記圧電素子の前記接続電極部に対応した形状である圧電振動子。
(付記11)
付記10記載の圧電振動子であって、
前記溝の深さは前記圧電素子の前記接続電極部の長さより長く設定されており、前記ガイド部の前記側面から前記貫通孔までの距離は、前記圧電素子の前記接続電極部の長さより長く設定されているパッケージ。
(付記12)
付記6乃至11のうちいずれか一項記載の圧電振動子と、
前記パッケージ内に収容され、前記圧電素子に電気的に接続されて前記圧電素子を駆動するためのICと
を有する圧電発振器。
10 セラミックパッケージ
12 本体部
12a 底面
12b 振動子取付部
12c 溝
12d 貫通孔
12e スルーホール
12f 仕切り部
12−1,12−2 外部接続端子
14 蓋部
16 導電性接着剤
20 水晶振動子
22 水晶片
24−1,24−2 接続電極部
24−1a,24−1b,24−2a,24−2b 接続電極
24−1c,24−2c 導電接続部
50 IC
52 配線
60 水晶発振器
62 プリント板62

Claims (8)

  1. 圧電素子を収容するパッケージであって、
    前記圧電素子の電極が挿入される複数の空間を有するガイド部を備え、
    前記ガイド部の複数の空間は、互いに分離されているパッケージ。
  2. 請求項1記載のパッケージであって、
    前記空間の上面に貫通孔が設けられ、該貫通孔を通して導電性接着剤が前記空間内に充填されるパッケージ。
  3. 請求項3記載のパッケージであって、
    前記圧電素子を収容する空間の内部の底面に、該底面から突出して延在する仕切り部が設けられているパッケージ。
  4. 複数の空間を有するガイド部を備えたパッケージと、
    複数の接続電極部を有する圧電素子と、
    前記ガイド部の空間内に収容された導電性接着剤と
    を有し、
    前記圧電素子の前記接続電極部は、前記ガイド部の前記複数の空間にそれぞれ挿入されて前記導電性接着剤により固定されている圧電振動子。
  5. 請求項4記載の圧電振動子であって、
    前記ガイド部は、前記複数の空間にそれぞれ繋がる複数の貫通孔を有する圧電振動子。
  6. 請求項5記載の圧電振動子であって、
    前記圧電素子の前記接続電極部の先端面に、前記圧電素子を駆動するための駆動電極が接続された接続電極が形成されている圧電振動子。
  7. 請求項6記載の圧電振動子であって、
    前記圧電素子が収容された空間の内部の底面に、該底面から突出して延在する仕切り部が設けられている圧電振動子。
  8. 請求項4乃至7のうちいずれか一項記載の圧電振動子と、
    前記パッケージ内に収容され、前記圧電素子に電気的に接続されて前記圧電素子を駆動するためのICと
    を有する圧電発振器。
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