JPH11265687A - 多重管形放電灯および光化学反応装置 - Google Patents

多重管形放電灯および光化学反応装置

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JPH11265687A
JPH11265687A JP6838998A JP6838998A JPH11265687A JP H11265687 A JPH11265687 A JP H11265687A JP 6838998 A JP6838998 A JP 6838998A JP 6838998 A JP6838998 A JP 6838998A JP H11265687 A JPH11265687 A JP H11265687A
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discharge lamp
tube
discharge
lamp
sodium
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JP6838998A
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English (en)
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Katsuhiko Suzuki
克彦 鈴木
Tsugio Yashiro
次男 八城
Akihiro Yonezawa
昭弘 米沢
Hiromoto Sasaki
博基 佐々木
Akira Sugawara
昭 菅原
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光化学反応における高効率化を目的に、特に
600〜700nmの波長域のフォトン数を高効率で放
射する多重管形大電力放電灯および光化学反応装置を提
供しようとするものである。 【解決手段】 内径Dが20mm以上、長さが0.5〜
4.0mの透光性セラミックスからなる管状バルブ21
の両端部にLcmの離間距離を隔てて電極5,5を対向
配設するとともに、このバルブ21内にバルブ内容積当
り0.6mg/cc以上でナトリウムの含有比率がM重
量%のナトリウムアマルガムを封入して構成した発光管
2を、外管3,4内に収容支持させ、かつ、ランプ電圧
Vで点灯する放電灯1において、上記ランプ電圧V、電
極離間距離L、バルブ内径Dやナトリウムの含有比率M
などの関係を規制数式化した多重管形放電灯1およびこ
の放電灯1を収容した光化学反応装置8である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光化学反応等の主と
して産業用に使用される、大電力の多重管形高圧金属蒸
気放電灯およびこの放電灯を用いた光化学反応装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】高圧ナトリウム放電灯等の高圧金属蒸気
放電灯の発光管は、耐熱性、耐圧性、耐蝕性等に優れて
いるアルミナ(Al2 3 )等の透光性セラミックス材
料からなるバルブが用いられ、その両端には電極が配設
されている。そして、この発光管バルブ内には点灯中に
蒸発して所定のランプ電圧となる水銀や発光金属および
始動を容易にするためのアルゴンやキセノン等の不活性
ガスが封入されている。また、この種の放電灯は発光管
バルブの保温、給電部材やサポート部材等の金属材料の
酸化防止、有害紫外線の遮断のために外管が必要とさ
れ、外管内を真空または窒素を含む不活性ガスの雰囲気
に保ち、上記発光管をサポート部材を介し外管内に支持
させた少なくとも二重管以上の多重管構造となしてい
る。
【0003】このような多重管形の高圧金属蒸気放電灯
の一種に、光化学反応装置等の光源として使用される放
電灯がある。これは、特定の光化学反応を促進すること
からなされたもので、放電灯は光化学反応装置内に設け
られる。この光化学反応装置は、反応液を収容した反応
槽本体内に上記光源としての高圧金属蒸気放電灯を垂直
な姿勢で浸漬するとともに外管内には反応液が侵入しな
いようになっていて、この放電灯から放射される光線に
より反応液を化学反応させ必要な物質を生成、製造す
る。
【0004】そして、上記反応槽本体は反応効率を高め
るため深くなっていて、これに応じて発光長の大きな放
電灯が必要で、したがって、外管の長さが数十cmから
数mに及ぶものとなるとともに十〜数十KWレベルに大
電力化されたものとなる。たとえばナイロン6のモノマ
であるε−カプロラクタムは、シクロヘキサンの光ニト
ロソ化反応で生成されることが知られている。上記反応
で光はNOCl(塩化ニトロシル)の解離に消費され、
ここでNOClの解離エネルギーは約38kCal/m
olである。
【0005】したがって、理論的には約38kCal/
mol以上のエネルギー、つまり750nm以下の波長
のフォトン(光子)であれば反応に寄与するものの、長
波長側のフォトンは反応液中を透過して吸収され難いた
め、有限の液層厚みをもつ実際の反応槽においては、7
00nm以下の波長の光が有効とされ、400nm未満
の短波長側のフォトンはエネルギーが強すぎて不必要な
副反応を引き起こすため不要とされている。
【0006】また、上記反応は1個のフォトンが1個の
NOCl分子を解離する非連鎖反応なので工業的には4
00〜700nmの波長範囲のフォトンを大量に必要と
する。
【0007】また、フォトン数は波長に比例するので、
例えば400nmと600nmに等しい絶対エネルギー
が存在する場合には、フォトン数においては後者は前者
の1.5倍になる。したがって、極力600〜700n
mの波長範囲に放射効率の高い大電力の放電灯が望まし
い。
【0008】この放電灯の1種として上記の高圧ナトリ
ウム放電灯があり、このランプは、589nmのナトリ
ウムD線を中心に550〜650nm付近に効率よく放
射するので、高圧水銀放電灯やメタルハライド放電灯等
の他の光源よりは上記光化学反応用に適している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記高
圧ナトリウム放電灯は、ランプ入力1kw以下でバルブ
の内径も12mm程度に過ぎない。この管径を拡大して
大電力化する技術は、たとえば特公平4−70741号
公報に見られるが、いずれにしても照明用に開発された
ものであって、図10に示す555nmをピークとする
比視感度曲線にマッチするように考えられた放電灯であ
る。つまり、長さが数十cmから数mに及ぶ光化学反応
用の放電灯の場合には、光化学反応に重要な600〜7
00nmの波長域には、比視感度が低いために十分関心
が払われているとはいえなかった。本発明は、光化学反
応における高効率化を目的に、特に600〜700nm
の波長域のフォトン数を高効率で放射する多重管形大電
力放電灯および光化学反応装置を提供しようとするもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の多重管形放電灯は、内径D(mm)が20mm以上、
長さが0.5〜4.0mの透光性セラミックスからなる
管状バルブの両端部にLcmの離間距離を隔てて電極を
対向配設するとともに、このバルブ内にバルブ内容積当
り0.6mg/cc以上でナトリウムの含有比率がM重
量%のナトリウムアマルガムを封入して構成した発光管
を、外管内に収容支持させ、かつ、ランプ電圧V(ボル
ト)で点灯する放電灯において、
【数2】 なる関係を有することを特徴とする。
【0011】ランプ電圧V(ボルト)と電極間距離Lに
よる電位傾度および評価値Yとバルブ内径D、アマルガ
ムのナトリウム含有比率を勘案したものから導き出され
た実験式によって、上記数式を満足するものであれば4
00〜700nmの波長域、特に600〜700nmの
波長域のフォトン数を高効率で放射することができる。
【0012】この発明が適用される放電灯の発光管バル
ブは内径Dが20mm以上で、全長が0.5〜4.0m
の長尺のもので、長さが0.5m未満のものでは電力や
重量が小さく特に本発明の技術を用いなくても不具合を
生じることがない。また、長さが4.0mを超えると電
極間の放電が維持できなくなって所定の出力が得られな
いという不具合がある。
【0013】また、請求項2に記載の多重管形放電灯
は、発光管を収容した外管が、さらに一つ以上の外管内
に配設されていることを特徴とする。
【0014】発光管を収容した外管を二重や三重にした
放電灯でも上記請求項1に記載したと同様な作用を奏す
る。
【0015】さらに、請求項3に記載の光化学反応装置
は、上記請求項1または2に記載の多重管形放電灯から
なる光源と、この放電灯に接続した放電灯点灯装置と、
上記光源を収容する反応槽本体とを具備したことを特徴
とする。
【0016】光化学反応装置として、上記請求項1また
は請求項2に記載された作用を奏する光源と放電灯点灯
装置とを備えているので、フォトンの放射効率が高く所
望の物質の生成や製造に高効率で安定した化学反応を得
ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は光化学反応用等の光源とし
て垂直点灯で用いられる大出力の可視光放射の多重管形
ここでは三重構造の高圧ナトリウム放電灯(高圧金属蒸
気放電灯)1を示す一部を切欠した概略正面図である。
【0018】図中2は発光管、3は両端に封止部31,
31を有する石英ガラスや硬質ガラスからなる円筒状の
中管で、真空雰囲気にある内部にサポート部材(図示し
ない。)を介し発光管2を支持している。また、4は外
管で、硬質ガラスからなる長尺円筒状の下端が略半球状
に閉塞されているとともに上端を封止して、内部に上記
中管3が収容支持されているとともに窒素や不活性ガス
が封入してある。
【0019】上記発光管2は、アルミナ(Al2 3
等からなる透光性セラミックス製の管状バルブ21の両
端部に、耐熱性の接着剤を介し略円錐状をなすニオブ製
のエンドキャップ22,22が気密に封止接合してあ
る。また、このエンドキャップ22を貫通して排気管を
兼ねる細管23,23が気密に接合され、細管23,2
3の管状バルブ21内部に臨む先端にはそれぞれタング
ステン線を三重に密巻きした電極5,5を支持する電極
軸(図示しない。)が固定されている。また、このバル
ブ21内にはナトリウムと水銀からなる所定量のナトリ
ウムアマルガムおよび始動補助用のキセノンガスが封入
されている。
【0020】なお、上記発光管1のセラミックスバルブ
21は、可視光の拡散透過率が94%以上または平均直
線透過率(管軸方向に25cm間隔で、円周方向に90
度間隔で測定)が40%以上の範囲にある。
【0021】また、上記外管4は封止部41の外部に給
電部となる一対の給電ピン61,61を、内部にはこの
給電ピン61,61に接続した一対の給電体を兼ねた支
持部材6A,6Bが設けられている。この支持部材6
A,6Bは、それぞれ給電棒62,62と、この給電棒
62,62の先端部に取付けられた絶縁碍子63,63
および給電線64,65とからなる。
【0022】また、上記中管3は、両端のステム(図示
しない。)との封止部31,31に金属板をリング状に
折曲して形成したホルダ32,33を嵌合して備え、図
において下方側のホルダ33が金属板からなるU字形の
ばね体を十字状に組合わせた支持部材6Cに支承されて
外管4の内底部近くに配設されている。また、上方側の
ホルダ32は、上記支持部材6A,6Bの先端部との間
で中空の摺動管およびこの摺動管内に挿入した案内棒等
で構成される伸縮に対応するダンパー66,66と接続
している。また、上記ホルダ32,33の側面には、金
属板を屈曲する等して弾性が付与された外管4の内壁と
弾接する複数個のばね体(図示していない。)が設けら
れ、外管4のほぼ中心軸上に中管3が支持されるように
なっている。
【0023】また、上記発光管2は、バルブ21の両端
部またはエンドキャップ22,22に金属板で形成した
ホルダ(図示しない。)が取付けられ、中管3のほぼ中
心軸上に位置するようこのホルダ(図示しない。)部分
が中管3の両端のステム(図示しない。)に固定された
支持棒(図示しない。)に支持されている。
【0024】そして、上記給電体を兼ねる支持部材6
A,6Bに接続された給電線64,65の一方は中管3
内を通る給電線34を介して発光管2の上方の細管23
と、他方は中管3内を通る絶縁被覆した給電線35を介
して発光管2の下方の細管23と接続され、それぞれの
電極5,5に電力が供給される構造となっている。
【0025】また、図示していないが中管3内の発光管
支持体(図示しない。)には、バリウム(Ba)等から
なるリング状のゲッタが固定され、中管3内の不純ガス
を吸着するようにしている。また、発光管2のバルブ2
1または中管3の外周には、始動用の近接導体が配設さ
れて高圧ナトリウム放電灯(多重管形高圧金属蒸気放電
灯)1を構成している。
【0026】そして、この高圧ナトリウム放電灯1は、
一対の給電ピン61,61に電圧を印加通電すると、給
電体を兼ねる支持部材6A,6B、給電線34,35、
細管23,23を介して電極5,5に通電してこの電極
5,5間にアーク放電が起こる。そして、このアーク放
電の熱によって内部のナトリウムアマルガムが蒸発し
て、最終的には発光管1内の電極5,5の間の放電が継
続され、所定波長域での光放射が行われる。
【0027】そして、本発明者等は上記構造の多重管形
放電灯1において、400〜700nmの波長域で高い
フォトン数を得るため、本発明者等は種々の要因を挙げ
試験を行い、放射される1秒間当りの総フォトン数の評
価を行った。
【0028】この総フォトン数の評価は各放電灯の分光
エネルギー分布を測定し下記式で計算した。
【0029】総フォトン数=Σ(400〜700nm)
dW・λ/(h・C) ここで、 dW:各波長のエネルギー(J/sec) λ:波長(nm) h:プランクの常数で、6.626176×10
-34 (J・sec) C:真空中における光速で、2.99792458×1
17(nm/sec) Σ(400〜700nm):波長400〜700nmの
総計 である。
【0030】試験は、発光管2の管状バルブ21の内径
が20mm以上の種々径、具体的には20mm,24m
m,36mm,42mm,48mmの5種類で、長さが
100cm、電極間距離が88cmのものと、長さが1
75cm、電極間距離が163cmのものとした。ま
た、封入するナトリウムアマルガムは、ナトリウムの重
量比率が10重量%,13重量%,15重量%,17重
量%,20重量%,23重量%,25重量%の7種類と
し、キセノンXeガス圧(常温)は2.7kPa,6.
7kPa,12kPa,16kPa,40kPaの5種
類とした。
【0031】また、発光管1の管壁負荷は約20W/c
2 一定として、長さが100cm、電極間距離が88
cmの定格ランプ入力は、上記5種類の内径に対応し、
それぞれ11kW,13.5kW,20kW,23.5
kW,27kWとし、長さが175cm、電極間距離が
163cmのランプ入力は、同様にそれぞれ21kW,
25kW,37kW,43kW,50kWとした。
【0032】上記試験放電灯を垂直方向で定格入力を維
持しつつ、余剰のナトリウムアマルガムが滞留する最冷
部の保温を調整することで、ランプ電圧を変化させなが
ら点灯した。その間、400〜700nmの波長範囲に
放射されるフォトン数と、そのときのランプ電圧を測定
した。すなわち、同一放電灯において、ランプ電圧の異
なる各ポイントのデータを採取したことになる。
【0033】なお、電極降下電圧を9Vとみなしてラン
プ電圧Vから9Vを差し引き、電極間距離Lで除して電
位傾度(V/cm)とし、毎秒のフォトン数(pcs)
をランプ入力で除してフォトン放射効率(pcs/W)
とした。
【0034】試験の結果、極めて重要な事象を見出し
た。それは、電位傾度によってフォトン放射効率が変化
し、高フォトン放射効率を維持するための最適な電位傾
度は発光管バルブ内径およびナトリウム重量比率の両平
方根に概ね反比例するということである。
【0035】そして、上記の電極降下電圧を差し引いた
ランプ電圧Vと電極間距離Lから算出される電位傾度
(V/cm)、発光管バルブ内径D(mm)およびナト
リウム重量比率M(重量%)ならびに評価値Yからなる
要件で構成した、下記関係式を満足するものであれば、
400〜700nmの波長範囲に放射されるフォトン数
を高効率化できる放電灯1が得られた。
【0036】
【数3】 以下、この事象について試験結果を用い説明する。
【0037】内径が48mm、管長が175cm、電極
間距離が163cmの管状バルブ21内にナトリウムの
重量比率が17重量%のナトリウムアマルガムを8g、
キセノンXeガス圧(常温)を6.7kPa封入した、
ランプ入力が50kWの発光管2を製作し、図1に示す
三重管形の高圧ナトリウム放電灯を完成させる。そし
て、50kWのランプ入力を維持しつつ、ランプ電圧を
変化させながら採取したデータを図2に示す。図2は電
位傾度によってフォトン放射効率が変化し、最適な電位
傾度は3.8V/cmであることを示している。同様に
ナトリウムの重量比率のみを変えて各ナトリウム重量比
率の最適な電位傾度を調べた結果を図3に示す。この図
3からは、ナトリウム重量比率の平方根に反比例してい
ることが分かる。
【0038】さらに、上記バルブ21の5種類の内径、
2種類の管長の放電ランプにおいて、ナトリウムの重量
比率を17重量%のほぼ一定としたアマルガムを内容積
に応じて4〜8g、キセノンXeガス圧を(常温)で
6.7kPa封入し、それぞれ各定格電力のランプ入力
を維持しつつ、ランプ電圧を変化させながら各径の最適
な電位傾度を調べた結果、管長や定格電力には係わら
ず、図4に示すようになった。
【0039】この図4から最適な電位傾度は、バルブ2
1の各内径の平方根にも反比例していることが分かる。
【0040】実験に用いた全放電ランプについても高放
射効率を維持するための最適電位傾度は、発光管2バル
ブ21の内径およびナトリウムアマルガムのナトリウム
重量比率の平方根に反比例するという結果になった。
【0041】これらの現象は、つぎのような理由による
ものと思われる。図5は分光エネルギー分布を模式的に
描いたものである。例えばナトリウム重量比率の比較で
は、同一電位度において実線は高いナトリウム重量比率
の場合に相当し、破線は低いナトリウム重量比率の場合
に相当する。同一電位度では高いナトリウム重量比率の
方がナトリウム蒸気圧が高いためにD線の吸収が増す。
バルブ21の内径の大小の関係についても同様に考えら
れる。バルブ21内径の大小は発光管2の中心からバル
ブ21の内壁までの距離の長短に他ならないからナトリ
ウム蒸気層の光学的厚みの差として現れ、図5の実線は
バルブ21内径の大きい場合に相当し、破線はバルブ2
1内径の小さい場合に相当する。
【0042】また、D線の吸収はいわゆるナトリウムの
自己吸収によるもので、吸収が大きい場合はD線近傍の
発光は減少するが両翼の発光が増加する。本発明にとっ
ては右翼側の発光が極めて重要であり、照明用途の光束
(ルーメン)としてはウエートの低い部分である。ただ
し、吸収が大き過ぎると右翼側は700nm以上の無効
波長域部分の発光増加による損失が増えるとともに左翼
側は短波長側へシフトするため、有効波長域部分の総フ
ォトン数の減少につながる。
【0043】よって、適正な吸収を確保することが肝要
と考えられる。吸収の増減がナトリウム比率やバルブ内
径と電位傾度に関係するであろうことは想定できるとし
ても、高フォトン放射効果を確保するための適正な電位
傾度はナトリウム重量比率とバルブ内径の平方根に反比
例するという知見は極めて重要な発見で、本発明者等は
この知見に基づいてフォトン放射効率の高い大電力高圧
ナトリウム放電灯を実現できた。
【0044】なお、上記発光管2のバルブ21は可視光
の拡散透過率が94%以上もしくは径方向に90度間
隔、長さ方向に25cm間隔で測定した直線透過率の平
均が40%以上の少なくとも一方を満足する透光性セラ
ミックス管からなるものである。
【0045】また、一連の試験を通して、ナトリウムア
マルガムの封入量は発光管内容積1cc当り0.6mg
以上あれば、再現性のよい結果が得られた。その理由と
して、ナトリウムが電極に設けられたエミッター等と反
応して消失し、封入量が少な過ぎると残存アマルガムの
ナトリウム重量比率が変化すると考えられる。また、キ
セノン封入圧力に関しては、封入圧に応じて全体にフォ
トン放射効率は向上するが、最適電位傾度の値には大き
な影響がないことも分かった。
【0046】また、図6は放電灯点灯装置7であって、
図中71は電源、72はこの電源71に接続した変圧器
で、この変圧器72の中間タップBに主放電用真空コン
タクター73および主放電用リアクトル74を直列に介
して主放電回路を構成し上記高圧ナトリウム放電灯1と
接続している。また、この変圧器72の端部タップAと
主放電用リアクトル74との間には補助放電用真空コン
タクター75および補助放電用リアクトル76を直列に
接続して補助放電回路を構成している。また、77は補
助放電用真空コンタクター75と補助放電用リアクトル
76との間に設けられた補助放電電流検出回路である。
また、主放電および補助放電を行わせる回路に電圧を供
給する上記電源71は、50もしくは60Hzの商用周
波数の正弦波交流電源である。
【0047】この点灯装置7に接続された放電ランプ1
の点灯は、まず、補助放電用真空コンタクター75を投
入すると補助放電印加電圧Vsが印加され、補助放電が
発生すれば、電流検出回路77が補助放電開始を検出し
て、主放電用真空コンタクター73が投入され、主放電
が生起する。なお、主放電用真空コンタクター73の投
入後に、補助放電用真空コンタクター75が開放され
る。なお、この一連の動作は、補助放電用真空コンタク
ター75を投入することで、あとはタイマーリレーによ
って自動的に行われる。
【0048】そして、上記点灯装置7に接続されたたと
えば50kW高圧ナトリウム放電灯1は、定格点灯した
安定時の特性の中心値が、ランプ電圧約640V、ラン
プ電流(主放電電流と同意語)約84A、ランプ電力約
50kW、ランプ力率約94%である。これらの特性値
は、省エネルギーを目的に最高のフォトン放射効率を引
き出すために決められている。
【0049】この場合、主放電印加電圧Voはランプ電
圧の約1.7倍の1.1kVに設定しており、この電圧
では始動しない。よって、放電を開始させる手段とし
て、約5.5kVの補助放電印加電圧Vsを印加してい
る。これは、補助放電用真空コンタクター75を投入す
ると、ランプ1に約5.5kVの補助放電印加電圧Vs
が印加され図中ADEFCの回路に約0.5Aの補助放
電電流Isが流れる。
【0050】このとき補助放電電流検出回路77が補助
放電電流Isを検出した場合は、補助放電用真空コンタ
クター75の投入2秒後に主放電用真空コンタクター7
3が自動的に投入されれ、1.1kVの主放電印加電圧
Vo下で主放電電流ILが図中BDEFCの回路に流れ
る。始動直後はランプ電圧が低いため、主放電電流IL
は主放電用リアクトル74のほぼ短絡電流に見合う電流
が流れ、ランプ電圧の上昇とともに次第に減少し約84
A前後に落着く。なお、補助放電用真空コンタクター7
5は、主放電用真空コンタクター73の投入後の0.0
2秒後には自動的に開放される。
【0051】図7に補助放電電圧印加時間Tsを2秒と
し、補助放電電流Isを変化させたときの主放電に至る
始動確率を示す。図から明らかなように補助放電電流I
sが0.5A未満では始動確率が低いことが分かる。こ
れは補助放電(グロー放電)が生じても主放電(アーク
放電)に移行しないという現象が頻発するためで、0.
5A未満の電流ではグロー放電の領域であって十分アー
ク放電に転移しないためと考えられる。
【0052】また、図8は補助放電電流Isを0.5A
として、補助放電電圧印加時間Tsを変化させたときの
主放電に至る始動確率を示す。図から明らかなように補
助放電電圧印加時間Tsが2秒未満では始動確率が低い
ことが分かる。これは暗黒特性現象等の影響による補助
放電開始の遅れが生じたり、放電を開始しても直後は未
だグロー放電からアーク放電に変わる前の領域であった
り、アークスポットが安定しないうちに印加電圧が主放
電用の低い電圧に変わると放電が持続せずに立ち消えし
てしまうためと考えられる。
【0053】したがって、補助放電電流Isを0.5A
以上とし、補助放電電圧印加時間Tsを2秒以上とする
ことで、始動し易い放電灯点灯装置7を実現できるが、
補助放電電流Isが過大になると変圧器72や補助放電
用リアクトル76の容量過大を招き、必要以上に高電圧
を印加しつづけることは安全上も好ましくない。よっ
て、補助放電電流Isは0.5A以上2.0A未満、補
助放電電圧印加時間Tsは2秒以上10秒未満の範囲と
することが好ましい。
【0054】なお、上記では50kW高圧ナトリウム放
電灯の点灯について述べ、補助放電印加電圧Vsを約
5.5kV、補助放電印加電圧Vsと主放電印加電圧V
oの重畳時間To(主放電用真空コンタクター73の投
入から補助放電用真空コンタクター75の開放までの時
間)を0.02秒と説明した。
【0055】本来、補助放電開始電圧は電極間距離、封
入ガス種類や封入ガス圧等に依存されるため放電灯の種
類によって異なる。しかし、上記点灯装置7を用いれば
放電灯の種類にかかわらず補助放電電流Isと補助放電
電圧印加時間Tsが上記条件を満足している限り有効で
あって、補助放電印加電圧はVsは補助放電を生じせし
める電圧であれば十分であり、また、重畳時間Toは重
畳時間帯が存在する限り極めて短い時間でよい。ちなみ
に、ランプ電圧約940V、ランプ電流約24A、ラン
プ電力約20kW、ランプ力率約87%の20kWメタ
ルハライドランプの点灯では、主放電印加電圧Vo約1
500V(ランプ電圧の約1.6倍)に対して、補助放
電印加電圧約3kV、補助放電電流Is0.5Aの条件
で、0.02秒の重畳時間で同様の始動特性が得られる
高い信頼性が確保されている。
【0056】なお、上記点灯装置7において、補助放電
の有無の検出に電流検出回路77を設けたが、これは電
圧検出回路やランプ1の近傍に光センサを設けてその出
力を検出するようにしてもよい。
【0057】上述したように、放電灯1の始動時に、定
格点灯時に印加する電圧(主放電印加電圧Vo)よりも
高い電圧(補助放電印加電圧Vs)を印加し、かつ、定
格点灯時よりも低い放電電流(補助放電電流Is)で放
電を開始させ、その後に主放電印加電圧Voで、定格の
放電電流ILで点灯する回路構成を備えていて、上記補
助放電電流Is(A)および補助放電電圧印加時間Ts
(秒)が下記の範囲内にあることがよい。
【0058】 0.5≦補助放電電流Is(A)<2.0 2.0≦補助放電電圧印加時間Ts(秒)<10.0 このように主放電印加電圧Voよりも高い補助放電印加
電圧Vsを印加することで、放電開始し易い状態を得て
いるが、その絶対値および印加電圧は必要最小限に選定
されている。よって、安全性の確保がし易いとともに機
器の高騰を抑制できる。また、放電開始後はランプ電圧
値の1.5〜1.8倍程度に設定された主放電印加電圧
Voに自動的に切り替わることができるので、過負荷点
灯される弊害も防止できる。
【0059】また、点灯用電源として50Hzもしくは
60Hzの商用周波数の正弦波電源を用いれば、配線亘
長が長いことに伴う電圧の減衰が殆どなく所望の電圧を
放電灯に供給でき、確実な始動ができる。
【0060】また、放電電流を制御するリアクトルを主
放電用と補助放電用の複数とし、補助放電電流は双方の
リアクトルを介して通電されるので、万一、いずれかの
リアクトルに地絡等の事故が生じた場合でも、回路に流
れる電流は正常な側のリアクトルのインピーダンスに基
づく短絡電流以下に抑制して機器の被害の拡大を防止で
きる。
【0061】さらに、上記50kW高圧ナトリウム放電
灯1を用いて、約1.1kVの主放電印加電圧に約10
kVの波高値をもつパルス電圧を重畳させた従来技術の
点灯装置と上述した放電灯点灯装置とを用いて、それぞ
れ1000回の始動試験を行ったところ、従来技術の点
灯装置ではより高い電圧を重畳させているにも拘らず2
8回の始動不能が発生した。これに対して、上述の点灯
装置では1000回中、1000回ともなんら問題なく
主放電に至る始動開始が確認された。
【0062】さらに、上述した構成の高圧ナトリウム放
電灯(高圧金属蒸気放電灯)1はたとえば図9にその一
部を示す光化学反応装置8に組込まれ使用される。図9
において81は光化学反応槽本体で、放電灯1は外管4
の封止部41側を上にした状態で、すなわち、垂直状態
で反応槽本体81の反応液82内に浸漬されている。図
中83は蓋体、84はパッキングである。
【0063】この光化学反応装置8において、上記放電
灯1はたとえば上述した図6に示す点灯装置7の出力側
に接続され点灯される。そして、この点灯により放電灯
1からは所定波長の発光が行なわれ、反応液82に光を
照射して光化学反応を起こさせることができる。
【0064】そして、この放電灯1は上述したように発
光部(電極5,5間)からの400〜700nm、特に
600〜700nmからのフォトン総数が多く、フォト
ン放射効率が高く、反応装置8の効率を向上できる。ま
た、作業に多大な手間を要する放電灯1の交換等の回数
を減少して生産性を向上できる。
【0065】本発明者等の実験によると、本発明に係る
上記高圧ナトリウム放電灯をε−カプロラクタムの光ニ
トロソ化反応に用いたところ、大幅な反応収量の向上が
確認された。ちなみに、反応用光源として各種放電灯を
用いたときの各放電灯の入力1W当りの反応収率比(4
0kw高圧水銀放電灯の反応収率を100%としての比
較値(%))は表1の通りであった。本発明品は他の光
源に比べ大幅な収率(効率)向上が見られた。
【0066】
【表1】 なお,本発明は上記実施の形態に限定されない。たとえ
ば上述した実施の形態では、発光管を囲繞して中管およ
び外管を用いた三重管構造としたが、この中管も外管を
なすものであって(本発明も中管と称したが実質的には
外管である。)三重管に限らず、二重管であってもよ
く、発光管および最外の外管以外は気密構造となってい
なくてもよい。
【0067】また、発光管を形成するバルブ材質はアル
ミナに限らず他の材質の透光性セラミックスであっても
よく、外管を形成するバルブ材質も実施の形態のものに
限らず他の材質であってもよい。
【0068】また、発光管等を支持するサポート部材の
構造や材質は実施の形態に限るものではなく、金属部材
の材質は耐熱性、耐蝕性等を考慮してニオブ、ステンレ
スやニッケル等を適宜選べばよい。
【0069】さらに、上記実施の形態中で記述した上方
側または下方側とは便宜上のものであって、実用に際し
ては上下逆転してもよいことはいうまでもない。
【0070】さらにまた、上記実施の形態では、シクロ
ヘキサンの光ニトロソ化反応について説明したが、本発
明は他の物質についての反応にも適用できるもので、4
00〜700nmのエネルギーを有するフォトンを極め
て高効率で放射できる光源に関するもので、その生成用
途等は限定されないものである。
【0071】
【発明の効果】本発明の請求項1および請求項2の発明
によれば、所定の発光特性が得られるとともに400〜
700nmの波長域のフォトンを極めて高効率に放射で
きる多重管形の高圧放電灯を提供する利点がある。
【0072】請求項3の発明によれば、上記請求項1お
よび請求項2に記載の効果を奏する放電灯を備えている
ので、所定のフォトンを極めて高い効率で放射して、所
望の物質の生成や製造に高効率で安定した化学反応が得
られるとともに効率の向上によりその電力消費を大幅に
低減した省エネルギー化した光化学反応装置を提供でき
る利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態の高圧ナトリウム放電灯(高
圧金属蒸気放電灯)を示す一部を切欠した概略正面図で
ある。
【図2】放電灯の電位傾度(横軸)と、フォトン放射効
率(縦軸)との関係を示す説明図である。
【図3】放電灯の最適電位傾度(横軸)と、ナトリウム
アマルガムのナトリウム重量比率(縦軸)との関係を示
す関係図である。
【図4】放電灯の最適電位傾度(横軸)と、発光管バル
ブの内径(縦軸)との関係を示す関係図である。
【図5】放電灯の分光エネルギー分布(横軸)と、放射
強度(縦軸)との関係を示す模式図である。
【図6】放電灯点灯装置を示す回路図である。
【図7】図6の放電灯点灯装置における補助放電電流I
s(横軸)を変化させたときの主放電に至る始動確率%
(縦軸)を対比して示す説明図である。
【図8】図6の放電灯点灯装置における補助放電電圧印
加時間Ts(横軸)を変化させたときの主放電に至る始
動確率%(縦軸)を対比して示す説明図である。
【図9】本発明実施の形態の光化学反応装置の一部を示
す断面図である。
【図10】CIE標準比視感度曲線図である。
【符号の説明】 1:高圧金属蒸気放電灯(高圧ナトリウム放電灯) 2:発光管 21:管状バルブ 3:外管(中管) 4:外管 5:電極 8:光化学反応装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】また、上記外管4は封止部41の外部に給
電部となる一対の給電ピン61,61を、内部にはこの
給電ピン61,61に接続した一対の給電体を兼ねた支
持部材6A,6Bが設けられている。この支持部材6
A,6Bは、それぞれ給電棒62,62と、この給電棒
62,62の先端部に取付けられた絶縁碍子63,63
および給電線64,6とからなる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】また、上記中管3は、両端のステム(図示
しない。)との封止部31,31に金属板をリング状に
折曲して形成したホルダ32,33を嵌合して備え、図
において下方側のホルダ33が金属板からなるU字形の
ばね体を十字状に組合わせた支持部材6Cに支承されて
外管4の内底部近くに配設されている。また、上方側の
ホルダ32は、上記支持部材6A,6Bの先端部との間
で中空の摺動管およびこの摺動管内に挿入した案内棒等
で構成される伸縮に対応するダンパー6,66と接続
している。また、上記ホルダ32,33の側面には、金
属板を屈曲する等して弾性が付与された外管4の内壁と
弾接する複数個のばね体(図示していない。)が設けら
れ、外管4のほぼ中心軸上に中管3が支持されるように
なっている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】そして、上記給電体を兼ねる支持部材6
A,6Bに接続された給電線64,6の一方は中管3
内を通る給電線34を介して発光管2の上方の細管23
と、他方は中管3内を通る絶縁被覆した給電線35を介
して発光管2の下方の細管23と接続され、それぞれの
電極5,5に電力が供給される構造となっている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米沢 昭弘 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 (72)発明者 佐々木 博基 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 (72)発明者 菅原 昭 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内径D(mm)が20mm以上、長さが
    0.5〜4.0mの透光性セラミックスからなる管状バ
    ルブの両端部にLcmの離間距離を隔てて電極を対向配
    設するとともに、このバルブ内にバルブ内容積当り0.
    6mg/cc以上でナトリウムの含有比率がM重量%の
    ナトリウムアマルガムを封入して構成した発光管を、外
    管内に収容支持させ、かつ、ランプ電圧V(ボルト)で
    点灯する放電灯において、 【数1】 なる関係を有することを特徴とする多重管形放電灯。
  2. 【請求項2】 発光管を収容した外管が、さらに一つ以
    上の外管内に配設されていることを特徴とする請求項1
    に記載の多重管形放電灯。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または2に記載の多重管形
    放電灯からなる光源と;この放電灯に接続した放電灯点
    灯装置と;この光源を収容する反応槽本体と;を具備し
    たことを特徴とする光化学反応装置。
JP6838998A 1998-03-18 1998-03-18 多重管形放電灯および光化学反応装置 Abandoned JPH11265687A (ja)

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