JP2011210088A - 印刷制御装置、プログラム、印刷装置、及び印刷制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】分割印刷を行う際に仕切線による見栄えの悪化を軽減することが可能な印刷制御装置、プログラム、印刷装置、及び印刷制御システムを提供する。
【解決手段】境界画像43に接する位置の仕切線48Aが省略されることで、仕切線による印刷物の見栄えの悪化を軽減することができる。また、境界画像43に接する仕切線が省略されても、ユーザはその境界画像43により境界辺42Aの位置を知ることができる。
【選択図】図4
【解決手段】境界画像43に接する位置の仕切線48Aが省略されることで、仕切線による印刷物の見栄えの悪化を軽減することができる。また、境界画像43に接する仕切線が省略されても、ユーザはその境界画像43により境界辺42Aの位置を知ることができる。
【選択図】図4
Description
本発明は、印刷制御装置、プログラム、印刷装置、及び印刷制御システムに関し、特に分割印刷の制御を行うものに関する。
従来より、使用する用紙サイズよりも大きい画像を複数の用紙(シート)に分割して印刷する分割印刷、あるいはポスター印刷と呼ばれる技術が知られている。この技術によれば、各用紙に印刷された画像の周囲に、印刷領域と余白領域との境界辺の位置を示す仕切線を印刷することがある。ユーザは、印刷された仕切線を目印にして用紙の余白領域を切り取ったり、余白領域を糊代として用紙同士を重ねて貼り合わせたりすることで、各用紙を繋ぎ合わせて大きなサイズの印刷物を得ることができる。
しかしながら、上記技術では、複数の用紙を繋ぎ合わせたときに用紙と用紙の境目部分などに仕切線が残り、印刷物の見栄えを悪化させることがある。特に複数の用紙を跨ぐような着色剤像(印刷される画像全体から着色されない地の部分を除いた部分)が存在する場合に、仕切線がその着色剤像上に重なるように印刷されると、見栄えが大きく悪化することがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、分割印刷を行う際に仕切線による見栄えの悪化を軽減することが可能な印刷制御装置、プログラム、印刷装置、及び印刷制御システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、第1の発明に係る印刷制御装置は、1枚のシートより大きなサイズの画像を複数枚のシートに分割し、着色剤を用いて印刷する分割印刷を行う印刷装置を制御する印刷制御装置であって、シート上における印刷領域と余白領域との境界辺上に仕切線を付与する付与部と、シートに印刷される画像のうち着色剤によって着色される部分であって前記境界辺と境界部において接する境界画像が存在する場合に、境界画像が存在しない場合に前記付与部により付与される仕切線のうち、境界画像に接する位置の仕切線の少なくとも一部を省略する省略部と、を備える。
第1の発明によれば、境界画像に接する位置の仕切線が省略されることで、仕切線による印刷物の見栄えの悪化を軽減することができる。また、境界画像に接する仕切線が省略されても、ユーザはその境界画像により境界辺の位置を知ることができる。
第2の発明は、第1の発明の印刷制御装置において、前記省略部は、境界画像が存在しない場合に前記付与部により付与される仕切線のうち、境界画像が存在する境界辺上にあってかつ境界画像に接しない仕切線の少なくとも一部を省略する。
第2の発明によれば、境界画像に接する境界辺上にあって境界画像に接しない仕切線の少なくとも一部を省略することで、仕切線による印刷物の見栄えの悪化を軽減できる。境界画像に接しない一部の仕切線が省略されたとしても、ユーザは境界画像によって境界辺の位置を知ることできる。
第3の発明は、第2の発明の印刷制御装置において、前記省略部は、一つの境界辺上において、境界画像が存在しない場合に前記付与部により当該境界辺上に付与される仕切線と境界部との距離が第1基準以下であるときに当該仕切線を省略する。
第3の発明によれば、一つの境界辺上において、仕切線と境界部との距離が比較的小さい場合には、その仕切線が無くても、ユーザが境界画像によって境界辺の位置を把握し易いと考えられる。そこで、境界部との距離が基準以下の仕切線を省略することで、見栄えの悪化を軽減することができる。
第4の発明は、第1から第3のいずれか一つの発明の印刷制御装置において、前記省略部は、一つの境界辺上において、境界画像が存在しない場合に前記付与部により当該境界辺上に付与される仕切線の両側に境界部が存在する場合に、当該仕切線を省略する。
第4の発明によれば、一つの境界辺上において、仕切線の両側に境界部が存在する場合は、仕切線が無くても境界辺の位置を把握しやすいと考えられる。そこで、この仕切線を省略することで見栄えの悪化を軽減することができる。
第5の発明は、第4の発明の印刷制御装置において、前記付与部は、一つの境界辺上に境界部が複数存在し、隣り合う一対の境界部間の距離が第2基準以上である場合に当該一対の境界部間に仕切線を追加して付与する。
第5の発明によれば、一対の境界部の間に挟まれた部分の仕切線を省略した場合に、両境界部間の距離が大きいと境界辺の位置を把握し難くなることがあり得る。そこで、両境界部間の距離が基準より大きい場合には、それらの間に仕切線を追加することで、ユーザが境界辺の位置を把握し易くする。
第6の発明は、第1から第5のいずれか一つの発明の印刷制御装置において、前記省略部は、一つの境界辺上に存在する境界部の一端から他端までの距離が第3基準以下である場合には、当該境界辺上の仕切線を省略しない。
第6の発明によれば、一つの境界辺上における境界部の一端から他端までの距離が比較的短い場合には、ユーザが境界辺の位置を正確に把握し難くなる。そこで、そのような場合には、仕切線を省略しないことで、ユーザが境界辺の位置を把握し易くすることができる。
第7の発明は、第1から第6のいずれか一つの発明の印刷制御装置において、前記付与部は、一つの境界辺上において、前記省略部が境界画像に接する位置の仕切線を省略する場合に、境界画像に接しない位置に仕切線を追加して付与する。
第7の発明によれば、境界画像に接する仕切線を省略することで見栄えの悪化を軽減し、境界画像に接しない位置に仕切線を追加することで、ユーザが境界辺の位置を把握しやすくすることができる。
第8の発明は、第1から第7のいずれか一つの発明の印刷制御装置において、前記省略部は、前記境界画像を印刷する際に境界部に使用される着色剤の色と異なる色を用いて前記付与部が付与する仕切線を省略する。
第8の発明によれば、異なる色を用いて付与部が仕切線を付与すると、仕切線によって印刷物の見栄えが悪化する。従って、その様な仕切線を省略することで、印刷物の見栄えの悪化を軽減することができる。
第9の発明は、第1から第8のいずれか一つの発明の印刷制御装置において、前記省略部は、境界画像における境界辺に接する部分のうち着色剤の濃度が第4基準より低い部分は境界画像でないとみなす。
第9の発明によれば、境界画像が存在しても境界辺に接する部分の着色剤の濃度が低いときは、ユーザが境界辺の位置を把握しにくい。そこで、着色剤の濃度が基準より低い部分については境界画像でないとみなすことで、必要な仕切線を省略せずに済み、ユーザが境界辺の位置を把握し易くすることができる。
第10の発明に係るプログラムは、1枚のシートより大きなサイズの画像を複数枚のシートに分割し、着色剤を用いて印刷する分割印刷を行う印刷装置を制御する印刷制御装置に対し、シート上における印刷領域と余白領域との境界辺上に仕切線を付与する付与処理と、シートに印刷される画像のうち着色剤によって着色される部分であって前記境界辺と接する境界画像が存在する場合に、境界画像が存在しない場合に前記付与部により付与される仕切線のうち、境界画像に接する仕切線の少なくとも一部を省略する省略処理と、を実行させる。
第11の発明に係る印刷装置は、1枚のシートより大きなサイズの画像を複数枚のシートに分割し、着色剤を用いて印刷する分割印刷を行う印刷装置であって、シート上における印刷領域と余白領域との境界辺上に仕切線を付与する付与部と、シートに印刷される画像のうち着色剤によって着色される部分であって前記境界辺と接する境界画像が存在する場合に、境界画像が存在しない場合に前記付与部により付与される仕切線のうち、境界画像に接する仕切線の少なくとも一部を省略する省略部と、を備える。
第12の発明に係る印刷制御システムは、1枚のシートより大きなサイズの画像を複数枚のシートに分割し、着色剤を用いて印刷する分割印刷を行う印刷装置と、前記印刷装置を制御する印刷制御装置とを備えた印刷制御システムであって、前記印刷制御装置は、印刷データを生成する生成部と、前記印刷データを送信する送信部と、を備え、前記印刷装置は、前記印刷データを受信する受信する受信部と、前記印刷データに基づいて印刷を行う印刷部と、を備え、前記印刷装置及び前記印刷制御装置のうちのいずれか一方は、シート上における印刷領域と余白領域との境界辺上に仕切線を付与する付与部と、シートに印刷される画像のうち着色剤によって着色される部分であって前記境界辺と接する境界画像が存在する場合に、境界画像が存在しない場合に前記付与部により付与される仕切線のうち境界画像に接する仕切線の少なくとも一部を省略する省略部と、を備える。
本発明によれば、境界画像に接する位置の仕切線が省略されることで、仕切線による印刷物の見栄えの悪化を軽減することができる。また、境界画像に接する仕切線が省略されても、ユーザはその境界画像により境界辺の位置を知ることができる。
<実施形態1>
次に本発明の実施形態1について図1から図5を参照して説明する。
次に本発明の実施形態1について図1から図5を参照して説明する。
図1は、本実施形態の印刷制御システムを概略的に示すブロック図である。この印刷制御システムは、プリンタ10(印刷装置の一例)と、このプリンタ10にネットワークを介して接続されたコンピュータ20(印刷制御装置の一例)とを備えている。
プリンタ10は、CPU11、ROM12、RAM13、NVRAM(不揮発性メモリ)14、ネットワークインターフェイス15を備えている。ROM12には、このプリンタ10の各種の動作を実行するためのプログラムが記憶されている。CPU11は、ROM12から読み出したプログラムに従って、その処理結果をRAM13またはNVRAM14に記憶させながら各部の制御を行う。ネットワークインターフェイス15は、LANなどの通信回線30を介して外部のコンピュータ20等に接続され、相互のデータ通信が可能となっている。
また、プリンタ10は、印刷部16、表示部17及び操作部18を備えている。印刷部16は、例えば電子写真方式やインクジェット方式などにより、1色または複数色の着色剤(トナーやインク等)を用いてシート(用紙、プラスチックシート等)上に画像を印刷する。表示部17は、ディスプレイやランプ等を備え、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示することが可能である。操作部18は、複数のボタンを備え、ユーザが各種の指示を入力することが可能である。
一方、コンピュータ20は、CPU21(付与部、省略部の一例)、ROM22、RAM23、ハードディスクドライブ24、キーボードやポインティングデバイスからなる操作部25、ディスプレイ等からなる表示部26、通信回線30に接続されるネットワークインターフェイス27等を備えている。ハードディスクドライブ24には、印刷用の画像データを作成するためのアプリケーションソフトや、プリンタ10の動作を制御するためのプリンタドライバ(本発明のプログラムの一例)などの各種プログラムが記憶されている。
(印刷制御装置の動作)
図2は、印刷データ生成送信処理のフローチャートであり、図3は、分割データ生成処理のフローチャートである。
図2は、印刷データ生成送信処理のフローチャートであり、図3は、分割データ生成処理のフローチャートである。
コンピュータ20において、ユーザが操作部25から印刷設定開始の指示を入力すると、CPU21は、プリンタドライバが有する印刷設定ユーザインターフェイス機能を起動し、印刷設定画面(図示せず)を表示部26に表示する。そこでユーザは、各種の印刷条件を設定することができる。ここで設定可能な印刷条件には、例えば、分割印刷を行うか否かの設定や、分割印刷を行う際に使用する縦横のシートの枚数の設定などが含まれる。ユーザが印刷設定を終えた後、操作部25から印刷実行の指示を入力すると、CPU21は、図2に示す印刷データ生成送信処理を実行する。
CPU21は、印刷データ生成送信処理を開始すると、まずプリンタドライバが有する印刷データ生成機能を起動させる(S101)。続いて、文書や画像などを扱うアプリケーションソフトから印刷対象の画像データを取得する(S102)。次に、CPU21は、先に行われた印刷設定において分割印刷を行う設定とされているかを判断する(S103)。そして、分割印刷を行わない設定である場合(S103:No)には、先になされた印刷設定に基づいて画像データをPDL(ページ記述言語)等に変換した印刷データを生成する(S104)。
その後、CPU21は、生成した印刷データをネットワークインターフェイス27を介してプリンタ10に送信し(S105)、この印刷データ生成送信処理を終了する。
プリンタ10のCPU11は、ネットワークインターフェイス15を介して印刷データを受信すると、その印刷データに基づいてシートに画像を印刷する。
また、コンピュータ20のCPU21は、S103にて、分割印刷を行う設定である場合(S103:Yes)には、図3に示す分割印刷データ生成処理を実行する(S106)。CPU21は、分割印刷データ生成処理を開始すると、まず取得した画像データを指定されたシートの数に分割する(S201)。
ここで、図4は、図形「A」を含んだ一つの画像を縦2枚、横2枚の計4枚のシートP1〜P4に分割して印刷する場合の印刷例を示している。同図において、シートP4の二点鎖線は、印刷領域40とその周囲の余白領域41との境界を示している。この境界は、2つの長辺42Aと2つの短辺42Bとを有する計4つの境界辺42A,42Bからなる(二点鎖線は印刷されない)。なお、図示しないが他のシートP1〜P3にも同じ位置に境界辺42A,42Bがある。
分割された画像データは、それぞれシートP1〜P4の印刷領域40に印刷される。分割された画像データの画像のうち、4つに分割された図形「A」の一部分43,44,45,46(ハッチング部分)は着色剤により着色される部分であり、それ以外の部分は着色されない地の部分である。これらの部分43〜46は、それぞれ境界辺42A,42Bに接している。
このように、分割された画像データの着色部分(着色剤像)のうち、境界辺に接するものを境界画像と呼び、また、境界画像のうち境界辺に接する部分を境界部と呼ぶ。この例では、境界画像43は、境界部43Aにて境界辺42Aに接し、境界部43Bにて境界辺42Bと接している。同様に、境界画像44,45,46は、それぞれ境界部44A,45A,46Aと境界部44B,45B,46Bとにて境界辺42A,42Bに接している。
次に、CPU21は、各シートP1〜P4の各境界辺42A,42B上にその境界辺42A,42Bの位置を示すための仕切線を付与するか否かを判定する処理を行う。本実施形態では、仕切線は、所定長さの線分であり、シートのサイズ等に基づいた規定位置にのみ付与される。この規定位置は、境界辺上に境界画像がない場合に仕切線が付与される位置であって、本実施形態では、各境界辺の両端部と中央部との3箇所が規定位置となっている。例えば、シートP1の左辺及び上辺には、境界辺42A,42Bに接する境界画像がないため、それぞれ規定位置である境界辺42A,42Bの両端部と中央部とに仕切線48が付与されている。
CPU21は、S201の処理の後、まず一つの仕切線について境界画像に接する位置にあるかを判断する(S202)。言い換えれば、一つの仕切線が規定位置に付与された場合に、境界画像の境界部と接するかを判断する。仕切線が境界画像に接しない場合(S202:No)には、さらにその仕切線と同じ境界辺上の境界部(詳細には、同じ境界辺上の境界部のうち最も仕切線に近い部分)との距離が所定の第1基準以下かを判断する(S203)。
そして、CPU21は、仕切線と境界部との距離が第1基準より大きい場合(S203:No)には、その仕切線を規定位置に付与すると判定する付与判定を行う(S204)。また、仕切線が境界画像に接する場合(S202:Yes)には、その仕切線を付与せずに省略すると判定する省略判定を行う(S205)。さらに、仕切線が境界画像に接しておらず(S202:No)、かつ仕切線と境界部との距離が第1基準以下の場合(S203:Yes)にも、その仕切線を省略する省略判定を行う(S205)。
例えば図4では、シートP1の右辺中央の仕切線48Aは、境界画像43に接しているために省略判定がなされる。また、下辺右端部の仕切線48Cは、同じ境界辺42B上にある境界部43Bとの距離L1が第1基準以下であるため、省略判定がなされる。同様に、下辺中央の仕切線48Bも省略判定がなされる。
こうして一つの仕切線について付与するか省略するかを判定した後、CPU21は、次の仕切線があるかを判断し(S206)、次の仕切線があれば(S206:Yes)、S202に戻ってその仕切線について付与するか省略するかの判定を行う。こうして、CPU21は、各シートの全ての仕切線について判定を終えた場合(S206:No)には、印刷データを生成する(S207)。ここでは、シート毎に分割された画像データに対し、付与判定がなされた仕切線の位置に仕切線のデータを付加し、そのデータをPDL等に変換して各シートの印刷データを生成する。なお、上述のS202〜S207の処理によって仕切線を付与する付与処理と、仕切線の付与を省略する省略処理とが実現されている。
そして、CPU21は、分割印刷データ生成処理を終了し、図2のS105にて、生成された印刷データをプリンタ10へ送信する。これにより、各シートP1〜P4上に付与判定がなされた仕切線48が付加され、省略判定がなされた仕切線48A〜48Iが省略された画像が印刷される。
図4に示す例では、シートP1において、境界画像43に接する右辺中央の仕切線48Aが省略されている。しかしながら、ユーザは、境界画像43の境界部43Aの位置や同じ境界辺42A上に付加された仕切線48の位置から、境界辺42Aの位置を把握することができる。また、シートP1では、境界画像43の下辺の境界部43Bとの距離が近い(第1基準以下である)2つの仕切線48B,48Cとが省略されている。しかしながら、境界部43Bの位置や同じ境界辺42B上に付加された仕切線48の位置から、境界辺42Bの位置を把握することができる。
同様に、他のシートP2〜P4においても、一部の仕切線48D〜48Iが省略されている(シートP4で省略された仕切線は図示していない)。しかしながら、ユーザは、それらの仕切線48D〜48Iが省略されていても境界画像44〜46の境界部44A,44B,45A,45B,46A,46Bの位置から境界辺42A,42Bの位置を容易に把握することができる。
ユーザは、例えば、各シートP1〜P4の境界画像43〜46の境界部や付加された仕切線48に定規を宛て、カッター等で境界辺42A,42Bに沿ってシートP1〜P4を切ることで、余白領域41を切り落とすことができる。そして、それらのシートP1〜P4をテープなどを用いて繋ぎ合わせることで、例えば図5に示すように一つの大きなサイズの印刷物を得ることができる。なお、余白領域41の一部を切り取らずに残すことで、その余白領域を他のシートP1〜P4を重ねて糊付けするための糊代として用いることもできる。この場合、境界画像43〜46の境界部や仕切線48に他のシートP1〜P4の端部を沿わせることで、シートP1〜P4間の位置を合わせることができる。
こうして図5に示すように各シートP1〜P4を繋ぎ合わせて得られた印刷物では、境界画像43〜46に接する仕切線48A,48Dが省略されているため、境界画像43〜46に重なって印刷される仕切線がなく、従って仕切線48A,48Dが付加される場合に比べて見栄えが良い。また、境界部43B,44B,45A,45B,46A,46Bに近い位置の仕切線48B,48C,48E,48F,48G,48H,48Iについても省略されているため、境界画像43〜46に対して比較的近い位置にある仕切線が印刷されず、従ってそれらの仕切線が付加される場合に比べて見栄えが良くなる。
(本実施形態の効果)
以上のように本実施形態によれば、境界画像に接する位置の仕切線が省略されることで、仕切線による印刷物の見栄えの悪化を軽減することができる。また、境界画像に接する仕切線が省略されても、ユーザはその境界画像により境界辺の位置を知ることができる。
以上のように本実施形態によれば、境界画像に接する位置の仕切線が省略されることで、仕切線による印刷物の見栄えの悪化を軽減することができる。また、境界画像に接する仕切線が省略されても、ユーザはその境界画像により境界辺の位置を知ることができる。
また、境界画像に接する境界辺上にあって境界画像に接しない仕切線の少なくとも一部を省略することで、仕切線による印刷物の見栄えの悪化を軽減できる。境界画像に接しない一部の仕切線が省略されたとしても、ユーザは境界画像によって境界辺の位置を知ることできる。
また、一つの境界辺上において、仕切線と境界部との距離が比較的小さい場合には、その仕切線が無くても、ユーザが境界画像によって境界辺の位置を把握し易いと考えられる。そこで、境界部との距離が基準以下の仕切線を省略することで、見栄えの悪化を軽減することができる。
<実施形態2>
次に実施形態2について図6及び図7を参照して説明する。
図6は、分割印刷データ生成処理を示すフローチャートであり、図7は、印刷例を示す図である。なお、以下の実施形態2〜5の説明では、印刷制御システムの構成及び印刷データ送信処理の動作は、上記実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
次に実施形態2について図6及び図7を参照して説明する。
図6は、分割印刷データ生成処理を示すフローチャートであり、図7は、印刷例を示す図である。なお、以下の実施形態2〜5の説明では、印刷制御システムの構成及び印刷データ送信処理の動作は、上記実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
CPU21は、図6の分割印刷データ生成処理において、画像データを分割した後(S301)、規定位置に配置される一つの仕切線について、境界画像に接するかを判断する(S302)。そして、仕切線が境界画像に接する場合(S302:Yes)には、省略判定を行う(S303)。また、仕切線が境界画像に接していない場合(S302:No)には、その仕切線のある境界辺上において、その仕切線の両側に境界部が存在するかを判断する(S304)。
CPU21は、仕切線の両側に境界部が存在しない場合(S304:No)には、付与判定を行う(S305)。また、仕切線の両側に境界部が存在する場合(S304:Yes)には、両境界部間の距離が所定の第2基準以下かを判断する(S306)。そして、第2基準以下である場合(S306:Yes)には、省略判定を行う(S303)。また、両境界部間の距離が第2基準よりも大きい場合(S306:No)には、規定位置の仕切線を省略するとともに、両境界部間に仕切線を追加する省略・追加判定を行う(S307)。こうして、CPU21は、規定位置の各仕切線について同様の判定を行い、最後の仕切線について判定を行った後(S308:No)、それらの判定結果に従って印刷データを生成する(S309)。
図7は、シートP5〜P7への印刷例を示しており、これらのシートP5〜P7には4つの境界画像51,52,53,54が印刷される。この例では、長辺の境界辺について、規定位置の仕切線56(境界画像が接していない場合の仕切線)は、両端部と、その中間の2箇所とに等間隔で配置される。シートP5の右辺の境界辺上にある2つの仕切線56A,56Bは、上下を境界画像51の境界部51A,51Bまたは51B,51Cによって挟まれている。これらの両境界部(51A,51Bまたは51B,51C)間の距離L2,L3は、第2基準より小さいため、仕切線56A,56Bは省略される。
即ち、これらの仕切線56A,56Bは、両側に境界部(51A,51Bまたは51B,51C)が存在するため、省略しても境界辺の位置を把握しやすい。特に、両側の境界部(51A,51Bまたは51B,51C)間の距離L2,L3が比較的小さい距離であるため、より境界辺の位置が把握しやすく、例えば両境界部(51A,51Bまたは51B,51C)間に定規を渡すことも容易にできる。
一方、シートP6において、右辺の境界辺上にある2つの仕切線56C,56Dは、上下に境界画像53の境界部53A,53Bが存在するために省略される。また、両境界部53A,53B間の距離L4は、第2基準より大きいため、仕切線56Pが新たに追加される。ここで、追加する仕切線は両境界部間の中央に配置しても良く、あるいは一方の境界部から一定間隔おきに一つまたは複数の仕切線を配置するようにしても良い。
この例では、両境界部53A,53B間の距離L4が比較的大きいため、この区間の仕切線を全て無くすと、境界辺の位置をやや把握し難くなる。また、両境界部53A,53B間に定規を宛てる際に、短い定規であれば届かない可能性もある。これに対し、本例では、両境界部53A,53B間に仕切線56Pが付加されることで、境界辺の位置が把握し易い。また、短い定規を用いても境界部53A,53Bと仕切線56Pとの間に定規を渡すことが容易にできる。
なお、規定位置の仕切線の両側に境界部が存在し、かつ両境界部間の距離が第2基準より大きい場合に、仕切線を省略せずにそのまま規定位置に付加しても良い。これに対し、本実施形態では、同様の場合に規定位置の仕切線を省略し、別の位置に付与することから、境界部の位置に合わせて仕切線の数や位置を変えることができる。従って、境界部の位置や大きさによっては、付与する仕切線の数を減らすことができ、印刷物の見栄えを良くすることができる。また、仕切線を境界部から適当な距離を開けた位置に移動することで、境界辺の位置を把握し易くすることができる。
また、図6の処理では、仕切線が境界画像に接していない場合(S302:No)に境界部との距離が第1基準以下かを判断し、第1基準以下の場合には省略判定を行う(S303)ようにしても良い。
また、本実施形態では、各境界辺の両端部に位置する仕切線56は、境界画像に接していない限り付与される。このように印刷領域の角部にある仕切線については、境界画像に接していない限り省略しないことで、ユーザが角部の位置を確実に把握できるようになる。
以上のように本実施形態によれば、一つの境界辺上において、仕切線の両側に境界部が存在する場合は、仕切線が無くても境界辺の位置を把握しやすいと考えられる。そこで、この仕切線を省略することで印刷物の見栄えの悪化を軽減することができる。
また、一対の境界部の間に挟まれた部分の仕切線を省略した場合に、両境界部間の距離が大きいと境界辺の位置を把握し難くなることがあり得る。そこで、両境界部間の距離が基準より大きい場合には、それらの間に仕切線を追加することで、ユーザが境界辺の位置を把握し易くする。
また、境界画像に接する仕切線を省略することで見栄えの悪化を軽減し、さらに境界画像に接しない位置に仕切線を追加することで、ユーザが境界辺の位置を把握しやすくすることができる。
<実施形態3>
次に本発明の実施形態3について図8および図9を参照して説明する。
図8は、分割印刷データ生成処理を示すフローチャートであり、図9は、印刷例を示す図である。
次に本発明の実施形態3について図8および図9を参照して説明する。
図8は、分割印刷データ生成処理を示すフローチャートであり、図9は、印刷例を示す図である。
CPU21は、分割印刷データ生成処理において、画像データを分割した後(S401)、一つの仕切線が境界画像に接するかを判断する(S402)。そして、仕切線が境界画像に接する場合(S402:Yes)には、同じ境界辺上に存在する境界部の一端から他端までの距離(端部間の距離)が所定の第3基準以下であるかを判断する(S403)。
ここでいう境界部の端部間の距離とは、境界辺上に境界部が一つのみ存在する場合には、その境界部の長さであり、複数の境界部が存在する場合には、一端側の境界部の外側の端部から他端側の境界部の外側の端部までの長さである。例えば、図9のシートP8の左辺では、境界画像60の境界部60Aが仕切線62Aに接しており、この境界部60Aの長さL5が端部間の距離である。また、シートP8の右辺では、境界画像61の境界部61Bが規定位置の仕切線62Bに接し、2つの境界部61A,61Bが同じ境界辺上に存在しており、境界部61Aの外側端部から境界部61Bの外側端部61Bまでの長さL6が端部間の距離である。
そして、CPU21は、境界部の端部間の距離が第3基準以下である場合(S403:Yes)、あるいは仕切線が境界画像に接しない場合(S402:No)には、付与判定を行う(S404)。また、境界部の端部間の距離が第3基準より大きい場合(S403;No)には、省略判定を行う(S405)。こうして、CPU21は、規定位置の各仕切線について同様の判定を行い、最後の仕切線について判定を行った後(S406:No)、それらの判定結果に従って印刷データを生成する(S407)。
図9に示す例では、シートP8の左辺における境界部62Aの端部間の距離L5は、第3基準以下であり、仕切線62Aが付与される。即ち、境界部の端部間の長さが比較的小さい場合に仕切線がないと、ユーザが境界辺の位置を把握し難く、また、例えば定規やシートの端部をその境界部に沿わせる際に、定規等を正確に境界辺に沿った角度に合わせにくい。従って、このような場合には仕切線を付与することで、境界辺の位置を把握し易くする。
また、シートP8の右辺における境界部61A,61Bの端部間の距離L6は、第3基準より大きいため、境界部61Bに接する位置の仕切線62Bが省略される。このように、境界部の端部間の距離が十分に大きい場合には、仕切線を省略してもユーザが容易に境界辺の位置を把握することができる。
以上のように本実施形態によれば、一つの境界辺上における境界部の一端から他端までの距離が比較的短い場合には、ユーザが境界辺の位置を正確に把握し難くなる。そこで、そのような場合には、仕切線を省略しないことで、ユーザが境界辺の位置を把握し易くすることができる。
なお、本実施形態では、仕切線が境界画像に接するときのみ境界部の端部間の距離が第3基準以下を判断するが、仕切線が境界画像に接していない場合でも境界部との距離が第1基準以下の場合には、同様の判断を行い、その結果に従って仕切線の付与・省略を行うようにしても良い。
<実施形態4>
次に本発明の実施形態4について図10及び図11を参照して説明する。
図10は、分割印刷データ生成処理を示すフローチャートであり、図11は、印刷例を示す図である。
次に本発明の実施形態4について図10及び図11を参照して説明する。
図10は、分割印刷データ生成処理を示すフローチャートであり、図11は、印刷例を示す図である。
CPU21は、図10に示す分割印刷データ生成処理において、画像データを分割した後(S501)、一つの仕切線が境界画像に接するかを判断する(S502)。そして、仕切線が境界画像に接する場合(S502:Yes)には、その仕切線がその境界画像の境界部と異なる色かを判断する(S503)。仕切線が境界部と異なる色である場合(S503:Yes)には、さらに、境界部(詳細には、境界部を構成する画素のうち最大濃度の部分)の印刷濃度が所定の第4基準より大きいかを判断する(S504)。
そして、境界部の印刷濃度が第4基準より大きい場合(S504:Yes)には、省略判定を行う(S505)。また、仕切線が境界画像に接しない場合(S502:No)、仕切線が境界部と同じ色である場合(S503:No)、境界部の濃度が第4基準より大きくない場合(S504:No)には、付与判定を行う(S506)。こうして、CPU21は、規定位置の各仕切線について同様の判定を行い、最後の仕切線について判定を行った後(S507:No)、それらの判定結果に従って印刷データを生成する(S508)。
例えば、図11に示すシートP9では、境界画像65が青色で仕切線67が黒色であり、かつ境界画像65の境界部65A〜65Dの印刷濃度が第4基準より大きいため、境界画像に接する仕切線67A〜67Dが省略されている。このように、仕切線67A〜67Dが省略されても、ユーザは境界画像65の境界部65A〜65Dを容易に視認できるため、境界辺の位置を把握することができる。
また、シートP10では、境界画像66が薄い赤色で仕切線67が黒色であり、かつ境界画像66の境界部66A〜66Cの印刷濃度が第4基準より大きいため、境界画像66に接する仕切線67E〜67Hは省略されずに付加される。即ち、境界画像の境界部のうち印刷濃度が第4基準より低い部分は、境界画像とはみなされず、そのため仕切線が接していてもその仕切線を省略しない。これにより、境界画像66が薄くてユーザが境界部の位置を視認し難い様な場合には、仕切線67E〜67Hが付与されるため、ユーザが境界辺の位置を把握することができる。
本実施形態によれば、境界画像が存在しても境界辺に接する部分の着色剤の濃度が低いときは、ユーザが境界辺の位置を把握しにくい。そこで、着色剤の濃度が基準より低い部分については境界画像でないとみなすことで、必要な仕切線を省略せずに済み、ユーザが境界辺の位置を把握し易くすることができる。
また、境界部が仕切線と同じ色である場合には、仕切線があっても見栄えが悪化しにくいため、仕切線を付加しても良い。
なお、上記実施形態では、1つの境界画像の濃度が一定であるが、例えば写真などのように部分(画素)によって色や濃度が異なる場合、境界部の印刷濃度が第4基準以下の部分(画素)については境界画像とみなさず、第4基準より大きい部分のみを境界部として仕切線を付与する位置を決めるようにしても良い。
<実施形態5>
次に本発明の実施形態5について図12及び図13を参照して説明する。
図12は、分割印刷データ生成処理を示すフローチャートであり、図13は、印刷例を示す図である。
上記各実施形態では、分割印刷データ生成処理において、規定位置の各仕切線を付与するか否かを判定するものを示したが、本実施形態では、境界画像の位置に基づいて仕切線の付与位置を決めるものを示す。
次に本発明の実施形態5について図12及び図13を参照して説明する。
図12は、分割印刷データ生成処理を示すフローチャートであり、図13は、印刷例を示す図である。
上記各実施形態では、分割印刷データ生成処理において、規定位置の各仕切線を付与するか否かを判定するものを示したが、本実施形態では、境界画像の位置に基づいて仕切線の付与位置を決めるものを示す。
CPU21は、図12に示す分割印刷データ生成処理において、画像データを分割した後(S601)、一つの境界辺が境界画像に接するかを判断する(S602)。境界辺が境界画像に接しない場合(S602:No)には、その境界辺の一端から一定間隔で仕切線を付与すると判定する(S603)。また、境界辺が境界画像に接する場合(S602:Yes)には、その境界画像の境界部から一定間隔で仕切線を付与すると判定する(S604)。
続いて、CPU21は、次の境界辺が存在するかを判断し(S605)、次の境界辺が存在する場合(S605:Yes)には、S602に戻り、次の境界辺について同様に仕切線の付与位置を判定する。こうして、全ての境界辺について仕切線の付与位置を判定した後(S605:No)、それらの判定に基づいて仕切線を付与した印刷データを生成し(S606)、この分割印刷データ生成処理を終了する。
例えば図13に示すシートP11では、左辺の境界辺は、境界画像に接していないため、境界辺の一端から一定間隔で仕切線71が付与される。これに対し、右辺の境界辺は、境界画像70に接しているため、その境界部70Aから一定間隔で仕切線71A,71Bが付与されている。
上述の処理でも、規定位置(境界画像が無い場合の仕切線の位置)の仕切線のうち、境界画像に接する位置の仕切線や境界部に近い位置の仕切線が省略されている。また、境界画像に接しない位置に仕切線が追加して付与されている。
このように、境界画像の位置に基づいて仕切線の付与位置を決めることで、仕切線を効率的に配置することができる。従って、境界辺の把握し易さを確保しつつ、仕切線の数を減らして見栄えの悪化を軽減することが可能である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、仕切線の付与及び省略をコンピュータで行い、印刷をプリンタで行うものを示したが、本発明によれば、仕切線の付与及び省略をプリンタで行う構成としても良い。例えば、図1において、プリンタ10のCPU11がコンピュータ20から印刷データを受信すると、その印刷データに対し仕切線の付与・省略を行い、そのデータを印刷部16にて印刷する構成としても良い。
また、印刷装置としては、例えば、原稿読取部にて原稿を読み取って取得した画像データや、ファクシミリ通信により受信した画像データに対して、仕切線の付与・省略を行い、それを印刷する構成とすることもできる。
(2)上述の各実施形態において、仕切線を付加するか省略するか、あるいは仕切線を付加する位置を判定するための条件は、主旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施することができ、例えば各フローチャートの一部の処理を抜き出したり、組み合わせたり、条件の一部に変更を加えたりしても良い。例えば、図10の境界部の濃度による判定条件(S504)を図3,図6,図8,図12のフローチャートに加えることなどができる。
また、一つの境界辺に接する境界画像が存在する場合に、その境界辺上の全ての仕切線を省略しても良く、また、所定の条件(境界部の長さが所定の基準以上である、あるいは、境界辺の両端から境界部までの距離が所定の基準以下である等)が満たされるときのみ、境界辺上の全ての仕切線を省略するようにしても良い。
(3)上記実施形態では、1枚のシートに4つの境界辺があるものを示したが、本発明は、1枚のシートの境界辺の数が例えば1つ、2つ、3つのものにも適用することができる。
(4)上記実施形態では、一つの仕切線全体を付加するかあるいは省略するものを示したが、本発明によれば、(本来のサイズの)仕切線の一部分のみを付加あるいは省略するようにしても良い。例えば、図9のように、仕切線62Aの一部が境界部60Aに接している場合に、境界部60Aに接する部分のみを省略しても良い。
(5)仕切線は、正確に境界辺上に印刷されず、境界辺から若干ずれた位置に印刷される場合もあるが、そのようなものも本発明の範囲に含まれる。また、仕切線は、連続した線でも破線でも良い。
(6)最小の画素数に近い幅寸法を有する細線が境界辺に接している場合において、印刷解像度が基準より高い場合には、細線が視認しにくいことから、その細線を境界画像とみなさず、印刷解像度が基準以下である場合には、細線がある程度の幅寸法を有して視認できることから、その細線を境界画像とみなし、それに応じて仕切線の付与・省略を行うようにしても良い。
10…プリンタ
11…CPU
16…印刷部
20…コンピュータ
21…CPU
40…印刷領域
41…余白領域
42A,42B…境界辺
43〜46,51〜54,60,61,65,66,70…境界画像
43A,43B,44A,44B,45A,45B,46A,46B,51A〜51C,53A,53B,60A,61A,61B,65A〜65D,66A〜66C,70A…境界部
48,48A〜48I,56,56A〜56D,56P,62,62A,62B,67,67A〜67H,71,71A,71B…仕切線
P1〜P11…シート
11…CPU
16…印刷部
20…コンピュータ
21…CPU
40…印刷領域
41…余白領域
42A,42B…境界辺
43〜46,51〜54,60,61,65,66,70…境界画像
43A,43B,44A,44B,45A,45B,46A,46B,51A〜51C,53A,53B,60A,61A,61B,65A〜65D,66A〜66C,70A…境界部
48,48A〜48I,56,56A〜56D,56P,62,62A,62B,67,67A〜67H,71,71A,71B…仕切線
P1〜P11…シート
Claims (12)
- 1枚のシートより大きなサイズの画像を複数枚のシートに分割し、着色剤を用いて印刷する分割印刷を行う印刷装置を制御する印刷制御装置であって、
シート上における印刷領域と余白領域との境界辺上に仕切線を付与する付与部と、
シートに印刷される画像のうち着色剤によって着色される部分であって前記境界辺と境界部において接する境界画像が存在する場合に、境界画像が存在しない場合に前記付与部により付与される仕切線のうち、境界画像に接する位置の仕切線の少なくとも一部を省略する省略部と、
を備える印刷制御装置。 - 請求項1に記載の印刷制御装置において、
前記省略部は、境界画像が存在しない場合に前記付与部により付与される仕切線のうち、境界画像が存在する境界辺上にあってかつ境界画像に接しない仕切線の少なくとも一部を省略する、印刷制御装置。 - 請求項2に記載の印刷制御装置において、
前記省略部は、一つの境界辺上において、境界画像が存在しない場合に前記付与部により当該境界辺上に付与される仕切線と境界部との距離が第1基準以下であるときに当該仕切線を省略する、印刷制御装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の印刷制御装置において、
前記省略部は、一つの境界辺上において、境界画像が存在しない場合に前記付与部により当該境界辺上に付与される仕切線の両側に境界部が存在する場合に、当該仕切線を省略する、印刷制御装置。 - 請求項4に記載の印刷制御装置において、
前記付与部は、一つの境界辺上に境界部が複数存在し、隣り合う一対の境界部間の距離が第2基準以上である場合に当該一対の境界部間に仕切線を追加して付与する、印刷制御装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の印刷制御装置において、
前記省略部は、一つの境界辺上に存在する境界部の一端から他端までの距離が第3基準以下である場合には、当該境界辺上の仕切線を省略しない、印刷制御装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の印刷制御装置において、
前記付与部は、一つの境界辺上において、前記省略部が境界画像に接する位置の仕切線を省略する場合に、境界画像に接しない位置に仕切線を追加して付与する、印刷制御装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の印刷制御装置において、
前記省略部は、前記境界画像を印刷する際に境界部に使用される着色剤の色と異なる色を用いて前記付与部が付与する仕切線を省略する、印刷制御装置。 - 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の印刷制御装置において、
前記省略部は、境界画像における境界辺に接する部分のうち着色剤の濃度が第4基準より低い部分は境界画像でないとみなす、印刷制御装置。 - 1枚のシートより大きなサイズの画像を複数枚のシートに分割し、着色剤を用いて印刷する分割印刷を行う印刷装置を制御する印刷制御装置に対し、
シート上における印刷領域と余白領域との境界辺上に仕切線を付与する付与処理と、
シートに印刷される画像のうち着色剤によって着色される部分であって前記境界辺と接する境界画像が存在する場合に、境界画像が存在しない場合に前記付与部により付与される仕切線のうち、境界画像に接する仕切線の少なくとも一部を省略する省略処理と、
を実行させるプログラム。 - 1枚のシートより大きなサイズの画像を複数枚のシートに分割し、着色剤を用いて印刷する分割印刷を行う印刷装置であって、
シート上における印刷領域と余白領域との境界辺上に仕切線を付与する付与部と、
シートに印刷される画像のうち着色剤によって着色される部分であって前記境界辺と接する境界画像が存在する場合に、境界画像が存在しない場合に前記付与部により付与される仕切線のうち、境界画像に接する仕切線の少なくとも一部を省略する省略部と、
を備える印刷装置。 - 1枚のシートより大きなサイズの画像を複数枚のシートに分割し、着色剤を用いて印刷する分割印刷を行う印刷装置と、前記印刷装置を制御する印刷制御装置とを備えた印刷制御システムであって、
前記印刷制御装置は、
印刷データを生成する生成部と、
前記印刷データを送信する送信部と、を備え、
前記印刷装置は、
前記印刷データを受信する受信する受信部と、
前記印刷データに基づいて印刷を行う印刷部と、を備え、
前記印刷装置及び前記印刷制御装置のうちのいずれか一方は、
シート上における印刷領域と余白領域との境界辺上に仕切線を付与する付与部と、
シートに印刷される画像のうち着色剤によって着色される部分であって前記境界辺と接する境界画像が存在する場合に、境界画像が存在しない場合に前記付与部により付与される仕切線のうち境界画像に接する仕切線の少なくとも一部を省略する省略部と、
を備える、印刷制御システム。
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