JP2011210557A - メタルハライドランプ - Google Patents

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Hidemi Orito
日出海 折戸
Masayuki Ono
正之 大野
Yukio Noguchi
幸男 野口
Toshinori Shikamata
憲紀 鹿又
Kenji Ubukata
憲司 生形
Sadaji Nishida
定治 西田
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Iwasaki Denki KK
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Abstract

【課題】 320nmから350nmまでの狭い波長範囲に有効な発光スペクトルを有し、光重合反応等の紫外線照射処理プロセスなどに好適に用いることができるメタルハライドランプを提供する。
【解決手段】 ランプ発光管に、放電を維持するための希ガスと共に金属水銀を封入し、さらに少なくとも銀ハロゲン化物を封入し、該発光管の電極間における管壁負荷S(W/cm)が
25 ≦ S ≦ 32
なる条件を満たすようにして、紫外線のうち特に320−350nmの波長領域の銀に起因する発光スペクトルが顕在化するように構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶パネル製造プロセスなど、特に波長350nm以下の狭い波長範囲の紫外線照射が求められるプロセスに好適なランプに関する。
近年、液晶パネル製造プロセスなどでは、従来の365nmを中心とする紫外線よりも短波長側の発光が求められるようになってきている。(特許文献1参照)
これらのプロセスでは、光重合性材料物質は350nmより短い波長領域において感度を有しており、一方、波長320nm以下の光では、液晶セル内で前記材料物質と共存している液晶素子が損傷を受けるため、320nmから350nmまでの非常に狭い波長領域の光が求められている。
これまでの紫外線ランプではこのプロセスに対して、鉄や水銀の発光スペクトルを利用してきたが、求められる波長領域の発光スペクトルが少なく、特に波長350nm以下の領域に吸収特性を持ち液晶配向を制御する重合性材料への光照射等では非効率となり、プロセスに時間がかかるため、試料の温度上昇などによる被照射試料の劣化などの問題が発生していた。
ところで、銀は、328nmと338nmに輝線を有することが知られている。そこで発明者は、この輝線による発光スペクトルを利用するため、銀をハロゲン化物として発光管に封入したメタルハライドランプを用いることを想起した。
しかしながら、単純に銀ハロゲン化物を発光管に封入したのでは、発光スペクトル上で必ずしも銀に特有な上記2本の輝線が現われるとは限らなかった。これは、発光管内で放電維持のために封入され共存する金属水銀による輝線スペクトルが優先的に現われ、これに銀の輝線スペクトルが隠されてしまうためと考えられる。
一方、発光管に供給する入力電力を高めていくと、徐々に銀の輝線による発光スペクトルが現われるようになるが、入力電力を高めすぎると今度はランプ寿命が短くなるという問題が発生した。
本発明はこうした点に鑑みてなされたものであって、ランプ寿命が短縮することなく、320−350nmの波長領域の銀に起因する発光スペクトルが顕在化するための条件を検討して創出したものである。
特開2006−58755号公報
本発明は、320nmから350nmまでの狭い波長範囲に有効な発光スペクトルを有し、通常のランプ寿命が確保され、液晶パネル製造プロセスなどに好適に用いることができるメタルハライドランプを提供することを目的とする。
本発明のメタルハライドランプは、主に紫外線を照射するためのメタルハライドランプであって、ランプ発光管に、放電を維持するための希ガスと共に金属水銀を封入し、さらに少なくとも銀ハロゲン化物を封入し、
該発光管の電極間における管壁負荷S(W/cm)が
25 ≦ S ≦ 32
なる条件を満たすようにして、紫外線のうち特に320−350nmの波長領域の銀に起因する発光スペクトルが顕在化するように構成したことを特徴とする。
上述した構成とすることにより、所望の限られた狭い波長領域に有効な発光スペクトルを有し、通常のランプ寿命が確保されるメタルハライドランプを提供することが出来る。
本発明の実施形態のメタルハライドランプの外観図。 管壁負荷に対する波長320−350nmの積算光量の変化を示すグラフ。 ランプの連続点灯による波長320−350nmの発光強度維持率の変化を示すグラフ。 実施例及び比較例のランプの分光スペクトル図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[実施例]
図1は本発明の実施の形態のメタルハライドランプの外観図である。図中、11は発光部を形成する発光管、12は電極、13はベース、14は電流導入線であり、1対の電極12、12の先端間の距離で規定されるこのランプの発光長は250mm、発光管内径は20mmである。
本発明の実施例として、発光管12内部にはアルゴンガス1.3kPa、水銀1.2mg/cmの他、0.3mg/cmの臭化銀を封入しているランプ1を作製した。また、比較例として、従来から紫外線ランプとして一般的に使われている鉄−スズ系ハロゲン化物を封入したランプ2を、いずれもランプ1と同寸法・形状で作製した。このランプにはアルゴンガス1.3kPa、水銀0.9mg/cm、ヨウ化鉄0.1mg/cm、ヨウ化スズ0.03mg/cmを封入した。
これらのランプを、入力電力を変えて点灯し、波長320nmから350nmの領域における積算光量を比較した。但し、比較のため、ランプ2を3kWで点灯した際の強度を100%とした。その結果を表1に示す。











Figure 2011210557
また、管壁負荷に対する波長320−350nmの積算光量の変化を図2に示す。さらに、管壁負荷30W/cmの時の紫外域の分光スペクトルを図4に示す。図4の縦軸は相対発光強度である。
ランプ1では、入力電力を上げていくと、図4に示すように、銀の輝線に起因する波長330nm及び340nm付近にピークを有する発光スペクトルが明瞭に現われるようになり、波長320−350nmの積算光量は、図2に示す通り、管壁負荷が25W/cmを超えると従来型の紫外線ランプ(ランプ2)より高くなった。
入力電力が3〜6kWのランプの連続点灯による寿命試験の結果を図3に示す。図3では、縦軸に波長320−350nmの積算光量の維持率を取り、この波長域の発光強度維持率の変化を示している。
図3の結果から、管壁負荷を高めた試験では、銀による発光は顕著になるが、一方で寿命性能が悪化するため、負荷は制限する必要があり、この種のランプの一般的な寿命である1000時間での発光強度の維持率を70%以上とすることができるのは、管壁負荷が32W/cmまでであることが分かった。
実施例であるランプ1では、発光管に封入する金属ハロゲン化物は臭化銀だけであったが、本発明では、これに限定されることはなく、ヨウ化銀等の他の銀ハロゲン化物であってもよく、また、銀ハロゲン化物と共に、320−350nmの波長領域の銀に起因する発光スペクトルの顕在化に支障とならない範囲で、臭化鉄等の他の金属ハロゲン化物を少量封入してもよい。
本発明は、波長320−350nmの領域の紫外線照射が求められるプロセスに提供する紫外線ランプに利用可能である。
11…発光管
12…電極
13…ベース
14…電力導入線

Claims (1)

  1. 主に紫外線を照射するためのメタルハライドランプであって、ランプ発光管に、放電を維持するための希ガスと共に金属水銀を封入し、さらに少なくとも銀ハロゲン化物を封入し、該発光管の電極間における管壁負荷S(W/cm)が
    25 ≦ S ≦ 32
    なる条件を満たすようにして、紫外線のうち特に320−350nmの波長領域の銀に起因する発光スペクトルが顕在化するように構成したことを特徴とするメタルハライドランプ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103247514A (zh) * 2012-02-08 2013-08-14 岩崎电气株式会社 陶瓷金属卤化物灯

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